南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

安瀬ノ沢の滝 3

                                           大槌町の滝

 初めてこの沢を登った時は、安瀬の大滝まででした。
 今回はさらに上流を目指しました。

 気になるのが天候。
 安瀬の大滝でのんびりしている間に空がどんよりと暗くなり、周囲を取り囲む山々の山頂が白くなり始めていました。
 霧です。いや、高さからいえば雲です。間違いなくひと雨来そうな空模様になってきました。
 うかうかしてられません。先を急がないと。

DSC05519.jpg

 こじんまりとまとまった滝。
 特に悪いところがありません。
 水量があるし、もっと規模が大きければ。
 印象度  

DSC05526.jpg

 枝沢上流部にあった滝。
 苔に覆われたいい滝です。
 滝壷はありません。
 印象度  

DSC05523.jpg

 おそらくこれが最上流の滝。
 乱雑な光景ですが、実際は画像よりずっといい滝です。
 印象度  

 この後、危ぶんでいた雨が降り始めました。
 ちゃんとした雨ではなく、霧状の細かい水滴です。どうやら雲の流れの中に入ったよう。

 南三陸滝見隊にはテッパンといってもいいようなジンクスがあります。
 「北に向かうと雨が降る」というもの。
 釜石市辺りまでなら安全圏。それより北となると7割くらいの確率で雨にやられています。
 一時的な雨ならさらに確率が上昇。
 山の中に入るので、天候不安定になるのも仕方がありません。
 海まで降りてきたらカラッと晴れていた、といったことが何度あったやら。

 「撤収すっぞ!」と掛け声をかける間もなく、濡れネズミと化した4人はトボトボと下山しました。

 下山途中、林道脇にあった滝。

DSC05516.jpg

 落差がないものの、格別悪い点はありません。
 印象度  
 すぐ上に橋があり、「滝の上橋」 の名が。
 「つまりは名前もつけられないような存在の滝だってことなんだな・・・」とニーハオ。
 「いやいや、滝の上橋下の滝つーことなんじゃねーの。」と釣り師隊員。
 「アホくさ。」と気仙沼隊員。

 今回は冒頭のクマとの遭遇以外にもやたら野生動物に出会いました。
 我々と出会って急斜面を転がるように逃げて行ったタヌキ。
 なかなか逃げようとしないニホンカモシカとキジ。
 数頭の集団で移動していったシカ。
 大きな岩の上でとぐろを巻いていたシマヘビ。
 布団のように厚く堆積した枯葉の中を分け入って歩いていたら、目の前に何かの毛の束を発見したので、杖でツンツンしたら、なんとそいつは生きている動物で、顔を見せないまま枯葉の中に潜り込んでしまいました。

                                     安瀬ノ沢→大槌川→大槌湾




 
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  1. 2013/04/30(火) 19:17:05|
  2. 大槌町の滝
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安瀬ノ沢の滝 2

                                           大槌町の滝


 南三陸滝見隊は滝探しの際どんな物を持って行くのか。
 ランダムに挙げると、
 1 とりあえずバイク。   車でもいいんですが、間違いなく傷だらけになるしUターンが大変。パンクやスタックの恐れもあります。バイクが無いと荒れた山奥まで突入できません。狭い林道で対向車に出会ってもバイクならビビることも無く、とても気が楽です。ジムニーのような軽の4Wがあれば最強なんでしょうが、不幸にも誰も持っていません。
 2 レイン・ギア  要するに雨具。バイクでは雨をしのげませんから。弁当忘れてもカッパ忘れるなです。冬の雨は最悪。道中寒くて距離が長いと、走ったまま凍死するんじゃないかと思うほど。
 3 ゴム手袋、もしくはゴム引きの軍手。 手を保護するのに必要。岩や樹木に掴まることが多いです。水にも濡れます。うっかりしてトゲのある木やウルシなどのかぶれる木をつかんだりすることがありますから。。
 4 ザイル 各自20~30mのザイルをたすき掛けに持って行きます。経験上それ以下ではあまり役立たないし、それ以上だと重さとかさばるのが負担になります。岩壁の昇降には、アッセンダー・カラビナ・ハーネス等を使用することもありますが、我々は基本的にはヘタレ軍団で安全第一。余り危険な場所には近付かないようにしています。
 5 ベル・ホイッスルのクマ除け。ホイッスルのほうが絶対いいです。ラジオは重さが負担。
 6 山菜刀。枝を払ったり、急な斜面に足場を掘ったり、ピッケル換りにしたり。万一の場合はクマとの格闘用。やったことないけど。山菜掘りには一度も使ったことはありません。
 7 あと、現地で必ず確保するのが杖。落ちている木の枝を適当にみつくろいます。有ると無いとでは疲労度に雲泥の差。いろいろな場面で活躍します。置き忘れても気になりません。
 他にも、換え下着とか水分補給用のカップだとか、手ぬぐい、絆創膏、虫が飛ぶようになると、虫除けネットだとか虫対策の薬など。財布・弁当・カメラは必需品。その他もろもろ。
 これらのものを市販のごみ袋に押しこんでリュックサックに入れています。万一川に転落しても浮き袋代わりになるし、短時間であれば濡れませんから。


 さて、安瀬ノ沢です。
 沢を登って行って、見覚えのある滝にぶつかりました。
 安瀬の大滝です。

DSC05540.jpg
 
 逆光になっているため見難くなってしまいました。申し訳ないっす。
 以前訪れた時は、草木が鬱蒼と茂り、暗い空から雨が落ち始めた時だったので、ずいぶん陰気な滝に見えました。今回はそんなことなかったです。

DSC05532.jpg

 高さがあり押し出し感もなかなか。
 雰囲気としてはもうひとつかなあ。
 滝壷が埋まっているのがもったいない。これがちゃんとしていたらイメージがずっと良くなっていたと思います。
 水質に関してはノー文句。いい水です。

 今回の印象度は  




 

  1. 2013/04/29(月) 18:21:09|
  2. 大槌町の滝
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安瀬ノ沢の滝

                                           大槌町の滝

 大槌川上流部にある安瀬ノ沢にこれまで3度トライした滝見隊。
 初めがもっとも良い結果を出しましたが、安瀬の大滝までで雨にやられて途中から撤退。
 2度目は、ほとんど沢に入らないうちから再び豪雨の集中攻撃にさらされて断念。
 3度目は、途中林道の工事中で通行不能。またまたUターン。
 どうも滝見隊とはあまり相性が良くない沢のようです。

 しかし諦めたわけではありません。
 かくてはならじと今回4度目の突撃を敢行しました。
 この沢に執着するのも、沢の景観がよくて、上流には必ずやいい滝があるに違いないと踏んでいたから。
 今回こそは何が何でも攻略してやるぞと隊員各位が決死の形相みなぎらせ・・・なんてことはなくて、皆やる気があるのか無いのかボケ顔そろえてバイクで沢の林道を登って行きました。

 沢沿いの林道が行き止まったポイントから獣道を伝い、沢を登って行きました。
 と、黒い物体にいきなり遭遇。クマです。成獣です。今年初めての御対面。
 やっこさん、相手が4人で多勢に無勢と見たか、一目散に斜面を登り森の中に消えてしまいました。
 我々は常に用心して腰にベルを付けてはいますが、これまでの経験上、沢の近くでは川の音にかき消されほとんど役に立ちません。ホイッスルがいちばん効果的なようです。
 
 小隊長は過去にクマに襲われそうになったトラウマを引きずっているので、今回も遭遇した瞬間心臓バコバコで血の気が引きました。
 ニーハオ隊員も同様の経験を持っているので、互いに見合す顔と顔。
 はしゃいで騒ぎ立てる2人のバカ隊員。
 
 クマ自体は嫌いではありません。山を怖れ敬うにはこういった動物が必要だと思っています。日本で絶滅したとされるオオカミですら今でもいたらなあと思う時があります。
 しかし一人だけの時に遭遇したら、とてもそんな考えは浮かんで来ないに違いありませんが。

P4270002.jpg

 以前来た時には見逃していた滝。草木の陰に隠れていたんですね。
 落差があってきれいな滝です。迫力は感じません。
 印象度  


DSC05545.jpg

 これも特に欠点のないいい滝です。
 水質上等だし、貼りつく苔も美しい。
 水の流れにもう少しまとまり感があれば。
 印象度  

 続く                       

                                 安瀬ノ沢 → 大槌川 → 大槌湾



  1. 2013/04/27(土) 21:35:23|
  2. 大槌町の滝
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仙人峠近辺の滝

                                           釜石市の滝

 仙人峠近辺の滝あれこれです。

 前々回UPし忘れた唄貝沢の滝。

DSC05448.jpg

 前々回紹介した端正な滝のずっと上流にある連滝です。
 画像では乱雑な印象しかないと思いますが、実際に目の前にすると、規模が大きいし、美しい流れです。
 倒木などを整理したら相当見られる滝になりますよ。
 なんてったって水がきれい。だから苔の貼りつきもきれいです。
 印象度  


 次は国道283号線すぐ横を流れる滝。

DSC05469.jpg

 ここを通過するたび視認していた滝ですけど、これまで撮影したことがありませんでした。
 なぜならロケーションがよくないから。
 国道の横だし、JR釜石線の橋脚がにょっきり建って景観が悪過ぎます。
 印象度  

 この少し下流にも滝が流れていますが、条件的に似たり寄ったりで撮影は省略しました。


 次は滝ではありません。ちょっと変わった光景。

DSC05471.jpg

 一見洞窟から流れ出ているようで、はじめ見た時にはてっきりそうだと思ってしまいました。
 実際は人工的に掘った大仙沢の出口です。


 おしまいは大仙沢上流に流れ落ちる枝沢の滝。

DSC05483.jpg

 けっこうな高さ。
 落ち口に四角い排水坑のようなものが見えます。みっともないのであえてその部分は写しませんでした。
 自然の流れをそうしたのか、それともこの場所へ排水するために誘導したのか分かりません。
 自然滝か人工滝か判断できなかった滝です。
 水は非常にきれいです。
 そばにミネラルウォーター「仙人秘水」の製造工場があります。
 だから同じ水という訳。



  1. 2013/04/23(火) 20:30:48|
  2. 釜石市の滝
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仙人峠の滝

                                           釜石市の滝

 前回に続いて釜石市西部、仙人峠近辺の滝を紹介します。

 下の画像は、国道283号線、仙人峠のループ道の近くを流れる滝です。

DSC05475.jpg

 国道の下に旧道の跡があり、さらにその下に流れています。
 おそらく車では発見不可能。
 道路からはまったく見えないし、停車したら追突されそうな場所です。
 「おめえらのバイクのおかげで滝の音が聞こえねえんだよ。」と、自分のバイクの騒音を棚に上げて、本隊から先回りし偵察していた気仙沼隊員が耳で発見した滝。
 ザイルが無くても滝下まで降りられますが、やはりあった方が安心できます。

DSC05481.jpg

 画像で見るより実際は見ごたえのある大きな滝で、存在感があります。
 滝下より滝の上から眺めた方が迫力ありました。

 この滝もそれだけなら本当にいい滝なんですが、やっぱり問題がありました。
 すぐ上に堰堤が築かれていたのです。

DSC05479.jpg

 コンクリートの壁ではなく、岩石を組み合わせたもので苔が貼り付き目障りな感じがしません。
 もっと大きな岩石だったら完全に風景に溶け込んでいたかもしれませんね。

 岩盤はしっかりしているし、水質も抜群。
 道路のすぐ下にありながら、降りてしまえば道路はまったく見えません。
 釜石自動車道ができたおかげで行きかう車が格段に減ったことも好材料です。

 印象度    堰堤がなかったら +1 だったんですけど。
 見る価値のある滝です。

                                      大仙沢→甲子川→釜石湾




  1. 2013/04/22(月) 19:21:01|
  2. 釜石市の滝
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唄貝沢の滝

                                           釜石市の滝

 
 桜が満開なのに雪が舞う。
 最近の天候はおかしい。南三陸地方ではとても4月後半とは思えない寒さが続いています。
 「こんな寒い時にバイク乗ったら風邪ひくっちゃ・・・。」と、あまりの寒さにいったんは断念しかけたヘタレ滝見隊の滝探し。
 意を決して出かけたのが大成功。
 すばらしい滝をまたまた発見して大満足な一日となりました。

 場所は、岩手県釜石市。住所的には釜石市甲子町第●地割とかいうらしいのですが、はっきりとは分かりません。
 国道283号線沿いの唄貝地区というところから南に延びる沢を登って行きました。
 小沢ですが水量そこそこ、岩盤がしっかりしており地形的に滝がありそうというので突撃しました。
 人っ子ひとり見つからず、沢の名が分かりません。
 タイトルにある「唄貝沢」は仮称です。地図にも載っていない沢です。

 そこですごい滝に遭遇しました。

DSC05452.jpg

 発見した瞬間、「OHHHH!!!」と皆が大歓声。
 すんばらしい!
 高さがあるし、スタイルもいい。 有無を言わさぬ存在感があります。
 さらに水質の良さはピカイチ。青みがかった非常にクリアな水で、これなら何万トンだってグビグビ飲めそう。

DSC05458.jpg

DSC05462.jpg

 この滝に文句があるなら言ってみろ、と言われたって、なあ~んにも出てきやしません。
 滝見隊的にはほぼパーフェクトな滝。名瀑の資格十分にあります。
 これだけ見ごたえある滝ですから、「なんか名前があるんじゃねーの?」とウタガイたくなりますが、一応「唄貝の滝」とそのまま仮称することに。

 特に行き難いような場所にあるわけでもなく、よくぞこれまで公表されてこなかったものだと呆れるやら感心するやら。
 沢沿いの荒れた林道を登って行って、途中チェーンが張られ通行止め。そこからは徒歩で登って行きます。
 獣道のような跡を辿って行きますが、ひどいヤブコギはありません。
 沢への崖の昇り降りは危険なのでザイルがあれば安全。無いと不安です。
 釜石市民には知られていない滝であることは確か。
 なぜに知られていないのか、なぜに地図にマークがないのか不思議になるほど見事な滝です。
 この滝画像もWeb初UPになると思います。またひとつ南三陸滝見隊の勲章が増えたと自画自賛。

 と、まあここまでは完全無欠なのですが。
 問題が無いわけではありません。  世の中きびしいなあ。

 実はこの滝の上流すぐのところにJR釜石線の鉄橋が渡っているのです。
 かなり高い場所だし、環境になじんだ色と構造をしているので、そう気にはならないのですが。
 しかし、せっかく和んでいる時に突如列車の轟音が響くとギョッとしてしまうのも事実。
 これがこの滝唯一最大の欠点であります。

 では逆にJRの列車の窓からこの滝は見えるか、といえば、おそらくまったく見えないだろうと思います。
 見える角度にはないし、トンネルとトンネルの短い間にあるので見る時間的な余裕もないはず。
 草木が生い茂るようになればさらに発見できなくなるに違いありません。

 滝だけの印象度ならこれ以上ない満点ですが、環境まで含めると    鉄橋の存在が惜しい。


 この滝の上流にもきれいな滝がありました。

DSC05449.jpg

 実物は画像よりはるかに美しく、さらに上流にまで続いています。
 やはり水がきれいだと他のすべてに勝るし、飽かずに眺めていられますね。

 印象度  

                                  唄貝沢(?)→甲子川→釜石湾



  1. 2013/04/20(土) 21:40:28|
  2. 釜石市の滝
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上有住のサイカチ

                                           巨樹・古木

 住田町を流れる気仙川本流の上流に住田大滝があります。上有住(かみありす)という土地です。
 この滝の近くに「サイカチの木」という看板が道路沿いにあり、通るたびに気になっていました。

 どうやら川岸にその木があるようなのですが、鹿除けのネットが張られ通ることができないようになっています。
 なんじゃ、こりゃ?と思いながら、どこかに抜けられるところがないかと探したら、上流側にネットの破れ目を発見。
 そこをくぐって見ることのできたのがこのサイカチの巨木です。

DSC05144.jpg

 サイカチという木になじみがありません。
 三陸地方では珍しい木なのでしょうか?

 自宅に戻って調べてみると、マメ科の植物で数百年は生きるとありました。
 豆果は去痰薬や利尿薬になったり、揉むと石鹸の代わりになるなどなかなか有用な樹木だと判明。

 古木になってもそれほど大きくはならず、せいぜい十数mの樹高だとか。
 
 まだ萌え出る時期ではなかったので、ながめてもどうなんだかといった感じ。
 もう少し暖かくなったらまた見に来ようかと思っています。

                                 岩手県住田町上有住 気仙川川岸



  1. 2013/04/16(火) 21:04:03|
  2. 巨樹・古木
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上小黒山沢の滝

                                         陸前高田市の滝

 林道の上から見た時には、お、いい滝があった、と喜んだのですが、下へ降りたらたちまち期待が萎んでしまいました。
 ダメ滝ではないですけど、これといったウリがありません。

DSC05418.jpg

 落差が無く、傾斜瀑のスタイル。
 岩盤の続く渓谷風な場所にありますが、それほど景観がいいわけでもありません。
 唯一水質の良さが救い。水量そこそこ。
 林道上からは存在感があり、上から見ているだけで良かったような滝です。

 印象度  

                               上小黒山沢⇒中平川⇒矢作川⇒気仙川



  1. 2013/04/15(月) 19:26:54|
  2. 陸前高田市の滝
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葡萄滝

                                          大船渡市の滝

 大船渡市の五葉山を水源とする葡萄沢にあるのが葡萄滝。
 
 木々の生い茂る頃だと日中でも薄暗い感じのする滝ですが、まだ芽吹き前ということもあり明るいイメージでした。

DSC05441.jpg

DSC05437.jpg

DSC05427.jpg

 水質にはまったく文句がありません。透明度の高いきれいな水です。
 圧迫感を感じるほど高い滝ではないし轟音を立てるほど水量があるわけでもないので、眺めているだけでくつろげます。南三陸らしい滝です。
 
 滝のある沢は、五葉山登山道の対岸、五葉温泉を回り込んで少し下がって行った場所にあります。
 五葉ダムの周回道路から林道に入って500mくらい登った場所に流れています。
 車で来た場合は、葡萄沢橋そばの退避エリアに駐車できます。あとは歩き。
 沢沿いに廃棄されたような林道があり、そのまま登って行けば下に見えます。
 
 何もかもちょうど手ごろな滝です。
 ただ、見るとしたら今でなく、新緑の頃の方がよりきれいだと思います。

 新しい熊の糞がありましたので、鈴を持って行った方がいいかと。

                                 葡萄沢⇒鷹生川⇒盛川⇒大船渡湾



 
  1. 2013/04/14(日) 18:18:20|
  2. 大船渡市の滝
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中平川の滝

                                        一関市大東町の滝

 気仙川流域にある市町村はどこですか?
 もしこんな質問をぶつけたら、地元の人でも住田町と陸前高田市とだけ答えるはずです。
 でもこれだけじゃないんですよね。
 実は一関市にも気仙川の源流があるんです。

 三陸地方では市町村の境界は峠の頂上付近にあるのが通例。山を越えれば隣町です。
 ところが、地図を見ると分かりますが、国道346号線、笹ノ田峠付近では、一関市と陸前高田市の境界線が大きく峠を越えて高田側に張り出しています。
 一関市側にある川の大部分は北上川に流れ込みます。
 でもこの張り出している部分だけは分水嶺を越えてしまっているので気仙川に流れ込むというわけ。

 今回訪れたのは気仙川の源流の一部、一関側の沢です。
 行政的には一関市大東町になりますが、峠を越えてないので陸前高田市の沢という感覚。

DSC05416.jpg

DSC05407.jpg

 沢に入っての第一印象は、内陸の滝を見た後だったこともあって、流れる水といい苔の貼り付きといい、とにかく目に眩しいくらい美しかったです。

 南三陸に流れる滝の最大の弱点は水量がないこと。
 そこそこ大きな滝でも水量が無いため内陸の滝と比べるとどうしても見劣りがします。
 山が海に迫る急峻な地形だし、平野がなくて流域面積が狭いため、降った雨はすぐ海に流出してしまいます。
 それに輪をかけて保水力の無い杉の木ばかり山に植えたものだから、山は緑の砂漠と化し水を貯めておくことができなくなってしまいました。
 
 しかしそんな欠点がプラスにはたらく場合があります。水質です。
 人家や田畑が少ない上に平坦な場所がないので、水が淀むことなく流れ、きれいな水質が守られているのです。
 
 気仙川源流部のこの沢も同様でした。
 上流に人家や田畑はありません。上質な水質です。
 ただ眺めているだけで気分が安らぎます。
 水質の良くない大滝より、小滝でも水のきれいな方が断然気持ちがいいと今回改めて認識しました。

DSC05411.jpg

DSC05400.jpg

 ループ橋を架けるため、当時は建設用の作業道がありましたが、現在では地形でそれと判断できる程度。もう藪だらけになっています。
 夏なら近くにクマが潜んでいても分からないかもしれません。

                                     中平川⇒矢作川⇒気仙川



  1. 2013/04/13(土) 20:28:05|
  2. 一関市大東町の滝
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殿河滝

                                       奥州市衣川地区の滝


 続いても名の知られた滝、殿河滝です。
 
 3連滝です。整備されていないので観光滝ではありません。
 はじめて訪れる人にとってはどこにあるのか分かりにくい滝。
 滝までの道がなく、藪の密生した崖を降りて行かなければ見ることができません。
 距離的には道路から100mほどですから、普通の人なら大した苦労もなく行けると思います。急斜面に少しだけ苦労するかな。
 大きな滝なので、南三陸に暮らす人間からすると、放っておくのは何とももったいなく感じます。

DSC05385.jpg

 最上流の一ノ滝。
 画像で見るよりずっと大きい滝です。

DSC05389.jpg

 二ノ滝。

DSC05393.jpg

 三ノ滝。 以上3つを合わせて殿河滝と呼んでいるようです
 こちらも実際は画像以上に大きい滝。
 向かって右側の崖が大きく崩壊して巨岩が川にまで転がっています。


 衣川沿いの近辺には有名な滝がいくつもあります。
 衣ノ滝、菊ノ滝、三滝、殿河滝、少し離れて黒滝など。
 これらはコースで滝巡りをすれば1日で見て回れます。とても効率的なエリアだと思います。
 
 4号線から西にはガソリンスタンドが無いと思いますので、給油はお早めに。
 おかげで我がウスラバカ隊員その一は危うくガス欠になるところでした。

 まだまだ新緑には間がありますから、景観的にはイマイチなところはありますが、水質を考えると、今が一番いいのかもしれません。
 雪解け水が大量に流れているため、見た目がきれいです。 
 前回訪れた時は、水の汚れがひどくて落ち着ける雰囲気ではありませんでした。
 
 流域にはたくさんの民家と田畑があるので、雪解けが終われば、水質は徐々に悪化していくのでは。

                                  長板沢⇒北股沢⇒衣川⇒北上川


 
  1. 2013/04/11(木) 20:48:53|
  2. 奥州市衣川地区の滝
  3. | コメント:0

菊ノ滝

                                       奥州市衣川地区の滝

 こちらも奥州市の衣川本流にある超メジャーな滝。
 滝見隊があえて紹介するまでもなく、たくさんのサイトにUPされています。
 一応、通りすがりに立ち寄ったので、ちょこっとだけ紹介します。

 見るのに何の苦労もいりません。衣川に沿った主要道のすぐ横にある滝で、歩ける人なら誰でもそばで見れるし、車窓からも簡単に見ることができる完全な観光滝です。

DSC05360.jpg

 初めて見たら 「え? これが滝なの?」と思う人も多いのではないか。
 滝というより瀬に近い流れです。
 落差は、見た目2mほど。
 あるサイトには、落差5mと記されていました。きっと苦労して川底から計ったのでしょう。

 実際問題、現地にある案内看板を見ると、過去には相当高かったようです。
 滝は生き物ですから、良くも悪くも時間の経過とともに形が変化していきます。
 これから先、何年後になるか知る由もありませんが、滝の姿が消え川の一部になってしまうのかもしれません。

DSC05362.jpg

DSC05364.jpg

 一般的な滝をイメージすると落胆する人が多いかもしれませんが、小隊長はこんな滝、けっして嫌いではありません。
 しっかりした岩盤があり、深い滝壷があって、景観的にはとてもいいと思います。
 雪解け水を集めているので汚れた印象もありません。

DSC05365.jpg

 この画像、左上の崖に何かを彫ったような人工的な痕が残っています。
 昔は仏像でもあったのかもしれませんね。

                                        衣川本流⇒北上川



  1. 2013/04/10(水) 20:22:43|
  2. 奥州市衣川地区の滝
  3. | コメント:0

衣ノ滝

                                       奥州市衣川地区の滝

 
 再び路上に戻った滝見隊は、次なる目的地、衣ノ滝を目指しました。

 その途中、衣川に流れ込む細い滝を発見。平野部でかなり遠くからでも視認できる滝です。
 
DSC05358.jpg

 対岸には東屋が建っていました。その割にはどうということもない滝です。
 水の落下する岩盤に緑色の藻が付着しているように、水質の悪いことは明らか。
 
 豊巻という場所に流れているので、そのまま仮称「豊巻ノ滝」ということに。
 ニーハオ隊員が意味深にニタニタ笑っているので、理由を聞くと、以前勤めていた職場にちょっと風変わりな人物がいて、その人の名が同じ名だというのです。つまらないこってスンマソン。

 
 バイク連隊はさらに西へ西へと移動。
 次第に高度が上がり、道の両側には残雪の量が増えていきました。
 気温も急に下がってきたのが肌で分かります。下着が濡れたままですから。
 やべえなあ、と思いながらも黙って走る他ありませんでした。
 
 そして、衣川上流の衣ノ滝に到着。

DSC05368.jpg
 
 上下2つの大滝があり、真ん中に小滝を挟んでいます。
 このうち上滝だけを衣ノ滝としているサイトもあります。
 下滝だけを衣ノ滝」と表示しているサイトもあります。
上中下すべて含んで衣ノ滝と呼んでいるサイトもあります。
 上滝の姿があまりに整い過ぎているせいか、砂防ダムと勘違いしているサイトすらあります。
 このあたり実にいい加減で面白い。

 現地案内看板は崖の上、下滝の横にあり、衣ノ滝はこの部分だけと特定しているようでもありませんでした。
 というわけで、ここでは上から下までひっくるめて衣ノ滝ということで紹介させていただきます。
 我々はどちらでもこだわることはないです。名前があろうがなかろうが気持ちがよくなる滝を見られればそれで満足。

 雪解け水を集め、今まで見た中でもっとも水量がありました。
 豪快です。

DSC05369.jpg
 下滝。

DSC05374.jpg

 そしてこちらが上滝。

DSC05371.jpg

 通常であればレースのカーテンを引いたような優美なスタイルをしているのですが、今回は厚手のカーテンのよう。
 豪快にミストをまき散らしていました。たおやかなイメージが吹き飛んでいます。迫力があってこれはこれでカッコイイ。
 
DSC05378.jpg

 前回訪れた時は、水質が悪くてがっかりさせられました。
 しかし今回は雪解け水のおかげで清潔感があります。

 上滝と下滝の中間部分の崖に2本のトラロープが垂れ下がっていました。
 川へ下りるために使用したことは明白です。
 でも何でわざわざこんな場所にロープを垂らさなければならなかったのか意味不明。
 なぜなら下滝横にある展望台から降りて川伝いに歩いて行けば、いとも簡単に上滝へ行けるからです。
 「アホやな。」
 「アホだっちゃ」
 「俺達みたいだ、ってか。」
 「俺以外はその通り。」
 毎度こんな調子でポンコツ滝見隊ツァーは続いています。

                                      北股川⇒衣川⇒北上川




 
  1. 2013/04/08(月) 18:34:52|
  2. 奥州市衣川地区の滝
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後滝

                                       奥州市衣川地区の滝


 男滝・女滝を見てから平泉を離れ、岡を越えて奥州市衣川地区に入りました。
 ここにどうしても気になる滝がありました。
 後滝です。
 過去1度だけ行ったことがあります。
 上流からしか近付けず、しかも川床が滑りまくるために全体像がまったく把握できなかった滝です。
 うっかりすると転倒したまま滝からダイブしそうな恐怖感が残り、その時にはもう来るものかと思いました。
 しかし今回は隊員が同行しているので心強い。隊員と一緒なら滝下までのルートを発見できるのではないかと期待しました。

DSC05356.jpg

 前回訪れた時と同じ情景。滝の落下口です。
 画像を見ただけではずっと下流まで続いているように見えるかもしれませんが、この先はどれくらいあるか分からない断崖絶壁です。
 川床はヌルヌルした藻に覆われて転落する恐怖感でいっぱいになります。
 この滝は通常ではその全景を見ることができません。
 川が湾曲し山に遮られているために、いくら道路上から見ようとしてもどこからも見えないのです。

 滝の周囲を見渡し、全員協議の上ここなら何とかなりそうという大雑把なルートを発見しました。
 川から相当離れた右岸の斜面をヤブコギし、傾斜の緩い崖にザイルを張って降下し、川を登ってくるというもの。
 傾斜が緩いといっても70~80°はあるし、脆い岩盤なのは見ただけで分かります。
 不安だらけでしたが、とにかく川を渡り藪の中に突入しました。
 またもや汗が吹き出します。
 これまで2回も下着を交換して、もう換えがありません。
 再び汗まみれになると帰るまでにツーリングで風邪を引くんじゃないかと脳裏を横切りましたが、なに途中で買えばいいさと不安を振り払いました。

DSC05344.jpg

 これが後滝の全景です。 
 この滝もWeb初登場でしょう、たぶん。 
 すごいぞ南三陸滝見隊、「鼠沢ノ滝」「東ノ沢滝」に続いてハットトリックかましたぜ、と自画自賛。
 この滝、思っていたのより全然高い! びっくりしました。
 しかも両岸のえぐられ度といったらとんでもない角度。
 もし川の近くの崖上を全員で通っていたらどうなっていたのかと背筋がゾクゾク。
 崖から崩落した巨大な岩石が無数に転がっていました。

DSC05348.jpg

DSC05354.jpg

 直瀑のすばらしい姿をしています。
 しかしこれほど見るのに危険な滝もあまりないのでは。安々と見れる滝ではありません。
 展望台があって水がきれいであれば観光スポットとして人気を博すのは間違いない滝です。
 でも現状ではどちらもありませんが。

 後滝は衣川5号ダムの上流にある滝です。滝マークが地図に載っています。
 川に沿ってちゃんとした道路がありますが、道路上からは滝の気配がまったくしない隠れ滝です。
 だから滝のすぐそばを通ってもまったく分からずに通り過ぎるかもしれません。

                                      滝沢川⇒衣川⇒北上川







  1. 2013/04/07(日) 21:04:34|
  2. 奥州市衣川地区の滝
  3. | コメント:0

男滝と女滝

                                           平泉町の滝

 2つの未知の滝を見た後は、少しだけバイクで移動して男滝(おだき)と女滝(めだき)を見に行くことに。
 男滝・女滝ともに戸河内川にあり、どちらにもそばに白い標柱が立っているので発見しやすい滝です。

 まずは、上流の男滝から。
 男滝橋というのがすぐ上流に架かっています。

DSC05342.jpg

 平野部の滝で、滝を眺めるだけなら容易です。
 でも滝下に降りようとするのはちょっとやっかい。
 川の両岸の崖がどこもえぐれているので安易に近づけません。
 標柱のある側から橋を渡って右岸に回り込み、畑の中を通って崖を降りなければなりません。
 そこから滝下まで川沿いに上がって来なければならないのです。
 川岸近くの田んぼには亀裂が入り、耕作しても底から水がぬけてしまう状態。
 いつ崩れてもおかしくありません。

 DSC05340.jpg

DSC05343.jpg

 こちらの滝も背後の岩盤が大きくえぐられ、完全直瀑になっています。
 でも美しさの点ではちょっとというのが正直な感想。スタイルはとてもいいのですが。
 写真を撮ろうとすると、背景に建物や橋梁、電柱やケーブルが嫌でも入りこんでしまいます。
 人里の滝ですからいくら憤慨してもこればっかりは致し方ありませんね。

 大きな滝壷が広がっています。
 水質はよくありません。
 画像で見る以上に大きな滝ですが、平野部が陥没してできた滝なので、遠くからはその存在が分かりにくいです。
 周囲の空間が大きく開いて、明るい滝です。



 男滝から300mほど下流には女滝が流れています。

DSC05336.jpg

 こちらは男滝とは構造が違い、岩盤の間を抜けて流れる滝です。
 スケールもかなり小さい。
 南三陸で見慣れているせいか、こういったタイプのほうが個人的には好きです。

DSC05335.jpg

 ただ、水量が十分にあるという以外、マイナス要因が多くてあまりお勧めできる滝ではありません。
 良くも悪くも人里の滝なのです。周辺には人家があり、田畑があります。
 目の前に橋がありますからどうしたって目に入ります。
 すぐ上流にはコンクリートの護岸が壁になっています。
 かつては滝のある岩盤ぎりぎりに東屋でも建っていたのか、岩盤の何か所かに柱を立てる穴が開けられていました。
 完全な観光滝で、滝の上には東屋が建てられ、案内看板と滝まで降りる階段が整備されています。
 目前まで舗装路があるし、駐車場も完備。訪れるのに逡巡するようなものはありません。
 誰もが簡単に眺められる滝。それはそれで結構なことですが、それだけの情緒や見たことの満足感があるかといえば、残念ながらあるとはいえず。
 せめて水質が良かったらなあ。
 伝説のある滝らしいので、とてももったいないと思ってしまいました。

                            男滝・女滝ともに 戸河内川⇒衣川⇒北上川


  1. 2013/04/07(日) 18:09:47|
  2. 平泉町の滝
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東ノ沢の滝

                                           平泉町の滝


 荒い息が止まらないまま鼠沢を降りて来た滝見隊は、近くで農作業をしていた人から情報を仕入れ、次の沢に入りました。
 ターゲットは鼠沢のすぐ横にある東ノ沢です。歩いて数分の距離。
 ここにも滝マークのある場所が沢の奥にあります。
 ネットで探した限り滝の画像や情報は載っていませんでした。

 東ノ沢は林道はおろか山道すらまったくない藪の中。
 「またかよ・・・。」
 「勘弁してくれ・・・。」
 ぶつくさ言いながらヤブの中に突入。
 しかし鼠沢と違って平地から登って行くため急峻な崖の昇り降りがなく、その点だけは楽でした。

 登って行くに従い、藪の間から次第に滝音が高くなり、ついに現れた滝。
 これも本邦初登場だと思います。

DSC05272.jpg

 これまた高い。でも鼠沢ノ滝より、見た目若干低いです。
 えぐられた巨大な岩盤など、形状的には鼠沢と非常に似通っています。双子の滝といってもいいような。 水質も同様でこちらもよろしくありません。
 沢が隣同士だし、滝の位置も同じようなもの。
 地質的に同じ構造線上にある滝で、岩盤の隆起あるいは陥没によって2つの滝は同時にできたのかもしれません。

DSC05270.jpg

DSC05274.jpg

 滝のそばまで行くと、えぐれた岩盤がいつ崩落するか分からずちょっと緊張します。

 印象度は鼠沢ノ滝と同じです。

                                 東ノ沢⇒戸河内川⇒衣川⇒北上川





 
  1. 2013/04/07(日) 11:12:22|
  2. 平泉町の滝
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鼠沢ノ滝

                                           平泉町の滝

 南三陸滝見隊 始動 !!

 隊員達に総動員令のメールを送り、長いオフシーズンがようやく開けたことを告げました。
 いよいよ南三陸滝見隊の出陣です。

 当初の計画では、日曜日に岩手県山田町のまだ入渓したことのない沢へ向かう予定でした。
 が、天気予報では大荒れの模様。
 しかも滝見隊には 「北へ向かえば雨が降る」 という強固で逃れ難いジンクスがあります。
 総員出動でいきなり雨というのは幸先悪い。
 よって計画を変更し、土曜日、平泉町へ向かうことにしました。
 帰宅するまで雨が降らないよう祈るのみ。

 土壇場での計画変更に関しては各隊員とすったもんだのやり取りがありました。
 「そりゃねえべ」とグズりまくるのを何とか説得して全員参加。
 バイク4台で走るのはひさしぶりで、ツーリング中話せるわけもないのですが、なんともうれしくなります。

 行き先を平泉に決めたのは、気仙沼隊員が指摘したように、これまで当地に入ったことが無いからでした。
 小さな面積で高い山もないことから、大した滝もあるまいと軽んじていました。
 衣川の滝と混同して行った気になっていたこともあります。
 しかしネットで調べてみれば平泉に滝が無いわけではないし、地図にマークの付いた滝もちゃんと載っています。

 今回の大きな目的は、滝マークがありながら、いまだにWebにUPされていない滝を見ることです。
 そこで目を付けたのが、戸河内川に流れ込む2つの支流にある滝。
 内陸の滝好きの人たちなら当然訪れているはずで、すでに掲示しているだろう、と思いきやどこにもありません。
 なんでだろ? なんで画像がないの? という疑問を解かなければ。

 まず入ったのが鼠沢。
 平泉中尊寺の裏山といってもいいような位置にあります。東北自動車道平泉トンネルの西側近辺。
 世界遺産に指定された中尊寺の横を通過しましたが、ウスラバカ揃いの我々は何の興味も示さず。
 鼠沢の林道を登って行き、耳のいい気仙沼隊員が音で滝を発見しました。
 少しばかりヤブコギをし、川へ降りてみると、何とそこは滝の落ち口。
 恐る恐る覗きこむと思った以上の高い滝です。
 滝下へ降りようと周囲をうかがうも、高い断崖に阻まれ降下地点が見つかりません。
 正面に降りなければどこからも写真は撮れないのです。
 Webに載っていないのは、誰も下まで降りていないから。おそらくこれが理由。
 
 どうにかして滝を正面から見たい我々は、2班に分かれそれぞれの方法で降りることにしました。
 体力のある気仙沼隊員と釣り師隊員は、ハーネスを装着して近くの断崖からザイルでダイレクト降下。
 そして、気力・体力には人一倍自信の無い、しょぼくれオヤジの小隊長とニーハオ隊員は、はるか下流の堰堤部分から沢登りすることに。
 この沢登りがもうホントに大変でした。
 ウェーダーを着込んだまま崖をヤブコギして沢に降りたものの、堰堤に溜った堆積物にズボズボ足をとられなかなか前に進めません。
 さりとて岸に上がっても、ヤブコギと倒木・流木だらけで進行速度はほとんど変わらず。
 ようやく滝下に到着した時には2人とも汗でドロドロでした。
 草木が繁茂するようになればおそらく侵入は不可能だと思います。

 そして対面した鼠沢の滝がこれです。初登場。 おそらくWebでも初UPではないかな。

DSC05266.jpg
 
 高い!
 岩盤が中ほどからえぐれ、直瀑の滝になっています。
 最初、我々4人は上部のバルコニー状になっていた落ち口に立っていたわけです。コエ~~~!

DSC05264.jpg

DSC05260.jpg

DSC05258.jpg

 水量が少ないせいか滝壷がありません。
 滝の下部、えぐれて洞になった空間には人が楽々入れます。
 洞に入って内側から滝越しに外を撮ろうとしましたが、ニーハオ隊員が横になって喘いでいるし隊員の持ってきた荷物が散乱しているので止めました。あまりみっともない画像はUPできません。
 
 この滝は周囲を岩壁に囲まれ、独特の世界観があります。
 水質に関しては、一応透明ではありますが到底飲める水準ではありません。
 濡れた岩は考えていたほど滑ることはありませんでした。
 えぐれた岸壁から崩落した岩があちこちに散乱していました。

 水質を考慮しなければ  

 下流の民家でこの滝の名を尋ねたら 「無い!」 とのことだったので、そのまま「鼠沢ノ滝」でいいと思うのですが、どうでしょうか? って俺は誰に聞いてんだ?

 探検はさらに続く!

                                  鼠沢⇒戸河内川⇒衣川⇒北上川




 

 
  1. 2013/04/06(土) 22:28:32|
  2. 平泉町の滝
  3. | コメント:0

桧山川の滝

                                           住田町の滝


 岩手県住田町の桧山川に行ってみました。
 はなっから奥に入る気はなく、下流にある見慣れた滝たちのご機嫌伺いです。

 まずは最下流にある 「大いわき」 から。

DSC05103.jpg
 
 何故 「いわき」 がひらがななんでしょうか? 誰にも聞いたことがありません。
 いくつか組み合わさった複合滝です。

 大いわきがあれば、その上流に「小いわき」 もあります。

DSC05113.jpg

DSC05110.jpg

 こちらも複合滝です。 
 規模的には「大」も「小」も似たようなもの。
 どちらにもすぐ下流に淵があります。
 もしかすると、滝の場所ではなくこの淵のことを「いわき」といっているのかもしれませんが、あえて住民に聞くことはありませんでした。

 
 さらに上流に進むと、「こが淵」があります。

DSC05115.jpg

DSC05118.jpg

 川幅いっぱいに僅かな段差の滝がありますが、メーンはやっぱり広くて深い淵です。
 底まで見えるきれいな水。


 そして今回初UPの滝。

DSC05123.jpg

 この滝、今まで見逃してました。
 悪くない滝。でも滝壷のほうが存在感ありました。深くて広い。 
 これより上流に人家はありません。


 桧山川下流の主役といえば、この滝をおいて他にありません。

DSC05128.jpg

DSC05129.jpg

 残念なことに、これだけの美滝でありながら名前がありません。
 人目についていたら必ずや名前が付けられたであろうすばらしい滝ですが、林道からはずれ樹木に隠れているために、めったに人が入らない場所です。

 見れば見るほどため息の出る滝。
 落差・水量いうことないし、岩盤の形状も見事。存在感がハンパでない。
 水質に関しては、画像を見れば一目瞭然。
 地下から湧いて出て来たかのごとく透明度の高い美味しい水です。
 苔の貼りつきも上等なら、滝壷も美しい。
 南三陸で、これだけ条件の揃った素晴らしい滝はそうそうありません。
 滝音高いのに気持ち穏やかになり、こういう滝こそいつまでも眺めていたい滝だと思います。


 実は滝見隊、これより上流には入渓したことがありません。
 林道上からならずいぶん上流まで行ってはいる、というか、この林道は五葉山の登山道でもあるのでここを通って何回か山頂まで登ったことがあります。
 でも入渓したことがないのです。
 沢の上流には未知の滝が必ずあると信じています。
 そして行こうと思い立ったらいつでも行ける場所です。
 でも南三陸に残された数少ない秘境のような気がして、なんだかもったいなくて入れずにいるのです。
 当ブログ来訪者ですでに入渓された方がいらっしゃるようです。
 滝見隊でもいつかは入ろうと思っているのですが、この沢を攻めきると後がないような思いがあって、できればまだまだ入りたくないというのが本音。
 南三陸の沢という沢を攻めきってしまったら、達成感よりむしろ寂しさを覚えるのではないかと不安に駆られます。

                                     桧山川⇒気仙川⇒広田湾




 

  1. 2013/04/05(金) 21:12:50|
  2. 住田町の滝
  3. | コメント:0

上西側沢の滝

                                          気仙沼市の滝


 ども、気仙沼隊員です。
 
 しまった!今日来るんじゃなかった! と見た瞬間思ったなあ。
 気仙沼市鹿折の上西側沢の滝です。あ、以前UPされてます。

DSC05331.jpg

 黒々した岩盤をほぼ直角に流れ落ちるカッコイイ滝なんです。
 気仙沼では有数の滝であること間違いなし。
 いつも隊長から「お前んとこ、ろくな滝がねえもんな。」と言われ続けている気仙沼でも、
 この滝ならどうにか他と対抗できるようなレベルだと思っているんだけど。

 でもしかし、今回行ってみたら、もうどうにもこうにも水不足状態で、なんとも情けない姿をさらけ出してました。
 考えてみたら、南三陸では雪解けがとっくに終わって、増水期は過ぎているもんねえ。
 雨降らないし、水量ないわけだ。
 もともと水量の無い小沢だから、いくらカッコイイ滝でも雨が降らないと恰好つかないです。
 上半身はスーツ姿でも下半身はブリーフ一丁みたいな。

 今日みたいな雨の続いた翌日あたりに行ってれば、おお、さすが気仙沼の誇れる滝と胸を張れたんすけどね。残念でした。

                       (記: M.M)    上西側沢⇒鹿折川⇒気仙沼湾



  1. 2013/04/03(水) 18:32:13|
  2. 気仙沼市の滝
  3. | コメント:0

猫川の滝

                                           遠野市の滝

 3月のある日、遠野市にある猫川の最上流を目指して行ってみました。
 貯水池から上にはまだ積雪が多く、バイクで登って行くには無理がありました。
 上流には未知の滝がありそうだったので引き返すのは無念でしたが、事故ったら大ごとなので仕方ありません。
 
 で、貯水池近辺の滝だけを見て、スゴスゴ退却することに。

neko01.jpg

 貯水池には合わせて3本の沢が流れ込んでいます。
 画像の滝は、真ん中の沢の出口付近にある滝です。

 大きな岩が積み重なったところを落下する滝で、岩盤はありません。
 岩には苔が貼り付いていないし、何となく人工的な感じのする滝です。本当に人工なのかもしれません。
 近くには砕石工場があり、落ち着いて眺められる雰囲気ではありませんでした。
 水質まずまず。  


 次は下の沢にある滝。

neko04.jpg

 滝そのものはいい滝です。角度があります。水もきれい。
 滝の片側が斜面になって、見る角度が限られます。
 目の前を林道が横切って、滝から流れ出た水はすぐに橋の下に入ってしまいます。
 周囲には流木が散乱していました。 景観もあまりよくありません。 


neko05.jpg

 こちらは貯水池下流、猫川本流の滝。再掲です。
 滝の全体的雰囲気ならこちらの方が断然いいです。

 水質があまり良くなくて、見た目透明ではありますが、川底には緑色の藻が着いています。
 崖の上にはダートの広い道。ダンプが砂埃を巻き上げながら通過していきます。

 新たな滝は発見しましたが、入りたい沢には入れず、気落ちする滝見行になってしまいました。
 雪が完全に溶けてからもう一度出直そうかと思っています。

                                 猫川⇒早瀬川⇒猿ヶ石川⇒北上川



  1. 2013/04/01(月) 20:32:40|
  2. 遠野市の滝
  3. | コメント:0

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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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