南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

宮沢賢治の種山ヶ原

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 道草・寄り道・油売り


 宮沢賢治が生前何度も訪れ、著作の舞台ともなった種山ヶ原。
 賢治がこよなく愛した高原です。

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 天気はすこぶる良かったものの、遠くがうっすら霞んでいました。
 空気の透明度が高ければ、岩手山まで見えるのですが・・・。

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 風もなく、バイクを停めると汗が滲む。
 又三郎よ、風をくれ。

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 遠くに早池峰山。

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中央部に奥州市の越路スキー場が見えます。

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 種山ヶ原
              
                宮沢賢治
まっ青に朝日が融けて
この山上の野原には
濃艶な紫いろの
アイリスの花がいちめん
靴はもう露でぐしゃぐしゃ
図板のけいも青く流れる
ところがどうもわたくしは
みちをちがへてゐるらしい
ここには谷がある筈なのに
こんなうつくしい広っぱが
ぎらぎら光って出てきてゐる
山鳥のプロペラアが
三べんもつゞけて立った
さっきの霧のかかった尾根は
たしかに地図のこの尾根だ
溶け残ったパラフヰンの霧が
底によどんでゐた、谷は、
たしかに地図のこの谷なのに
こゝでは尾根が消えてゐる
どこからか葡萄のかほりがながれてくる
あゝ栗の花
向ふの青い草地のはてに
月光いろに盛りあがる
幾百本の年経た栗の梢から
風にとかされきれいなかげらうになって
いくすじもいくすじも
こゝらを東へ通ってゐるのだ

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 正面奥は五葉山か?  右の山頂が平らなのが室根山。

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牧歌
種山ヶ原の、雲の中(なが)で刈った草は、
どごさが置いだが、忘れだ、雨ぁふる、

種山ヶ原のせ高(だが)の芒(すすぎ)あざみ、
刈ってで置ぎわすれで雨ふる、雨(あめぁ)ふる

種山ヶ原の 霧の中(なが)で刈った草さ
わすれ草も入(はえ)ったが、忘れだ 雨(あめぁ)ふる

種山ヶ原の置ぎわすれの草のたばは
どごがの長嶺(ながね)で ぬれでる ぬれでる

種山ヶ原の 長嶺さ置いだ草は
雲に持ってがれで 無ぐなる無ぐなる

種山ヶ原の 長嶺の上の雲を
ぼっかげで見れば 無ぐなる無ぐなる

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 種山ヶ原の最高峰、物見山の山頂。

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 モナドノックス (残丘) 高原のあちこちに。

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どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう

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 賢治が種山に通ったはるか昔、同じ場所を名の知れた武将とその一行が通って行きました。

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       岩手県  遠野市・奥州市・住田町     種山ヶ原高原



  1. 2017/07/10(月) 16:17:35|
  2. 道草・寄り道・油売り

達曽部熊野神社の巨杉

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 巨樹・古木


 岩手県遠野市宮守達曽部地区。
 国道396号線からさほど離れていない場所に、熊野神社が鎮座しています。
 その境内には、2本の大きな杉の木が。

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 鳥居の横と、境内中央。

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 鳥居横の杉は、ようやく巨木に入ったくらいの大きさ。

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 境内中央のは大きい。

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 堂々たる存在感。

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 途中から二又に分かれるため合体木のように見えますが。

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 どうもそうではなくて、枝分かれしただけのようです。

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 古さはまったく感じません。
 まだまだ成長期かも。

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 ひっそりした境内で、伸び伸びと育っています。


              岩手県遠野市宮守 達曽部   熊野神社の巨杉


  1. 2017/07/10(月) 05:53:43|
  2. 巨樹・古木

シーボルトと紫陽花と滝

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 遠野市宮守地区の滝


 ちょうどアジサイの季節でもあるので、滝とからめて載せることにしました。
 画像もコラボします。
 とりとめのない話しになりますのでご容赦。

 シーボルトと紫陽花と滝。
 何だ、この関連のなさは、 とお思いではありませんか。
 小隊長自身、今まで関連をまったく知りませんでした。
 しかし長崎地方にお住まいの方なら、この3つを並べたらすぐにピンと来るはず。

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 ドイツ人医師シーボルトが長崎に来日したのは1823年のこと。
 5年ほどしか日本に滞在しなかった、というかスパイ容疑をかけられてそれ以上の滞在は許されず、国外追放の身になってしまいました。

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 わずかな期間の滞在でしたが、その間シーボルトは日本で妻をめとっています。
 当時長崎で遊女をしていた 「其扇(そよぎ)」 という女性。
 本名は 「榎本 滝」。 通称 「お滝さん」。

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 というわけで、画像は、岩手県遠野市宮守にある お滝さん という滝。 
 お滝さん繋がりの、無理やりのこじつけであります。
 岩手県内には、他に北上市に同名の お滝さん があるし、大船渡市には お滝様 なんてのがあります。
 探せば他にもありそう。

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 シーボルトはドイツの由緒ある貴族の出自だそうで、それが日本という当時ヨーロッパでは未開の国の娼婦を妻にしたんですから、それがドラマやオペラになったってちっともおかしくない話。
 追放の身になっても、本人は日本へ戻る気満々だったようですが、結局その思いはかなわなかったようです。
 シーボルトの子を産んだお滝さんはその後どうなったんでしょうね?

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 さて、アジサイの話。
 現在では無数の品種がありますが、その元となったのはガクアジサイで、原産国がなんと日本だということ。
 それを「オタクサ」と学名を付けてヨーロッパに紹介したのが 植物学者でもあったシーボルト。
 そうです、 「オタクサ」 というのは 妻であった 「お滝さん」 からの命名なのですね。

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 残念なことに、すでにアジサイは先に発見した人がいて、ヨーロッパでは学名が登録されており、 「オタクサ」 は認められなかったようです。
 今日のように、ガクアジサイばかりでなく球になったアジサイが一般的になったのは、ヨーロッパで盛んに品種改良されたのが日本へ逆輸入されたためらしい。

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 遠野の お滝さん の滝壷の横にはぽっこり穴が開いています。
 昔、盗賊がその穴に盗んできた品物を隠匿したという伝説が残っています。

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 長崎県では アジサイを普通にオタクサというらしい。

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 ちなみに、紫陽花という漢字ですが、元々中国にアジサイはなかったので、紫陽花=アジサイではないらしい。
 中国では、アジサイには別の漢字を充てるようです。 「八仙花」 とか「綉珠」 など。

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 遠野の お滝さん は残念なことに ひどく環境が荒れていました。
 滝の上には栃の巨木があり、その根元に祠が置かれているのですが、藪だらけで人が入った形跡がまったくありません。
 近所の人達も放置したままのようです。
 代が移り次第に忘れ去られてしまうんじゃないでしょうか。

                
                       岩手県遠野市宮守 達曽部 椛川目川  お滝さん


 
  1. 2017/07/09(日) 17:14:12|
  2. 遠野市宮守地区の滝

早池峰東麓の滝  その2

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 宮古市川井地区の滝


 前回の続きです。
 行程をすっ飛ばしたところがあります。
 実は、高桧沢へ入る前、タイマグラのキャンプ場のあるところからタイマグラ沢へ侵入しておりました。
 ところが入ってすぐ、ゲートがあってそれより上流へは行けないようになっていたのです。
 地図を眺めると、傾斜があって、水量はあるし、川床は岩盤っぽくなっています。
 こういうところなら規模はともかく滝があるに違いないと思える沢だったので、かなりがっくりきました。

 「おいおい隊長、上に林道のようなものがある。」 とニーハオ隊員。
 地図を見ると、なるほどタイマグラ沢の中流部を横断するように道が走っています。
 現在でも使われている林道なのか、それとも雑草がはびこった廃道と化しているのか、行ってみないことには分かりません。
 鈴久名に向かう道路の途中から林道に入ればタイマグラ沢へ行けそうです。
 高桧沢へ入り、出てきたらラストに行くことにしました。

 そうして入った高桧沢。
 まずまずの滝を見つけて、若干安堵した気分のまま目当ての林道に侵入を計りました。
 林道はバイクで問題なく進行することができましたが、4輪ではどうでしょうか。
 崖の崩落はないものの、倒木や落石、泥濘地が所々にあり、ちょっと困難かもしれません。

 クマ除けに時おりクラクションを鳴らしながら、 なんとかタイマグラ沢に到着。
 何と、着いた早々林道から連瀑が見えるではありませんか。

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 この水量と傾斜の具合から、上流にはかなりの滝がありそうです。
 特別な装備は必要なさそうなので、バイクを放置するとそのまま遡上開始。

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 「おお、すげえ!」
 いくらも進まないうちに気仙沼隊員の放った声。

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 見事な連滝です。
 連滝でもまとまり感があって、ひとつの滝として見ることができます。

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 規模的にも十分大きく、滝壷はあるし、水質も上等。 
 言うことありません。 すばらしい滝です。

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 我々が想像した通り、薬師川系の沢にも見ごたえある滝が人知れず流れていたのです。

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 「名前あるんだべか?」
 「これくらいの規模だったらあるんじゃねえの。知らんけど。」

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 単体の滝だけではなく、まとまりある連瀑帯がすばらしい。
 こんなのがUPもされず、いまだに未知の滝として流れている訳です。
 やっぱ探してみるもんですね。
 名前がないのも困るんで、とりあえず タイマグラ沢の滝 とそのまま呼ぶことにしました。
 下山途中、パトロール隊員とか地元民とかに出会ったら、滝の名前を尋ねようと思っていましたが、こんな時に会うなんて都合のいいことはあるはずがない。
 印象度  

 以上が今回の早池峰東麓の滝探しでした。
 全体としてかなり雑な滝探しで、もっと丁寧に探していたらさらに見つけた可能性もあります。
 入っていない沢もまだ残っていますから、その気になったら再挑戦をしようと考えています。


          岩手県宮古市川井 江繋 タイマグラ       タイマグラ沢の滝

  1. 2017/07/05(水) 20:43:18|
  2. 宮古市川井地区の滝

早池峰東麓の滝  その1

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 宮古市川井地区の滝         薬師川


 岩手県の早池峰山の西側、岳川系の川には、名の知られた滝がいくつも流れています。
 たとえば、魚止ノ滝。 たとえば、笛貫ノ滝。 たとえば、七折ノ滝 などなど。
 ところが峠の小田越を越え旧川井村に入ってしまうと、とたんにこれといった滝がなくなってしまいます。
 なんでや。 本当に薬師川系の沢には滝がないのでしょうか?
 
 早池峰登山には、西側の大迫方面から登って来る人達が大部分で、東側のタイマグラ方面は少数。
 よって、西側の開発が進んで、人があちこちに入り、大きな滝も公にされてきた歴史があるのでは。
 それに比べて東側の薬師川系の沢にはあまり入る人がおらず、仮に大きな滝があっても公表されないまま今日まで来たような気がします。
 実際これまで未公表だったタモンタワの大滝を発見したのも、川は違っても早池峰の東側でした。
 早池峰の東麓に滝はあるのかないのか。 
 ほんとのところはどうなんだべ、とここで南三陸滝見隊の出番となりました。

 結果から先に申し述べますと、行くのを急いだもんで、明らかに準備不足でありました。
 ネットからの少ない情報によれば、薬師川系の沢には、舟石滝(権現滝)、滝薬師の滝、親子孫滝、十二鏡の滝、などという滝が存在するはずでしたが、精査しなかったばかりに、薬師川に入ってもどこがどこやら状態。
 次回行く機会があれば、もう少し準備を怠らないようにしなければ。

 前編・後編に分割します。
 まずは、前編から。

 我々が旧川井村へ入る場合は100%遠野市から立丸峠を越えて入ります。
 現在、峠はトンネル工事中で、一部は開通しています。
 おかげで少しばかり時間短縮になりました。

 川井村が宮古市に編入されたのがいまだに馴染めない小隊長。
 遠野から峠を越えたとたん宮古市とはどうにも実感がない。
 そんなことはともかく、江繋から薬師川に沿って登って行きました。

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 この2つの滝は、薬師川本流のどちらかといえば下流に流れる滝です。
 川が大きいので落差を感じ難く、あまり存在感のない滝ですが、滝下まで降りると十分な大きさがあります。
 もしかすると、下の画像の滝は 滝薬師の滝 というのかもしれませんが確定できず。
 ともに印象度  

 当初の予定では、薬師川下流に合流する向田地区の沢へ入るつもりでしたが、いくらも行かないうちに
 「黙って山へ入ったら通報するけんね。」 という警告板が出現。 トラブルは避けたいので すごすご撤退。
 「黙って入んなきゃいいんだから、叫びながら入ったらいいんでないの?」 と同郷の釣り師隊員。
 いつのもアホな発言を完全スルーして本道へ戻りました。

 しばらく進んで再び支流の小桧山沢へ突撃。
 見つけました。

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 うん、これなら。
 もう少し落差が欲しいですが、滝壷はあるし、景観がいいし、水もきれい。
 いいと思います。 ただ、どうだという存在感はありません。
 印象度  

 さらに登って、この滝。

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 上の滝よりかなり落ちます。
 

 傾斜が弱くなり、水量も減ったので 小桧山沢を撤退。

 本道に戻って、途中2本の沢へ突撃計画がありましたが、あまりの藪のひどさに躊躇して突撃中止。

 そして来ました、タイマグラ。

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 そうか、俺達はパワースポットにいるのか。

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 規制看板はあっても、滝見隊は全員バイクなんで、規制外。 ブイブイ登って行きます。

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 ちなみに、ここがタイマグラキャンプ場。
 早池峰山頂は雲の中。

 少し進んで、鈴久名に向かう道路との分岐。
 そこから高桧沢へ突入しました。

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 う、嫌な看板。
 でも、この絵。 腹の痛くなった人間を揉んで手当しているように見えなくもないんだが。

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 ほら、見れ見れ。
 新しいぞ、この爪痕。
 これが人間の肌なら大惨事。

 バイクで走っている分には攻撃されまいと信じ、荒れまくった林道をクラクション鳴らしながらロデオのごとく進んで行きます。

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 ちゃんとした滝だ。

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 名前あってもおかしくない滝格です。
 もしかすると 親子孫滝 かも知れませんが、確証なし。
 印象度  

 この上流、湿地になり、水量もなくなったのでUターンすることに。

 次に入った沢で とうとうすんばらしい滝を発見したのでありました。
 
 後編に続く。


             岩手県宮古市川井地区       薬師川系各支流

  1. 2017/07/03(月) 20:03:55|
  2. 宮古市川井地区の滝

碁石の花々

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 野の花々


 滝のストックもあるんですが、旬の物を優先させないとたちまち色あせてしまうので、まずはこんなものから。
 大船渡市の碁石海岸で現在咲いている花々です。

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 あやめ、ハナショウブ、かきつばた、のどれか。 どれだろう。
 海岸のあちこちに咲いています。 群生はせず、ばらばらと。

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 上のとは違う気がする。
 一度完璧に覚えた筈だが、それを披露することもなく時間ばかり経ち、もうどれがどれやら記憶が定かではありません。
 情けなか・・・。

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 一方こちらはニッコウキスゲ(ゼンテイカ)。
 徐々に終わりを迎えつつあるようですが、まだまだしぶとく咲いています。

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 どれもこれも海を向いて花開くため、写真のアングル的にはうまくない。

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 何か分からないけれども 「あやめ科の花」 ということでくくっておけばまあ間違いないっしょ。

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 甘い匂いのスイカズラ。
 蜜を吸ったのでこの名になったとか。

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 ??

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 碁石海岸は知る人ぞ知るヤマユリの隠れた名所。
 現段階ではこの程度。 あと2~3週間待ち。

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 庭の隅っこなんかによく咲いていて、草むしりの時なんかにだまってむしり取られる運命の草。
 よく見りゃきれいだけど、花扱いされてない。

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 今のところ、紫のあやめ族とオレンジのニッコウキスゲ一家が海岸一帯で覇を争う構図。
 ニッコウキスゲ一家は衰退傾向にあり、徐々に白のヤマユリ集団に取って代わられそう。

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 この日、海は穏やかなれど、霧っぽくて海上の見通し悪し。 やっぱ梅雨だね。

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 おそらく次回訪れた時には、このオレンジ色は無くて、代わりに白色の花が一面に咲き誇っているはずです。


         岩手県大船渡市  三陸復興国立公園  碁石海岸


 
  1. 2017/07/01(土) 19:46:19|
  2. 野の花々

情けなフィナーレ

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 道草・寄り道・油売り


 滝探しに出発する前から身体が熱っぽい。 体調が良くないのは明白。
 それを承知で出たのが後々まで尾を引いた感じ。

 南三陸とは何処から何処までを指すのか、未だに明確なことは分かりません。
 なので、滝見隊的には岩手県大船渡市から宮城県石巻市までをその範囲としています。
 その範囲内をテリトリーとして活動して来たわけです。
 滝見隊では遠かったり、集まりが悪かったり、天候に恵まれなかったりでこれまでなかなか滝探しに行けなかった未踏地が1か所だけ残っていました。
 南三陸最南端、石巻市の牡鹿半島です。
 急傾斜であっても半島の幅がなく、雨が降ればたちまち海に流れ込んでしまうような地形なので、滝の形成される条件は悪く、これまで積極的に行く気はありませんでした。
 しかしいつまでも放って置くのも気がかりではあるし、チャンスがあれば未知のエリアに踏み込んでみようと考えていました。
 それを今回実行したわけです。
 滝探し以外では何度か訪れている場所で、大雑把な地図は頭の中にありました。

 最後に残った秘境ということで、フィナーレを飾るような滝に出くわしたら万々歳といった気分で出発しましたが、あいにくの体調不良。
 雄勝から女川の沢を探し回り、牡鹿半島のコバルトラインを走行して最南端にまで達しましたが、まったくの不作。
 これといった滝には出会うことができませんでした。
 フラフラになって自宅へ戻り、画像を見たら、なんということか数枚しか撮っていないじゃないですか。
 どこにも肝心の滝が流れていなかったというのが大きな要因だったし、体調不良で画像すら撮る気になれなかったこともあります。
 その数枚の画像がこれです。
 なんか情けねえなあ。

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 牡鹿半島最南端から眺めた金華山。

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 仙台藩唐船番所跡。
 建物は復元されたもの。
 沖を航行する外国の船舶を見張っていた場所らしい。

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 その下の松並木。
 番所に上がって来る山道沿いにあります。
 観光客などが登る展望台は、ここよりずっと下。

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 金華山といっても島です。
 その最南端部。
 なんでこの画像撮ったのか分からない。

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 コバルトラインはライダー達で賑わっていました。
 しかし滝見隊は他のライダー達と風体がまったく異なるので、どこへいっても異端児扱いでありました。
 バイク乗りには堪えられない道なんですが、小隊長にとっては体調が悪く、行程がやたら長くてひたすら忍耐を強いられました。
 結果は散々だし、正直きつくて、行かなけりゃ良かったと思いました。

 牡鹿半島の先っちょまで到達したことによって、南三陸滝見隊としては守備範囲の全域を走り回ったことになります。
 これまで公表して来た滝で終了になるわけでなく、まだまだ未見の滝はエリアの中に存在すると考えています。
 まったく入っていない沢もあれば、入ったものの源流までは行っていない沢もまだたくさんあります。
 だから、南三陸の沢を踏破して滝を探し出すという当初の目的は、一応の達成はしたものの、まだ完全ではないので、これからも引き続く滝探しは続けるつもり。

 


            宮城県石巻市 牡鹿半島


  1. 2017/06/25(日) 16:39:24|
  2. 道草・寄り道・油売り

篠倉沢の景観 ミニ奥入瀬

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 道草・寄り道・油売り


 篠倉沢に入ろうとしたとたん、橋の上でこんなやつに遭遇しました。

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 アナグマ。
 バイクの音にもまったく無関心でエサ漁り。
 野生なんだから、多少でもこっちにビビッたりしてくんねえかな。

 おっと、こんなことやってるバヤイじゃなかった。
 
 篠倉沢のことです。

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 岩手県住田町世田米、大股川支流にあります。
 個人的には奥入瀬渓流のミニ版のようなところだと以前から思っていました。
 しかしそう思っていたのは自分ばかりでなく、周辺にもけっこういるようで、共感したり少し鼻を折られた気分になったり。
 
 十和田湖のような湖こそありませんが、周辺に4つの大きな滝があり、何より景観と流れの美しい場所です。

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 どうしてこの沢はきれいに見えるんだろうとあれこれ考えてみました。
 まず、あまり人の手が入っていないこと。 ないわけじゃないですが、護岸工事が少なく、堰堤もありません。
 人工林もほとんどなくて、自然林に覆われていること。 だから四季折々がきれいです。
 水量が年中そこそこあること。 枯れ沢になることはないようです。
 林道が沢のすぐ横を通り、沢の高さとのギャップが少ない。 だから車窓からも悠々と眺められます。
 清流で苔が多いこと。 
 山頂付近には牧場があるので、純粋にきれいではないはずですが、影響はほどんど見られません。

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 ただ、観光地ではないので設備的なものはなにもありません。
 沢に沿った林道はダートで、雨になるとぬかるみます。
 だいたいはすれ違いもOKながら、困難場所も点在。

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 渓流として見られるのは、沢の入口から3kmほど。
 沢のせせらぎの音を聞きながら、春の新緑、秋の黄葉を楽しむには最高の場所です。

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 ここに来れたら、別に奥入瀬まで行くことないべ、と個人的には思っています。


                岩手県住田町     篠倉沢 → 大股川 → 気仙川

  1. 2017/06/23(金) 20:33:13|
  2. 道草・寄り道・油売り

滑岩渓流

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 道草・寄り道・油売り


 最近の政治家のようにしれっと嘘をつくのも嫌なんで、この場所を正直に申せば、名勝といっていいのか。
 地元住民の方々には大変申し訳ないですが、わざわざここだけを目当てに来るほどの場所ではないような気がします。

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 滑岩(なめりいわ)渓流。
 岩手県一関市大東町大原。 砂鉄川本流の上流にあります。

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 丸太橋。
 渡っても遊歩道はありません。

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 設備としては、車2~3台分の駐車場、壊れかけた東屋、歩けなくなった遊歩道など。
 一応整備はしたものの、お客さんが来なくていつの間にか放置された観光施設といった印象。

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 唯一の見どころが滑滝の渓流。
 でもはっきりいって、そんなにいいとは思えず。
 この程度のものは、あえて名前がなくてもあちこちにありそう。

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 悪いわけではないんです。 けなす理由はない。
 景観だってそこそこのものはあるし。
 ただなんというか、インパクトに欠けます。

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 水は見た目悪くはありません。 
 でも上流には養鶏場などがあって、決して清浄とは思えないし。

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 たまたま近くを通ったもんだから、ちょっとここで一服していくか。
 そんな感じの場所です。

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 何かもうひとつ目玉になるものがあればなあ。

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 道路を挟んである、湧き水。

 滑岩渓流は、あえて狙って来るような場所ではありませんが、近くを通った際は立ち寄ってみてください。


                岩手県一関市大東町大原上内野地区  滑岩渓流

  1. 2017/06/21(水) 19:10:31|
  2. 道草・寄り道・油売り

八坂神社の槻の木

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 巨樹・古木                   宮古市川井地区


 早池峰の滝探しからの戻り、最後尾を走っていた大船渡のニーハオ隊員が、クラクションを鳴らして停止の合図。
 「 でけえ木が見える。」 というのでバイクをUターンさせました。

 岩手県宮古市川井地区。
 国道340号線から1本中に入った通り。 かつての街道か。
 小国川へ薬師川が合流する地点。

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 江繋のよく手入れされたバス停の横に巨大な樹木。

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 「胸高直径2m」 とありますが、どう見てもそれ以上はあります。

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 バス停の建物も不思議にこの場の雰囲気にマッチしています。

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 槻の木というのは欅(ケヤキ)の古語。
 ただ、槻の木とケヤキは異なる、と強行に言い張る人もいます。
 学術的には一緒くたのようですけど。

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 少なくとも数百年の樹齢はあるはず。
 堂々たる風格。
 しかし老いはまったく感じず、生命力旺盛な感じを受けます。

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 神社の御神木ということもありますが、その威厳ある姿、そして存在感はまさしく神宿る木です。

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 住民に見守られ大切にされていることが分かります。
 まだまだ成長し続けるでしょう。
 周辺では抜きん出た大きさなので雷に打たれないよう祈るのみ。

            岩手県宮古市川井  江繋バス停前    八坂神社の槻の木

  1. 2017/06/20(火) 20:20:33|
  2. 巨樹・古木
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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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