南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

嫁ヶ淵の滝

                                       花巻市大迫地区の滝


 滝好きの人たちのブログを見ていたら家の中で無為に過ごしているのがもったいなく思われて来ました。
 本日の滝見行計画はないし、外は雨だし、午後は用事があります。
 それが分かっているのに、即実行。
 「今からだって? きょうは予定があって行ける訳ねーべさ。」とニーハオ隊員。
 「もう海に来てるんだってば。釣りの邪魔しないでけさい。」と釣り師隊員。
 「これから仙台に行って来っからダメ。」と気仙沼隊員。

 「アンタ、用事があるの忘れたわけじゃないべね。雨が降ってるっていうのにバッカでない?」という家人の声を背に受けながら、単独で出発。
 さすがに雨中をバイクで行く気は起こらないので、今回はクルマです。
 行き先は、岩手県花巻市大迫地区にある 嫁ヶ淵。
 小隊長にとっては初めての滝ですが、何度か通過してるので場所の見当はついてます。
 他の3人は3年前小隊長が監獄(病院)に入っている間に訪問済み。

 
 今回は、初めて訪問される方のためにも、できるだけ分かりやすいようアクセスを紹介したいと思います。
 
 嫁ヶ淵 は、花巻市大迫の早池峰山登山道になっている、県道25号線(紫波川井線)の途中にあります。
 川は早池峰山を源流とする稗貫川本流です。

図02

 国道396号線大迫バイパスから早池峰山を目指して県道25号線に入って行きます。

図01

 早池峰ダムにある 道の駅はやちね からさらに早池峰山を目指しておよそ5~6km、大又集落を過ぎて少し行くと、嫁ヶ淵バス停が右側に立っています。
 その場所からすぐに右側の横道に入ります。ここは旧道のようで、湾曲してたちまち元の県道に戻るようになっています。ここに車を停めるスペースがあります。

 その近くに、下へ降りる人一人分くらいの幅の山道があるので降りて行きます。
 すぐに林道に出ます。林道を左手(上流側)に少し歩くと通行止めの表示があって、その手前右側にさらに川に向かって降りる山道が続いていますから、そこを降りれば滝にぶつかります。

DSC06180.jpg

 ここが中間地点の林道。
 上流側を見ています。
 通行止めの標識手前、右側に川まで降りる山道があります。残念ながらこの画像では草に隠れて見えません。
 ま、その程度の小道です。
 駐車した場所から滝までは200mくらいではないでしょうか。川までは何の苦労もなく行き着けます。

 図では 岳川としてしまいましたが、正確には、早池峰神社から上流が岳川で、下流が稗貫川になるそうです。すまんこってす。

 問題はここからでした。
 川に突き当たったものの、手前に大岩というのか岩盤が邪魔して、滝の全貌が見えないのです。
 観光滝ではないので、大きな岩が折り重なりちゃんとした足場がありません。
 もちろん何の標識もなければ、展望台もありません。当然、東屋とかトイレも無し。
 小隊長が訪れた当日は、雨が降り続き岩場が濡れて滑る状態でした。
 スパイク付きの長靴は、岩場では不安定。下まで降りるには少々危険が伴いました。

DSC06177.jpg

 嫁ヶ淵の滝です。
 いちいち滝と付けなくても、嫁ヶ淵といえばこの滝まで含んだ呼称になるようですね。
 別名 瀬織津姫ノ滝 ともいうらしいですが、こんな名前覚えられません。

 早池峰に降った雨が沢に流れ込み、合流してこの一点に集中します。
 すさまじい迫力です。地響きと轟音がすごい。
 普段はきれいな水なのでしょうが、やや黄色みを帯びた膨大な濁流となってなだれ落ちていました。
 怒涛逆巻き、 姫 という優雅な名前とはかけ離れた印象。
 滝に近付くのが恐いくらいでした。

DSC06178.jpg

 こうして見ると、やっぱり手前の岩が邪魔して、滝のすべてを見せてくれません。
 でも一般的にはこれでも十分ではないでしょうか。

 滝の全貌を見たいという方にはマニアックなコースもあります。
 対岸側から眺めるという手。
 とはいっても、川を渡ることはできません。確実に流されます。

 対岸にも舗装された道路が川に沿って通っています。
 1車線の狭い道路で、人手が入っていないため両側から覆いかぶさって草茫々。
 新車や対向車に怖気づく人は止めた方が無難です。
 しかもこちらには川までの道がありません。
 川がほとんど見えないのでどこから降りればいいのか判断に迷います。
 杉林の斜面をヤブコギして降りなければなりません。
 川全体が轟音を発していたため、滝の位置が分からず、小隊長はかなり下流に降りてしまい、さらにヤブコギをして上流まで歩かなければなりませんでした。
 雨で雨具を着用しているから思ったように動けないし、暑いし、斜面はぬかるんでズルズル滑るし、木に掴れば上から大粒の水がボタボタ落っこちて来るしで、いやはやたいへんな思いをしました。

DSC06182.jpg

DSC06184.jpg

DSC06181.jpg

 これが対岸から見た嫁ヶ淵の滝です。
 苦労の甲斐あって、全貌を眺めることができました。
 でもゆっくり鑑賞している状況じゃなかったです。
 
 
 雨と滝からの飛沫がひどくて1回1回レンズを拭かなければ写せませんでした。

 雨が降っておらず、道が乾いて、滝の位置が分かっていれば、1/3くらいの労力で来れると思います。
 今度来る時は通常の滝を見たいですね。

 印象度  

                                         稗貫川→北上川




 



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  1. 2013/07/13(土) 23:10:17|
  2. 花巻市大迫地区の滝

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遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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