南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

氷上山 山腹の滝

                                         陸前高田市の滝

 陸前高田市民からもっとも親しまれている山が氷上山。
 市街地ならどこからでも見える、なだらかな山です。
 小隊長も小学校時代遠足で何度かお世話になりました。
 山頂まで登ったことも、確か4回ほどあったような。
 
 氷上山系にはいくつもの滝があり、発見したものは手当たり次第UPしてきました。
 めぼしい沢はほとんど登っています。
 おそらく、あっと驚くような滝が今後出てくる可能性は薄いと思います。
 ただ、すでに発見してはいるもののUPしていない小滝があるし、未発見のそこそこの滝はまだどこかに眠っているかもしれません。

 画像は、まだ掲載していない氷上山の滝です。
 標高は400~500mあたりだと思います。

PA280032.jpg

 これならなんとか見られるかなあ、といった感じの滝。
 見られないのが周辺環境。
 舗装された林道から近く、しかもちょっと陰になった部分に流れているためか、辺りにゴミが散乱しています。
 ふとんや枕、衣類、家電など。わざわざここまで捨てに来たんでしょうね。

 何度か書いたように、我々南三陸滝見隊のモットーは「とってくるのは写真だけ。残してくるのは足跡だけ」です。
 こんな場所に流れる滝は不憫ですね。水質が良いだけにひたすら残念です。

 印象度  


 今度は別沢の滝。

PA280039.jpg

 こちらはかなり奥まった場所に流れ、人が来そうにありません。
 2段構造の滝で、上下合わせて5mあるかないかのサイズ。
 水質はいうことなし。おいしい水です。
 苔の配置がいいし、小さいながらも釜があります。
 周辺は原生林風で、環境的にも申し分ありません。
 時々鳥やシカが啼くくらいの静けさで、あとはせせらぎの音ばかり。
 ゆっくりくつろげるいい滝です。

 印象度  

                                     無名沢⇒浜田川⇒広田湾




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  1. 2012/10/29(月) 21:47:35|
  2. 陸前高田市の滝
  3. | コメント:0

早池峰にも猿がいた。

道草・寄り道・油売り


 早池峰の紅葉です。
 期待外れとまではいえませんが、あまりに暑かった夏のせいか、何となく発色が悪いような感じがしました。
 黄色はまずまず。赤色が寂しいような。そして紅葉していない緑色が相当数ありました。
 峠付近は落葉が進み、早くも冬の気配がしました。

 早池峰登山道の小田越峠から川井方面に降りて行く途中、隊員の一人が猿を発見しました。
 隊員は数頭の親子の群れだといいましたが、小隊長はおそらく最後尾の猿1頭しか確認できず。
 ゴロゴロと太った大きな猿です。
 犬のような吠え声を上げ、こちらを威嚇して、あっという間に森の中に姿を消してしまいました。
 とっさに撮ったのがこの1枚。たったこれだけです。
 野生動物をカメラに収めるのは本当に難しいですね。

DSC03638.jpg

DSC03651.jpg

DSC03652.jpg




 
  1. 2012/10/28(日) 20:36:51|
  2. 道草・寄り道・油売り
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薬師川の滝

                                       宮古市川井地区の滝

 大迫から早池峰登山道を登り、峠を越えると薬師川に沿って降りるようになります。
 その薬師川にあるのがこの滝。

DSC03653.jpg

 水量豊かで幅もあります。
 真近で見ると迫力があって滝だと認識できますが、遠目に見るとあまり落差を感じられず、流れの一部と化してしまって滝としての存在感にはやや欠けるきらいがあるようです。
 開放的な滝で、紅葉の景観とマッチしてなかなかのものでした。

 印象度は 紅葉を加味して

                                 薬師川⇒小国川⇒閉伊川⇒宮古湾



  1. 2012/10/28(日) 20:13:42|
  2. 宮古市川井地区の滝
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早池峰登山道の滝

                                       花巻市大迫地区の滝

 今回は「滝探し」ではなく「滝見行」です。しかも過去2度出かけて画像もUPしてます。
 さらにさらに「滝見行」もいい加減で、メーンは紅葉見物でした。
 
 行き先は早池峰山。
 日が射していたので、思ったよりずいぶん暖かかったです。
 我々は用心の上にも用心して、真冬とあまり変わらない完全武装でバイクに乗っています。
 小隊長も、これまでは半ちゃん帽でしたが、寒さ対策のため今回からはフルフェイスのヘルメットに衣替え。視界が狭くなるし音は聞こえにくくなるしで、どうも自由が効かなくてイズイ(窮屈の方言)です。
 
 早池峰登山道はほぼ稗貫川に沿っており、途中いくつかの滝があります。
 下流から貼っていきます。
 まずは、本流にあり、最も滝らしい魚止滝から。

DSC03627.jpg

 地図では「魚止ノ滝」ですが、現地名は「魚止滝」になっていました。
 この滝に関しては、何も言うことがないです。すばらしい滝だと思います。

 次は、清廉ノ滝。稗貫川本流ではなく枝沢にあります。

DSC03636.jpg

 小ぶりで、三陸ではよくありがちなスタイル。
 道路際にあり、通行する車がうるさい。
 もう少し奥まったところにあったら良かったのに。

 もうひとつ、ちっこい滝。

DSC03640.jpg

 この滝も登山道の際にあります。鳴想ノ滝というそうな。
 ご覧の通りの小滝で、わざわざ名前付けんでもええんちゃうの?といった印象でした。

 そして最後は、笛貫ノ滝。

DSC03648.jpg

 これまで頭に残っていたイメージより、実際は3割くらい大きな滝でした。 
 画像の左右からも流れており、見ごたえある五月雨式の滝です。
 上部は草木に隠れているので全体を眺めることは不可能なのですが、かなり落差がありそう。
 紅葉とコラボして十分堪能できました。

                                      岳川⇒稗貫川⇒北上川





  1. 2012/10/27(土) 21:48:49|
  2. 花巻市大迫地区の滝
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伊沢田の滝

                                        一関市大東町の滝

 国道343号線、一関市大東町、鳶ヶ森トンネルの東口付近から北に登る沢があります。
 地名としては、伊沢田北沢か南沢になると思います。猿沢川の支流ですが、沢の名は不明。
 トンネルからわずか200メートルほど離れたところに滝が流れています。

DSC03614.jpg

 ひと言でいえば穏やかな滝。
 
 見なきゃあ良かったと思うようなひどい滝ではないですが、さりとて、わざわざ見に来ることも無いようなレベル。
 岩盤はしっかりしているし、浅いながらも滝壷も備わっています。
 水量はわずか。水質イマイチ。
 国道から車の通過音が聞こえ、のんびりできる環境ではありません。

 印象度  

                               不明な支流⇒猿沢川⇒砂鉄川⇒北上川
 
  1. 2012/10/24(水) 20:22:19|
  2. 一関市大東町の滝
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久保前沢の滝

                                        一関市大東町の滝

 先に紹介した岩倉沢の、山を挟んで反対(東側)斜面にあるのが久保前沢です。
 沢の出口付近は鬱蒼とした藪に覆われ、水量もごくわずか。
 一見しただけでは滝なんぞありそうもない、見放されたような小沢でした。
 しかし、入ってみなけりゃ分からないものですね。
 意外や意外、沢にはいくつかの滝が流れていたのです。
 これは、という滝2つを紹介します。

DSC03607.jpg


DSC03610.jpg

 どちらの滝も、物音ひとつしない森の中を静かに流れていました。
 環境的には、杉の人工林に囲まれて暗く、決して良いものではありません。
 どちらにも浅い滝壷があります。
 水質は、汚れているわけではないものの、清浄とはいえないような気がしました。
 しかし、滝自体は非常に穏やかでホッとできます。

 どちらも印象度は  

                                 久保前沢⇒猿沢⇒砂鉄川⇒北上川



  1. 2012/10/23(火) 19:46:01|
  2. 一関市大東町の滝
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岩倉沢の滝

                                       一関市東山地区の滝

 岩倉沢は、北上川に注ぎ込むまでに4つの川と合流する山深い場所にあります。
 とはいっても里から遠いわけではなく、ダートながら林道が整備されているため、行き難い訳でもありません。
 普通車でも容易にたどることができる沢です。
 林道沿いに登って行くと、小さなダムがあり、さらに登って行った先にこの滝はあります。

DSC03617.jpg

 水量がかなり少なめでした。その分滝音も小さめ。
 林道横にありながら、存在感はあまり感じません。
 大きな岩盤の上を階段を降りるように流れ下っていきます。
 滝壷は浅目ながらちゃんとあります。
 荒々しい部分はまったくなくて、全体的にはとても穏やかな印象の滝です。
 水質は、決して悪くはないですが、いいともいえず。
 上流に人工物があるようには思えませんでした。でも飲めるような気がしません。
 もう少し岩盤に苔が欲しいです。
 岩盤の大きさからして、もっと水量さえあれば、とちょっと残念でした。

 印象度  

                        岩倉沢⇒夏山川⇒比良石川⇒山谷川⇒砂鉄川⇒北上川




 
 
  1. 2012/10/22(月) 20:36:14|
  2. 一関市東山地区の滝
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中平川源流の滝

                                         陸前高田市の滝

 我が地元、陸前高田市を流れる気仙川。
 その源流の一部は一関市にある、ということをどれだけの市民が知っているでしょうか。
 もちろん知らなくても何の不都合もないですけど。
 「そんなバカな」という人が大半でも、事実は事実。

 ともかく、気仙川の源流の一部になっている中平川の滝を紹介します。
 あと300メートルもさかのぼれば一関市との境界線といった辺りにこの滝はあります。
 
 滝自体は申し訳程度のものです。
 見どころは、滝を含めた渓流。

DSC03621.jpg

 ごく狭いエリアながら、渓流というか渓谷というか、とにかく美しい景観の場所です。
 ここにある滝のひとつは、絶えずドボドボゴロゴロと低音の不思議な音を立てています。
 他でも聞いたことはあるけれど、珍しい現象。
 水がきれいで非常に和める空間になっています。
 ただし、上流には1軒か2軒民家があります。
 その先には、笹ノ田峠に向かうループ橋の巨大な橋脚がそびえたち、人工物だとか人物だとかをほとんど撮らない我々には殺風景なだけの風景が広がっています。
 

 全体としての印象度は  

                                中平川本流源流部⇒矢作川⇒気仙川




 
  1. 2012/10/22(月) 19:54:27|
  2. 陸前高田市の滝
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関口川の滝 2

                                           山田町の滝

 今度は関口川の本流です。

 山田町の川は奥の深いところが多いです。
 流域面積があるので、他の川と比較して水量があります。
 河口付近で水流がなくなっても、上流では十分な量が流れています。
 ただ、奥深くまで行かないと傾斜がありません。それが大きな滝のできにくい理由。

 関口川も奥の深い川。そしてやはり勾配の緩い川です。

DSC03604.jpg
 
 どちらかといえば、下流にある滝。再掲です。
 大きな滝ではありませんが、林道横にあり非常に目立ちます。
 見どころは滝より滝壷。
 岩盤の溝がそのまま滝壷になって、深く長く下流に延びています。
 のんびり見ていると、林道の先にある関口不動尊の参拝客などの車が横を通過していきます。
 もう少し道路から離れた位置にあればなお良かったのかも。

DSC03602.jpg

 こちらは関口不動尊の上流にある滝。
 滝を発見したものの、降り口が見つからず、ザイルを使ってほぼ垂直下降しました。
 上から見るよりかなり小ぶりな滝です。
 周囲を岩盤で囲われ、深い滝壷があって、落差がなくても見ごたえあります。
 景観がいいし、存在感あります。水質に関しても文句なし。
 滝を中心とした世界があり、とても和める滝です。

 印象度 

                                         関口川⇒山田湾





  1. 2012/10/21(日) 18:41:09|
  2. 山田町の滝
  3. | コメント:0

関口川の滝 1

                                           山田町の滝

 山田町の川侵攻作戦は道半ば。まだまだ未踏の川が残っております。

 今回は関口川です。
 過去1度入渓したことがあり、その際、時間の制約があって入れなかった枝沢がありました。
 地図で見ると、急傾斜で両岸から山が迫り、崖の続く沢。
 一見して、滝が無い訳がないと思わせる地形をしています。問題は水量です。

 関口川に入ってしばらくは、まったくの涸れ沢になっていました。
 少々不安になりながらも登って行くと、やがて水の流れが見え始め、滝を形成するには不足の無い程度には流れていたので安堵しました。

 枝沢に沿って古い林道があり、登るのは楽。
 しかし、残念なことにこの沢は、岩盤の少ないザラ瀬でした。
 登るにつれ期待感が萎んでいきました。
 地形的には大きな滝があってもおかしくないのに、出会うのは小滝ばかり。

DSC03598.jpg
 この滝は小さな岩石が堆積した上に巨岩が乗ったもの。
 大雨でもあれば、たちまち形状が変わりそうです。 

DSC03593.jpg
 深い滝壷があります。
 景観的には良くありません。
 滝としての存在感は薄いです。 

DSC03590.jpg
 小滝ですけど、この滝ならどうにか見られます。
 滝壷はなく、周辺環境も平凡。
 水質は文句なしです。  

 これといった滝を見つけられずに、関口川本流まで戻りました。

                                      枝沢⇒関口川⇒山田湾






  1. 2012/10/20(土) 20:34:55|
  2. 山田町の滝
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湯王滝 再々訪

                                        一関市大東町の滝

 南三陸滝見隊の核心である「滝を探す」ことは時間的に制約があってできず、「滝を見に行く」ことになりました。
 用事のついでに途中にある滝を思い出し、無理に時間を作って立ち寄ったというのが本当のところ。

 寄った先は湯王滝です。
 猿沢川の上流部、国道456号線を北上し、奥州市の境まであと1.5Kmくらいの地点。
 枝沢にあります。
 
 湯王滝を見たのは、今回で3回目。
 いつ訪れても印象が変わらない、とてもいい滝です。

 DSC03573.jpg
 手ぶれを起こしてしまいました。すみません。

DSC03577.jpg

DSC03580.jpg

 国道から沢への道を登って行くと、農家が2軒。
 奥の家の横、林道のたもとに鳥居があり、湯王滝の標識が建っています。
 崖上から滝元まで、やや危なっかしいながらも下り口は確保されており、ヤブコギはいっさい必要ありません。
 滝壷の前まで降りると、そこには穏やかな滝の世界があります。
 滝は途中で屈折した形状になっているためか、水音はあまりしません。
 滝壷は深く・広く、碧がかった透明な水がたたえられています。
 気分がほぐれ、和める滝です。

 唯一欠点といえば、滝壷横にある古びた建物か。
 おそらく神社だとは思うのですが、そのような造りではなく、何やら物置のようなシロモノ。
 景観に溶け込んだ色をしているのが幸いして、気にすれば気になるし、気にしなければ存在自体が忘れられるような建物です。

 ともあれ、イライラ・ガサガサしている気持ちをリセットしたい時などは、ゆっくりこの滝を眺めてみては。
 圧迫感を受けるような大滝ではないし、かと言って拍子抜けするほど小粒でもなし。
 ちょうど手ごろなサイズの滝で、景観も良く、ホッとできると思います。

                                  枝沢⇒猿沢川⇒砂鉄川⇒北上川



  1. 2012/10/15(月) 20:48:57|
  2. 一関市大東町の滝
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舞出の滝

                                         陸前高田市の滝

 ひさしぶりに地元の滝画像を貼ります。
 陸前高田市の最北部、気仙川の上流方向に進みもうちょっと行けば住田町という辺りに、西から東に向かって小川が流れています。
 沢の名は何というのやら。場所的には横田町舞出地区なので、仮に舞出沢としておきましょう。
 勾配はあるものの比較的短い沢です。水量もあまりありません。雨が降ればいっぺんに流れ出てしまうような沢です。
 
 舞出沢の印象は、周辺環境を含めてよくありません。
 林道にはあちこち目的不明な人工物が建っているし、杉の人工林ばかりが目立ちます。
 沢にも人の手が入っています。水はとてもきれいで、それだけが救い。

 勾配があって、岩盤質の川床もあるので、こんな沢でも滝があります。
 まずは、下流域の滝から。

DSC03581.jpg

 まったくの自然の中にこの滝があれば、そんなに悪くはない滝だと思います。
 でも、10m上流にはボックスカルバート(道路と川を交差させるため、道路の下に設置するコンクリの大きな四角形の導水坑のこと)があり、下流側にも同じものが滝壷を半分潰して設置されています。
 そしてご覧のように黒い水道パイプが滝の横を走っています。
 はっきり言って安らげません。むろん滝が悪いわけじゃないのですが。

  印象度  

 次は上流の滝。

DSC03586.jpg

 これはいい滝です。
 こじんまりとして、背景も悪くないし、雰囲気を持っています。
 ただしこの範囲だけなら、という条件付き。

 もう少しワイドにすると、
DSC03584.jpg

 黒いパイプが目立ち過ぎ。
 しかも、あえて画像からは外しましたが、このすぐ下流には、滝壷と一体になった簡易水道の施設が鎮座しております。滝を撮影するために立っている場所がそうなのです。
 この滝は、山の中に自然のままに放っておいてくれたらどれだけ良かったことか。
 それを考えるとどうにもこうにも残念です。
 いい滝なんだけどなあ、ホントもったいない。

 印象度 

                                      舞出沢(仮)⇒気仙川
 
  1. 2012/10/14(日) 18:03:59|
  2. 陸前高田市の滝
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室根山の滝

                                       一関市室根地区の滝

 浅学ゆえ、どんな方なのかまったくもって存じあげませんが、千葉需翁の記した一節に、
 「山腹の瀑布高さ十尋、疑うらく、是れ銀河空林に懸り昌珠撩乱岩を砕く」とあり。(Webより)

 これはどこの滝を指しているかというと、一関市室根地区の室根山にある姫瀧のことです。
 滝見隊では隊結成以前からこの滝の事は知っていました。
 ヤマツツジやヤマユリの咲く頃になると室根山には数えきれないほど山頂まで登っています。
 にもかかわらず、ただの一度も行ったことの無いまま今日に至っていました。

 それは何故なのか。
 小隊長の住む陸前高田から室根山はほんのひと走りの距離。
 気仙沼隊員なら下駄履きでも行ける(ウソです)近さです。
 行こうとすればいつでも行けるという気持ちがあり、そのうち他の滝に目がいってしまい完全に忘れ去っていました。
 そもそも、滝があることを知ってはいても、室根山の山容から推定して、傾斜はあるにしろ、僅かな沢水だけでとてもそんな滝が形成できるはずがないと思っていました。
 頂上から150メートル程下の山腹といえば、ほとんど水源地帯です。
 そんなところに岩をも砕く落差18メートルの高滝が本当にあるのでしょうか。
 千葉需翁には申し訳ないけれど、この一節は蛇を龍という中国式の誇大表現だと片づけておりました。

 ところが、仲間内で室根山の話題が出た拍子に「そういえば、あそこに姫瀧があったっちゃ」と思い出すことになり、それなら行ってみようと、あれよあれよという間に話が進みました。

 
 室根山は麓から山頂まで自動車道があるものの、滝と同じ高度の辺りに徒歩でも行ける道は無いようでした。
 これがあれば、登り降りすることもなく、かなり楽なのですが。
 下の道路から急な参道を直攀するか、または室根神社から降りて行くしかありません。
 我々は、室根神社の駐車場にバイクを停め、高度差でおよそ100メートルほど山道を降りて行きました。

 そして姫滝です。
DSC03559.jpg

 「う、う~~ん・・・・。」何とも言いかねる形状をしていました。
 想像した通りの急傾斜にわずかな水が流れていました。
 それは、見えないほど上から、見えないほど下まで延々と続いています。
 滝としてどこからどこまで区切ったらいいのか。
 これは小飛泉と言ってもいいのではないかという気がしました。
 上の画像は、とりあえず岩盤があって、滝として認識できる上流部です。

 その下の小滝。
DSC03563.jpg

 そしてその下流部。
DSC03567.jpg

 上に姫瀧の看板が建っています。
 全体的にはこの画像のような形状が延々と続いています。
 だから、落差どのくらいと聞かれても答えようがありません。

 とにかく決定的に水量が無いというのが最大の弱点ですね。
 水さえあれば、スペクタクル的に激変するような気もします。

 まあ、良くも悪くも想像の範囲内の滝ではありました。
 実際に見て来たことで良しとしましょう。

 印象度  

                               室根山源流⇒若菜沢⇒大川⇒気仙沼湾






 
  1. 2012/10/13(土) 21:45:55|
  2. 一関市室根地区の滝
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火の土川と横川の滝

                                           住田町の滝

 急に予定がキャンセルになってしまい、それではと住田町の滝をのんびり巡って来ました。
 ひさしぶりの単独行動。一人で山深く入るのは何かと危険が伴うため、バイクで簡単に見て回れる滝ばかりです。

 その中の、気仙川支流火の土川と、さらにまた支流の横川の滝を貼ります。
 まずは、気仙川の合流部から火の土川をおよそ1キロほど入った場所にある滝から。

DSC03556.jpg

 それほど落差はありません。
 川幅いっぱいに流れ、前方の景観も美しいので見ごたえあります。
 里の滝で、滝のすぐ横に道路があり、パッと目につきます。
 この付近には、同じ道路から眺められるきれいな尻高滝もあります。

 印象度   

 次は横川の滝。
 横川は気仙地方では飛び抜けて滝の多い沢。まさに滝銀座です。
 ここに来ると、滝好きにあるまじきバチ当たりな気分になってしまいます。
 それは、滝があまりに多いので、ひとつひとつの滝の印象が薄まってしまい、有難味をあまり感じなくなってしまうことです。
 とにかく下流から最上流に至るまで、次から次に滝が現れます。
 この沢には1/25000の地図に3ヶ所の滝記号がありますが、とてもとてもそんなもんじゃないです。
 びっくりするような大滝はないけれど、どれもが粒より。手軽に登れて、沢登りが楽しくなります。
 川床のほとんどが岩盤。勾配があってザラ瀬があまり無いのが この川の良さ。
 そんな沢の滝です。

DSC03548.jpg

DSC03553.jpg

 水がきれいで渓流も美しく、小さな滝でも存在感があって映えます。
 これは横川の下流にある滝。
 本番は林道が沢から離れるところから始まりますが、それはまだ先です。
 
 印象度  

                                     横川⇒火の土川⇒気仙川





  1. 2012/10/10(水) 20:00:00|
  2. 住田町の滝
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石割松の滝

                                           住田町の滝

 住田町の蓬畑沢の滝をひとつだけ紹介します。
 
 蓬畑沢にはこれまで2度入っています。
 しかし、廃棄寸前の林道からは沢までの高度差があり過ぎて沢がまるで見えないし、そうかといって下流から沢伝いに登ろうにも藪が深すぎて、滝がありそうな場所までたどりつくには相当な労力を使いそうでどうにもこうにも侵攻できず。
 地形や沢の状態から、必ずやまだ見ぬ滝が眠っていると確信していますが、その滝をいつになったら見られるのか、あるいは見ぬまま諦めてしまうのか、今はまだ何とも申し上げようがございません。

 で、誰もが見れる下流にあるのがこの滝。

DSC03547.jpg

DSC03542.jpg

 雰囲気のあるとてもいい滝です。
 苔の貼りつきがすばらしいです。
 いい意味で南三陸の標準的な滝だと思います。
 滝としての存在感があります。
 
 滝の横の道路際には「石割松」の標識が。
 どこにあるんだろうと見回しても、近くに松の木はありません。
 老木になって倒れてしまったのでしょうか。
 そこで滝の名にこれを拝借することにしました。
 道路から滝を挟んで反対側に小さな社があるので、ちゃんとした滝の名があるのかもしれません。
 
 この滝は里の滝です。
 すぐ上流には小橋が架けられ、滝のすぐ近くや周辺に民家があります。
 落ち着いて眺めようにも、すぐ横にある道を車が通って行きます。
 上流にも民家があるので飲んでみようとは思いませんが、透明度の高い水が流れています。

 印象度  

                                     蓬畑沢⇒坂本川⇒気仙川



  1. 2012/10/08(月) 19:36:26|
  2. 住田町の滝
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室ノ沢の滝

                                           登米市の滝

 二股川侵攻作戦パート2であります。
 岩手県から宮城県に変わっても同じ川。
 低山ばかりの状況に変化はありません。
 入渓したのは、登米市東和町の室ノ沢。
 それまで惨憺たる結果しか残せず、こちらとしては期待値を最低レベルまで落として入らざる得ません。

 ところがところが、この沢、期待以上の沢でした。
 至る所に黒々とした岩盤があり、小滝があちこちに。
 落差の無いのは傾斜が緩いためどうしようもありませんが、それに加えて水量も大幅に不足気味です。
 少しくらい雨が降ったところで、地中に吸収されるだけで、とても沢水の増量までいかないでしょう。

 沢を登って行くと、やがて二股に分岐し、その中間に神社がありました。
 「大滝不動尊」と読めたので社の裏側に回って見ると、ありましたありました。

DSC03531.jpg

 落差3mほどでしょうか。滝壷も広く、なかなかいい滝です。
 もっと増水すれば岩肌全体を水が流れるに違いありません。
 雰囲気もあります。
 名前をつけるなら「室ノ沢不動滝」以外何があるといった感じ。
 ただし、この滝、重大な欠点があります。
 滝の落ち口、頭にコンクリートの冠を被っているのです。
 なんのためかよく判りませんでしたが、滝に貼りつけるように小さな堰堤がありました。
 これにはがっかり。せっかくの滝の景観がだいなしです。(当然、写り込まないように撮影しました)
 「大滝不動尊」というからには、おそらくこの滝がご神体と思われます。
 そんなご神体の頭をコンクリで塗り固めるとはいかがかなもんでしょうか。
 それなりの事情があるとは思います。しかし滝好きの我々から見たら「何とご無体な!」でした。

 滝の上部に見えるパイプは、下流にある民家の水道管です。
 つまり水質に関しては良好ということになりますね。

 印象度  

 
 そこからさらに上流を目指した我々は、思いがけず大きな滝を発見しました。
 滝音があまりに小さく、気仙沼隊員の合図が無かったら、危うく知らないままに通過しているところでした。
 
DSC03522.jpg

DSC03517.jpg

 これはいい!問答無用のいい滝です。
 これに水量さえあったら鬼に金棒。登米の名勝のひとつになってもいいくらいのりっぱな滝です。
 滝だけの規模なら、同じ登米市の北上山地側にある「馬の足滝」など足元にも及びません。
 三陸南部のあまたある大滝と比べたらちょっと可哀そうですが、それでも北上山地南端部では有数の滝に違いありません。
 堂々たる構えです。
 加えて、正面右側にはアンコールワットの一部を連想させるような岩盤が屹立していて、こちらも見ごたえあります。
 林道からほんの少しだけヤブコギが必要。造作もなく滝下に降りることができます。
 増水期にまた来てみたい滝です。

 印象度  

                                     室ノ沢⇒二股川⇒北上川




 
  1. 2012/10/07(日) 20:47:58|
  2. 登米市の滝
  3. | コメント:0

二股川源流部の滝

                                        一関市藤沢町の滝
 

 宮城県最北部、北上川に合流する二股川は、その源流のひとつが岩手県一関市藤沢町にあります。
 そこは宮城県気仙沼市と目と鼻の先。境界線上といってもいいような場所です。
 内陸の川と沿岸の川の分水嶺がこれほど沿岸部に近いところにあるとは地図を眺めるまで知りませんでした。
 道路上を走っていても、あまりに低い山々ばかりで、どこが峠でどこが分水嶺なのかすら分かりません。

 今回は全員(といっても生き残り4名しかおりません)で二股川探検に向かいました。その1として、岩手県編です。
 行くに当たっては、まったくというほど期待をかけていませんでした。
 地形上からも実績上からも、ここら辺に大滝やすばらしい滝があるとは思えないからです。
 なるべく期待値を低くして向かった方が小滝でも喜べるというもの。

 この辺りは県や市町村の境界が入り組んで、自分がどこにいるのかがよく分からなくなります。
 「おい、ニーハオ。ここはどこの市なんだ?」
 「知らねえよ。地図見れや。」
 「おい、滝バカ。ここは何県?」
 「岩手か宮城のどっちかだべよ。俺に聞いたって無駄。」
 「おい、釣り師。ここはどこだ?」
 「尖閣諸島だっちゃ。」 こんな調子です。 

 最初に入ったのが、二股川本流の源流部。千松という場所。
 結論からいえば、ダメダメ川でした。
 勾配が無さ過ぎで、水量も無し。川相も良くないし藪だらけ。
 川床は岩盤の無いザラ瀬です。水質も決して良いとはいえません。

DSC03512.jpg

 滝らしい滝はまったく無くて、とりあえず撮ったのがこの1枚。
 深い釜があることぐらいで、他は褒められるようなものがありません。
  印象度  
 
 次は近くの沢野入沢川。
 はじめの沢より若干良くはなっていましたが、それでも全体的に低調な川でした。
 なにより勾配が無さ過ぎ。目線を上げるまでもなく、視界に山の稜線が入って来ます。
 標高200mクラスの低山ばかりで、平地でも100mくらいありますから、傾斜が緩く奥行きの無い川になってしまうのは仕方のないところ。

DSC03513.jpg

 小滝ながらたたずまいは悪くない滝です。
 穏やかで落ち着ける滝でした。水質けっこういいです。
 滝壷に小さなヤマメが泳いでいました。
 ただし杉の人工林に囲まれて、環境悪し。
 管理された植林ならまだしも、倒木だらけで荒廃してました。
 
 林野行政の杜撰さは、ここに限らずどこの山でも目にします。
 これからますます高齢化が進み、放棄された人工林ばかり残ったらどうなってしまうのでしょうか。
 殺伐とした山の風景を見るにつけ、思うところはたくさんありますが、何の力も持たない小隊長です。
 暗澹たる思い。

 印象度  

                                   沢野入沢川⇒二股川⇒北上川
  1. 2012/10/06(土) 22:00:57|
  2. 一関市藤沢町の滝
  3. | コメント:0

滝守

道草・寄り道・油売り


 山の中の滝の傍によくいる動物は何でしょう?
 そんなこと聞いても、知っちゃいねえよ!と言われるのがオチですから、さっさと自分で答えます。
 それはヒキガエルです。別名ガマガエルとも。

 人家から遠い、森林の中を流れる滝などで、時々目にします。
 三陸の清流の滝でしか見たことがありません。
 内陸の滝や、三陸でもあまり水質が良くないような滝周辺ではまったく見たことがありません。
 姿かたちからは想像できにくいですが、きれいな水を好むようです。
 ホントにそうかとWebに検索掛けてみましたが、どこにもそんなことは載っていませんでした。
 でも実体験からそうだと思っています。

 清流のカエルといえば、コロコロときれいな鳴き声を出すカジカガエルを連想します。
 三陸の滝にはカジカガエルも生息しています。
 でもその実体となるとほとんど目にしたことがありません。
 鳴き声とは裏腹な、小さくて黒く痩せたカエルで、見栄えがしないですね。

 ヒキガエルは目立たない色をしていながら存在感があります。
 ユーモラスでありながら威厳もあります。
 四足を踏ん張ったその格好を見るにつけ、何となく「滝守」といったイメージが湧いてくる動物です。
 滝を背景にした姿を画像にしたいと長年思い続けています。
 こちらの思惑どおりの場所に居たためしがないので、いまだ願い叶わず。
 いつかはちゃんとしたやつを撮りたいものです。

 下の画像は、三陸のあちこちの滝で出会った「滝守」達です。

P7140014.jpg


P8090004.jpg


P9230020.jpg


P9230012.jpg




  1. 2012/10/02(火) 20:10:32|
  2. 道草・寄り道・油売り
  3. | コメント:0

糠沢川の滝

                                       一関市室根地区の滝

 先日、気仙沼市の横沢川を探検した後のおまけみたいなものです。

 横沢川のある津谷川のさらに上流部にある沢が糠沢川です。
 こちらは完全に一関市になります。

 沢は斜度がなく、しかもザラ瀬。
 民家や田畑に囲まれた場所を流れており、水質はよくありません。
 ほとんど期待しないまま上流へと向かいました。

 滝はひとつだけ発見。

DSC03489.jpg

 この画像だけならけっこう良さげに見えますよね。
 でも全体を撮ると、

DSC03488.jpg

 滝の上、左手に波板トタンが置いてあります。
 田畑に水を引くため設置したようです。
 左端にはコンクリートの用水路があります。

 川幅いっぱいの滝で、滝壷も広く、何もなければそれなりに見どころはあります。
 しかし、平地の滝ゆえ、周辺には民家が点在し、田畑があり、人の捨てたゴミはあるし、水はきれいじゃないし、滝そのものにも人の手が入っているといった具合で、とても和めるようなものではありませんでした。

 印象度は    滝に罪はないんですけどね。

                                     糠沢川⇒津谷川⇒太平洋



  1. 2012/10/01(月) 21:50:00|
  2. 一関市室根地区の滝
  3. | コメント:0

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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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