南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

やったぜ新滝! でも、ここどこォ?

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 遠野市の滝


 ようやく待ちに待った滝見隊の出陣です。 長かったなあ。
 予定より1時間以上遅れて、バイク3台でツーリング。
 予定遅れは毎度のことなんで織り込み済みですが、気温5度の天候には参った。
 バイクで走ると、体感温度は完全に氷点下ですから。 鼻水垂らしながらの走行になってしまいます。
 バイクでは暖を取ることもできずつらいんですが、バイクならではの楽しさもあるわけで。
 
 大船渡のニーハオ隊員は 「行って行けない身体ではないけども、行けば回復が遅れてしまう。くやしいのう。」 と不参加。
 完全回復を待っていたんじゃ、今年の滝探しは不可能になってしまうから、非情にも置き去りであります。
 
 これだけ気温が下がって来ると、ロードライダー達と路上で出会うことがめったにありません。
 普段他のライダー達に異端の目で見られがちな我々は「軟弱な奴らめ、ムフフ。」 と清々する気分。

 向かったのは、遠野市の薬師岳から流れ出る板取沢。 猿ヶ石川の支流です。
 薬師岳の中腹には、遠野市でもっとも大きな 又一の滝 があります。
 この滝は、滝川に流れており、板取沢の隣の川。
 見たい欲望あれど、今回は時間が無くて行けませんでした。

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 南から見た薬師岳。 山頂部はすでに積雪。
 早池峰山はこの裏側。 薬師岳を経由して登ることもできます。

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 迷ったのが、地図と現場の表示が合わないこと。
 現場の表示には、ガンケノ沢・イタドリ沢・サデノシタ沢・ワデノシタ沢・ヘビタキ沢などがあり、地図の沢と位置が合致しないのです。
 地図通りなら、サデノシタ沢を登る予定だったのですが、入渓地点の橋には「ヘビタキ沢橋」とあり非常に混乱しました。
 蛇滝のある蛇滝沢はまったく別方向にあり、こことは明らかに違うのですが・・・。
 自宅に戻った現在でも、我々がどこの沢に登ったのかあやふやなまま。
 いい加減なことを書いて、後で訂正するやも知れず。
 なので、間違いの無いようすべての沢が合流する板取沢でまとめることにしました。

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 途中、林道の崖にあったつらら。
 このあたり、すでに0℃前後のはず。
 おそらく春まで融けることはないかと。

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 沢を登っている最中に見つけたスズメバチの巣。
 葉が生い茂っている時期にここまで近付いたら危なかった。
 ニーハオと小隊長は蜂アレルギー。
 次に刺されたら生死に関わると医師から宣告を受けている身なので、気が気じゃない。
 もっとも今の時期なら中は空のはず。

 沢に入ると、岩の上には氷が張り、かなり気を遣う状況。
 不用意に足を乗せれば、滑落や落水の恐れがあり、慎重に登って行きました。
 危険は危険だけれど、なんせ久しぶりの沢登りなもんで楽しいったらありゃしない。

 それでは下流側から順次滝を載せて行きます。
 むろんはじめての沢ですから、どの滝も初登場です。

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 橋のたもとから入渓して1発目の滝。

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 水質に関しては何もいうことなし。
 甘めな味がしました。
 ただし流れの下の岩は滑ります。

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 2回砂防堰堤を乗り越えました。

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 傾斜緩い滝のほうが気が緩むからかえって恐い。 なめたらあかんぜよ。

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 ほとんどの滝は、すぐ横を直登できます。
 出来ない時は高巻きしましたが、藪が少なくなっている時期なので楽に上がれます。

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 水量は通常よりかなり少なめではないか。
 登るには楽ですが、この滝など水量多かったら断然見映えが違ったはず。

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 以上並べた滝はどれも5m以上の落差があります。
 小さな沢なら、1個だけでも主役になれそうな滝ばかり。
 
 これらの滝を眺めて我々は十分に満足したんですけど、この沢の主役はさらに上流に流れていました。

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 「あったあ!!!」
 「でっけえ!!!」
 これまでの滝を圧倒するデカさ。
 落差30m、長さにしたら50mはありそうな規模。 スケール感が全然違う。

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 水量が少ないのが本当に残念。
 春の雪解けの頃ならどんだけの迫力になるのか。

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 WEB初登場の新滝発見です。 来て良かったなあ!

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 滝の中央部。

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 今年大船渡市の御滝様を発見してなければ間違いなく年度代表の滝になっていたでしょう。
 アクセスさえ良ければ遠野市を代表する滝のひとつになっていてもおかしくなかった。
 行く道が無いから沢登りするしか見る方法がありません。
 規模が大きく、雄大な滝。 これで水量あったら口あんぐりでしょう。
 名前があるとは思えないので、とりあえず芸もなく「薬師の滝」とすることに。
 印象度  

 この沢を登っている最中に、古い作業道のようなものが続いているのを確認していました。
 登って来た沢を戻るのは、岩に氷が張りついているため非常に危険。
 登って来るより何倍も神経を使う作業になります。
 なもんで、戻りはこの作業道から降りることにしたのですが・・・。

 これが誤算。
 はじめは良かったものの、次第に笹がはびこり出して、倒木の雨あられ。
 進むにつれて、はたしてこれが道なのかといった状況になり、気が付いた時には完全に森の中。
 もちろん電波の届く場所ではありません。
 地図とコンパスで位置を確かめながらヤブコギに次ぐヤブコギ。 かなり不安な気分にさせられました。
 できるだけ避けたかった尾根越えをし、小沢が流れていたのでそれに沿って下り、ようやく当初の道に降りることができました。
 尾根を越えると方向感覚が狂うので、我々は出来る限りしないことにしています。
 どうにか3名とも無事に帰還できたので、安堵のため息。

 ともあれ、ひさしぶりの大滝発見で高揚感と達成感を味わうことができ、満足満足な1日になりました。
 峠に雪が舞うようになると、バイクでの走行は非常に不安になります。
 よって、もしかするとこれで今年の滝探しは終了になるかもしれません。


              岩手県遠野市       不明沢 → 板取沢 → 猿ヶ石川



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  1. 2016/11/28(月) 18:26:48|
  2. 遠野市の滝

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Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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