南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

大東町の滝めぐり 1

                                        一関市大東町の滝


 本日曇り時々雨の天気予報では滝見隊の出撃ならず。
 ハナっから出かけるつもりはなかったものの、意外に雨が少なく、ひとりで滝見に行くことに。
 いつ大雨になるか分かったもんじゃないので、バイクは無理。となると、車しかない。
 我がズタボロ車は修理工場入りしているために使用不可能。
 恐る恐るヨメに車の貸し出しを申し出ると、「どうせ山に行くんでしょ。貸すわけないじゃないの、バーカ。」。
 ここで怒ったんでは当分弁当を作ってもらえないから、ひたすら我慢して、仕方なく仕事道具満載のヨレヨレ軽トラで出発。
 いくらキズ付こうがこれなら気にならないけれども、どこをどう調整しても身体と車がおり合わず、走り回るとあちこち身体が痛くなるのがたまにきず。

 まず最初に向かったのは岩手県一関市大東町の湯王滝のある沢。
 湯王滝はひとまず置いといて、上流に登って行きました。

DSC05972.jpg

 湯王滝から上流へ、沢を覗きながら林道を徒歩で30分くらい登り、少々ヤブコギした先にあった滝。
 これがいちばん下段の滝で、上に繋がっていました。

DSC05974.jpg

 全体を撮影できる場所がありません。
 段瀑というより連瀑。上から下までで10mくらいの落差。
 樹木が生い茂り見難いです。一般的には見なくてもいい滝。

 印象度  

 霧雨のような細かい雨が降り続き、ムシムシする暑さ。
 森の中で、しかも沢の上ですから、湿度100%じゃないでしょうか。
 顔面からボタボタと汗が滴り落ち、衣服が身体にまとわりつきます。
 梅雨時の滝探しは楽じゃないです。だからってやめようとは思いませんが。

DSC05970.jpg

 滝のそばにはガマちゃんが。
 見かけによらずきれいな水を好みます。滝の水質が良い証拠。
 清流の滝の番人のような存在で、水質の悪い滝では見たことがありません。

 他にこれといった滝を見つけられず、メーンの湯王滝まで降りて来ました。

DSC05990.jpg

DSC05983.jpg

DSC05993.jpg

 相変わらず世界観のあるいい滝です。
 生い茂った緑に覆われ、さらに雰囲気が良くなっていました。
 下流にある物置のような建物が邪魔といえば邪魔なんすけど。



                                  不明沢→猿沢川→砂鉄川→北上川




 
  1. 2013/06/15(土) 21:07:15|
  2. 一関市大東町の滝

中平川の滝

                                        一関市大東町の滝

 気仙川流域にある市町村はどこですか?
 もしこんな質問をぶつけたら、地元の人でも住田町と陸前高田市とだけ答えるはずです。
 でもこれだけじゃないんですよね。
 実は一関市にも気仙川の源流があるんです。

 三陸地方では市町村の境界は峠の頂上付近にあるのが通例。山を越えれば隣町です。
 ところが、地図を見ると分かりますが、国道346号線、笹ノ田峠付近では、一関市と陸前高田市の境界線が大きく峠を越えて高田側に張り出しています。
 一関市側にある川の大部分は北上川に流れ込みます。
 でもこの張り出している部分だけは分水嶺を越えてしまっているので気仙川に流れ込むというわけ。

 今回訪れたのは気仙川の源流の一部、一関側の沢です。
 行政的には一関市大東町になりますが、峠を越えてないので陸前高田市の沢という感覚。

DSC05416.jpg

DSC05407.jpg

 沢に入っての第一印象は、内陸の滝を見た後だったこともあって、流れる水といい苔の貼り付きといい、とにかく目に眩しいくらい美しかったです。

 南三陸に流れる滝の最大の弱点は水量がないこと。
 そこそこ大きな滝でも水量が無いため内陸の滝と比べるとどうしても見劣りがします。
 山が海に迫る急峻な地形だし、平野がなくて流域面積が狭いため、降った雨はすぐ海に流出してしまいます。
 それに輪をかけて保水力の無い杉の木ばかり山に植えたものだから、山は緑の砂漠と化し水を貯めておくことができなくなってしまいました。
 
 しかしそんな欠点がプラスにはたらく場合があります。水質です。
 人家や田畑が少ない上に平坦な場所がないので、水が淀むことなく流れ、きれいな水質が守られているのです。
 
 気仙川源流部のこの沢も同様でした。
 上流に人家や田畑はありません。上質な水質です。
 ただ眺めているだけで気分が安らぎます。
 水質の良くない大滝より、小滝でも水のきれいな方が断然気持ちがいいと今回改めて認識しました。

DSC05411.jpg

DSC05400.jpg

 ループ橋を架けるため、当時は建設用の作業道がありましたが、現在では地形でそれと判断できる程度。もう藪だらけになっています。
 夏なら近くにクマが潜んでいても分からないかもしれません。

                                     中平川⇒矢作川⇒気仙川



  1. 2013/04/13(土) 20:28:05|
  2. 一関市大東町の滝
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伊沢田の滝

                                        一関市大東町の滝

 国道343号線、一関市大東町、鳶ヶ森トンネルの東口付近から北に登る沢があります。
 地名としては、伊沢田北沢か南沢になると思います。猿沢川の支流ですが、沢の名は不明。
 トンネルからわずか200メートルほど離れたところに滝が流れています。

DSC03614.jpg

 ひと言でいえば穏やかな滝。
 
 見なきゃあ良かったと思うようなひどい滝ではないですが、さりとて、わざわざ見に来ることも無いようなレベル。
 岩盤はしっかりしているし、浅いながらも滝壷も備わっています。
 水量はわずか。水質イマイチ。
 国道から車の通過音が聞こえ、のんびりできる環境ではありません。

 印象度  

                               不明な支流⇒猿沢川⇒砂鉄川⇒北上川
 
  1. 2012/10/24(水) 20:22:19|
  2. 一関市大東町の滝
  3. | コメント:0

久保前沢の滝

                                        一関市大東町の滝

 先に紹介した岩倉沢の、山を挟んで反対(東側)斜面にあるのが久保前沢です。
 沢の出口付近は鬱蒼とした藪に覆われ、水量もごくわずか。
 一見しただけでは滝なんぞありそうもない、見放されたような小沢でした。
 しかし、入ってみなけりゃ分からないものですね。
 意外や意外、沢にはいくつかの滝が流れていたのです。
 これは、という滝2つを紹介します。

DSC03607.jpg


DSC03610.jpg

 どちらの滝も、物音ひとつしない森の中を静かに流れていました。
 環境的には、杉の人工林に囲まれて暗く、決して良いものではありません。
 どちらにも浅い滝壷があります。
 水質は、汚れているわけではないものの、清浄とはいえないような気がしました。
 しかし、滝自体は非常に穏やかでホッとできます。

 どちらも印象度は  

                                 久保前沢⇒猿沢⇒砂鉄川⇒北上川



  1. 2012/10/23(火) 19:46:01|
  2. 一関市大東町の滝
  3. | コメント:0

湯王滝 再々訪

                                        一関市大東町の滝

 南三陸滝見隊の核心である「滝を探す」ことは時間的に制約があってできず、「滝を見に行く」ことになりました。
 用事のついでに途中にある滝を思い出し、無理に時間を作って立ち寄ったというのが本当のところ。

 寄った先は湯王滝です。
 猿沢川の上流部、国道456号線を北上し、奥州市の境まであと1.5Kmくらいの地点。
 枝沢にあります。
 
 湯王滝を見たのは、今回で3回目。
 いつ訪れても印象が変わらない、とてもいい滝です。

 DSC03573.jpg
 手ぶれを起こしてしまいました。すみません。

DSC03577.jpg

DSC03580.jpg

 国道から沢への道を登って行くと、農家が2軒。
 奥の家の横、林道のたもとに鳥居があり、湯王滝の標識が建っています。
 崖上から滝元まで、やや危なっかしいながらも下り口は確保されており、ヤブコギはいっさい必要ありません。
 滝壷の前まで降りると、そこには穏やかな滝の世界があります。
 滝は途中で屈折した形状になっているためか、水音はあまりしません。
 滝壷は深く・広く、碧がかった透明な水がたたえられています。
 気分がほぐれ、和める滝です。

 唯一欠点といえば、滝壷横にある古びた建物か。
 おそらく神社だとは思うのですが、そのような造りではなく、何やら物置のようなシロモノ。
 景観に溶け込んだ色をしているのが幸いして、気にすれば気になるし、気にしなければ存在自体が忘れられるような建物です。

 ともあれ、イライラ・ガサガサしている気持ちをリセットしたい時などは、ゆっくりこの滝を眺めてみては。
 圧迫感を受けるような大滝ではないし、かと言って拍子抜けするほど小粒でもなし。
 ちょうど手ごろなサイズの滝で、景観も良く、ホッとできると思います。

                                  枝沢⇒猿沢川⇒砂鉄川⇒北上川



  1. 2012/10/15(月) 20:48:57|
  2. 一関市大東町の滝
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山口川の滝

                                        一関市大東町の滝

 大東町の大原を流れる山口川。
 下流から中流は傾斜がゆるく滝は無し。特にどうってことのない平凡な川です。
 しかし上流域に入ると景観が徐々に変化していきます。
 岩盤の露出した川底とか、大岩が転がる渓流になり、いかにもそれっぽい雰囲気が漂い始めます。

 林道は途中から崩壊しているため、通行止めの柵が設けられています。

 流れが二股になり、林道からはずれた水量の多い方を選んで沢登りを開始。
 登攀に困難な個所はほとんど無く、ヤブコギも必要としない、登りやすく楽しい沢です。

 そこそこの滝が次々に現れます。

P8110019.jpg
 

P8110021.jpg
 左右どちらもいい。

P8110027.jpg
 向かって右側の滝。 

P8110031.jpg
 直瀑の滝。いい滝です。  少し回り込めば簡単に越えられます。 

 そしてついに、これぞ滝!と呼べる雄姿をひさしぶりに発見しました。

yutr.jpg

 がっしりした岩盤の隙間を縫うようにして落下する高い2段の滝です。

P8110039.jpg
 これが上段の滝。

P8110042.jpg
 これが下段の滝。どちらも甲乙つけがたいすばらしい滝です。

 鑑賞するには少々ポイントが限られるという難点はありますが、それ以外はこれといって欠点がありません。苔の配置もいいし、背の立たない深い釜も持っています。
 もちろん水質もいうことなし。滝としての存在感バッチリです。
 この源流にある山の名をとって、仮称「扇滝」としました。

 ひさしぶりにすばらしい滝を発見し、ニッコニコの満足感で帰ることができました。
 印象度は  

                                    山口川⇒砂鉄川⇒北上川




 
  1. 2012/08/17(金) 22:49:48|
  2. 一関市大東町の滝
  3. | コメント:0

大東町大原の滝

                                        一関市大東町の滝

 陸前高田から峠をひとつ越えただけで一関市だなんて、いまだになじめていない小隊長です。
 そんなこたあどうでもいいですね。
 今回は大東町大原地区にある砂鉄川上流域の滝たちです。

 この辺り、地図を眺めても沢の名がほとんど記載されていません。
 どこがどこやらで滝見隊でもまったく把握しきれてないのが実情。
 だから「なんで沢名を載せないんだよ」なんてつっこまないようにお願いします。
 どっちみち今回は何が何でも見たいような滝はありませんから。

 ではまずは、城戸の滝から。砂鉄川本流にあります。

P6270002.jpg

 落差は1m程しかありませんが、川幅いっぱいに流れ落ちているのでけっこう目立ちます。
 何度かこのそばを通って存在は認識していました。
 でも落下口が平らで、てっきり堰堤だと思っていました。
 ところが近付いてよく見たら、コンクリートではなく自然の岩ではないですか。
 おそらくそれまで川床だったのが地震により突然隆起したか、逆に沈降してしまったためだと考えられます。
 ともあれ、それほどいい滝というわけではありません。  印象度  


 次も本流の上流部にある「滑岩渓流」の滝。

P6270004.jpg

 いちおうこの一帯は名所というのか景勝地になっています。
 正直に言ってしまえば、他の場所よりは若干眺めがいいけれど、わざわざ出かけてみるだけの風光明媚な場所とはいえないような気がします。少なくとも驚くような光景ではありません。
 何段かの小滝をなめ滝が繋いでいるような形態で、滝といえば滝、渓流といえば渓流。滝としての存在感はありません。
 印象度は、滝として見るなら  

 次は砂鉄川の枝沢の滝。

DSC02989.jpg

 水量が少ないせいもあってとても穏やかな滝。雰囲気的にもいい滝です。
 沢全体が深いヤブに覆われ、ほとんど水面が見えない状態でした。
 羽虫がワンワン飛び回り、払っても払っても追いすがるし、沢としては良くなかったです。
 印象度  

 次は源流部に近い滝。

P6270007.jpg

 この滝は雰囲気ありました。ただ一点を除けばですが。
 画像でもお分かりのように、水を引くための管がはずれたまま置きっぱなしになっていました。
 これさえなければ本当にいい滝だったんですが・・・残念。
 印象度                                        枝沢⇒砂鉄川⇒北上川




  1. 2012/06/27(水) 20:49:32|
  2. 一関市大東町の滝
  3. | コメント:0

野田ノ滝

                                         一関市大東町

 窮屈な溝を流れてくるような滝。
 この日は雨上がりでした。
 上流に人家や耕作地があるわけではないから、この濁りは天候のせいでしょう。
 滝は規模が小さく、分かりにくい場所。
 一般の人が見て滝だとすぐに気が付くようなものではありません。
 目印はそばに立つ不動堂。
 いわれの書かれた看板を見るとちょっとびっくりします。
 興味のある方は、室根山に回る途中にでもお越しください。

大東町 野田ノ滝

印象度は                                        支流⇒興田川⇒砂鉄川⇒北上川


  1. 2012/01/27(金) 11:03:15|
  2. 一関市大東町の滝
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阿原山の滝

                                      一関市大東町
 
なだらかな山容で、高原といってもいいような山、阿原山。
その山頂に近い場所にある滝です。
頂上から数十メートルくらいしか差がないはずなのに、水量が多く、ちょっと驚きます。
滝そのものは、これといった特徴もありません。景観もいいとはいえず。
ここまで登って来る人のお目当ては、滝ではなく水です。
この滝の近くに、はめ込み画像のお不動さんが建っています。
そこで汲まれるのが「金命水」という霊験あらたかな水。
看板にある成分表を見たら、純粋じゃないかと思えるほど不純物の無い水でした。
この水でお茶やコーヒーを沸かしたらさぞや美味しいに違いありません。

阿原滝

 印象度は                     伊手川⇒北上川


  1. 2012/01/26(木) 22:27:21|
  2. 一関市大東町の滝
  3. | コメント:0

興田川源流部の滝

 バイクで峠越えをする途中、あまり期待もせずに入った興田川の源流部です。
 2枚ともヤブの中に隠れていた滝で、いい滝ではありません。
 名前も無いと思います。

DSC00963.jpg

DSC00969.jpg

 印象度はどちらも            興田川⇒砂鉄川⇒北上川


  1. 2012/01/26(木) 21:01:53|
  2. 一関市大東町の滝
  3. | コメント:0
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遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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