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南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

青野滝川の滝

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 宮古市田老地区の滝


 田老の廃鉱山を出た滝見隊は次の、そして最後の目的地へ向かいました。
 といっても幾らも走らない距離だし、かつて来た道。
 前回, 周辺をウロウロしたおかげで土地勘もあります。

 国道45号線から青野滝集落へ向かう細い道をしばらく下がっていくと、左に枝道があり、入ってちょっと行くと空き地があるので、そこへバイク4台を並べました。
 
 この場所は台地状になっており、北側の谷底に川が流れています。
 高すぎて上からはまったく見えません。 青野滝川です。
 
 台地の上から、川底まで下りるルートは確立されていません。
 地域住民にとって この森は何の用もないのか、杣道・山道など確かな道がどこにもないんです。
 なので、適当な場所から谷底めがけて適当にヤブコギしながら降りて行くだけです。
 高度差200m。まるで奈落の底。 しんどい。 森の中は風が通らないため湿気が多く、汗ダラダラになります。
 途中道らしきものに遭遇して辿っていくといきなり断崖で終わったりして。 おそらくケモノ道でしょう。
 羽虫が飛び回りイライラさせられます。 濡れた衣服がまとわりついて動きにくい。
 かついできた来たザックが枝に引っかかってコケそうになったり。 
 滑るし、急斜面では掴まるものがないと転落しそうです。

 とにかく谷底まで到達したら、あとは滝目指して進むだけ。
 前回はそれで失敗し逆方向へ進んでしまいました。
 今回は降りた場所に見覚えがあって、位置関係が判断できたので迷うことがありませんでした。
 アホはアホなりに頭の片隅に記憶が残っていたようです。

 青野滝川には3本の滝が流れていると前々から知っていました。
 下流側2本は、連続した段瀑で、2本合わせて 青の滝 というようです。
 この滝が元になって、青野滝川やら青野滝という地名が起こったようです。
 名前の通り、滝つぼの色が神秘的な碧い色をしているのが特徴。
 そして上段の滝は隠れ滝となり、正面からは見えない構造になっています。
 
 この滝から上流にもすばらしい滝が流れています。
 前回来た時、ニーハオ隊員の突然の体調不良により滝の姿を見ないまま撤退していました。
 しかしその姿は、ブログ『ハイキングさ あべじゃ』の画像により知っていたのです。 ありがたいこってす。

 上流へ向かってジャブジャブ川を遡っていくと、間もなく現れました。

aoju3.jpg

 青の滝 です。
 これは下滝。
 広くて大きな滝壷があります。
 すぐ上に上滝が流れているのですが、穴倉のようで正面からは見えません。
 これが隠れ滝といわれる由縁。

aoju4.jpg

 気になることがありました。
 前回訪れた時より碧い水の色が若干薄れたような気がします。
 前回は、上流でまだ三陸道の工事が行われていました。
 今回は完全に終わっています。
 なのにこれはどういうことなのでしょうか?

aoju5.jpg

 上滝を見るには、画像左側の下滝の横を登っていくのが唯一の方法。
 滝の左右とも高い岩盤がのしかかるように覆っていて、それ以外は登攀不可能なのです。
 斜めになった岩場で、濡れて非常に滑りやすく、引っ掛かりがほとんどなく、人ひとりがやっとの場所。
 我々は交代で上滝を撮影によじ登りました。
 3人登って足場がヌラヌラしてきたためか、4人目に登っていった釣り師がまんまと滑って滝壷へダイブ。
 「おい、泳ぐのはこの後の滝だって言ってっぺよ。はしゃぐの早いぞ」 と容赦ない罵声。
 「スマホ、どした?」と心配すると、
 「ザックの中。 持ってなかった。」 さては狙ってやったのか。

aoju6.jpg

aoju7.jpg

 これが上滝。
 撮るのにこれがギリギリ。
 暗くて画像がぶれまくりですが、三脚なんか置くところがありません。 っーか、元々持って来なかったんですけど。
 固定できる足場がなく、気を許すとズルッといきそうで怖い。
 ユニークなすばらしい滝ですが、とてもやっかいな滝でもあります。

 これより上流を目指すためには、滝を直登できないので高巻きをしなければいけません。
 左右どちらにも巨大な岩盤があり、ここをえっちらおっちら登って回り込み、さらにまた川まで降りることになります。
 どちらにしても急登なので辛い。

aoju8.jpg

 下から20分くらいかけて青の滝の落ち口まで回り込みました。 洞穴みたいです。

 これより100m程で上流の滝へ行くことができます。 
 特に障害になるような場所はないので川まで降りれば後は楽。

aoju9.jpg

 見えました。 素晴らし。

aoju10.jpg

 まとまりの良い滝で、景観も文句なし。
 小休止すると、着ている服のまま滝壺に飛び込みました。 
 蒸し暑さに耐えられず、今年初の水浴びとなりました。
 生き返った感じ。

aoju11.jpg

 特に指摘するような欠点がない滝です。
 もしこれ以上望むとすれば、規模的なものくらいかな。
 印象度    
 
 沢登り用のコスチュームなので、水に濡れても気にならないのですが、この後の急傾斜の戻りは青息吐息のきつさ。
 バイクまで戻った時には、泳いだ時の気持ちよさはすっかり消えていました。
 さらに、せっかく着替えて帰路に就いたのに、宮古市内でいきなりのゲリラ豪雨に遭遇。
 バイクでは逃げ場がなく、ひたすら早く止んでくれと祈るばかり。
 体中突き刺すような雨に打たれて、ヨレヨレで帰還しました。 
 
 しばらく北方面に出かけなかったので忘れていたことがありました。
 滝見隊が北に向かうと雨が降るという鉄板みたいなジンクスがあったのです。
 お天とさんはそれを忘れさせまいと、今回も律義に実行してくれたようです。
 んでも、見たかった滝は見れたし、とりあえず無事でなにより。


    岩手県宮古市田老    青野滝川     青の滝  など


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  1. 2018/07/31(火) 19:33:11|
  2. 宮古市田老地区の滝

長内川の滝

ugs01.jpg
 宮古市田老地区の滝


 「先のほうは草木に覆われて廃道化してますけど、ゲートなどはありません。
 車なら途中まで。 バイクなら相当奥まで行けるはず。
 ただし、入り口のほうは某企業が、奥は大学の施設があります。
 不法侵入になるので、くれぐれも無断で施設内には立ち入らないように。」
 
 そんな注意を受けて滝見隊は、国道45号線から廃鉱山のダート道に入って行きました。
 ある人々にはとても有名な鉱山跡の廃墟がこの先にあるのです。
 建物内に黙って入り込んで、廃墟を撮影したり、心霊現象なるものを撮りに来るマニアが引きも切らないらしい。
 管理者にしてみれば、怪我程度ならまだしも、死亡事故でも起こされたら管理責任を問われかねないでしょうからね。

 もとより我々滝見隊に廃墟マニアはいないし、心霊現象などには全く鈍感で、霊のほうが呆れて相手にしないようなアホ連中ばかり。
 このようなことにはまるっきり無関心だし、施設を見学している時間もありません。
 なので、その筋の方々には申し訳ありませんが、完全スルーで一帯を通り抜けました。

 地図をポケットに忍ばせ 雑草だらけの凸凹道を奥に突き進んでいくと、トップを行く滝バカが、
 「あった。 音がする。 多分これだと思う。」 と皆を止めました。
 位置的にもそこだと思われますが、何せ草木の密度が高くて、道路からはまったく見えません。
 先が見えないため、慎重に崖を降りていきました。
 ロープがあれば万全ですが、なければ無いでも木につかまりながら降りることはできます。
 他のブログなどを見ると、下流から廃校を通り安全な道を辿って滝まで行けるようなことが記載されてありました。
 しかし今回時期的にも草木が繁茂し、年月も経っており、どこがどこなんだかといった状況で、確認できませんでした。

ugs03.jpg

 鶯谷の滝。  我々にとっては初見。

ugs04.jpg

 落差10mとか。
 バランスのとれたまとまりのあるすばらしい滝です。
 画像右側に写っている青い鉄製の梯子が少々目障り。

ugs05.jpg

 深くて広い滝壺があります。
 一見すると水質もよさそう。
 蒸し蒸しする暑さにいたたまれず、「泳ぐか」 とニーハオ隊員が言いましたが、ここは鉱山。 
 どんな成分が混じっているか分からないので止めさせました。 
 それに今泳いだら、次の目的地に行くまでにはぐったりしてしまいます。

ugs06.jpg

 雨の少ない時でさえこれくらいの水量があるんですから、まず十分と言っていいでしょう。
 廃鉱山という場所さえ気にしなければ、周囲のたたずまいも良好で、いい雰囲気です。
 印象度    

ugs08.jpg

 青い梯子を上ってみると、宮古水道局の分水装置のようなコンクリートの上に出ました。
 滝の上流には大小2つの堰堤があります。
 滝の上はちょっと幻滅。 見なけりゃ良かった。


 逆に見て良かったのが、次の滝。 びっくり!

usg09.jpg

 林の間から見えただけでも相当な大滝だということが分かりました。

 急斜面を下って近付いていくと、

usg09a.jpg

 我々にとっては久しぶりのドキドキ感。 文句なしのでっかい予感。

usg10.jpg

usg11.jpg

 すっ         げーっ!!!!
 落差どれくらいあるんだろう?  20m? あるいは30m? もしかして50m?
 とにかく巨大な滝であることに間違いありません。

usg12.jpg

 この滝、別のブログにも載っていたんですけど、木の陰になって全体像が分からなかったものなんです。
 そのほかのブログではまるで見つけられませんでした。
 だから最低この滝だけは今回の遠征で何としても見たかった、大注目の滝でした。

 名前がはっきりしません。
 画像の載っていたサイトでは「清流の滝」 となっていましたが、単に「きれいな川に流れる滝」の意かもしれないし。
 とりあえずはそのまま 清流の滝 としておきます。
 分かった段階で掲載します。
 
 ようやく懸案だった滝の全貌をこの目で見ることができました。 願い叶いました。

usg13.jpg

usg14.jpg

 これだけの大滝にかかわらず、思いのほか水音が静かです。
 水量にはまだまだ余力がありそう。 大雨の後に来たら どんだけの迫力になるんだか。
 印象度はやっぱ   です。


          岩手県宮古市田老町   鶯谷の滝  清流の滝   鈴子沢 → 長内川 → 田老湾



 
  1. 2018/07/27(金) 23:07:06|
  2. 宮古市田老地区の滝

機織りの滝?

IMG_2614.jpg
 宮古市田老地区の滝                               田代川


 しょっぱなから脱線します。
 ちょっと前になりますが、小隊長が使っていた渓流足袋が耐用年数を越え、とうとう壊れてしまいました。
 靴のサイドが破れてガバガバになってきたのです。
 新しい物と替えねば沢登りできません。
 
 趣味で使う専用品というのは 汎用品と違ってどんなものであれ高価になりがち。
 渓流足袋だって、そんじょそこらで売っているものではないので値段が張ります。
 小隊長は奴隷の身分とさして変わらない生活を送っているので、それほど自由に金を使える訳ではありません。
 家人に揉み手・ゴマ摺り・土下座してお小遣いをもらっているのが現状。
 そこで、何か代用品がないかと探していたら、この手があったかと思わせるサイトに出会いました。
 沢登りの際、小中学生が学校で上履きとして履いているズック靴を転用しているというのです。

 さっそく買ってきた上履き靴。 580円也。 安。
 はたして使用に耐えられるのか、宮城県大崎市にある盗人滝の沢登りで実際に履いてみました。
 結果、長短あることが判明。
 長所は、圧倒的に軽いこと。 長い距離を歩くと疲労度が違ってきます。
 乾いた岩場なら効果的。
 そして短靴だから、足首の動く角度が広くなり、自由度が増します。
 その分くるぶしが露出してしまうので、保護のため足首用のサポーターを履きました。

 欠点。 こちらの方が多かった。 専用品じゃないから、当然と言えば当然なんだけど。
 まず、底がペラペラに薄くて、角のある石を踏むと痛い。
 次に、布製とはいえ、靴の中に水が入ると抜けないこと。
 水の中を歩くだけならそれでも問題ないですが、川原を歩くとグチュグチュ音がします。
 そしてこれが最大の欠点。 濡れた岩の上では滑るのです。
 ゴム底なので買った時から一抹の不安はあったのですが、ヌルヌルの岩では滑りまくり。
 盗人滝で岩の上から滑って落水したのもこれが原因。

 結果。このままでは使いものにならないことが判明しました。
 しかし1度しか使用していないものを捨てるのももったいないので、対策を施すことに。
 水抜き対策として、側面に小さな穴を開けました。
 そしてこれがミソ。 
 濡れた岩場での滑り止め対策として靴底にシリコンを塗り、フェルトの中敷きを貼り付けました。

 さて、これでどうなったのか。 岩手県宮古市田老にある青野滝で再実験。
 結果オーライでした。 専用品ではないのでオール満足とはいえませんが、まずまず要求を満たすレベルではあります。
 専用品なら1万円はざらにあるなかで、何と小隊長のは、本体580円、サポーター200円、フェルトの中敷き200円(すべて税別)で済んだのであります。(シリコンは業務用を転用)
 総額千円少々で渓流靴ができました。

 渓流足袋の時は、足の指が二股に分かれていたため、しょっちゅう親指の爪が黒く変色して死んでいました。
 岩場でのグリップ力は落ちますが、今度は足指が全部一緒なので、爪を傷めることはないはず。

 隊員に披露したら、「いい歳こいたオッサンがそんな不細工なもん履いて、恥ずかしいと思わんの?」 だと。
 ウエーダー履いたままイオンモール徘徊するやつに言われたくねえって。
 体裁より中身ですよ、中身。 でも、本当の渓流シューズ、欲しいなあ。


 ようやく本題。
 地図をご覧ください。
 岩手県宮古市田老地区。 田老川支流田代川の中流部です。

tasirogawa.jpg

 この川に、馬場の滝 (ばんばのたき) というのが流れているとWEBで知りました。
 地図を見ると この川には、宮古市野外活動センター上流部に1ヵ所だけ滝マークがあります。(赤丸印の中)
 となれば、滝の名称こそないものの このマークが 馬場の滝 だと誰だってピンと来ますよね。

 そこで我々は 青野滝の帰途 そのマークの場所へ行ってまいりました。

IMG_2609.jpg

 そんなに大きな滝ではないけれど、水量豊富で重低音の滝音を響かせていました。

IMG_2611.jpg
 
 水圧を感じる滝です。

IMG_2613.jpg

 上から見た流れ。

IMG_2612.jpg

 なるほどこれが 馬場の滝 かあ。 さすが名前があるだけの滝だな、とその時は何も疑問を感ぜずに帰宅しました。
 ところが、家で再びWEBを開くと、どうも形が違うし、位置も違う、ということに気が付いたのです。

 馬場の滝はもっと下流、馬場地区と鍛冶ヶ沢地区の間あたりにある滝らしい。
 滝見隊は、地図の滝マークこそ馬場の滝だと信じていましたから、途中の川などまったく見ていません。
 通過途中の何処かにあったはずなのです。

 では我々が撮って来た滝マークの滝は何なのか?
 それこそ 機織りの滝 ではなかったのか?
 馬場の滝 より上流にあり、落差はないものの幅がある滝で、まるで機織り機械のように見える滝、というからには、ほぼ 機織りの滝で 間違いないと考えます。
 ただし、現在のところ確証を得られていません。 他に画像もないし。
 もしこれが 機織りの滝 ならWEB初登場になるわけですが・・・。

 いつかそのうち再突撃して一帯を探し 確証を得なければと決意している滝見隊でございます。

            岩手県宮古市田老町          田代川 → 田老川



  1. 2015/08/24(月) 22:06:41|
  2. 宮古市田老地区の滝

青野滝の青野滝

aont1.jpg
 宮古市田老地区の滝                      青野滝の海岸


 右往左往 という言葉がぴったりな滝見行になってしまいました。

 岩手県宮古市田老。 国道45号線にある 道の駅たろう から海岸部に下りた先に 青野滝という集落があります。
 そばを流れる青野滝川にあるのが 青野滝。
 このことから、まず滝があって、その名前を集落の名前にし、川の名前にまでしたのは明らか。
 他とは順序が逆ですね。

 青野滝を見に行く明瞭な道はありません。
 行く前に検討した結果、川の南側を通る重津部地区へ通じる道から入って行くのが最短距離になりそうでした。

  現地へ行ってみると、たまたま車で休んでいた工事作業員と話をすることができました。
 「こちらには道が無い。真崎大橋を渡って対岸へ行けば、川まで降りられる山道がある。」 とのこと。
 これはいいことを聞いたぞ、と対岸へ回り込んで、川へ降りる枝道を探しました。
 ところが、ありません。
 いや、あるにはあるのですが、入山禁止の立て札だらけで入れないのです。
 立て札の無い道へ入ると、すぐに藪になっていたり。

 そこで、かなり遠くなるけれども河口部からなら行けるんじゃないべか、と考え、海岸まで降りてみました。
 しかし、そこでも津波の崩壊箇所があり、藪だらけでどこから入って良いのか分かりません。
 Uターンして集落まで登ってきたら、第一村人発見。
 「以前は、川の手前に滝まで行ける山道があったが、今ではどうなっているか分からない。」
 これはいいことを聞いたぞ、と再度海岸まで下りて、川への山道を探したものの、藪だらけでまったく分かりません。

 「どうすっぺ?」 と3人で鳩首会談。
 「こうなったら最初に戻って、最短距離から降りていくしかねーべな。」
 というわけで、結局始めの地点からやり直し。 
 やれやれ。 1時間以上時間を無駄にしました。

 地図で見ると、道路から滝まで最短で200mあまり。
 ヤブコギあったとしてもそれぐらいならどうにか我慢出来る範囲と考えていました。
 ところが現地に来てみると、あまちゃんもいいところ。
 道路は尾根筋にあり、そこから急激な斜面を降りていかなければならなかったのです。
 道はありませんから完全ヤブコギ。 実質500mくらいは草木をかき分けての進行になります。
 下れば下るほど傾斜がきつくなり、やっと川が見えたあたりでは岩盤が露出して降下ポイントを探さなければいけません。
 どおりでWEBにもほとんど載ってないわけだ。 川の姿を見るだけでも辛酸なめこで容易でないもの。

 そしてようやく目の前に現れた滝。

aont2.jpg

 青野滝はまさしく 青の滝 でした。
 僅かに色が濁っています。 これは上流で三陸自動車道の造成工事が行われているせい。
 工事が終われば再びコバルトブルーの鮮やかな水色に戻るはず。

aont3.jpg

 すばらしい雰囲気を持った滝です。
 秘境の滝 といった雰囲気。

 印象度  

 青野滝川には3本の滝があるという話。
 上流に1本、直瀑の滝が流れ、約100m下流に2本続けてあるらしい。こちらも直瀑。

 実は滝見隊。この滝が単独で流れている上流の滝だとばかり思っていました。
 そこで、今度は下流にある2本の滝を見に移動。
 といっても川の両側が崖になっていたりで、高巻きもしなければならず、そう簡単にことが運びません。
 とにかく下流側の滝を見たさに黙々と足を運びました。
 ところが行けども行けどもいっこうに滝が現れないのです。
 200mも下ってきたあたりで、さすがにこれはおかしいと気付きました。

 「さっき見てきた滝。あれが2本ある下段の滝だったんじゃないの?」
 「やっぱりそう思う? 俺もそうだと思う。」
 「ゲッ! また戻りかよ。」
 というわけで、再度上流へ。 もう疲労困憊。ヘトヘトです。
 仮に誰かがGPS持っていたにしても、滝の位置が分からないのだからどうしようもありません。

 ヨレヨレになって戻って来た先程の滝。

aont4.jpg

 落ち口はトンネルのようになって真っ暗。
 
aont5.jpg

 しかし、上には空が。
 でも違いました。
 空だと思っていたのが、滝だったのです。

 下の滝のへりにある岩盤を登ってみると、

aont6.jpg

 あったあ~!
 これこそ青野滝の隠れ滝です。
 正面からは岩盤にさえぎられまったく見えません。
 撮影ポイントもこの1点だけです。
 人には見られたくないといったような滝。
 直瀑で深い滝壷があります。
 この場所で10枚くらい写真を撮りましたが、ミストが写り込んでしまい、2枚しかモノにならず。
 その1枚がこの画像です。

 印象度  


 この後、高巻きをして上流の滝を目指すつもりでしたが、ニーハオ隊員の体調が急変。
 荒い息を吐き、顔が青ざめ脂汗を出しています。
 暑い中バイクで長距離を走り続け、緊張しながらのヤブコギ、高巻きしながら川を行ったり来たりで相当疲労したようです。
 一人だけ置き去りにするわけにはいかないので、上の滝は断念せざるえません。
 しばらくその場で休憩した後、ヨロヨロと急斜面を登り道路に戻りました。

 川のそばにあった洞窟。

aont7.jpg

 クマでも寝ていたらえらいことになるので近付かず。

 もしこの川にリトライするのなら、今のような時期でなく、草木の葉が落ちた頃でないと行くのは容易ではありません。

         岩手県宮古市田老町 青野滝          青野滝沢 → 太平洋




 
  1. 2015/08/23(日) 20:50:57|
  2. 宮古市田老地区の滝

自己紹介

小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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