南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

東滝 3

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           陸前高田市の滝             広田湾夕景、ってこれじゃあ。


 出かけようとしている矢先、同郷の釣り師隊員が我が家にやって来ました。
 手にはドンコの入った袋が。

 ドンコとは三陸地方の呼び名で、正式名称はエゾイソアイナメという魚。
 アイナメと付いているけどアイナメの仲間ではなく、チゴダラの仲間。
 夜行性で昼は穴ぐらに隠れ、めったに釣れません。
 だからねらうのは夕方からの夜釣り。 アホなんで、簡単に釣れます。
 姿はウーパールーパーに似て、赤茶色のヌメッとした感触。
生きてる時はめんこい顔だけれど、死んでしまうとちょっとグロっぽい。
 淡白な白身で、鮮度のいいうちは非常に美味。
 ドンコ汁にしたり、味噌と混ぜた肝を腹に入れて焼くと堪えられない旨さ。
 ただ鮮度が非常に落ちやすく、たとえ冷蔵庫で保管しても、翌日には味が悪くなります。

 「どうせだったら昨日のうちに持って来てくれればタタキで食えたのに・・・。」
 「いやいや、帰りが深夜になったもんで・・・。  ところで今からどっか行くつもり?」
 「東滝見に行こうと思って。」
 「え? ちょっと待って、ちょっと待って、お兄さん。 東滝って何ですのん?」
 「あ、おめ、最近俺らのブログ見てねえな!」

 当初の計画では、滝見隊各隊員が持ち回りでこのブログを運営することになっていました。
 最初のうちこそれぞれがカキコしていたのですが、やがてグズグズになって、現在ではほぼ小隊長だけが細々と運営するはめに。
 しかも自分でカキコしなくなったばかりか見もしない奴がここにいたとは。

 バイクで行くつもりでしたが、釣り師を強制連行し彼の車で出発。
 岩手県陸前高田市には数々の滝があります。
 そのうち最も中心部から近いのが東滝。
 なんせ、地元も地元、所在地が陸前高田市高田町ですから。
 それなのに、灯台元暗しというのか、我が足元にあるこの滝を数年間も知らずにいた不覚。

 南三陸平野部にはあいかわらず積雪がまったくありません。
 だから車で林道を登っても無問題。
 駐車スペースがないので、道路脇に停める他ありません。
 林業関係者くらいしか通らないので、それでも大丈夫。
 林道のすぐ横が滝です。

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 これまででいちばん水量がありません。
 冬の渇水期でそれも仕方なし。

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 滝の後方(上流)がやけに明るくなったようで、見に行くと、森が伐採されていました。
 初めて見た時からまだ数カ月しか経ってないのに。
 滝の姿は変わらないとしても、周辺環境が変わると滝のイメージが激変してしまうことがあります。
 人工林ならともかく、自然林が伐採されると景観がだいなしにされるので泣きたくなります。

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 上流伐採されたといっても、人家や畑がないので水はきれい。

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 地元ビイキ承知ながら、もっともっと知名度が上がってもおかしくない滝なんだがなあと思います。


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  1. 2015/01/25(日) 13:14:39|
  2. 陸前高田市の滝

長部川の滝 2

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          陸前高田市の滝


 岩手県陸前高田市にある長部川支流に入ってみました。
 川と付いているものの、実態は沢です。
 かつて一度だけ入ったことがあります。
 下流部は護岸工事だらけで見どころなし。
 流れる水もほとんどありません。 中流域になると水量が若干多くなります。
 下流より上流のほうが水量多い川。
 何じゃ、そりゃ、 と思うかもしれませんが、この辺りにはそういった川がけっこうあります。
 流れる途中、川床が砂礫層になっていて、水が地下に潜り込んでしまうためなんですね。
 代表例が岩手県釜石市にある水海川。
 中流域までは水量豊かな川ですが、途中女遊部(おなっぺ)付近で水が消失し、海岸近くでまた現れます。
 おなっぺ とは変な地名ですけど、確か 「水が消える場所」 といった意味のアイヌ語が語源だったと記憶しています。

 水量少なく、護岸工事や周辺杉林でヤブだらけ。大きな岩盤がなく、最大の弱点は傾斜がない、といったダメダメっぷりの長部川。
 「もうこんな川来ねえぞ。」 と思っていました。
 しかしこの時期、滝を見に行こうにも雪ばかりで遠くへは行けません。
 南三陸の平野部は相変わらず積雪がありませんが、一歩山に入るとやはり雪。
 となると、ごく近場の川しか入るところがありません。
 長部川の上流部にはまだ入ったことがないし、もしかしたら小滝くらいはあるかも、と淡い期待を抱きつつ上流目指して登って行きました。

 途中、降りて来る森林組合の作業者達とバッタリ。
 「この先に滝ないべかね?」
 すると 「無い。」 のひと言。
 やっぱりか、とは思ったものの、彼らの視点と小隊長の視点は違います。
 ダメモトでもいいやとさらに上流へ登っていったら、ありました。 支流の滝です。

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 画像では大きな滝のように見えるかもしれませんが、小滝です。
 森林組合の人達にもこの滝は目に映っていたはずです。
 目に映ってはいても、見えてなかった、というか、滝としての存在感がないから記憶にも残らない、ということなんでしょう。 
 こっちは滝屋。滝を探しているからこそ見つけられる。 その程度の滝です。
 でも雰囲気良し。 苔をまとった岩盤がきれいです。  印象度  

 それ以上登っても見つからなかったので、引き返して、本流を登りました。

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 これも小滝ながら悪くはないです。
 印象度  

 さらに登って、

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 夏場ならヤブに隠れて見つけられなかったかも知れない小滝。
 印象度  

 帰りがけ、シカの小集団と出くわしました。
 ズームを利かせて、これがやっとやっと。

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 10年くらい前までは五葉山麓でしか見ることがなかったんだけど、今はどこでもいるなあ。

                         岩手県陸前高田市       長部川 → 広田湾





 
  1. 2015/01/21(水) 20:12:21|
  2. 陸前高田市の滝

五葉山 滝沢の滝

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                   大船渡市の滝                      五葉山


 「鷹生ダムの近くに俺らがまだ入ったことのない沢があんだけど、知ってっか?」 とニーハオ隊員から電話が。
 鷹生ダムとは、岩手県大船渡市の五葉山麓にあるダムのことです。
 「知るわきゃねーべ。」
 「沢の名前が、滝沢っていうらしい。」
 「おお、期待持てそうだな。行ってみっか?」
 「俺は用事がある。」 とすげなく同行を拒否された小隊長。

 ということで、一人だけで出発。
 現在、南三陸平野部にはまったく積雪がありません。
 今シーズン、まだ2回しか積雪がないのでは。 
 昨シーズンに比べてかなり少ないです。
今シーズンは例年通り。昨シーズンが異常にドカ雪が多かっただけ。
 そうなれば、当然バイク。
 このくそ寒い中、わざわざバイクで出掛けなくても、アクセス良好、車で行ける場所なんですけど。
 しかし商売道具満載の軽トラでは仕事の延長のようで、どうも遊びの気分になれません。
 エンジン音がおかしいポンコツ車、山の中でエンストしたら大ごとになります。

 厳重に寒さ対策を施し、自宅からバイクで40分ほどかけて現地へ到着しました。
 なるほど 五葉温泉に向かう途中にある滝沢橋の下に沢が流れていました。

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 滝を構成する3要素。水量はご覧の通り。傾斜はあります。あとは岩盤があるかどうか。

 下流には民家があり、周辺ほとんどが杉の人工林。

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 杉の枝には、来るべき春に備えて、早くも花粉が準備されています。
 暖かくなって強い風が吹くと、これらが一斉に舞い上がるわけですね。
 杉林の多い南三陸の山、やがて黄色い雲(花粉)がモヤモヤと大気に拡散していくのが見られるようになります。

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 大きさからすると、タヌキかキツネかアナグマか?
 姿は見られなかったものの、シカの警戒する鳴き声や枝を踏む足音をたびたび聞きました。


 滝沢はその名の通り滝の多い沢でした。
 鷹生川に合流する下流部に滝は集中しています。
 とびぬけて大きな滝はなく、ほとんどが小滝。
 あえて見に行くような規模の滝はひとつもなし。
 
 では、下流から貼っていきます。

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 とりたてて云うこともなし。
 苔が多いのと、水がきれいであることくらいかなあ。
 どれも印象度  

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 この滝、惜しい。
 一枚岩盤で高さもそこそこあるのに、周辺人工物多過ぎ。
 両側がコンクリートの護岸だし、滝の前が橋。 画像右上には排水用の管。
 手つかずなら相当いい滝だったはず。
 印象度 

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 雰囲気良かったものの、残念ながら小滝。
 印象度  

 結局、今年最初の滝探しとしては期待外れに終わりました。
 沢に入ったはいいけど、まったく滝がないといったこともあるので、ま、あっただけでも良しとしましょう。

                              岩手県大船渡市日頃市町  滝沢 → 鷹生川 → 盛川


  1. 2015/01/17(土) 19:22:05|
  2. 大船渡市の滝

すごろくの穴

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    道草・寄り道・油売り                             広田湾 みさご島と野島

 
 「すごろくの穴」
 わざと意味深なタイトルをつけてみました。
 
 岩手県陸前高田市気仙町に、「双六 (すごろく)」 という広田湾に面した地区があります。
 風変わりな名前です。 なんでこんな地名なんですかね?

 ここに広田湾を見渡せる海抜50メートル足らずの小高い丘があります。
 頂上付近と周辺部に僅かばかりの樹木があり、他は草地と畑になっています。
 観光地や公園等とは無縁の場所ですが、小隊長お気に入りの場所で、年に何度か訪れます。
 特に夏。 
 吹き渡る風と、太平洋まで望める見晴らしの良さで、草地に寝転んでいると知らず知らずのうちに気分がほぐれる場所です。

 丘の上には、一本の巨木が立っています。

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 この木がモミかその仲間だろうとは推測していたのですが、最近まで何なのかが分かりませんでした。
 木の下に実がたくさん散乱していたのを拾い上げて、ようやくカヤの木だと分かった次第。

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 とにかく、海を背景にしてすっくと立つその姿が好きでした。

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 カヤの巨木の近くには、天然記念物に指定されてもおかしくないようなヤブツバキの古木もあります。

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 カヤとヤブツバキの根元には石碑が並んでいます。
 墓のようです。
 これらの巨木をよりどころに何百年も前に建てられたようです。
 あるいは墓を建てた時の記念樹として植えられたのか。
 このことが幸いして現在まで巨木が守られる結果に繋がったのですね。


 さて、本題はここからです。

 ご存じかと思いますが、4年近く前、この地を巨大地震と大津波が襲いました。
 東日本大震災です。
 丘の下、堤防や道路、海岸沿いの人家など構造物はほぼ壊滅。
 家を失った人たちは未だに仮設住宅暮らしを余儀なくされています。
 新たに住宅を建てるにしても、津波に襲われた場所に再建することはそれなりの覚悟と危険が伴います。
 かといって他の場所に移住しようにも、当地はリアス式海岸の地形なので山が海岸にまで迫り、まとまって家を建てられるような余分な平地なぞどこにもありません。
 
 そこで目を付けたのが、この丘。
 斜面を削り、新たな住宅地を造り出そうというもの。
 造成が始まったら、あの巨木はどうなってしまうのだろうと、小隊長は内心危惧しました。
 小隊長自身被災者なので、一刻も早く新たな住居を造りたいという願いは痛いほど分かります。
 だから、たとえ巨木が切り倒されようとも、それは仕方のないことだと、半ば諦めていました。
 だいたいこちらは地主でもないし施工者でもなく、一介の傍観者にすぎないわけで、あれこれ言う権利は初めっからないんですけど。
 
 やがて工事が始まりました。
 近くの国道45号線を通る度に、ユンボやダンプカーが動き回るのを見ながら、あのカヤはまだ無事だろうかと気を揉んでいました。

 ところが、昨年3月、造成工事が突然中断されました。
 原因は 穴 です。
 工事中、突然巨大な穴が地面から現れたのです。
 仮に造成を終えたとしても、家の地下に巨大な穴があると知ったら、おちおち安心して寝てられないでしょう。
 このため造成地は別の場所に移すことになり、この場所は放棄されることになりました。

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 現在は人が勝手に入れないようにと、衝立で塞がれています。
 って、これじゃあ侵入しようと思えば簡単に侵入できるんですけど。

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 この穴、直径5m、底までの深さは10mもあるそうです。
 新聞記事によると、底まで降りるとさらに四方に洞窟が延びているのだとか。
 どのくらいの規模なのか、まだ調査されていない模様。
 丘は、全体が石灰岩でできているため、鍾乳洞であるのは確か。
 陸前高田市にとっては予想外の出来事だったかもしれませんが、方針転換を計って新たな観光資源にできるのではないか。
 もしその規模が、住田町の滝観洞、はたまた岩泉の龍泉洞に匹敵するような穴だったら・・・・・。どうするどうする。
 早く誰か全貌を調査してくんねえかなあ。

 といったわけで、小隊長が気を揉んだカヤの巨木は伐り倒されることもなく、現在も海を眺め続けています。

                                     岩手県陸前高田市気仙町  双六



  
  1. 2015/01/12(月) 21:04:15|
  2. 陸前高田市の滝

小隊長、撃沈  白糸ノ滝

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                                   陸前高田市の滝


 「あ~あ、だからあれほど止めろって言ったのに・・・・・。」
 その瞬間、どこからかそんな声が聞こえたような気がしました。

 白糸ノ滝 は岩手県陸前高田市ではもっとも知られた滝。
 好みは別にして、それだけの見ごたえはあります。
 大滝小滝のすぐ上流にあり、生出川本流ではなく、生出川に注ぎ込む枝沢の滝。

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 白糸ノ滝。 まさにその名の通りの形状。
 見るだけなら非常に簡単。誰でも見られます。
 滝の前には、生出川が流れ、その手前には奥の集落へ通ずる舗装された道路があります。
 夏場は上段部分が樹木に隠れて見えないこともありますが、今の時期なら上から下までその全貌を余すことなく見ることができます。

 写真を撮るにしても、道路上からズームさせれば、狙い通りの写真が撮れるはず。
 実際、上の画像は道路上から撮ったものです。
 ところが、それだけでは気の収まらないバカがいるんですよねえ。 誰とはいいませんが。

 川は急流です。冬の最中だから当然冷え冷えの水。
 水量があり、岩の上に足を乗せながら飛び越えなければ渡れない深さ。
 小隊長は、その日スパイクの長靴で来ていました。
 スパイク靴で岩の上に乗るのは、カリカリ引っ掻くだけでホールドしないため非常に危険です。
 滑って落ちたら、長靴くらいではとうてい防げない水深があります。
 そんなことは人から言われなくても十分分かっているはずなのに、何故か渡ってしまったんですね。
 渡河中、「危ねえから止めたほうがよくねえか。」 頭の中でずっと聞こえていたんですけど。

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 細心の注意を払い、川を渡りきって、撮ってきたのがこの画像。
 滝元へ行こうとするなら別に目の前の川を渡らなくても、上流にある橋を渡り、崖を降りれば良かったのです。
 それを考えてのスパイク長靴着用だったのですが。

 アクシデントはその戻りに起こりました。
 集中・集中・ヤバイよ・ヤバイよ、と言い聞かせながら川を渡っていたのですが、途中の岩の上でバランスを失い、あっという間に落下。
 なんとか濡れずに済んだのは、上半身のみ。
 腰から下と、肩から先の両腕はずっぽり嵌ってしまいました。
 身体の中を衣類を伝って浸みこむ水の冷たさに身震いがしました。
 こういうこともあろうかと、カメラは水密袋にいれていたため無事。

 長靴の中に入った水をガッポンガッポン鳴らしながらバイクまで戻りましたが、その後が大変でした。
 一刻も早く自宅に帰りたいのですが、スピードを上げると風の寒さで全身フローズン状態になり、たどり着く前に凍死してしまいます。
 仕方なく風を浴びないようヨロヨロとバイクを走らせました。
 自分でも笑ってしまうくらいハンドルを握る腕がワナワナと震えました。

 クール宅急便状態で自宅に戻ると、すかさず着ている物を脱ぎ捨て、シャワーを浴び続けました。
 体温が上昇し、なんとか人心地がついて「 ♪ 暖ったかいんだからぁ~」 などと口ずさみつつ風呂場を出ると、そこには顔面の半分だけで「ケケッ」と笑う我が家人の姿が。
 違う意味でまた冷水を浴びようとは。

                岩手県 陸前高田市 矢作町        枝沢 → 生出川 → 矢作川 → 気仙川




  1. 2015/01/10(土) 22:29:30|
  2. 陸前高田市の滝

初詣 大滝小滝

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     陸前高田市の滝                            


 昨年暮れ、小隊長の不注意からカメラを水没させてしまい使用不能になってしまいました。
 乾燥させ、様子をみていますが、スイッチは入るものの裏面のモニターがまったく映らず、どうやら脳死状態のようです。
 これとは別にもうひとつデカいカメラを持ってはいるんですけど、重いし設定がメンドくて機動性に欠けます。
 山に入る場合は小さくて手軽に撮れる方がやっぱいいです。
 
 新しいコンデジが欲しい。
 小隊長のずぼらな性格では、紛失したり水におっことしたりするのは避けられませんから、できるだけ安価なものがいい。
 できれば防水機能があってGPS付きのコンデジが欲しいなあと思っていたのですが、それなりの値段がするし、元手がありません。
 家人に言えば百万回のコゴトが返ってくるので、決死の覚悟がないと言い出せず、それが嫌さに頭を下げてうちのガキからお年玉を融通してもらおうかとまで考えました。
 このことだけでも家庭内での小隊長のポジションが分かろうというもの。
 
 しかし、家電店を回っていたら、お正月セールで4000円のデジカメを発見したんですよ。
 考えるより先に手が出てすかさず購入。
 型落ち品とはいえ、1600万画素で5倍ズーム。必要ないけど、モノクロや魚眼レンズ風にも撮れるらしい。
 写真は趣味ではないのでこれだけのスペックがあれば文句の付けようもありません。

 真新しいカメラをポケットに入れ、2015年一発目に向かった先は、おなじみ大滝小滝。
 この滝を見ないと何となく1年の始まりといった気がしません。
 いわば小隊長にとって初詣のようなものです。
 路面に雪はないし、ひとっ走りの距離なんで、当然バイク。クルマでも全然かまわないですけど。

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 今さら説明不要ですね。
 いや、必要だという方は 「大滝小滝」で「ブログ内検索」 かけてください。ゴロゴロ出ますから。

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 あまり撮ることのない角度から。

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 この後、いつものように すぐ上流にある 白糸ノ滝 へ向かいました。

 まさか年初めからこんなことが起ころうとは。 つづく。

                    陸前高田市矢作町   大滝小滝    生出川 → 矢作川 → 気仙川



  1. 2015/01/08(木) 18:41:57|
  2. 陸前高田市の滝

威徳杉

         巨樹・古木


 この大きな杉の木は、2度目の登場です。
 
 岩手県住田町有住(ありす)地区の小高い丘に八幡様があります。
 国道107号線からなら、住田高校そばの三叉路から赤羽峠方向に入ればいいし、遠野からなら、逆に赤羽トンネルをくぐって来るか、釜石自動車道滝観洞インターを降りて、住田町中心部に向かって下がって来てもOK。
 周辺には、葉山水公園や鏡岩といった風光明媚な場所があります。

杉889

 有住小学校や住田民族資料館の近くなので、場所が分からなければその辺で尋ねればよろしいかと。
 地図には何故か「五葉山神社」となっています。
 八幡神社と両方を合祀した神社なのかも知れません。
 そこに 「八幡様の御神木」 またの名を 「威徳杉」 と呼ばれる巨大な杉がそびえています。

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 神社入り口。 奥に見える階段を登ります。 「御神木」 の表示板有り。

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 入口にある説明看板。
 ここで云う 「管内」 とは、住田町・大船渡市・陸前高田市を合わせた気仙地区のことでしょう。

 鳥居をくぐると、すぐ横に、一風変わった井戸が。
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 通常地上から水を汲み上げるのが一般的。が、ここでは地下まで降りて水を汲む構造。
 たまたま地元住民に出会ったので聞いたら 「今では各家庭に水道があるから使われなくなったけれども、使おうと思えば十分使える。」 とのこと。
 階段を降りた先にはこんこんときれいな水が湧き出していました。

 参道に戻り、石段を登って行くと本殿があって、その横の小路(急坂)をさらに登ると奥宮があります。
 奥宮の正面に、その杉はそびえています。

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 後方に見えるのが奥宮。
 ここは、丘全体が上有住(かみありす)城という昔の城跡らしいです。
 周辺を眺めると、どことなく手を入れたような地形をしていますが、石垣などはあるのかないのか分からず。

 メジャーを持参してきたので、杉の幹周を計ってみました。
 しめ縄に沿ってメジャーを伸ばしていくと、

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 何と、7.3mあるではないですか!
 昭和63年に計測した時点で6.8m。
 若干ナナメに計ったとはいえ、その時より確実に太くなっています。
 この手の看板には、地元ビイキも手伝って多少オーバーに記されたり、誇大妄想としか思えない表現までなされる場合があります。
 なもんで、小隊長は杉を見た感じ、6.8mより小さいと思っていました。 申し訳なす。
 
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 1602年に植えられた、と年代がはっきりしていますから、御歳413才になるわけですね。
 まだまだ成長し続けそうな勢いがあります。

 ちなみに、小隊長は事あるごとに 「杉林が、嫌いだ~!嫌いだ~!嫌いだ~!」と叫んでいますが、杉自体が嫌いではないんです。
 自然林を伐採し、植林した後は荒廃するまで放置している杉の人工林について、ヘドを吐きたくなるほど大嫌いなだけです。
 むしろこういった杉の巨木は大好きで、神が宿っているとさえ思っています。

                                 岩手県住田町       威徳杉



 

  1. 2015/01/06(火) 19:17:08|
  2. 巨樹・古木
  3. | コメント:0

青野沢の滝

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    気仙沼市の滝                                  広田湾  赤磯


 宮城県気仙沼市 (旧唐桑町) の広田湾に流れ込むのが青野沢。
 湾岸沿いでは気仙沼最北の沢(ということは、宮城県最北の沢)で、ほんのちょっとで岩手県との境界になります。
 
 県境といっても、この辺に住んでいる人達はほとんど意識しないで生活しています。
 親戚が両方に散らばっている人達も多いですし、仕事や買い物など行ったり来たり。
 例えば、気仙沼の滝バカ隊員は、住居が宮城で、仕事場が岩手。
 釣り師隊員は、その逆。
 この二人は毎日毎日国道ですれ違っているので、互いに 「うんざりしてる」 らしい。
 岩手のニーハオ隊員は、親の出身が宮城で、親戚多数が宮城。
 かくいう小隊長も、生まれが宮城で、現在岩手。仕事は県を出たり入ったりの生活。
 気候風土、文化風習はほとんど同じ。だから他地域と比べても結びつきが非常に強い地域だと思います。
 元々伊達藩でひとくくりにされていた地域だったのに、明治の廃藩置県で役人が勝手に (かどうか知りませんが) 線引きしたから県が違ってしまったわけで、将来人口が減ってにっちもさっちもいかないようになったら、いっそ気仙沼と気仙をまた合併してくれたらなあ、と個人的に思わないでもありません。

 え~と、何の話だっけ。
 あ、青野沢の滝でしたね。

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 すんません。水没したアホバカカメラで撮影したために、画像ブレてしまいました。
 って、本当は小隊長の腕のせいなのに、カメラのせいにしております。

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 すでに2度ほど登場してるかと。
 落差はありません。 雰囲気の良い滝です。
 薄い板を何枚も積み重ねたような特徴ある岩盤。
 下流に水道施設が設けられているくらいですから、水質がいいです。
 この滝は、青野沢の枝沢にあります。

 このあと、本流を登って行ったところ、新たな滝を発見しました。やったあ!

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 五月雨型のきれいな滝です。
 深くはないものの、広い滝壷を持っています。

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 穏やかな流れで、気持ち落ち着きます。
 これでも青野沢系の滝ではいちばん落差がありそう。

 印象度  

 その下流の滝。
 こちらは再登場。
 帰りがけでメンドかったので、崖を降りずに撮影しました。

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 小さいながらも深くて透明な滝壷を持っています。

                                  宮城県気仙沼市唐桑町    青野沢 → 広田湾






  1. 2015/01/05(月) 18:51:11|
  2. 気仙沼市の滝

ヤドリギ (宿り木)

 道草・寄り道・油売り


 「ヤドリギ」
 語感からは、何となく演歌のタイトルになりそうな情緒的な響き。

 冬、木々の葉が落ちて枝だけになったところに、直径数十センチの玉状にくっついた植物が目に止まることがあります。
 宿主に寄生するヤドリギです。
 凍てつく寒さをこらえ、来るべき春に備えて身体をすくませている宿主に対して、栄養を十分に吸い取り、青々・生き生きとしたその姿。
 眺めていると、我が家庭のようで、複雑な心境になります。

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 むろんヤドリギだって彼らなりに必死に生きようとしているので、いちいち人間に後ろ指さされる筋合いなんぞない、と意思があれば思うかもしれません。
 小隊長は、どうも寄生植物だとか、フジ・ツタなど他のものにからまって成長するやつが好きじゃないです。


  1. 2015/01/04(日) 12:04:30|
  2. 道草・寄り道・油売り

鹿鳴ノ滝 冬

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           大船渡市三陸町の滝                           吉浜湾


 昨年、暮も押し詰まった12月30日、我が滝見隊では恒例の忘年会を開きました。
 この年、初見の滝でもっとも印象に残った滝を 「滝見隊大賞」として選考するのが会のならわし。
 南三陸滝見隊は現有勢力が4名。
 わずか4名ばかりの残存兵が何をおおげさに、と思うかもしれませんが、滝をサカナに飲むのも一興。
 野球バカが選手をサカナに、競馬オタクが馬をサカナにするように、それぞれの楽しみがあるんですよ。
 2014年の大賞は、この年最初の滝見行で発見した 二ッ水の滝 ですんなり決定。
 珍しく誰からも異論の出ない選考でした。

 選考基準の最低条件は、水がきれいなこと。これだけは絶対に譲れないところ。
 どんな大滝であろうと、飲んで腹を壊さない程度の水質以上でなければ即失格です。
 南三陸とその周辺の狭い範囲で滝探ししているわけですから、そうそう吃驚するような滝にはお目にかかれません。
 とうてい全国レベルで敵う訳がないので、せめて水質だけは他に負けないいい滝であってほしい。
 二ッ水の滝は、容姿端麗とは言い難いスタイルですが、まだ当地にもこんなすごい滝が残っていたのかと 驚くほどインパクトが強烈でした。
 そう簡単に見に行ける場所ではないことも加点材料になりました。

 年が改まって2015年。
 しょっぱなの滝は、岩手県大船渡市三陸町の おなじみ 鹿鳴ノ滝。
 とはいっても、滝見隊は3月いっぱいまでシーズンオフに入ってしまい、新年になって出かけた滝はありません。
 いくらウスラバカ揃いの滝見隊員でも、路面が凍結するようになるとバイクで出掛ける訳にはいきませんからね。
 まだちょっと昨年の残り物があるので、細々と繋げていこうかな、と思っている次第。
 あ~あ、早く春が来ねえかな。

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 この滝の水量は年がら年中ほとんど変わりません。
 渇水期でも増水期でもほぼ同じ。
 何故かといえば、上流の山々がブナやミズナラなどの広葉樹で覆われているためでは。
 それらが自然のダムとなって水量を調節しているのでしょう。
 人工林のないすばらしい自然環境だと思います。

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 流れる水の色が僅かに赤茶っぽく見える場合があります。
 しかし水質は上々。
 上流に広葉樹が多いため、大量に流れ出た枯葉のタンニン分が川底を染めているからです。
 それだけ森が豊かな証拠ですね。

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 規模的には吉浜川最大の滝。
 気仙四瀑布のひとつであってもおかしくないのですが、付近にそれらしい神仏的な構造物が一切ありません。

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 大窪渓谷最高の観光スポットではないかと考えますが、なあ~んも標識のたぐいがありません。
 滝を見に行く道もありません。ヤブコギもなく、斜面を降りるだけなので行くのに手間がないですけど。
 深くて広い滝壷が印象的な滝です。

 少し上流へ歩けば、

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 これも負けず劣らずの景観。
 四季折々、いつ来てもすばらしい場所です。

                                                         吉浜川 → 吉浜湾


  1. 2015/01/02(金) 14:37:31|
  2. 大船渡市三陸町の滝

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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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