南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

大隅滝

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 陸前高田市の滝


 陸前高田市竹駒町。
 竹駒神社入り口のあたりから氷上山に向かって登っていくと、かつて金山として賑わった玉山鉱山跡があります。
 とっくの昔に閉山しているので、現在は氷上山登山客や玉山温泉の湯治客が訪れる程度のひっそりした場所。
 その途中、道路からやや離れたところに 大隅滝 が流れていました。

 「いました」 と過去形なのは、現在は影も形も無くなっているからです。

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 これが現在の姿。
 つい数年前まで、ここには岩盤があり、直爆の滝が流れ落ちていました。
 町からそう遠くないのに、深山の滝を思わせる幽玄な景観でした。
 かつて、鉱山の作業者たちが毎日のように眺めていたに違いありません。
 
 往年の大隅滝がこれ。

大隅滝

 当ブログに掲載してある画像で、再UPしました。
 我が家に保存してあった他のデータは津波で流出し、大隅滝の画像はこれ1枚きりです。

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 小隊長もお気に入りだった滝は、東日本大震災の強烈な揺れに耐えきれず崩壊してしまったのです。

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 崩壊した岩の間から流れ落ちる沢。

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 あのすばらしい滝を二度と見ることができなくなったのは、残念としかいいようがありません。


              岩手県陸前高田市     大隅滝

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  1. 2017/01/29(日) 11:15:59|
  2. 陸前高田市の滝

この木 何の木 気になる木

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 巨樹・古木             大船渡市


 そばを通る度、この木何の木?とずっと気になっていた木がありました。
 岩手県大船渡市の、旧赤崎中学校校門近くにある大きな樹木です。

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 海の近くにあった中学校の校舎は大震災の津波で流されてしまいました。
 この木も頭の上まで津波を被ったはずですが、どっこいしぶとく生き残りました。

 通過するたびに、カメラを忘れたり、時間がなかったり、撮影すること自体を忘れて通り過ぎたりと、なかなかチャンスを生かすことができなかったのですが、今回ようやく木のそばに近付くことができました。

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 暖地性で海岸性の常緑広葉樹であることは前々から分かっていたのですが、さて、この木はなんだろう?

 おそらくタブノキではないかと。

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 少し離れた場所から眺めると、鬱蒼とした茂みになっています。

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 枝張りが厚く、密度が濃いです。

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 裏へ回ってみると、津波で倒された巨石がそのまま置かれていました。

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 南三陸では、神社や寺院の境内によくある木です。
 密に茂り、巨大になるので1本だけでも宗教施設の神秘性が増します。

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 周辺は復興途中でガチャガチャした景観。
 落ち着くまであと数年はかかりそうです。

                  岩手県大船渡市赤崎町   海岸通りのタブノキ


  1. 2017/01/28(土) 18:00:28|
  2. 巨樹・古木

清瀧

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 陸前高田市の滝

 陸前高田市から住田町に向かう国道340号線に沿った気仙川支流には、神社に祀られた滝がズラリと並んでいます。
 大瀧神社の大瀧。
 多藝神社の不動滝。
 高瀧神社の高瀧。 
 清瀧神社の滝。 など。

 何故にここだけ滝にまつわる神社が並んだのか、それなりのイワク因縁がありそうですが、無学な小隊長は首を傾げるばかり。

 今回は、この中から 清瀧をご紹介。

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 気仙川支流槻沢川をひたすら登っていくと、 やがてこのような雰囲気のある場所にたどり着きます。

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 山道の行き止まりが清瀧神社で、社殿の後方に滝が流れています。

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 清瀧。
 非常に味のある滝です。
 窮屈な岩盤の間を流れ落ちています。
 水質最上級。

 この滝のさらに上流にも知られざる滝がありますが、見るにはかなりの危険を伴います。

 清瀧神社参道途中には、小さな祠だけの雌滝神社があり、崖下に雌滝が流れています。

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 渇水が続いているので、見栄えがイマイチ。
 まとまった雨がないとどうにもなりません。


                    岩手県陸前高田市       清瀧  雌滝




  1. 2017/01/27(金) 17:00:46|
  2. 陸前高田市の滝

御山下不動の滝

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 大船渡市の滝


 春を待ちきれなかったのか、とうとう桜の狂い咲きでんがなまんがな。

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 場所は大船渡市民会館リアスホールの横にある公園。
 正真正銘2017年、今年の画像です。

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 お分かりの方はお分かりですね。
 年に2度花を咲かせる十月桜の仲間です。
 たまに早咲きと勘違いして通報する人もいるとか。

 この公園の横の道を山に向かってとっとこ進んでいくと、御山下不動の滝があります。

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 全体像。
 林道を少し下りて行くと不動尊の社殿があって、その後方の岩の上にお不動さんの像があり、その下に滝が流れています。

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 しばらく雨らしい雨が降っていないため、心細い流れ。

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 水道の黒いホースが何本も見えるように、この水は下流の民家で現役の水道水として使用されています。

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 東日本大震災で水道が使えなくなった時、市民が命をつないだ水でもあります。
 市内在住のニーハオ隊員もだいぶ御世話になったらしい。

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 お不動さんです。 違う違う。
 すぐ下が住宅地だというのに猿がいました。
 十数頭の群れ。
 この猿たちだってお不動さんの水を飲んでいるに違いない。


                岩手県大船渡市盛町   御山下不動の滝


  1. 2017/01/25(水) 18:04:46|
  2. 大船渡市の滝
  3. | コメント:0

滝山不動尊の氷瀑

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 陸前高田市の滝


 岩手県で氷瀑といえば、毎年ニュースになる たろし滝 とか 大峠の滝 が有名ですよね。
 
 そんな氷瀑が南三陸にはないのか、といえば、あります。
 陸前高田市の 滝山不動滝です。
 でも全然有名じゃないし、雪が積もると氷瀑を見に行くのも大変で、ごく一部の人間しかその存在を知らないと思います。
 氷瀑ができたからといって、わざわざ内陸からカメラ担いでやってくるテレビクルーなんていないしね。

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 率直な感想を述べさせていただくなら、今年の氷瀑のデキは良くない。
 なんか、スカスカな感じ。

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 不作な原因は、少ない水量と、気温です。

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 今シーズンは、例年にないほど降雨や降雪量が少ないです。

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 その上、厳寒の波がやって来ても、全体としては穏やかな気温の日が多くて、凍てつく寒さが少ないようです。

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 いつもなら、氷上山林道は積雪が多くて行くのも大変なのに、今のところバイクでも通行できる程度しか雪がありません。
 小隊長的にはうれしい傾向ではありますが、今後この気候が続くと各方面に影響が出そうな気がします。


                岩手県陸前高田市    氷上山中腹  滝山不動滝

  1. 2017/01/23(月) 19:34:30|
  2. 陸前高田市の滝

神々の巨木たち

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 巨樹・古木              御崎神社の満開になったサザンカ


 気仙沼市の巨樹・古木ツアーです。
 以前紹介したものもあれば、今回初めてのものもあります。

 枚数が多いので、事細かには述べません。
 ペタペタ貼っていきます。

 まずは、羽田神社の巨杉2本。

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 羽田神社は、徳仙丈山へ登る途中にあります。
 徳仙丈山は、ツツジの面積日本一といわれる山で、毎年時期になると賑わいます。
 羽田神社までは途中2~3箇所大きな看板があるので 見落とすことはないかと。

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 上2枚が 次郎坊。

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 上2枚が、太郎坊。

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 手前が、太郎坊。 向こうが次郎坊です。
 1186年に植樹したといわれているので、御歳830年余りの樹齢。
 かなりの長寿に関わらず、老いは見えません。


 次は、満福寺の大イチョウ。
 気仙沼市岩月寺沢というところ。
 ちょっと分かりにくい場所かも知れません。

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 大きな枝を伐られ、そこからヒコバエのような細い枝が伸びて来ている状態。
 ちょっと寒々しい印象。


 次は、宝鏡寺の大イチョウと松。 川原崎という場所。
 宝鏡寺は、国道45号線、オカモトセルフ・ガソリンスタンドからちょっと奥に入ったところ。

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 こちらも枝を伐採されています。
 お寺さんなどでは、人の往来があるので、枝を伸ばし放しというわけにはいかないようで。
 
 そして、すぐそばにある巨大な松は、

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 ああ、何てこったい。
 前々から老いが目立ち、この松ヤバいかも、と思っていたんですが、とうとう地面近くから切り取られてしまいました。
 ヒコバエが切株横から生育中なので、あと数百年ほど待てば元の大きさになるかと。


 宝鏡寺から近い場所にある 平八幡神社。
 ここにはサワラの巨木が6本もあります。

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 国道45号線の横にある神社。
 といっても、小高くなった場所にあり、国道からは入れず、見えません。

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 こんな景観はそうそう無いと思います。


 次は、久保の大カツラ。
 気仙沼ではもっとも名の知られた巨木なのでは。

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 しばらく来なかった間に、主要な枝が倒れていました。
 記事によると、2016年8月24日の台風9号の仕業らしい。

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 終末へのカウントダウンが始まったのだろうか?

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 これより唐桑半島へ移動します。

 早馬神社の大イチョウ。

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 大震災の津波をまともに被ってしまいました。
 復興地の真っただ中に立っています。
 よく生き残ったもんだ。

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 次は、下二本杉。
 旧唐桑小学校正門そばに並んで立っています。
 元々は地福寺の門杉として植えられたものかもしれません。

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 すばらしい巨木。 ごちゃごちゃした場所にあり、落ち着いて眺められないのが欠点。

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 半島の高台にある 漁火パークで味噌ラーメンを食べようとしたら、3時まで休業中。
 代わりにこんなものを見つけた。

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 クマ注意看板としては、インパクト無いし、説明くどくて全然面白くない。


 漁火パークから尾根を下って行くとあるのが、鮪立地区の大ケヤキ。
 鮪立漁港のすぐそばにそびえています。

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 大きなケヤキが数本並んで、その中でも1本だけがとりわけ巨大。

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 存在感すごい。

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 佇まいがとてもいい。
 津波を被ったかもしれない、ぎりぎりの位置にそびえています。

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 最後は、唐桑半島先端部にある御崎神社。

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 神社奥にあるモミの巨木。

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 巨木ではないが、3本の大木が集まってただならぬ雰囲気を醸し出しているタブノキ。

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 半島部のせいか、神社だけでなく、周辺部にも常緑高木があちこちに森を造っています。

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 神社入り口横のスギとタブノキの巨木。


 気仙沼市内にはこれら以外にも、巨木・古木がいくつかあります。
 今回は以上でタイムアップです。
 他はまたの機会に。

                宮城県気仙沼市  神々の巨木たち



 
  1. 2017/01/22(日) 11:28:13|
  2. 巨樹・古木

不老ノ滝 そして新滝発見 !

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 住田町の滝


 正月第1週まで時間を戻します。
 何をすることもなく、炬燵で横になりながらTV番組を眺めていたら、気仙沼隊員から電話。
 「峠に雪はないし、いい天気だし、どうせ隊長は何もしてないべから、ちょっくら行ってみねが?」
 「何処さ?」
 「荷沢の加労沢。 不老ノ滝より上にはまだ行ってないし。」
  ニーハオに連絡すると 「こっちはとっくに仕事しとんじゃ ボケ!」
 釣り師は 「あれ? 滝探しは冬休みじゃなかったっけ。 今仙台いるから無理無理。」

 てなわけで、滝バカが我が家に到着するのを待って車で出発することにしました。
 ただ行くだけならバイクでかまわなかったのですが、帰途ホームセンターでかさばる物を買わなきゃいけません。
 車のトランクに必要な装備をボンボン放り込んでいざ出陣。
 例年であれば、忘年会が終われば3月いっぱいあたりまで滝探しはお休みです。
 ところが今年、というより昨年暮れから穏やかな天候が続き、気温は高めだし、降雪も無し。
 バイクで走り回れるんで、ありがたいといえばありがたいんですが、なんとも変な気候です。
 乾燥路で無駄にスタッドレスタイヤを削りながら現地に到着。

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 不老ノ滝。
 滝見隊が初めて公表した滝であり、かつ、年度代表滝にも選定したすばらしき滝です。
 
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 画像左側の岩盤が大きく崩落しています。
 これは東日本大震災の影響。
 発見した当時は、周辺すべて苔で覆われ、独特の世界観に包まれた滝でした。
 再び元の姿に戻るまで、まだしばらくかかりそうです。

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 倒木が多くなってきたように思えます。
 水質には何の問題もありません。

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 まとまった雨が長期間なく、水量が全然足りません。
 通常の流れであれば、もっと威厳があるのですが。

 不老ノ滝を離れ、上流へ向かいました。

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 水質はご覧の通り。 蒼っぽく見えるほどクリア。


 滝探しになると、隊員それぞれの性格が如実に現れます。
 大滝を見つけると、さらに上流にもあるかもしれない、と欲をかくのが滝バカ。
 ひとつ見つかればそれに満足してしまって、もう上に行く気力を無くすのがニーハオ隊員。
 どうでもいいっていうか、あってもなくても感激の薄い釣り師。
 小隊長は、その時の気力・体力・時間次第で優柔不断に決めるタイプ。

 本来なら、入った沢まるまる1本を源流まで攻められればいいのですが、いろいろな事情でそうもいかず、途中から引き返すことも多いです。
 この加労沢もそうでした。
 かつて不老ノ滝 と名付けた滝を発見したことに満足して、そのまま山を下りて来てしまいました。
 これまでの経験上、三陸の小さな沢に何本もの大滝があるなんてことはめったにありません。
 滝バカのいいなりに沢を登って何度辛酸を舐めたことか。
 確率からいったら、8割は徒労に終わっています。
 だからこの沢も、この大滝で終わりだろうと踏んでいたのです。

 ところが、あったんですねえ。 吃驚!

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 廃道を登って行ったら崖下にトンデモな滝が流れていました。

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 まさかまさかの大滝発見。

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 新年早々、2017年度大賞候補の滝を見つけてしまいました。
 少し早過ぎる気がしないでもない。
 小隊長が元旦に不動明王へ参拝したおかげかもしれない。
 「ムシが良すぎる。 俺が行くべって云ったんだから俺のおかげだっちゃ。」 と滝バカ。

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 見た通りの2段構造の滝で、これが上段部分。

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 これが下段部。
 滝壷あるにはあるけれど、浅くて狭い。

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 人家は遠く離れているし、もちろん地図にも記載のない滝なので、名前があるとも思えない。
 なので、あれこれ考え、とりあえず 後楽ノ滝 と命名しました。
 毎度のことながら、真の名をご存じの方がおられましたら御一報を。

 もっと暖かくなって、水量が増え、周辺を緑に覆われたら、相当美しい滝になりそうです。
 あえて欠点あげるより、まだこんな滝が残っていたことに感謝。


                     岩手県住田町  加労沢     不老ノ滝   後楽ノ滝

  1. 2017/01/15(日) 15:15:08|
  2. 住田町の滝

碁石崎 辺辺

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 道草・寄り道・油売り                  北限のユズ


 前回、大船渡湾口東側を巡り、今回は西側の碁石崎界隈を歩きます。

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 この画だけ見ても??では。
 碁石海岸にある 椿園 です。
 日本中から椿を集めたこの 椿園 は屋外にあり無料です。
 全部で数百本は植えられているんじゃないかな。
 宣伝してないので、園内にはほとんど人の気配がありません。
 まだ正月早々で、咲いているのはサザンカとヤブツバキのごく一部だけ。
 でも見られただけ良かった。 紅と白で年頭からおめでたくもあり。

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 椿園からそのまま海岸まで降りて行けます。

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 冬とはいえ、風もなくポカポカの陽気。 海も穏やかでした。

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 冬の海 ひねもす のたりのたりかな。
 陽を浴びながら輝く海面を眺めていると眠くなるほど。

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 観光船発着場の岩礁で休むウミネコの群れ。

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 前回紹介した碁石崎灯台。
 日本なんたらかんたら協会選定の、ロマンチックな灯台だそうです。

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 国立公園内だけあってきれいに整備され、対岸の長崎灯台とは雲泥の差。

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 碁石海岸の寒スズメ。
 渡り鳥でもないのに、寒くなると何故群れるんだろう?

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 碁石崎 先端部。
 沖をフェリーや外国航路の貨物船が通っていきます。
 クジラも通ると聞いたけれど、小隊長はまだ見たことがありません。
 イルカは、釣り船に乗っている時何度も見ています。

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 下草が枯れ、さっぱりした松林。
 地中には、ヤマユリやニッコウキスゲなどの球根が春を待っているはず。

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 目立つのは、こんもり茂ったハマヒサカキ。 
 この辺の海岸にはどこでも生えています。

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 碁石海岸の碁石とは、そのまんま囲碁将棋の碁石のことです。
 伊達の殿さまに献上したらしい。
 公園内を歩くと、あちこちに石造りの碁盤が置いてあります。
 黒石は簡単に確保できるとしても、白石はさてどうしたらいいんじゃろ?

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 陸地からは入れないプライベートビーチみたいな砂浜もあります。
 東日本大震災で相当沈下しました。
 以前はもっと砂浜の面積が広かったはず。

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 碁石岬最先端部。
 この角度では見えませんが、左の林を回ったところに展望台があります。

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 日本最古のヤブツバキ。
 熊野神社の 三面椿 です。
 ちらほら花が咲き始めています。

 これより碁石を離れ、高田の小友町にやって来ました。
 といってもいくらも離れてないんですけど。
 見たいのがあったから。 
 それがこれ。

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 ミカンじゃありません。
 北限のユズです。
 ♪ いくつも~の 時を越えて~ いくつもの実が成っています。
 黄色の実が青空に映えます。

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 うっかり実を採ろうとすると、棘にやられたりするんですよ。

 ユズのほか、お茶の栽培もこの辺りが北限になっているとか。
 気仙茶として販売されています。

 椿は北限ではないと思いますが、椿油として生産されている最北では。

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 近くにある、ヤブツバキの回廊。
 昔の生活道路だったところ。
 誰も通る人はいなくなりましたが、趣きがあって好きな場所です。
 どうかいつまでも伐採されませんように。


                  岩手県 大船渡市 碁石海岸 ~ 陸前高田市 小友町


  1. 2017/01/08(日) 17:40:34|
  2. 道草・寄り道・油売り

尾崎岬 辺辺

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 道草・寄り道・油売り                   大船渡市


 岩手県大船渡市。
 湾口の東側にある尾崎岬周辺を回りました。

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 大船渡湾の蛸ノ浦という入江。
 手前に浮かぶ木造船は、千石船を復元した 「気仙丸」。
 東日本大震災の大津波をもろに被りましたが、ほぼ無傷で残りました。
 奇蹟としか言いようがない。
 夏祭りや時代劇のロケで使われたりします。
 奥は、尾崎神社。

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 樹木だらけで、どこを探しても開けたところがなく、こんな画像で勘弁願います。
 大船渡湾の湾口防波堤です。
 左が太平洋、右が湾内になります。
 チリ地震直後に造られた防波堤が、今回の津波で破壊され、新たに当時の3倍の規模で再建されました。
 いくら大きくなったところで、こんなものに頼っていたら、そのうちまたもっとデカい津波が来ると思いますわ。
 過信したらあきまへんでえ。

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 尾崎岬周辺にはヤブツバキ多し。
 トベラとかヒサカキとか、海岸周りによく生える植物ももちろんあります。
 たいてい常緑広葉樹なんで、写真だけで見ると四季が分かりにくい。

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 沖を眺めると、貨物船やら漁船やらフェリーやらひっきりなしに航行していきます。
 いつぞや碁石沖で流し釣りをしていたら、すぐ近くを貨物船が通過していってびっくりさせられたことがある。
 小型のプレジャーボートはレーダーに引っ掛からないらしい。

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 千丸海岸と云う場所。
 逆光で見えませんが、右側の小島には、穴が開いてます。
 対岸には碁石岬の穴通し磯という小島があり、やはり穴が開いています。

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 夏の海水浴に良さそうな砂浜ですが、ドン深。
 現在遊泳できるかどうか分かりません。

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 左下の岬に白い棒のような建物が見えるかと。
 長崎灯台です。
 一般的には知られざる灯台で、どこから行けばいいのか入口すら分かりません。
 標識はまったくないし、車の停める場所もなし。
 まさか漁協の建物の横のせまい通路をすり抜けるようにして入るとは。

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 長崎灯台。
 道は藪だらけ、撮影しようにも樹木が邪魔でいいポジションが見つからない。
 このあたり、対岸にある碁石岬灯台とは雲泥の差。

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 碁石岬灯台のある対岸の碁石岬。

 ここで問題です。
 正確には大船渡湾は、どこからをいうのでしょうか?
 
 解答。
 湾口防波堤から内側・・・・・じゃないんですね。
 長崎灯台と碁石灯台を結んだ線の内側を大船渡湾と規定しています。
 湾口防波堤よりは2~3kmくらい沖側になります。

 なんでこんなこと知ってるか、といえば、人は見かけによらぬもの。
 これでも船舶免許所持者で、かつてはよく碁石沖まで船で釣りに出てたもんです。
 大震災以後、堤防釣りしかやらなくなりましたけど。

 ちなみに、対岸の碁石灯台。

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 よく耳にする 日本財団 と 日本ロマンチスト協会 とかいう団体が、碁石崎灯台を 「恋する灯台」 とやらに選定したんだと。
 ついこの間、地元紙に記事が載ってました。
 ロマンとか恋とかにはまったく無縁なこの私。 なんのこっちゃよく分からん話であります。
 そういえば、 「小石浜」 を 「恋し浜」 に改名したのも大船渡だったなや。

                 岩手県大船渡市 赤崎町   尾崎岬周辺

  1. 2017/01/07(土) 21:26:12|
  2. 道草・寄り道・油売り

大いわき・小いわき

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 住田町の滝             住田町側から眺めた五葉山。 大船渡から眺めた五葉とは形が全然違う。


 気仙川支流、桧山川下流部にある滝(?)3か所をご紹介。

 積雪がめったにない沿岸部。
 そうはいっても住田町あたりは内陸部に近い気候で、例年そこそこの雪が降ります。
 しかし年が明けても、未だに積雪がありません。
 路面凍結さえなければ、バイクでもどうにかなりそうです。
 種山峠とか荷沢峠とか、北上山地を越えてまで走ろうとは思いませんけど。

 まずは、桧山川のもっとも下流にある 大いわき から。

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 滝の複合体といった形状をしています。
 通常はもっと水量があって、迫力あるんですけど。
 最近、というより昨年10月あたりからまとまった雨がほとんど降ってない南三陸。
 どうなってんだろう?
 そのうちドカ雪が降ったりして。

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 以前は道路脇に 大いわき の標柱が立っていました。
 古くなって倒れたのか、見かけず。

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 水量が少なくなっても流れる水は非常にきれい。
 深くても底までバッチリ見えます。
 それというのも、流域に石灰岩が多いせいではないか。


 大いわき から少し上流にある 小いわき。

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 こちらも似たような形状で、規模的にも遜色なし。
 やっぱ水量が足らず迫力に欠けます。

 さらに上流へ進むと、こが淵 があります。

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 なめ滝のような落差の低い滝が流れ、広い滝壷があります。

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 こが淵のそばにあったクマ注意看板。
 これまで見てきた看板では最高のデキ。

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 左の道路は、五葉山登山道。
 右にチラッと こが淵 が見えます。


                 岩手県住田町  桧山川     大いわき  小いわき  こが淵




  1. 2017/01/03(火) 18:05:00|
  2. 住田町の滝

東滝 (古滝・不動滝)

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 陸前高田市の滝


 新年第1弾は、我が家からもっとも近い 東滝 です。
 行こうと思えばいつでも行ける距離。
 元旦から長時間家を空けたら、家人の頭から角が伸びてくるのは分かりきっているので、身近な滝にしました。
 ここならお不動様を祀っているので元日の参拝にはうってつけ。

 東滝へ向かう途中、初物にお目にかかりました。
 小隊長が好んでよく見る クマ注意看板です。

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 高田でほかにあったっけ?
 まんまですねえ。
 リアルですが、ちょっと芸がない気がする。
 これまでのところ、住田町のクマ注意看板が最高傑作。

 林道をバイクでガタボコ登って、東滝に到着。

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 これほど近い場所にありながら、その所在を何年も分からずにいた滝。
 「自分の足元も見ないで遠くを探してた訳だなや。」 と隊員からさんざんバカにされた小隊長。
 言い返す言葉もなく己の間抜けさを呪ったわけでありますが、誰だってこんなことはあるはず。
 だって 人間だもの。 みつお
 
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 お神酒を供えて、お不動さんに参拝。
 いろいろ祈願したいことはあるけれど、あれやこれや頼んでも業突張りだと思われるから、ここは今年もすばらしい滝を発見できますようにとだけお願い。

 「あなたに信仰心有りや無しや?」 と尋ねられたら、小隊長はすかさず 「ありましぇ~ん」 と答えられるほど信仰心がありません。
 しかし、不動明王だけは別の存在。
 滝と不動明王は切っても切り離せないほど密接な関係。
 普段さんざん滝のお世話になりながら、お不動さんをないがしろにするのは気分的にもうしろめたい。
 だから本当の信心とはちょっと違う気がする。
 お礼参りとか、義理っぽい感情があります。
 大震災で家を失い自然の脅威をまざまざと見せつけられた者としては、自然は畏怖すべき存在だと思うし、巨樹・巨岩、そして滝など人間が創造できない自然物に対して畏敬の念がどこかにあるのも事実。
 改めて深く考えたりはしないけれども、自然崇拝的な感覚があるように思う。

loik6.jpg

 水量のない沢なので、来る前はほとんど流れてないかと心配しました。
 滝としての存在感を示せる程度には流れてましたね。

loik7.jpg

loik8.jpg

 水量がこれより細くなって気温が下がると、厳寒期には氷瀑になるんじゃないでしょうか。

 滝の近くにそびえる赤松の巨木。
 しかしこの木も枯れ死したようです。 なんだかなあ・・・・。

loik9.jpg

 巨木が倒れていくのをもう見たくないんだけど。


                          岩手県陸前高田市         東滝




  1. 2017/01/01(日) 21:25:06|
  2. 陸前高田市の滝

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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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