南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

船に乗らず猊鼻渓観光するには?

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 道草・寄り道・油売り                      大猊鼻岩


 ホントはこのカテゴリじゃなく、正規の滝カテゴリに入れようとしたのです。
 でも滝に水がまったく流れてないんで、やむなくこちらにしました。

 岩手県一関市東山町にある猊鼻渓。
 下流の発着場から観光船に乗って猊鼻渓観光するのが通常のスタイル。
 でも、 「カメラでじっくり撮りたいのに、停まってくれねえ」 とか 「見知らぬ赤の他人、それもうるさい外国人なんかと一緒に船に乗ってられっかい」 とか 「乗船料がもったいねえ」 とか 「たまには違う角度から猊鼻渓を眺めてみてえ」 とか、いろいろ我儘を持っているそこのあなた。
 そんなあなたにうってつけの猊鼻渓観光のウラ技をこっそりお教えいたします。
 観光船には乗りません。地上からの観光です。 
 乗船料1600円(ネット割引で10% OFF)は、初めてならいいけど、何回もとなると懐に響きます。
 だからこんな方法もあるという一例。
 でもあくまでウラ技であって、正しい観光方法ではございません。
 大変に危険な方法でもあるので、良い子のみんなはマネしちゃダメよ。
 南三陸滝見隊のようなアホ人間にはお勧めします。

 本来であれば、猊鼻渓駅周辺、砂鉄川近くのパーキングに車を入れ、観光船の発着場に行くのでありますが、今回は、かなり離れた場所から入ることになります。

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 まずは、JR大船渡線柴宿駅を目指してください。
 一関駅方向からだと、猊鼻渓駅の次の駅です。
 県道19号線のすぐ横にあります。
 でもまるっきり目立たない駅で、見逃してしまうおそれ大。
 なので、向かいに建っている 産直センターひがしやま季節館 を目印に。
 トイレはここだけ。ベンチ、灰皿あり。 200円の各種ソフトクリームはおすすめ。

 産直から柴宿駅横の踏切を渡り、道なりに進行。
 すると、2車線の道路がゆるく右側に曲がって行くA地点に来ます。

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 ここを曲がらず、左の細い舗装路をまっすぐ進みます。

 すると、B地点。 十字路に出ます。直進方向はダート。

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 ゴミの集積場があるので、ここを左折。

 そのまま進むと、舗装路がダートに変わる地点に行きつきます。

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 道路の両側に鉄製の門のようなものがあり、ここを抜けたら、すぐに左の林道へ入ります。
 前方に家が3軒あります。家を通り過ぎたら行き過ぎ。

 林道を進んで行くとと、やがて空き地というか広場というかスペースがあるので(D地点)、車はここで行き止まり。
 空き地の横に、観音様2体が並んでいます。 車数台分駐車できます。

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 画像のほぼ正面、観音像の横を通って歩いて行くと(踏み跡有り。少々藪有り)、突然断崖に出ます。

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 ぬあ~んと、猊鼻渓上流船着き場の真上に出るのです。
 どこまで近付くかによりますが、全身総毛立ち、身体中から危険信号が発令される高さ。
 恐ろしいなんてもんじゃなかとよ。
 この時は、真下に観光船が1隻到着してました。

 上流方向を見下ろすと、

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 大猊鼻岩と、最終観光地点が見えます。

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 おりしも壮夫岩に近付く1隻の観光船。

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 中じゃ船頭の唄聞きながらドンチャン騒いでいるんだろうな。
 こっちは恐怖心で身体ガチガチ胸騒ぎ。

 冒頭記したように、我々は猊鼻渓観光に来たわけではなく、本来の目的は滝見でした。

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 正面の断崖の左右に、なにやら黒っぽい縦筋があるのがお分かりでしょうか?
 これが滝です。
 位置的には、上流の船着き場を挟んだ前後の右岸。船着き場の対岸です。
 雨が降り降水量が増すと、地下の割れ目を通って断崖から流れ出し、滝になるのです。
 他に滝は、古桃渓の出会いにも流れることがあります。

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 下流側の滝。

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 上流側の滝。

 どちらも流れれば50m級の大滝です。
 なんでこれを観光の目玉のひとつにしないかといえば、常時流れている滝じゃないから。
 最近雨少ないし、おそらく流れてないべなあ、とは察しがついてたんですけど、結果はやっぱり予想通りでした。

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 上流の方では、観光客が対岸の穴に向かって小石を投げ、歓声を上げていました。
 観光客の誰かが我々の存在に気付き、声を上げたり、指さしたり、手を振ったりすると、いちいちそれに応える気仙沼隊員。
 「おめ、止めろって!」
 「なんで?」
 「恥ずいっちゃ。 向こうはこっちをアホな猿くらいにしか思ってねえんだから。」

 さて、一通りビビッた後は、広場に戻ります。
 広場の横にチェーンで封鎖された遊歩道のようなものが奥に続いています。
 我々は通行禁止じゃないかとはじめは思いました。
 でも入ったから分かったんですが、これは車両止めだったんですね。 人の往来は自由です。
 なぜなら、奥に社殿があったから。(E地点) 参道なんですね。

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 横の石板を読んだら、古峰山遙拝殿 となってました。

 そこからさらに先端部へ進みます。
 あ、この辺から踏み跡はあってもかなり危険レベル上がりますのでご注意。

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 上の2枚は、観光船で来たんでは絶対に見られない上流部です。

 先端部に近付くにつれて、地形は益々鋭角的になり、恐怖感が増していきます。
 そして先端部の高い場所にあった何かの祠。(F地点)

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 おそらく、後方の大猊鼻岩を祀ったものではないかと。

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 大猊鼻岩。 そそり立つ大岩壁。

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 先端の先端。

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 高さ2mくらいの石碑のような岩が立っています。
 これより先はありません。
 岩の奥に見えるのは、地続きのように見えても渓谷をはさんだ対岸です。 撮り方ドヘタ。
 つーか、おっかなくてこれ以上近付けねえんだよお。 地震があったら終わりやんけ。

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 滝見隊はアホばっかりですので、危険を顧みず通常の人より無茶をしていると思います。
 このルートは、我々ほど危ないマネをしなくても、足場のしっかりした所からけっこういい画像が撮れる場所だと思います。
 危険地帯だからといって、侵入禁止になっているわけではありません。
 行こうと思えば誰でも断崖の上から下をのぞき込めます。
 ただし、警告板はおろか危険防止の柵すらな~んもありませんので、そこは自己責任でお願いいたします。


                                   岩手県一関市東山町  猊鼻渓




 
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  1. 2016/03/22(火) 21:05:47|
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遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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