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南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

僧呂滝

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 宮古市川井地区の滝        


 山に生えているアジサイも種類がよく分からない植物のひとつ。
 おそらくこの辺のは、エゾアジサイだとは思うものの、ガクアジサイがあれば、ヤマアジサイもあり、おまけにこんな色変わりもあるし。
 ともかく、今はアジサイの季節で、山に入れば沢筋でたいていお目にかかります。
 こんなのはいくらお目にかかっても構わないけれど、山に入ればいつかはお目にかかってしまうヤバい奴がいます。
 クマです。
 今回出会ってしまいました。
 沢の名が熊穴沢っつーんだから出会うのも当然か。

 岩手県宮古市川井地区。
 久しぶりに僧呂滝へ行ってみることにしました。

 熊穴沢(地元ではクマンナ沢というらしい)へ入ってすぐに小さな滝があります。
 たしかドウドウの滝とかいったはず。
 バイクを停めて写真を撮ろうと思ったのですが、泥濘地だったんで、スタンド立てたらコケそうなんで、先へ進むことにしました。
 そしたら林道の真ん中にしゃがんでいたんですよ。
 こっちがあっ!!と思ったら、向こうもアッ!!と思ったらしく、脱兎のごとく(クマなのに兎はないだろ)藪の中に飛び込んで行きました。 間違いなく成獣です。
 「い、今の見たか?」
 「何を?」 とニーハオ隊員。
 「あ、いや、何でもねえ」
 しゃべるの面倒くさくて、おっかなびっくりそのまま前進。
 現場を通り過ぎてから、心臓バコバコし始め、しばらく落ち着きませんでした。
 帰りに確認したら、付近にミツバチの巣箱が設置されていました。

 久しぶりに入った林道は随分痛んでいました。
 崩壊が進んでいます。
 以前は滝の横まで普通に車で行けたのが、崖崩れや倒木で現在では途中までしか行けなくなっています。
 廃道と化した道端にバイクを停め、そこからはしばらく歩き。

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 懐かしい 僧呂滝 の看板。
 柱が腐って、立て直すこともできません。
 味のある看板だったのに。
 滝はこの下に流れています。

kmlo3.jpg

 定番の位置から。 滝の前のカエデが邪魔。
 かといって、岩盤の上に乗っかってのピンポイントの撮影なんで、移動することは不可能。
 この位置、崖下から十数mの高さがあります。

 で、上流側に場所を換えて、再度チャレンジ。

kmlo4.jpg

 なんて撮りにくい滝なんだべ。

kmlo5.jpg

 僧呂滝 落ち口から。 右下が滝壺。
 ロープで支えてもらっても、これが限界。

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  僧呂滝はパッと見1本滝に見えますが、実は2段構造の滝です。
  これは上段の滝。

 
  まあ安全を期すなら、この程度で良しとすればいいんでしょうけど、正面から見ないといまいちフラストレーションが溜まるのも事実。


 一応ロープは持参してるんですが。
 「どうする? やっか?」 崖のえぐれ度がハンパないので気が進まない。
 「せっかく来たんだからやっぺし。」 ああ、やっぱりな。

 道路を下りながら、どこか降下に適当な場所はないかと確認。
 ロープで宙づりになるのだけはまっぴらごめんです。
 100mほど下ったところに、えぐれのない場所があったので降下ポイントにしました。

 ハンパでない急斜面。
 樹木にロープを縛り付け、慎重に慎重に降下開始。
 川床まで降りたら、後は楽ちん。
 水深は深いところでも膝くらいまでしかありません。
 やや滑りやすい水質。 上流何もないのですが。
 川底は歩きやすいので、バシャバシャ侵攻。

 間もなく僧呂滝というところの左岸からは、これまた趣のある高滝が流れ落ちています。

kmlo7.jpg

kmlo8.jpg

 これ、もう少し水量あると素晴らしい滝に変貌します。

kmlo9.jpg

 右に僧呂滝。 左上の崖上辺りが最初の撮影場所です。 足元がえぐれています。

kmlo10.jpg

 僧呂滝。

kmlo11.jpg

 いい滝です。

kmlo12.jpg

 川底から遠目に見ると、2段の滝だと確認できます。
 薄暗い場所で手持ちのコンデジ。 ボケボケ画像で申し訳ありませぬ。

kmlo13.jpg

kmlo14.jpg

 デジイチ担いで来てスローシャッター使えば綺麗に撮れるはず、とは思うものの、随分前からそんな気力を無くしています。
 水中落っことしてもあきらめの付く値段と 持ち運びの軽さを最優先。
 芸術性のある画像より、とりあえず記録ってことで勘弁願います。

kmlo15.jpg

kmlo16.jpg

 いろいろ試しても、画像にあまり変化のつかない滝です。
 でも、世界観のある素晴らしい滝ですね。

 このまま林道が廃道化していったら、この滝もいつか忘れ去られるのだろうか?
 それではあまりにももったいないので、道路だけは補修してほしいもんです。

 (それから滝からの帰りに発見したんですが、相当下流に、ロープを使わず安全に川岸に降りられる道をみつけました。
 少々ヤブコギありますが、危険性は少ないはず。)


   岩手県宮古市川井   僧呂滝   熊穴沢 → 小国川 → 閉伊川

 
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  1. 2019/07/29(月) 20:45:27|
  2. 宮古市川井地区の滝

中之又沢の滝

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 宮古市川井地区の滝


 川井の滝シリーズも今回でおしまい。
 ラストはご存じ、かどうか分かりかねますけど、けっこう知られた滝、 中之又不動滝です。

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 やはり洪水の影響で、周辺が荒れた印象。
 以前はもっと苔が多く、滝壷も広く深かったような気がする。

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 林道を挟んで、反対側に朽ち果てる寸前の不動尊が どうにかこうにかといった体で建っています。
 時間の問題じゃないだろうか。

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 まとまりのある直瀑の滝。
 逆に、まとまり過ぎて面白みに欠けるか。
 いや、けっして悪くない滝ですよ。
 水質だっていいし。

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 現在は落ち着きがないので、洪水の影響が消えるまであと少し待った方がよさそうです。


 中之又不動滝の陰に隠れて、顧みられることが少ないですが、中之又沢にはもうひとつ見ごたえある滝が流れています。

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 正確には中之又沢に落ち込む枝沢の滝です。

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 落差はこちらの方があります。
 でも水量が少ないため、迫力不足。
 雰囲気的にも、やはり不動滝にはかないません。


           岩手県宮古市川井   中之又沢 → 尻石沢 → 三国川 → 閉伊川

  1. 2017/10/11(水) 19:24:31|
  2. 宮古市川井地区の滝

尻石沢の滝

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 宮古市川井地区の滝           鳥か豚、 じゃなくて、トリカブトです。 全草猛毒です。


 川井の滝シリーズ、続きます。
 今回は、小国川支流、尻石沢。
 前々回は、クマに追っかけられてただただトンズラの一手。
 前回は、ニーハオ隊員の急な体調不良により断念。
 ということで、入渓は3度目の正直。 今度こそ源流近くまで突撃してきました。

 srsc2.jpg

 崖が急で、降下するのに若干てこずりました。
 最上流の滝といってもいいかと思います。
 小滝はこれより上流にもありましたが、滝らしい滝といえばこれ。

srsc3.jpg

 壷が広くて雰囲気のある滝。
 ただ滝そのものはこれといった特徴がありません。

srsc4.jpg

 水質は抜群にきれい。 青く見えます。
 文句なしに美味い水。
 印象度  


 前々回クマに遭遇した場所に流れる滝。

srsc5.jpg

srsc6.jpg

srsc7.jpg

 まとまり感のある滝。
 周辺は洪水の影響が残り、やや荒れた印象。
 印象度  

 コンデジのバッテリーを忘れたばっかりに、これらはすべてスマホでの撮影。
 人物や静物ならどうとも思わないけれど、絶えず変化するものを被写体にすると、どうにも納得しかねる画像しか撮ることができません。
 画素数ならスマホのほうが断然あるのに。
 あんたがヘタだから、といわれてしまえばそれまでか。


         岩手県宮古市川井   尻石沢 → 三国川 → 閉伊川

  1. 2017/10/08(日) 20:51:20|
  2. 宮古市川井地区の滝

土沢の滝

tyty01.jpg
 宮古市川井地区の滝

 撮影枚数が少ないのでサラッとまいります。

 小国川上流部の土沢に流れる滝。

tyty02.jpg

 正確には土沢の枝沢にあります。

tyty03.jpg

 雰囲気としては全然悪くない。
 水質がいいし、苔の貼りつきも良好。
 これで滝壷があれば。

tyty04.jpg

 気にかかるようなものはない代わり、これといって売りになるようなものもないごく平均的な滝だと思います。
 印象度  


          岩手県宮古市川井      枝沢 → 土沢 → 小国川 → 閉伊川

  1. 2017/10/06(金) 20:16:40|
  2. 宮古市川井地区の滝

タモンタワの滝

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 宮古市川井地区の滝

 気温がぐっと下がり、高い山から紅葉開始。
 こうした時期に山へ入ると、思わぬ幸運にありつけることがあります。

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 滝見隊では誰一人キノコに詳しい者がおらず、それゆえどんな災難に巻き込まれるか分からないので、キノコの採取は原則禁止にしています。
 原則というのは、あるキノコだけは誰がどう見てもそれ以外はないので、それだけは解禁にしているからです。

tmtmk2.jpg

 といえばお分かりですね。 松茸です。
 目的が違うので、めったにあることではありませんが、滝探しの途中、何かのはずみで松茸を手にすることがないこともないのです。
 この松茸もそんな1本。 
 こんなにきれいに地上に顔を出す訳がなく、傘の上には枯葉がてんこ盛りになっていました。
 撮影用にお掃除。
 傘が開いて匂いがイマイチでしたが、大きくて食べ応えがありました。

 さて、滝です。

DSC_0024.jpg

 タモンタワの滝。
 すばらしい滝です。 堂々としてみごと。
 直瀑でバランスが良い。これぞ滝といったスタイルをしています。
 水量はやや少なめ。

DSC_0026.jpg

 場所は、岩手県宮古市川井地区。 栃内沢の支流にあります。
 栃内沢は滝の宝庫。 あちこちに見栄えのする滝が流れています。
 その中でも群を抜いてデカいのが、このタモンタワの滝。
 なのに、ほとんど紹介されたことがありません。

DSC_0027.jpg

 撮る奴がマヌケで、この日、撮影しようとしたらコンデジのスイッチ入らず。
 バッテリーを充電したまま自宅に忘れて来てしまったのです。
 で、スマホでの撮影に変更。
 扱い難いし、画質が違うしで、思ったように撮れません。
 帰ってから見たら、どれもこれも同じようなアングルになってしまいがっくり。

DSC_0027.jpg

DSC_0032.jpg

 滝の横がガレ場で、しょっちゅう崩壊しているようです。
 大石小石が川に流れ込み、深い滝壷が形成されません。
 これで大きな釜があったらいうことなしでしたね。


          岩手県宮古市川井 栃内沢 → 小国川 → 閉伊川   タモンタワの滝

  1. 2017/09/30(土) 21:58:53|
  2. 宮古市川井地区の滝

尻石沢の滝

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 宮古市川井地区の滝                ネムノキ


 宮古市川井地区を流れる小国川。 その支流が尻石沢。
 途中で中之又沢と分岐し、その中之又沢には割と知られた不動滝が流れています。

 滝見隊3人は、最初小国川最上流の新田牧場の沢へ侵入を試みましたが、ネットの防護柵によって入ることができず、2つめの目標として尻石沢へやって来ました。
 以前皆で入ったことがあり、その時は、デカいクマと遭遇して戦闘モードに入られたんで慌てふためいて逃げてきた川です。
 今度こそはと勇んで入り、割といい滝を発見しました。

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 林道の上から見た滝。

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 そのズーム。

 簡単には降下出来そうにない角度だったんで、ザイル投入。
 クマの気配を窺いながら、川辺まで降下しました。

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 落差あまりないものの、雰囲気のいい滝です。

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 水質がすばらしい。 磨いたようなクリアブルーで、引き締まった感じ。
 日本酒ではなくジンのようなキリリとした透明度。

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 洪水の痕跡がまだそちこちに残っていたのが残念。
 苔がもう一度貼り付いたらさらに良くなるに違いありません。
 印象度  

 この後、さらに上流へ登ろうとしたら、
 「スト~ップ。 具合が悪いから俺帰るわ・・・・。」 とニーハオ隊員。
 覗いたら、冷や汗が出、顔色が悪い。
 車で来たのなら、しばらく車内で休んでいることもできるが、今回もいつも通りのバイク。
 パッと帰れる距離ではないし、1人で返すのも不安だし、ということで、3人ともここでUターンして帰宅することにしました。
 これから、というところでしたが、バイクだと心細く感じることも多く、こうなるとお互い様です。
 尻石沢を2度入って、2度リタイア。 滝見隊とは相性が悪いみたい。
 いずれまた再挑戦します。


          岩手県宮古市 川井地区   尻石沢 → 小国川 → 閉伊川

  1. 2017/07/20(木) 20:43:26|
  2. 宮古市川井地区の滝

早池峰東麓の滝  その2

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 宮古市川井地区の滝


 前回の続きです。
 行程をすっ飛ばしたところがあります。
 実は、高桧沢へ入る前、タイマグラのキャンプ場のあるところからタイマグラ沢へ侵入しておりました。
 ところが入ってすぐ、ゲートがあってそれより上流へは行けないようになっていたのです。
 地図を眺めると、傾斜があって、水量はあるし、川床は岩盤っぽくなっています。
 こういうところなら規模はともかく滝があるに違いないと思える沢だったので、かなりがっくりきました。

 「おいおい隊長、上に林道のようなものがある。」 とニーハオ隊員。
 地図を見ると、なるほどタイマグラ沢の中流部を横断するように道が走っています。
 現在でも使われている林道なのか、それとも雑草がはびこった廃道と化しているのか、行ってみないことには分かりません。
 鈴久名に向かう道路の途中から林道に入ればタイマグラ沢へ行けそうです。
 高桧沢へ入り、出てきたらラストに行くことにしました。

 そうして入った高桧沢。
 まずまずの滝を見つけて、若干安堵した気分のまま目当ての林道に侵入を計りました。
 林道はバイクで問題なく進行することができましたが、4輪ではどうでしょうか。
 崖の崩落はないものの、倒木や落石、泥濘地が所々にあり、ちょっと困難かもしれません。

 クマ除けに時おりクラクションを鳴らしながら、 なんとかタイマグラ沢に到着。
 何と、着いた早々林道から連瀑が見えるではありませんか。

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 この水量と傾斜の具合から、上流にはかなりの滝がありそうです。
 特別な装備は必要なさそうなので、バイクを放置するとそのまま遡上開始。

timgr03.jpg

 「おお、すげえ!」
 いくらも進まないうちに気仙沼隊員の放った声。

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 見事な連滝です。
 連滝でもまとまり感があって、ひとつの滝として見ることができます。

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 規模的にも十分大きく、滝壷はあるし、水質も上等。 
 言うことありません。 すばらしい滝です。

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 我々が想像した通り、薬師川系の沢にも見ごたえある滝が人知れず流れていたのです。

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 「名前あるんだべか?」
 「これくらいの規模だったらあるんじゃねえの。知らんけど。」

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 単体の滝だけではなく、まとまりある連瀑帯がすばらしい。
 こんなのがUPもされず、いまだに未知の滝として流れている訳です。
 やっぱ探してみるもんですね。
 名前がないのも困るんで、とりあえず タイマグラ沢の滝 とそのまま呼ぶことにしました。
 下山途中、パトロール隊員とか地元民とかに出会ったら、滝の名前を尋ねようと思っていましたが、こんな時に会うなんて都合のいいことはあるはずがない。
 印象度  

 以上が今回の早池峰東麓の滝探しでした。
 全体としてかなり雑な滝探しで、もっと丁寧に探していたらさらに見つけた可能性もあります。
 入っていない沢もまだ残っていますから、その気になったら再挑戦をしようと考えています。


          岩手県宮古市川井 江繋 タイマグラ       タイマグラ沢の滝

  1. 2017/07/05(水) 20:43:18|
  2. 宮古市川井地区の滝

早池峰東麓の滝  その1

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 宮古市川井地区の滝         薬師川


 岩手県の早池峰山の西側、岳川系の川には、名の知られた滝がいくつも流れています。
 たとえば、魚止ノ滝。 たとえば、笛貫ノ滝。 たとえば、七折ノ滝 などなど。
 ところが峠の小田越を越え旧川井村に入ってしまうと、とたんにこれといった滝がなくなってしまいます。
 なんでや。 本当に薬師川系の沢には滝がないのでしょうか?
 
 早池峰登山には、西側の大迫方面から登って来る人達が大部分で、東側のタイマグラ方面は少数。
 よって、西側の開発が進んで、人があちこちに入り、大きな滝も公にされてきた歴史があるのでは。
 それに比べて東側の薬師川系の沢にはあまり入る人がおらず、仮に大きな滝があっても公表されないまま今日まで来たような気がします。
 実際これまで未公表だったタモンタワの大滝を発見したのも、川は違っても早池峰の東側でした。
 早池峰の東麓に滝はあるのかないのか。 
 ほんとのところはどうなんだべ、とここで南三陸滝見隊の出番となりました。

 結果から先に申し述べますと、行くのを急いだもんで、明らかに準備不足でありました。
 ネットからの少ない情報によれば、薬師川系の沢には、舟石滝(権現滝)、滝薬師の滝、親子孫滝、十二鏡の滝、などという滝が存在するはずでしたが、精査しなかったばかりに、薬師川に入ってもどこがどこやら状態。
 次回行く機会があれば、もう少し準備を怠らないようにしなければ。

 前編・後編に分割します。
 まずは、前編から。

 我々が旧川井村へ入る場合は100%遠野市から立丸峠を越えて入ります。
 現在、峠はトンネル工事中で、一部は開通しています。
 おかげで少しばかり時間短縮になりました。

 川井村が宮古市に編入されたのがいまだに馴染めない小隊長。
 遠野から峠を越えたとたん宮古市とはどうにも実感がない。
 そんなことはともかく、江繋から薬師川に沿って登って行きました。

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 この2つの滝は、薬師川本流のどちらかといえば下流に流れる滝です。
 川が大きいので落差を感じ難く、あまり存在感のない滝ですが、滝下まで降りると十分な大きさがあります。
 もしかすると、下の画像の滝は 滝薬師の滝 というのかもしれませんが確定できず。
 ともに印象度  

 当初の予定では、薬師川下流に合流する向田地区の沢へ入るつもりでしたが、いくらも行かないうちに
 「黙って山へ入ったら通報するけんね。」 という警告板が出現。 トラブルは避けたいので すごすご撤退。
 「黙って入んなきゃいいんだから、叫びながら入ったらいいんでないの?」 と同郷の釣り師隊員。
 いつのもアホな発言を完全スルーして本道へ戻りました。

 しばらく進んで再び支流の小桧山沢へ突撃。
 見つけました。

hycnb4.jpg

hycnb5.jpg

 うん、これなら。
 もう少し落差が欲しいですが、滝壷はあるし、景観がいいし、水もきれい。
 いいと思います。 ただ、どうだという存在感はありません。
 印象度  

 さらに登って、この滝。

hycnb6.jpg

 上の滝よりかなり落ちます。
 

 傾斜が弱くなり、水量も減ったので 小桧山沢を撤退。

 本道に戻って、途中2本の沢へ突撃計画がありましたが、あまりの藪のひどさに躊躇して突撃中止。

 そして来ました、タイマグラ。

hycnb7.jpg

 そうか、俺達はパワースポットにいるのか。

hycnb8.jpg

 規制看板はあっても、滝見隊は全員バイクなんで、規制外。 ブイブイ登って行きます。

hycnb61.jpg

 ちなみに、ここがタイマグラキャンプ場。
 早池峰山頂は雲の中。

 少し進んで、鈴久名に向かう道路との分岐。
 そこから高桧沢へ突入しました。

hycnb62.jpg

 う、嫌な看板。
 でも、この絵。 腹の痛くなった人間を揉んで手当しているように見えなくもないんだが。

hycnb63.jpg

 ほら、見れ見れ。
 新しいぞ、この爪痕。
 これが人間の肌なら大惨事。

 バイクで走っている分には攻撃されまいと信じ、荒れまくった林道をクラクション鳴らしながらロデオのごとく進んで行きます。

hycnb64.jpg

 ちゃんとした滝だ。

hycnb65.jpg

 名前あってもおかしくない滝格です。
 もしかすると 親子孫滝 かも知れませんが、確証なし。
 印象度  

 この上流、湿地になり、水量もなくなったのでUターンすることに。

 次に入った沢で とうとうすんばらしい滝を発見したのでありました。
 
 後編に続く。


             岩手県宮古市川井地区       薬師川系各支流

  1. 2017/07/03(月) 20:03:55|
  2. 宮古市川井地区の滝

タモンタワの大滝

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 宮古市川井地区の滝


 積雪がほとんど無いとはいえ 内陸の峠越えは今回がシーズン最後。
 向かった先は、岩手県宮古市川井地区。
 遠野市から川井地区へ入る立丸峠は、周辺がすでに雪。
 でも道路だけは融雪剤を撒いたのかほとんど乾燥しており、バイクで通過しても問題ありませんでした。
 寒さ対策で極寒用の装備で出かけたものの、それでもやっぱり寒く、顔や手足から冷たさが伝わって来ました。

 タモンタワの大滝は桐内(きりない)沢にあります。
 
 タモンタワはどうみてもアイヌ語。
 桐内も、桐が「山」、内が「沢」というアイヌ語だそうです。
 北海道に限らず、岩手県にも「内」を含む地名があちこちにあります。
 「ナイ」と読めばアイヌ語が転化したものだし、「ウチ」と読めば後に入った和人が付けたもの。
 岩手県ではやはり「ナイ」が圧倒的に多い。
 「沢」の意である「内」の後にわざわざ「~~内沢」と付けているところも方々にあります。
 
 川井地区にもアイヌ語源の地名が多そう。
 この近くの よく知られたタイマグラもそのひとつで、「森の奥へ続く道」の意。
 「大麻座」とか「大麻倉」は後に被せた当て字で、なかなか浸透せず、現在も「タイマグラ」と表記するのが一般的。

 桐内沢は、とてもいい沢です。
 川床に岩盤が多くて、見ごたえのある滝が至る所に流れています。
 今回、滝見隊の3名は出発時間が遅かったこともあって、そうした滝はチラ見しただけで、タモンタワの大滝1本に絞りました。
 来年、暖かくなったらもう一度来てみたい沢です。

tmot2.jpg

 この滝の最初の出会いは崖の上から。
 下流から見上げるようなかたちで出会ったら、感激は倍増するんじゃないでしょうか。

tmot3.jpg

 桐内沢系の滝では群を抜いた大滝です。
 なのに、未だ我々のブログ以外ではお目に掛っていません。 何でや?

tmot4.jpg

 滝の横に廃道化した林道があり、ヤブコギは一切なし。
 ただし、崖にはイバラ多数あり。
 気仙沼隊員が滑りそうになって思わずイバラを掴んでしまい、手のひら出血しました。 痛いんだな、これが。
 滝下まで素手で降りようと思えばできなくもありませんが、やはりロープを垂らしたほうが安全確実です。

tmot5.jpg

 ひと言でいうなら、すばらしい滝。
 落差十分。水量もこれくらいあればノー文句。
 水質にケチのつけようもありません。

tmot6.jpg

 前回も述べましたが、残念なことに、この滝の滝壷は小さくて浅い。
 それはどうやら滝壷の右岸側が関係しているみたい。
 右岸側の斜面はガレ場になっているため、何かと崩れやすいからです。
 我々が足を置いただけでグズグズと崩れます。
 おそらく雨のたびに土砂が崩れ落ちて滝壷に堆積するんじゃないでしょうか。
 それでも今回見ると、前回よりかなり改善されていました。
 まとまった雨が少なかったようです。
 デカイ滝壷あったらどんだけすごかったか。

tomt6.jpg

 直瀑のまとまりある大滝です。
 来て見て満足満足。 満たされた気分で帰ることができました。

 印象度  

             
             岩手県宮古市川井 桐内       不明沢 → 桐内沢 → 小国川 → 閉伊川 → 宮古湾



  1. 2015/12/20(日) 21:32:22|
  2. 宮古市川井地区の滝

三垂沢の滝

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 宮古市川井地区の滝


 遠野市から峠を越えたとたん宮古市だなんて、いまだに違和感のある小隊長。
 「だったら、高田の山を越える前にもう一関市っつーのもそうとう違和感あるっちゃねえ」 と釣り師。
 そんなことはどうでもいいっすね。

 岩手県宮古市川井地区の小黒にある三垂沢。
 以前偵察にちょっことだけ入ったことがあり、その時は川床に岩盤が多くてとてもいい沢だなと思っていました。
 藪だらけでその時は入れず、落葉期を待ち、今回改めて本格的に滝探しに入りました。
 撮って来た紅葉の画像と合わせて紹介します。

sntr2.jpg
 ブナやミズナラ、カシ類はほとんど葉を落としましたが、カエデ・モミジはまだまだ頑張ってます。

sntr3.jpg

 三垂沢下流部にある滝。
 前回発見した大きな滝です。
 結果的には、三垂沢最大の滝でした。

sntr4.jpg

 藪だらけで 道から離れた場所に流れ、車で入ったらちょっと発見できないんじゃないかと思います。

sntr5.jpg

 滝と滝壷の間に、左右から門のように岩が塞いでいます。
 非常に特徴のある滝。
 名付けるとすれば 両門ノ滝 か。

sntr6.jpg

 雰囲気を持ったとてもいい滝です。
 水質にも文句ありません。

 ここからどんどん上流に向かって行きます。

sntr7.jpg

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 連瀑帯の一部。 美しい景観。

sntr9.jpg

sntr10.jpg

 夏だったら葉が邪魔して見られなかったかも。

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 岩盤が露出し、小滝がたくさんあります。 いい沢です。

sntr13.jpg

sntr14.jpg

sntr16.jpg

 林道はほとんど利用されていないらしく、草が生え、凸凹多し。
 最上流部は沢に突き当たって、バイクでも進めなくなりました。
 そこからさらに奥地へと歩を進めましたが、倒木、泥濘地、藪になってしまい、真昼の死闘 状態。
 傾斜がなくなったところで撤退しました。
 小滝とはいえ数があったため、けっこう楽しめました。

sntr17.jpg


                                            三垂沢 → 小国川 → 閉伊川 





  1. 2015/11/01(日) 19:52:01|
  2. 宮古市川井地区の滝
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Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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一関市花泉地区の滝 (2)
一関市東山地区の滝 (7)
一関市川崎町の滝 (6)
一関市大東町の滝 (24)
一関市藤沢町の滝 (2)
一関市室根地区の滝 (4)
山田町の滝 (17)
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大槌町の滝 (43)
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陸前高田市の滝 (145)
気仙沼市の滝 (30)
南三陸町の滝 (15)
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東松島市の滝 (1)
秋田県 東成瀬村の滝 (3)
秋田県 湯沢市の滝 (3)

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