南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

清水沢の滝

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                                                         大船渡市の滝

 どう見ても滝です。
 でも困った。
 アピールできるものが何もない・・・・・。

 流れている場所は、岩手県大船渡市赤崎町の清水地区。
 大船渡市の街中とは湾を挟んで対岸にあります。
 三陸町綾里地区に向かう最初のトンネルの直前から山の中に入ったところ。

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 高さはそこそこ。
 斜瀑だし、水量はないし、滝の横はガレ場だし、周辺は暗い杉林。
 滝の存在感、希薄。
 そばを通った人は、滝と分かっても立ち止まることはないでしょう。

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 何も誉めるところがありません。
 水質だけはきれいですが、それにしたって南三陸では普通レベル。
 う~~ん、どうしたもんだろう。
 あえて弁護すれば、画像より実際に見る滝の方が全然いいです。
 斜瀑を見たままに写すのは、本当に難しい。 

 印象度   

                                                   清水沢 → 大船渡湾



 
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  1. 2014/09/29(月) 20:14:03|
  2. 大船渡市の滝

東 滝 ( 古 滝 )

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                            陸前高田市の滝                (大船渡市側から見た氷上山)            

 

 大船渡のニーハオ隊員から驚くべき情報がもたらされました。
 氷上山の中腹に大きな滝がある、というのです。
 氷上山は地元も地元、毎日眺めている山です。
 当然、もう入る所がないくらい入っています。

 「実際に見た人の確かな情報だから、絶対間違いないって。」
 「場所は分かるのか?」
 「ちゃんと聞いてるから心配すんな。川原川の支流か枝沢らしい。」
 「川原川だったら、全部潰してるぞ。」
 「ところがどっこい、隊長が入ってない場所がまだあって、どうやら滝はそこにあるらしい。隊長が以前から探してた滝っつーのがこれじゃないのか?」
 「ホントなんだべな。 なんつーこった !!」

 思い返せば数年前。
 高田市内のとある施設でそれまで見たことのない滝の写真に出くわしました。
 存在感のある押し出しの強い滝で、氷上山麓の 「不動滝」 とあります。
 陸前高田にあるこれまで見てきたどの「不動滝」ともあきらかに違います。
 氷上山中には滝山不動滝が存在しますが、もちろんまったく別物。
 施設の従業員に尋ねても、それがどこにあるのか誰も知りません。
 客として来訪した誰かが飾って行ったものらしいのです。

 それからはその不動滝が何処にあるんだろうと氷上山中ウロウロしましたが見つけることができずにいました。
 心の中のモヤモヤが晴れぬまま今日に至っていたのでした。
 もし情報の滝がその不動滝なら 、小隊長的には大ニュース。
 これは何としてでも行かなければ収まりがつきません。

  ニーハオ隊員が我が家に到着するのを待って、さっそく出発。
 「せっかく大船渡から来たっつうのに、お茶も出さねえのかよ。」
 「飲みたいのなら途中の自販機で買ってやっから、早よ行くべ行くべ。」
 滝が逃げるわけはないのに、何故か気が急きます。
 
 場所は同じ市内で目と鼻の先。
 どうしてこんな所が今になるまで分からなかったのか?
 ひとつには、林道付近に沢がなかったため、まったくノーマークだったこと。
 沢自体も水量のない小沢。
 もうひとつは、小隊長が地元っ子ではなかったからだったのでは。
 もし地元で生まれ育ったのなら、いちいち探すまでもなく子供の頃から知っていたに違いありません。
 それにしても、俺はなんちゅうヌケ作なんだと自戒。

 岩手県陸前高田市高田町大隅地区。
 大隅は非常に範囲が広く、氷上山中腹部の大部分がそうです。
 誰も住むことがなかったので、細かく地名を分ける必要がなかったのでしょう。
 だから地名だけだと地図を見てもさっぱり分かりません。

東滝

 大震災後は重要な幹線道路と化した高田の農免道路に面して、サンビレッジというドーム型の体育施設があります。
 その近くに大隅仮設住宅へ入っていく横道があり、三陸自動車道をくぐってそのまま登っていくとダートの林道に変わります。
 松林の間を抜けてさらにしばらく登っていくと、突然道の横にドンッといった感じで滝が現れます。

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 「おおおっ!」 思わず声が出ました。
 すばらしい!  まさにびっくりな滝です。
 ひさしぶりに見ごたえある滝に出会えました。
 むろんweb初登場。
 何でこれが初登場なんだか分からんくらい堂々とした滝です。
 まさかこんな近い場所にこんなすごい滝があったとは。
 できないけれど、床の間に置き物として飾りたいほどのまとまり感と存在感。
 水量の多い中央の流れは直瀑です。

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 滝の横に鎮座する不動明王像。
 当然、「不動滝」 はここから付いたわけですね。
 でもそれは正式名称ではないようです。
 滝の前に名を書いた標柱が建っています。
 それによると、正式名は 「東滝」 または 「古滝」 という。
 ( 「古滝」の文字が剥がれ、「占滝」 に見えました。 岩手内陸にある 「たろし滝」のように、昔は滝の流れで作物のデキを占っていたからでは、と一瞬早とちりしてしまいました。) 

 ともあれ、この不動像を見て、あの施設にあった滝の画像にに間違いないと確信。
 長年のモヤモヤが一気に晴れた瞬間です。胸のつかえがストンと落ちた感じ。

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 画像下の方にも小さな不動明王像が見えます。

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 滝の上にある松の大木も風情を醸し出しています。
 環境的には申し分ありません。

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 雰囲気のある滝。 水質良好。
 ここだけで滝を中心とする世界を造り出しています。
 滝の背景もいい。
 道路が滝を見上げる位置にあることも効果的です。

 欲をいえば、もう少し道の奥にあったらとか、滝壷がもっと深かったらとか、もうちょっと苔がほしいとか、ないわけじゃあないですが、もうこの現状だけで十分過ぎるほどすばらしい。

 信仰の対象にされている滝ではあるけれど、ここ数年放置されているようで、雑草がはびこり、その点が気がかりではあります。
 我が家からだと 距離的には 大滝小滝より近く、暇があったらすぐに来れそうです。

 林道を行くのは、真っ赤なフェラーリでは無理でしょうけど、軽の4WDなら無問題。
 普通車でもまず大丈夫でしょう。
 枝道があちこちにあります。ご注意。
 小隊長のようにねじくれた性格ならともかく、素直に道なりに登っていけば行き着くはず。
 たとえUターンできなくても、そのまま登って行けばやがて全面舗装の氷上山林道にぶつかります。
 そこから左に行けば玉山温泉から竹駒町に出るし、右に行けば大船渡との境界あたりの国道45号線に出られます。
 出るまでかなり距離がありますけど。
 

 印象度は、  

 いやあ、えがったなあ、と満足感いっぱいの滝でした。

                                   陸前高田市    枝沢 → 川原川 → 広田湾



  1. 2014/09/27(土) 22:22:02|
  2. 陸前高田市の滝

こんなはずじゃあ・・・。

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                                            遠野市の滝            (薬師岳)


 最近調子悪いなあ。
 ねらった沢に入ってもことごとく失敗しております。
 どうにか滝をUPしているものの、それは偶然発見した滝であって、こちらの本意ではありません。
 あるに越したことはないですが。

 今回もそうでした。
 遠野市を流れる猿ヶ石川上流部の支流に入ったものの、イメージした渓相とはまったく違い藪だらけ。
 で、すごすご敗退。
 用事を放っぽり出して出てきたから、家人から呪いをかけられていたのかも。
 きついヤブコギをした後で、もう1本登ろうという気力が湧いて来ず、この日はこれで打ち止めにしました。

 画像は帰りしなに見つけたちっちゃな滝、というか渓流の瀬といったほうがいいような流れです。
 ここは、又一ノ滝 がある滝川の下流部です。
 上流部へ行けば、もっといい滝があるんですけど・・・。
 水量を比較すれば、又一ノ滝よりこちらの方が断然あるはずなんですが、迫力的にはまったくお話になりません。

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 車で通ったのではおそらく発見できない場所です。
 手ぶらで帰るのも嫌だなと思って撮って来ました。
 景観の良さはなかなかのもん。
 ま、その程度です。

 落葉期が真近だし、そろそろ汚名挽回といきたいところ。
 でもびっくり滝の発見はいつになるんだべ?
 

                                            滝川 → 猿ヶ石川 → 北上川


  1. 2014/09/22(月) 19:52:01|
  2. 遠野市の滝

9月の野の花

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                  野の花々 (実も)


 南三陸では9月になると、目だった花ってないですね。
 どれもこれもどこでも見る花ばっかり。

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 ハス
 夏を惜しむかのようにまだ咲いているところがあります。

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 栗の実
 イガがあって、厚い皮があって、渋皮があって、こんだけ厳重に防御してるのに、山の栗は虫穴だらけ。
 この現状に関して栗はどう思っているのか、いっぺん聞けるものなら聞いてみたい。

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 実が熟すと、ちょっと気色悪い配色になります。

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 ヤマボウシの実
 一応食べられます。 一応ね。 食べても害は無い、といった程度。
 かすかにリンゴのような香り。
 食べて見ると、スポンジのような歯触りの後、ベタベタした食感が残る。
 味はあるような無いような。
 つーわけで、決して美味しいものではありません。

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 コブシの実

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  1. 2014/09/19(金) 21:37:19|
  2. 野の花々

茅沢の滝

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                                                          大槌町の滝

 前回に引き続き、岩手県釜石市、鵜住居川中流域攻略大作戦の、今回がラストです。
 
 これで終わりにしようと入ったのが、上栗林の茅沢。
 県道から300mほど入ると、沢から少し離れた場所に水車小屋があります。
 沢沿いに説明看板有り。
 それによると、400年ほど前から水車小屋があったそうですが、現物を見るとどう見ても新しく、とても昔のものとは思えません。建て替えられているようです。
 それにしても、何で水のない場所に建っているのか?

 沢はあまりいい渓相とは言えませんでした。
 下流部は傾斜のないザラ沢。岩盤はなさそう。
 それでももしかしたらと登っていくと、どうにか滝発見。
 無いだろうと思っていたのでホッとしました。

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 画像だけ見ると良さげに見えますが、実際の滝はそれほどでもありません。

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 画像ボケてます。すみません。
 手前にせり出した岩が邪魔して、撮影ポイントは川の中のここだけ。
 再訪したいほどのレベルではありません。

 印象度  

 この日1日身体が重くて歩くだけで疲れました。
 身体を動かした汗と、妙な脂汗がまぜこぜになって、暑いんだか寒いんだか。
 「隊長、顔が赤いよ。もしかしたら天狗熱じゃないべね。」 と釣り師。
 すかさず気仙沼隊員が 「バカ。どこに天狗熱なんてあんだよ。おめえ、よくそんなんでライン長だとかやってられんなあ。釣り雑誌ばっかり見てねえで、たまには新聞でも読め。」
 「何をエラそうに。工業高校卒のくせして。」
 「あ、おめえ、今全国の工業高校生敵に回したぞ。」
 「まあまあ、2人ともモチついてモチついて。」
 傍で誰かがこんな会話聞いてたら、こいつらウスラバカどころかオールバカだと思うでしょうね。

 正直、家まで無事にたどり着けるのか不安になるような体調になってしまいました。
 雨が降っているわけでもないのに、寒気がするので雨合羽を着こんで帰途に。

 案の定、翌日は仕事ができず朝から布団に入ったまま。
 「アンタ、仕事と遊びとどっちが大事だと思ってんのよ。まだスネかじってるのがいるんだから、休んでいるわけにいかないのよ。」 と家人の爆弾炸裂。
 「うっせい。遊びの方が大事に決まってっちゃ。仕事するために生きてんじゃねえ。」 と聞こえないように毒づき、布団を頭から被る小隊長でありました。

                                                         茅沢 → 鵜住居川



 
 
  1. 2014/09/18(木) 20:01:15|
  2. 釜石市の滝

末前の滝

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                                                          釜石市の滝


 前の晩深酒し過ぎたのか、急に気温が下がって寝冷えしてしまったのか、目を覚ますと何となく身体がだるい。
 本日は総員出動の号令を掛けているから、頭が休むわけにもいかず、ヨロヨロとバイクにまたがって出発。
 行き先は、岩手県釜石市、鵜住居川にある数本の沢。
 今回は中流域にある小沢を隊の足跡で集中的に塗り潰すつもり。

 前半4本の沢に入り、4本ともあえなく憤死。
 滝らしいものは一切無く、完全にあてはずれ。
 前回の奥州市阿原山からの徒労続きで、空振りには慣れっこの小隊長もさすがに心が折れそうになりました。
 「隊長もヤキが回ったな。」
 「このところ隊長の勘も狂いっぱなしだし。」
 「今日も1日無駄足か。」
 体調のよろしくない小隊長は、隊員の言葉に言い返す気力が萎えます。

 が、思いもよらない場所に滝は潜んでいたんですね。
 それは5本目の沢でした。
 なんと、県道35号線大槌街道の目と鼻の先。わずか徒歩30秒の距離。
 見て吃驚です。
 県道から10mも離れていない場所ですが、県道からはまったく見えない位置にありました。
 我々は何度もそのそばを通過しながら毎回見過ごしていました。
 それらしい気配がまったくしなかったからです。

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 下流から見ると正面に岩盤。
 岩盤の下から水が湧き出ているかのような光景。
 滝の姿はここからでは見えません。

 ところが近付いて見ると、そこは小さなホールになっていて、右奥の上から滝が流れているのです。

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 大きな滝ではありませんが、まとまり感があり、周囲の自然景観がすばらしい。
 そこにはひとつの滝空間があります。
 名前が分からないので、仮に 末前の滝 としておきます。
 そばにその名のバス停があったから。

 滝の上には小さな社がありました。
 水神様か不動尊か。
 いずれにせよ、昔から地域で祀って来た滝に違いありません。

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 道がないので、崖をよじ登って社まで行くと、もうひとつ上に滝がありました。

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 上の滝と下の滝は、間にある小滝で連続した滝になっています。
 自然景観のすばらしい滝です。

 ただ、残念なことが。
 上滝と下滝の中間部、上空に利水用と思われる直径40cmもある管が横切っています。
 かなり古びた管で、周辺に溶け込んだ色をしており、気にしなければ気にならないレベル。
 これより悪いのが、よくある水道用の黒いホース。
 これは非常に目障りでした。
 はっきりいってせっかくの景観をだいなしにしています。
 もう少し配慮できなかったもんか。

 印象度  

                       釜石市 鵜住居 上栗林地区        枝沢 → 鵜住居川


  1. 2014/09/17(水) 18:30:13|
  2. 釜石市の滝

義経平の滝

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                                                      奥州市江刺区の滝


 まことに申し訳ございません。
 今回の滝は、まったくどうしようもない滝でございます。
 よくこんなものを恥ずかしげもなく載せるなあ、と思われても仕方のないような滝ですので、あしからずご了承ください。

 今回向かったのは、岩手県奥州市にある阿原山を水源とする2本の沢。
 滝見隊にとっては初沢です。
 どちらも伊手川の支流、というか、1本が本流で、もう1本が支流だと思いますが、どちらがどちらなのか分かりませんでした。
 どちらの沢にも、かつては林道があったようです。
 現在は人家を過ぎると藪だらけで歩くのも困難な状況。
 イバラや蜘蛛の巣がはびこって到底使用できるものではなく、ほとんど沢登りになりました。

 で、結果は、というとこれが大惨敗。
 見るべき滝もなくショボ~ンと敗走いたしました。 骨折り損です。
 
 1本目の沢は、箸にも棒にもかからず。
 最上流の人家の住人から不審者集団に思われただけ。
 
 2本目の沢は、巨岩ゴロゴロの一見いかにも滝のありそうな景観。
 これはあるぞ、と期待したものの、登れど登れど巨岩ゴロゴロは巨岩ゴロゴロのまま続くだけ。
 いっこうに岩盤が現れず、打ちひしがれて戻ることに相成った次第。
 
 まあこんなことには慣れっこの我々ですが、それでも腹の虫が収まらず、ヤケクソで無理やり撮って来たのが下の画像。

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ystt02.jpg

 一応滝は滝なのですが、実物を見ると、本日の戦果はこれだけかいと悲しくなるシロモノ。
 水だけはとても澄みきっていました。
 印象度 
 阿原山中腹の義経平という場所に流れていました。
 義経というからには、それなりのイワク因縁がある場所ではないかと思います。
 何か由来の記されたものがないかと辺りを探しましたが、何も見つかりませんでした。

 かくして大切な休日が1日無駄に費やされたのであります。
 未見の沢を2つ潰しただけでも良しとしましょうか。 クソ。
 こんなことがあるからこそ、滝を発見した時にうれしさが倍増するというものです。
 と、くやしまぎれに言っておこう。

                                               支流 → 伊手川 → 北上川


  1. 2014/09/14(日) 22:25:44|
  2. 奥州市江刺区の滝

小鎚川 枝沢の滝

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                                                                大槌町の滝

 前回に続いて、岩手県大槌町の小鎚川です。
 荒磯ノ滝からさらに上流へ向かいます。
 100~200M(この辺大雑把) も林道を登ると、川の右岸に、本流へ流れ落ちる滝が見えて来ます。
 ここが今回の最終目標でありました。

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 おそらく滝に名前はありません。 直瀑のきれいな滝です。

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 ここに来る時はいつも通りすがりで、おざなりにしか写真を撮ったことがありません。
 おざなりではあまりにもったいない滝なので、今回はじっくり眺めることにしました。

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 大雨の後、滝の見える林道を通ったことがあります。
 滝の形状が分からないくらいの水量で、大迫力でした。
 それはそれで見ごたえありましたが、この滝にはこれくらいの水量の方が似合っているし美しい。

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 この上流にも滝はいくつかあります。
 中には、小鎚川で2番目に大きな滝も。
 我々は今回ここで打ち止めにして、大槌方向に引き返しました。
 
 林道は通り抜けられます。
 金糞平から白見牧場の風車群を通り、釜石・遠野方面へ下りることができます。


                                                           枝沢 → 小鎚川





 
  1. 2014/09/13(土) 19:17:26|
  2. 大槌町の滝

荒磯ノ滝

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                                                           大槌町の滝

 岩手県大槌町を流れる小鎚川。
 前回の 長井不動明王の滝 から上流へ向かいます。
 道は途中からダートに変わります。すれちがいさえ気をつければ、車でも大丈夫。
 やがて、左の道端に 岩手県北交通 と描かれたバスの廃車が置かれた場所に出ます。
 すぐ前に橋。その名も 滝見橋といいます。 ということは, ということですね。
 滝見橋の真下、下流側に滝が流れています。
 ここが今回の滝見行の目的地のひとつ、荒磯ノ滝(仮称) です。

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 滝を下流側正面から眺めると、左手が直瀑、右手が荒々しい流れの複合滝です。
 一部がヒョングリのように跳ね上がっています。
 この荒々しさが、まるで海岸の岩場に打ちつける激しい波のように見えることから命名しました。
 ま、我々だけでしか通じない名ですけど、固有名詞がないと会話するにも面倒なもんで。
 これだけの滝だし、もしかするとちゃんとした名前がついているかもしれません。

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 見事な滝です。
 けっして整った滝ではありませんが、佇まいがとてもいい。

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 上流に人家なく、水質上等です。

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 すぐ下流にも枝沢からの滝が合流しています。
 落差あるものの水量が足らず、ちょっと残念。
 これを含めての全体の雰囲気はとてもいいと思います。
 変化があって見飽きない滝です。
 唯一イタいのが、頭上の橋。 見えない位置にあったらなあ。
 もちろんハズして撮ってます。

                                                 小鎚川本流 → 大槌湾


  1. 2014/09/11(木) 19:27:03|
  2. 大槌町の滝

長井不動明王の滝

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                                                         大槌町の滝

 岩手県大槌町を流れる小鎚川で、滝といったらここ。
 長井不動明王の滝。
 小鎚川を代表する、この川最大の滝です。

 大槌町中心部から小鎚川に沿って、およそ10Kmも入ったところ。
 遠過ぎて少し不安になる距離です。
 道路脇右手に赤い鳥居と長井不動尊の社殿がありますから見逃さないように。
 道は完全舗装されていますから不安はありません。

 上流へ行く前に、まずはご挨拶。

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 落差・滝幅・水量いうことなし。水質も上等。
 存在感のある堂々とした滝です。

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 りっぱな滝です。
 が、不満な点も。
 第一に、滝下に降りる道がありません。
 藪だらけの崖を下りなければ全体像が見えないのです。
 もし小隊長の自宅近くにこの滝があったとしたら、暇をみながらコツコツと道を造りたいところ。
 崖の途中に展望できる個所もあるので、このままではなんとももったいない。

 第二に、滝の横にある水を引き込むための塩ビ管。
 これは初めて訪れた時からありました。もう数年は経過しています。
 水が流されず、繋ぎ目ははずれ、放置されたままになっています。
 みっともないし、使っていないのは分かっているんだから、どうにか撤去してくんねえかなと来る度に思います。

                                                     小鎚川本流 → 大槌湾


  1. 2014/09/09(火) 19:34:48|
  2. 大槌町の滝

種戸川のナメ滝

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                                                           大槌町の滝


 何年か前、岩手県大槌町の小鎚川支流、種戸川の上流部を探検した際、帰り路に発見していた滝です。
 もし大きな滝であれば、無理してでもその時行っていたはずですが、チラッと見た限りではそんな大したもんじゃないような感じを受けました
 藪が深いし、時間もないし、気力もないしで、 「めんどいから今度にすっぺ。」 と放っておくことに。
 
 今回、小鎚川本流に入ったついでにその滝へ行ってみることにしました。
 種戸川中流域で、道路の近くにある滝です。
 ところが思いのほか藪が深くてなかなか所在が分からず、右往左往してしまいました。

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 これがその滝です。
 傾斜はごく緩やか。斜瀑というよりナメ滝に近いです。
落差がなく他の瀬音にまぎれてしまい、探しだせなかったんです。
 意外だったのは、ひとつの滝ではなく、3段の連滝で、非常に雰囲気が良かったこと。

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 周辺を森に囲まれていても暗くはありません。
 景観が美しいので、その場にしばらくいると平穏な気分になってきます。
 道路からのヤブコギが難点。 小道さえあれば。
 印象度  

                                            種戸川 → 小鎚川 → 大槌湾



 
  1. 2014/09/08(月) 20:11:21|
  2. 大槌町の滝

生出川 上流部の滝

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                                                            陸前高田市の滝

 
 三陸沿岸南部には、滝の多い沢川がいくつか存在します。
 岩手県大槌町には、大槌川支流 折合沢。 この沢には全国区に出しても恥ずかしくない滝が4つも流れています。
 釜石市なら、 水海川。滝が連続し、 千丈ヶ滝 が奥にデ~ンとかまえている川です。その上にも滝はあります。
 住田町なら、滝マークが3つ並び、まさに滝だらけの川、 横川 といった具合。

 では、陸前高田市は、といえば、ご存じ(かどうか知りませんが) 生出川(おいでがわ)が滝の宝庫です。
 生出川の場合、1本の川に集中しているわけではなく、生出川に注ぎ込むそれぞれの支流や枝沢にまんべんなく滝がちりばめられているといった按配。
 地元なんで身びいき承知で、そのどれもがすばらしい。

 南三陸滝見隊は、これまで何度も生出川の支流・枝沢に突撃し、これまで見たこともない滝をいくつか発見してきました。
 しかし沢の数は無数にあるわけもなく、我々が入れる沢はもうそろそろ限界が近付いているのではないか。
 残すところはチョロチョロの沢ばっかりで、これ以上いい滝があるとは思えない。
 これはという滝は既に探しつくしたのではないか。
 そう考えるようになってきました。
 地図を眺めると、まだ我々が入っていない沢は、源流部を除くと生出川本流の上流部に僅かに点在するだけです。

 生出川は我々にとって宝の川。
 もうどこをどうほじくっても鼻クソひとつ出て来やしないほどすべての滝を探すことが最終目標。
 だから小沢とはいえ、あだやおろそかにはしないつもり。
 そんなわけで、残った数少ない上流部の枝沢に突入しまくりました。

 以下の滝画像は今回の戦果です。
 どれも生出川上流部にある名前の分からない枝沢か、本流の滝です。

oidf01.jpg

 入渓した中ではもっとも下流の小沢、仮にA沢としておきます。
 そのA沢にあった滝。
 崖下にあり暗い。
 滝自体は悪くないのですが、倒木で見辛い。
 撮影ポイントもここぐらい。
 印象度  


oidf03.jpg

 B沢の滝。
 杉林があり、やはり暗めな印象。
 見てくれの悪さで損してます。
 水には若干の濁りが入っていました。
 他の沢はきれいなのに何でここだけ、と上流へ登ってみると、堰堤の工事中。
 印象度   

oidf04.jpg

 生出川本流、上流部の滝。
 本流といってもずいぶん上に来ているので、水量はこの程度。
 陸前高田市生出地区から住田町大股に抜ける峠道があり、そばを時々通っていたにもかかわらず、藪が深くて今まで見落としていました。
 印象度  


 そして今回のハイライト。 もっとも上流部のC沢にあった滝。 これはいい。

oidf05.jpg

 沢の出口付近はザラ沢で、赤土の地質。
 水量も乏しくほとんど期待していませんでした。
 ところがところが、です。 
 まだあったんですね、こんな滝fが。 さすが生出川。小沢とはいえ侮れません。
 上段と下段の滝があります。

oidf06.jpg

 上段の滝。 
 高い! すばらしい滝です。
 まさかこんなところにこんな滝が、と驚きました。

oidf07.jpg

 下段の滝。
 びっしり苔に覆われ、ちゃんとした滝壷も備えています。
 水質クリアーで美味しい水です。

oidf08.jpg

 下段の滝からは上段の滝がいくらか見える程度。
 もし上段の滝が正面を流れていたらすごい滝になっていたでしょう。

 上段の滝と下段の滝の間は数m。 踊り場のようになって、ゴロゴロした岩が堆積しています。
 もしかすると、いや、ほぼ間違いなくかつては上段の滝壷があった場所のようです。
 そのときの光景を見たかった。

 生出川十滝に割り込むには少しまとまり感がないような気もしますが、その存在を脅かすに十分なものを持っている滝だと思います。
 印象度  

 入ってもしょうがないべなと思われるような小沢5本を攻め、そのうち滝があったのが3本。
 他の川なら無視してしまうような小沢にも滝が存在しました。
 恐るべし生出川。
 ひょっとすると我々が見つけ出せない滝がまだどこかに眠っているのではないか。
 そんな期待を抱かせる滝探しでした。

                                    各枝沢 → 生出川 → 矢作川 → 気仙川


 

 
  1. 2014/09/06(土) 20:01:36|
  2. 陸前高田市の滝

冗談でしょ !? 上段の滝消失。

DSlvo01.jpg
  扇滝                                                 一関市大東町の滝


 岩手県一関市大東町を流れる砂鉄川支流 山口川。
 その近くの国道はよく通過していますが、通ったついでというわけにもいかず、なかなか入渓する機会がありませんでした。
 以前訪れた時から2~3年は過ぎています。
 通ると何となく気にはなるし、隊員の中にもまだ入ったことのない奴がいたので、案内がてら今回やっと入ることにしました。

 室根山塊の一部を成す扇山を水源地とする山口川。
 中流域から下流域は、護岸だらけで、あけすけに言ってしまえばどうしようもない川。
 滝見隊的には、魅力がありません。
 ところが、ひとたび上流域に入ると、様相が一変。護岸は消え、滝の多い沢になります。
 その中でもひと際存在感のある滝が 扇滝。 神秘性を感ずる滝です。

 まず、場所から。
 国道343号線。一関市大東町大原から行くとすれば、もっとも室根山寄りの川です。
 陸前高田方面へ向かう笹ノ田峠の坂がこれから始まるといったあたり。
 南三陸滝見隊のアホバカ連中は、全員が沿岸部に居住しているので、ループ橋からの山越えです。
 舗装路が切れ、林道に入っていくと、すぐに通行禁止の柵が設けられています。
 使用されず廃道になったからじゃないかと。
 柵は簡単に移動できますが、クルマの場合、それ以上進んでも倒木や泥濘地などで行く手を阻まれますから、素直に下車して歩いた方が得策。
 沢沿いに林道を登っていくと、やがて沢は二手に分かれます。
 まっすぐ上に延びて行く沢の方がやや水量があります。山口川本流かな。
 こちらの水源地は室根山中腹の溜め池につながっていて、めぼしい滝はありません。
 廃道は藪だらけで倒木・泥濘地が多く、行くだけ無駄。

 登っていくのは、もう一方の沢。
 こちらはほとんど手つかずの沢で、林道も山道も獣道さえありません。
 ほぼ沢登りです。
 岩盤・巨岩・大石の連続する沢で、困難な場所は無く、ザイルも不用。岩は滑ることもないので楽しめます。

 途中の滝。

oogi09.jpg

oogi08.jpg

 そして、目指す場所にやってきました。
 2段構造の 扇滝 があるはずの場所。
 しかし、到着した時、「ありゃりゃ???」 一瞬ここではなかったのかと思いました。
 あるべきはずの滝が見えなかったからです。
 位置的には間違いないはずなのですが・・・。

 初めて訪れた時の画像をごらんください。
 再UPします。
 扇滝の全体像。

oogi01.jpg
 狭いけれども深い釜を持ち、神秘的で美しい滝です。

 それが、

oogi03.jpg

 これだけ。
 上段の滝が完全にすっぽり無くなっていたのです。
 まさかまさかの事態。

 前回はこの滝の上に、

oogi02.jpg
 
 下段以上の高さがある上段の滝がありました。

 それなのに、上段部分の現在はこうです。

oogi06.jpg

 画像の滝は、影も形もありません。
 唖然。茫然。カッパに騙されているのか?
 「ウソ! 冗談だべ・・・・・???」
 「ホントにここなんだべな?」
 「間違いないって。」
 「んじゃ何で無いんだ?」
 「分かんね。 俺に聞いたって分かるわけねっちゃ。」

  自然は時に急激な変化を見せることがあります。
 盤石に見える滝でさえ一瞬にして形が変わることだってありえます。
 内陸部の「穴滝」「窓滝」などは、その名前の元になった天蓋はすでになく、栗原市の「雌滝」・陸前高田市の「大隅滝」などは滝そのものがいつの間にか消失してしまいました。
地震による地盤の沈降や隆起、堆積した土砂などによって、形を変えてしまった滝(菊ノ滝・別当滝など)もたくさんあります。
 大きな変化でなくても、毎年少しずつ後退していくのが滝の宿命。

 では扇滝の上段部分はどうなったのでしょうか?
 おそらく東日本大震災の巨大地震によって岩盤に亀裂が生じ、強度が弱くなっているところに度重なる集中豪雨で流されてきた岩が衝撃を与え、岩盤が破壊されたのではないか、と我々は考えました。
 粉々に砕けて下流に流されてしまった可能性があります。

oogi05.jpg

 ともあれ、半分以上の高さを失ってしまった扇滝。
 これだけでも見れない滝ではありません。
 が、以前の姿を記憶しているだけに、貧弱といえば貧弱な姿で何とも残念。

 本日侵攻する沢はここだけ。
 時間的には十分あり、さらに上流へ登ることにしました。
 沢の上流部は山頂が近付き傾斜が緩めになるので、下流部ほど滝は望めないだろうと考えていました。
 が、見ごたえある滝があったのです。

oogi10.jpg

oogi11.jpg

oogi12.jpg

 元の扇滝から比べれば相当低いですが、幅のある滝です。
 五月雨状の段瀑。 小さいながらも滝壷があります。
 もちろん水質に関していうこと無し。
 川床の岩が滑らないということが水質を保証しています。

 印象度  

 扇滝の半分が崩壊してしまった今、この滝に名前が付いているとは思えないので 「新扇滝」 と名付けることにしました。

 帰途、道らしきものがあるとニーハオ隊員が言うのでそのまま付いて行ったら、次第に沢からはずれ、藪が濃くなってにっちもさっちもいかなくなりました。
 道らしきものは、あくまで「らしきもの」で「道」じゃなかったのです。
 こんなことなら黙って登って来た沢を戻ればよかった。そう思っても後の祭り。
 で、また沢に戻るため、責任のなすりつけ合い・ののしり合いしながらヤブコギするハメに。
 ちょっとだけ楽をしようとするとろくな事にはなりません。

                                    支流 → 山口川 → 砂鉄川 → 北上川



 


 
  1. 2014/09/02(火) 19:28:32|
  2. 一関市大東町の滝

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遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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