南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

日根牛の大グリ

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 巨樹・古木

 
 その木を初めて目にした時には、あまりにも異彩感が強過ぎててっきり造り物かと思ったほどです。
 しかしそばに寄ってみたらまさしく本物。 腰を抜かしそうに驚いたのが日根牛の大グリ。

 宮城県北部にある登米市。
 宮城の明治村といわれるゾーンから北上川に架かる登米大橋を渡ってすぐに、それはあります。

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 ほんまかいな?と思わせるほどの大グリです。
 枝に対して幹が太過ぎ。

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 保育園との境界線上にあります。

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 樹高は10mほどでどうということもありませんが、目通り5.6mもあるという幹周にはただ唖然。
 クリがこんなに太くなるなんて、実際に見ないことには信じられません。

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 昔、この場所に神社があった時に植えられた丹波栗だそうで、樹齢およそ350年ほどとか。
 未だに現役で、毎年実を成らせるそうな。

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 ねじれて成長して行くその樹皮は、ゴツゴツして岩石を思わせます。
 どうしてこうなるんだろ?

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 形状はずん栗むっ栗で びっ栗なデカさの大栗です。
 登米の明治村にお越しの際はちょっとだけ足を延ばしてぜひ!
 間違いなく感動すると思います。


                   宮城県登米市    日根牛の大グリ

  1. 2017/03/25(土) 19:08:22|
  2. 巨樹・古木

長円寺の巨杉

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 巨樹・古木                氷上山   高田市街地から見ると、どこが山頂だか分かりにくい。


 国道45号線。
 陸前高田市から気仙沼市に向かう途中、国道沿いの丘の上に長円寺という寺院があります。

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 ほとんど知られていませんが、この寺で我が国自然科学史上の大事件が勃発しました。
 1850年、この寺に隕石が落下したのです。
 135Kgという重さは、現在でも日本最大級。
 今、その現物は東京にあるらしい。

 ちなみに、ここから山ひとつ越えた鹿折という場所からは、これまた日本最大級の金塊が発掘され、これまた現物は東京に持って行かれたらしいっす。

 さらに余計なことをいえば、隣の大船渡市にある五葉山で捕えられたニホンオオカミが、日本最後のオオカミということではく製にされ、現在東京にあるらしい。  ったくもう。 中央に収奪されっぱなしやないかいな。

 話を元に戻して、その長円寺。
 震災復興で裏山が整備され、気が付いたら杉の巨木が立っていました。
 そばの国道を何百回と通過していたにも関わらず、これまでまったく気付かず。
 いや、巨木は遥か昔から立っていたのだろうけど、手前にあった森に邪魔されて見ることができなかったのだろうと考えられます。

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 裏側から見ると、孤立しています。
 前は墓地が広がっています。

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 広田湾が眺められる位置。

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 単独で立っているので、雷大丈夫だろうか?

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 大津波で枯れてしまった同じ市内の天神大杉からみると2回りは細いけれど、それでも十分な巨杉です。

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 幹に老化は見られません。
 このまま大きくなり続けてほしい。


                  岩手県陸前高田市気仙町  長円寺の巨杉

  1. 2017/03/19(日) 09:10:04|
  2. 巨樹・古木

神々の巨木たち 志津川編

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 巨樹・古木


 巨樹・古木ツアー、今回は南三陸町の志津川編です。
 といっても、諸事情により4か所計画して2ヶ所しか回れませんでした。 いずれそのうち。

 まずは、志津川でもっとも有名であろう、普門院という寺院の参道入り口にある、山門の傘松から。

 えっとお、確かここら辺りにあったはずと、眺めると、

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 看板は残っていても、肝心の主役が不在です。
 え?、え? なんでなん?

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 地面からスッパリ切断されています。

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 まだ新しい切り屑(チップ)が周辺に多量にこぼれているので、伐採されてから、あまり日数が経っていないのはあきらか。

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 茫然自失、落胆するばかり。
 かっこいい松の巨木だったのに。
 往年の松をご覧になりたければ、「南三陸町、志津川、普門院、山門の傘松」 などで検索してみてください。
 有名な松なのでゴロゴロ出てくるとと思います。
 当ブログの「普門院の山門傘松」でも拾えます。
 
 彼らが生きてきた時間の長さからいえば、ここ数年の長さなんてまばたきするくらいの短時間のはず。
 なのに、震災以後あちこちでドミノ倒しのように巨樹古木が倒れています。
 大震災と巨木の死を関連付けしたものをまだ読んだ訳ではないけれど、必ずや影響があるとにらんでいるのですが。

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 同じ普門院のヒノキの巨木。
 とびきり大きい木ではないですが、ヒノキの巨木は珍しい。

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 普門院にはもう1本巨木があります。

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 箒を逆さまにしたようなイチョウの巨木。

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 次は海岸の方へ移動し、荒沢神社へ。

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 社殿の奥に巨大な杉の木が見えます。

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 太郎坊の杉。
 かつては次郎坊の杉というのも境内にあったらしい。

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 次郎坊の杉の痕か?

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 この木も大震災によってかなり傷んだらしい。


                  宮城県南三陸町    普門院のヒノキ・イチョウ   荒沢神社 太郎坊の杉



  1. 2017/02/19(日) 17:33:51|
  2. 巨樹・古木

神々の巨木たち パート2

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 巨樹・古木


 気仙沼市の古木ツアー、第2弾です。

 真っ先に向かったのは、本吉町幸土という場所にある 箒松。
 震災以後訪れたことがなかったので、その枝ぶりの良い美しい姿を楽しみにしていました。
 ところが、到着して見ると、あるはずの場所に松はないではないですか?
 「え? え? なんでなん!」 と呆然。
 近所の民家で事情を尋ねたら、「枯れたので伐採した」 とのこと。
 それを聞いて、膝から崩れ落ち・・・るほどではないにしろ、非常にがっかりしたのは確か。
 それにしてもこの数年で倒れた巨木の何と多いことか!
 直接震災が影響したものも相当数ありますが、何ら関係なさそうな巨木までバタバタ倒れているのが非常に気にかかる。

 気を取り直して、別の場所へ向かいました。

 気仙沼市の南部、旧本吉町中心部の近くに、津谷桜子という人名のような場所があります。
 そこには、高校と中学校があって、その裏手に200mもない低山があります。
 御岳山、または御嶽山といいます。
 その頂上部に御岳神社があり、周囲に巨木があります。

 急坂を登っていくと、

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 参道入り口の鳥居。
 見えている杉の木も直径1m以上ある巨木です。

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 頂上にある御岳神社と参道。
 この参道の右側に、他を圧する杉の巨木がのっそりと立っています。

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 杉木立にまぎれているため、はじめは分かりにくいのですが、いったん気が付くと目が離れなくなります。

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 存在感がハンパありません。 神々しいというか厳かというか。

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 その名も 「永寿の神木」

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 樹齢400年、幹周6m のまさに神のような巨木です。

 神社の裏手にも2本。

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 そして参道のかなり下の、広くなっている場所に、名前の分からない落葉高木の巨木があります。

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 あまり見ることのない木です。
 何でしょうね?

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 誰にも邪魔されず、延び延びといっぱいに広がっています。


 次は場所が変わって、旧唐桑町。 唐桑半島付け根にある大理石海岸です。
 駐車場から海に向かって左方向へ進んで行きます。
 大震災以来手つかずのままなので、遊歩道は壊れた状態。
 岬の先端部に八幡神社があり、境内に杉の巨木がそびえています。

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 左側の看板の後ろがそれです。

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 ため息が出るような大きさ。

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 これまたデカい。
 ここまで大きくなると、もう杉とは別の何かに変わってしまいますね。

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 枝の伸び方も普通じゃないです。
 神が宿っていそう。

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 反対側にも、ケヤキと思われる巨木があります。

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 海は目と鼻の先に広がっています。
 三方向を海に囲まれ、大津波を被らなかったんでしょうか?


                 宮城県気仙沼市   御岳神社の神木  大理石海岸、八幡神社の神木

  1. 2017/02/04(土) 20:32:22|
  2. 巨樹・古木

この木 何の木 気になる木

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 巨樹・古木             大船渡市


 そばを通る度、この木何の木?とずっと気になっていた木がありました。
 岩手県大船渡市の、旧赤崎中学校校門近くにある大きな樹木です。

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 海の近くにあった中学校の校舎は大震災の津波で流されてしまいました。
 この木も頭の上まで津波を被ったはずですが、どっこいしぶとく生き残りました。

 通過するたびに、カメラを忘れたり、時間がなかったり、撮影すること自体を忘れて通り過ぎたりと、なかなかチャンスを生かすことができなかったのですが、今回ようやく木のそばに近付くことができました。

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 暖地性で海岸性の常緑広葉樹であることは前々から分かっていたのですが、さて、この木はなんだろう?

 おそらくタブノキではないかと。

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 少し離れた場所から眺めると、鬱蒼とした茂みになっています。

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 枝張りが厚く、密度が濃いです。

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 裏へ回ってみると、津波で倒された巨石がそのまま置かれていました。

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 南三陸では、神社や寺院の境内によくある木です。
 密に茂り、巨大になるので1本だけでも宗教施設の神秘性が増します。

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 周辺は復興途中でガチャガチャした景観。
 落ち着くまであと数年はかかりそうです。

                  岩手県大船渡市赤崎町   海岸通りのタブノキ


  1. 2017/01/28(土) 18:00:28|
  2. 巨樹・古木

神々の巨木たち

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 巨樹・古木              御崎神社の満開になったサザンカ


 気仙沼市の巨樹・古木ツアーです。
 以前紹介したものもあれば、今回初めてのものもあります。

 枚数が多いので、事細かには述べません。
 ペタペタ貼っていきます。

 まずは、羽田神社の巨杉2本。

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 羽田神社は、徳仙丈山へ登る途中にあります。
 徳仙丈山は、ツツジの面積日本一といわれる山で、毎年時期になると賑わいます。
 羽田神社までは途中2~3箇所大きな看板があるので 見落とすことはないかと。

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 上2枚が 次郎坊。

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 上2枚が、太郎坊。

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 手前が、太郎坊。 向こうが次郎坊です。
 1186年に植樹したといわれているので、御歳830年余りの樹齢。
 かなりの長寿に関わらず、老いは見えません。


 次は、満福寺の大イチョウ。
 気仙沼市岩月寺沢というところ。
 ちょっと分かりにくい場所かも知れません。

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 大きな枝を伐られ、そこからヒコバエのような細い枝が伸びて来ている状態。
 ちょっと寒々しい印象。


 次は、宝鏡寺の大イチョウと松。 川原崎という場所。
 宝鏡寺は、国道45号線、オカモトセルフ・ガソリンスタンドからちょっと奥に入ったところ。

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 こちらも枝を伐採されています。
 お寺さんなどでは、人の往来があるので、枝を伸ばし放しというわけにはいかないようで。
 
 そして、すぐそばにある巨大な松は、

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 ああ、何てこったい。
 前々から老いが目立ち、この松ヤバいかも、と思っていたんですが、とうとう地面近くから切り取られてしまいました。
 ヒコバエが切株横から生育中なので、あと数百年ほど待てば元の大きさになるかと。


 宝鏡寺から近い場所にある 平八幡神社。
 ここにはサワラの巨木が6本もあります。

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 国道45号線の横にある神社。
 といっても、小高くなった場所にあり、国道からは入れず、見えません。

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 こんな景観はそうそう無いと思います。


 次は、久保の大カツラ。
 気仙沼ではもっとも名の知られた巨木なのでは。

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 しばらく来なかった間に、主要な枝が倒れていました。
 記事によると、2016年8月24日の台風9号の仕業らしい。

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 終末へのカウントダウンが始まったのだろうか?

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 これより唐桑半島へ移動します。

 早馬神社の大イチョウ。

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 大震災の津波をまともに被ってしまいました。
 復興地の真っただ中に立っています。
 よく生き残ったもんだ。

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 次は、下二本杉。
 旧唐桑小学校正門そばに並んで立っています。
 元々は地福寺の門杉として植えられたものかもしれません。

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 すばらしい巨木。 ごちゃごちゃした場所にあり、落ち着いて眺められないのが欠点。

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 半島の高台にある 漁火パークで味噌ラーメンを食べようとしたら、3時まで休業中。
 代わりにこんなものを見つけた。

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 クマ注意看板としては、インパクト無いし、説明くどくて全然面白くない。


 漁火パークから尾根を下って行くとあるのが、鮪立地区の大ケヤキ。
 鮪立漁港のすぐそばにそびえています。

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 大きなケヤキが数本並んで、その中でも1本だけがとりわけ巨大。

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 存在感すごい。

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 佇まいがとてもいい。
 津波を被ったかもしれない、ぎりぎりの位置にそびえています。

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 最後は、唐桑半島先端部にある御崎神社。

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 神社奥にあるモミの巨木。

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 巨木ではないが、3本の大木が集まってただならぬ雰囲気を醸し出しているタブノキ。

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 半島部のせいか、神社だけでなく、周辺部にも常緑高木があちこちに森を造っています。

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 神社入り口横のスギとタブノキの巨木。


 気仙沼市内にはこれら以外にも、巨木・古木がいくつかあります。
 今回は以上でタイムアップです。
 他はまたの機会に。

                宮城県気仙沼市  神々の巨木たち



 
  1. 2017/01/22(日) 11:28:13|
  2. 巨樹・古木

袖野のタラヨウ

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 巨樹・古木


 もういくつか寝るとお正月であります。
 お正月といえば、年賀状。
 年賀状といえば、葉書(はがき)の木であります。

 「なんやそれ!?」 の声が聞こえてきそうです。
 なんか最近 無理やりこじつける このパターンが多くなって恐縮。

 「葉書の木」 とはなんぞや?
 「はがきの木」 とは タラヨウ のことであります。
 何故タラヨウが葉書の木と呼ばれるのかは、おいおい分かります。

 タラヨウ は樹木の名前です。
 暖地性の常緑広葉樹で、静岡以南に多く、東北ではめったに見ない木だそうです。
 そのタラヨウの大木が岩手県陸前高田市矢作町袖野地区という所にあります。
 小隊長はタラヨウなるものをまったく知らず、検索しても場所の分かるようなものがなかったので探しに出かけました。
 その木は民家の横にそびえていました。
 自然樹ではなく、人の手によって植えられたものではないかと。

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 それにしても、寒冷地でこれほど大きくなるのは非常にまれなんだとか。
 陸前高田市の天然記念物に指定されています。

 説明看板有り。

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 スギの巨木のように滅茶苦茶大きいわけではありません。
 山の中にあったら、他とまぎれて分からなかったかも。

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 根元で幹幅50cm程度でしょうか。
 上に向かって、枝が分かれ太くなっていきます。

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 ちょっと驚くような枝ぶり。

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 タラヨウの特徴は、その葉にあります。
 だいたい20cmほどの長楕円形の葉で、光沢と厚みがあり、固くてしっかりしています。
 表は濃緑色、裏は沈んだ萌黄色です。

 実は、この葉の裏側に傷を付けると、それがずっと残ったままになるのです。
 葉を枝から取ってしまうと、1ヶ月くらいのスパンでは無理らしいのですが、枝に付いていれば葉が落ちるまでそのまま傷が残っているそうです。
 ということは。
 爪楊枝のようなもので葉の裏面に文字や絵を描くと、そのまま痕が残ることになります。
 このことから、昔はこの葉をはがきとして利用したという話があるそうです。
 葉書ということばも、この葉に書いて通信したことから名付けられたというホントかどうか分からない話もあります。
 そのため、郵便局ではタラヨウの木をシンボルツリーとして敷地に植えたりするらしい。

 幸運にも、コンビニで買った弁当のお箸の袋に爪楊枝が入っていました。
 自宅に帰る途中、さっそく実験。

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 現在はBRTというバスの駅に代わった旧JR陸前矢作駅の郵便ポストの前で。

 試しに裏面に書いてみると、きれいに文字が浮き出るじゃないですか。 
 文字の こ汚さは大目にみてつかあさい。
 葉脈が邪魔して書きにくいんじゃないかと思ってましたが、全然そんなことはありません。
 穴が開いたり、滲んだりすることもなく、しっかり書けます。 ちょっとびっくり。
 WEBを見ると、大きめの葉なら、切手を貼って普通にはがきとして通用するらしいっす。

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 国道343号線、陸前高田市矢作町付近を通った際は、お暇だったらご覧ください。
 山崎デイリーストアが目印。
 円城寺というお寺のそばにあります。 川を挟んで直線で100mあるかないか。

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 その円城寺にも、天然記念物の シダレトウヒ があります。

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 ブレブレ画像のように見えてますが、ブレているのではありません。 実際もこんなんです。
 以前は樹高がもっと高くて、スターウォーズのチューバッカのようにワッサワッサと葉が垂れていたんですが。

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 落雷を怖れたのか、手を入れられてしまったようです。

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 円城寺は、矢作川と生出川が合流する場所にあります。
 これといった駐車ポイントがないので、適当に停めてください。


      岩手県陸前高田市矢作町      天然記念物  タラヨウ と シダレトウヒ




  1. 2016/12/29(木) 21:13:50|
  2. 巨樹・古木

姥石神社の松

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 巨樹・古木

 古来より巨石信仰というものがあり、岩を神として祀った神社が各地に見られます。
 「姥石神社」 というからにはここも石を祀った神社だと考えるのが普通ですよね。
 奇妙なことにこの神社にはそれらしい石が見当たりません。
 なので、そこに生えている松の大木を撮って来ました。

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 場所は岩手県陸前高田市米崎町。

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 三陸自動車道、高田インターと大船渡碁石インターの間、通岡インターを下りてすぐのところ。
 ちょうど+印のあるポイントです。

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 巨木というにはちょっと足りないかとは思いますが、堂々たる大木です。

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 このような記述はあるものの、周辺探してもそれらしい石がありません。
 いくつか神社の周りには石が並んでいますが、大きな石はなく、また姥の形をした石というのも見当たらないのです。
 ついでにいえば、近くにあるはずの箕石というのもどこにあるんだか分からない。
 どないなっとんねん?

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 手ぶらで帰るのももったいないので、松の大木に視点を変えることにしました。
 遠くからわざわざ見に来るのもどうか、といった程度の大きさ。
 でもけっして小さくはないです。

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 周辺にはりんご畑が広がっています。
 岩手内陸の人なら、りんごといえば紫波とか大迫を思い浮かべるはず。
 陸前高田も果樹栽培は盛ん。
 家人の実家ではりんごも作っているので、我が家では買ったことがありません。
 「好きなくらい畑からもいで行け。」 です。
 そうなると逆にあまり食べたいとは思わないんですね、これが。

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 周囲を樹木で囲っているわけでもないので、遠くからでも目立つ松の大木です。
 近くに人家があり、電線が上にあるため、ロケーションがちょっと難点。


          岩手県陸前高田市         姥石神社

  1. 2016/12/26(月) 17:48:23|
  2. 巨樹・古木

華蔵寺のモミと松

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 巨樹・古木


 世の中クリスマスです。
 クリスマスといえばクリスマスツリー。
 クリスマスツリーといえばモミの木。
 モミの木といえば、華蔵寺のモミの木です。
 「なんでやねん!?」 という声が聞こえてきそうですが、展開上、問答無用・傍若無人に話を進めます。

 岩手県陸前高田市小友町、広田半島の付け根にあたる場所に華蔵寺という寺があります。
 この辺は、東日本大震災の大津波が東西から襲来し、危うく難を逃れた場所。
 広田半島はこのため一時的に島となって孤立してしまいました。

 寺の裏側の山の斜面に1本のモミの巨木が立っています。

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 周りに他の木々がないので非常に目立ちます。
 ハンパない大きさで、存在感バリバリ。

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 「気仙地方屈指の大木」かあ。

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 太さもさることながら、幹肌が白いので その存在が遠くからでも確認できます。

 画像でも分かる通り、上部が折れてなくなっています。
 いつの頃か分かりませんが、落雷により幹の上半分が消失したようです。

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 もし幹が折れてなかったらどんだけの高さがあったか。
 辺りを睥睨する大きさに違いなかったでしょう。
 今でさえ、そばに近付くと圧倒される存在感があります。

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 幸い樹勢に衰えは無いようなので安心しました。


 一方、不安いっぱいというか、もうダメなんじゃないの? と思われるのが同じ華蔵寺の境内にある松の木。

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 「宝珠松」 という国の天然記念物に指定されている松です。

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 要するにカズ栗の松版といえそう。
 枝に松ぼっくりが数珠のように並んで付くところから、この名が付いたんですね。

 今回訪れてみたら、何だか葉の茂りがおかしい。
 冬でも枯れることのない針葉樹であるはずなのに、葉が茶色に萎れ丸くなっていました。

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 大正15年植樹というから、樹齢的にはまだまだ若い木です。

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 これはもしかするとすでに手遅れなんじゃないでしょうか?
 津波がここまで到達したのか、あるいはマツクイムシの被害が及んだのか、その辺は定かではありませんが、小隊長には枯れ死したとしか思えないのです。

 陸前高田市では、市内の名だたる巨樹・古木が震災以降立て続けに倒れています。
 生き残った巨木の名木はほんの一握りになってしまいました。
 この木もそれらの墓碑銘に加わるんでしょうか?
 なんともやるせない気分。


           岩手県陸前高田市小友町    華蔵寺



  1. 2016/12/24(土) 23:10:52|
  2. 巨樹・古木

巨木の神社

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 巨樹・古木


 巨樹を1ヵ所でまとめて見たい時、お勧めの場所があります。
 岩手県大船渡市末崎町細浦の熊野神社です。
 星印の場所。 岡の途中にあります。

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 ここにはカヤ1本、モミ1本、スギ5本の巨木があります。
 どれも口アングリになるほどの大きさではありませんが、幹幅1m以上あり、他の樹木と比較すれば十分に大きい。
 すべて市の天然記念物に指定されています。

 まずはカヤから。

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 カヤの巨木は正確には境内ではなく、道路を挟んだ向かいにあります。

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 地上すぐから枝を張り出し、横に広がった樹形。

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 木の下には大量のカヤの実が。
 針葉樹のアーモンドといった感じ。
 これ食べられるということは知っていますが、渋を抜かなければならないとか。

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 以前、この太い枝を利用してブランコが作られていました。

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 熊野神社の境内。

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 左はモミ、右2本はスギの巨木。

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 神社の周辺はヤブツバキの群落で囲まれています。
 他にもソテツ・タブノキなど海岸性の常緑樹があちこちにあり、他より暖かな場所だと分かります。

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 スギの巨木。

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 こちらはモミの巨木。

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 カヤの木はやや年齢を感じさせますが、他の木はまだ若々しい感じです。


          岩手県大船渡市末崎町細浦  熊野神社


 
  1. 2016/12/09(金) 18:46:59|
  2. 巨樹・古木
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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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東松島市の滝 (1)
秋田県 東成瀬村の滝 (3)
秋田県 湯沢市の滝 (3)

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