南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

熊穴沢(クマンナ沢)の滝 1

                                         宮古市川井地区の滝


 熊穴沢は岩手県宮古市川井地区を流れる小国川の支流になります。
 地図の表記では 熊穴沢 、現地名では クマンナ沢。こだわりはないので、どっちゃでもええです。
 この沢で有名なのが 僧呂滝。
 今回この滝を貼る予定でしたが、熊穴沢には他にも見ごたえある滝があったので、まずそちらから紹介します。
 新たな滝も発見しています。

 熊穴沢に入ってすぐ、誰でも分かる滝がこれ。

qmz01.jpg

 ドオドオの滝。
 熊穴林道のすぐ横を流れているため、いやでも目に付きます。
 ランク的には標準。ありがちな滝で特にどうこういうほどのウリはないです。

 その上流、僧呂滝目指して登って行った途中、すごい滝発見。やったあ!

qmz02.jpg

 おそらくWeb初登場なはず。
 林道から離れた場所に流れ、草木が繁茂したら到底分からなかった滝です。
 気仙沼隊員が音を聞きつけ、ササヤブをかき分けて見つけました。
 

qmz03.jpg

 がっしりした岩盤に挟まれ、豪快に落下しています。
 ほぼ直瀑の端正な滝。すばらしい。うっとり。
 滝下まで岩場を伝い素手で降りれないこともないですが、10mくらいのザイルがあれば安心。
 ドオドオの滝 に名前があるのなら、こっちにもなければおかしいだろと思ってしまうサイズ。
 まだまだこんな未知の滝があちこちに隠れているから、滝探しはおもしろいし止められないわけです。
 本年度南三陸滝見隊大賞リストアップ。
 我々的には名前がないと困るので、仮称 熊滝 としておきます。

 印象度 


 次は、熊穴沢の枝沢にあった滝。
 熊穴林道からチラッと見えますが、それも今だけ。
 草木が萌え出したら姿が隠れてしまうでしょう。

qmz14.jpg

 よく見るタイプの滝。小さからず大きからず。
 水質良好。
 わざわざ遠くから見に来るほどではないけれど、近くを通ったら寄っても損はない感じ。
 印象度 

 僧呂滝はひとまず置いといて、さらに上流へ。
 途中大きな岩盤のある場所を通りました。
 陰になって沢は見えません。
 岩盤を挟んで、上流と下流でやけに水位差がありました。
 これは滝があるに違いないと踏んで、ザイルを投下。
 崖から沢に降りて断崖を回ってみたら、やっぱりありました。

qmz04.jpg

 期待したほどの落差ではありませんが、迫力はなかなかのもの。
 中央の大岩が見どころ。手前に深い釜有り。水量も十分。水質に文句なし。
 ただし簡単には見ることのできない滝だし、見る場所もありません。

 印象度 

                                        熊穴沢 → 小国川 → 閉伊川




 
  1. 2014/04/28(月) 19:05:18|
  2. 宮古市川井地区の滝

小国川の滝

                                             宮古市川井地区の滝


 遠野物語の マヨヒガ 等、数々の伝説を秘めた山、白見山。
 この山を主要な水源に持つ 小国川上流部の滝たちです。
 今回の主要目的は、小国川支流熊穴沢にある僧呂滝を見ること。
 熊穴沢には僧呂滝以外にもいい滝を発見しました。
 それは次回紹介することにして、今回は小国川本流と枝沢の滝だけをUPします。
 
 小国川主流は、岩手県宮古市川井地区を南北に流れる川。
 南が上流方向になり、北で閉伊川に合流します。

 川井地区へ行く場合、遠野から荒川高原を下りてくるか、立丸峠を越えるのがいつものパターン。
 今回我々は立丸峠を越えて川井地区に入りました。
 小国川の上流部から下って行くことになります。

ogg02.jpg

 真っ先に目に飛び込んできたのがこの滝。
 斜瀑で水量多し。
 荒々しさがあります。もう少し角度がほしい。
 滝音というより瀬音といった感じ。
 遠野市の小烏瀬の滝と同規模で形状も非常に似通っています。
 ただしこちらは道路脇の目立つ滝でありながら無名です。

 この滝の道路を挟んだ向かいの枝沢にも出会いの滝があります。

ogg01.jpg

 高さはあっても、水量少なめ。
 これで水量あれば大した存在感だったでしょう。

 小国川本流には、落差がないものの滝はたくさんあります。
 これはほんの一例。

ogg03.jpg

 遠くから眺めると、川の流れの一部になってしまっています。
 独立した存在感を得るには、もっと落差がほしいところ。

 さらに下って来ると、小黒の滝 があります。 2回目の登場。

ogg04.jpg

 源義経が愛馬、小黒号を洗ったと伝えられる滝。
 対岸からも撮影しようと思ったのですが、ずっと下流の橋を渡り民家の庭先を通らなければならないようなので「止めっぺし」。
 どっちみち、全体を写そうとするならこの角度しかなさそうです。
 豪快な滝で、岩盤がしっかりしていて深い釜を持ち、悪くはないです。
 が、全体をちゃんと見られる場所がなく、見栄え的にもうひとつかなと。

 参考案内看板。
P4260050.jpg


 さらにさらに下って行くと、

ogg05.jpg

 蛇滝 があります。
 案内板によれば、すぐ近くに泉があり、その水を蚕室に撒くとネズミが寄って来ないという言い伝えがあったそうな。
 幸いこの滝には名前がありますが、これと同レベルの滝は小国川にまだまだあって、そのほとんどは無名です。

                                    
                                       小国川 → 閉伊川 → 宮古湾



 

  1. 2014/04/26(土) 21:09:49|
  2. 宮古市川井地区の滝

小黒の滝

                                       宮古市川井地区の滝


 宮城県気仙沼市に 源氏の滝 という、名前の割にはあまりパッとしない滝があります。
 源義経の愛馬 太夫黒号 が育った場所であることからこの名前が付けられたそうです。

 似通った伝説が他にもあります。

 岩手県宮古市川井地区の小黒という場所にも、義経が愛馬を洗ったと伝えられる滝があります。
 その名を 小黒の滝。
 この地で生まれたのが愛馬 小黒号 だというのです。

 はたして、太夫黒号 と 小黒号 は同一の馬だったのでしょうか?
 共に 黒 が付けられています。
 義経と黒とは意味深な感じがします。
 源義経 イコール 九郎判官。 九郎が黒に転じているのではないか?

 はたまた、岩手県一関市大東町には 小黒滝 というものがあります。
 この滝と源義経とは、関係有りや無しや???
 この辺、深く探っていったら面白いものが出るかもしれませんね。

 
 ここでは川井地区の 小黒の滝 を紹介します。 初登場。
 早池峰山中にある 両門の滝 が予想外にあっけなく見つかったので、余裕の出た時間を利用して回って来ました。
 場所は、国道340号線からう回路に入って、立丸峠にさほど遠くない小黒という集落のはずれにあります。
 もっと奥に入ると、端正な僧呂滝 があります。
 道路の脇には滝のいわれを記した観光案内板があります。
 滝はその崖下に流れています。

PB090005.jpg

 案内板のある側からだと、崖になって途中までしか進むことができません。
 こちらからは岩が邪魔になって全体像が見えません。
 近付こうと思えば行けないわけではなく、実際、滝見隊は滝の落ち口まで行きましたが、藪と急斜面があり、危険なので観光客向けではありません。
 反対の右岸からなら容易に近付け、全体も見えるようです。
 今回はそこまでの時間がなく、回り込むことを諦めました。

PB090002.jpg

PB090004.jpg

 水量があり、豪快さを感じる滝です。
 印象度  

 日が傾き始め寒さが身に浸みて来たので手早く切り上げました。
 次回訪れた時にはもう少しじっくり見てみたい滝です。
 僧呂滝とセットで見るのがいいかと思います。


                                      小国川→閉伊川→宮古湾



  

 
  1. 2013/11/13(水) 21:21:14|
  2. 宮古市川井地区の滝

両門の滝

                                       宮古市川井地区の滝

 南三陸滝見隊が滝を探すにはちょっと遠くて活動範囲外にある滝なのですが、一度は見ておきたい滝がありました。
 早池峰山北斜面にある 両門の滝です。
 見て来るだけなら半日くらいあればなんとかなりそうな距離です。
なので、今回は滝探しではなく滝見です。

 場所は、岩手県宮古市、旧川井村の門馬という所。
 盛岡市と宮古市を結ぶ国道106号線のほぼ中間地点に、閉伊川の支流御山川が流れています。
 水源は早池峰山系鶏頭山で、峰を越えた南斜面には名高い 七折ノ滝 があります。
 御山川の上流部、ツボケ沢と名を代えた標高850mあたりに、2本の沢がどちらも滝になりひとつの滝壷に流れ込んでいる場所があります。それが両門の滝です。

 ツボケ沢はどんな地図を見ても「ボケ沢」と表記されています。
 現地の案内看板では「ツボケ沢」となっています。
 どっちでもいいけど、どっち?

 両門の滝 というのも実は仮称です。
 地図にはちゃんと滝マークがあるものの、滝の名前が記載されていません。
 なので、Web上では皆さん思い思いに名付けているようです。
 いわく、落合の滝、二俣の滝、二重滝、折合いの滝、二又滝、分かれ滝(これは違うと思う)、合わせ滝、両門の滝、などなど。
 ま、どれが正式名称ということもないんでしょうが、数が多過ぎてもう少し絞ってくれれば、と思わないでもありません。
 とりあえず当ブログでは 両門の滝 としておきます。

 当初、大船渡のニーハオ隊員、気仙沼の滝バカ隊員、そして陸前高田の小隊長の3名で出撃予定でしたが、釣り船のエンジンが調子悪いとかで前日になって急遽釣り師隊員が参加することになりました。
 現有勢力全員です。
 
 が、滝見隊恒例のグダグダが今回も勃発。
 
 待ち合わせ場所の住田町でニーハオ隊員と気仙沼隊員の二人に合流できたものの、釣り師隊員が集合時間に起床してしまい、見切り発進することに。
 結局全員が揃ったのは国道106号線上の道の駅やまびこ館でした。
 
 そして、気仙沼隊員がバイクに給油して代金を払おうとしたのに「ヤベ!財布忘れて来た」事件。
 ニーハオ隊員から5000円借りることに。小隊長はそんな大金めったに持ち歩きません。

 同じく気仙沼隊員がぬかるんだ山道にバイクで突っ込んで、転倒し泥だらけになった事件。
 止めろと言ったのに。
 
 さらに、入渓後のことになりますが、小隊長が滝を写そうとしたところ「ヤベ!カメラのバッテリーが入ってねえ!」事件。
 この日のために、前日充電していたのをすっかり忘れておりました。
 これではただの金属のガラクタです。
 これもニーハオ隊員から予備のコンデジを借りて事なきを得ました。
 「しっかしまあ年期の入ったカメラだなあやあ。」
 「人から物を借りといて文句言うってか。」
 
 さらにさらに、ニーハオ隊員が帰還の途中、警察の呼び出し電話をくらい「やべ!帰ったら出頭しなきゃなんねえ」事件。(彼の名誉のために言っておきますが、彼は何ら警察のやっかいになるようなことはしておりません。   多分。)
 などなどいろいろありました。小隊長はじめ何べんやっても懲りない面々ですなあ。

 国道106号線から門馬の御山川に沿って林道を登って行きます。
 早池峰山登山道にもなっている道で、途中までは舗装されています。
 そのあと、到着地の御山川橋まではダート。
 整備された道で、普通乗用車で通行しても何の問題もないはず。
 1車線ながらあちこちですれ違い可能です。
周辺の木々は落葉を始め、林道上にはカラマツの葉が堆積していました。
日の射す日中だというのに早くも水たまりには薄氷が張り、冬の気配濃厚です。
 

御山川橋に到着すると、橋から見える名物 おにぎり岩。
 橋から30mくらい上流にあるドデカい岩です。

mma01.jpg

 流木が岩の上に乗っているということは、あの高さまで増水したことがあるんですね。
 どんだけの水量になるのでしょうか。怖!

 どのような沢の状態か分からないため、準備怠りなく身支度を整え、滝見隊はこの場所から入渓しました。
 目的地の両門の滝まで平面上は800mくらいらしい。
 Webを見ると、横の山道(崩壊状態)から登って行くルートもあるようですが、上流へ行けばいくほど沢から離れてしまうので、あまり実用的ではないようです。
 川床には岩盤が多く、岸にも巨岩がゴロゴロといった沢。
 水深のあるところや滝が現れると高巻きする必要がありました。
 少々ヤブコギあり。
 水は相当きれい。ですが、濡れた岩はけっこう滑ります。

mma02.jpg

 目の前に現れた滝らしい滝。
 画像左側(=右岸)の岩場を簡単によじ登れました。

mma03.jpg

 次に出て来た滝。
 登るルートが見つからず、右岸をヤブコギしながら高巻きました。

 「隊長、あとどれくらいあんのや?」と釣り師。
 「知らん。」
 「知らん、て、だからGPS買えばって言ってんのに・・・。」
 「買えるわきゃねーだろ。月3万しかかみさんからもらってねーのに。」
 「げっ!1日1000円男か!」
 「1万円以上の買い物はかみさんの承諾が必要なの!子供の教育費に金かかってっから、GPSなんていったら殺されますって。」

 毎度の馬鹿話をしながら進んで行くと、突然目の前に現れた巨大な岩盤。

mma04.jpg

 これが両門の滝でした。
 アレッ?と思うほどあっけなく到着。
 へたをすれば、身支度に掛っていた時間の方が長かったかも。

 肉眼では両方の滝を同時に捕えることができますが、コンデジだと角度的に両方いっぺんに画像へ写し込むことができません。広角レンズならいいんでしょうが。

 で、自宅へ戻ってから左右の滝を合体させてみました。
 実際の滝とは角度や距離感が違いますが、大体こんなものか。

gattai01.jpg
 向かって右の直瀑の滝を ツボケ滝、 左の滝を折合滝 または 赤石沢の滝 というらしい。
 見た目、ツボケ滝が10mほど。折合滝が15mくらいか。
 別沢の滝が同じ滝壷に流れ落ちている非常に珍しい形状をしています。
 
 2つの滝がひとつの滝壷に落ち込むのは、地元陸前高田市の 大滝小滝 とか、遠野市の藤沢四十八滝の應滝(雄滝・雌滝)などそう珍しくありませんが、これらはひとつの流れを岩が分断しただけなので、この両門の滝とは異なります。
 
 滝壷は深くて広い。透明度が高く、尚且つ深い緑色をしています。

mma05.jpg

mma06.jpg

 こちらがツボケ滝。
 倒木が邪魔っけですが、自然の為せる事なのでこれはこれでいいかと。

mma07.jpg

mma08.jpg

 こちらが折合滝。
 細かく見ると5段くらいの段瀑です。

 こちらの期待度があまりに高かったせいなのか、それとも考えていたのよりずっと容易に到達できたためか、ちょっと感激が足りなかったきらいはあります。
 正直言って、もう少し汗をかいた上で辿り着きたかったです。
 が、それを差し引いたとしても、すばらしい滝。
 苔がもうちょっとあればなあとは思いましたが、景観・水質・水量・落差・迫力・滝壷・岩盤などなどどれをとっても見ごたえ十分。
 訪れて良かったと満足感に浸れる滝に違いありません。
 岩手県が誇れる滝のひとつだと思います。

 印象度 

                                     ツボケ沢→御山川→閉伊川






 
  1. 2013/11/10(日) 20:30:02|
  2. 宮古市川井地区の滝

タモンタワの滝

                                       宮古市川井地区の滝

 滝見隊が見たかったのは中之又不動滝ではありません。
 いや、これじゃ表現が正しくないな。
 不動滝も見たかったんだけど、本命ではなかった、ということ。
 実はタモンタワの滝こそ再訪したい滝でした。

 不思議なことにこの滝、大滝でありながらまったくの無印、我々のブログ以外で見たことがありません。
 我々が南三陸からはるばる来るより、盛岡辺りからの方が断然近いはず。
 桐内川の支流にあり、少しだけ歩かなければいけませんが、ヤブコギも沢登りも必要なし。
 崖が急で、ガレ場になっていることもあり、そこだけが気を付けなければいけないくらい。

DSC06310.jpg

DSC06305.jpg

DSC06303.jpg

 中之又不動滝の倍はある見事な大滝です。
 残念だったのは、この前の集中豪雨(だと思います)で滝壷が土砂で埋まってしまったこと。
 大きな岩は転がっていないようなので、時間が経てばまたえぐれ滝壷が復活するかも。
 あと、滝のりっぱさに比較して環境がいまいちです。
 人工林があるわけでも、人工的なものが見える訳でもないですけど、何か、滝を中心とした世界観が不足しているように思われます。
 周囲をぐるりと岩盤に取り囲まれていれば、とんでもなく凄い滝になっていたかもしれませんが、あいにく滝の横が足場を固定できないガレ場になっているため、落ち着かない感じがします。
 それでもこの滝の存在感は図抜けているし、素晴らしい滝であることは間違いありません。

                                  
                                  不明沢→桐内川→小国川→閉伊川


  1. 2013/08/05(月) 19:49:58|
  2. 宮古市川井地区の滝

中之又不動滝

                                       宮古市川井地区の滝


 「いやあ、ビックラこいだなやあ。心臓止まっかと思った。」
 「んだんだ。たまげだな。」
 「追っかけてくっかと思った。」
 「でっげがったなあ。」
 「確かにデカかった。」
 「5mはあったな。」
 「んな訳ねーだろ。」 と皆で大笑い。
 しかし、どの顔もまだ微妙にひきつっていました。

 何の話かといえば、クマとの遭遇です。

 所は、宮古市川井地区の尻石沢。
 初めての沢で、滝見隊は意気込んで突入しました。
 かなり奥が深くて、水量もそこそこあります。
 あちこちに小滝があるものの、写真に残したくなるような滝が現れず、どんどん山深く侵入して行きました。
 ようやく崖下に枝沢から落下する高い滝を発見してストップ。
 かなり急斜面の底にあるため、どうしようかと皆で谷底を覗きこんでいた時でした。
 
 背後の斜面の上で、バキバキ・ポキポキと小枝の折れる音が。
 何? と振り返ると、15mほど離れた場所に巨体のクマがいるではないですか。
 あまりにも距離が近すぎます。
 しかもゆっくりとこちらに近付き始め、今にも突進して来そうな気配。
 
 クマと遭遇したら、あわてず騒がずゆっくり後退する。
 そんなセオリーは今回通用しそうもないと瞬時に悟りました。
 クルマで来たなら車内に逃げ込めばどうにかなるはずですが、こちらは全員バイク。
 クマの攻撃に対しては裸同然、一撃をかわす自信はまったくありません。

 誰も声も上げず、バイクに跨った瞬間、一目散に遁走。
 後ろを見る余裕もなく、仲間をおもんぱかることも忘れて、ただただひたすら逃げるのみ。
 ようやく我に返ったのは、500mは過ぎたあたり。心臓バッコバコ。
 どうやら全員逃げおおせたようで、ホッと胸を撫で下ろしました。
 それにしてもびびった。
 「逃げる時、最後尾誰だったんだ?」
 「俺、俺!」とニーハオ隊員。
 「バイク、爪で引っ掻かれた。」
 「うそつけ!」

 小隊長は熊を見たのはこれで今年3回目になります。
 今年いちばんの接近遭遇でした。しかもいちばんデカかった。
 気が付くのが遅れていたらホントにヤバかったと思います。
 まだ日の高い時だったので、おそらく山神様は藪の中で寝ていたんじゃないでしょうか。
 そこに我々がズカズカと入って行ったために、たたき起こされて機嫌を損ねたんでしょう。
 クマの生活圏に侵入したこちらに非があります。
 滝探しは危険と隣り合わせだと改めて感じた一件です。

 
 クマと遭遇した尻高沢の分流が中之又沢。
 ここには不動尊が奉られ、道を挟んで不動滝があります。
 割と名の知られた滝で、滝見隊もこれが3度目の訪問になります。

DSC06316.jpg

DSC06317.jpg

 中之又不動滝。
 当日は快晴で、コントラストが強過ぎ、狙ったような画にできませんでした。
 特別抜きん出たアピールポイントはありませんが、まとまりのあるとてもいい滝です。

 一般的には、この沢でこの滝を見たら終わりですよね。
 でも我々の目的は滝探し。
 もしや上流にも滝があるんじゃないかと、登って行きました。
 先ほど山神様と遭遇したばっかりだというのに、懲りない面々というのか、早い話3歩あるけば1歩目の事を忘れてしまうウスラバカばっかりでございます。
 まあ、また会うんじゃないかと内心ビクビクしてはいるんですけど、クマは山に入ればどこにでもいる訳で、山に入る回数が増えれば増えるほど遭遇する確率も高くなる訳で、それを怖れて山に入らなければ我々の趣味が成り立たなくなるというもの。
 それゆえ、ある程度の達観が必要。 といいつつ、やっぱり恐いんですね、これが。

P8040004.jpg

 上流まで行った甲斐あって、発見した滝。
 どうだという存在感はありません。
 しかし長さ30mはあろうかという斜瀑で、見ごたえあります。
 滝壷があり、上流は自然林で、当然水もきれい。
 印象度  

                             中之又沢→尻石沢→小国川→閉伊川→宮古湾


  1. 2013/08/04(日) 21:05:09|
  2. 宮古市川井地区の滝

薬師川の滝

                                       宮古市川井地区の滝

 大迫から早池峰登山道を登り、峠を越えると薬師川に沿って降りるようになります。
 その薬師川にあるのがこの滝。

DSC03653.jpg

 水量豊かで幅もあります。
 真近で見ると迫力があって滝だと認識できますが、遠目に見るとあまり落差を感じられず、流れの一部と化してしまって滝としての存在感にはやや欠けるきらいがあるようです。
 開放的な滝で、紅葉の景観とマッチしてなかなかのものでした。

 印象度は 紅葉を加味して

                                 薬師川⇒小国川⇒閉伊川⇒宮古湾



  1. 2012/10/28(日) 20:13:42|
  2. 宮古市川井地区の滝
  3. | コメント:0

僧呂滝

 僧呂滝は旧川井村の熊穴沢にあります。位置的には荒川高原の東側山麓にあたります。
 沢の名前からしてどうにもヤバそうな所。
 以前、小隊長は不用意にも熊とバッタリ遭遇してしまい、あわや襲いかかられそうになったことがありました。それ以来クマはトラウマになってしまいました。昨年(2011年)だけでも7回熊の姿を見ています。

 画像は、熊穴沢へ少しばかり入ったところにある小滝。
P7300013.jpg

 「僧呂滝」は地図上では「曽呂滝」と記載されています。
 地図やWeb上の名前をあてにして現地に行くと、現地の人たちは別の名前で呼んでいる、といったことがたまにあります。
「太郎滝」が実際は「花子滝」であってはこまりますけど、それが「太朗滝」であろうが「太郎ノ瀧」であろうが、滝を鑑賞することの何の障害にもならないので、別にこだわることはないと思っています。要は滝の場所を特定できればいいのですから。

僧呂滝を上から撮るとこんな具合。

僧呂滝04

よく見る画です。
何しろ撮れるポイントが1か所しかなく、しかも崖の先端部で直下がえぐられている場所ですから仕方ありません。
でも、少々やっかいですけど滝下に降りると、

P7300024.jpg

 こんなふうに見えます。別の滝みたいになりますね。
 ほぼ直瀑のきれいな滝です。水質も良好。
 苔がびっしり貼り付いた岩盤が雰囲気を出しています。

 印象度は       とても和みます。

 滝下まで降りたおかげで、上からでは見ることのできないプレゼントがありました。
 僧呂滝のすぐ近くにこんなきれいな滝が。
 おそらく増水期だけ現れる滝の様です。その美しさにしばらく見とれていました。

川井村 熊穴沢の滝

               熊穴沢⇒小国川⇒閉伊川 
  1. 2012/01/22(日) 11:49:58|
  2. 宮古市川井地区の滝
  3. | コメント:0

中之又不動滝

 岩手県に限らず、全国的に「不動」と名の付く滝が多いですね。
 統計をとったらおそらくいちばん多い名前なんじゃないでしょうか。
 観光とか渓流釣りのほか、あまり人間とは関わりの薄い滝ですが、宗教だけは別。
 古来より滝は自然崇拝の対象として奉られ、また、日本に仏教が入って来ると密教と深く関わって、滝そのものが不動明王の化身として崇められたり、修行の場となりました。
 だから、川の近くに不動尊が建っていれば、必ずといってよいくらい近くに滝があります。
 我々はそのことを利用して、滝のありかが分からない時には、不動尊の方を目当てに探したりします。

 ここ、「中之又不動滝」もすぐそばに不動尊が立っています。
 まとまりのある形状で、おだやかな佇まいをしています。

不動滝

 印象は                       中之又沢⇒尻石沢⇒小国川⇒閉伊川
  1. 2012/01/22(日) 10:17:30|
  2. 宮古市川井地区の滝
  3. | コメント:0

タモンタワの滝

 滝好きのみなさんにはあまり注目されてませんが、桐内川も相当に滝の多いところです。
 川の流れはおだやかで、滝もどことなく女性的な感じがします。
 
DSC01291.jpg

DSC01290.jpg

DSC01271.jpg

DSC01269.jpg

DSC01265.jpg

 こういった滝たちを眺めながら上流へ上流へと足を運んで行くと、最後にびっくりするような大物が待ち構えています。

P8090026.jpg

 「タモンタワの滝」(仮称)です。
 他の滝とは段違いの大きさ。まさに桐内川の大トリをとるのにふさわしい大滝です。
 発見した時は踊り出したいほど興奮しました。

 欲をいえば、もっと水量が欲しいですし、景観的にすっきりし過ぎて何か物足りないような気がします。
 しかし、ここまで来たかいがあると十分満足感に浸れる滝であるのは間違いないところ。

 印象度は                   桐内沢⇒小国川⇒閉伊川
  1. 2012/01/21(土) 20:56:23|
  2. 宮古市川井地区の滝
  3. | コメント:0
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Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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