南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

八郎滝 (仮)

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 金ヶ崎町の滝                    向かって右端が駒ケ岳(たぶん)


 岩手県の南部に滝の空白地帯があります。
 金ヶ崎町です。
 滝のブログで金ヶ崎町の滝をひとつも見たことがないんですね。
 では本当にないんでしょうか?

 地図を眺めると、金ヶ崎町の西には、胆沢町の焼石岳から続く経塚山や駒ヶ岳など1000mを越える山々が連なっています。
 焼石岳は滝の巣と呼べるほど滝の多い山。
 同じ山塊の金ヶ崎側には滝がまったく無いとはどう考えても信じがたい。

 そう思ってネットを漁ったら、たったひとつだけなかなかの滝が見つかりました。
 南三陸からでは距離があるけれど、どうやら割と行きやすい場所らしい。
 これは放っておくわけにはいかんべさ、ということで、滝見隊出陣となりました。

 金ヶ崎駅前から、西の山脈に向けて延々と走行。
 場所的にはこの辺。 駒ヶ岳登山道を登って、さらにその奥地。

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 途中現れる広々とした牧場地帯。
 コセコセした南三陸沿岸部から見たら、なんともうらやましい広さ。
 「こんなに広けりゃどんなに大きな工場誘致したってかまわないべさ。」
 「俺らのとこと比べるなって。」
 山を削らなねば家を建てるスペースさえない南三陸。
 被災した土地の代替え地から造っていかなきゃならないんだから、復興が遅いのも当然といえば当然。
 彼我の違いに呆然とします。

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 分岐の駒ヶ岳登山道入口は10台以上の車が駐車して賑わってました。
 突然けたたましく現れた4人の怪しげなライダーに、何事かと振り返る登山客。 お騒がせして申し訳ありません。
 登山には何の関心も持たないウスラバカ4人組は、そのまま突き進むと、砂利道の大森林道に侵入。
 残雪が至る所に残っていましたが、道路上にはないので、通行に支障はありません。
 多少凸凹はありますが、おそらく普通車でもだいじょうぶでしょう。

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 で、出た! 森の巨人。 ネットに載っていた奴だ、
 今にも動き出しそうなモンスター。
 林道上から見えます。

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 実際に見ないと、この迫力はなかなか伝わらないと思う。 根回りがスゲェ。

 さらに進んで行くと、林道はキッツ川に向かって下り始めます。
 キッツとはアイヌ語か。 遠野と住田にはキッチヶ滝というのがあります。 関連ありそう。
 そしてキッツ川を跨ぐ八郎橋に到達。

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 橋のたもとにあった林道MAP。
 案内板の現在地が現在我々がいるところ。 (そりゃそうだべ)
 小さく滝の画像が載ってます。

 橋の中ほどへ行くと、めあての滝が見えました。

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 山桜が咲き、木が芽吹き始めたところ。
 これ以上時期が遅かったら、木々の葉が煩わしくなっていました。 
 タイミング的にはちょうどよかった。

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 ネットで見たのより大きく見えます。
 落差20mくらいか。

 滝を正面から捉えるためには、道がないので、山に入りヤブコギしなければなりません。
 装備をして入って行きましたが、あまり大したことなし。 距離的には200m程度。
 雪の重みで横になった木々が少々わずらわしいくらい。

 クマの出没地域で、親子が襲われた事件も発生しているらしく、隊員はホイッスル吹きまくり。
 何度も書きますが、水音高い場所では熊鈴役に立ちません。 実証済みです。

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 上部にも数mほどの滝が流れていました。

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 キッツ川本流は雪解け水を大量に含んで、白く濁り逆巻くような急流。
 対して、滝はどちらかといえば繊細な流れで、白糸の滝といった体。

hchi12.jpg

 この滝には名前が無いようです。
 上流には、伝説を持つ八郎沼があります。 下流の橋は八郎橋。
 ということは、素直に 八郎滝 でよろしいかと思うのですが。

 印象度  

 Googleの画像を仔細に見ると、キッツ川の上流部にはいくつもの滝を確認できます。
 だから金ヶ崎町に滝がないわけではないのは明らか。 登攀困難で滝を見に行く人がいないんですね。
 見てみたいのは山々なれど、滝見隊にとっては守備範囲外。 とっつくまでが遠い。
 上流の滝までは道がなくて急傾斜。 断崖だってあるはず。
 ヤブコギと急流登りじゃ我々ヘッポコ探検隊では荷が重過ぎます。
 誰か紹介してくれる猛者はいねえべか?


            岩手県金ヶ崎町    枝沢 → キッツ川 → 永沢川 → 胆沢川 → 北上川




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  1. 2016/05/03(火) 21:37:08|
  2. 金ヶ崎町の滝

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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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