南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

外舘の滝

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 住田町の滝


 大の大人が下から覗きこんでエヘラエヘラ笑っている、といえば、何やら良からぬ臭いがしてきますが、滝見隊にとってはごくありふれた行為。
 今の時期、川を隠すように樹木や草が生い茂るので、小さい沢だと上から眺めてもなかなか滝の在り処が分かりません。
 で、沢に降りてしゃがんだ姿勢のまま上流へと登り、運よく滝が見つかったりすれば、やりい!とエヘラエヘラ笑ってしまう訳であります。
 いい歳こいたおっさん連中が、藪だらけの沢を隊列組んでかがんで歩く姿は、けっして人に見せられるようなもんじゃありません。
 時には地元の人に見つかって 「お宅ら、何してんの?」 といった目で見られることもありますが、人相風体怪し過ぎるためか、さすがに近付いて来る人はおりません。

 外舘の滝もそのような藪だらけの中にあった滝。 初UP。
 岩手県住田町の十文字地区にある滝です。

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 ぜんぜん悪くない滝です。
 周辺藪だらけで、よもやこんなところに滝があろうとは。

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 水はきれいだし、ちゃんとした滝壷を持っているし、岩盤を落ちる姿にも風情があります。

 が、滝の上部を見ると、

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 あきらかに人の手によって石を積み上げた様子が。

 想像するに、下流にある田畑に水を引こうとしたものの、そのままでは高さが足りない。
 んじゃ石を積んで高さを稼ごう、となったのでは。

 見たところ、景観を壊すようなものには感じないし、人の役に立ってる滝というのもあんまりないから、これはこれでいいのでは。
 印象度  人の手が入っているので 

 外舘の滝 というのは本来の名ではありません。
 おそらく名無しの滝。
 この上流に、その昔外舘城というのがあったところからの仮名です。

                                      不明沢 → 気仙川

  1. 2016/05/27(金) 16:29:53|
  2. 住田町の滝

尻高沢の滝

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 住田町の滝


 これまで数回は登場している 尻高滝。

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 岩手県住田町を流れる火の土川に注ぎ込む、優美な滝です。

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 季節的に樹木が邪魔して全体像が見難いのが難点。
 火の土川にそのまま注ぎ込み、滝壷はありません。

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 でも雰囲気のあるいい滝です。
 道路沿いから簡単に見ることができます。
 


 今回、尻高沢の上流部に登ってみました。
 すると、思いがけず素敵な滝発見。
 新登場の滝。

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 いいじゃないですか。

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 岩盤に苔がびっしり貼りつき、雰囲気出してます。

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 大きな岩盤のはじっこのほうにだけ水が流れています。
 真ん中であれば文句なかった。
 ほぼ直瀑。

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 雨の後なら間違いなくすばらしい景観になるはず。

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 難点は、暗くて湿気がこもっているところ。
 風通しが悪くて空気が淀んだ感じになっています。
 あと、滝の下にガチャガチャ石があり過ぎるところかな。
 ちょっと落ち着けない。
 世界観のある滝なんで、もったいない。
 水質は良好です。
 いい滝だから、近くを通ったらまた寄りたい滝です。

 印象度  


          岩手県住田町         尻高沢 → 火の土川 → 気仙川



  1. 2016/05/24(火) 20:48:00|
  2. 住田町の滝

滝の尻 (横川不動の滝)

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 住田町の滝


 今回、4名での出撃ではありましたが、1名だけ見知らぬ人間が混じっています。
 気仙沼隊員が連れて来た男で、滝見隊に入隊するかどうかは現時点で分かりません。
 1日体験入隊というか、オブザーバー参加みたいなもの。
 バイクを持っていて自然が好きで、一緒に行きたいというのなら、我々は誰でも歓迎します。
 ところが初対面から陰険な目つきでガン飛ばされ、な、何じゃこいつは!と驚きました。
 しかし当人によれば、まったくそんなつもりはないらしく、この顔つきが災いしてこれまで飲み屋で何度かイザコザを起こしたとか。
 で、付けたあだ名が、ワニ目のジロ吉。
 それにしても、小隊長を除いて、何で滝見隊はこんな変な奴ばっかりなんだろ。
 今日の欠員は大船渡のニーハオ隊員。 別の山を歩く用事があるんだとか。

 向かった先は、岩手県住田町。
 かつて1度だけチラッと写したことがある滝ですが、今回初UPのようなもの。

 滝の尻 という名前だそうで、別名 横川不動の滝 といったほうが通じるかも。

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 気仙川支流、横川の、火の土という集落。 横川バス停付近にあります。
 最上流の民家2~3軒あるあたり。 
 道路からは見えませんが、そばに不動尊の小さな社が建っているので目印になるかと。

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 道路から土手を降りて行くと、こんな形に見えます。

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 水量豊かで、滝壷広い。

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 雰囲気持ってます。

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 横川といえば気仙の滝銀座ともいうべき滝の非常に多い川。 いい滝がゴロゴロあります。
 滝の尻は、その入口に当る滝です。

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 これより上に人家は無く、水質上等。
 眺めていると気分落ち着くいい滝です。
 印象度  

 実はこの日、横川に入るべく準備をしてきたのですが、登って行ったら伐採作業の真っ最中で、断念せざる得ませんでした。
 なかなか思ったようにはいかないもんだ・・・。


                      岩手県住田町火の土       横川 → 気仙川 → 広田湾



  1. 2016/05/22(日) 22:24:54|
  2. 住田町の滝

種山の滝

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 住田町の滝


 国道397号線、通称種山峠線の住田町側には、国道とほぼ並行して大股川が流れています。
 大股川の本流には大きな滝がありません。
 水量が多く、巨岩があり、岩盤もあります。 傾斜だってあるところにはあります。
 それでいて、これといった滝がないんです。
 道の駅種山の手前1Kmほどのところに、段瀑が続くいい場所があるのですが、道路を造った際に護岸工事されてしまい、自然景観のようには見えなくなってしまいました。
 唯一の見どころだっただけに残念です。

 他にもあることはあります。
 カーブの外側にあり、見通しが悪いために車は駐停車できない箇所。
 しかも崖下なので、通行する車からは見えません。

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 落差はそこそこあって、誰が見たって滝なんですけど、物理的に滝であるというだけで、滝としての独立性とか雰囲気はあまり感じられないです。
 岩盤・傾斜・水量、という滝を構成する3要素を確保していても、全然滝っぽくない滝もあります。

 印象度  

                        岩手県住田町         大股川 → 気仙川


  1. 2016/05/08(日) 21:37:35|
  2. 住田町の滝

オズガヨウ

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 住田町の滝


 今回もおなじみさんの滝、 オズガヨウ です。
 岩手県住田町の合地沢中流域に流れています。

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 小隊長お気に入りの滝のひとつ。
 まとまりがあって、佇まいがとてもいい。

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 さして大きい滝じゃありませんが、蒼く見える広い滝壷を持った世界観のある滝です。

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 国道107号線から少し入ったところにあり、行きやすいので時間に余裕があるとしばしば立ち寄ります。
 滝の前まで、少々狭い舗装路が通っています。
 クルマを停めるにはつらい道幅ですから、ちょっと上の空いたスペースにどうぞ。

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 欲を言えば、道路から少し入ったくらいの場所にあったらもっと良かったかも。
 滝壷の前には、カツラの巨木がそびえ、穏やかでほっこりできる滝です。
 印象度  

 この滝の上流にも名前の無い滝がいくつかあり、下流には、キッチヶ滝や隠れ滝、また支流の叶倉沢の上流には 魚止めの滝なども流れています。

                          岩手県住田町         合地沢 → 気仙川



  1. 2016/01/25(月) 17:44:46|
  2. 住田町の滝

中沢川支流の滝

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 住田町の滝

 
 昨年暮れ、気仙沼隊員に引っ張られて、岩手県住田町にある 鳶ノ滝(仮称) を見に行った途中、見つけた滝です。
 一緒にUPしようと思っていながら鳶ノ滝に興奮してすっかり忘れてました。
 大した滝じゃありません。

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 高さ2mほどの小滝。
 あちこちに濁流で流されてきた岩石が転がり、落ち着かない雰囲気。
 もっと水量があれば、それなりに見られる滝ではないかと思います。
 最上流部なので、水質は上等。
 印象度  


 帰る途中で黄色い物体発見。
 何だろう? と近付いたら、

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 昇天したテンでした。 死亡原因不明。
 昔は毛皮を剥いで襟巻なんかにしたらしい。
 特にこの黄色いやつは毛皮の質が良く高価だったんだとか。
 大きさこそ違え、イイズナ、オコジョ、テン、イタチなどはどれも同じような体形をしている。
 


                                    不明沢 → 中沢川 → 気仙川



 
  1. 2016/01/20(水) 19:45:17|
  2. 住田町の滝

鳶ノ滝

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 住田町の滝


 気仙沼の滝バカから電話が。
 「むふ。むふふふふ。」 と意味深な笑い。
 「な、何やねん?」
 「むひ。むひひひひ。」
 「だから、何やちゅーねん? ムヒムヒって、身体でも痒いんか?」
 「見つけた。」
 もうこの一言でピンときました。
 滝です。 新しい滝を発見したらしい。
 「何処で?」
 「住田町。 深い崖下にあって、まだ下には降りてない。ザイル2~3本必要だなや。」
 「デカいのか?」
 「上から見た感じではデカい。 マジで今年の大賞候補。」
 「ホンマか! 行く行く。すぐ行く。今行く。」
 とはいえ、即決行というわけにもいかず、他のアホバカ隊員たちにも連絡し、後日今年最後となる総員出動となりました。

 その後日が今回の滝見ツアーであります。

 住田町はお隣の町なので、それほど寒さ対策を必要としないのがいい。
 天候は曇りで、小寒い気温。でも風はなし。
 気仙沼隊員をパイロットに、バイク4台を連ね林道をドタバタ登って行きました。

 発見場所は、岩手県住田町、世田米の城内という地区から入ったところ。
 国道107号線からすぐにダートの林道がはじまり、氷上山方向に延々と延びています。
 気仙川支流中沢川の支流のさらに枝沢にあたると思うのですが、この点はっきりしません。
 地図には載っていない沢です。

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 林道からズームで撮った滝の画像。 確かに大きそう。
 この林道は数回通ったことがあります。
 でも草木の繁殖している時期しか来たことが無く、この時期でなければ発見するのは無理。
 林道から滝までは、断崖が続いています。
 角度的には70度くらいありそうで、降下するのはかなりやばい状況。
 「ロープつなげば下まで届くんじゃねえの?」 と釣り師。
 「そんな問題じゃねえべ。 安全に降りれるかどうかってこと。」
 歳の瀬を迎え、この時期に怪我したくねーし。
 降下できそうなルートを見つけなければなりません。
 ありがたいことに、上流側に比較的楽な降下ポイントが見つかったので、じんわりと降りて行きました。

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 滝の全体像。
 倒木が何本も滝をまたいでいました。
 水源近くの枝沢なので、水量が少ない。
 しかし規模の大きな斜瀑です。
 階段状の岩盤を 連続して水が細かく落ちています。

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 おおよそ落差30mほど。 長さは50m以上あるかもしれません。
 画像で見るよりずっと大きい。

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 源流部で水質の悪いわけがない。
 濡れた岩場でも滑りません。
 これで水量あったら言うことないんだけどな。

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 これは上から下を覗きこんだ画。
 画像以上にすごい落差。 緊張します。
  
 誰かのつま先が写り込んでしまいました。
 カメラの前には出るなって言ってるのに・・・・・。      あ、俺か。
 滝見隊では人物を露出させないのが鉄のオキテ。(過去2~3度破ってますけど)
 ついでに人工物を写すのも、標識や寺社など必要最小限にとどめるのが基本方針。

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 規模が大きく、水量さえあれば相当迫力あるはず。
 その点が返す返すも残念。
 大雨の後にでも来てみたいところだけど、そう安々とは来れない場所だしなあ。

 今年、滝見隊では内陸遠征にかまけて地元の滝探しは数えるほどしかしていませんでした。
 だから、南三陸域内で新滝を発見したり、ましてや大賞にノミネートできるような滝はごく少なく、今年はわずか1本だけ。
 この滝を発見したことで、ようやく大賞候補がもう1本増えました。

 印象度  

 沢の名が分からず、滝に名前があるとも思えないので、とりあえず行き当りばったりに 鳶ノ滝 と命名。
 上空見たら、数羽の鳶が輪を描いていたので。


                         不明沢 → 中沢川(だと推定) → 気仙川



 
  1. 2015/12/23(水) 21:23:45|
  2. 住田町の滝

田畑沢の滝

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 住田町の滝


 もう門崎に行って来たんですか! 早!!
 あ、いや、こっちの話です。 スイマセン。

 隊員に連絡取ったところ、本日お休みは小隊長だけでした。
 シーズンオフ間近なのに 集まり悪い。
 平地に雪は無く、寒さ対策さえしっかりすればバイクで出かけられるんですが、一人で遠くへは行く気になれません。
 幸い、家人は 「あと、頼むからね。」 と何処かへお出かけ。
 鬼がいなくなれば天国のようなもの。
 しかし歳の瀬が近付いているというのに、何をしたらいいのか分からず、ただ家の中でオロオロする小隊長。 
 ファントム オブ パラダイス。 ホーム アローンですわ。
 子供の頃から 「落ち着きがない」 と言われ続け幾年月。
 家でじっとしていられない性分で、我慢できずコソコソ逃げ出すことにしました。
 時間が無いため、そう遠くへは出かけられません。 


 田畑沢は、岩手県住田町と陸前高田市のちょうど境界線上を流れる沢です。
 だからどちらのカテゴリに入れてもいいんですけど、とりあえず住田町に区分しときます。

 大きな滝はありません。 そこそこのものならいくつかあります。
 下流から2枚ずつ貼っていきます。

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 田畑沢でいちばん下流にある滝。
 岩盤に囲まれ、それこそそこそこいい滝なんですけど、

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 残念なことに、片側にコンクリの護岸がありずいぶん美観を損なっています。
 印象度  

 中流の滝。

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 川幅いっぱいに流れています。 滝壷あり。 落差なし。 雰囲気良し。
 印象度  

 ここから上流部になります。

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 草木の生い茂る時期は、急斜面でヤブコギひどいんですけど、今なら斜面だけ気をつければ見るのは容易。

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 たっぷりとした滝壷あり。 水は非常にきれい。 苔も多いです。
 ただし、周辺杉林。 景観がやや落ちます。
 印象度  

 さらに上流の滝。

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 斜面降りていくとイバラだらけ。 注意しないとえらいことになりそう。

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 田畑沢ではもっとも大きな滝。
 この角度からだと妖怪一反木綿みたい。 水木先生 合掌。
 印象度  

 ラストはすぐ上の滝。

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 巨岩の下をくぐって流れる、ちょっと変わった滝です。
 水はいいし、滝壷もあるし、苔の貼りつきも良好で、これといった欠点はないですが、全体に存在感が薄い感じ。
 この滝に限らず、田畑沢の滝はどれも穏やかで、見ていて気持ち落ち着きます。
 印象度  


                                   田畑沢 → 気仙川 → 広田湾




  1. 2015/12/19(土) 20:18:15|
  2. 住田町の滝

高瀧神社の高瀧

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 住田町の滝


 高瀧神社の高瀧はこれが3度目の登場になります。
 今回はサラッといきますので、場所など詳しくお知りになりたい方は、「高瀧」でブログ内検索をお願いします。

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 こうして見るとただの沢のように見えますね。
 左に映っているのが高瀧神社です。

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 普通の滝をイメージして訪れると、その異様ともいえる存在感に驚くかもしれません。
 他ではちょっと見られない滝。
 形状的には連瀑のようなもの。

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 ほぼ直線状に流れ落ちてきます。

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 上の方には倒木などが多く、少し雑然とした雰囲気。
 水道のホースがあるように、水質良好。

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 最上流にある、もっとも大きな滝。
 しかしこの場所に関しては、ひとつひとつの滝を見るより全体をひとつの滝として眺めた方が妥当のようです。

 印象度  

                                          高瀧沢 → 山谷沢 → 気仙川




  1. 2015/12/13(日) 20:09:38|
  2. 住田町の滝

合洞の滝

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 住田町の滝


 発注していた物が届かず、このままでは仕事にならないので早々に切り上げ、余った時間でどこかへ出かけることにしました。
 大船渡隊員に連絡すると 「行く」 との返答。 
 この時期、気仙沼隊員と釣り師は仕事が忙しくなるので、なかなか全員での滝見行は難しい。
 
 落ち合う場所を決めて、さっそく出撃。
 目的地は、前から再訪したかった 合洞の滝。
 岩手県住田町を流れる坂本川支流蓬畑沢の最上流部にある滝です。
 苔むした岩盤に取り囲まれ、広い滝壷を持った直瀑の滝で、ほぼ理想形をした美しい滝。
 発見してから3年以上経過しており、いつかはもう一度見たいと思っていました。
 地理的には近い場所にあるのに何故行かなかったかと云えば、到達するまでの行程が長く、容易でないから。
 古い林道は崩壊し、藪だらけの獣道をかき分けかき分け進むしかありません。
 帰りのバイクのことを考えると、沢登りの連続ではは身体が冷え切るから沢に入るのは躊躇してしまうし。
 そんなこんなで今まで行くのを躊躇っていた沢でした。
 それでも今回、あの滝が見たいという願望の方が勝った格好。

 入渓地点に行くまでにもひと騒動。
 藪だらけの林道をバイクで遮二無二突っ切ってきたら、衣服といわずバイクといわず、山ダニがびっしり。
 山ダニは家ダニと違って、デカいのが特徴。 簡単に見つけられます。
 肌に喰いつかれたら容易には取れず、病気を引き起こすウイルスを媒介するので、大慌てで払いました。
 肌の露出はご法度です。

 さらに、近くに巣があるのか、周辺をスズメバチが飛び回っています。
 「そういえば、ハチの件はどうなった?」 と いつぞやハチに顔面を刺されたニーハオ隊員に尋ねると、
 「ダメ。 アウト。 この前 病院でアレルギーテストしてもらったら、次刺されたら死ぬってよ。 だから、ほれ。」
 ザックから取り出したのが、エピペンというやつ。
 万一刺されたら、ショックを起こす前に太ももに打つ注射器だそうです。
 その割には、恐そうなそぶりもみせず沢に入って行きました。

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 大きな滝は無いけれど、きれいな滝ならあちこちにあります。
 なんてったて水がきれい。
 滝壷が透き通って、青というより藍色に見えます。
 苔で覆われているのも南三陸ならでは。
 だからどの滝も眺めていると非常に気分が落ち着きます。

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 藪をかき分けひたすら登って行くと、突然流れる水が消えました。
 そしてその先に、目指す滝が。

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 なんてこったい。 水が1滴も流れていません。

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 岩盤は乾いてカサカサ。
 滝壷に僅かに水が溜っているだけです。
 なんでこの滝の上下だけ水がないのか。

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 流れていれば、気仙地方では有数の美滝なのに。 なんとも残念無念。
 ヤブコギして来た苦労が報われませんでした。

 数十m上に登ると、若干ながら水が流れていました。

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 改めて感ずるのは、滝は生き物だということ。
 四季によっても降雨によっても天候によっても時間によっても千変万化します。
 見れなかった悔いは残りますが、またいつか再挑戦しましょう。
 それだけの価値ある滝ですから。


                                 蓬畑沢 → 坂本川 → 気仙川

 
  1. 2015/10/11(日) 18:01:18|
  2. 住田町の滝
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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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