南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

今出山のツツジ

             野の花々


 本日滝探しに行く予定がメンバーの相次ぐキャンセルによってあえなく中止。
 気仙沼隊員 「ちょっくら仙台行ってくっから」
 釣り師隊員 「水温上がったようなんで、沖釣りに出る」
 大船渡隊員 「急に不幸ができたんで行けねーよ」
 ったく、もう。

 どうすんべ、と考え、陸前高田市の氷上山へ登ってツツジを撮ろうかと一時は思いました。
 でもこの炎天下、足で登るのはきつい。
 気仙沼市の徳仙丈山はおそらくツツジ見物の客でごったがえしているはず。
 一関市の室根山はちょっと遠くて、途中からシャトルバスに乗り換えなければならないし。
 で、思いついたのが、大船渡市の今出山。
 ここなら山頂までバイクで登れるし、人もほとんど来ないのでは。

 今出山は大船渡市内のほとんどの場所から眺められる山。
 大船渡市単独の山で、標高756mあります。
 正直いってあまり面白くない山です。
 山頂部には放送局や電話会社の電波塔が林立しているだけで、これといった見どころがありません。
 ただ、今の時期だけはツツジが咲き誇りそれなりに見ごたえがあります。

 大船渡市内から見た今出山。
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 頂上の一部が赤くなっているのがお分かりでしょうか?
 何だか鶏のトサカを連想しました。
 
 名所になるくらいのツツジの面積はあるのですが、そうならないのは理由があります。
 あまりに道路状況が悪いからです。
 だいたい7合目までは、峠を越える舗装された道路があります。
 そこから頂上までが悪路の連続。
 小隊長のようにバイクで登るなら何の問題もありません。オフロード用の車でも大丈夫。
 でも普通乗用車ならマジヤバいです。
 実際、この日もトヨタ・エスティマで強引に登って来た人がいましたが、ガッツンガッツン底を打ちつけていました。
 無謀というか、アホです。車壊れたらどうやって戻るんでしょうか。
 以前ツツジの名所でこの山を紹介しなかったのは、ひどい悪路を登らねばならず一般向けではないから。
 もちろん登山口から歩けば問題ないわけですけど、登山口には車が2~3台しか停められません。
 それも待避所なんでおすすめできるわけがないです。

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 ご覧のように頂上付近はかなりの面積がツツジに埋め尽くされています。見事。
 登山者は3人だけ。

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 残念ながら展望は360度というわけにはいきません。
 大船渡湾だけは小舟まではっきり見えました。
 真の頂上部には電波の中継所が建っています。
 つーか、そこら中電波塔だらけで、味も素っ気もない山頂です。
 登山者のための設備はいっさいありません。
 頂上から離れた下に広場があり、壊れかけた山小屋風の建物があり、完全に壊れたトイレがありますが。

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 ツツジの生えているところと生えていないところがはっきり分かれているので、人の手によって植えられたのかも知れません。
 しかしここを観光地化しようとするなら、まずは道路を何とかしないとどうにもならないような気がします。
 まあそのおかげで人がおらず、ゆっくりのんびり見ることができました。

                                   岩手県大船渡市   今出山 山頂部


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  1. 2014/05/31(土) 22:23:50|
  2. 野の花々

碁石海岸 ほか

道草・寄り道・油売り


 いきなり暑くなって、外仕事がこたえました。
 温度変化に身体がついていきません。
 自宅に帰って玄関にも入らず、ポンコツ軽トラからバイクに乗り換え、碁石海岸へ。
 ビールをングングやりたいところですが、急がないと日が落ちます。
 スンマセン。見栄張ってました。ホントは発泡酒しか与えられておりません。

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 沖合の景色が妙な色に霞んでいました。まさか某国からの黄砂とPM2.5の混成部隊でないべな。
 画像の半島は、岩手県大船渡市の綾里崎です。
 手前の白くプチプチ浮かんでいるのは、碁石沖の定置網の浮玉。
 先端あたりで水深80~90メートルほどあります。
 以前はときどき船に乗ってこの辺で竿を出していました。
 カレイ・アイナメのほか、ソイやタコなど揚がります。夏になればタイも。

 ところで ヤマセ という言葉を聞いたことがないでしょうか?
 内陸に住む人たちにとってはほとんど関心ないでしょうが、三陸沿岸部に暮らす人たちには影響大の自然現象です。
 これが典型的な ヤマセ。

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 たまたま仕事先に向かう途中、大船渡湾で撮りました。
 小隊長のポンコツカメラにはパノラマ撮影する機能がついておらず、2枚を合体させました。
 安いカメラだと手がかかる。
 左の沖合から侵入したヤマセの霧が、今まさに陸地に這い上がろうとしているところです。

 ヤマセとは、夏を中心に春から秋にかけて、三陸地方沿岸部を襲う北東ないし東からの冷たい気流のこと。
 ガリガリ暑く雲ひとつないような天気でも、これが来るとあっという間に5~10℃も下がります。
 涼しいどころか、寒いと感じることもしばしば。
 暖められた海水が蒸発すると冷たい空気に触れ急に冷やされて海霧が発生します。
 これが塊になって陸地に向かってくるわけです。
 沖に出ていると、水平線に沿って白い塊が湧いてくるのを見ることがあります。
 発見したら、一気に遁走するほかありません。まかれたら万事休す。霧が去るまで洋上で動けません。

 真夏、内陸の人たちが海水浴に来て、あまりの気温低下で海に入れなかった、とはよく聞く話です。
 毎年少なからず発生しますが、多い年は冷害となって作物に悪影響をもたらします。

 
 碁石海岸に戻ります。

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 ねらいはニッコウキスゲでした。
 でも早かった。
 まだほんの僅か開花したばかり。
 あと最短でも1週間以上待たねば一斉開花を見れないようです。

 ニッコウキスゲが終わり、7月中旬になれば、いよいよメーンのヤマユリが咲き始めます。

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 今はまだ蕾も出ていない状態。一面に咲くと見事ですよ。

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 ウミネコたちが産卵期を迎えています。島の岩場は鳥の巣だらけ。
 ミャアミャア喧しい。

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 碁石海岸の名勝のひとつ、巾着岩。
 はずれた場所にあり、観光客があまり訪れないです。
 他の岩がゴツゴツしているのに、なぜかこの島だけが丸い。

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 乱暴谷 と呼ばれる島との海峡。
 奥が最近造られた展望台。復興予算があてられたらしい。
 歩きやすくなったものの、迫力は減少。
 ヤマユリが群生していた場所が潰され、インフォメーション・センターやトイレも新設されていました。
 ユリの球根を掘り上げ、他の場所へ移植させた・・・・・・という話はまったく聞いていない。

 そういえば、これまで陸中海岸国立公園といっていたのが、今年度から三陸復興国立公園 と名前が改まりました。
 震災前、「こちらは陸前なのに、なんで陸中海岸と一緒にされにゃなんねんだべ。」と不満タラタラだった大船渡市以南の各市町村。
 ようやく「三陸~」に変わり気を落ち着けたかも。
 でも期間限定ならいざ知らず、「復興」は付けなくてもいいんとちゃいますか?


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 今年初めて見た積乱雲。
 その下では稲妻が走っていました。
 こっちに来るなよ。

                                        岩手県大船渡市  三陸復興国立公園  碁石海岸 他



 
  1. 2014/05/30(金) 22:23:31|
  2. 道草・寄り道・油売り

大窪山ツーリング

                               野の花々


 岩手県大船渡市三陸町にある大窪山を巡って来ました。
 前回の 鹿鳴ノ滝 はその一環で立ち寄ったもの。

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 大窪山にはとりわけデカい木がありません。
 昔、一帯の木は炭焼きのために伐採され、現在生えているのはその後の二次林だからという話を聞かされたことがあります。
 この巨木はどういうわけか切られずに残ったもののようです。
 主幹の上部、そして縦半分が倒れ、中はほとんど空洞になっています。
 見るからに痛々しく、死期を迎えるまで間もないような姿ですが、それでも残った枝に若葉を茂らせていました。

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 ツツジは期待したほど咲いていませんでした。
 さっぱりダメ、というわけじゃなく、こちらの期待度が高過ぎたせいです。
 思っていたのより60~70%くらい。
 蕾状態というのではなく、花芽が少ない感じです。
 全体に花芽のないものもけっこうあります。
 しかし満開状態のものはきれい。

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 今を盛りに鳴いていたのがエゾハルゼミ。
 南三陸の山では真っ先に鳴き出すセミです。
 シャーシャーシャーシャー騒がしい。
 春山の風物詩で嫌いじゃないです。

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 サクラソウ科の中では最大の花、 クリンソウ。
 湿地にポツンと1輪だけ咲いていることもあれば群生していることもあります。
 下の花から順に開くので、咲き終わりまで長く楽しめます。
 野生ではピンクの花しか見たことがありませんが、園芸種では様々な色があるようです。




 

  1. 2014/05/29(木) 19:06:44|
  2. 野の花々

鹿鳴ノ滝

                                                              大船渡市三陸町の滝


 もう何度目になるか分からないくらい訪れている滝です。
 岩手県大船渡市三陸町、吉浜川中流部に流れる 鹿鳴ノ滝。

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 景観のいい滝です。

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 アラ探しする気になればいくつかあるんですけど、もはやそんなことはどうでもよくなっています。
 和める滝で、夏虫山・大窪山周回林道を通ると、必ず立ち寄る滝です。

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 一帯はホンシュウジカの密度がとても濃い場所。
 岩に腰掛け滝を眺めていると、鹿の鳴き声がし、姿を現すこともあります。

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 今の時期は新緑が美しい。 秋になれば紅葉に彩られます。

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 いつ来てもだいたい同じような水量。
 おそらく上流の広葉樹林帯が自然のダムとなって水量調節しているのでしょう。

 これだけの滝でありながら当局はまるで関心がないようで、看板ひとつありません。
 道路のすぐそばで、車も2台程度なら停められるスペース有り。徒歩1分で滝が見られます。
 ただし、その徒歩1分に道がありません。ヤブコギはないです。

                                                            吉浜川本流 → 吉浜湾


  1. 2014/05/28(水) 19:45:55|
  2. 大船渡市三陸町の滝

不憫な花

        野の花々


 タニウツギ。

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 日の射す林道脇とか、明るい斜面とか、ちょっと開けた場所とか、とにかく山に行けばどこにでも普通にある木です。
 特に土質も選ばないようで、痩せた土地や土砂崩れを起こしている場所でも平気で咲いています。
 柔らかなピンク色を中心に、白っぽいものからビビッドな赤に近いものまであります。

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今頃が開花期で、ピンクの非常に目立つ小さな花を枝いっぱいにつけます。
 田植えの頃に花が咲くため、タウエバナ と呼んでいる地方もあるとか。
 一面に咲いている光景は、単純にきれいだと思います。

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 ところがこの木、南三陸では、誰が付けたか ナベコワシ(鍋壊し) と呼びます。
 庭木にするのはご法度。花瓶に挿すなどもってのほか。
 何でなのか分かりません。
 よその地方でも、火葬花・死人花 と呼んで忌み嫌うことが多いようです。
 正式名称でさえ タニウツギ (谷空木) と陰樹扱い。
 どうしてこうなったのでしょうねえ?

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 棘があるわけじゃなし、嫌な臭いがするわけでもなく、ましてや有毒でもありません。
 それどころか昔は救荒作物として食べたときもあったそうじゃないですか。
 これだけ虐げられるのには何か訳がありそうに思えるのですが、それがまったく分かりません。

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 小隊長はただ純粋にきれいだと思うだけですから、この木が蔑まれるのがどうにも理解不能だし不憫に思います。

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 園芸種として ハコネウツギ、ニシキウツギ などありますが、ここ南三陸ではめったに見ることがありません。





 
  1. 2014/05/27(火) 18:24:46|
  2. 野の花々

神美滝 

                                                                     大槌町の滝

  
 我々南三陸滝見隊は、創造の主に感謝しなければいけません。
 信仰心のまったくない奴が何を言っているのかと思われそうですが、この滝を目の前にするとそう思わざる得ないのです。

 これまで見てきた中でもっとも美しい滝、それが 神美滝(かみたき) です。  前にUP済み。
 名前が分からないし、名前があるかどうかさえ分からない滝で、我々が勝手に命名しました。
 もし本当の名を知っている方がいれば、ぜひとも教えていただきたいところ。
 今回その滝を再訪。つーか、もう4回目になりました。
 もう何べん見てもその美しさは変わりません。
 我々が考える最高の滝、それがこれです。

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 川の流れを遡り、カーブを曲がって現れるその姿。
 その佇まいだけでため息が出るほど美しい。

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 どんなりっぱな滝であろうと、些細な欠点をあげつらおうとすれば、なにかひとつぐらいあるものです。
 しかしこの神美滝に関して、我々が何かいえるようなところはひとつもありません。

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 滝だけでなく、水の透明度や滝を取り囲む世界も秀逸。

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 神美滝以上に落差のある滝はいくらもあるし、水量豊富な滝だっていくらでもあります。
 しかし総合的にこの滝にかなうものはこれまで見たことがありません。

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 大きすぎて人を威圧することもなければ、小さすぎて落胆することもない。
 何もかもがちょうど良い。この居心地の良さ。

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 何も不足がなく、何も過剰がない。 すべてが高次元でまとまって、まさに完璧。
 ただただ見とれるばかり。

 これまでこれ以上美しい滝を発見したことがないし、もしかしたらこれからもこれ以上の滝は発見できないだろうという気持ちがどこかにあります。
 滝探しをしてきて、最高到達地点に立ってしまい、あとは降りるばっかりという気持ちを抱えながらも、今後滝探しを続けて行くのだと思います。





  1. 2014/05/26(月) 18:15:14|
  2. 大槌町の滝

名木沢川の滝

                                                                  気仙沼市の滝


 ほんとにごくまれなことですが、「あの滝はどこにあるのか?」といった質問が届くことがあります。
 どう答えてよいやら正直悩みます。
 
 南三陸滝見隊メンバーは誰一人としてGPSを持っていません。
 我々の活動範囲は、気仙地方を核として北上山地の南部です。
 宮古市に流れて行く閉伊川より南。
 北西は岩手県区界高原あたりまで。 西は北上川まで。
 南はおおよそ石巻までと決めています。
 それ以外の地域で見知らぬ滝を探すことはめったにありません。
 時間的にも疲労度においてもだいたいその範囲内を限度として滝探しを行っています。
 (在り処の分かっている滝を見に行くだけならこれとは話が別。もっと遠くに行く場合もあります。)
 このあたりなら、特別GPSを必要としません。
 この範囲での有名滝の位置はほとんど知っていますし、あるかないか分からない未知の滝を探すのにそもそもGPSは必要としないからです。
 新たな滝が見つかれば、それぞれの頭の中にメモっておくだけでことは済みます。

 ただ、滝の位置を正確に人に伝えなければならない時は非常に困ります。
 たいがいの滝は近くに目印になるようなものは何もないし、距離や高度を計っているわけではないですから。
 探し当てた当人自身が現在地を分からないこともしょっちゅうあります。
 なにせ滝探ししているメンバーがウスラバカばっかりなもんですから。

 で、滝の位置を聞かれた場合どうするかといえば、「沢を登ってください。」 としか言えなくなるのです。
 ブログには分かる限り沢の名を記しています。
 だから画像の滝を見たい場合は、その沢を登って探す以外に見る方法はありません。
 登れば必ずあります。
 GPSで位置を計り、それをブログに載せられれば親切丁寧であるのは重々承知。
 けれど「買ってくれ」などと家人に要求したら、おそらく鼻で笑われ家から放り出されるに違いありません。


 では、滝にまいります。
 
 名木沢川は宮城県気仙沼市と岩手県一関市の境界線上にある川です。
 滝見隊としてはどっちゃでもいいんですけど、カテゴリの都合上どっちかに入れなければならないので、便宜上気仙沼市の滝としておきます。
 ま、どっちのものだと所有権を争うような滝ではございません。
 それどころか、え、これが滝なの?といったサイズでございます。

名木沢

 画像はこれ1枚きり。
 それ以上撮る気になれませんでした。
 そして、これ以上の滝も他に無し・・・・・。 は~あ。

 川床、両岸は岩盤でそれなりに見られるというか、けっこう良さげな滝でした。
 しかし、水質があまりよくなかったです。濁ってはいませんが。
 川底や、水で濡れた岩がヌルヌル滑ります。
 なんでだろ?と上流へ登って行ったら、養鶏場の鶏舎が立ち並んでいました。

 印象度  
                                                     名木沢川 → 大川 → 気仙沼湾


  1. 2014/05/24(土) 21:32:18|
  2. 気仙沼市の滝

謎の虹

道草・寄り道・油売り


 新聞記事風に書くと、こんなになるかと。

 

  上空に謎の虹 大船渡で

  2014年5月24日 午前10時過ぎ、岩手県大船渡市上空に見慣れない虹のような発光現象が現れ市民を驚かせました。

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 この現象を撮影した陸前高田市在住のAさんによりますと、
 「国道45号線をポンコツの軽トラで移動中、突然大船渡湾上空に光が現れました。
 急いで近くの産直の駐車場に車を停め、持っていたポンコツのコンデジで撮影しました。
 アホバカカメラでちゃんと撮れるかどうか心配しましたが、どうにか写っているようなのでホッとしました。
 でも実際はもっと色がはっきり出ていましたよ。
 雨上がりでもなかったし、太陽の方向だったので普通の虹とは明らかに違うと思いました。
 こんな現象を見たのは生まれて初めてです。
 常日頃虐げられポンコツ寸前の生活を送っているので、これが何かの吉兆になればいいのですが。
 光はほんの5分ほどで消えてしまいました。」 とのこと。

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 (正面の島は、大船渡湾中央に浮かぶ珊瑚島)

 本物の新聞記事等によるとこの現象は 環水平アーク と呼ばれるもので、国内では年間50件くらい出現しているらしい。
 この数、多いのか少ないのか?

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 いきなりこんなのが現れたら誰だってびっくりするし、もしかしたら大地震の予兆かと不安になりますよね。


  1. 2014/05/24(土) 17:10:49|
  2. 道草・寄り道・油売り
  3. | コメント:0

常膳寺の姥杉 2

巨樹・古木


 岩手県陸前高田市の箱根山。
 その麓にある常膳寺の巨木を貼ります。姥杉 といいます。
 今回が2度目の登場となるはず。
 小友町という地区にあり、背後の尾根を越えれば大船渡市になります。
 位置は、前回の「箱根山展望台」の地図をご覧ください。
 入口は高田側と碁石海岸側の2か所ありますが、初めて訪れる人には分かり難いかもしれません。

 門前、といってもこの寺には山門がありませんが、とにかく境内そばまで車で行けます。

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 鐘つき堂を囲むように立つ3本の巨木。
 これはこれで大きいですが、本命ではありません。

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 この石段を登って行った上に本命の巨木はそびえています。
 
 寺には住職がおらず、ひっそりとして寂れた雰囲気が漂っています。

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 本堂の前にそびえる 姥杉 です。
 ひたすら圧倒的にデカい。

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 こういった看板の記載にはけっこう上げ底が多いので全面的に信頼できないところがあります。
 この 姥杉は 「岩手県下で最も大き」 くはないし、「傷んだところもない」 わけではありません。
 しかし、唖然・呆然、数値以上の存在感があります。

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 その最大の理由が、のけぞるほどの高さ。そして張り出した枝ぶり。
 樹高だけであれば文字通り県内最大級かもしれません。
 まさにモンスター、否 ネ申 です。
 あるレベルを越えて巨大化し長い年月を経ると、もう神として崇めるほかないですね。
 眺めているとその歴史・大きさ・重みを畏怖として感じます。

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 これほど巨大な生物が自分と同じ時をすごしていると思うと、とても感慨深い気持ちにさせられます。
 仔細に観察すると、あちこちに老化の気配が。
 枯れた太い枝も何本か付いています。
 余命いかほどか想像すらつきませんが、末永く生き続けてほしいものです。


  1. 2014/05/23(金) 20:29:05|
  2. 巨樹・古木

箱根山展望台

道草・寄り道・油売り


 岩手県陸前高田市と大船渡市の境界線上に箱根山という低い山があります。
 そこにある展望台と、麓の常膳寺の姥杉を2回に分けて紹介します。
 今回は展望台のほうから。

 三陸自動車道通岡インターすぐから入るか、高田・広田間のアップルロードから入るか2通りのルートがあります。

hkny01
 
 インターすぐから入ると、傾斜は緩くすれちがいも楽。少し距離があります。
 アップルロードから入ると、傾斜がきつく、道路が狭い。短時間で行けます。
 どちらも完全舗装路。

 箱根山は標高450m足らずの低山ですが、独立峰で海岸からそのまま立ちあがっているため、展望は抜群です。
 山の中腹は 市民の森 になっています。
 駐車場・トイレ・東屋・遊具など完備されています。
 気仙大工左官伝承館があり、休日限定かもしれませんが蕎麦屋もあります。
 海岸からは距離があるせいか、あまり人は訪れません。
 遠方からの観光客はまず来ない場所です。

 山頂まで車で行くことができます。
 でも山頂駐車場からは展望が限られ、大船渡湾と太平洋の一部が眺められる程度。

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 頂上の手前、50mほど下に3階建くらいの鉄骨製展望台が設けられています。
 そこからの眺めは抜群。

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 広田湾。
 右奥が高田松原です。 
 あ、震災前まで砂浜と松原があった場所です。
 今は、まったくありません。ただ1本、松の形をした何かがあるほかは。

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 広田半島全景。
 手前の平野部には両側から津波が襲来し、半島は一時島になって孤立しました。

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 ズームした画。
 中央の沖合に山が見えるかと思います。
 宮城県牡鹿半島の先に浮かぶ金華山です。
 中央部の細長い半島は、宮城県気仙沼市の唐桑半島です。

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 碁石崎全景。

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 手前が碁石崎、左のちょっと出ている半島が綾里崎です。

 仕事を終えてから日没直前に登ったため、画像がどれもこれも暗くなってしまいました。 



  

 
 
  1. 2014/05/22(木) 20:51:29|
  2. 道草・寄り道・油売り

南三陸 ツツジの見処

     野の花々


 南三陸の花といえばヤブツバキを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
 おらほの花として認定している市町村もあります。
 海岸部だけでなく、山へ入ってもいたるところにヤブツバキは生えていますから当然といえば当然。

 ただ、南三陸の代表的な花はそれだけではありません。
 今沿岸各地でヤマツツジがいっせいに咲き始めました。
 平地ではすでに終わりかけていますが、標高500mあたりでは満開ですし、それより高地ではこれからといったところ。

 南三陸のツツジの山を北から順に紹介します。

 (間に挟んだ画像は、その山と直接関係ありません。でも、今年のツツジです。標高500m付近)

ツツジ地図

 ● 岩手県大船渡市・釜石市  五葉山  赤坂峠周辺。
 大船渡市と釜石市の境界、五葉山登山道入り口にある赤坂峠付近は、山の斜面が丸ごと真っ赤になります。
 特に、駐車場側の斜面は山頂まで真っ赤っ赤。
 現在、ちらほら咲き始めてはいるものの、まだ蕾が多いということでした。(5月21日現在)
 車で行くこと可能。大船渡側は道路が狭いので対向車に注意を。

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 ● 岩手県大船渡市三陸町  夏虫山  周回道路近辺。
 広い面積で咲いているわけではないですが、道路に沿って見事な咲きっぷりです。
 牧草地のあちこちにもツツジの群落があります。
 車で通行可能。うねうねした道が延々と続くので、車に弱い人は酔う心配あり。

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 ● 岩手県陸前高田市  氷上山  山小屋周辺。
 株が大きい。 ヤマツツジだけでなく、オレンジ色のレンゲツツジも同時期に咲き誇ります。
 徒歩でしか行けません。ほかの山に比べて難易度が高い。

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● 岩手県一関市室根地区  室根山  山頂一帯。
 土日祝日限定かもしれませんが、確か登山道途中から山頂まで自家用車は不可。
 シャトルバスに乗らなければならなかったはず。
 通常は山頂まで車で行けます。ツツジが終わると、道路沿いにヤマユリが咲き乱れます。

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 ● 宮城県気仙沼市  徳仙丈山  山頂一帯。
 面積日本一を謳うツツジの大群落があります。素晴らしいの一語。
 こちらもシャトルバスがありますが、車でも行けるはず。
 駐車場から歩いて登頂しますが、そこまで行かなくても見どころ満載です。
 気仙沼側と本吉側に登山道があります。気仙沼側からのほうが楽。
 現在、山頂付近はまだ蕾。その下は見頃を迎えているそうです。

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 ● 宮城県南三陸町  田束山  山頂一帯。
 頂上まで車で通行可能。だと思ったけど、この時期規制があるかどうか調査不足です。すみません。
 休日には町からシャトルバスが出ています。

 南三陸の山にツツジが多いというのは、それだけ気候が生育に適しているのでしょうね。

 全体として、今度の5月24、25日辺りが見頃になるような気がします。
 開花時期が長いので、ピンポイントで行かなくても十分に楽しめると思います。
 行こうとするなら事前調査を怠りなく。

 ツツジは山全体が染まるほど赤くなる年と、蕾の数が極端に少ない年があります。
 交互に切り替わる裏作・表作とも違うようです。
 幸い今年は当たり年らしい。

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  1. 2014/05/21(水) 19:21:24|
  2. 野の花々

毎度おなじみ、大滝小滝

                                                                 陸前高田市の滝


 困った時の神頼み、ネタ切れ時の大滝小滝。
 いえいえ、大物のネタは用意してますが、新緑をまとった大滝小滝は今どんな按配かなとちょっと出かけてきました。
 毎度毎度でホントすんません。
 なにしろ自宅からはほんのひとっ走りだし、サンダル履きでも見れるし、非常にお手軽な滝です。
 安直に見ることができるのに雰囲気がよくて、ネタ枯れの時などとても重宝しています。

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 やってきました大滝小滝。
 身近にあることもあって、これまで見た回数からいえば、ダントツに多い滝です。
 しかし見飽きることがありません。
 来る度に違った表情をみせてくれるのが滝の魅力。

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 大滝小滝を見た後は、これまた恒例の 白糸の滝 へ。
 この2つはセット物なのでどちらかを外すわけにはいきません。
 大滝小滝から上流へ200mほど。

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 新緑に見え隠れする 白糸の滝 も風情があってなかなかのもんじゃないですか。
 欲を言えば、落ち着いて鑑賞できる場所があれば。
 台数は少ないですが、時々背後を車が通過します。

                                                       生出川 → 矢作川 → 気仙川


  1. 2014/05/20(火) 19:50:40|
  2. 陸前高田市の滝

5月の野の花々

野の花々

 野の花々の画像もボリュームが出てきましたので、この際分離独立を計り、新たなカテゴリにしました。
 以前の画像も順次こちらに引越しします。

 すべて今月撮った花です。

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 フデリンドウ

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 ミズバショウ

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 シラネアオイ (ホントか?)

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  桐の花  いい匂いがしますね。

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  フジ
 あまり好きな花じゃありません。
 ツタが絡まってゴシャゴシャうっとうしい。 

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 ホオノキ
 通常は高いところに花が付くため、真近でじっくり見たことがありません。
 豪華で白い花は遠くからでも目立ちます。
 

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 タニウツギ
 名前に反して陽光を好む木のようです。
 山の少し開けたような場所ならどこでも生えています。
 花と葉が同時に開くので、かなり見た目損してるのでは。
 南三陸では仏事に用いられるためこの花は好まれません。
 そのせいか庭に植えられているのを見たことないです。
 小隊長は好きなんですけど。

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 こんな花初めて目にしました。
 野生化した園芸種かも。





  1. 2014/05/19(月) 19:18:30|
  2. 野の花々

本吉の滝 2

                                                                  気仙沼市の滝


 日本全国の名瀑といわれる滝々の画像を眺めていると、自分たちがあーだこーだ言っている滝の何とめんこいことよ、と思わずににはいられません。
 南三陸という限定された場所で、重箱の隅をほじくるような滝探しをしているワシらも、なんとちっぽけな存在なんだろうと思います。
 が一方、人にはそれぞれ幸せの尺度があって、はたから見たらどうしてこんなつまらないものに一喜一憂するのか理解できないといったことでも、本人にすればそれだけで十分満足・幸せなことだってあります。
 幸せの青い鳥ではないですが、かなわぬものを追い求めて遠方へ出かけても、暇なし・金なし・体力なし・根性なしじゃあ無理が重なるばかり。おまけに家人からはガミガミいわれるし・・・。
 ならば身近でできるようなことをやっていたほうが、案外楽しいし感動することも多いのではないか。
 井の中の蛙、大海を知らず、とはいいますが、あえて大海に出ることをしない(できない)のもひとつの選択ではないかと思うのですが。  
 って小隊長は誰に向かっていっているんでしょうかね?
 いや、あまりの大滝の数々に圧倒されて、委縮しそうな自分を叱咤激励しているわけであります。
 それにしても見なけりゃよかった。

 
 さて、本吉の滝探しパート2です。

  これまで事あるごとに気仙沼以南には数えるほどしかいい滝がないと言ってきた滝見隊。
 今回はその数少ないいい滝を発見しました。

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 発見した瞬間 「おおっ!!」 。

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 絵に描いたような雰囲気を持っています。
 南三陸にもまだこんないい滝があったんだ、といささか驚きました。

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 周りを取り囲む岩盤、直瀑の滝、きれいな水、苔の配置、深い壷、すばらしい佇まいです。
 これだけ見ると、名前があって当然のレベル。

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 前回の曽坊堂沢の西隣にある沢ですが、名前が分かりません。
 こんなところにこんないい滝があるなんて意外も意外。
 まとまった雨のない時期なので、水量少なめですが、ひと雨あったらさらに見栄えのする滝になるでしょう。
 ひとことでいえば、すばらしい。

 が、世の中なかなかうまくいきませんねえ。
 ほぼ完璧なこの滝にはとんでもない弱点がありました。
 それは環境です。
 「なんか臭くねーか?」 と気仙沼隊員。
 滝のある岩壁をよじ登って周囲を見渡すと、そこはなんと産廃の処理場だったのです。
 現在は処理場がすべていっぱいになり、土砂で埋め立てられていますが、地面を見るとそこかしこに産廃のかけらが顔をのぞかせています。
 これだけなら、まあ見なけりゃいいってことなんですが、匂いだけは避けられません。
 どこからともなく化学物質的な匂いが漂って来てまとわりつきます。
 強烈ではないけれども、ずっといるとしつこくて辟易するような匂いです。
 被せた土が浅いのかもしれませんね。
 我々にしてみれば滝を中心に考えているので、どうしてこんな場所を産廃場にしやがるんだ、ってなってしまいます。
 つくづく残念としかいいようがありません。

 印象度は、滝だけなら  までいくのですが、
 総合的な観点からは、  に下がってしまいます。

 なお、この上流には時間切れでまだ入っていません。
 渓相がいいのでまだ他にも滝がありそうな感じがします。
 いずれそのうち。

                                                       不明沢 → 津谷川 →小泉湾




  1. 2014/05/19(月) 18:09:28|
  2. 気仙沼市の滝

本吉の滝 1

                                                                  気仙沼市の滝

 「たまには地元の滝探しに行がねーが?」 と滝バカこと気仙沼隊員から聞いた瞬間、一気にテンションが下がりました。
 気仙沼市は滝バカにとって地元、小隊長にとっても生まれ育った地であります。
 にもかかわらず、身びいきできるほどのいい滝がありません。こればっかりはどうにもならず。
 気仙沼以南は、地形的に大きな滝が形成されにくく北に比べて圧倒的に不利です。
 これまで何度か入渓したものの、これはという滝に出会ったのはほんの数えるほど。
 たいてい肩を落として帰還するのが常でした。

 今回向かったのは、宮城県気仙沼市であっても、合併前の旧本吉町のほう。
 あらかじめ地図であれこれ見当をつけて入ってみましたが、すべて空振り。まったくいいとこなしです。
 そこで地図を頼るのは止めにして、実際の沢を見ながら行きつ戻りつを繰り返しました。

 そしてようやく見つけ出したのがこの滝。

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 上画像が上段、下画像が下段の2段構造。
 それらしく撮ってますけど、決していい滝ではありません。
 水質は5段階の2ランク。周辺は杉林に覆われ、沢の雰囲気もあまりよくなかったです。
 滝のある場所から人家が何軒も見えることもマイナス。

 印象度 

 あまりにもあちこち登ったり下りたり右往左往を繰り返したしたせいで、この滝がどこの沢にあるものやら分からなくなりました。
 岩手県一関市と宮城県登米市、それに気仙沼市と境界が凸凹しているために、自分のいる位置が確定できません。
 確定できなくても、わざわざこの滝をもう一度見に行くということはおそらくないので、いいといえばいいのですが。
 帰宅して推定したのが、 枝沢 → 中沢 → 馬籠川 → 津谷川 → 小泉湾 ではないかということ。


 一方、こちらの滝はなごみ系で雰囲気が良かったです。

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 いわゆる 五月雨型 というタイプ。
 水質は普通レベル。
 通常することはないのですが、ここではあまりに流木・倒木・枯葉の堆積が多くて、我慢できず一部取り除きました。
 それというのも、上流で伐採が行われているからです。
 そのため森が消えてしまい殺伐とした背景になってしまいました。
 滝壷の水の色が濁って見えるのは、我々がかき回したからです。
 苔の貼りつきがよく、しっとりした雰囲気を持っているだけに伐採はかなり残念。
 苔の生育に悪影響を与えるのは間違いないでしょう。
 
 印象度  

                                   宮城県気仙沼市本吉町   曽坊堂沢 → 津谷川 → 小泉湾




 
  1. 2014/05/18(日) 21:54:52|
  2. 気仙沼市の滝

山・里の動物たち

道草・寄り道・油売り


 釜石市の山中で偶然出くわしたヒキガエルたちの合コン風景

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 1年に1度きりの嫁取り合戦です。
 この時期だけは雄雌の差がはっきり体色に現れます。
 嫁1匹に婿10匹といったありさまで、あまりにもバランスが悪い。
 イケメンとは程遠い小隊長は、あぶれた雄たちに同情するのでありました。
 せっかく掴んだ幸運を何が何でも逃すまいと、雌に乗った雄は必死に抱きつくあまり、中には雌を窒息死させるものもいるんだそうです。


 蛙といえば蛇。
 もうジャンジャカ出没する季節になりました。
 天気の良い日に舗装された山道を走っていると長々と横たわっています。

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 本州最強のヘビ、マムシです。
 これだけはマジ勘弁してほしいっす。
 出くわすと鳥肌が立ちます。
 遠くから見ただけでマムシは分かります。
 それだけほかのヘビと姿かたちが違います。

 ほかのヘビは端的に表すなら細いロープのような形状。マムシだけはゴロンとしています。
 胴回りに比べて寸詰まりなのがマムシ。
 攻撃性が強くて、膝の高さくらいなら飛びます。
 見かけたら君子危うきに近寄らず。


 遠野市にある 又一の滝 からの帰途、遭遇したニホンカモシカ。

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 人慣れしているというのか、我々が5mくらいまで近付いても逃げようとしませんでした。
 雄の成獣だと、人間を威嚇するものもいます。
 でもあまりに増えすぎたホンシュウジカよりは好きです。


 花巻市東和町で撮った画像。
 何だか分かりませんよね。

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 逃げて行く雄のキジです。
 キジに関してはこれまで何度もトライしたあげく、まだちゃんとした画像を1枚も撮ったことがありません。
 年間何度も近くで目にしますが、カメラを用意している間にほぼ100%逃げられます。
 くやしい思いだけが残る鳥です。


  1. 2014/05/16(金) 21:09:04|
  2. 道草・寄り道・油売り

青ノ木川の滝

                                                                   釜石市の滝


 鵜住居川近辺第4弾は、 青ノ木川にある滝です。

 鵜住居川は岩手県釜石市北部を流れる川。
 鵜住居川は上流で赤と青に分かれます。
 赤柴川と青ノ木川。 どちらも水量十分。

 赤柴川に 鷲ノ滝 があるなら、青ノ木川にもそれに匹敵するような滝が流れています。
 でも知られていません。
 釜石と遠野を結ぶ県道30号線 (大槌街道・笛吹峠線)のすぐ傍に流れています。
 でも知られていません。
 すごい滝です。
 でも知られていません。
 なぜなのでしょうか?

 道路からヤブコギしなければ見えないからです。
 ゆえに道路を通行する車はまったく気付くことなく走り去って行きます。
 近くには車を停める場所もありません。
 滝が見えても断崖の下を流れているため容易に近付けません。
 見る場所もありません。断崖や樹木が邪魔をして全体像が把握できない滝です。
 これでは標識があったとしても誰も見に行かないでしょう。
 しかし滝見隊にとっては見る価値大ありの滝です。
 名前のないのが惜しい。
 向こうが 鷲ノ滝 なら、こちらは 鷹ノ滝 にしてはどう? 安直過ぎますか。

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 これは断崖の上から撮ったもの。
 轟音とともに大量の水が落下しています。
 滝壷もデカくて深い。
 万一断崖から転落したら無事では済まないでしょう。

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 猛々しくて、恐いくらいの迫力があります。

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 ザイル降下して正面から撮った画像。
 怒涛の流れ。荒々しい。
 川まで降りても全体像は撮れませんでした。
 もっと近付きたいのですが、深い滝壷と急流、そして両岸の断崖で手も足も出ません。
 人から見られるのを拒否するような孤高で激しい滝です。

                                                            青ノ木川 → 鵜住居川



  1. 2014/05/14(水) 20:06:59|
  2. 釜石市の滝

古里の御神楽スギ

巨樹・古木


 第3弾は 古里の御神楽スギ です。

 このスギに関して詳しくお知りになりたい方は他のサイトを参照してください。スギのデータなど親切丁寧にガイドしています。
 こちらは大雑把。ご勘弁。

 岩手県釜石市鵜住居地区と遠野市を結ぶ県道30号線。
 ほぼ鵜住居川に沿った道です。
 その県道からの入口が狭くてちょっと分かりにくいですが、入ってしまえば一本道の奥に古里集落があります。
 その集落にスギとしては釜石でもっとも大きな 御神楽スギ が生えています。

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 標柱があるので迷わないはず。
 正面に見える杉木立の中に御神楽スギはあります。徒歩1分から2分。
 我々はバイクなので気にしないのですが、車ではちゃんと停める場所がないようです。

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 古里の御神楽スギ です。巨木。
 この名前だけでも、山間の集落に鎮座する巨大な杉の下で御神楽を舞うといったイメージができ、とてもいいネーミングだと思います。
 でもどうして 杉 ではなく スギ なんだろ?
 スギ とカタカナにすると生物学的な属性を感じさせ硬い感じがします。
 ここはぜひとも 杉 と漢字で表記して欲しかったところ。

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 枯れ死したのか、枝を切った痕が残っていました。

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 全体としてはとても元気そう。

 バラバラに回って撮影したのでは、必ずメンバーの誰かが画像に写り込みます。
 とても邪魔くさい。
 そこで人物の姿を画像に入れないため、皆が一団になって巨木の周りをグルグル。
 滝でも巨木でも、どこでも我々は同じことをします。
 それをオババ様が不思議そうに眺めていました。
 どこかの宗教団体が何かの儀式を行っているように見えたのかもしれません。
 毎度のことですが、何故かこういうのを人に見られるのはかなり恥ずかしい。
 いっそのこと、回りながら踊ったろかと思うほど。

                                           釜石市橋野町 古里集落



 
  1. 2014/05/13(火) 21:09:20|
  2. 巨樹・古木

鷲ノ滝

                                                  釜石市の滝


 第2弾は、鷲ノ滝 です。

 岩手県釜石市を流れる鵜住居川上流部、鷲ノ滝水力発電所の近くにあります。
 ただ、発電所がある川ではなく、赤柴川の合流点のやや上のほうです。

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 はじめて訪れた時は降り口が分からず、上流の方から下がってきてけっこう大変な思いをしましたが、下流からなら難なく滝元まで行くことができます。

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 デカい滝です。
 水量が多く、落差・幅ともあって、豪快に流れています。
 釜石には数多くの素晴らしい滝がありますが、この滝はその中でも五指には入るかと思います。
 小隊長の好みでいえば、それほど好きではないですけど。

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 荒々しくて無骨な印象。
 水質はそう良くはありません。濁っているわけではありませんが。5段階評価なら2.5くらい。

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 崖上の廃道から撮った画像。
 こうしてみると、斜瀑で前後に長いのが分かります。

                                              赤柴川 →鵜住居川


  1. 2014/05/13(火) 18:25:55|
  2. 釜石市の滝

ママシタの滝

                                                 釜石市の滝


 今日から鵜住居川近辺4部作をUPします。
 
 第1弾は、ママシタの滝。

 岩手県釜石市の鵜住居川を上流に向かって進んで行くと、橋野町で沢桧川が合流する地点があります。
 橋があり、「どんぐり広場」があって、ドライブなどでよく休憩する場所です。
 太田林という地名になるかと。
 その敷地内に観光用なのか水車小屋があります。
 その裏手に広い階段があって、降りて行くと正面に滝が流れています。
 それが ママシタの滝です。

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 大きくも小さくもない、三陸では中規模の滝。

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 ママシタの滝 の「ママ」とは、おそらく土手とか崖の意ではないかと思います。
 どんぐり広場から見ると、まさにその位置にあります。

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 威圧感のない穏やかな滝です。水もきれい。滝壷はありません。

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 サンダル履きでも簡単に見ることができる完全な観光滝です。
 でも観光用に手入れされているわけではありません。そのほうが自然でいいです。
 どんぐり広場から歩いて1分程度。
 看板はありますが、あまり人が来ません。広場からは陰になっているせいかもしれませんね。
 駐車場・トイレ・休憩所、さらに産直と東屋・水車小屋まであって至れり尽くせり。
 無名なのがちょっともったいない。

 印象度  

                                            横内川 → 鵜住居川


  1. 2014/05/12(月) 20:33:18|
  2. 釜石市の滝

七ツ滝

                                              花巻市東和町の滝


 今や日本でここ1ヵ所しかないという岩手県花巻市東和町の天然記念物 「カズグリ」の育生地へ行ってまいりました。

 目的はカズグリではなく、その1kmほど上流部にある 七ツ滝 です。
 他の人のブログで拝見していますが、小隊長が訪れたのは今回がはじめて。

 カズグリの場所からさらに道を登って行くと、入口に赤い鳥居が立っているのですぐに分かりました。

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 入口にある案内板。
 これを見ると、アピールしているのは滝ではなく甌穴らしい。
 何故かは後に分かりました。

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 同じく入口にあった湧き水。
 後ろに止水栓があるのが気になる。まさか水道水では?
 飲んでみたが、あまり美味しくなかったです。


 赤い橋を渡り(渡らないでも行けます)境内?に入ると、ここにも水が出ていました。

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 七滝はっこ水 というらしい。
 やはりこの水も美味しくありません。
 不味くはないですが、湧き水のような新鮮さがありません。

 この下に小さな池があり、終わりかけのミズバショウが咲いていました。

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 肝心の滝はいえば、正直に言うならかなり期待外れ。
 どれも小さな滝ばかりで、他の川なら顧みられないようなサイズ。
 下流から順に、

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 これら、すべて小滝です。

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 七ツ滝 のメーンとなるのがこの場所。
 もっとも滝らしい雰囲気のあるところ。

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 滝と滝の間の踊り場のような場所に甌穴がいくつかあります。
 水量のない沢なのに甌穴があるなんてとても珍しい。

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 沢の水質はあまりよくありません。濁っているわけではないですが、クリアでもないです。
 滝は小滝ばかり。でも地元の人が手を入れ、東屋や水飲み場などを設置して気を配っているのがよく分かりました。

 印象度  

 帰途、東和町の名所(迷所?)、ミステリー坂 を通りました。

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 車のシフトをニュートラルにすると、あら不思議、登り坂をユルユルと登って行きます。バイクでも同じ。
 試しに、路上に水をこぼすと、水まで上に流れて行きます。 ということは・・・。


                                         絹川 → 添市川 → 北上川




  1. 2014/05/11(日) 20:55:33|
  2. 花巻市 東和町の滝

大祝沢 3つの見どころ

道草・寄り道・油売り


 連休期間中あちこちへ行ったので画像のストックが増えました。
 頑張ってUPしなければ。

 大祝沢は岩手県住田町上有住地区にあります。気仙川の枝沢です。
 大きな滝はありません。
 しかし3つの誇れる見どころがあります。
 沢の景観と巨木、そして巨大岩盤の洞窟です。

 入渓する際には十分なクマ対策が必要です。
 至る所にクマの爪痕が残されています。

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 大祝沢に入ったこの日、まだ山桜が満開でした。
 昨年は桜がさっぱりダメでしたが、今年はどこも花付きが良いようです。

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 大祝沢は非常に苔の多い沢です。
 まだ寒さが残っていて、くすんでいますが、徐々に鮮やかな色に変わってくるはず。
 沢一面が苔に覆われると見事というほかありません。

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 大祝沢の林道から斜面を眺めると、他を圧倒するほど巨大な木が見えます。

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 ケヤキの巨木ではないかと思っていました。
 立っていられないほどの急斜面を這い登って近付いてみると、それは栃の木でした。

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 周囲の木とは比較にならない大きさです。この山のキングといった存在。


 廃道になった道をなおも登って行くと、のしかかるような大岩壁がそそりたっています。
 画像だけでは分からないかな?

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 斜面を登って行くと、

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 比較するものがないので分からないと思いますが、小さなコンサートホールくらいの四角な穴が開いています。
 岩盤といい、穴といい、圧倒される巨大さ。驚愕します。

 その内部。

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 奥行きは案外狭くて、天井と両側の壁が奥に向かって急に狭くなります。
 天井が落ちて来やしないかと恐怖心がはたらき、奥の穴まで入ることはできませんでした。


                                         岩手県住田町上有住 大祝沢




 
 
  1. 2014/05/10(土) 21:34:04|
  2. 道草・寄り道・油売り

又一の滝

                                                 遠野市の滝


 岩手県遠野市の超有名滝、又一の滝 です。

 車止めにバイクを停めて、登山道をしばらく歩いて行くと、帰って来る男女6人の中高年ハイカーと出くわしました。
 聞くと、水量が多く、3番目の橋が壊れていて渡れず、又一の滝を目前にしながら戻って来たとか。
 足元を見ると、全員が登山靴でした。
 大宮からやって来たそうで、同情することしきり。
 
 我々の足元はといえば、誰一人登山靴を履いている者はいません。全員がスパイク付き長靴です。
 「あなたたちなら何の問題もなく渡れますよ。」 という言葉に意を強くして別れました。
 まさかこのいでたちで薬師岳を登ろうとは思ってないようです。
 「誰か登山靴を持っている奴はいるのか?」 と改めて隊員に聞いても 「・・・・」。
 そりゃそうだわな。履いてる姿一度も見たことないもの。

 又一の滝 までの道のりも慣れてしまえばあっけないもの。
 3つの沢も難なく渡って、目の前に 又一の滝 が現れました。

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 この滝に関しては 今さら説明不要でしょう。
 これまで数回訪れましたが、今回がもっとも水量ありました。
 デカくて威厳のある滝です。
 
 画像でも十分その大きさが分かっていただけると思いますが、実はこれは全体像の一部、下半分にしか過ぎません。
 本当のすごさは、又一の滝 から薬師岳登山道を少し登ったところで、横から眺めた姿にあります。

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 滝の前半部分が異常に長いのです。
 正面、滝元から眺めると、この部分は隠れて見えません。
 ところが横から見るとその長さにビックリ。驚嘆します。
 正面から見た長さの3倍はありそう。

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 奥行きの深い滝 ですね。

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 帰途発見したクマの爪とぎ痕。
 少し古いようですが、間違いなく生息しているはず。
 幸いなことに、隊はここで出会ったことはありません。

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                                        滝沢 → 猿ヶ石川 → 北上川


  1. 2014/05/09(金) 21:49:51|
  2. 遠野市の滝

薬師岳の不動滝

                                                 遠野市の滝


 目の前に広がる雪渓。 先人の踏み跡もありません。
 どっちへ進んだらいいのか、ただ呆然とするばかり。
 この前の、遠野市石上山滝探しの悪夢がよみがえってきました。
 「またかよ・・・。」
 あの七転八倒・難行苦行をまたもや繰り返すのでしょうか滝見隊。
 
 今回出かけたのは岩手県遠野市にある薬師岳。標高1645m。
 薬師岳といえば、その山麓に遠野の名所であり、かつ遠野最大の滝、又一の滝 が眠っている山です。
 もちろんこれも目的のひとつではありましたが、最大の目的は標高1200m付近にあるという不動滝を見ること。
 薬師岳稜線南側に薬師堂があり、滝はその下に流れているらしい。
 遠野は我々の活動範囲内。薬師岳なら時間的余裕をもって行って来れるはず。
 ということで、総員出動になりました。

 今シーズンは驚くほど雪が多かった。
 だから、出発前に雪で進めなくなるかもと危惧しないわけではなかったのですが、そこは万事ノーテンキな滝見隊。
 なるようになるべさとお気楽に出発してしまいました。
 登山隊であればまず間違いなく遭難するパターン。

 又一の滝 は飛ばします。
 又一の滝を越え、登山道を薬師堂目指してひたすら登って行きます。

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 大部分はこういった道。
 クマザサに覆われた広葉樹林帯です。
 どこにでもクマがいる感じ。
 勾配はけっこうあります。
 息の切れたヘタレ隊は何度も小休止しました。
 気になったのは、登山道の所々に残る雪にまったく踏み跡がないこと。
 これだけ有名な山であるなら、毎週のように誰かが登攀していてもおかしくないのに何で無いのでしょうか?
 薬師岳登山は、大迫から小田越を通って登るのがメーンのようで、皆そちらに回っているのかも知れません。

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 はるか下を流れる枝沢にあった滝。
 いっぱいいっぱいのズームで撮りました。
 かなり大きな滝です。
 近くで見たいけれども、藪をかき分け崖を下ってまた登って来る余裕はありません。

 途中、沢を3本渡りました。麓の車止めから数えると6本め。
 でも又一の滝からは折り返すように登って行くので、実は沢数は3本だけです。

yft03.jpg

 これは標高1000m辺りでしょうか。
 息をのむ光景。 急斜面を何段にも連なって流れ下る滝です。
 葉の茂る前の今でしか見られない光景。
 画像で見るとまったく見栄えがしませんが、実際は角度があり相当の迫力があります。
 水量に不足なく、豪快で見とれます。

yft05.jpg

 登山道は沢と離れています。
 だからといって沢伝いに登ろうとしても、流れが急で、上には大量の雪が雪舌状になっているため恐くてとても無理。
 間違いなく事故ります。

yft04.jpg

 一見何でもない雪渓のように見えますが、内部はトンネルになって沢水が大量に流れています。
 うっかり体重をかけて踏み込めば、ズドンと下に落ち、流されてしまうでしょう。

 稜線まであと僅かというところまで登ってきました。
 樹間から空が望めます。
 あとひと踏ん張りで薬師堂といった辺りではないでしょうか。

yft06.jpg

 しかし、ここからは雪だらけ。どっちへ行っていいものやら。
 登山道は雪に隠され、方向も分かりません。
 隊員には誰も薬師岳に登った者がおらず、先人の踏み跡もなし。
 無鉄砲に進んだら道に迷ってしまいSOSを発信しかねない状況にたたされました。
 (ちなみに、この辺りでも電波状態は良好でした。)

 ここでふと我に帰った小隊長。脳裏に石上山の悪夢が浮かびました。
 まだそんなに日数も経っていないのに、またもや雪と格闘するのは願い下げ。
 だいたい石上山の時と比べたら、こちらのほうが断然標高が高く、登って来た疲労度も上です。
 ここからさらに雪をかき分けて登れるような体力は残っていません。

 隊員には申し訳ないけれども大ごとになる前に 「ギブア~~~ップ!」と宣言。
 「やっぱし。」
 「だべな。」
 「こうなるんじゃねえべかって思ってたんだ。」
 まあ何をいわれようがしょうがありません。

 しばらくこの場で休憩し登って来た道を戻ることにしました。
 心残りは、せめて薬師堂(掘立小屋らしい。もしかしたら雪で潰れているかも)と不動滝を見たかったということでした。
 稜線までの距離を考えれば1200mあたりまでは確実に登って来ているはず。
 無理をすれば、ほんのちょっとで薬師堂まで行けるのでは。
 しかしそのほんのちょっとの無理ができません。

 その時、沢に降りていたニーハオ隊員の声が。
 「あった!滝があったぞ!」

yft07.jpg

 あきらかに他の滝とは規模が違っていました。

yft08.jpg

yft09.jpg

 ここからさらに下に延び、雪渓の中に潜り込んでいます。
 これか?これなのか、不動滝。
 稜線が近い地形から判断すると、上にこれ以上の滝があるとは思えないのですが。
 近くに標識もなく、あったとしても雪をかぶっているでしょうから、これが不動滝なのか我々には判断しかねました。

 薬師岳での滝探しはこれで終わりです。
 ほかに滝を探そうにも気力・体力が残っていません。
 我々が見た滝こそ 不動滝 であることを願って山を下りました。

 再探検しようにもしばらくはその気にならないでしょう。
 秋になったら考えることにします。

                              ヒガシヤクシ沢 → 滝沢 → 猿ヶ石川 → 北上川



  1. 2014/05/08(木) 21:14:15|
  2. 遠野市の滝

外山のエゾエノキ

巨樹・古木


 外山を通るたびに気になっていたエゾエノキを見に行って来ました。
 岩手県釜石市の外山地区にある巨木です。

stee01.jpg

 道路際にある登り口。
 「外山のエゾエノキ入口」 の標識の隣には、何故か「入山禁止」の看板が。
 「これだから釜石って嫌なんだよな。あっちにもこっちにも入山禁止の立て札ばっか立てやがって。」 と滝バカ隊員。
 彼は何の訳があってか知り合って以来の釜石嫌いです。
 かつて釜石の女にこっぴどく振られたのかもしれません。
 「でも釜石にはいい滝がいっぱいあるべよ。」
 「関係ねえ。釜石の人間が釜石の滝造ったわけじゃねっちゃ。」
 
 何があっても自己責任と割り切って登り始めました。

 ここからエゾエノキまで700mの表示。
 ブログ「おもさげなござんす」にあったように、次の標識が曖昧な角度になっていたため、うっかりそのまま道なりに進むところでございました。
 危ねえ危ねえ。途中で沢に降りなきゃならないんですね。
 急傾斜で踏み跡がはっきりしてなくて沢伝いに登るようなもの。
 700mって、距離の表示ではなく高度差なんじゃねーの、とマジに思うくらい登ります。
 険しい道らしくない道を登るので、ゆっくりあわてずあせらずが肝要。

 登っている途中、小隊長の前歯がガチッと鳴って、何かのカケラが口から飛び出しました。
 ヤベッ、歯が欠けた、と思いましたね。
 カケラの正体は、咥えていたホイッスルの口部分。
 齧りながら長い間使い続けていたため、脆くなって壊れたのです。
 今回も咥えっぱなしで鳴らしていました。
 わずか105円の品ですが、クマ除けにこれほど有効なものないのでは。
 これまで鳴らしていてクマを見たことがありませんから。
 よくぞ今までもったもんだ、と感謝。

 ヒーヒーハーハー息を切らせて、到着。

stee02.jpg

stee03.jpg

 どうだという威圧感はありませんが、幹のあちこちにある瘤に驚かされました。

stee05.jpg

stee04.jpg

 「巨樹・巨木林データベース」によれば、このエゾエノキは、幹周5m、樹高20m、樹齢350年 とのこと。(2000年調査)
 ちなみに日本一のエゾエノキは、福島県郡山にある「浜路のエゾエノキ」で、幹周7.6mあるそうです
 「外山のエゾエノキ」は同率で全国NO5に入っています。


stee07.jpg

 まるで大王イカのよう。

stee08.jpg

 どうしてなのか、レンズの縁みたいなのが入ってしまいました。
 右上は木の枝なのは分かりますが、左上の青いのは?

stee09.jpg

 深い森と相まって、神秘的な存在感のある巨木です。
 衰えた部分が見当たらないので、まだまだ成長するに違いありません。
 十分に堪能した我々はフクロウが鳴く沢を後にしました。

                                           岩手県釜石市 外山地区




 
  1. 2014/05/07(水) 20:24:25|
  2. 巨樹・古木

小坪川上流の滝

                                               陸前高田市の滝


 久しぶりに地元へ戻り、今回は小坪川の上流にある滝を紹介します。

 岩手県陸前高田市と住田町を結ぶ国道340号線、川の駅 よこた の上流にある橋を渡ったところが小坪川になります。
 下流域には見ごたえある滝が数々流れています。
 滝が形成されやすい岩盤の多い川です。

ktg01.jpg

ktg02.jpg

 この滝より上流は水量が減り、これといった滝がなくなるので、最上流の滝としてもいいのかもしれません。
 非常に穏やかな雰囲気を持った滝です。
 小滝ですが、しっかりした滝壷を持っています。
 そうめんをここで冷やして食べました。
 コンビニで買ったそうめんでもワンランク美味くなったような気がします。


 小坪川にそそぐ枝沢の滝がこれ。

kat01.jpg

kat02.jpg

 小赤府の滝 です。
 もともと水量が少ない上に五月雨型なので、滝壷はありません。
 林道の橋の上から見ることができます。
 悪くはないです。特別秀でたものはありません。

                                        小坪川 → 気仙川 → 広田湾



  1. 2014/05/06(火) 20:05:09|
  2. 陸前高田市の滝

たかむろ水光園の滝

道草・寄り道・油売り


 今回も滝の紹介です。
 でもカテゴリーは 「道草・寄り道・油売り」 なんですね。
 なんでか? というと、自然の滝じゃないから。

 場所は、岩手県遠野市にある たかむろ水光園 です。
 遠野市にある観光施設のひとつ。
 ここにあえて書き込まずとも、検索すればすぐに分かります。

 この日、遠野市内は観光客でどこもかしこも賑わっていました。
 小隊長は嫌々ながらの家族サービスデー。
 人混み・混雑・行列・渋滞・時間待ちといったキーワードが大嫌いな小隊長。
 遠野市内に入ってからは、なけなしの記憶力を駆使して横道・抜け道・裏街道ばかりを通り、あちこちを巡ってきました。 おかげでほとんどムカつくこともなく観光地を回ることができ、これも普段の滝探しのおかげだなあと人知れず、ほくそ笑んだのであります。

 南三陸から比べたら2週間以上遅れて咲く、遠野の桜もそろそろ葉桜が目立ってきました。
 あと2~3日したら完全に散ってしまいそうです。
 しかし、今が満開で、風景も良くアクセスに苦労しないといった場所も探せばあります。
 人っ子一人おらず、遠野市民でさえほとんど知らない場所へ案内して、これも滝探しでうろうろさまよったおかげだなあと、これまたひとりニタニタ笑ったのであります。

 あ、こんなことはどうでもいいですね。
 水光園の滝です。

P5050040.jpg

 滝の横に 「早池峰山なんたらかんたら」 と書かれた表札がありますが、撮った時にはまったく気付きませんでした。
 何しろ家人を立たせ、撮影するフリをして滝だけを撮っていたのですから。

P5050043.jpg

 こちらは家人のスキをうかがっての隠し撮り。風は冷たいのに汗・汗です。

 このほか入場口近くにもちっちゃな滝が流れていました。
 すべて人工滝です。
 計算されて造られた滝は、どうにも落ちつけません。

                                         遠野市  たかむろ水光園内


  1. 2014/05/05(月) 19:28:11|
  2. 道草・寄り道・油売り

5月の野花

道草・寄り道・油売り


 あちこちで撮った野の花々。

 5ha08.jpg

5ha09.jpg

 毎年ヤマブキの花が咲きだす頃になると、同郷の釣り師隊員の姿が滝見隊から消えることが多くなります。
 なぜかといえば、南三陸には 「山吹の花が咲いたらカレイが釣れ出す。」という諺があるから。

 この辺りの海水温は、気候からだいたい2カ月遅れになります。
 1月だと外はいよいよ寒くなりますが、海水温はまだ最低温にはなっていません。
 気候が5月になると、海水温がようやく上昇を始め、それまで低水温でじっとしていた魚たちが餌を求めて動き始めるというわけ。
 それにつれて、釣り師隊員もじっとしていられず、釣りに出かけることが多くなるからです。

5ha01.jpg

 ヒトリシズカ ですよね。
 名前とは裏腹に集団でにぎやかに咲いている場所もあります。

5ha04.jpg

5ha02.jpg

5ha03.jpg

5ha05.jpg

5ha06.jpg

5ha07.jpg

 花の名を入れないのは面倒くさいから。
 じゃなくて、知らないからです。
 人に教えられて、その時はああそうかと思うのですが、覚える気がないし記憶力もないのですぐに忘れてしまいます。





 
  1. 2014/05/04(日) 20:05:21|
  2. 野の花々

滝の淵の滝

                                                大船渡市の滝


 岩手県大船渡市日頃市町から山を越えて住田町上有住地区まで結ぶ六郎峠線。
 源義経の家臣、亀井六郎重清からその名が付いたといわれていますが、何故かは分かりません。
 住田町側の峠を除いたほとんどは2車線の快適な道。
 大船渡側ははじめから狭い道路で、峠付近はすれ違いできない狭さ。

 その大船渡側の道の途中に、滝の淵 はあります。
 道路からやや離れた場所に流れていますが、大船渡側から進行していくと右前方に見ることができます。

 沢は、盛川源流の滝の沢。きれいな川です。

DSC07209.jpg

 滝の下流部にカツラの巨木があります。
 コラボさせて撮るのが、小隊長の定番。

DSC07210.jpg

 普通は、滝の淵 というだけで、あえて滝の淵の滝とまでは言いません。
 規模的には小滝。大船渡市の名勝になれるようなものではありません。
 でも親しみやすい滝だし、落ち着いた雰囲気があって、けっこう好きです。

DSC07211.jpg

DSC07214.jpg

 滝元までの道はありません。
 しかし川沿いに歩け、長靴などなくても見るのは容易です。

                                       滝の沢 → 盛川 → 大船渡湾


  1. 2014/05/04(日) 19:05:28|
  2. 大船渡市の滝

三垂沢の滝

                                             宮古市川井地区の滝


 途中まで入ったものの、時間が足りず引き返した沢です。
 時間がある時にもっと上まで探検しようと考えていますが、撮った画像を忘れてしまいそうなので、貼っておきます。

 岩手県宮古市川井地区、小国川の支流になるのが三垂沢。
 上流には牧場があるようです。
 林道はぴったり沢に沿っているわけではなく、流れを見ようとすると、林に入りヤブコギしなければ見えない箇所があります。

 三垂沢下流の滝

stre01.jpg

 林道をもっと上がって、イバラに引っ掻かれながら見つけた滝がこれ。

mitr02.jpg

 小沢にしては意外に大きな滝で、ちょっと驚きました。

mitr03.jpg

mitr04.jpg

 水量豊富で迫力あります。
 大きな滝壷有り。水質、普通。
 角度的に僅かなポイントしか見る場所がありません。
 環境的にもイマイチかな。

 印象度  

 三垂沢には岩盤が多く、上流にも期待が持てそうです。
 またいつか近くを通った時には、忘れないで入ろっと。

                                        三垂沢 → 小国川 → 閉伊川


  1. 2014/05/03(土) 19:03:51|
  2. 宮古市川井地区の滝
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遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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