巨樹・古木
稲荷神社も千本桂もよく聞く名前なので、いったいどこのことかと思うかもしれません。
場所は、岩手県花巻市大迫町です。
早池峰ダム周辺を徘徊していたときに、偶然巨大な樹木に出会いました。
看板によれば、幹周(根周り)28.6m というから、相当巨大。
この記録が正確で公式なものなら、花巻だけでなく、岩手県内でもトップランクなはず。
カツラは巨大になればなるほど1本立ちにはならず、ヒコバエが成長して株立ちになります。
だから単純に幹周といっても、どこをどう測るかによっても太さが変わってきます。
見た感じはかなりの老木。
樹勢に勢いが感じられません。
倒れた枝も相当数あるようです。
さらに暖かくなって葉が茂るようになれば、この1株だけでも森のようになるのでは。
秋になれば周辺にキャラメルを焦がしたような甘い匂いが漂うはず。
お稲荷さんだけあって、巨木のそばには狐の像があります。
環境省自然環境保全基礎調査によれば、全国NO.1 の桂は、岩手県軽米町にある古屋敷の千本桂で、幹周が15.33mだそうです。
看板通りであるなら、ここ稲荷神社の千本桂はそれを遥かに凌駕しているということになるのですが。
岩手県花巻市 大迫町内川目 稲荷神社の千本桂
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- 2019/05/10(金) 18:31:44|
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