南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

水戸辺川の滝

                                          南三陸町の滝


 
 小隊長はイースター島のモアイが好きです。
 震災前まではフィギアや、石でできたミニチュアを棚に飾っていました。
 何のために作られたのか、どうやって山から海まで運び出されたのか、など謎が多いのが好きです。
 一見無表情で愛想のない顔も好きですし、ポコンと突き出たお腹も小隊長と同様で親近感が湧きます。

 そのモアイをシンボルにしているのが南三陸町です。
 何でも、チリ地震津波が縁でそうなったとか。
 町のあちこちに関連したものが置いてあります。
 震災前、店ではモアイのグッズが売られていましたし、マンホールにも描かれています。
 海岸縁の公園には2体の巨大なモアイ像が建っていました。
 その前を通ったら、大震災にも耐えてどうにか建っていたものの、2体とも被災して壊れていました。
 修理するには町の復興ができるまで無理だろうなと思っていたところ、今年5月には何と本物のモアイ像がチリから贈られる運びになったそうな。
 5mもある新品の像だそうで、町に来たらぜひとも見たいものです。

 その南三陸町にある水戸辺川が今回の滝探しのターゲットでした。
 河口から水の流れの見えない状態がおよそ3Kmも続いています。
 もしこのまま上流まで涸れ沢だったら、と少々不安にかられながら登って行くと、中流から突然豊富な水流が現れひと安心。

DSC04993.jpg

中流域の流れ。渓相は悪くありません。
 岩盤と傾斜があれば滝のありそうな気配。

 林道は途中から土砂崩れで通行止めのロープが張られていました。
 やむなくそこから徒歩で延々と歩くはめに。
 しばらく歩くと、打ち捨てられた養魚場があり、その横に滝が流れていました。
 水戸辺川本流に流れ込む枝沢の滝です。

DSC05002.jpg

DSC05006.jpg

 高さがあり見栄えもしますが、ロケーションがあまりにもまずかった。
 養魚場の廃材やらパイプなどが散乱し、滝のある岩盤には鉄筋が何本も打ち込まれた状態でした。
 水質もあまりよくありません。一応透明な水ですが、清浄感がありません。

 印象度  

 そこからさらに上流を目指しました。
 途中何か所か、こちらも廃棄された養魚場の跡を通過しました。
 国有林地内だから、コンクリートの構造物や廃屋を撤去したらいいんでないかい、と国民のひとりとして言う権利はあると思うけれど、倒産してしまったらそれも無理か。

 源流に近い場所まで登って、ようやく滝らしい流れを発見。

DSC04996.jpg

DSC04997.jpg

 画像で見るほど大きな滝ではありません。
 2段構造で、まずまずの見ごたえ。
 ここまで登って来たかいはあります。
 地図上で見ると、この辺りは、川の真ん中に境界線があって南三陸町と石巻市に分かれるようです。
 高度が低く傾斜がないためなのか、ここまで登っても水質がよくありません。
 試しにちょっと飲んでみましたが、なにやら藻のような味がしてすぐに吐き出してしまいました。
 飲めるような水でないことは確か。

 印象度  

 滝らしい滝の無い川で、しかも水質があまり良くないため、低調な探検に終わりました。
 川の景観がちょっとだけ良かったのが救い。
 何度も言うように、気仙沼以南は低山ばっかりで、得てしてこういう結果に終わることが多いです。

                                       水戸辺川⇒志津川湾






 

  1. 2013/03/15(金) 21:43:23|
  2. 南三陸町の滝
  3. | コメント:0

水尻川の滝

                                          南三陸町の滝

 すでに何度か書き入れたように、宮城県気仙沼市以南の沿岸部には目を見張るような滝がほとんどありません。
 この辺りは、北上山地の南端部に位置し、低地が多くなって高い山並みが見当たらないからです。標高はせいぜい300~400m程度。勾配がゆるく、大きな川も無く、懐の狭い沢ばかり。
 山に入って、ようやく急傾斜になってきたなと思っているうちに肝心の水量が無くなるし、低山ゆえにあっという間に峠。水質もイマイチ。
 したがって、滝探しといえば山深い北に向かうほうが圧倒的に多くなるのは仕方のないところ。

 しかし、これではいけない。
 いやしくも「南三陸滝見隊」と名乗っている我々。
 もう少し南方向にも足を運ばなければ隊の名が廃るではないですか。
 もしかしたら、名も知らぬ大滝が南方のどこかの沢に潜んでいるとも限らないのですから。

 というわけで、今回は南三陸町を目指しました。
 ただ、正直それほど期待していたわけではありません。
 スタンスとしては、ま、どこかに見どころのある小さい滝でも発見できればOKとしよう、といった程度。

 向かった先は志津川の水尻川。
 やみくもに入渓先を選んでいるわけではありません。
 一応、小隊長たる私めがベースからの距離だとか、川の長さ、地形、林道があるかないか、あるなら川との離れ具合、ランドマークなどを地図から読み込みます。そこである程度判断がつくのですが、実際にでかけてみないことには、どれほどの川なのか分からないことも多いです。
 
 水尻川には主たる沢が3本あります。
 まず入ったのが大船沢。
 この沢、川床に岩盤が多く、意外に多くの滝がありました。ちょっと拾い物でした。
 入渓する前の推定通り、どの滝も落差はなく、渇水期で水量少なめ。水質まずまず。

P9220002.jpg

 いきなり見つけた枝沢からの出合いの滝。
 藪の中の滝で、すぐ上流に堰堤があります。手前は林道。
 画像では高滝に見えますが、実際は小滝です。

 印象度  

DSC03450.jpg

 この滝は良かった。今回の滝見行では見ごたえ的には一番。
 広い滝壷でイワナが数匹泳いでいました。
 水量少なくても雰囲気がありました。
 増水期であればなお見ごたえがあったはず。
 画像の色は加工したわけではありません。スローシャッターにしたらこんな風に。

 印象度  


 そのひとつ上の滝。

DSC03452.jpg

 こちらも広い滝壷を持った段瀑。
 やはり水量が不足気味。

 印象度  

DSC03453.jpg

 滝壷なし。でも苔の貼りつき良好。

 印象度  

DSC03456.jpg

 しっかりした岩盤。広い滝壷。落差低い。

 印象度  


 次に向かったのが入大船沢。
 この沢にはあちこちに「正鵠渓流」の看板がありました。
 確かに渓流ではありますが、人家や田畑が点在し、管理状況も良くないし、名所というには程遠い感じがしました。
 無名ながらこれより風光明媚な渓流が、三陸南部にいくつもあることを我々は知っています。

 正鵠渓流のど真ん中にあるのがこの滝。

P9220007.jpg

 明暗がきつくてうまく撮影できませんでした。
 滝の下流には岩盤が深い溝のような滝壷を構成しています。
 正鵠渓流のハイライト的場所なのでしょうが、見た目的には、それほど驚くようなレベルではありません。

 印象度  


P9220013.jpg

 入大船沢の上流部、分流にあった涸れ滝。
 水さえあれば、かなり見ごたえありそうな滝です。残念。

 印象度  

 この後、上保呂毛の沢に向かいましたが、これといった滝は無し。

 良くも悪くも期待通りというのか予想通りというのか、まあこんなもんだろうという結果になりました。


                   大船沢・入大船沢(正鵠渓流)・上保呂毛沢⇒水尻川⇒志津川湾







 
 

  1. 2012/09/22(土) 21:50:36|
  2. 南三陸町の滝
  3. | コメント:0

樋の口沢の滝

                                          南三陸町の滝

 「陸前高田市の滝」、まだまだ終わらないようですが、ここで南三陸町の滝を差し込みます。

 一度紹介した「蜘蛛滝」です。

DSC02493.jpg

 豪雨の2週間後に訪れました。
 その爪痕があちこちに残っていました。
 2段の滝で上下合わせて10mくらいあります。
 画像で見ると上段と下段の滝が離れているように見えますが、実際はすぐそばです。
 下滝には小さな滝壷があります。
 滝壷の下には岩が堆積しています。
 これを取り去ったらあと3メートルは高くなります。
 その昔、修験者の通った道で、とても雰囲気のいい滝です。
 気仙沼以南でなかなかこんな滝はありません。


 蜘蛛滝の下流部、神社横にも滝があります。

DSC02488.jpg

DSC02491.jpg

 こちらもいい雰囲気の滝です。
 
 
  印象度は                           両滝とも 樋の口沢⇒伊里前川⇒伊里前湾


 次は新たに発見した滝。
 滝の片側が護岸工事されていました。
 そこそこの滝なだけにちょっと残念。

DSC02500.jpg

 山間地の開けた場所にあり、周辺は田んぼや畑。まばらに民家もあり、環境としてはあまり良くないです。

 印象度                                      秋目川⇒八幡川⇒志津川湾  (記:M.M)


  1. 2012/05/20(日) 21:48:33|
  2. 南三陸町の滝
  3. | コメント:0

蜘蛛滝

                                            南三陸町

 穴滝の下流にある滝。
 大きな滝ではありませんが、雰囲気のあるいい滝です。
 名の通った穴滝より滝格は上ですね。
 少し離れて上段と下段の滝があります。
 北上山地系の滝で、ここ以南でこの滝より見ごたえのあるものはまだ見たことがありません。

 蜘蛛滝の由来は、昔この辺りに住んでいた「土蜘蛛族」からとったものとか。
 それがアイヌ・蝦夷なのか、サンカなのか、落人たちなのか何も分からないそうです。

南三陸町 蜘蛛滝

 印象度は                               樋ノ口沢⇒伊里前沢⇒太平洋


  1. 2012/01/29(日) 13:32:15|
  2. 南三陸町の滝
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穴滝

                                            南三陸町
 5月になると山頂部分がツツジの花で真っ赤になる田束山。
 その山腹に穴滝はあります。

 はじめて訪れるまで、画像だけしか情報がなかったため、落差10メートルくらいあるんじゃないかと思っていました。
 実際見るとかなり小ぶりな滝です。
 非常に珍しい滝で、2条に落下する水の間の岩に横穴が開いています。
 これが滝名のいわれ。
 なんでも、昔はこの穴の中に仏像を安置していたのだとか。
 苔に覆われ、しっとり落ち着いた雰囲気の滝です。

南三陸町 穴滝

 印象度は                                  樋ノ口沢⇒伊里前川⇒太平洋


  1. 2012/01/29(日) 13:07:13|
  2. 南三陸町の滝
  3. | コメント:0
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遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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