
一関市の滝
岩手県一関市、一ノ関駅の東方向に狐禅寺という場所があります。
その狐禅寺からもう少し東側に、藤ノ沢という小さな川が流れています。
中流域から、北上川に注ぐ出口までは急な谷で、一帯は手の入っていない森が広がり環境的にはいい処。
しかし、丘陵地の上流部には住宅地があり、田畑が広がり、ため池が方々にあるといった環境。
となれば、水質が良かろうはずもなく、ワーストクラスの汚水が沢に流れ込んでいます。
過去一度だけ訪れて、瀧神社の滝を見、もうこれでいいやと思っていたのが、どういうわけか再訪することに。
この沢には、瀧神社の滝とは別に、男滝と女滝が流れています。
2つの滝は前回、川の汚れ具合に見る気も失せてほったらかしのまま。
名前のある滝だし、場所も分かっている滝だから、とりあえず隊として見ておいた方がいいんじゃないの、というわけです。
参加者は、気仙沼隊員と釣り師、そして小隊長の3名。
大船渡隊員は、生のマンボウを喰ったら、反吐は出るは下痢は続くはで見事にあたってしまい病院通いだとか。
「確か前回はギックリにやられたし、今回は食当りかよ。 あんた最近悪いことでもしたんでねーの?」 と電話すれば、
「病気持ちで金無しの隊長に云われたくねーし。」
「おまけに悪妻持ちで甲斐性無しってか、ほっとけ!」
それを聞いた2人の隊員。
「ふつうマンボウを生で食うやついるか? だいたい湯掻いて酢味噌だべよ。」
「沖で釣りしてたら、畳よりでっかいマンボウが船の下潜ってったことある。」
「マンボウって、クラゲしか喰わねえんだべ。クラゲの毒は平気なのか?」
「俺んちの猫、マンボウが大好物で人間様より喰いやがる。」
「東京辺りの人はマンボウ喰うんだべか? 俺東京に住んでた頃スーパーで1回も見たことねえぞ。」
などなど、マンボウ話で花盛り。
さて、滝です。
藤ノ沢の周辺をウロウロしていると、何か所かに「藤ノ沢渓谷入口」とか「大滝」とかの標識がありますので、それに従ってください。
川の左岸側の何処かに入口があります。 入口まではとりあえず車でも行くことができます。 奥に駐車スペース有り。
詳しい地図にも道や滝は載っていないので、現地へ行かなければ分かりません。
入口が見つかったら、後は小道を降りて行くだけ。ダラダラした坂道で けっこう距離があります。
一本道なのでまったく迷うことはありません。
やがて川の音が聞こえ、道なりに進むと、突き当りが瀧神社です。


瀧神社の滝。
藤ノ沢ではなく、その枝沢、普賢沢にある滝。
でも水質はご覧の通り。
雰囲気的には悪い滝ではないんですけど、流れる水は濁っているし、滝壷はあっても底は見えないし、水面には無数のアブクが浮いてるし。
もうホントにかんべんしてくれって感じです。 滝、泣いてまっせ。 滝見隊も泣きますわ。
ちなみにこの滝、源流部を別にすれば、もっとも北上川本流に近い滝なのでは。
この後、上流にある男滝と女滝へ向かいましたが、こちらは次回に回します。
口直しに、周辺にある、ため池の睡蓮の画像を。



恥ずかしながら小隊長、昨年までハスとスイレンの違いが分かりませんでした。
それでも恥かくことなく、生きて来れました。
そんなの話題になったの、いっぺんもねーし。
岩手県一関市 普賢沢 → 藤ノ沢 → 北上川
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- 2015/06/22(月) 18:34:37|
- 一関市の滝
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