南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

多藝神社の滝と小坪大滝

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 陸前高田市の滝


 南三陸も、やっとというかいよいよというか、とにかく梅雨に入ったようです。
 これからおよそ1か月間も鬱陶しいシーズンが続くのか。

 雨が小降りになってきたので、小坪川に行くことにしました。
 岩手県陸前高田市横田町に流れる川で、気仙川に合流します。
 自宅からはほんのひとっ走り。ったって、バイクでだけど。
 その割には年に1度か2度くらいしか訪れないのは何でだろ。

 高田中心部から国道340号線を 気仙川に沿って住田方向に向かって行くと、右手に 川の駅・横田 の建物が現れます。
 それを過ぎて500mくらいさらに進むと、気仙川に小坪橋が架かっていますから、それを渡って、まっすぐ林道を直進します。
 ダートの荒れた道。普通の車でも大丈夫です。

 小坪川はひと言でいえば、いい川。
 水量はそこそこあるし、もちろん水質上等。
 上流から下流まで川床に岩盤が多く、傾斜もあるので、それだけ滝が多くあります。

 今回は下流部の見ごたえある3つの滝をUPします。すでに紹介済みの滝ばかり。
 まずは、小坪川のもっとも下流にある多藝神社の滝から。
 林道に入ってすぐ。養鶏場のすぐ上にあります。

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 多藝神社と書いて、たきじんじゃ と読みます。 そのまんま。 滝が御神体なんでしょうね。
 不動尊も祀られているらしく、別名 小坪不動の滝 とも。

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 ご覧のように、おおざっぱに3段ある長い滝です。
 非常に見ごたえあります。 景観良好。 
 林道横の神社の崖下に流れています。
 残念なのは、ビューポイントがないこと。
 神社の横は断崖で樹木が邪魔になるし、足元が恐い。
 正面から見ようとすれば、急な崖を降り、川の中に入らなければなりません。道はありません。
 展望できる場所さえ確保できれば、まだまだ有名になれる要素を持った滝じゃないかな。
 車で来る場合は、止めるスペースがないので、養鶏場の場所を借りる他ないかも。

 多藝神社の滝 から少し登ると、これまた見ごたえある滝が見えてきます。

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 おそらく名前が無い。 なごみ系です。
 雰囲気が良く、背景もいいので写真が撮りやすい。
 滝下までの道はありませんが、林道から簡単に降りられます。

 この滝からさらに上、堰堤を過ぎて20mくらい先にあるのが、小坪大滝。

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 小坪川最大の滝にして、南三陸でも大型の部類の滝です。
 気仙地方を代表する滝のひとつ。
 その割にはあまり知られていませんが。

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 広い滝壷を持っています。
 水質・水量・落差・幅・岩盤・苔の貼りつき・滝壷・周辺環境など、欠けたもののないすばらしい滝。
 傾斜角がゆるいため、やや迫力不足ですが、存在感のある堂々たる滝です。
 
 こちらも林道から滝下に降りる道がありません。 踏み跡が残っているので、降りるのは容易です。
 滝の下流、真正面が川原で、楽に写真が撮れます。
 気になったのが、滝横にある水道ホース。前回来た時には無かったような。
 それだけ水質がいいという証拠でもあるんですけど。
 
 滝の上、林道にようやく車1台分のスペースがあります。
 不安な方は、この下流に旋回できる場所があります。そこから歩いても数分くらいではなかったかと。
 遠方からこの滝だけを目的に来ても損はしないと思いますがね。

                     陸前高田市横田町             小坪川 → 気仙川 → 広田湾



 
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  1. 2015/06/28(日) 20:32:33|
  2. 陸前高田市の滝

大沢不動の滝

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 遠野市の滝                                   雨の耳切山高原


 大船渡隊員から「行がねが?」 と誘いがかかりました。 もちろん滝見です。
 こっそり出かけようと物置から雨具を取り出していたら、戻ってきた家人とバッタリ。 なんたる不幸。
 「ボケッ! カス! もう帰って来んな! クマ! ゴリラ!ブタ!」 などなど、罵詈雑言を背中に浴びながら降りしきる雨の中をバイクで出発しました。
 まあ予定をすっぽかして遊びに行こうってんだから、悪いのはこちら。
 でもクマとゴリラは見てくれ上仕方ないとしても、ブタはねーだろ。 そこまでメタボじゃねーし。

 住田町で大船渡のニーハオ隊員と落ち合い、向った先は遠野市の耳切山。
 今日一日ずっと雨降りらしい。山の上まで行くからどうなるか。強い風も心配。
 ニーハオ隊員も小隊長も、寒冷期は別にして夏時の雨はそれほど苦にならないタイプです。
 装備さえしっかりしていればバイクであっても少々の雨は気にしません。
 
 ただやっかいなのが、下から這い登って来る水。
 バイクで長距離を走っていると、シートの尻にあたる部分だけが凹んで、雨水が溜って来ます。
 それが知らず知らずのうちにレインギアのズボンから這い登ってきて、ひどいときにはパンツまで濡らしてしまうのです。
 そこで今回は新調した水産業者用のサロペットを履いてきました。
 ゴム引きで胸まであるので、シートに水が溜っても濡れる心配がなくなりました。
 そのため風体の怪しいバイク乗りがよりいっそう怪しくなってしまいましたが、ここは体裁よりあくまで実利優先。

 岩手県遠野市。
 松崎町にある 遠野馬の里 から入って、耳切山を経由し、荒川高原に至る林道があります。
 全面舗装で、車で侵入しても何の問題もありません。
 この途中に、 大沢不動尊があり、その横に滝が流れています。
 以前1度だけ行ったことがありましたが、その時は渇水期でまったく水が流れていませんでした。
 落胆して写真も撮らずに帰ってきたため、当ブログでは未だに紹介されていない滝です。

 目印は、道路際にある大沢不動の鳥居。
 しかしこれが分かりにくい。
 周辺にはこれといったロードマークがありません。
 おおざっぱには、馬の里から入ったら、3キロくらい奥、登り坂の途中で、右側の斜面にあります。
 林道を平坦な山頂部まで登りきり、牧場が見えたら行き過ぎですから、戻ってください。
 鳥居は沢をまたぐ橋のたもとにあります。
 橋といってもあまり橋らしい形態じゃないので、これも分かりにくい。

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 これが大沢不動入口の鳥居。
 前回はきれいに刈り払いされていましたが、今回は草茫々。 よけい分かりにくくなっています。
 この鳥居をくぐって、およそ300mほど登ります。

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 こんな参道。 どこがどこやら。 足元注意。
 よろけても木には触らない方がよろしいようで。
 何故なら、周辺の木にはツタウルシがたくさん巻き付いていますから。
 敏感なアレルギー体質の方なら、近くを通っただけでかぶれます。

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 大沢不動尊に到着。
 奥に滝が流れています。

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 不動明王の石碑と滝。

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 滝の全体像。
 倒木が滝下に溜っています。
 画像で見るより実際の方が高く見えます。

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 砂岩のような脆い岩です。
 滝下に砂が堆積していました。

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 雰囲気のいい滝です。 神秘性を感じます。 水もきれい。
 印象度  
 
 周辺整備すれば、よりいっそう見ごたえが増すはず。
 ただ、社の辺りにビール缶が大量に散乱しているのが気になりました。
 お祭りか何かで人寄りがあったらしい。 困ったもんだ。

 遠野で展望地といえば、高清水、荒川高原、寺沢高原といったあたりが有名ですけど、耳切山もなかなかのもんです。
 今回は雨で何も見えなかったのが残念。

                                    大沢 → 妻ノ神沢 → 猿ヶ石川 → 北上川



 
  1. 2015/06/27(土) 20:20:16|
  2. 遠野市の滝

ホロタイの滝

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 陸前高田市の滝                           梅花藻

 
 画像倉庫から引っ張り出して来た画像を継ぎはぎします。

 きれいな滝を見たい時、どうするか?
 高田には生出川(おいでがわ)というすばらしい清流がありますから、迷わずそこへ行きます。
 人家もけっこうあるのに、ちょっと深くなった場所では青く見えるほど澄み切った水が流れている川です。
 見ごたえある滝も10本以上。 どれも水質最高レベルです。

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 生出の名勝 「清水の湧口」。
 岩手の名水20選にも挙げられているきれいな小川です。
 こんこんと湧き出すといった泉のようなものでなく、地下のトンネルから流れて来るかのように大量の清水が出ている場所。
 流量が多いので、そのまま小川になって生出川に注ぎ込んでいます。

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 当然と言えば当然ですが、やわらかな美味しい水。
 水汲みの人達もよく来ます。
 周辺人口が少なく、流れる水も多量なので、順番待ちをするようなことはありません。

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 今どきバイカモの生えるようなきれいな小川は世間にどれほど残っているのでしょうか?
 汚染度の低い南三陸の川でも、これだけ清浄な川はほとんど無くなりました。

 
 「清水の湧口」 から数キロ上流、生出川支流、大松沢の中流部に ホロタイの滝 が流れています。

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 岩盤に取り囲まれ、ほぼ円形の深い釜を持つ、雰囲気のある滝。

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 これより上流に人家や田畑はないので、非常にクリアな水。
 大雨でもめったに濁ることがありません。 というか、濁ったのを見たことがありません。
 眺めているだけで気分が落ち着いてきます。


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 園芸種だと思いますが、野生化しています。

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 梅雨時の花、アジサイ。 生出地区で撮影。
 南三陸でも咲き始めました。
 アジサイが咲くといよいよ夏の到来が近付いてきた感覚があります。
 でも今年はまだ南三陸は梅雨に入っていないんだよね。
 梅雨明けが8月になったりして。
 夏を待つ身としては、いささか心配しております。
 この先、どうなるんだろう。
 なんだか、地球が壊れつつあるような気がするなあ。

                                 陸前高田市  大松沢 → 生出川 → 矢作川 → 気仙川



 
                          
  1. 2015/06/26(金) 21:30:34|
  2. 陸前高田市の滝

藤ノ沢の滝  2つの滝

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 一関市の滝


 「藤ノ沢渓谷」入口まで戻ってきた我々は、バイクにまたがり、地方道へ出て、藤ノ沢に架かる橋を渡り、林道の中へ入って行きました。
 藤ノ沢の東側、右岸側にあるこの林道は、詳細な地図なら載っています。
 途中までは車でも侵入可能。やがて行き止まりになり、川までは山道を徒歩で降りて行くことになります。
 山道は、川に突き当たると、そこで行き止まり。 対岸に道はありません。 川沿いにもまったく踏み跡無し。
 藪が濃くて川沿いには歩いて行けず、またもや川の中に突入。 
 上流に来たからといって、同じ川なので、ひどい状況に何の変化もありません。
 川に覆いかぶさる草木や蜘蛛の巣を払いつつ、下流に向かいました。
 川底の泥地に足を踏み込むとヘドロが舞いあがって、汚れた水がなおいっそう黒くなります。

 「やっぱ来なけりゃよかったな。」 と、うんざりしつつも、滑る岩に気を付けながら降りて行くと、滝発見。

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 すぐ下にも。

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 特にコメントありません。 ご覧の通りです。
 水さえきれいなら言い様もあるのですが。

 これよりさらに下ったところで、淵に行き当り、迂回しようにも濃密な藪に阻まれてどうにもならなくなりました。
 「ヤメ、ヤメ! 止めっぺ。 しんどい思いをしてまで行くに値する川じゃねえよ。」 と突撃中止。

 というわけで、藤ノ沢完全制覇とはならない結果に終わったのでした。
 下流から登って停止した場所と、上流から下って停止した場所との間にどれほど距離があるのか分かりません。
 地図上からも感覚的にも、未踏だった距離はごくわずかのようです。
 短い渓谷なので、数十m、あるいは数mしかなかったのかも知れません。
 まあよほど気が乗らないともう訪れることはないでしょうから、もうどうでもいいか。

 泥だらけになってバイクの放置場所まで戻った我々の顔は、汗まみれの上に藪蚊に刺されてボッコボコ。
 顔だけは裸だったからな。 こんなことなら防虫スプレーかけとけばよかった、と後悔しても後の祭り。
 藪蚊にしてみたら、飛んで火に入る夏の虫が一挙に3つも現れたんだから、格好の獲物だったんでしょうね。
 「見られたザマじゃねえな。おめ、そんな格好して街中歩くなよ。とっ捕まるぞ。」
 「おめだって、同類だっちゃ。俺に言う前に自分の顔見れ。」
 元々風体が怪しく、他のバイク乗りからは異端者のような目で見られている滝見隊。
 衣服が汚れた上に、汚水の臭気をまき散らし、まさにレゲエのおっさん軍団と化して、国道を沿岸まで帰還したのでありました。

 今回、藤ノ沢 3分作でしたが、はっきり申しまして、この沢、行く価値無しです。
 とにかく水がきれいでないと話になりません。
 飲めるほどとはいいませんが、せめてアブクが無いくらいにはしてほしいです。
 川まで降りたからといって遊歩道がなく、滝も見ることができないとあっては、何のための標識なんでしょうかね。
 逆にいうなら、もう少し水質が良くて、川沿いに遊歩道があれば、そこそこの渓流美を楽しめる場所なのでは。
 次回は絶対きれいな滝を見に行くぞ、と決意する滝見隊でありました。

                           岩手県一関市           藤ノ沢 → 北上川




 
  1. 2015/06/25(木) 18:13:10|
  2. 一関市の滝

藤ノ沢の滝 男滝・女滝

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 一関市の滝


 藤ノ沢の滝、3分作の2番目。男滝と女滝です。

 藤ノ沢へ降りて行く入口には、ちゃんと「藤ノ沢渓谷」と「男滝・女滝」の表示があります。
 ところがそれを見ようにも川に沿った道が無いのですよ。
 無いったら無い。 一本道を瀧神社に突き当たったらそれで終わりです。
 初めての人なら、下に降りれば、渓谷沿いに遊歩道があって、きれいな滝が見られるんだろうな、と期待するはず。
 でも、大ハズレ。 汚れた水の流れる沢の周囲は藪だらけ。 踏み跡すらありません。
 後から分かったことですが、男滝・女滝へ向かうほんのかすかな踏み跡が、瀧神社に向かう山道の途中にありました。
 しかし、目を凝らさなければ分かりません。 滝探ししている我々でさえ見つけ出せなかったんですから。

 で、滝見隊はどうしたかといえば、道がまったく無いから、仕方なしに小汚い川の中を上流めざして進んで行きましたがな。
 行けばとにかく在るということが分かっているんで、行かざる得なかったというか。
 藪だらけで倒木はあるし、暗いし、暑いし、湿っぽいし、藪蚊は大量に生息しているし、蜘蛛の巣だらけだし、水はバッチイし、川底はヌルヌル滑るし、行ったところできれいな滝を拝めるわけでもないし、でもう最悪レベル。
 我ながら、よくもまあこんなことをしているもんだと呆れるほどでした。

 最初に現れたのが、女滝。

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 水の色を見ていただければ、お分かりの通り。 何も申しません。
 印象度  

 さらに少し登って、男滝。

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 滝が悪いわけじゃないんだけどなあ。
 印象度  

 ここで注意すべきは、他にも似たようなレベルの滝があり、ということはどれもこれも小滝で、男滝・女滝の標識が立っているわけでもないので、本当にこの2つの滝が男滝と女滝なのか確認する術がないことです。 だからあくまで推定。
 滝見隊的には、こんな沢じゃ今さら確認したところでどうにもならんべさ、といったところ。

 このまま沢を登って上流まで行くつもりでしたが、藪の濃さに辟易して断念。
 労多くして益少なしのまさに典型。
 Uターンするのも嫌なんで、崖をよじ登り、山道に戻って来ました。
 汗まみれだし、衣服に跳ねた水が沁みになって何だか臭うし、これでもう止めたい気分でした。
 ところが、「せっかく来たんだから完全制覇すっぺし。上流から降りてきたら何とかなんじゃねえの」 と滝バカ。
 「こんな小汚い沢にまた入ろうってか !?  バッカじゃね ?」 と言ったものの、滝見隊小隊長が一抜けたというわけにもいかず、ズルズル引きずられて、対岸の上流に回り込むはめになってしまいました。

                          一関市                 藤ノ沢 → 北上川


  1. 2015/06/23(火) 18:46:39|
  2. 一関市の滝

藤ノ沢の滝 瀧神社の滝

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 一関市の滝


 岩手県一関市、一ノ関駅の東方向に狐禅寺という場所があります。
 その狐禅寺からもう少し東側に、藤ノ沢という小さな川が流れています。
 中流域から、北上川に注ぐ出口までは急な谷で、一帯は手の入っていない森が広がり環境的にはいい処。
 しかし、丘陵地の上流部には住宅地があり、田畑が広がり、ため池が方々にあるといった環境。
 となれば、水質が良かろうはずもなく、ワーストクラスの汚水が沢に流れ込んでいます。

 過去一度だけ訪れて、瀧神社の滝を見、もうこれでいいやと思っていたのが、どういうわけか再訪することに。
 この沢には、瀧神社の滝とは別に、男滝と女滝が流れています。
 2つの滝は前回、川の汚れ具合に見る気も失せてほったらかしのまま。
 名前のある滝だし、場所も分かっている滝だから、とりあえず隊として見ておいた方がいいんじゃないの、というわけです。

 参加者は、気仙沼隊員と釣り師、そして小隊長の3名。
 大船渡隊員は、生のマンボウを喰ったら、反吐は出るは下痢は続くはで見事にあたってしまい病院通いだとか。
 「確か前回はギックリにやられたし、今回は食当りかよ。 あんた最近悪いことでもしたんでねーの?」 と電話すれば、
 「病気持ちで金無しの隊長に云われたくねーし。」
 「おまけに悪妻持ちで甲斐性無しってか、ほっとけ!」

 それを聞いた2人の隊員。
 「ふつうマンボウを生で食うやついるか? だいたい湯掻いて酢味噌だべよ。」
 「沖で釣りしてたら、畳よりでっかいマンボウが船の下潜ってったことある。」
 「マンボウって、クラゲしか喰わねえんだべ。クラゲの毒は平気なのか?」
 「俺んちの猫、マンボウが大好物で人間様より喰いやがる。」
 「東京辺りの人はマンボウ喰うんだべか? 俺東京に住んでた頃スーパーで1回も見たことねえぞ。」
 などなど、マンボウ話で花盛り。

 さて、滝です。
 藤ノ沢の周辺をウロウロしていると、何か所かに「藤ノ沢渓谷入口」とか「大滝」とかの標識がありますので、それに従ってください。
 川の左岸側の何処かに入口があります。 入口まではとりあえず車でも行くことができます。 奥に駐車スペース有り。
 詳しい地図にも道や滝は載っていないので、現地へ行かなければ分かりません。
 入口が見つかったら、後は小道を降りて行くだけ。ダラダラした坂道で けっこう距離があります。
 一本道なのでまったく迷うことはありません。
 やがて川の音が聞こえ、道なりに進むと、突き当りが瀧神社です。

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 瀧神社の滝。
 藤ノ沢ではなく、その枝沢、普賢沢にある滝。
 でも水質はご覧の通り。
 雰囲気的には悪い滝ではないんですけど、流れる水は濁っているし、滝壷はあっても底は見えないし、水面には無数のアブクが浮いてるし。
 もうホントにかんべんしてくれって感じです。 滝、泣いてまっせ。 滝見隊も泣きますわ。
 ちなみにこの滝、源流部を別にすれば、もっとも北上川本流に近い滝なのでは。

 この後、上流にある男滝と女滝へ向かいましたが、こちらは次回に回します。
 口直しに、周辺にある、ため池の睡蓮の画像を。

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 恥ずかしながら小隊長、昨年までハスとスイレンの違いが分かりませんでした。
 それでも恥かくことなく、生きて来れました。
 そんなの話題になったの、いっぺんもねーし。


                    岩手県一関市          普賢沢 → 藤ノ沢 → 北上川



 
  1. 2015/06/22(月) 18:34:37|
  2. 一関市の滝

槻沢川の滝

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 陸前高田市の滝


 今回は我が地元の滝です。

 釣り師隊員は、海釣りへ。
 ニーハオ隊員は、魔女の一撃(ぎっくり腰)をくらっちまった、 とリタイア。
 出撃は、気仙沼隊員と小隊長だけになりました。

 岩手県陸前高田市、気仙川支流の槻沢川といえば、清瀧神社の滝、大滝とも雄滝ともいわれる滝が知られています。
 実はこの上流にもすばらしい滝が流れているのですが、こちらはほとんど、あるいはまったく知られていません。
 見るためには岩盤をよじ登らねばならず、それなりの技術・体力を持った人間か、後先考えないウスラバカしか登らないからです。
 後者である我々は、数年前に一度だけ登ったことがあります。
 その時の滑落する恐怖から、もうここには来ないだろうと考えていました。
 それを今回再突撃しようと計画したのです。
 もう行きたくねえ、といっていたところにまた行くところが、ウスラバカのウスラバカたる所以。

 同じルートを辿ったのでは前回の二の舞。
 下から登ると相当の危険を伴うので、今回は上にある林道を利用し、そこから降下することにしました。
 ただ、林道を利用するとなると、凸凹道を嫌になるくらい迂回しないと槻沢川の上流には到達できません。
 結果的にはこれが正解。急がば回れです。登って来るより危険性が半減しました。


 我々が見た順序とは逆になりますが、まずは槻沢川を代表する 大滝 から紹介します。

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 画像の建物は、清瀧神社の社殿です。裏から見下ろしています。修繕したのか以前と外観が変わっています。 
 手前が大滝。
 滝の落ち口から眺めているので、こうなってしまいます。
 滝下に降りるためにはザイルとスキルと根性が必要。

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 こういう角度の大滝の画像はなかったのでは。
 
 落ち口まで来てはじめて分かったことがあります。
 手前の大岩が、滝の落下する岩盤に蓋をするようにがっちり噛んでいたのです。
 大滝を正面から見ると、横から水が流れて来るように見えます。
 それは大岩が邪魔になって、その隙間から流れ落ちるしかなかったからです。
 大岩を取ったとすれば、あと2mは高くなり、しかもまっすぐな流れになるはず。
 でもどんな洪水になろうと、この岩は取れそうにありません。

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 気仙沼隊員にサポートしてもらい、真上から撮った図。
 転落したら、良くて骨折、ヘタすりゃあのよ~! です。

 今回大滝の下には降りなかった(恐いのと、また登って来なければならず面倒だった)ので、正面からの画はこちらをご覧ください。
 または、右上のブログ内検索で 「槻沢川」 と入れればいくつか出るはず。
 

 さて、その上流の滝。 今回目標にしていた滝です。

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 いい滝だあ。 雰囲気あります。
  滝を探そうという明確な目的がなければ、安易に行ける場所ではないので、名前など無いと思います。

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 2段構造の滝。
 大滝に勝るとも劣らない見ごたえ。 岩盤に囲まれ景観がいい。

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 下流にある大滝は岩盤に挟まれ窮屈な印象ですが、こちらはゆったりしています。

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 広々とした滝壷を持ち、世界観のある佇まい。 
 水質に文句なく、苔もきれいです。

 皆に知ってもらいたい滝ではありますが、到達するのにやっかいで、観光滝にするのはほぼ無理。

 他にもいくつか小滝がありました。
 そのうちのひとつだけ。

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 まずは水さえきれいであれば、少々難のある滝でも気分良く見ることができます。

                           陸前高田市                 槻沢川 → 気仙川


  1. 2015/06/14(日) 20:53:03|
  2. 陸前高田市の滝

秋宿ノ滝

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 大船渡市の滝                                         猫の大好物 マタタビ


 岩手県大船渡市でもっとも有名な滝は、綾里地区にある 綾里不動滝 で間違いないはず。
 では、綾里不動滝が大船渡でNO.1 かといえば、違うんじゃないの、と思っているのが滝見隊。

 市内猪川町の大野地区にある 秋宿ノ滝 こそ真の大船渡NO.1 だと我々は確信しています。
 すでに何度かUP済み。

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 ただし、広く知られた滝ではありません。
 知名度においては、綾里不動滝より格段に落ちます。つーか、ほぼ無名。
 知られてないがゆえに、まったく整備されておらず、どこにあるのか市民でも知らない人が圧倒的多数。

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 落差・水質・水量・形状・岩盤・滝壷・苔の貼りつき・周辺環境、それらを総合しての雰囲気は市内トップ。
 それなのに、ああそれなのに、それなのに。
 おそらく市当局はノーマークなんでしょうね。
 どんな観光パンフにも記載されておらず、標識ひとつありません。
 滝のそばまで行くのに、ほとんど苦労はないのですが。

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 まとまった雨のない現在でさえこの程度の水量は確保されています。
 上流に人家・田畑は存在せず、したがって生活排水等、汚水が混じり込むこともありません。
 水質上々。 ガブガブ飲める水です。 保証しませんが。
 (小隊長は滝の水を味わってみるのが癖なんで、飲めるような水であれば飲んでます。)

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 せめて近くに駐車スペースがあって、滝下に降りられる小道が設けられていれば、皆に認知されると思うんだがなあ。
 残念ながら、現状ではどちらもありません。

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 綾里不動滝を見たら、こちらもどうぞ。  自信を持って推奨いたします。


                              岩手県大船渡市          西山沢 → 大野川 → 盛川



 
  1. 2015/06/13(土) 20:11:13|
  2. 大船渡市の滝

碁石のニッコウキスゲ

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 野の花々                   碁石岬から望む太平洋  左は綾里崎


 雨が止んだ隙間をねらって、岩手県大船渡市の碁石海岸国立公園へ。
 今、碁石海岸はニッコウキスゲのシーズンです。
 海岸線のいたる所で咲いています。

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 正しくは、ゼンテイカ (禅庭花) というらしい。 知らなんだ。

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 向かいの島は、ウミネコの団地になっています。 鳴き声がかまびすしい。

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 一日花なんで、朝花が開くと、夕方にはしぼんでしまいます。

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 ほとんどが海に向かって花を開くから、一緒に撮るのがムズい。

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 東北以南では高原にしか咲かないらしいが、こちらでは海抜1mのところでも咲いてます。

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 ニッコウキスゲが終わると、7月中旬頃からいよいよヤマユリの出番。
 寒がりのくせに汗っかきという訳の分からない体質の小隊長。
 それでも夏の来るのが待ち遠しい。

                                          岩手県大船渡市 碁石海岸


  1. 2015/06/06(土) 18:42:27|
  2. 野の花々

片岸川の滝

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 釜石市の滝


 片岸川は、岩手県釜石市唐丹町を流れる川。
 上流部に 紅葉の滝 がある、といえばお分かりになる方もいるかと。
 水量があり、人家が少ないので透明度の高い水が流れています。
 秋になると、河口付近に鮭を捕獲する仕掛けが設けられ、中で泳ぎまわる姿を目にすることができます。
 
 下流部の景観。

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 これで滝が無いわけがないといった雰囲気があります。 いい川です。
 訪れた時、渓流釣りをする人達を何人も見かけました。

 紅葉の滝よりずっとずっと下流におだやかな滝が流れています。

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 下流側から車で滝のそばまで簡単に行けます。
 広い駐車スペース有り。
 周辺広葉樹で、とても落ち着いた雰囲気。
 サイズ的には、紅葉の滝とは比較になりません。水量はこちらの方が多いはずなんだけど。


 一方、こちらは片岸川に合流する山谷川の滝。
 合流点のすぐ上ににあります。

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 山谷川は、本流の片岸川より水量があります。
 急流で荒々しく、男っぽい川。
 上流は、目立って大きな滝はないけれど、巨岩が並び、滝が連続する好景観。
 樹木の茂る時期は邪魔になってほとんど川が見えません。


 今回、滝を見るのはこれくらいにして、後は山頂部の楢ノ木平に移動しました。
 単独行なんで、紅葉の滝 は無しです。
 楢ノ木平は五葉山のすそ野にある高原です。
 平 とはいっても、平らな場所はほとんどありません。
 山地の斜面に近いです。

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 はるかかなたに太平洋が望めます。
 この日、天気は良かったものの、バイクがグラグラ揺さぶられるほどの強風。

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 遠野市の高清水牧場と同様、ここにも牛は放牧されていません。 
 原発事故の影響が尾を引いています。

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 クリンソウもそろそろ終わりかけ。

katagi11.jpg

 放牧地は草が伸び放題。 手入れした形跡が見られず 荒れた印象。
 のんびり草を食む牛たちがいないと、やはり寂しい。

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katagi12.jpg

 純粋に放牧地なので、観光用の施設は何一つありません。
 牧場内は、狭い林道で、路面はダート。
 そのまま抜けて釜石市へ向かうはずが、途中から路面が崩壊して通行不能。
 引き返して、まっすぐ帰還しました。

                                                山谷川 → 片岸川 → 唐丹湾



  1. 2015/06/05(金) 20:29:13|
  2. 釜石市の滝

北上町の滝

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 石巻市の滝                         浮草 皿貝川にびっしり


 宮城県登米市津山町から南に見える山へ向かった滝見隊は、峠を越え、そのまま石巻市北上町へ突入。

kitakamm1.jpg


 ちょうど峠のところに夫婦杉というのがありました。
 遠目に見て大したことなさそうなのでスルー。
 下ってしばらく走ると、追分温泉 がありました。
 マニアの間ではけっこう有名な温泉らしい。
 昔の小学校の分校を改造したような木造の建物。
 ひなびた感じで雰囲気あります。
 山の中なのに、宿泊客への海の幸のごちそうがすごいとか。

 「ひとっ風呂浴びてっか?」 とニーハオ隊員。
 入りたいのは山々だけど、入ってしまうと身体がだるだるになるし、ビールの一気飲みをしたくなるので、却下。
 思い返すと、滝見隊は滝壷に入ることはあっても、温泉に入ることはめったにないですね。 理由は上の通り。

 峠をずっと下りてきて、枝沢を見つけ、中に入って行きました。
 すぐに滝発見。

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 雷神沢の小滝です。
 特にコメント無し。 ただ在るというだけ。 印象度  
                                         雷神沢 → 女川 → 北上川

 
 女川をさらに下り、再び枝沢があったので入ったら、

kita3.jpg

 すごくいい、とはいかないけど、ちょっといい滝。
 沢のそばの林道は、翁倉山への登山道になっているらしい。

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 翁倉沢中流の滝。
 水はきれい。でも川床はぬめります。
 滝壷有り。 静かな滝です。
 周辺、杉の造成林。

kita5.jpg

 滝の落ち口に上がってみたら、大きなポットホール(甌穴)が2つも。 
 これは珍しい。 三陸ではほとんど見ることがありません。
 昔はもっと水量があったんでしょうか。
 覗いても中に石はありませんでした。

kita6.jpg

 こうして画像にすると良さげに見えますね。
 実際はそれほどでも。
 印象度  
                              翁倉沢 → 女川 → 北上川


 次に入ったのが、河北町の皿貝川。
 北上川に平行して流れる川で、川というよりクリークのよう。
 川面にはおびただしい数の浮草が漂っています。
 おそらく満潮になれば、潮水が昇って来るのでしょう。
 流れがなくて、汽水域みたいです。

 2本の枝沢に入って何もみつけられず、あえなくUターン。
 3本目の馬鞍沢でようやく見つけました。

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 枝沢2本の合流点。
 大雨が降れば幅広の大きな滝になりそうです。
 ただご覧のように、人の手が入り過ぎ。
 左側には堰が設けられ、そこから太い塩ビ管が延びています。
 滝としては無視され、取水場としての役割だけですね。
 印象度  
                            馬鞍沢 → 皿貝川 → 北上川

 この日一日で長短10本ほどの沢に入りました。
 南三陸の地形的なハンデがあって、来る前から大きな滝は期待していませんでしたから、まあこんなものかなと。
 たとえ小さい滝でも見つかっただけで良しとしましょう。


  1. 2015/06/02(火) 19:25:45|
  2. 石巻市の滝

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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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