南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

碁石海岸のヤマユリ その2

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 野の花々

 「野の花々」かどうか、国立公園内なので微妙なところですが、植栽したわけでも管理しているわけでもないから、まあこれで良しとしましょう。
 
 仕事している身では、いかに仕事を早く終えても、行く距離に限度があります。
 暗くなる前であれば、せいぜい気仙管内や気仙沼市街地がやっと。
 そこで、以前UPしたヤマユリの咲き具合が気になって碁石海岸へ行ってまいりました。
 到着してみると、まさにドンピシャの咲き具合でありました。

 貼り付け職人と化して、やたらペタペタ貼っていきます。

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 碁石海岸のヤマユリの売りは何かといったら、
 太平洋を一望する断崖のすぐそばにあり、
 松林の中に、雑然と咲いている、といったところではないでしょうか。
 こういったシチュエーションはなかなか無いと思います。

 きっちり整理整頓された花壇もいいけれど、人間の意思などまったく無関係に適当に咲いている状態というのは、何故か見る者をホッとさせます。

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 クルマユリもありました。

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 こちらはノカンゾウか。

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 ご覧のように、雑草の中に好き勝手に咲いています。
 咲いている範囲があまりにも広いせいか、管理者も雑草だけ刈るようなことはしていません。
 まったくの放任です。 このほうが返っていい感じ。
 この辺が管理されたユリ園とは大きく異なるところ。

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 ヤマユリを撮ろうと雑草の中に分け行ったら、セミが。

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 よく見ると、ヤマユリ以外にもいろいろな花が咲いています。

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 もちろんまだ蕾状態の花もありますが、次第に少なくなりつつあるようです。

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 観光コースからは外れているけれど、碁石の名勝のひとつ、 赤土倉にある巾着岩。
 昔はフッサフサに植物が生えていたのだけれど、今ではツルッツルになってしまい かつての面影はどこにもありません。
 身につまされる人達もいるんだろうなあ。

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 巾着岩を禿げらかした犯人(?)がこいつ。 ウミネコ。

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 レストハウスの横に咲いていた唯一の園芸種と思われるユリ。
 色はハデだが、匂いはヤマユリにかなわない。
 同じヤマユリでも色変わりの変種を時に山で見ることもあります。

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 よく見たらセミの抜け殻がくっついていました。

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 いちばんいい時に訪れたのは間違いないでしょう。
 団体客からもしきりに感嘆の声が上がっていました。

 ヤマユリが終わると、ハマギクが咲き始め、次第に寒さに向かって行きます。


            岩手県大船渡市 碁石海岸のヤマユリ



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  1. 2017/07/28(金) 21:54:49|
  2. 野の花々

アカガネ沢の滝

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 陸前高田市の滝


 国道343号線。
 一関市との境界線近い陸前高田市に黒森沢があります。
 どこが変更点なのか分からないのですが、黒森沢は登っていくとアカガネ沢と名前を変えます。
 この滝はかなり上流にあるので、おそらくアカガネ沢にある滝ではないかと。

 林道は途中まで工事中。 上流は廃道状態で、荒れに荒れ、バイクでも侵入困難でした。

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 ヤブコギして降りた沢は、これまた荒れていました。
 見に行くのが非常にやっかいな滝。

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 以前紹介したことのある滝です。
 その時はまだ小ざっぱりした滝でした。

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 堰堤のように垂直に立つ岩盤。
 水量多ければ岩盤全体から流れ落ち見ごたえあります。

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 この水量では迫力不足はいなめない。

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 人家が近ければもう少しどうにかなったかもしれませんが、現状では環境が荒れ過ぎてお薦めできるような滝ではありません。


          岩手県陸前高田市矢作町   アカガネ沢 → 黒森沢 → 中平川 → 矢作川 → 気仙川


 
  1. 2017/07/25(火) 18:37:25|
  2. 陸前高田市の滝

オズガヨウ

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 住田町の滝


 これもおなじみさん、いつもの滝です。
 岩手県住田町、気仙川支流合地沢に流れるオズガヨウです。

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 遠くへ出かけて帰還する途中、たまに立ち寄ったりします。
 夏場だと、この周辺だけあきらかに温度が低い。

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 特別デカいとか押し出しが良いとか豪快とかいったイメージはありません。
 こじんまりとまとまった、しかし雰囲気のとてもよい滝です。

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 この沢は洪水にでもならない限り水が濁ることもありません。
 非常にすばらしい青い水が流れています。
 広い滝壷があり、いつでもほっこりできる滝です。

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 滝の前の道路から見るとこんな感じ。
 正面左側にはカツラの巨木。
 この木のおかげで、滝の雰囲気がさらにUP。

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 春の淡い緑もきれいだし、秋の黄葉も見事。 
 落葉期には甘い香りが周辺に漂います。

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 巨木の根元からは地下水が流れ出しています。
 この水が成長力の源らしい。


          岩手県住田町    オズガヨウ   合地沢 → 気仙川 

    
  1. 2017/07/24(月) 19:04:23|
  2. 住田町の滝

双六のカヤの木

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 巨樹・古木


 岩手県陸前高田市気仙町。
 なんでそうなのかは分からねど、双六という地区。
 小高い丘の上にカヤの巨木が立っています。

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 小隊長のお気に入りで、年に何度かは訪れています。
 来ようと思えば いつでも来れる距離なんですが、これがなかなか・・・・。

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 季節外れのサツキがカヤの根元でまだ咲いていました。

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 カヤの根元に腰掛けていると、風が吹き抜け、広田湾が目の前に広がって、気分が開放されます。

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 東日本大震災から周辺部が大きく変わりました。
 願わくは、この一角だけはいつまでもこのまま残しておいてほしいものです。

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                岩手県陸前高田市気仙町双六  丘の上のカヤの巨木

  1. 2017/07/22(土) 20:11:19|
  2. 巨樹・古木

碁石海岸のヤマユリ

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 道草・寄り道・油売り       大船渡市


 旬なものを先に出します。
 大船渡市、碁石海岸のヤマユリ情報です。
 今日、2017年7月21日現在、一部咲き始めました。

 その前に、同じ碁石海岸にあるラベンダー畑はというと、

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 いつもと変わらず咲いている場所もありますが、メーンとなる畑では、なぜかまばらにしか咲いていません。
 蕾状態とかじゃなくて、花芽そのものがないのです。 なぜだろう、なぜかしら。

 で、ヤマユリに戻ります。

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 全体的にはこんな程度。
 ここはレストハウスから海岸に向かったところです。
 見た目、どこにも花開いたヤマユリが見られません。

 ところが、碁石海岸で最も早く咲く博物館裏へ行ってみると、けっこう咲いてました。

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 この場所は、松の幼木を育成している場所です。
 幼木といってもとうに人の背丈を越える高さになって密植されており、風がほとんど当らないのがユリにとっては保護になっているらしい。
 ヤマユリは、そこに植えられているわけじゃなく、いわば放任された状態で、松の木の間にたくさん生えています。

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 おおっぴらには誰も宣伝してませんけど、小隊長は秘かに碁石海岸はヤマユリの名所だと考えています。
 きっちり管理されている訳ではなく、放置というか勝手に生えているだけですけど、数も多いし一斉に咲きだすと見事。
 園芸種はひとつもなく、すべて野生種のヤマユリで白一色です。 そこがいいところ。
 夕刻になると芳香が強く漂います。 夏の花の女王といった印象。
 この花を見ると夏が来たと思いますもんね。

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 インフォメーションセンターの裏側。
 ここもこれからといった状態。

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 見頃までそう時間はかからなそう。
 予想すると、7月25日から27日くらいまでなら最盛期では。
 碁石海岸の場所によって、早い遅いがあるので、多少予想が狂っても十分楽しめそうです。


         岩手県大船渡市  碁石海岸  ヤマユリ


  1. 2017/07/21(金) 20:46:59|
  2. 道草・寄り道・油売り

尻石沢の滝

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 宮古市川井地区の滝                ネムノキ


 宮古市川井地区を流れる小国川。 その支流が尻石沢。
 途中で中之又沢と分岐し、その中之又沢には割と知られた不動滝が流れています。

 滝見隊3人は、最初小国川最上流の新田牧場の沢へ侵入を試みましたが、ネットの防護柵によって入ることができず、2つめの目標として尻石沢へやって来ました。
 以前皆で入ったことがあり、その時は、デカいクマと遭遇して戦闘モードに入られたんで慌てふためいて逃げてきた川です。
 今度こそはと勇んで入り、割といい滝を発見しました。

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 林道の上から見た滝。

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 そのズーム。

 簡単には降下出来そうにない角度だったんで、ザイル投入。
 クマの気配を窺いながら、川辺まで降下しました。

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 落差あまりないものの、雰囲気のいい滝です。

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 水質がすばらしい。 磨いたようなクリアブルーで、引き締まった感じ。
 日本酒ではなくジンのようなキリリとした透明度。

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 洪水の痕跡がまだそちこちに残っていたのが残念。
 苔がもう一度貼り付いたらさらに良くなるに違いありません。
 印象度  

 この後、さらに上流へ登ろうとしたら、
 「スト~ップ。 具合が悪いから俺帰るわ・・・・。」 とニーハオ隊員。
 覗いたら、冷や汗が出、顔色が悪い。
 車で来たのなら、しばらく車内で休んでいることもできるが、今回もいつも通りのバイク。
 パッと帰れる距離ではないし、1人で返すのも不安だし、ということで、3人ともここでUターンして帰宅することにしました。
 これから、というところでしたが、バイクだと心細く感じることも多く、こうなるとお互い様です。
 尻石沢を2度入って、2度リタイア。 滝見隊とは相性が悪いみたい。
 いずれまた再挑戦します。


          岩手県宮古市 川井地区   尻石沢 → 小国川 → 閉伊川

  1. 2017/07/20(木) 20:43:26|
  2. 宮古市川井地区の滝

小僧不動の滝

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 栗原市の滝


 鳴子温泉滝見ツアーからの帰途、栗原市の 小僧不動の滝 へ立ち寄りました。
 国道457号線から少しだけ入ったところで、一迫長崎地区という場所。

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 小僧不動水神社の裏側に滝は流れています。

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 落差7mの直瀑の滝。
 いつもよりは水量が足りないようです。

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 「毎年1月15日には、水をかぶってお祭りをするんだってよ。」
 「んじゃ、俺もやる」 と言い出したのが釣り師。
 彼の場合、宗教的関心からではなく、単に暑いから水浴びしようという魂胆。

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 この滝、直瀑ではありますが、水の落下点には岩があります。
 その上に乗りました。
 「イデデデデ、首が折れるう。」
 落下してくる水の衝撃を頭で受けるので、見た目ほど気持ち良くなさそう。

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 背後に人の気配を感じて振りむいたら、犬を散歩に連れてきたどっかのオバちゃんでした。
 「あらら、ご苦労様です。」
 我々を修行している人達と勘違い。
 いくら裸とはいえ黒いトランクスでは滝修行には見えないんですけど。


             宮城県栗原市一迫長崎  小僧不動の滝   枝沢 → 長崎川 → 一迫川

  1. 2017/07/16(日) 19:00:28|
  2. 栗原市の滝

鳴子温泉の滝 白糸の滝

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 大崎市の滝


 大崎市内の滝としては最後になった 白糸の滝 です。
 鳴子温泉郷の端っこ、川渡温泉の近くにあります。
 江合川に沿った狭い道路を進んで行くと、枝沢から流れる高い滝が現れます。

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 ここにも不動尊があるということは、不動滝でもあるわけで。

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 落差はかなりのもんです。 水量が少なく、とても静かに流れ落ちています。

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 独特な岩肌。
 こういうのは南三陸ではほとんどなく、奥羽山系の滝に多いように思えます。
 なんか、ヌメッとした見た目でどうも好きになれない。
 苔でもあればまだいいんですけど、水質の関係からかそれもありません。

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 上方にも滝があります。

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 地図をまじまじ見たら、やはり2ヶ所滝マークがありました。

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 バランスのとれた美しい滝です。
 好みでいえば、ちょっと違いますが。


          宮城県大崎市鳴子温泉 川渡   白糸の滝     枝沢 → 江合川

  1. 2017/07/16(日) 09:26:45|
  2. 大崎市の滝

鳴子温泉の滝 不老滝

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 大崎市の滝

 鬼首から鳴子温泉まで降りてきました。
 次は 不老滝です。

 鳴子峡は、長さ4.5km、高さ100mの大峡谷。
 春の新緑、秋の紅葉と、鳴子観光の目玉みたいなところです。
 岩手宮城内陸大地震によって、大きく損傷し、主な遊歩道は崩壊したままになっています。
 現在では、上流部の大深沢を中心とした遊歩道が新設されています。

 不老滝は、崩壊した下流部の遊歩道の中間部に流れています。
 
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 落差15m。

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 中学の頃、ここの遊歩道を家族で通った記憶があります。
 しかし滝の事はまったく覚えていません。
 その頃は滝なんか全然関心なかったからねえ。

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 神秘的で素敵な滝です。
 観光客がゾロゾロ歩いていたらまったく違った印象になったかもしれませんが、人のいなくなった場所でひっそりと流れる姿はかっこいいと思います。

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 関係各所の方々は、この周辺の遊歩道再開を諦めてしまったのでしょうか。
 とすれば、この滝は次第に闇に消えることになりかねません。
 もったいないなあ。
 印象度  

 滝そばの流れ。 美しい。

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 右下に鉄橋の影が写り込んでいます。
 メンテナンスを放棄したせいか、人が歩くのは危なっかしい状態になっていました。

          宮城県大崎市 鳴子温泉 鳴子峡  不老滝  小深沢 → 大谷川 → 江合川


 
  1. 2017/07/15(土) 20:47:00|
  2. 大崎市の滝

御崎とニッコウキスゲ

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道草・寄り道・油売り


 現在、『鳴子温泉の滝』シリーズを掲載中でありますが、旬を考えて割込みいたします。
 宮城県気仙沼市の唐桑半島最南端にある御崎岬では、ニッコウキスゲが開花中。
 おそらく三陸の海岸線では 多かれ少なかれどこでも咲いていると思われます。
 御崎の分布は、碁石海岸などと比較すると少ないような。

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 海岸一帯はおおよそ黒色粘板岩という種類の岩石で構成されています。
 地球の圧力でねじ曲げられました。

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 松林の様子があきらかにおかしい。
 枯れて、スカスカ状態です。 7割から8割は倒れたような。
 海から高度があり、東日本大震災の大津波を被ったとは思えない。
 マツクイムシの影響ではないのか。

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 あやめ科の花も至る所で咲いています。 でもやっぱり数は少ない。

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 2つの小島(岩礁?)ともに伝説が残っています。

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 ニッコウキスゲ (ゼンテイカ)。
 一日一花、当日で花は萎れます。
 蕾を見ると残り少なく、そろそろ終盤を迎えたよう。

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 本当に冗談ではなく、このままでは松枯れ病により岬は丸裸にされそうです。
 これ以上の進行を防ぐ方法はないんでしょうかね?
 せっかくの公園がだいなしになってしまう。

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 よく見るときれいな花。 これは何?

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 御崎岬灯台。
 周辺がスカスカになってきました。
 大丈夫か? マジ不安になるっす。

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 帰る途中早馬山から眺めた気仙沼大島。
 画像中央部、海に隔てられた部分が島です。
 右のアーチ型の橋は、現在架橋中の島と本土を結ぶ連絡橋です。
 島の住民にとっては長年の悲願でした。
 島から連絡船で通っていた高校の同級生もいました。
 海峡はわずか200mほどしかないのに、どうしていままで橋を架けられなかったのか。
 こんな田舎では、大災害で亡くなった人が出なければ造ってもらえないんでしょうかね。


            宮城県気仙沼市 唐桑半島 御崎


 
  1. 2017/07/14(金) 22:00:02|
  2. 道草・寄り道・油売り

鬼首不動滝

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 大崎市の滝

 鳴子温泉の滝シリーズ、次は 西行の滝 から直線距離にして2kmほどしか離れていない 鬼首不動滝 です。
 正式名称は、ただの 不動滝。 
 これではどこの不動滝か分からないので、冠を付けさせてもらいました。

 西行の滝とは沢が違います。
 軍沢川に架かる国道108号線の軍沢橋から、軍沢川に沿って2km程上流の支流に流れる滝。
 落差30mの段瀑、という情報があるきり 画像は見つかりませんでした。
 画像がない、ということは、だいたい察しがつきます。
 撮り難い場所にあるから、誰もUPしないとお見受けしました。
 こちとら百戦錬磨・神出鬼没・傲岸不遜・傍若無人・弱肉強食・焼肉定食の滝見隊、それなら俺達が画像UPしてやると、難儀は覚悟の上で突入を計ったのですが。

 途中までは林道を利用して車で入って行きましたが、こちらもチェーンが張られて行き止まり。
 その先は行こうとしても急に狭くなって、泥濘地になっていたので車では無理です。
 で、こちらも歩きになったのですが、先ほどとは条件が大違い。
 道はあるにはありますが、人一人が歩ける幅しかなく、両側からは雑草が覆いかぶさっているような道。
 下は常に水が流れているような湿った道です。
 川からは離れ、樹木・雑草が濃密で、音はすれども川の姿はまったく見えません。

 そして、これが大問題。
 とにかく暑い。
 炎天下で風が通らない密林みたいな場所を歩かねばならず、やたらめったら蒸れるのです。
 先程 西行の滝で水浴びしたのが大誤算。 身体がすっかりだらけていました。
 「あじい~~~」 「ぐるじいい~~~」 「滝、まだあ?」 皆ヘロヘロです。
 
 ようやく、気仙沼隊員の地獄耳が反応し、近くに大きな滝があることを知らせてくれました。
 といっても、回りのすべてが藪なんで、とにかく軍沢川に出なければいけません。
 目の前が見えないほどの藪だし、下は泥地で大苦戦。
 ようやく川に出て見ると、

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 まるでダムのような巨大な堰堤が上流に見えました。 そのデカさにびっくり。
 あれを越えて行けといっても到底無理。 越える場所じゃなくて大安堵。
 軍沢川の水深は平均すると太ももくらいの高さ。川に入ると身体が冷えるので返ってうれしいくらい。
 約20mほどの川幅を渡ります。 川底はちょっと滑ります。
 この時点では、まだ滝音しか聞こえなかったのですが、片倉沢の支流を登っていくと、すぐに

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 出た~~! 不動滝。

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 確かに2段構造の高い滝。
 でもネット情報よりは低いと思いました。

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 周囲は樹木が濃密に繁茂しているため、撮影に最適な場所が見つかりません。

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 もっと見やすく2段の滝の全体像を写したかったのですが、離れると必ず樹木などの障害物が邪魔をします。
 しかも隊員各自が勝手に動き回るので、これも大迷惑。
 ま、お互い様なんで、これは仕方ないこと。

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 残念ながら滝壷はありません。
 ちゃんとした道はないし、藪が深いし、急流の川を横断しなければいけないし、周辺狭っ苦しくてあまり良い環境ではありません。
 水質が良いのが救いです。
 滝は大きく、それなりの見ごたえはするのですが、苦労する割には、感動がやや物足りない感じがします。
 我々みたいなアホ連中以外わざわざ来る必要はないかなと云う気はします。
 印象度  

 最後に、不動滝 というくらいだから、どこかにお不動さんでもないかなと探したら、近くには見当たらず、少し離れた場所の藪の中に発見しました。

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 社殿というか祠は倒れています。
 しかし今のところ、石像は無傷のようです。
 やがては樹木の中に埋没するんじゃないでしょうか。


         宮城県大崎市 鳴子温泉鬼首  鬼首不動滝  片倉沢 → 軍沢川 → 江合川

  1. 2017/07/14(金) 16:37:14|
  2. 大崎市の滝

鳴子温泉の滝  西行の滝

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 大崎市の滝


 羽後街道仙秋サンラインを鬼首方向に戻って来た我々は、次に 西行の滝を目指しました。
 この滝に関しては、予備知識万全で、何も迷うことはありませんでした。
 仙秋サンラインは、旧道と新道があります。
 旧道は、道路の崩落のため新道との分かれから通行止めになって、ゲートが設けられています。
 つまり、車はここまで。
 幸い、駐車スペースは困らないほどありました。

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 このゲートを越え、少し進むと、右手に林道が接続します。
 現状どうなっているか、この林道だけが不安でしたが、途中までは草が刈られ何も困ることはありませんでした。
 林道を道なりにおよそ30分ばかり歩きます。
 炎天下をただひたすら歩くので、汗が噴き出してきます。
 やがて橋を渡ると、すぐにお目当ての滝が現れます。

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 西行の滝。
 落差7m。 2段構造の大きな滝です。

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 日射しがきつくて コンデジでは思ったように画像が撮れません。 ご勘弁。

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 水量が多く、堂々たる佇まい。
 我々は持参した弁当をここで摂り、さらには滝壷でパンツ一丁になって水遊び。
 水がきれいで滝壷は深く、とても気持ちがいい。
 でも思いのほか流れがあるので うっかりしていると下流に流されそうになるし、5分も入っていると身体が完全に冷えきってしまいます。

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 滝らしい滝。
 これといってマイナス材料が見当たらない。
 夏だから往復1時間の歩きがちょっとつらいか。

 印象度  


              宮城県大崎市鳴子温泉鬼首     西行の滝   仙北沢 → 軍沢川 → 江合川


  1. 2017/07/12(水) 19:59:23|
  2. 大崎市の滝

鳴子温泉の滝 夫婦滝

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 大崎市の滝


 宮城県鳴子温泉鬼首の奥の奥、秋田県と山形県の県境すれすれのところに落差100mというとてつもない滝が流れているらしい。
 そういった話から、今回の鳴子温泉滝見ツアーが決まりました。

 当初の計画では、この落差100mといわれる黒滝目指して突撃するはずでした。
 しかしWEBで検索すると簡単にはいかないことが次第に分かって来たのです。
 まず鬼首の降下ポイントまで、我々のところから小休止を入れておおよそ4時間必要です。
 降下ポイントからは道がないので、沢をおおよそ2時間半登って、ようやく目当ての黒滝に到達できるらしい。
 つまり、これだけで片道6時間半は必要。 往復13時間になります。
 日帰りで行って行けないことはないけれど、小隊長の苦手な早朝出発になるし、沢登りを考えたらバイクで行くのはさすがにきつく、常識的には車を使用せざる得ません。
 家庭内に問題を抱えてなければ、鳴子温泉に泊って翌日決行なんて贅沢なこともできますが、家人に知られるとどこかの女性代議士みたいに 「このアホおおおおお!! そんな御身分かよ!」 なんてどつかれかねないので、とてもできることではないし。
 滝までの沢登りは時間がかかるけれども、難易度としてはそれほどのことはないらしい。
 だから、やる、と決めたらどうにかやれそうな気はします。
 ただし、黒滝を目指すなら、この滝ひとつでタイムアップになります。 他を見る余裕はありません。
 せっかく鬼首まで出張るのに、それではもったいなくないか。

 そこでもうひとつのプランを考えました。
 黒滝へは行かない代わりに、周辺にある滝をいくつか見て回ることです。
 あれこれ検討した結果、6つの滝を選びました。
 まだ見ぬ滝もあるので、どうなるかは分からないけれども、数だけはこなせそう。

 「1本のすごい滝を目指すか、もっと楽に回れそうな6本の滝にするか。 どっちが良さそう?」
 「6本の滝の高さの合計と、黒滝1本の高さと、どっちが高いの?」 と釣り師隊員。
 「たぶん、6本のほうだと思う。」
 「んじゃ、6本のほうに行く。」
 「おめえはなにか、滝を高さだけで比べようっつーの? 合算して何か意味あんの。」

 ちょっと話が長くなりましたが、そんなこんなで、今回の鳴子温泉滝見ツアーは知ってたり知らなかったりの6本の滝を見る方に決定したのでありました。
 もちろんチャンスがあれば黒滝へもいずれは行きたいと考えています。

 で、これから何回かに分割して宮城県大崎市の滝をご紹介します。
 第1回は、夫婦滝です。

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 ここはどこかというと。
 宮城県大崎市、鳴子温泉鬼首。
 国道108号線、別名羽後街道、鬼首道路、仙秋サンラインです。
 東北で2番目に長いという鬼首トンネルの宮城県側出入り口にいます。

 これより200mほど手前にパーキングがあって、滝見隊の車2台を置いてきました。
 そこからトンネル手前に架かる橋まで男4人がゾロゾロ歩いたわけですが、ご覧のように道路には歩道が無く、へりを歩くことになります。
 これが恐い。大型トラックだとか、まさか歩行者がいるなんて考えもせず吹っ飛ばして来るもんだから、風圧で飛ばされそうになります。
 万一橋から転落したら、とても助からない高さ。

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 トンネル出口から振りかえったところ。
 前の橋が 「夫婦滝橋」 で、滝はまさにこの直下、橋の両側に流れ落ちています。
 上方には大崎市の看板。
 ということは、我々は秋田県湯沢市にいるってことなんだろうか?
 「県境はトンネルの中だべ。 中に看板付けても誰も見ないから、出口に置いたってことじゃねーの?」 とニーハオ。
 「あ、そうすか。 なるほど。」

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 これが 夫婦滝 の 女滝 です。
 橋の下流側に流れ落ちています。
 落差およそ20mくらい。 大きいです。
 水量があまりないので、静か。
 樹木が邪魔で全体像が見えません。
 印象度  


 こちらは、橋の上流側にある 男滝。

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 落差は女滝とそう差がないようですが、水量があり迫力は断然上。

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 こちらも完全には姿が見えません。
 しかし、存在感がすばらしい。
 印象度  

 どちらの滝も橋の上から見ることができるお手軽な滝。
 今回時間はありませんでしたが、本格的に滝下から見ることもできるようです。


           宮城県大崎市 鳴子温泉鬼首   夫婦滝    支流 → 軍沢川 → 江合川(荒雄川)


 
  1. 2017/07/11(火) 21:25:41|
  2. 大崎市の滝

小坪川上流の滝

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 陸前高田市の滝


 高田市の気仙川に注ぐ小坪川は美しい川。

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 上流から下流までいくつもの滝が流れています。
 今回はその上流にある3つの滝をご紹介。
 
 下の滝からまいります。

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 上流へ進んで行くと、途中川を跨いで小さな橋が架かっています。
 そのすぐ下に流れているのがこの滝。

 さらに進んで行くと、小赤府沢が合流し、橋の近く、上流側にこの滝があります。

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 小赤府沢の滝。
 高さはまあこれくらいで十分ですが、水量が足りません。

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 こちらは最上流といってもいい滝。
 
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 さらに上にもないわけじゃないですけど、落差もまとまりもなくなって滝らしさが失われてしまいます。

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 小滝です。 まったりできる雰囲気のいい滝です。


           岩手県陸前高田市横田町    小坪川 → 気仙川



  1. 2017/07/10(月) 17:10:44|
  2. 陸前高田市の滝

宮沢賢治の種山ヶ原

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 道草・寄り道・油売り


 宮沢賢治が生前何度も訪れ、著作の舞台ともなった種山ヶ原。
 賢治がこよなく愛した高原です。

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 天気はすこぶる良かったものの、遠くがうっすら霞んでいました。
 空気の透明度が高ければ、岩手山まで見えるのですが・・・。

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 風もなく、バイクを停めると汗が滲む。
 又三郎よ、風をくれ。

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 「種山ヶ原」
 
 種山ヶ原といふのは、北上山地の真ん中の高原で、
 青黒いつるつるの蛇紋岩や、
 硬い橄欖岩(かんらんがん)からできてゐます。

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 遠くに早池峰山。

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中央部に奥州市の越路スキー場が見えます。

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 種山ヶ原
              
                宮沢賢治
まっ青に朝日が融けて
この山上の野原には
濃艶な紫いろの
アイリスの花がいちめん
靴はもう露でぐしゃぐしゃ
図板のけいも青く流れる
ところがどうもわたくしは
みちをちがへてゐるらしい
ここには谷がある筈なのに
こんなうつくしい広っぱが
ぎらぎら光って出てきてゐる
山鳥のプロペラアが
三べんもつゞけて立った
さっきの霧のかかった尾根は
たしかに地図のこの尾根だ
溶け残ったパラフヰンの霧が
底によどんでゐた、谷は、
たしかに地図のこの谷なのに
こゝでは尾根が消えてゐる
どこからか葡萄のかほりがながれてくる
あゝ栗の花
向ふの青い草地のはてに
月光いろに盛りあがる
幾百本の年経た栗の梢から
風にとかされきれいなかげらうになって
いくすじもいくすじも
こゝらを東へ通ってゐるのだ

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 正面奥は五葉山か?  右の山頂が平らなのが室根山。

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 「高原」

 海だべがど おら おもたれば
 やっぱり光る山だたじゃい
 ホウ
 髪毛 風吹けば
 鹿踊りだぢやい

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牧歌
種山ヶ原の、雲の中(なが)で刈った草は、
どごさが置いだが、忘れだ、雨ぁふる、

種山ヶ原のせ高(だが)の芒(すすぎ)あざみ、
刈ってで置ぎわすれで雨ふる、雨(あめぁ)ふる

種山ヶ原の 霧の中(なが)で刈った草さ
わすれ草も入(はえ)ったが、忘れだ 雨(あめぁ)ふる

種山ヶ原の置ぎわすれの草のたばは
どごがの長嶺(ながね)で ぬれでる ぬれでる

種山ヶ原の 長嶺さ置いだ草は
雲に持ってがれで 無ぐなる無ぐなる

種山ヶ原の 長嶺の上の雲を
ぼっかげで見れば 無ぐなる無ぐなる

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 賢治が「アザリア」と呼んだ レンゲツツジ。

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 種山ヶ原の最高峰、物見山の山頂。

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 モナドノックス (残丘) 高原のあちこちに。

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どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう

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 賢治が種山に通ったはるか昔、同じ場所を名の知れた武将とその一行が通って行きました。

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       岩手県  遠野市・奥州市・住田町     種山ヶ原高原



  1. 2017/07/10(月) 16:17:35|
  2. 道草・寄り道・油売り

達曽部熊野神社の巨杉

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 巨樹・古木


 岩手県遠野市宮守達曽部地区。
 国道396号線からさほど離れていない場所に、熊野神社が鎮座しています。
 その境内には、2本の大きな杉の木が。

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 鳥居の横と、境内中央。

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 鳥居横の杉は、ようやく巨木に入ったくらいの大きさ。

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 境内中央のは大きい。

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 堂々たる存在感。

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 途中から二又に分かれるため合体木のように見えますが。

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 どうもそうではなくて、枝分かれしただけのようです。

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 古さはまったく感じません。
 まだまだ成長期かも。

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 ひっそりした境内で、伸び伸びと育っています。


              岩手県遠野市宮守 達曽部   熊野神社の巨杉


  1. 2017/07/10(月) 05:53:43|
  2. 巨樹・古木

シーボルトと紫陽花と滝

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 遠野市宮守地区の滝


 ちょうどアジサイの季節でもあるので、滝とからめて載せることにしました。
 画像もコラボします。
 とりとめのない話しになりますのでご容赦。

 シーボルトと紫陽花と滝。
 何だ、この関連のなさは、 とお思いではありませんか。
 小隊長自身、今まで関連をまったく知りませんでした。
 しかし長崎地方にお住まいの方なら、この3つを並べたらすぐにピンと来るはず。

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 ドイツ人医師シーボルトが長崎に来日したのは1823年のこと。
 5年ほどしか日本に滞在しなかった、というかスパイ容疑をかけられてそれ以上の滞在は許されず、国外追放の身になってしまいました。

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 わずかな期間の滞在でしたが、その間シーボルトは日本で妻をめとっています。
 当時長崎で遊女をしていた 「其扇(そよぎ)」 という女性。
 本名は 「榎本 滝」。 通称 「お滝さん」。

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 というわけで、画像は、岩手県遠野市宮守にある お滝さん という滝。 
 お滝さん繋がりの、無理やりのこじつけであります。
 岩手県内には、他に北上市に同名の お滝さん があるし、大船渡市には お滝様 なんてのがあります。
 探せば他にもありそう。

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 シーボルトはドイツの由緒ある貴族の出自だそうで、それが日本という当時ヨーロッパでは未開の国の娼婦を妻にしたんですから、それがドラマやオペラになったってちっともおかしくない話。
 追放の身になっても、本人は日本へ戻る気満々だったようですが、結局その思いはかなわなかったようです。
 シーボルトの子を産んだお滝さんはその後どうなったんでしょうね?

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 さて、アジサイの話。
 現在では無数の品種がありますが、その元となったのはガクアジサイで、原産国がなんと日本だということ。
 それを「オタクサ」と学名を付けてヨーロッパに紹介したのが 植物学者でもあったシーボルト。
 そうです、 「オタクサ」 というのは 妻であった 「お滝さん」 からの命名なのですね。

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 残念なことに、すでにアジサイは先に発見した人がいて、ヨーロッパでは学名が登録されており、 「オタクサ」 は認められなかったようです。
 今日のように、ガクアジサイばかりでなく球になったアジサイが一般的になったのは、ヨーロッパで盛んに品種改良されたのが日本へ逆輸入されたためらしい。

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 遠野の お滝さん の滝壷の横にはぽっこり穴が開いています。
 昔、盗賊がその穴に盗んできた品物を隠匿したという伝説が残っています。

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 長崎県では アジサイを普通にオタクサというらしい。

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 ちなみに、紫陽花という漢字ですが、元々中国にアジサイはなかったので、紫陽花=アジサイではないらしい。
 中国では、アジサイには別の漢字を充てるようです。 「八仙花」 とか「綉珠」 など。

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 遠野の お滝さん は残念なことに ひどく環境が荒れていました。
 滝の上には栃の巨木があり、その根元に祠が置かれているのですが、藪だらけで人が入った形跡がまったくありません。
 近所の人達も放置したままのようです。
 代が移り次第に忘れ去られてしまうんじゃないでしょうか。

                
                       岩手県遠野市宮守 達曽部 椛川目川  お滝さん


 
  1. 2017/07/09(日) 17:14:12|
  2. 遠野市宮守地区の滝

早池峰東麓の滝  その2

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 宮古市川井地区の滝


 前回の続きです。
 行程をすっ飛ばしたところがあります。
 実は、高桧沢へ入る前、タイマグラのキャンプ場のあるところからタイマグラ沢へ侵入しておりました。
 ところが入ってすぐ、ゲートがあってそれより上流へは行けないようになっていたのです。
 地図を眺めると、傾斜があって、水量はあるし、川床は岩盤っぽくなっています。
 こういうところなら規模はともかく滝があるに違いないと思える沢だったので、かなりがっくりきました。

 「おいおい隊長、上に林道のようなものがある。」 とニーハオ隊員。
 地図を見ると、なるほどタイマグラ沢の中流部を横断するように道が走っています。
 現在でも使われている林道なのか、それとも雑草がはびこった廃道と化しているのか、行ってみないことには分かりません。
 鈴久名に向かう道路の途中から林道に入ればタイマグラ沢へ行けそうです。
 高桧沢へ入り、出てきたらラストに行くことにしました。

 そうして入った高桧沢。
 まずまずの滝を見つけて、若干安堵した気分のまま目当ての林道に侵入を計りました。
 林道はバイクで問題なく進行することができましたが、4輪ではどうでしょうか。
 崖の崩落はないものの、倒木や落石、泥濘地が所々にあり、ちょっと困難かもしれません。

 クマ除けに時おりクラクションを鳴らしながら、 なんとかタイマグラ沢に到着。
 何と、着いた早々林道から連瀑が見えるではありませんか。

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 この水量と傾斜の具合から、上流にはかなりの滝がありそうです。
 特別な装備は必要なさそうなので、バイクを放置するとそのまま遡上開始。

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 「おお、すげえ!」
 いくらも進まないうちに気仙沼隊員の放った声。

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 見事な連滝です。
 連滝でもまとまり感があって、ひとつの滝として見ることができます。

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 規模的にも十分大きく、滝壷はあるし、水質も上等。 
 言うことありません。 すばらしい滝です。

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 我々が想像した通り、薬師川系の沢にも見ごたえある滝が人知れず流れていたのです。

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 「名前あるんだべか?」
 「これくらいの規模だったらあるんじゃねえの。知らんけど。」

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 単体の滝だけではなく、まとまりある連瀑帯がすばらしい。
 こんなのがUPもされず、いまだに未知の滝として流れている訳です。
 やっぱ探してみるもんですね。
 名前がないのも困るんで、とりあえず タイマグラ沢の滝 とそのまま呼ぶことにしました。
 下山途中、パトロール隊員とか地元民とかに出会ったら、滝の名前を尋ねようと思っていましたが、こんな時に会うなんて都合のいいことはあるはずがない。
 印象度  

 以上が今回の早池峰東麓の滝探しでした。
 全体としてかなり雑な滝探しで、もっと丁寧に探していたらさらに見つけた可能性もあります。
 入っていない沢もまだ残っていますから、その気になったら再挑戦をしようと考えています。


          岩手県宮古市川井 江繋 タイマグラ       タイマグラ沢の滝

  1. 2017/07/05(水) 20:43:18|
  2. 宮古市川井地区の滝

早池峰東麓の滝  その1

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 宮古市川井地区の滝         薬師川


 岩手県の早池峰山の西側、岳川系の川には、名の知られた滝がいくつも流れています。
 たとえば、魚止ノ滝。 たとえば、笛貫ノ滝。 たとえば、七折ノ滝 などなど。
 ところが峠の小田越を越え旧川井村に入ってしまうと、とたんにこれといった滝がなくなってしまいます。
 なんでや。 本当に薬師川系の沢には滝がないのでしょうか?
 
 早池峰登山には、西側の大迫方面から登って来る人達が大部分で、東側のタイマグラ方面は少数。
 よって、西側の開発が進んで、人があちこちに入り、大きな滝も公にされてきた歴史があるのでは。
 それに比べて東側の薬師川系の沢にはあまり入る人がおらず、仮に大きな滝があっても公表されないまま今日まで来たような気がします。
 実際これまで未公表だったタモンタワの大滝を発見したのも、川は違っても早池峰の東側でした。
 早池峰の東麓に滝はあるのかないのか。 
 ほんとのところはどうなんだべ、とここで南三陸滝見隊の出番となりました。

 結果から先に申し述べますと、行くのを急いだもんで、明らかに準備不足でありました。
 ネットからの少ない情報によれば、薬師川系の沢には、舟石滝(権現滝)、滝薬師の滝、親子孫滝、十二鏡の滝、などという滝が存在するはずでしたが、精査しなかったばかりに、薬師川に入ってもどこがどこやら状態。
 次回行く機会があれば、もう少し準備を怠らないようにしなければ。

 前編・後編に分割します。
 まずは、前編から。

 我々が旧川井村へ入る場合は100%遠野市から立丸峠を越えて入ります。
 現在、峠はトンネル工事中で、一部は開通しています。
 おかげで少しばかり時間短縮になりました。

 川井村が宮古市に編入されたのがいまだに馴染めない小隊長。
 遠野から峠を越えたとたん宮古市とはどうにも実感がない。
 そんなことはともかく、江繋から薬師川に沿って登って行きました。

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 この2つの滝は、薬師川本流のどちらかといえば下流に流れる滝です。
 川が大きいので落差を感じ難く、あまり存在感のない滝ですが、滝下まで降りると十分な大きさがあります。
 もしかすると、下の画像の滝は 滝薬師の滝 というのかもしれませんが確定できず。
 ともに印象度  

 当初の予定では、薬師川下流に合流する向田地区の沢へ入るつもりでしたが、いくらも行かないうちに
 「黙って山へ入ったら通報するけんね。」 という警告板が出現。 トラブルは避けたいので すごすご撤退。
 「黙って入んなきゃいいんだから、叫びながら入ったらいいんでないの?」 と同郷の釣り師隊員。
 いつのもアホな発言を完全スルーして本道へ戻りました。

 しばらく進んで再び支流の小桧山沢へ突撃。
 見つけました。

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 うん、これなら。
 もう少し落差が欲しいですが、滝壷はあるし、景観がいいし、水もきれい。
 いいと思います。 ただ、どうだという存在感はありません。
 印象度  

 さらに登って、この滝。

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 上の滝よりかなり落ちます。
 

 傾斜が弱くなり、水量も減ったので 小桧山沢を撤退。

 本道に戻って、途中2本の沢へ突撃計画がありましたが、あまりの藪のひどさに躊躇して突撃中止。

 そして来ました、タイマグラ。

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 そうか、俺達はパワースポットにいるのか。

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 規制看板はあっても、滝見隊は全員バイクなんで、規制外。 ブイブイ登って行きます。

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 ちなみに、ここがタイマグラキャンプ場。
 早池峰山頂は雲の中。

 少し進んで、鈴久名に向かう道路との分岐。
 そこから高桧沢へ突入しました。

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 う、嫌な看板。
 でも、この絵。 腹の痛くなった人間を揉んで手当しているように見えなくもないんだが。

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 ほら、見れ見れ。
 新しいぞ、この爪痕。
 これが人間の肌なら大惨事。

 バイクで走っている分には攻撃されまいと信じ、荒れまくった林道をクラクション鳴らしながらロデオのごとく進んで行きます。

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 ちゃんとした滝だ。

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 名前あってもおかしくない滝格です。
 もしかすると 親子孫滝 かも知れませんが、確証なし。
 印象度  

 この上流、湿地になり、水量もなくなったのでUターンすることに。

 次に入った沢で とうとうすんばらしい滝を発見したのでありました。
 
 後編に続く。


             岩手県宮古市川井地区       薬師川系各支流

  1. 2017/07/03(月) 20:03:55|
  2. 宮古市川井地区の滝

碁石の花々

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 野の花々


 滝のストックもあるんですが、旬の物を優先させないとたちまち色あせてしまうので、まずはこんなものから。
 大船渡市の碁石海岸で現在咲いている花々です。

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 あやめ、ハナショウブ、かきつばた、のどれか。 どれだろう。
 海岸のあちこちに咲いています。 群生はせず、ばらばらと。

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 上のとは違う気がする。
 一度完璧に覚えた筈だが、それを披露することもなく時間ばかり経ち、もうどれがどれやら記憶が定かではありません。
 情けなか・・・。

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 一方こちらはニッコウキスゲ(ゼンテイカ)。
 徐々に終わりを迎えつつあるようですが、まだまだしぶとく咲いています。

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 どれもこれも海を向いて花開くため、写真のアングル的にはうまくない。

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 何か分からないけれども 「あやめ科の花」 ということでくくっておけばまあ間違いないっしょ。

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 甘い匂いのスイカズラ。
 蜜を吸ったのでこの名になったとか。

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 ??

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 碁石海岸は知る人ぞ知るヤマユリの隠れた名所。
 現段階ではこの程度。 あと2~3週間待ち。

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 庭の隅っこなんかによく咲いていて、草むしりの時なんかにだまってむしり取られる運命の草。
 よく見りゃきれいだけど、花扱いされてない。

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 今のところ、紫のあやめ族とオレンジのニッコウキスゲ一家が海岸一帯で覇を争う構図。
 ニッコウキスゲ一家は衰退傾向にあり、徐々に白のヤマユリ集団に取って代わられそう。

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 この日、海は穏やかなれど、霧っぽくて海上の見通し悪し。 やっぱ梅雨だね。

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 おそらく次回訪れた時には、このオレンジ色は無くて、代わりに白色の花が一面に咲き誇っているはずです。


         岩手県大船渡市  三陸復興国立公園  碁石海岸


 
  1. 2017/07/01(土) 19:46:19|
  2. 野の花々

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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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