南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

瀧神社に滝はあるのか? その2

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 登米市の滝


 岩手県一関市の瀧神社を離れ、今度は宮城県登米市の瀧神社にやって来ました。
 全体が平坦で、ところどころに低い丘陵地が島のように浮かんでいる穀倉地帯。
 これだけでも滝があるようには思えない。 辿り着く前に 期待感の半分は消えてしまいました。
 正確な住所は 宮城県登米市石越町東郷大根沢というところ。

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 これ、狛犬なんでしょうか? 河童のようにも見えます。
 幾歳月を経たのかすっかり角が丸くなっってしまいました。
 あやかれるものなら、小隊長の性格もこのように丸くなりたいものであります。

 ここにも濁ったため池が。

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 鳥居をくぐって石段を登ると、

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 瀧神社の境内。
 実は、石段を登らなくても境内の横には車の通行できる道路があります。
 なんだ、一関の瀧神社と同じパターンだっちゃ。

 この瀧神社、本尊は不動明王でございます。
 これで滝のないわけがない、と再び期待感が盛り上がる。

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 しかし、いくら周辺探しても滝がないんですな、これが・・・。

 そして、やや離れた場所にこんなものが。

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 湧き水らしい。
 「神社の近くに小滝もあり、・・・・・」 とあったのは、どうやらこれのことか。
 斜面の途中から引いてきた水。
 かつてはちっちゃな滝だった可能性も無きにしもあらず。

 2連敗してしまったので、次ははっきり滝のある瀧神社に向かいます。


           宮城県登米市石越町東郷大根沢      瀧神社


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  1. 2016/09/30(金) 20:10:01|
  2. 登米市の滝

瀧神社に滝はあるのか? その1

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 一関市の滝


 陸前高田市から住田町にかけて、滝神社が集中している場所があります。
 気仙川に沿ったベルト地帯がそれ。
 そこにある瀧神社にはもれなく滝が備わっています。

 「瀧神社」 というくらいだからそばに滝が流れているのは当たり前だろう。
 誰だってそう思うはずですよね。
 しかし実際に探してみると、滝のない瀧神社もあったりなんかするんで、こればっかりは行ってみなけりゃ分かりません。

 今回より3回に分けて、そんな瀧神社の滝探しをUPします。
 秋田だとか北海道だとか遠くまで行ってみたいのは山々ではありますが、家人のお許し出るはずもなく、暇もなければ金もない。 出かけたのは南三陸の周辺部、一関の1ヵ所と登米の1ヵ所 +1です。
 +1 というのは、数年前に行ったことがあって、すでに滝の有無を確認済みだから。

 
 それではまず、一関市の瀧神社から。

 そこは、正式には 熊野白山瀧神社 というらしい。
 岩手県一関市市街地の東方、JR大船渡線真滝駅近く。 近くには滝沢という場所も。
 こんなに滝にまつわる場所があるなら、きっと本当の滝も、と思いたくなるところ。
 しかし、南三陸滝見隊、これまで滝と付いた地名に引っ掛かってさんざん裏切られた経験を持っています。
 大きな期待を持って出かけると痛い目に会わされかねず、ここはクールな気持ちで臨むことが肝心。

 神社は岡の上にあり、危なっかしい石段の参道を登って行きます。

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 途中にあった溜め池。 流れがないから川とは思えない。
 カワズ飛びこむ水の音のみ。

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 足裏の長さの半分もない石段の幅。
 傾いているし、崩れかけているのもあるし、慎重に登らないと転がり落ちそう。

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 ようやくたどり着いた神社の境内。

 しかし、わざわざ足で登って来なくても、境内まで別ルートの車道があったのでした。

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 簡単に頂上にある神社に登ることができます。

 えっ? 頂上に神社があるの? ほな、滝はどこやねん?
 頂上に滝があるなんて、聞いたことないぞ。
 滝のように雨が降る、という比喩はあるけれど、天から水が流れて滝になっている、なんてことは考えられんし・・・。

 神社の横に、裏へ降りる山道のようなものがありました。
 もしかしたらと下ってみると、

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 こちらもため池。 淀んだ水。
 どこにも滝らしきものはありません。
 あきらめて神社までUターン。

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 お不動様に見えなくもないけど、2体並んでるってのは?

 おやっ? と思ったのがこれ。

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 釣瓶のない井戸が神社の裏手にありました。
 何かイワク因縁あんのかなあ。
 貞子と鉢合わせしたら m(~o~m)~怨・恨・呪~(m~o~)mガクブル なので、フタを開ける勇気なし。
 滝がなければ長居は無用。 とっとと次の目的地へ向かいました。


                       岩手県一関市          熊野白山瀧神社



  
  1. 2016/09/29(木) 18:01:22|
  2. 一関市の滝

小仁倉の滝

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 住田町の滝


 当初、住田町の千能沢に入る予定でした。
 めんどくさい場所にあるわけじゃないけれど、林道が廃道化して、沢入口からヤブコギ混じりの歩きを強いられます。
 クマの出没地域でもあるので、それなりの用意をして出かけようとした矢先。
 「今日、○○さんちに行くんじゃないの?」 と家人の声。
 あっ、そうだった!
 家人に言われなきゃそのまま出発してました。
 ぜひ行かなきゃならない用事があるし、行くとなると千能沢をテクテク歩いてる時間なんぞありません。
 そこで急遽予定変更。 
 どっか適当な滝はないかと思案した末、あまり歩かずに済む小仁倉沢の滝を見に行くことに。

 岩手県住田町。
 国道107号線と397号線の合流点からほど近い沢。
 沢の崖上に林道があります。
 しかし、国道からいきなりの急登だし、あちこちに落石があるし、まあ普通車だったら国道沿いの空いたスペースにでも停めて歩いた方が無難かと。
 今回小隊長はバイクで特に問題なし。

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 林道から見下ろした小仁倉沢の滝。
 画像で見るとなだらかな斜面に見えますけど、これがとんでもないシロモノ。
 仮にロープを垂らしたとしても、崖が土砂なので足場が固定できず上がってこれないかも。
 で、林道を100mほど下ったところから降り、沢を登っていくルートが安全策になります。

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 まったく知られていない滝で、踏み跡もなし。

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 まとまりのある形状。
 南三陸では少ない直瀑の滝。
 滝見隊が発見し、初UPした滝です。
 もちろんそれ以前に林道工事などで作業者が目にしてた滝に違いありません。
 でも滝に関心なければ無いも同然なんですな。

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 滝の背後の岩盤はえぐれ気味。 しかもいかにも脆そう。

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 水質は非常に良い。

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 もうちょっと水量がある時だったら映りが良かったか。

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 バランスがよく滝壷もあり、もっと人目につく場所にあったら名前が付いていてもおかしくない滝なんだけどな。

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 無名な滝だけに、踏み跡はないし、ヤブコギはあるし、倒木が邪魔するしで、ちょっとだけやっかいな滝。
 でも滝好きなら見に来てもけっして損しない滝だと思います。


           岩手県住田町    小仁倉沢 → 大股川 → 気仙川


  1. 2016/09/26(月) 20:25:05|
  2. 住田町の滝

釜石鉱山の滝

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 釜石市の滝

 釜石市の陸中大橋駅周辺の山々は旧鉱山になっていて、一般人は入れない沢ばかり。
 岩盤だらけの山だから、必ずやすばらしい滝があるに違いない。

 前回の大橋不動尊から、陸前高田まで帰ることになったんですが、そのまま沿岸部に戻ってもつまらないので、仙人トンネルをくぐって遠野市を経由しようと思いました。

 その時、通常は閉鎖されたままになっている鉱山跡地に向かうゲートが開いていることに気が付きました。
 近付いていくと、ゲートから少し入った構内で作業する人たちがいました。
 ダメモトで「滝を撮って来たいんだけど、ちょっとだけ入らさせてもらうのはだめだべか?」 と恐る恐る尋ねると、
 「いいよ。 でも車は邪魔になっから、ゲートの外に置いて。」
 こりゃラッキー!
 車を空き地に停めると、2人で奥に急ぎました。

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 「おおっ!」 釣り師の驚いた顔。
 小隊長は2度目の訪問。 釣り師は初対面です。

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 「すごいべ。」  「すげえ!」
 「でっけえべ。」  「でっけえ!」
 「かっこいいべ。」 「かっけえ!」
 ワシら、アホでっせ。 

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 しか~~し。
 すばらしい光景には違いないんだけど、これが人工の滝とはなあ。

 
 そして以前その存在を確認しながら近付けなかった別沢の滝。

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 岩盤だらけの滝で、流木や枯葉がまったく堆積していません。
 水質がよく、川底歩いても滑りません。 洗いたてピッカピカといった感じ。
 水質も抜群にきれい。
 印象度  

 すぐ上にも滝があります。

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 枝沢からも滝となって流れ込んでいます。
 滝自体は大したことないけど、景観良し。
 印象度  




  1. 2016/09/23(金) 18:22:07|
  2. 釜石市の滝

大橋不動尊の滝

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 釜石市の滝


 墓参りやら用事を終え、後は特別することもないので寝転んで地図を眺めていました。
 すると、アンテナにピクッとくるものが目に止まったんです。
 場所は、岩手県釜石市。 中心部から西部に仙人トンネルがあって、その手前、JR陸中大橋駅のあたりです。
 よく見ると、不動尊があるではないですか。
 
 「不動尊のそばに滝有り」 が滝見隊の格言のひとつ。
 不動明王と滝は密接な関係があります。
 はずれることもしばしばですが、偶然不動尊を見つけ、周辺探したらこれまで知らなかった滝を発見した、なんてことが過去何度もあります。 お不動様々です。
 これは行かねばなるまい。
 隊員に電話すると、繋がったのは釣り師だけ。
 「今は何もしてないけど、雨降るってよ。」
 「大丈夫。 車で行くから。」
 これから雨になる予報が出ているし、車で行っても何の不都合もない所。
 陸前高田市から陸中大橋駅までは、1時間半ほどのドライブ。
 三陸道が延びてきたため、運転が楽になりました。

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 到着した釜石市の陸中大橋駅。 奥が遠野方面、手前が釜石駅方面になります。
 寂れております。 駅の周辺、人の気配がありません。
 高炉の火が消え、住民が去ってしまったのに加え、新しい釜石自動車道ができたことから、仙人峠線は車の通行さえまばらになってしまいました。
 駅の一日の乗降客はどれくらいいるんでしょうか?
 「秘境駅みたいだなや。」
 「ホームに誰か立っているとよく見たら サルだったりして。」 (この辺サル多し)

 そんな駅の裏側、山手を見ると、赤い鳥居が立っています。
 これこそ大橋の不動尊。
 小隊長はこれまで、このあたりを何度も何度も通過してますけど、こんな神社があろうとは思いもしなかったな。

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 不動尊へ行くには、線路を横断しなければなりません。
 踏切がないので、本当の横断です。

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 階段を登ると二重屋根に保護された不動尊が。
 なかなかりっぱな社ですが、最近手入れされた様子がありません。
 住民が激減して、社を維持するのも大変だと思います。

 不動尊の横に小さな沢が流れ、そこに目当ての滝がありました。
 「どうだ、見ろ、あったべ。」 とは言ったものの、

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 急な岩の段差を細かく流れ落ちる斜瀑でした。

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 これまでの大雨でずいぶん傷んだ感じがします。
 人の手が加えられた跡が歴然と残っていますが、それも濁流でボロボロになってしまったようです。
 洪水になるようでは困りますが、現状では水量が足りません。
 はっきりした流れが見えれば、それなりに滝に見えるかと。
 このままでは見るのにちょっと忍びない。
 印象度  

 鳥居から駅の構内まで、斜面に沿って用水路が造られていました。

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 人工の滝というには、あまりにも水量がありません。


  陸中大橋駅界隈の覗き見は次回へと続きます。

         岩手県釜石市  陸中大橋駅裏

  1. 2016/09/22(木) 19:45:14|
  2. 釜石市の滝

桧山川の滝

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 住田町の滝                   左が愛染山 右が五葉山


 「吾輩は滝である。 名前はまだない。
 ある日、南三陸滝見隊とかいう どこの馬の骨とも分からない胡散臭い連中がやってきて、
 『スゲエ、スゲエ! こりゃあ名前付けなきゃだめだっちゃ。』などとほざいたあげく、さんざん騒いで帰って行った。
 それから何度か来たにもかかわらず、いっこうに名前を付ける気配などない。
 付けることを忘れたやつらがアホなのか、付けられると期待した吾輩がアホなのか。」
 滝に思考力があるなら、こんなふうに思っているんじゃなかんべか。

 いやいや、こちらとしても考えているんですよ。
 無名の滝に勝手に名前をつけてはいけないなんていう法律はないし。
 御上から公認してもらおうなんて気もないし。
 どうせ付けるのなら、素晴らしい滝にふさわしい命名をしたい。
 でも学才のない身ゆえ、ぴったりフィットする名前が思い浮かばないのが現状なんです。

 岩手県住田町。
 五葉山と愛染山の谷間から流れ下る桧山川の中流域にすばらしい滝があります。

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 夏の直射日光がまともに照りつける日だったため、撮った画像はどれもこれもハレーション起こしています。
 他にないので、お見苦しいと思いますが勘弁願います。

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 滝の形状、水量、岩盤、滝壷、周辺環境、どれをとってもほとんど欠点らしい欠点のない滝。
 細かいことをいわせれば、あるにはあるんですけど、滝を目の前にするとそんなものは些細な事柄にしか過ぎません。

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 岩盤の間をえぐるように落下する直瀑の滝。

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 驚くのは、滝壷の色。
 クリア過ぎて緑がかって見えます。 当たり前ですが、入浴剤入れてませんから。

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 広い。 そして底までどれだけあるのか深い深い釜。

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 通常大きな滝壷では下流側に砂利や石などが堆積して序々に浅くなるものですが、ここの釜は下流まで岩盤で固められているために、下流側でもドン深のまま。 まさに御釜です。
 桧山川のヌシでも住んでいそうな雰囲気があります。

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 うっすら虹が出ているのがお分かりになるでしょうか。

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 こんなすばらしい場所があるなんて、ほとんどの人は知らないわけですからねえ。
 あまりにももったいないことだと思います。

 ちなみに滝見隊は これより上流はあえて未踏にしております。
 南三陸でもう何処にも行くところが無くなった場合の、最後の保険みたいなもんです。
 滝見隊解散式はこの川でやろうと決めております。


 桧山川下流域にある 大いわき。
 画像からイメージするのよりずっとデカいです。 迫力あります。

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 他に、同じようなサイズで、小いわき というのもあり、桧山沢は見どころ豊富な川です。


                    岩手県住田町   桧山沢 → 気仙川


  
  1. 2016/09/21(水) 21:08:31|
  2. 住田町の滝

河童の滝壷、の滝

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 気仙沼市の滝

 宮城県気仙沼市には、これぞといった自慢できる滝が少ないです。
 ほとんど無いというほうが正確か。 片手の指でも余る程。
 知られているのは鹿折地区の源氏の滝くらいかな。
 今回の河童の滝壷はそれに次ぐ滝ではないかと。
 すくなくとも、ちゃんと名前があって、滝らしい滝ですから。
 でも深刻な問題を抱えた滝でもあります。

 気仙沼市に赤岩大滝という地区があります。
 勝手に想像すると、この滝があったからこの名前が付けられたのでは。
 県道65号線から入り、枝道を登って行くと、

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 ここが滝への降り口になります。 非常に分かりにくい。
 標識もありません。 入れるのは徒歩のみ。
 車は停められないので、100mほど登って行ったところのスペースに。
 バイクなら画像手前に空きスペースがあります。

 入口からトコトコ下りて行くと小川に出ます。

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 木橋があります。 滝は右手、下流に流れています。
 ここまでは歩道がちゃんとしてます。
 歩道の少し上に民家が1軒だけあり、人が住んでいるようです。
 車道がまったくないんですけど・・・。 
 郵便屋さんだって、バイクすら通れない道だから大変だと思います。
 歩道から滝下まではほんの僅かな距離ですがひどい藪です。
 踏み跡がなく、ほとんど人が来ないらしい。
 なぜ来ないのかは程なく分かります。

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 これが河童の滝壷。

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 河童の滝だけで良さそうなもんですが、主役は何故か滝壷です。

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 見た目だけでいうなら、とてもいい滝だと思います。
 滝の形状がいいし、アーチ形に囲む岩盤の様子や、苔の貼りつきもいい。

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 表示の下に、「昔、滝壷に河童が住んでいて、人を呼んでは滝壷に引きずり込んだ。」 みたいなことがさらっと書かれています。

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 河童の滝壷というくらいだから、さぞ広くて深い滝壷かと思いきや。
 意外や意外。 狭くて浅い。
 とても河童が住めそうな水深ではなく、寝そべるのが関の山。
 かつては相当深かったのかもしれませんが。
 これではどう見たって滝の方が主役でしょう。

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 ご覧のように景観的には世界観を持ったすばらしいものがあります。
 
 が、この滝、ひどい問題が。
 それは水質。
 汚染レベルでいえば、5段階の4くらい程度が悪いです。
 画像で見る限りはそんなに悪そうに見えないかもしれません。
 しかし現場に来てみると、辺りに何やら臭います。
 ただの臭いではなく、何かのケミカル臭が流れから漂って来ます。

 原因は上流にあるクリーンセンターであるのは明らか。
 意図するしないに関わらず、排水が流れ込んでいるようです。
 これでは人が来なくなるのも無理はありません。
 焼却場を建てる際、この滝の事は何の考慮もしなかったんでしょうね。

 気仙沼で数少ない名勝の滝が泣いております。

 
 河童の滝壷から100mほど上流にも滝があります。

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 五月雨型の、五月雨の滝 です。 名前そのまんま。

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 河童の滝壷より上流にあっても、焼却場はさらに上流にあるから、汚染度は同じ。
 ひでえなあ。
 クリーンにする施設が、逆に川を汚染しているとは・・・・。

 2つの滝とも、人を案内して行けるような滝ではありません。
 水質さえ良ければ、何度でも足を運びたくなる滝なんですけど・・・・・・。
 できるなら、滝ごと別な川に持って行きたい。


      宮城県気仙沼市赤岩大滝       不明沢(大滝沢?) → 神山川 → 大川


  1. 2016/09/20(火) 22:01:26|
  2. 気仙沼市の滝

多藝神社の不動滝

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 陸前高田市の滝


 気仙川支流 小坪川にある多藝神社の滝をUPします。

 岩手県陸前高田市横田町。
 気仙川に沿った国道340号線を、高田から住田町に向かって走ると、途中右手に 川の駅よこた が現れます。
 そこから大雑把に500mほども進むと、気仙川を跨ぐ小坪橋が架かっているので渡ります。
 渡ったら、そのまま直進して200mほどでとうちゃこです。
 とても分かりやすいアクセス。 ナビ無しでも問題なく行けるはず。
 小坪川には、中流域に小坪大滝が流れていますけど、それよりずっと手前になります。
 車を停めるスペースがないので、養鶏場の広くなっている場所をお借りするか、気仙川にそった脇に置いて歩いて来るしかありません。 歩いても数分で着くはず。

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 養鶏場を過ぎたとたん、左手に多藝神社が現れます。 小さな、かなり傷んだ社殿。

 多藝神社=たき神社で、中には不動明王となんたらかんたらいう、これも滝と縁のある神様が同居しているらしい。
 小隊長は信仰心のないアホタレなもんで、こういうことに関しては無知です。

 滝は神社の横の崖下に流れています。

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 下流側から見た画。
 神社は右上に。
 両側に岩盤があり、広い滝壷があります。 美景ですね。

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 開いた門の間から奥の院を覗いた感じ。

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 とても雰囲気のある景観。
 水質は抜群。青みがかった水が流れています。

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 崖を上がり、神社の横から眺めた画。
 ご覧のように、不動滝は単体の滝ではなく複合滝です。

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 残念なのは、全体をいっぺんに見れる場所がないこと。
 せっかく良いポジションがあっても、樹木が邪魔します。

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 滝の途中から下流方向を見るとこうなります。
 すばらしい景観で、なかなか見飽きません。
 欲をいえば、駐車スペースと滝の全体を展望できる場所があれば。 まあ贅沢ですけど。
 どうだという派手さはないものの絶妙な佇まいで、他の人にも自信をもって勧められる滝です。


         岩手県陸前高田市         小坪川 → 気仙川 → 広田湾


  1. 2016/09/19(月) 22:42:22|
  2. 陸前高田市の滝

泊川の 雄滝 雌滝

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 大船渡市三陸町の滝

 朝、というか昼近くに起きたら、家人の機嫌が悪い。
 機嫌の悪いのはいつものことだけれど、今朝は倍も機嫌が悪い。
 昨夜、小隊長は飲み会からベロンベロンに酔っ払って戻り、自宅で何かやらかしたか、家人に何か言ったらしい。
 記憶が飛んでいるから、何をやったか言ったかまったく覚えておらず。
 それを聞いてみたいが、聞けば爆発しかねないから聞くわけにはいかないし。
 顔色を窺いながらソワソワ・ビクビクするばかり。
 
 本日は滝見隊の出陣はなく、外は雨が降っていました。
 しかしこのまま家にいたんじゃ精神衛生上はなはだよろしくないので、外出することに。
 向かったのは、岩手県大船渡市三陸町の、雄滝と雌滝。
 一人だし、雨だし、滝のそばには駐車スペースがあるので、今回は自宅から車で遁走。

 前回ニーハオ隊員から提供された雄滝と雌滝に触発されたわけじゃありませんが、(いや、影響されてるか)、同名の滝です。
 三陸町には、雄滝・雌滝が2つ存在します。
 ひとつは、綾里地区の不動尊に。
 もうひとつが、今日出かけた越喜来地区にある、雄滝と雌滝です。

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 三陸道を走り、道の駅さんりくの手前から下りて、ランドマークとなる道路脇の鳥居に と~~ちゃこ。
 鳥居の横にも僅かながら水の流れる滝があります。
 雄滝は、鳥居から道路をはさんだ崖下に流れています。

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 道路から見下ろした画。
 こうしてみると雰囲気あります。

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 いつの間にか、対岸の山道に看板が。
 どなたかがロープを渡してルートが作られていました。 ありがたいことです。

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 右上に道路のガードレールが見えます。
 時々車が通過するので、ちょっと興ざめ。

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 画像には入れませんでしたが、右上に水道のタンクみたいなのが置いてあります。
 設置当初はオレンジ色が違和感満載でしたが、今ではくすんでそれほど目立たなくなっています。

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 上流にダンプなどが出入りする場所があって、通常決して水質は良くありません。
 この日は休日で雨降りということもあり きれいな水でした。
 しかし川底は滑ります。 スパイク長靴では岩をカリカリ引っ掻くばかりで怖い。
 小隊長は何年か前、寒い時にこの川で撃沈しています。
 道路が近く、ポイ捨ても多し。 困ったもんだ。
 滝だけ見れば、堂々としたりっぱな滝。
 1枚岩盤でまとまりがあって、釜も有り。 存在感有り。
 もう少し引っ込んだ場所にあったら滝格ランクアップだったのに。


 次は、雄滝から下流100mほどにある 雌滝。

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 規模的には雄滝に負けていません。むしろ大きいかも。
 こちらは道路から離れているので、ポイ捨てがありません。
 雌滝も雄滝同様存在感があります。
 こちらには目印になる看板がありません。

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 角度は雄滝より緩い。
 雰囲気的にはこちらの方があります。
 小隊長は雌滝のほうが好みです。

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 道路から川を渡らなければならず、長靴必携です。 皮靴御法度。 他は不要。

 さてと滝は見たことだし、道の駅さんりくで山の神様の機嫌直し用に土産でも買って帰るとしますか。


         岩手県大船渡市三陸町越喜来地区     泊川 → 越喜来湾


  1. 2016/09/18(日) 20:26:08|
  2. 大船渡市三陸町の滝

綾里不動尊の滝々

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 大船渡市三陸町の滝                不動尊内に落ちているトチの実


 引き続きニーハオ隊員から提供された画像。
 岩手県大船渡市三陸町にある綾里不動尊の滝です。
 ここも行きやすい場所にあり、おなじみさんの滝です。

 まずは綾里不動尊を代表する雄滝から。

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 増水してもこんなもんです。
 いつ行ってもサラサラ流れてます。
 滝音すさまじく落下する、なんてことはないですね。

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 こちらは雌滝。
 境内にある滝では、もっとも高い位置にあります。
 ボロ雑巾みたいな形状で、見た目があまり良くないです。
 その代わり、地下水なので水質抜群。
 他の滝だって、上流になにかあるわけではないので、非常にきれいです。

 次は荒神ノ滝。

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 小滝ながら雰囲気あります。

 以上3つの滝は、それぞれ別の沢からの流れ。
 それがまとまって、下流の浄吉ノ滝へ。

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 3本の沢がまとまったにしては、水量を感じさせない滝。
 栃の巨木の横をすり抜けるように流れています。

 ここまでが境内の滝。
 境内といっても、通常の神社の境内とはまったく雰囲気が異なりますが。
 谷の底といった感じの場所で、巨木が生い茂り、薄暗くて平らな所がありません。
 地面は凸凹で、ぬかるんだり 水の流れている場所もあるので、皮靴で来るのは不向き。
 長靴の用意がなければ、誰かにオンブしてもらってください。
 かっこ悪いと思うなら 「おいおい、こんなとこ写真に撮るなよ」 などといえばギャグになります。

 鳥居をくぐって外に出たとたん流れているのが、

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 小滝です。

 そこから林道をほんのちょっとだけ登ったところに流れるのが 2連の滝。

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 ここは増水時のみ現れる滝のようです。

 最後は、境内の外、駐車場すぐの 醍醐ノ滝。 命名は滝見隊です。 第五番目の滝のシャレ。

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 この滝、水量があまりないですが、3段に流れるなかなかいい滝ですよ。

 ニーハオからは、画像のみで何のコメントもなかったですが、どこがどの滝かと説明されなくても小隊長は分かるようになりました。
 それだけ回数多く行ってるってことですかね。


          岩手県大船渡市三陸町綾里  綾里不動     不動沢 → 綾里川 → 綾里湾


  1. 2016/09/16(金) 20:02:00|
  2. 大船渡市三陸町の滝

第二の滝 (中甲子の滝)

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 大船渡市の滝


 大船渡のニーハオ隊員に 「最近の画像あったら頂戴」 と依頼したら、2ヶ所の滝画像が届きました。
 ありがたく使うことにします。

 ちなみに、画像のやり取りはニーハオ隊員とのみ。
 滝バカは自宅の壁に額縁入りで滝画像を飾っているくらいだけれど、人との画像のやり取りは 「我が家の家訓で断固断る。」
 釣り師はハナっから滝を撮っておくような性格ではありません。

 送られてきた画像は、当ブログではおなじみの 第二の滝 と 綾里不動滝。
 今回は 第二の滝 をご紹介。

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 第二の滝 ったって、何それ? でしょう。
 これが本来の滝の正式名称なのですが、おそらく役所内でしか通じない名前です。
 通称は 地名をとって 中甲子ノ滝 といってます。
 岩手県大船渡市、盛川支流鷹生川に流れる滝。

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 落差はそれほどないものの、横幅があり、南三陸では大型の滝。

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 台風後に撮影したということで、水量多し。 豪快です。

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 滝だけなら、規模的にも水量的にもいい滝なんですけど、いろいろ問題を抱えた滝でもあります。

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 何といっても水質が良くないこと。
 川底に、富栄養化の象徴アオミドロという始末の悪い藻が生えています。
 きれいな水ならイワナやヤマメがいてもおかしくないのですが、ここには何とコイやフナが生息。
 その原因は、すぐ上に巨大なダムがあるせい。
 上流では清流なのに、ダムによって堰き止められ滞留してしまうから水が腐ってしまうんですね。

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 画像のアングルが限定されるのも、周囲に人工物がいろいろあるからです。

 何度も繰り返していいますが、ダムがなかった頃の姿が見たかった。


                   岩手県大船渡市        鷹生川 → 盛川

  1. 2016/09/15(木) 20:51:06|
  2. 大船渡市の滝

台風後の滝山不動滝

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 陸前高田市の滝


 こちらは常連の滝。
 岩手県陸前高田市の氷上山中腹に流れる滝山不動滝です。

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 同じ市内にある大滝小滝同様 小隊長お気に入りの滝。 時々訪れます。
 大滝小滝は近くの国道を通った際、ちょっと寄り道すれば見れますが、こちらは人家のない山の中にあり、わざわざ来なければ見れません。

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 ひと言でいい表わせば、幽玄。
 深山に流れる滝のようで、神秘性を感じさせる滝です。
 滝壷ないのが残念。

 滝下から見える範囲ではこれくらいの高さですけど、実際はこの上にもゆるい角度で流れ、倍くらいの落差があります。

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 今回の水量はかなり多め。
 通常は滝の規模に比較して貧弱な流れ。

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 同じ市内に東滝(古滝)というのがあり、そちらは地元の有志が手入れを行っています。
 しかしこちらのほうはまったくの手つかず。
 昨年までかなり荒れた状態になっていました。
 見るに見かねた小隊長。 今年から訪れるたび流木だとか堆積した土砂を取り除く作業に取り掛かっているところです。
 短時間の作業なので簡単には片付きませんが、昨年よりかなりすっきりした状態になったような気がします。

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 市内竹駒町の玉山温泉を通り過ぎ、登山口ともなっている氷上山林道に入り、道路脇に建っている滝山不動尊から上に直線で200mくらい登ったところに流れています。 林道からは見えません。 
 あ、林道は全面舗装路。 不動尊の横に車をゆったり停められるスペースがあります。
 不動尊から滝まで、はっきりした道はないので、踏み跡に沿って登って行けばOK。 
 急登で滑りやすいので注意。 ボサボサの草は生えていますが、ヤブコギ一切ありません。


                岩手県陸前高田市           滝山不動滝


  1. 2016/09/12(月) 17:31:57|
  2. 陸前高田市の滝

立根の御滝様

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 大船渡市の滝


 岩手県大船渡市。 立根の御滝様。
 これで3度目か4度目のUPになります。
 発見したのが今年年頭のことだから、異常に早い。
 それだけわれわれにとって価値ある滝なんです。

 南三陸滝見隊の真骨頂というか、滝探しの集大成になったのが御滝様の発見でした。
 伝説として埋もれていた幻の滝。 実際あるのかないのか誰も関心を持たなかった滝です。
 史書にしか記載されていない民話を掘り起こしてあちこち探し回り、その滝が実在していたことを明らかにしました。
 伝説は事実だったのです。 こんなことってあるんだなあ。
 誰も誉めてくれないから、我々は我々だけで誉めます。 よくやったよ、滝見隊。
 日常の生活でこれほどの感激を味わうことはめったにありません。 滝探し冥利につきる出来事でした。

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 毛無森。 
 特に特徴のある山ではないので、登山ルートは未整備。
 低山ですが地元のニーハオ隊員はじめ、隊員の誰一人山頂まで登ったことがありません。
 仮に登山ルートがあったにしても、メンバーに登山を愛好する者は皆無。 登るやつはいないと思いますけど。
 滝バカなどは「また下りて来なきゃなんないのに、なんで山登るんだべ?」 と極論を吐いております。
 
 御滝様はこの山の懐に隠れています。

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 御滝様のある沢にはいくつもの小滝が流れ、景観がいい。
 ただし周辺杉林が多く、暗め。
 通常、水量はそれほどなくて、こんな小川にデカい滝があるとは到底思えない流れ。
 林道というか山道があるにはありますが、今回訪れたところ、台風でほぼ崩壊状態でした。
 バイクでも侵入困難で、下からの歩きを余儀なくされました。

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 御滝様。
 3段構造の滝で、これが1・2段目です。

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 現在までのところ、大船渡ではダントツの大きさ。
 市内でこれ以上の規模の滝はもう探し出せない気がします。
 圧倒的存在感があります。 素晴らし。

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 これだけの大滝が今年に入るまでまったくノーマークだったとは信じられない思い。
 もちろん今はまだ当ブログでしかUPされておらず、幻の滝といってもいいような存在。
 決して辿り着くまでに疲弊するような場所にあるわけではないのですが。

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 これが3段目。
 1・2段目からほぼ90度に折れ曲がって落ちてきます。

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 滝壷有り。
 幾たびの洪水により土砂が流入し狭くなっているのがくやしい。
 この滝壷こそ伝説の核心部分なのに。

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 今年まだ3ヵ月以上ありますけど、これ以上の滝を見つけることは困難じゃなかんべか。
 事実上、本年度の南三陸滝見隊大賞は決まったようなものです。

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 御滝様の全体像を撮れるのはこのアングルだけのようです。
 今回の印象度も 

 3段目の滝の上にある伝説の祠。 大蛇を祀ったものと思われ。
 毎回掃除して御賽銭をあげています。 
 誰も訪れた形跡がなく、前回の御賽銭はそのまま残っています。

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 今回祠を被写体に撮影したのですが、画像を確認するたびブレまくり。
 何度トライしてもブレます。 「何じゃ、こりゃ???」
 同行したニーハオ隊員にも写してもらったら、こっちよりひどいブレブレ。
 ちょっと怖くなって、それ以上の撮影は止めることに。
 何かちゃんとした原因があると思うんだけど、     神ってる!


         岩手県大船渡市立根町       不明沢 → 立根川 → 盛川



  1. 2016/09/11(日) 16:27:55|
  2. 大船渡市の滝

雄勝峠の滝

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 石巻市の滝


 宮城県石巻市。 雄勝町の海岸縁まで戻り、ここでどちらに進むか意見が別れました。
 滝バカと釣り師は雄勝峠を経て石巻へ。
 ニーハオと小隊長は半島方面へ。
 2対2ですから、ここは隊長権限を行使して半島方面へ、 となるかと思いきや、何故か雄勝峠になってしまいました。
 半島を回るには時間が不足していたため。

 雄勝峠は、雄勝町と石巻市内を結ぶ山道。 全線舗装されています。
 画は、峠の雄勝側で発見した唯一の滝。

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 山頂が近く、これでも水量があるほうでは。
 ま、ありがちな滝ですけど。 見つけただけでも峠を越える価値はあったかと。
 


           宮城県石巻市雄勝町     平沢 → 長沢 → 大原川 → 雄勝湾

  1. 2016/09/10(土) 18:01:55|
  2. 石巻市の滝

坊ヶ沢の滝

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 石巻市の滝

 南三陸南部侵攻作戦その2。

 宮城県石巻市。 河北町から雄勝町に向かった滝見隊。
 当初の予定では、河北町から国道398号線を釜谷トンネルに入らず、旧道の釜谷峠を越えて雄勝町に行く予定でした。
 何本かの小さな沢が途中にあるからです。
 ところが、旧道に入ったとたん、倒木と藪と蜘蛛の巣の大歓迎を受けて、作戦変更を余儀なくされる事態に。
 車の侵入した形跡がまったくなく、入口からこれでは、先々どうなっているのか分かったもんじゃありません。

 で、素直にトンネルを抜けることにして、雄勝の町に下りて行きました。
 雄勝の町内はほとんどが大震災の津波にやられて、震災前の面影はどこにもありません。
 雄勝小学校が建っていたあたりから、再び国道を戻るような格好で林道に入って行きました。
 そこには坊ヶ沢があります。
 バイクで進んで行って、5分ほどのところにかつての上水道があり、すぐ上に滝を発見しました。

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 コンパクトにまとまった、滝らしい滝。
 がっちりした岩盤があるし、小さいながら釜もあります。
 やりぃ!と思って近付いて見ると、

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 画像左上、滝の上部に変なものが突き刺さっています。
 材木だべか?

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 いや、塩ビの管でした。
 過去にここから水を引いていたに違いありません。
 アングルを変えて写そうとしても、どうやっても画像の中に入って来ます。

 もう使っていないんだからと、釣り師が強引に抜こうとしましたが、コンクリで固められてまったく動きません。
 「また使うかもしんないんだから、止めろって!」 と制止させましたが、見れば見るほど目の上のタンコブ。
 どうにも気になって仕方ありません。

 水はきれいだし、1枚岩盤だし、本当に惜しい滝でした。 

 さらに上流へ登ってみると、

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 枝沢から流れ落ちる滝。
 ありがちな形状ですけど、こんなのでも南三陸南部では貴重な滝。
 水量が少なくても常時流れているようです。 

 次の沢に続く。

                     宮城県石巻市雄勝町  坊ヶ沢



 
  1. 2016/09/09(金) 21:14:45|
  2. 石巻市の滝

富士川の滝

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 石巻市の滝


 アホアホ探検隊、今年5度目となる南三陸南部侵攻作戦を発令いたしました。
 つったって、誰もいい顔なんかしないんだな、これが。
 そりゃあそうでしょ。 
 過去4度の侵攻作戦は、これはという滝にもめぐり合わず、早い話が敗北に次ぐ敗北。
 距離的に最も近い気仙沼の滝バカは簡単に説得、ってより、元々は滝バカが言い出しっぺだったはずだが。
 最も遠い大船渡のニーハオ隊員は渋りっぱなし。
 「気力が湧かね。 何がなんで、滝のない場所に何度も行かなきゃなんないんだよ。 ったく。」
 「まあまあ。 馬券だって買わなきゃ当たんねえべ。 パチンコだって玉買わなきゃ遊べない。 滝探しだって、沢に入んなきゃ分かんねんだから。 無いと確認すれば、もうそれ以上行かなくて済むっちゃ。」 とゴニョゴニョ説得。
 同郷の釣り師は、どうせまだ海釣りできるような海況じゃないし、ツーリングだと思えばいいか、とこれまた同行同意。

 てなわけで、やって来ました宮城県石巻市河北町。

北上川河口

 旧北上川河口です。 あ、だから河北町っつーのか。 知らんけど。
 北側(左岸)から南(右岸)を向いています。 右方向が上流。 左は追波湾。
 岩手から宮城まで延々と流れて来た川が、遂にここでその役割を終えるわけですね。
 遠くに走ヶ崎や八景島の島々が見えます。
 真水なんだか海水なんだか分からない水は台風の後遺症で濁っています。
 さすがにここまで濁ってしまうと舐めて確かめるわけにはいかず。

 北上川のもっとも河口側にある新北上大橋のそばに富士沼という割と大きめな沼があります。
 白鳥飛来地になっているそうですが、夏場は一面に藻がはびこり、画像を撮るほどの情緒なし。
 その沼から山に延びているのが富士川。
 水量があり滝がありそうな雰囲気の川です。
 林道からやや離れた位置に川があるため滝探しにはやっかい。
 こんなときに役に立つのが滝バカの耳です。
 うってつけなことに、彼の耳は遠くからでも他の人間には聞き分けられない滝の音を捕えることができます。
 「あった。」 というので、ヤブコギして川に向かうと、

富士川

 人工の堰堤でした。
 通常なら人工堰堤と自然の滝の違いを聞き分けられるはずの滝バカがなぜ間違えたかといえば、
 この堰堤、石を積み上げて造られていたから、なのだそうです。
 見ればすべて石造りの構造。 かなり古い時代に造られたもののよう。
 現代のコンクリが主流の堰堤で、これはちょっと珍しい堰堤ですね。

 川の水は濁っていました。
 台風の影響がまだ残っているんだろうか、と訝りながら登っていくと、
 道路工事中で重機が動き回り、それ以上の侵入は不可能な事態。
 がっくりしてUターン。
 奥に滝がありそうだったのに、残念。

 富士川を下って、今度は支流の小弁蔵沢へ。

小弁蔵沢

 ボケボケ画像ですみません。 みんなこんなんでした。
 小滝の揃ったまずまずの沢。 南三陸南部ではいい沢の部類です。
 ただどの滝も石の積み重なった小滝ばかりで、大雨が降って増水したらたちまち形状が変わりそう。
 岩盤を落ちるような滝にはめぐり合えませんでした。

 次は釜谷峠を越えて、雄勝町へとバイクを走らせました。 次回へつづく。


               宮城県石巻市北上町         小弁蔵沢 → 富士川 → 旧北上川



  1. 2016/09/07(水) 17:46:24|
  2. 石巻市の滝

姫瀧

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 一関市室根地区の滝


 室根山が一関市内だなんて、未だに納得できてない小隊長。
 それはそれとして、室根山中にひっそり流れる 姫瀧 へ行ってみることに。
 陸前高田市から室根山へは、気仙沼を経由して国道284号線 別名気仙沼街道を回るより、国道343号線 別名今泉街道、ループ橋経由のほうが断然近いです。 どちらの路線も一関市街地に至ります。
 今泉街道は室根山からみるといわば裏街道といった体ですが、全線車で通行しても何の問題もありません。

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 室根高原牧場 レクリエーション施設・レストラン・日帰り風呂・乗馬体験など。

 室根山南斜面のかなり高い位置に、歴史ある室根山神社が建っています。
 かつては源義経・弁慶が2度訪れ、小隊長もなんだかんだで20回以上は訪れています。 (一緒に並べるなっつーの)
 姫瀧はその室根山神社から急な参道をおよそ100mほど下ったところ。
 下りは非常に滑りやすいので、あるなら登山靴がベスト。
 上りは息が切れます。
 参道の途中に標識が建っているので横に100mほど入って行くと滝はあります。

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 横道にある巨石

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 姫瀧を俯瞰

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 この日は山腹に霧が湧き、幽玄な姿になっていました。

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 通常はあるか無きかの水量のようですが、今回は雨後で見ごたえある景観でした。

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 滝のそばにある祠と石像。

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 姫瀧というのは1本で終わりという訳でなく、どこからどこまでと区切るのが難しい滝でもあります。
 急斜面を延々と流れ下る感じ。 メインはこのあたりかと思います。

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 今回の印象度は 

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 近くに芦東山がこもったといわれる穴の開いた巨岩があります。
 芦東山って誰やねん? 無知ですんまへん。

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 登山道の傍らに終わりかけのフシグロセンノウが咲いていました。


                           岩手県一関市室根       姫瀧


  1. 2016/09/04(日) 20:17:20|
  2. 一関市室根地区の滝

台風一過の広田半島

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 道草・寄り道・油売り             広田湾から太平洋を望む


 2016年8月29日のこと。
 仕事場で、東北地方の太平洋岸を北上する台風10号のニュースを見ながら、冗談半分に 「気仙地方直撃だったりして。ぶはははは。」 と呑気に笑っておりました。
 
 8月30日。 台風がいよいよ三陸沿岸に近付いてきました。
 朝から風雨が尋常でなく、仕事なぞできるような状況ではありません。
 荒れ狂う天候にどうすることもできず、外を眺めながら悶々としていました。
 一日中狂乱状態が続き、明日もこんなんじゃ、仕事はどうなるんやろ?と不安が募っていたら。
 
 夕刻、突然、それは本当に突然、でした。
 いきなりパッタリと嵐が止んだのです。
 あっけにとられてニュースを見ると、「台風10号は岩手県大船渡市に上陸した模様。」 ですと。
 「な、なんだとおおおおおおっ!」 
 東北地方に直接台風が上陸するのは、観測史上初めての事とか。
 外に出て空を見まわすと、上空だけが青い。
 間違いなく台風の目です。
 ということは、もうしばらくすると吹き返しの風が吹き始め、後半戦に突入ということになります。
 
 やべえ・やべえと思いながら、もう一度外回りを再確認して、再び襲ってくる狂風豪雨に備えました。
 が、30分待ち、1時間待ち、2時間待っても、そよとも風は吹きません。 雨も止んだまま。
 結局台風は前半戦のみ大暴れしただけで去って行ったのであります。
 ホッとしたものの、肩すかしをくらわされたようでもあり。
 もちろん当地でも、土砂崩れや冠水などの被害をもたらしましたが、岩泉のような人的被害がなかっただけでも不幸中の幸いでした。

 さて、後片付けも終わり、台風が去って3日後の本日。
 海の様子はどうだんべ?と気に掛り、仕事帰り広田半島を回ってみることに。

 画像的には当日海岸風景を撮影すれば大迫力なんでしょうが、大波が打ち寄せているのにわざわざ出かけて波にさらわれたりするバカがこんな時必ずいるじゃないですか。
 アホな小隊長でもそこまでのアホじゃありませんから。

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 海は凪いでいました。
 大荒れの名残は、海の色だとか、漂流物だとか、あれこれ残っています。
 画像奥右側が陸前高田市街地になります。

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 一瞬イルカかと思った、材木の漂流物。
 そんなのイルカ、と思ったあなた。
 ちゃんといるんですよ。 沖に出るとぴょんぴょん飛び跳ねるイルカの群れを目撃できます。
 小隊長も船で何度か見ていますからウソじゃありません。

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 奥の山頂が平坦な山は、気仙沼市唐桑半島の早馬山です。

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 あえて撮ろうとまでは思いませんが、漂流物がゲンナリするほど堆積した浜もあります。

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 ウミネコたちは暴風雨の中、どこでどうやりすごしたんだろうか?

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 海の向こうは宮城県。 こちらは岩手県。 間にあるのが広田湾。

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 やべ! 急がないと日が暮れる。

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 左の島が広田半島最東端の椿島。

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 沖を航行する貨物船。
 このあたりでは、奥行きがあって水深の深い大船渡湾が、嵐の際の船の避難場所になっています。
 しかしその真上を台風が通って行ったとは!

 地球温暖化で、台風の上陸地点が北上し、今回のようなことがこれからも多くなるような気がしてなりません。


            岩手県陸前高田市 広田半島各地


 
  1. 2016/09/02(金) 22:23:54|
  2. 道草・寄り道・油売り

鷹生川源流の滝

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 大船渡市の滝


 これも在庫の画像。
 前回の続きみたいなもんです。

 釜石市の熊野川にほぼ沿った道路を登って行くと、やがて赤坂峠に至ります。
 五葉山登山口で、ツツジが見どころの場所。
 そのまま進むと大船渡市側へ下って行くことになります。
 道路は舗装され、もちろん車で通行できますが、対向車が来るとすれ違いに泣かされるほど狭い道。
 その途中、何度か鷹生川の源流部の沢を横切ります。
 森の中に見えるのがこの2連の滝。

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 車の運転にばかり気を使っていると見逃しかねません。
 かといって、前を見ていなければ転落しかねない道でもあるし・・・。

 沢に沿って急斜面を登って行くと、

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 これが下段の滝。 

 さらに登ると、

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 上段の滝。 

 どちらも滑らかな岩盤を落下するちゃんとした滝です。
 ゴミが多いのも気になるけれど、それを差し引いたとしても滝の存在感が薄い気がする。
 どちらの滝にも滝壷があれば、格段に見栄えが良かったはず。


           岩手県大船渡市       鷹生川源流部 → 盛川 → 大船渡湾



  1. 2016/09/01(木) 17:53:52|
  2. 大船渡市の滝

自己紹介

小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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