南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

明神道の滝

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 大船渡市三陸町の滝


 峠が雪に閉ざされ、バイクでは滝探しができなくなってしまいました。
 車で峠越えすることはもちろん可能ですが、面白さが半減します。
 雪山に入るのはさらに困難。
 というわけで、今年、南三陸滝見隊の活動はシーズンオフに入りました。
 後は滝見隊大賞選考会という名目の忘年会をやれば終了です。
 
 来春まで長い冬休みに入りますが、沿岸部の滝なら見に行くことはできるので、暇をみながらボチボチ行くつもり。

 さて、岩手県大船渡市の首崎半島にある 明神道の滝 です。
 過去2~3度訪れたことがあります。

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大雑把に星印の辺り。

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 首崎半島を巡る周回林道の途中から沢を100mほど登ったところ。
 林道は普通車でもどうにか通行できますが、悪路。
 沢に沿って廃道があり、ヤブコギはありません。

 滝は2段構造。
 その上段部。

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 三陸地方にはまとまった雨が長期間降っていないため、水量はごくわずか。
 急傾斜で流域面積が狭い当地では、すぐに雨が流され、保水力が無いのが泣きどころ。

 下段部。

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 滝のすぐ上には巨木が。

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 滝の横にも威厳ある古木が生えています。

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 画像では全然大したことないように見えますが、実際は深山の滝を思わせる神秘性の高い滝です。
 もっと水量があれば。

 現在は落差が数mほど。
 実は、滝下に同じ高さくらい岩石や土砂・倒木が堆積しています。
 水量がないので、それらを押し流す力がないんですね。
 きれいさっぱり片付けたらどんだけの滝になるやら。
 印象度  


                  岩手県大船渡市三陸町 首崎半島  明神道の滝



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  1. 2016/12/18(日) 18:21:38|
  2. 大船渡市三陸町の滝

鹿鳴ノ滝 そして大窪渓谷 秋 

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 大船渡市三陸町の滝


 前回の続きです。
 大船渡市の大沢渓流を出た後、そのまま五葉山登山道を登り、釜石市との境界にある赤坂峠から大窪山に至る連絡道に入り、大窪渓谷までやってきました。 連絡道の分岐はちょっと分かりにくい。
 赤坂峠までは舗装路、連絡道はダートの悪路、大窪山の周回道は舗装路。 どこも狭いながらも普通車で大丈夫(たぶん)。

 大窪渓谷は大沢渓流以上の紅葉でした。 ピークといっていいかも。

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大船渡市には紅葉スポットが何ヵ所かありますが、ここ大窪渓谷は景観の良さではNO.1かも。

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 行楽客の車もけっこう多く、すれ違い困難な場所もあるので、おちおちバイクを停められません。

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 吉浜川では最大の、鹿鳴ノ滝。

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 小隊長だけでなく、滝見隊員すべてがお気に入りの滝です。
 それだけにこれまで幾度も登場しています。

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 左側の細い流れは別沢の滝。 大きな滝壷有り。

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 時期としては、いちばんいい時に来たかもしれない。
 こんだけタイミング合うことも少ないです。

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 新緑も美しいけど、紅葉もいいなあ。

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 雨が少なくて渇水状態になっている滝が多い中、この滝は水量が十分にあります。

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 鹿鳴の滝の少し上流。
 2連の滝があります。

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 肉眼ではクッキリハッキリ奥行きあるんですけど、画像にすると遠近感がなくなってベッタリした画になるのが残念。

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 11月とはいえ青空が広がり、穏やかで暖かな1日。
 まずは絶好な日和で、紅葉を十二分に堪能しました。
 大沢渓流、大窪渓谷とも、あと1週間程度は紅葉を楽しめるんじゃないかなあ。


                   岩手県大船渡市三陸町吉浜  大窪渓谷



  1. 2016/11/06(日) 21:23:41|
  2. 大船渡市三陸町の滝

白木沢の滝

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 大船渡市三陸町の滝


 岩手県大船渡市三陸町吉浜地区にある 白木沢の滝です。

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滝に名前はありません。 だからタイトルは、白木沢に流れる滝の意

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 三陸自動車道吉浜インターを降り、国道45号線を釜石方向に向かってすぐ、白木沢橋の上流側に流れています。
 でも橋からその姿は見えません。
 道路から30mほどゆるい斜面を下りていきます。 踏み跡あるような無いような。

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 林に囲まれ雰囲気のいい滝。
 巨大な岩盤の上を滑るように流れ、最後にストンと落ちる形状。

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 一見すると山の中にありそうな感じのする滝ですが、 前述したように、50mほど下流には国道の橋が架かっています。
 それだけじゃありません。
 100mほど上流には三陸道の橋梁があるのです。
 つまり、この雰囲気の良さは、上下およそ150mの範囲内だけということになります。
 でもどちらの橋も視角から外れ、周りの樹木がさえぎってくれるので、まったくといっていいくらい気にならないです。

 この滝の上流すぐの場所に、別沢からの滝があります。

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 落ち着いた雰囲気の滝。
 でも水道の黒いホースがなあ。

 こちらは本流上流部分にある滝。

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 岩盤ではなく、大岩が積み重なった五月雨型の滝。

 どの滝も水はきれいですが、上流に人家などが建っています。


               岩手県大船渡市三陸町吉浜         白木沢 → 吉浜湾


  1. 2016/10/07(金) 21:56:16|
  2. 大船渡市三陸町の滝

泊川の 雄滝 雌滝

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 大船渡市三陸町の滝

 朝、というか昼近くに起きたら、家人の機嫌が悪い。
 機嫌の悪いのはいつものことだけれど、今朝は倍も機嫌が悪い。
 昨夜、小隊長は飲み会からベロンベロンに酔っ払って戻り、自宅で何かやらかしたか、家人に何か言ったらしい。
 記憶が飛んでいるから、何をやったか言ったかまったく覚えておらず。
 それを聞いてみたいが、聞けば爆発しかねないから聞くわけにはいかないし。
 顔色を窺いながらソワソワ・ビクビクするばかり。
 
 本日は滝見隊の出陣はなく、外は雨が降っていました。
 しかしこのまま家にいたんじゃ精神衛生上はなはだよろしくないので、外出することに。
 向かったのは、岩手県大船渡市三陸町の、雄滝と雌滝。
 一人だし、雨だし、滝のそばには駐車スペースがあるので、今回は自宅から車で遁走。

 前回ニーハオ隊員から提供された雄滝と雌滝に触発されたわけじゃありませんが、(いや、影響されてるか)、同名の滝です。
 三陸町には、雄滝・雌滝が2つ存在します。
 ひとつは、綾里地区の不動尊に。
 もうひとつが、今日出かけた越喜来地区にある、雄滝と雌滝です。

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 三陸道を走り、道の駅さんりくの手前から下りて、ランドマークとなる道路脇の鳥居に と~~ちゃこ。
 鳥居の横にも僅かながら水の流れる滝があります。
 雄滝は、鳥居から道路をはさんだ崖下に流れています。

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 道路から見下ろした画。
 こうしてみると雰囲気あります。

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 いつの間にか、対岸の山道に看板が。
 どなたかがロープを渡してルートが作られていました。 ありがたいことです。

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 右上に道路のガードレールが見えます。
 時々車が通過するので、ちょっと興ざめ。

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 画像には入れませんでしたが、右上に水道のタンクみたいなのが置いてあります。
 設置当初はオレンジ色が違和感満載でしたが、今ではくすんでそれほど目立たなくなっています。

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 上流にダンプなどが出入りする場所があって、通常決して水質は良くありません。
 この日は休日で雨降りということもあり きれいな水でした。
 しかし川底は滑ります。 スパイク長靴では岩をカリカリ引っ掻くばかりで怖い。
 小隊長は何年か前、寒い時にこの川で撃沈しています。
 道路が近く、ポイ捨ても多し。 困ったもんだ。
 滝だけ見れば、堂々としたりっぱな滝。
 1枚岩盤でまとまりがあって、釜も有り。 存在感有り。
 もう少し引っ込んだ場所にあったら滝格ランクアップだったのに。


 次は、雄滝から下流100mほどにある 雌滝。

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 規模的には雄滝に負けていません。むしろ大きいかも。
 こちらは道路から離れているので、ポイ捨てがありません。
 雌滝も雄滝同様存在感があります。
 こちらには目印になる看板がありません。

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 角度は雄滝より緩い。
 雰囲気的にはこちらの方があります。
 小隊長は雌滝のほうが好みです。

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 道路から川を渡らなければならず、長靴必携です。 皮靴御法度。 他は不要。

 さてと滝は見たことだし、道の駅さんりくで山の神様の機嫌直し用に土産でも買って帰るとしますか。


         岩手県大船渡市三陸町越喜来地区     泊川 → 越喜来湾


  1. 2016/09/18(日) 20:26:08|
  2. 大船渡市三陸町の滝

綾里不動尊の滝々

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 大船渡市三陸町の滝                不動尊内に落ちているトチの実


 引き続きニーハオ隊員から提供された画像。
 岩手県大船渡市三陸町にある綾里不動尊の滝です。
 ここも行きやすい場所にあり、おなじみさんの滝です。

 まずは綾里不動尊を代表する雄滝から。

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 増水してもこんなもんです。
 いつ行ってもサラサラ流れてます。
 滝音すさまじく落下する、なんてことはないですね。

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 こちらは雌滝。
 境内にある滝では、もっとも高い位置にあります。
 ボロ雑巾みたいな形状で、見た目があまり良くないです。
 その代わり、地下水なので水質抜群。
 他の滝だって、上流になにかあるわけではないので、非常にきれいです。

 次は荒神ノ滝。

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 小滝ながら雰囲気あります。

 以上3つの滝は、それぞれ別の沢からの流れ。
 それがまとまって、下流の浄吉ノ滝へ。

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 3本の沢がまとまったにしては、水量を感じさせない滝。
 栃の巨木の横をすり抜けるように流れています。

 ここまでが境内の滝。
 境内といっても、通常の神社の境内とはまったく雰囲気が異なりますが。
 谷の底といった感じの場所で、巨木が生い茂り、薄暗くて平らな所がありません。
 地面は凸凹で、ぬかるんだり 水の流れている場所もあるので、皮靴で来るのは不向き。
 長靴の用意がなければ、誰かにオンブしてもらってください。
 かっこ悪いと思うなら 「おいおい、こんなとこ写真に撮るなよ」 などといえばギャグになります。

 鳥居をくぐって外に出たとたん流れているのが、

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 小滝です。

 そこから林道をほんのちょっとだけ登ったところに流れるのが 2連の滝。

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 ここは増水時のみ現れる滝のようです。

 最後は、境内の外、駐車場すぐの 醍醐ノ滝。 命名は滝見隊です。 第五番目の滝のシャレ。

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 この滝、水量があまりないですが、3段に流れるなかなかいい滝ですよ。

 ニーハオからは、画像のみで何のコメントもなかったですが、どこがどの滝かと説明されなくても小隊長は分かるようになりました。
 それだけ回数多く行ってるってことですかね。


          岩手県大船渡市三陸町綾里  綾里不動     不動沢 → 綾里川 → 綾里湾


  1. 2016/09/16(金) 20:02:00|
  2. 大船渡市三陸町の滝

鹿鳴ノ滝 夏

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 大船渡市三陸町の滝


 これまた画像倉庫から出してきました。
 年に2回以上は行っている滝見隊お気に入りの 鹿鳴の滝 です。

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 流域面積の小さな三陸地方の川で、雨期であろうが乾期であろうが、年間通して水量がほとんど変わらない稀有な滝。

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 環境は申し分ありません。 広葉樹に囲まれ、人工林は見られず。

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 特別大きいわけではありませんが、水量豊かでバランスのとれたすばらしい滝。
 岩手県大船渡市三陸町の吉浜地区を流れる、吉浜川中流域、大窪渓谷の下流部に流れる、川を代表する滝です。

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 道路から近く、見るだけなら誰でも見ることができるのに、ほぼ無名とは。

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 県立自然公園内で景観的にも美しく、四季を通して楽しめる滝です。

 印象度  


                              吉浜川 → 吉浜湾


  1. 2016/08/05(金) 20:48:45|
  2. 大船渡市三陸町の滝

黒巣滝

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 大船渡市三陸町の滝


 岩手県大船渡市三陸町の西上甫嶺(にしかみほれい)地区に流れる滝。
 名の通った滝で、地理院地図にもちゃんと載っています。

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 三陸鉄道甫嶺駅から西へ約2km。
 今出山登山道の途中に、黒巣大明神の赤い鳥居があり、そこから入って行きます。
 滝の入口には、鹿除けのネットが張ってあって一瞬たじろぎますが、自由に入れます。
 ただし、開けたら必ず閉めてくださいね。

 山道を登って行くと、5分くらいで大明神の社殿が見えて来ます。
 滝はその横に流れています。

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 これが下段の滝。
 苔が多く、三陸らしい滝です。
 水はそのまま飲めます。
 水質検査はしてないので自己責任で。

 直登できないので、下段の滝から離れ、山道を登って行くと、
 上段の滝。

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 滝はいいんだけど、周辺うっそうとした杉林で暗し。
 湿って陰気っぽい。
 もう少し解放感が欲しい。
 印象度  

                            不明沢 → 甫嶺川 → 越喜来湾


  1. 2016/07/06(水) 20:47:56|
  2. 大船渡市三陸町の滝

綾里不動ガイド

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 大船渡市三陸町の滝


 すでに何度か登場している 綾里不動 をガイド風に。

 岩手県大船渡市三陸町。
 沿岸部の綾里地区の町中に入ったら、郵便局そば、綾里小学校横を流れる綾里川に沿ってひたすら上流目指してください。
 三陸鉄道の高架下をくぐるとすぐに道は二手に分かれます。 標識にしたがって左へ。
 ダムが正面に見え、上水施設が現れたら左手の分岐に入ります。 標識あり。
 400m進むと、綾里不動の駐車場に入ります。 数台は駐車可能。
 ここまですべて舗装路。 道幅狭い箇所あっても、普通車で大丈夫。

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 最初の大鳥居。 ここからは徒歩です。
 くぐるとすぐに、右手に3段構造の高い滝が見えます。

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 境内に4つの滝があり、これは外側にある5番目の滝なので、我々はダジャレで 醍醐ノ滝 と呼んでます。
 正式な名があるか不明。

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 入口にある不動滝の案内板。

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 その先に、小さな鳥居が2つ。
 ここを入ると、不動尊の境内に進みます。
 左右を崖に挟まれ、一種独特な雰囲気。

 沢に沿った狭い道を辿って行くと、

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 トチの大木の下から落下する 浄吉ノ滝。

 横の石段を登ると、左手に見える荒神ノ滝。

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 奥に見えるのが不動の滝の雄滝です。
 周囲は鬱蒼とした巨木に覆われ薄暗い。

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 落差15m。 水量は多くありません。

 雄滝の左手上方に綾里不動尊があります。

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 さらに左手上方には雌滝。

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 雌滝の水源は地下水です。
 その水は「岩手の名水20選」に選ばれています。

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               岩手県大船渡市三陸町綾里    綾里不動滝


 
  1. 2016/05/20(金) 21:57:03|
  2. 大船渡市三陸町の滝

甫嶺大滝

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 大船渡市三陸町の滝


 大船渡隊員と 甫嶺大滝 を見に行くことにしました。
 岩手県大船渡市三陸町を流れる甫嶺川には、その支流に地図にマーク付きで名前も載っている 黒巣滝 があります。
 こちらは地元でわりと知られた滝。
 同じ甫嶺川上流部にある 甫嶺大滝 となると、ほとんど無名。
 かつては地元でなじみの滝であったことは間違いないはずですが、現在では忘れ去られた存在です。
 なぜそうなったのかは、後に分かります。

 甫嶺大滝は、今出山の東側中腹に流れています。
 大船渡市街地から車で行くのなら、三陸自動車道を利用し、北廻りで入るか、海岸線を通って南回りで甫嶺地区に入るか、が通常ルート。
 どちらにしろ、今出山のすそ野をぐるりと回り込まねばなりません。
 我々はより短時間・短距離で行ける、登山道ルートで今出山を越えることにしました。
 この道は舗装されているので普通車でも通行可能。
 ただアップダウンがあり、道幅が広いとはいえず、曲がりくねっているし、落石や倒木が転がっていたりするので、スピードがまったく出せない道です。 途中2ヶ所、鹿除けネットを外す必要もあります。

 今出山登山道途中で見た巨木。
 「おそらく今出山いちばんじゃねーかな」 とニーハオ隊員。

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 なるほどデカい。 ケヤキと見たが、確証ありません。

 山を下って来ると甫嶺川にぶつかります。 ネットを開閉しそのまま上流へ。
 定置網を収容する倉庫みたいな建物を過ぎると、道はとたんに悪路になります。
 以前来た時はバイクでも転倒しそうなほどの凸凹道でした。
 映画館跡だとか精錬所跡だとかを過ぎて進んで行くと、穴の開いた崩壊寸前の木橋が現れます。
 我々はバイクなので無問題で渡れますが、車はアウトでしょう。
 さらに進んで、堰堤が現れ、ここでバイクを降りました。
 ここからは徒歩。 道らしい道はありません。
 堰堤を越え、川沿いに登って行くと、右手にごらんのようなものが。

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 中を覗きこんだら、コウモリが飛び出してきました。

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 実はこれ、金を掘った坑道の跡なんです。
 今出山はかつて栄えた金山で、こんな穴がいくつも掘られているといいます。
 平安時代以前から掘り進められ、昭和20年代まで掘っていたらしい。
 「昔の人って、どうやって金山を発見し、どうやって金の鉱脈みつけたんだべな。」
 「俺が知ってたら、こんなとこで滝探ししてないで金掘ってるよ」
 川を挟んだ左手の上の方にも穴はあるし、川の上流、頂上近くにも千人坑などという大きな坑道があるらしい。
 下にあった映画館は坑夫たちの娯楽用だそうです。

 閉山してすでに数十年が経過しました。
 それまで整備されていた鉱山への道は、歩く人もなく崩落を繰り返して、どこが道やら状態に変わり果てました。
 今ではわずかに山菜採りやきのこ採りの人が入るくらいではないでしょうか。
 現在では獣道と何も変わらず、倒木多数有り。 藪がないだけマシ。

 しばらく登ると、

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 やっと来たか、甫嶺大滝。
 って、違いまんがな。 だまされたらあきまへん。
 大滝に似ているんだけど、大滝ではないニセ大滝です。
 甫嶺大滝はまだ先です。
 印象度  

 さらに登り続けて、枝沢から流れ落ちる高滝。

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 水量多かったらすごい滝になりそう。
 印象度  

 さらに登って、ようやく甫嶺大滝に到着。

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 金鉱の最盛期なら、仕事の安全をこの滝に祈った人もたくさんいたに違いない。

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 金鉱が閉山するとともに訪れる人が減り、やがては道が崩落しても放置されるようになって、いつしか人々の記憶からも消えてしまった滝なんですね。

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 まとまり感のある滝。
 一枚岩盤で、貼りつく苔もきれい。
 周辺、樹木が多くて、いつ来ても薄暗いです。
 陰気っぽいのが難点。
 水質悪いわけがないんだけれど、なぜか川底滑ります。

 印象度  


                 岩手県大船渡市三陸町        甫嶺川本流 → 越喜来湾



  1. 2016/05/09(月) 20:24:47|
  2. 大船渡市三陸町の滝

烏頭ノ滝

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 大船渡市三陸町の滝

 
 岩手県大船渡市三陸町越喜来地区にある 烏頭ノ滝 は 南三陸ではトップクラスの高さを誇る海岸瀑です。
 泣き所は水量が少ないこと。
 少々の水量では、上から下まで一筋の滝になりません。
 前日の雨で見られるようになったかと出かけてみました。

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 どこに流れているかお分かりになるでしょうか?

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 思ったほどの水量UPにはなっていないようです。

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 これくらいの水量だと、風が強い場合、地面にまで達せず、霧になって吹き飛んでしまいます。

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 大雨が降ると、この滝を挟んで左右にも滝が現れ、壮大な光景。

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 印象度  

  烏頭ノ滝 を撮っている対岸、つまりこちら側には岬の先端部にいっぷう変わった造りの家が建っています。
 昔アトリエとして使っていたそうですが、ご夫婦とも無くなられて、それ以来長い間無人に。
 このまま朽ち果てていくんだろうか、と思っていたところ、今回訪れたら貸別荘に様変わりしていました。
 様子が違うんで、びっくり。




  1. 2016/04/30(土) 18:24:05|
  2. 大船渡市三陸町の滝
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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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