南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

二ノ沢の滝 2

Ppphy.jpg
                                                          陸前高田市の滝


 滝の多い生出川 (おいでがわ)。 改めて生出川の凄さを再認識しました。
 もうそろそろ生出川系の滝は打ち止めだろうと思っていたのに、どっこいジャンジャン、探せばまだ隠れているんだなあ。

 岩手県陸前高田市。気仙川支流矢作川、そのまた支流の生出川、さらにまた支流の二ノ沢が今回のターゲット。
 本来はもっと遠くの川を登るつもりでした。
 各隊員にもそう通知していたのですが、当日の朝、小隊長に急な用事が入り、時間的にとても行けない。
 「俺は下りるけど、みんなで行ってきたらいいっちゃ。」 と電話すると、
 「文句たれる相手がいないんじゃなあ・・・。」 と気仙沼隊員。

 そこで急遽近場の沢ということで白羽の矢を立てたのが地元の二ノ沢。
 過去1度だけ入渓したことがあります。
 仮称 二ノ沢大滝 というすばらしい滝を探し当てた沢です。
 廃道になった林道が途中まであって、その後はまったく道なし。
 ヤブコギか沢登りの選択をせまられる沢ですが、登るに面倒な滝が多いのでヤブコギがメーン。
 初回、このヤブコギにうんざりさせられたので、今まで躊躇していたのでした。

 「あのさあ、行くのはいいんだけど、このクソ暑いカンカン照りの時期にヤブコギするっつうのは何でなん?」
 「何でも。行きたいから。」
 「だから、行きたいんだったらもっと楽なとこなんぼでもあるだろうがよ。この前もひでえ目にあったの忘れたか。」
 「それって、何月何日何時何分何秒の話だ?」
 「何ほざいてんだ、この毛だらけの熊野郎。」
 こんな会話ばっかりしてるから家人に見下げられるんでしょうね。

 ともかく、釣り師隊員を除いた3名で二ノ沢攻略作戦決行です。
 沢の入口には鹿除けネットが張られたゲートがあります。
 入れないわけじゃなくて、入る人はゲートを開閉すればOK。
 途中まで林道があります。
 ただ、廃道になってあちこちに落石があり倒木・土砂崩れ箇所もあるので四輪では通れないでしょう。
 その先は、橋が落ち、完全崩壊しているからバイクでも無理。


 二ノ沢に入るといくらも行かないうちに見ごたえのある滝に出くわします。

ftmz01.jpg

ftmz02.jpg
  
 既出の滝です。
 そんなにデカい滝ではありませんが、風格というか威厳を感じる滝です。
 実は沢からの帰途、あまりの暑さに耐えかね、この滝壷で全員が水浴びをしました。
 これぞ夏の滝探しの醍醐味。これがしたいがために行ったようなもの。
 これでビールが飲めれば最高なんだけどなあ。

ftmz03.jpg

 二ノ沢はこういった感じ。
 岩盤が多く、小滝がたくさんあります。
 もちろん水質はまったくいうことなし。いくらでも飲める水です。
 水量は前回よりかなり少なめの印象。
 最近まとまった雨がありませんからね。

 「道はない」 と書きましたが、有るには有るんです。
 それは獣道。
 相手は動物ですから、沢と平行に道がついているわけじゃないし、現れたと思えば消えていたり、わざとだろと思うような危険個所をわざわざ通っていたり、なかなか人間の考えるようなルートを通ってくれません。
 急傾斜の岩盤を渡る場面も何か所かあります。 ちょっとしたスリルとサスペンス。
 全体的には急斜面をずっと横移動していくようなルートです。
 急斜面の上に葉が茂っているものだから、足元が見えず神経を使います。
 一人で行ったらヤバイかも、と思います。

 そして現われた 二ノ沢大滝。 
 南三陸滝見隊が選定した生出川十大滝のひとつ。
 我々の遊びなんで、十大滝と言っても誰も知りまへん。

ftmz04.jpg

ftmz05.jpg

ftmz06.jpg

 今回やはり水量少なめ。
 当然ながら多いほうが迫力あります。
 この滝、地元の人に聞いたら知っていました。でも名前はないそうな。
 ここまで来るのに、難易度的には生出川系の滝ではいちばんです。
 「幻の滝」といわれる 大松沢大滝 より確実にメンドくさい。
 でもわざわざ見に来るだけの滝格があります。

 上に登って、落ち口から滝壷まで撮ってみました。

ftmz07.jpg

 こういったアングル、今まで何度もチャレンジしたんだけど、うまくいったためしがないんだよなあ。

 前回来た時は、この滝で終わりました。
 しかし、水量と地形から判断すると、まだ上にも滝がありそうな匂いがします。
 この沢は、そう気軽に来れる場所ではないので、この際だからとさらに突撃続行。

 すると、さらに小滝が続いて、とうとう新たな滝発見!

ftmz09.jpg

ftmz08.jpg

ftmz10.jpg

 う~ん、なかなかの滝じゃあないですか。
 もっと里に近かったら必ずや名前がついていたであろう規模です。
 滝マークが地図に載っていても何ら不思議ではありません。
 web初登場の滝に違いなく、とりあえず 二ノ沢奥の滝 ということにしておきます。

 印象度  

 これより上流にはめぼしい滝がありませんでした。
 ま、こんだけ滝があれば十分過ぎるほど。

 今回はある程度の覚悟はしていましたが、とにかく暑かった。
 谷底を歩くので、あまり直射日光に焼かれることがない半面、湿度が高くて抜けて行く風がなく、まるでサウナの中で動き回っている感じ。蒸し蒸し・汗ドロドロ。呼吸困難になって、この場から逃げ出したい気分。
 熱気が谷に充満しておりました。

 おかげさまでクマには出会わなかったものの、負傷者1名発生。
 大船渡のニーハオ隊員が岩に膝をぶつけ、アカタンつくりました。幸い軽傷。
 後日痛むだろうけど、おら知らん。

                                            二ノ沢 → 生出川 → 矢作川 → 気仙川



スポンサーサイト
  1. 2014/08/05(火) 17:00:40|
  2. 陸前高田市の滝

自己紹介

小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最新記事

カテゴリ

はじめに (1)
道草・寄り道・油売り (153)
巨樹・古木 (75)
野の花々 (38)
八幡平市の滝 (1)
普代村の滝 (1)
田野畑村の滝 (1)
岩泉の滝 (1)
宮古市内の滝 (10)
宮古市田老地区の滝 (2)
宮古市新里地区の滝 (9)
宮古市川井地区の滝 (23)
花巻市の滝 (8)
花巻市大迫地区の滝 (10)
花巻市 東和町の滝 (5)
北上市の滝 (2)
金ヶ崎町の滝 (1)
奥州市衣川地区の滝 (16)
奥州市水沢地区の滝 (3)
奥州市江刺区の滝 (7)
奥州市胆沢区の滝 (7)
平泉町の滝 (5)
一関市の滝 (24)
一関市花泉地区の滝 (1)
一関市東山地区の滝 (6)
一関市川崎町の滝 (6)
一関市大東町の滝 (22)
一関市藤沢町の滝 (2)
一関市室根地区の滝 (4)
山田町の滝 (15)
遠野市の滝 (72)
遠野市宮守地区の滝 (7)
大槌町の滝 (40)
釜石市の滝 (83)
住田町の滝 (104)
大船渡市の滝 (92)
大船渡市三陸町の滝 (62)
陸前高田市の滝 (124)
気仙沼市の滝 (26)
南三陸町の滝 (15)
女川町の滝 (1)
石巻市の滝 (17)
登米市の滝 (9)
栗原市の滝 (14)
大崎市の滝 (7)
加美町の滝 (1)
色麻町の滝 (1)
東松島市の滝 (1)
秋田県 東成瀬村の滝 (3)
秋田県 湯沢市の滝 (3)

ご来場者数

リンク

このブログをリンクに追加する