
東松島市の滝
宮城県東松島市は当ブログ初登場であります。
我々南三陸滝見隊の守備範囲である北上川東側からは離れた場所ですが、機会があったらいつかは行ってみたいと考えていた所です。
三陸自動車道、矢本パーキングエリアのほぼ真南に1Kmばかり離れたところ。
滝山公園入り口付近に、さびれた神社があります。
その名も、大明王院不動尊。

表札(?)まで柱から外れてしまい、地面に直置き。

境内に入ると、不動明王の石像と社殿。
こじんまりとした雰囲気。

松島の五大堂に匹敵する歴史があるとか。
この周辺には掃除したようなあきらかに人の手が入っている跡があります。
しかし全体的にはやや寂れた印象。
社殿の後方に、1度は見たかった目当ての滝があるはず。

ありました。
太古には海岸縁の崖だったような場所。
えぐれた崖からあまりきれいとはいえず、また多いとはいえない水が落下していました。
が、何といっていいか分からない。

滝としての存在を無視され、打ち捨てられたかのごとく荒れっぷり。

何のために引いているのか、滝の前には黒いホースが。
上流を覗いたら汚れたため池がありました。 とても飲料水には利用できないから農業用か。

水はきれいではないけれど、環境をきれいにしたら、絶対見事な滝になりまっせ。
素材的には非常に良い物を持っているのに、なんでこうなるんかなあ。

滝のそばには、穴をコンクリで塞いだようなものがあります。
かつては防空壕なんかに利用していたのかもしれない。

こんなひどい扱いをされている滝はそれほどないんじゃないだろうか?
放置感がハンパじゃない。
不動明王を置いている意味がないと思う。
印象度



来なければよかったなどとはまったく思わないけれども、おそらくもう2度と来ることは無いかも知れない。
まあこんな滝だと確認できただけでも収穫です。
宮城県東松島市矢本町 大明王院不動尊
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- 2017/05/14(日) 09:45:15|
- 東松島市の滝
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