南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

秋宿ノ滝 の上の滝

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 大船渡市の滝


 生モノが無くなったんで、画像倉庫から引っぱり出して解凍しました。

 秋宿ノ滝 といえば、大船渡市でもっとも雰囲気のある滝ではないかと思っております。
 それが、

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 いつの間にか左岸崖上の林が伐採されていました。
 通常なら背景が変わって心理的にガックリ来たりカリカリしたりするんですけど、今回ばかりはそう思わなかったですね。
 理由は、杉の人工林だったから。
 杉林は日が射しこまず暗いし湿っぽいし、中を歩くと枝が足にからまるし、春になれば花粉が大量に飛ぶし、植生は貧しいし、動物はいないしで、自然からみたら不自然そのもの。
 自然林を伐採した後に植林したものの、放置しで荒廃してしまった山のなんと多いことか。 
 建材としては最適かもしれませんが、滝探しでは全然いいことがありません。
 伐採した跡を放っておいてもらえれば、早ければ10年ほどで二次林が形成されるので気長に待ちましょう。

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 近くの杉林が伐採されても、滝周りはそのままなので、若干明るくなったくらいで全体の雰囲気は以前と変わりません。
 良かった良かった。

 
 実は、この秋宿ノ滝から上流わずか20mのところに滝があったのです。
 秋宿ノ滝に気をとられ、今年になるまでまったく気付きませんでした。

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 WEB初登場。 いい滝です。

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 規模としては中クラス。 斜瀑です。
 まとまりがあり、水量、水質、苔の貼りつき、滝壷、背景などいうことないっす。 ナイスな滝です。

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 秋宿ノ滝から比較すると格下感はいなめませんが、これは比べる方が悪い。
 この滝だけなら、世界観があっていつまでも見飽きないすばらしい滝だと思います。
 こんな滝が南三陸南部にあったら、滝見隊はバンザイ三唱なんだけどな。

 印象度  


                            西沢 → 大野川 → 盛川 → 大船渡湾



  1. 2016/08/03(水) 21:44:17|
  2. 大船渡市の滝

雨宿りの滝

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 大船渡市の滝


 岩手県大船渡市の御山下沢。
 といってもほとんどの人には分からないでしょうが、大船渡市民会館リアスホールといえば分かる人には分かるはず。
 その北側横手に流れているのが御山下沢です。
 小さな目立たない沢だけど、上流には滝が多いです。

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 下流にあるのが、この御山下不動滝。
 すでに何度か登場しています。

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 滝の上には建て替えられた真新しい不動尊があります。

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 巨岩の上にはお不動様が立って、滝を見下ろしています。

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 この沢ではいちばんまとまりがある滝です。 滝壷も完備。

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 東日本大震災時、地元のニーハオ隊員が貴重な水としてさんざんお世話になった滝だそうです。
 雪の降る中滝壷に入って、腐臭の沁み付いた身体を洗ったとか。
 水質はいうことなし。 
 
 

 この不動滝から上流へおよそ15分も歩くと雨宿りの滝があります。
 ただし、すんなりとは見つけられない滝でもあります。
 御山下沢の分流にあり、山道からは合流点が見えないので、見逃してしまうからです。

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 規模的にはこの沢でもっとも大きい。
 水量は規模からみるとかなり少なめ。
 これで多かったら相当見ごたえあると思う。
 2段構造の滝です。

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 上段の滝。

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 下段の滝。

 どちらも斜瀑で、滝の上を簡単に歩けます。
 岩にぬめりがありません。

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 なぜ 雨宿りの滝 かといえば、滝の上に人が立って入れるくらいの洞窟があるから。
 規模から見たら名前があって当然の滝ですが、無名滝なので、滝見隊が勝手に呼んでます。

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 周辺は、右岸が自然林、左岸が杉の人工林。 あまりよくない。

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 南三陸のいいところは、市街地からちょっと入っただけでこんな滝を見れるところですかね。
 なにせ海と山ばっかの土地ですから。
 


 帰りがけ、不動滝の下流にある堰堤に行ったら、こんなものが。

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 で、出たな、毒蛇マムー!
 今年の初顔合わせ。
 相手がこちらを認識している場合、マムーにしろクマにしろそれほど怖くはありません。
 ゆっくり引き下がればほぼ大事に至らずに済みます。
 小隊長的にもっとも恐いのがスズメバチ。
 攻撃性が強いので、こっちが引き下がったって追っかけて来るし、群れで襲って来るから恐怖以外なにものでもない。
 医者に 「今度刺されたら、5分以内にエピペン打たないとあの世行きだかんね。」 とクギ刺されてるし。
 エピペンとは、フィラキシーショックに対応するため自分で打つ注射のことです。
 ニーハオと小隊長は、山に入る際ザックの中にエピペンを常備しています。


                              御山下沢 → 盛川 → 大船渡湾


 
  1. 2016/07/07(木) 18:10:36|
  2. 大船渡市の滝

気仙城の滝

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 大船渡市の滝


  城なんて無いのに、何故か気仙城という名の不思議な沢。
 ひょっとすると、いやひょっとしなくても、滝の密度では大船渡市いちばんの沢ではないかと。
 今年入渓したばっかりの沢で、滝見隊ではまだ完全踏破には至っておりません。

 沢にある数多い滝の中でも、気仙城を代表する滝を見に出かけました。
 地元の人に確認取りましたが、りっぱな滝なのに、名前がありません。
 相棒は大船渡のニーハオ隊員です。
 前日入った沢で、互いにズタボロになって帰還した仲であります。
 (これについては、また後で。)
 その翌日ということで、身体のあちこち痛くて堪らなかったのですが、行ける時に行っとかないと、いつになるか分からないのが滝探し。

 まずは、前回未見の滝から。 
 前回、あるのは見ていましたが、滝元まで降りる時間がなかった。

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 いいっすねえ。
 すごく落ち着ける穏やかな滝です。
 釜で泳げそう。
 落差がもう少しあれば、と思うものの、それ以上は望みません。
 

 そしてお目当ての気仙城を代表する滝へ、と、林道を登ったけれど、前回どこから降下したのか分からなくなってしまいました。
 林道から崖下を覗き込みながら、右往左往。
 「ボケたか、隊長。」
 「違うって。前はこんなに草木が茂ってなかったんだよ。」
 元々林道からはまったく見えない位置に流れている滝なんで、地形で記憶していたのです。
 ところが暖かくなって樹木の葉が風景を変え、それが判断を狂わすことに。
 何度か降りたり登ったりを繰り返し、ようやく記憶のルートを発見。
 降下開始。
 ロープ無しでも行けますが、ガレ場の急斜面で、用意した方が無難。
 
 ツタウルシがはびこっています。肌を出すのは厳禁。
 夏場は虫も多いので、必ず長袖と手袋着用。
 顔が無防備で、羽虫の迎撃がひどい。
 これだから夏場の滝探しは嫌なんだよな。

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 出ました、気仙城の一本滝。
 ゴルジュ帯の奥に流れ落ちています。

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 すばらしい景観。
 今年初頭に、同じ大船渡市にある御滝様を発見してなければ、大賞候補に挙げられていたはず。
 難点は、両岸に岩盤がせまり、目の前に滝壷があるので、そばに近付けないこと。

 で、いったん高巻きをして上流に回り込み、上から眺めることに。

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 ご覧のように、狭い回廊の間に流れ落ちています。

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 南三陸の範囲内で、もういい加減未発見の滝はないだろう、と思っているのに、次から次に見ほれる滝が現れるもんだから、なかなか滝探しを止められない。
 この滝だって、名前が付いててしかるべき滝なのにまったく放置だもんなあ。
 渓流釣りくらいしか見る人はいないだろうから、俺達なんちゅう贅沢しとんのやろ、と思いますわ。
 
 


                     岩手県大船渡市猪川町      気仙城(沢) → 大野川 → 盛川



  1. 2016/06/13(月) 20:13:38|
  2. 大船渡市の滝

立根の御滝様

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 大船渡市の滝


 今年発見して、すでに3度目の訪問になる御滝様です。
 岩手県大船渡市立根町の毛無森を流れる伝説の滝です。
 実際に出かけたのは5月1日のことで、今月ぎりぎりセーフ。

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 きつい山道をえっちらおっちら登って行くと、見えて来ました御滝様の3段目。

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 いい滝には違いないが、これだけでは驚かなかった。
 びっくりさせられたのがその上の滝。

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 なんでこんな滝を今年まで発見できなかったのか。
 南三陸滝見隊として、まことに申し訳ございません、といった気持。

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 2段目と3段目を繋ぐとこんなふうに見えます。

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 これが1段目。

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 これが2段目。

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 今年まだ半分になっていないものの、おそらくこれ以上の滝は発見できないのではないか。
 そんな確信を持つくらい見ごたえある滝です。
 本年滝見隊大賞は十中八九この滝で決まりでしょう。

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 規模の大きな滝にもかかわらず、三陸の小滝にある雰囲気も失くさずに持っています。
 滝見隊的には何もいうことのないすばらしい滝です。

 


                                   不明沢 → 立根川 → 盛川 → 大船渡湾


  1. 2016/05/31(火) 20:58:38|
  2. 大船渡市の滝

川欠沢の滝

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 大船渡市の滝


 岩手県大船渡市を流れる盛川水系にある 川欠沢の滝です。
 昨年発見したばかり。
 その年初めて見た滝の中でもっともすばらしいと思った滝を、南三陸滝見隊が勝手に選ぶ「滝見隊大賞」に選定した滝です。
 選定されたからといって何がどうなるといったようなことはいっさいないんですけど。
 その年発見したベストの滝を再確認するような意味合いだけです。

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 沢に沿って林道があります。
 かつては氷上山登山道にもなっていたようです。
 しかし、現在途中から4輪では通行できなくなっています。 オフロード車でも無理。
 路面の荒廃がひどく、崩落個所や倒木多数あります。
 バイクなら脇をすり抜けたり、くぐったりして突入可能。

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 初めて見た時は、よくこんな所にこんな滝があったもんだと意表を突かれました。
 大船渡にはもうめぼしい滝はないだろうと考えていたもんですから。

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 この滝にはちゃんとした滝壷がありません。
 水流と落差から、滝壷があって当然な滝。
 何故無いのかと言えば手前の大岩が邪魔をしているんですね。

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 滝下の形状をみると、かつては滝壷があったような感じがします。
 想像すれば、いつの頃か横の崖が崩壊して岩が転がり落ちて来たんじゃないかと。

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 下の岩が邪魔っけではありますが、これも自然のなせることなので仕方ありません。

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 ひと言でいえば、すばらしい滝。
 岩盤、苔の貼りつき、水量と落差のバランス、とてもいいです。
 世界観を持った滝です。
 飽きずに眺めていられる滝です。
 もちろん水質に文句はありません。
 周辺、自然林なので落ち着けます。

 印象度  

                                         川欠沢 → 大野川 → 盛川

  1. 2016/05/11(水) 20:53:42|
  2. 大船渡市の滝

大洞不動の滝

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 大船渡市の滝


 岩手県大船渡市赤崎町にある大洞不動の滝。
 これまで何度か見に行ってますが、雨上がりとあって今回がいちばん見ごたえあったような気がする。

 滝の前まで来ると、

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 斜面が大きく崩壊していました。
 左側に滝が見えますが、これは不動滝ではありません。
 幸い不動滝は無傷。
 ただし、

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 不動尊は元の形が分からないほどバラバラに。
 以前から、社殿らしくないあばら家だったし、放置しておけば残骸化する一方だったから、跡形もなく壊れた方が良かったのかもしれない。
 社殿がなくなれば信仰心もなくなるというわけじゃないと思うし。

 大洞不動の滝は2段構造。
 まずは、下段の滝から。

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 水量があるとこんなに違うものかと、改めて認識させられました。
 本来の滝らしくてカッコいい。

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 滝の横にあるお不動さんは無事でした。
 小隊長にとっては、不動像があるだけで十分。

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 岩盤がしっかりしているだけに、水量が多くなると見栄えがします。
 暖かくなって成長を始めたのか、貼りついた苔も美しくなりました。

 横の崖を登って、上段の滝へ。

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 こちらも滝格が上がったような印象。
 水量はもっと多くてもいいかな。

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 すばらしい滝に変身していたので、十分に堪能しました。
 いつもこうだったらいいのになあ。

 今回の印象度は  


                               大洞沢 → 後ノ入川 → 大船渡湾



  1. 2016/05/04(水) 19:04:40|
  2. 大船渡市の滝

中井沢の滝

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 大船渡市の滝


 岩手県大船渡市を流れる盛川。 その支流、中井沢に流れる滝です。

 当初の目的は、今出山登山道にある椿園を見ることでした。
 地元の人でも分からないようなちっちゃな公園で、行ってみるとほとんど管理されていません。
 山のわずかに空いたスペースを利用して造られた公園みたいで、ちょっと見には公園には見えない場所。
 それでも種類の違う椿の木があちこちに植えられて、今が見頃となっていました。
 この公園を突っ切って行くと、中井沢に下りていきます。
 そこに流れる滝。

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 特に論評するような滝ではありません。 印象度  

 そのすぐ上に、これまで何度かUPした滝が流れています。

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 上から下まで落差はあります。 規模も十分。
 でも斜瀑で、あまり滝らしくない印象。
 周辺、滝のすぐそばまで杉林がせまり、非常に鬱陶しい感じがします。
 もう少し周辺が開けて、岩盤が露出するようであれば、まったく違った見事な滝に変身しそう。
 印象度  

                                   中井沢 → 盛川 → 大船渡湾

  1. 2016/04/15(金) 17:34:34|
  2. 大船渡市の滝

アマノミ滝

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 大船渡市の滝                  桜のようだけど梅です。


 岩手県大船渡市、大船渡湾に流れ込む後ノ入川上流の滝です。

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 アマノミ滝。
 どういう意味か分かりません。
 辺りには、現代日本語では意味不明な地名があちこちにあります。
 アイヌ語なんだかサンカ衆の言葉なんだか、詮索するときりがない。

 前回来たのは4年も前。
 何だか形状が大幅に変わったような気が。
 水量が違うせいか。

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 下段部。

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 上段部。

 残念なことに、名前はちゃんとあるのに誉められるようなものがあまりない滝です。
 周辺、杉林で暗い。
 林道がすぐ横。
 滝の横はコンクリの護岸。
 倒木・落石あり。
 滝の上空はツタ。
 滝の落下口には導水構。
 水量少ない。
 斜瀑で迫力なし。

 良い点は、水質と苔の貼りつきくらい。
 印象度  

 
 すぐ傍には別沢が合流し、やはり滝があります。

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 規模はアマノミ滝の半分しかありません。 見た目はこちらのほうが勝ります。
 印象度  

 どちらの滝も、あえて見に行くのは滝見隊くらいじゃないかな。
 見どころがなく、一般受けしない滝です。


                               玉ノ沢 → 後ノ入川 → 大船渡湾




  1. 2016/04/08(金) 16:19:52|
  2. 大船渡市の滝

馬越大滝

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 大船渡市の滝


 総員出動で南方の沢を攻略するつもりだったのが、いろいろくだらないことがあってご破算に。
 その原因は小隊長にあったわけで、隊員各位にはあいすまぬこってす。
 
 くだらないことというのは、なんでいちいち休みにそんなことしなきゃなんないわけ?といった程度のくだらなさで、例えるなら、映画 「死霊の盆踊り」 を立て続けに3回も連続で見せつけられているような、どうにもこうにもお話にならないくだらなさなのです。
 「死霊の盆踊り」をご覧になった方ならそりゃくだらないわ、と納得してくれるだろうし、もしまだ観てなくて、それじゃあどれくらいくだらないかいっぺん観てみよう、という方がおられましたら、悪いことは言いません、お止めなさい。

 
 近場へ出かける時間はあるので、手軽に見れる滝はないかと、小隊長単独で馬越大滝へ向かいました。
 岩手県大船渡市大船渡町の市街地から須崎川を登ったところにあります。
 詳細なアクセスは過去の記事をご参照ください。ブログ内検索で 「馬越」 か 「須崎川」 で出るはず。 

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 渇水期にもかかわらず、水量があります。 氷上山系が水源の滝。

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 1枚岩盤の中央部を、岩を削り取りながら流れています。 いかにも滝らしい滝。
 水質上等。 滝壷は小さい。 杉林多く、やや暗めの環境。
 中央部が外側に膨らんだ形状をしているため、滝下から見上げるとそれほど高さを感じません。
 しかし滝の中ほどに立つと、大船渡でも指折りの大きさだと分かります。

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 下流にある小滝を入れて撮るとカッコいい。 どこからでも撮影できる滝です。

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 距離的には市街地から近く、大船渡の名勝になってもおかしくない滝。
 道路事情が問題か。 凸凹の狭い林道だし、車を停めるスペースがありません。
 林道から滝下まで降りるのは簡単だけれど、はっきりした道があるわけじゃないし。

                                      須崎川 → 大船渡湾



 
  1. 2016/04/05(火) 21:26:05|
  2. 大船渡市の滝

気仙城沢の滝

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 大船渡市の滝                           満開の梅の花


  気仙地方(陸前高田市+大船渡市+住田町をまとめて気仙と呼びます)の地図を眺めていたら、大船渡市の盛川支流大野川に、入った記憶の無い沢を発見しました。
 1度入ったことのある沢でも滝がみつからないと、頭が勝手に記憶をデリートしてしまい、これが元で同じ沢に何度も入ってしまうことがあります。
 入ってしばらくしてから「あ、この沢入った!」 と気付く始末。
 だもんで、大船渡のニーハオ隊員に確認。
 「この沢、入ったっけ?」
 「少なくとも俺はない。」
 それじゃ、と2人で突撃開始。

 入ってびっくり。
 上流域はありきたりな沢でしたが、中流域には滝がびっしり。
 これには驚いた。 気仙にこんなすごい沢がまだ残っていたなんて。

 小隊長にはこの日所用があり、すべての滝を納得いくまで見ることは叶いません。
 滝へ行くには急傾斜を昇り降りしなければならず、断崖もあります。
 ひとつひとつ見ている時間がない。
 で、これはという滝だけをピンポイントで撮影。
 下流側から貼っていきます。 このほかにもまだ滝は流れています。

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 これは下流のわずかな平地に流れる滝。  

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 これから傾斜が始まる地点の滝。
 イバラが多くてそばに近付きにくい。
 夏になったら容易には行けなさそう。 

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 いい滝です。
 滝の中央部にある巨岩が印象的。 

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 傾斜がきつくなり、この辺りから滝が連続して現れます。 いいぞいいぞ。
 好景観。  

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 川床は完全に岩盤になり、どの滝も大なり小なり釜を持っています。 
 

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 斜瀑。 広い滝壷あり。 
 小隊長、ここで岩に足を滑らせ、片足沈。
 ウエーダー持って来ていたのに、斜面を登りずらいとスパイク長靴のままでした。
 スパイクは岩の上では滑ります。 分かっちゃいるのになぜ履かぬ。
 今の時期なら我慢できるから、長靴の中に水が入ったまま続行。

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 下まで降りる余裕がなく、断崖の上から撮影。
 ロープも持って来たのに使ってる時間がない。
 いい滝です。 規模も十分。 見ごたえあります。 

 次が素晴らしかった。

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 この沢のメインといえる大滝です。

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 文句があるなら言ってみろと言いたげな滝。 
 いいえ、な~んもありません。 恐れ入りました。 水もすこぶるきれい。
 今年度滝見大賞候補にノミネートであります。
 これぞ滝、といった景観。 
 岩盤の隙間に落下しているため、写真が撮り難いのが欠点。
 下流がゴルジュになって水深が深く、そばに近付けません。

 その上流にも滝はあります。

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ooiuy14.jpg
 
 
 何と、この滝壷にニーハオ隊員がコンデジを落としてしまいました。
 棒っきれで引っ掻き回して探しましたが、滝壷は深く、泡だっているので獲ることできず。
 「くっそ~、何で最後の最後に落っことすんだよ。カメラ買う金ねえぞ。」 とニーハオ。
 「泣くな隊員。俺だって今年やったばかりだ。 データは後で送るから。」 と互いに傷のなめ合い。
 数えてみると、滝見隊全体ではすでに10個以上のカメラを紛失したりダメにしています。
 今さらながら、よほどアホな連中なんですね、南三陸滝見隊って。
 もし今後ここでカメラを水中から引き揚げた方がいらっしゃいましたら、ご一報願いません。
 だまって持って帰ってけっこうです。

 崖を登って林道まで出ると、老夫婦と犬1匹に遭遇。
 沢の名前を尋ねると「気仙城」とのこと。
 気仙城? 今までこんな所に城があったなんて聞いたことないけど・・・。
 でも何故か気仙城というらしい。 そういえば途中の橋にも「気仙城」と書かれてあったような。
 どの滝にも名前はないという。
 あのカッコいい一本滝だけは名前があって当然と思うけど。
 
 帰りがけ、下流の家で畑仕事をしていた老婆に再度沢の名を尋ねると、
 「ケセンドウ」との返答。
 もしかすると気仙城がなまったものか、気仙堂か、気仙道か、気仙洞なのか。
 とりあえずここでは気仙城としときます。
 帰ってから「気仙城」を検索しましたが、何も出ず。 なんなんだろうな?気仙城。


                岩手県大船渡市       気仙城沢? → 大野川 → 盛川




 
  1. 2016/03/28(月) 22:28:09|
  2. 大船渡市の滝
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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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