南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

蒲道沢(ぶどうさわ)の滝

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  奥州市江刺区の滝                          阿原高原より室根山を望む。 黄砂で霞んでます。


 やったぁ!  まさかまさかの新滝発見!  うれしい!

 
 少々遅くなったけれど、車3台分のタイヤ交換をしました。
 ハンドジャッキしかないから、はずして入れて、計24本の交換はさすがにきつい。
 我が家人は 「そんな汚たない格好のまま家ん中入んないでよ!」 と言い放ち、タイヤ交換したばっかりの車で何処かへお出かけ。
 ひとにやらせといてなんちゅう言い草。
 「だったら玄関に着替えぐらい置いとけ、クソババ!」 と、・・・・・ まあ言いませんけどね。
 それでも午前中にどうにか終えて、さて午後は何をしよう、と考えていた矢先。
 
 「風が強くて船出せなかった。どっか行くならついてくよ。」 と釣り師から電話が。
 それじゃあ、と2人でバイクツーリング。
 
 ここだという当てがあるわけでなく、なんとなく思いついた阿原山周辺部をチンタラ走ることにしました。
 岩手県奥州市江刺区から一関市大東町の辺り。 阿原山はその境界にある高原状の山です。

 この辺りはかつて何度か入ったことがあり、滝探しもそろそろ打ち止めじゃないかと思っていました。
 だから期待感も3割程度で、ただガソリンを消費しただけで帰って来るのが関の山かもと。

 釣り師は元々滝探しに全然興味がなかった人間。
 つーか、世の中に滝を探すなんてアホな趣味があるとは思ってもみなかった人間。
 それを南三陸滝見隊に引きずり込んだ張本人が何を隠そう、いや隠しませんけど小隊長であります。
 だから趣味のランクでいえば、海釣り、バイク、船、ゲーム等の下位になるかと。
 たとえ滝が見つからなくても、バイクで走り回れればそれで満足する人間です。

 しかし小隊長にとって、バイクは全然趣味でなく、あくまで実用品。
 何処かへ移動するための便利なツールといった位置づけ。
 だからタイヤ以外ド・ノーマルで、常時泥だらけ。
 車体についた泥を洗うのは、きまぐれで年2回あるかどうかなんです。

 小汚いバイクとピカピカに磨き上げたバイクを連ね、ほとんど期待もせずに、江刺の山中を行きつ戻りつしました。

 岩手県県道262号線、奥州市江刺区田原の蒲道沢(ぶどうさわ)を登って行った時のこと。
 県道と言っても道幅は狭く、車1台がやっと。
 春に出る野の花を見つけたので、写真に撮ろうとバイクから降りてしゃがみ込みました。
 そしたら、崖下にあったんですよ。まだ見ぬ滝が。 何が幸いするか分かりませんね。
 しかし耳のいい気仙沼隊員が一緒だったら、バイクを降りる前に滝音を聞きつけていたはず。

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 りっぱな見ごたえある滝です。
 バランスがいいし、水量は十分だし、苔の貼りつきもいいし、大きな釜も持っています。
 周辺環境も悪くありません。
 印象度  
 しかし、人々に顧みられている形跡がまったくありません。
 道が無く、急な崖をヤブコギしながら降下しなければ見れない滝です。
 普通これぐらいのサイズの滝なら、多少なりとも歩いた形跡があってもおかしくないのですが。
 人家が近いため、知られざる滝ではなく、知ってはいるけれどスルーされてるような。
 残念なのは、水質があまり良くなかった点。
 悪いというほどではないにしろ、やや濁っています。
 上流域に耕作地があるためと思われ。

 ともかく望外な新しい滝を発見して歓喜雀躍。
 散々探索して、もう周辺には滝がないだろうと思っていたものだから、喜びもひとしお。
 こんな滝が都会の周辺にあったらたちまち公園化されているんだろうなあ。
 過疎地で起伏の激しいド田舎に住んでいるおかげで、未発見の滝がまだ残されていることに感謝です。

 すぐ上にも滝がありました。

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 印象度  

 渓谷風な景観もいいし、人家も近いし、下まで降りる道も造れそうだし、それが何でこんなに無視されなきゃなんない訳? と疑問を持ちつつ藪だらけの崖をよじ登って道路に戻りました。
 そうしたら、少し進んだだけでその理由が分かったんですよ。

 道の横にあった鳥居。

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 滝屋ならピンと来ますよね。
 沢の傍に鳥居や社があったら絶対にはずすべからず。
 鳥居をくぐってトコトコ降りて行きました。

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 出た! 不動尊。
 不動尊があるということは。

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 「おおっ!」  初めて見る滝です。 おそらくネットでも初見参の滝。

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 蒲道沢(ぶどうさわ)不動の滝。 蒲道不動滝でもいいか。

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 シンプルでカッコいい。

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 この滝があったからこそ下で見た滝がないがしろにされていたんですね。
 確かにそれだけの存在感がビシバシ漂ってくるすばらしい滝です。

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 印象度  
 最後の  は、水質に少々問題あるため。
 これで水質良好なら何も文句はなかったのですが。

 この沢の渓谷には4つもの鑑賞できる滝が流れています。
 それなのに資産価値タダ同然で置かれているなんて。
 沢に沿って遊歩道でも設けたら、ちょっとした名所になりそうな予感。
 こんなにいい滝が揃っているなら、デジイチ持って来るんだったと後悔したほど。

 県道を登りつめると阿原高原の牧場地帯に抜けます。 展望良し。
 バイクで通過中、牧場の中に何やら動く物体発見。
 クマか? と一瞬緊張が走りました。

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 クマはクマでも、正体はアナグマ。

 阿原山にはまだ積雪の残っている部分があり、風が強烈で寒い寒い。
 知らぬ間に鼻水がタラリ。
 寒さで展望を楽しむ余裕もなく、さっさと下りることにしました。

                      岩手県奥州市江刺区田原     蒲道沢 → 大田代川 → 北上川



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  1. 2015/04/19(日) 14:18:18|
  2. 奥州市江刺区の滝

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Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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