南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

どこやねん、箱滝

bam54.jpg
                                                              奥州市衣川地区の滝

 2カ月ばかり前の話。 失敗談です。
 再挑戦してからUPしようと思ってました。ネタ切れです。

 webで滝の情報をサーチしていると、「箱滝」 というのがヒットしました。
 岩手県奥州市を流れる衣川の支流部にあります。
 「なんだなんだ? こんな滝知らねえぞ。」
 さらに検索していくと、滝の位置まで載っているサイトがありました。
 ところが、いくら探しても肝心の滝画像がありません。
 「なんでや?」 から 「行くしかねえな。」 までが早かった。
 さっそくアホバカ連中に連絡。

 当日集合したのは、気仙沼の滝バカと高田の釣り師、そして小隊長の3名。大船渡のニーハオ隊員は欠席。
 奥州市の奥羽山系の川は我々南三陸滝見隊の活動範囲を越えていますが、滝探しできる時間的余裕は十分あります。
 滝の位置が分かっているのだから、行程に多少困難はあっても必ず行き着けるはず。
 まだだれもUPしてない滝を見つけてやろうぜ~、とけっこう安直に出かけました。

 少々ややこしい道ですが、箱滝沢の入口までは完全舗装路。
 凸凹道をバイク乗り過ぎてケツが痛くなる、なんてこともありません。

hakodaki01.jpg
 webの情報では、 箱滝 の位置はここです。 みちのく古都カントリークラブの北西部。
 沢の入口から林道をおよそ500m進めば滝を見られるはず。
 バイクでそのまま入っていければいいな、と楽観してました。

 で、その林道入口です。
hako02.jpg

 絶句。 草茫々。
 車はおろか、人の歩いた形跡すらないじゃないですか。
 ここを行かなきゃ滝へは行けないんですから、もう行くしかありません。
 覚悟を決めて突撃開始。 100% ヤブコギです。

 覆いかぶさるような草をかき分けかき分け、滝があるはずの位置までやってきました。

hako03.jpg

 ありません。
 何の変哲もない穏やかな流れ。
 「ないぞ。」
 「ねえな・・・。」
 「ほんとにここなのか?」
 「間違いない。」
 「じゃあなんで無いんだ?」
 「知らんがな。」 

 この場所に印を付けたサイトの主に言いたい。
 「あんた、ここに来たことないべ。 それを信用してわざわざ来るアホもいるんだかんね。」 と。

 もしかしたらと、さらに上流までヤブコギして探しましたが、それらしき滝は見つかりませんでした。
 
 そこで、我々はなぜ滝がないのかいくつか仮説を立ててみました。

 A. 「箱滝」 という地名は確実に存在します。
 ということは、実際の滝ではなく、地名だけなのではないか?
 滝沢 とか 滝の里 とか 小滝 とか、実際には滝がないのに滝探しして、我々はずいぶんだまされてきました。
 それがここにもあったということなんでしょうか?

B. 地震・洪水などの自然現象により崩壊した。

hako04.jpg

 近くに巨岩が沢に堆積した場所がありました。
 もしかすると崩壊した滝の残骸では。
 地質的にもろい場所のようです。
 両岸が川に迫り、いかにも滝があったような場所ですから考えられなくもありません。

 C.  堰堤に取って代わられた。

hako05.jpg

 滝音がするので近寄ったら、砂防堰堤でした。
 地形的には滝があっておかしくない場所。
 滝の土台をそのまま利用し、上に堰堤を被せたことも考えられます。
 堰堤を造るために滝を潰してしまうことは、これまで何か所も見ているのでありえないことではありません。

 D. これこそ本当の 箱滝。

hako06.jpg

 同じ沢の下流部にあった滝。
 規模的にあまりに小さく、これでは名前負けしてしまいます。
 いくらなんでも名前を付けるような大きさではありません。

 E. もう少し距離を置いた他の場所にあるのでは。
 もし本当に 箱滝 なるものがあるとすれば、この仮説がもっとも有力。
 上流部分は探検済みなので、下流部に入る必要があります。
 しかし、樹木が繁茂して進むのにも困難な今の時期は、滝探しとして適当ではありません。
 
 いずれ葉の枯れる頃になったら、再挑戦してみようかなあ、なんて思ったり思わなかったり。
 要するにあまり再挑戦に積極的にはなれないわけで。
 何故かというと、水質があまり良くないし、環境的にもいい雰囲気でなかったから。
 まあその時期が来たら考えることにしましょう。
 でもホントにあるんだろうな、箱滝。

                                        箱滝沢 → 北沢川 → 南股川 → 衣川 → 北上川




 
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  1. 2014/08/07(木) 21:35:16|
  2. 奥州市衣川地区の滝

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Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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