南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

平山沢の滝

                                                                  気仙沼市の滝


 南三陸の狭いエリアでディープな滝探しをしているアホバカ探検隊。
 さて今回は、宮城県気仙沼市本吉町の平山沢です。前回入って名前が分からなかった沢。

 南三陸は梅雨に入ってその通りの天気が続いています。
 この日も終日霧雨模様で、時折バラバラと大粒の雨が降ってくるあいにくな天気。
 休日に雨が降ると何もすることがなく、というかする気がなく、ただ家でごろごろしていると家人から「邪魔だからどっか行って」と粗大ゴミ扱い。
 空の様子をうかがえば、滝探しに行って行けない状況でもない。
 ダメモトで各隊員に連絡したら、これが何と全員参加になりました。
 みんなやることがなかったらしい。
 途中大雨にでもなったらバイクでは逃げ場がなく、どこかで衣服を着替えなければなりません。
 そこで、大船渡のニーハオ隊員に車の出動を要請し、途中高田の2人と気仙沼隊員を拾いながら本吉町に向かうことに。
 我々は基本バイクなもんで、4人が1台の車に同乗して滝探しに向かうなんてことはまずありません。おそらく数年ぶり。

 国道45号線から県道18号線に乗り換え、沢の出口まで来てみると、前回とは状況が変わっていました。
 ロープが張られ、車では侵入できなくなっていたのです。
 そこで少し離れた県道のチェーン脱着場に車をデポして歩くことに。
 風体のいかにもいかがわしい4人連れが県道をノタノタ歩いていくと、さすがに目立つのか、すれ違う車のドライバーが胡散臭い目で見つめていきます。
 漁師と土建屋をミックスしたような、自分たちでさえ俺らの恰好はまともじゃねえと思っているほどですから、はたから見たらなおさらでしょう。
 道の駅などでも他のバイク乗りからあきらかに遠ざけられている我々。ロードライダーの皆さまと我々とでは趣味が違うんですよといちいちいうのも変だし。 やれやれまたか、といった感じ。


hryz07.jpg

 これが前回入った時の平山沢の滝です。
 水量はそれほどないし、落差もあまりない滝ですが、バランスが良く佇まいも決まっています。
 南三陸にしては意外にいい滝だったので驚いたものでした。非常に雰囲気のある滝です。
 ただし、最大の欠点が、産廃処理場の真横にあるということ。
 すでに役割を終えたのか、工事関係の施設や車両はどこにもありませんでしたが、ケミカル的な臭いだけは残っていました。
 その臭い、今回はしませんでした。
 終始降り続く雨によって抑えられていたのかも。

 前回この滝より上流は未踏のまま引き返しました。
 よって、ここから藪に突入し上流を目指すことに。

c486

 あえて地図を載せるほどの沢ではないですけど、おおよその位置を分かっていただければと。
 宮城県気仙沼市と岩手県一関市室根町の境界近くにあります。
 ほとんどの地図には平山沢の名は載っていないはず。
 我々も上流へ行ってはじめて標識でその名を知りました。
 水源は、ツツジの名所徳仙丈山。そのほぼ南に流れている沢です。

 この沢には始めから終いまで沢に沿った林道がありません。
 しかも途中2か所に砂防堰堤まで造られていました。
 堰堤はとにかく何が何でも越えなければ先に進めないので本当にやっかいです。
 区界を示す杭が打ってあり、人跡未踏というわけではないのですが、まったく踏み跡もなく、雨の中をただひたすらヤブコギするか川の中を進むかしか方法がありません。
 雨が降り続き、樹木からは水滴が垂れ続け、岩は濡れて滑りやすく、沢に入ればこれまた水。
 沢を登れば汗を掻き、雨具を着ているためにそれも蒸発しないので、内も外も水分でグシャグシャ。
 こんな所で俺達何をやっているんだろうと思わぬでもありませんでした。
 全身泥だらけの濡れ鼠と化した滝見隊が、探し当てた戦果がこれ。
 順に下流から貼っていきます。

hryz01.jpg
 前回発見した滝と形状が似ています。サイズ的にはもっと小さい。 

hryz02.jpg
 

hryz03.jpg
 

hryz04.jpg
 

hryz05.jpg
 
 いい雰囲気。壷も広い。

hryz06.jpg
 これが我々の見た最上流の滝。
 見ごたえ的にはいちばん良かったです。
 

 下流には養鶏場と田畑があります。
 それより上には人工的な物はありません。
 水質は上等でした。
 雨が降り続いているにもかかわらず、水が濁ることもなし。

 総評すると、気仙沼以南の南三陸では珍しい良沢です。
 沢全体が岩盤質で水量そこそこ、傾斜もまずまずで思った以上に滝のある沢。
 大きな滝はありませんが、前回発見した滝ひとつだけでも十分合格点を付けられる沢です。
 ただ、行く道がないのにあえてヤブコギしてまで見に行く価値有りか、といえば ??? となります。

 画像ひどく、申し訳ありません。
 ポンコツコンデジ + 雨 + 被写体暗い + シャッタースピード遅い + 三脚無し + へたっぴ = ボケボケ画像となりました。

 今回は雨中行軍のためか、隊員に損害が多く発生。
 気仙沼隊員  デジカメ落水。 もう何個目になるんだか・・・。隊全体ではすでに10個近く失っています。
 ニーハオ隊員  ウェーダーを裂き、浸水。 歩くたびにガッポガッポ水音がする。
 釣り師隊員  斜面を滑って、タラの木のトゲで腕に裂傷。 ガムテープで応急処置。
 面白がって腕をグルグル巻きにしたら  「俺は段ボールじゃないんですけど。」
 小隊長   岩から転落。足首捻挫。手首打撲。バイクだったら帰れませんでした。 まだ完治せず。
 雨の中、無理して行くとこんなことになります。
 
 何が面白いんだか滝探し。
 それでも止めないのは、やっぱ何か楽しいことがあるんでしょうねえ。

                                                      平山沢 → 津谷川 → 小泉湾



 
 
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  1. 2014/06/11(水) 18:06:08|
  2. 気仙沼市の滝
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