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南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

牛渕渓谷の滝

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 宮城県栗原市の滝


 前回の 削沢出口の滝 に続いての 花山シリーズ後編です。

 素晴らしき滝を見ることが出来て大満足の滝見隊。
 あまりのアブの多さに、周囲に虫除け剤を吹きまくりながらの着替えをあたふたと済ませました。
 それでもケツに張り付くアブの猛者。 ケツびんたを食らってあえなく撃墜されましたが。
 賑わう温泉施設を横目で見ながら、一路南下。 川でなく、あったかい温泉に入りたかったなあ。

 第2の目的地である花山ダム直下の牛渕渓谷を目指して国道398号線を下って行きました。
 途中には、ナイヤガラのような川幅いっぱいの2連の大滝がある浅布渓谷があります。
 ここは立ち寄っている時間がなくスルーすることに。 ま、何度も見てるので。

 国道上には「道の駅 はなやま」 があり、そこで一服。
 道の駅ごとに味の違うソフトクリームがあるらしいのに、誰も食べませんでした。

 道の駅すぐがダム湖の花山湖です。 結構広い。
 そのダム直下に牛淵渓谷という所があって、我々はまだ一度も行ったことはないのだけれど、何となく滝の匂いがしてくるのです。
 通常、国道ばかり走っていると川沿いの道の方には煩わしいため回らないと思います。
 ダム下流に、牛渕公園という子供を遊ばせるには最適な広い公園が河畔にありました。
 この辺、 牛渕となっていたり渕牛になっていたりします。 地図や書物によっても違っています。
 国土地理院では、淵牛吊り橋なんてのも近くに書かれてあります。 正解は如何に?
 とりあえずここでは現地名を優先して牛渕で通すことにします。

 牛渕公園の辺りの川はごく普通の流れで、周辺が開けており特に滝があるようには見えません。
 しかし、上流を眺めると、ダムの構造物が驚くほど高い位置にあり、いかにもいかにもといった岩盤の連続が見えます。
 上流へ通じている狭い道を見つけ、入って行きました。
 が、ダム直下の発電所への入り口は車両通行止めになっていました。
 人は入れるようです。
 なので、歩いて行くことに。
 その結果。
 僅か300mほどの深い渓谷の中に、何と何と、大滝が4つも流れていたとは!!
 驚きの連続。 ああ、知らなんだ、知らなんだ。
 しかも、想像もしてなかった事態に、一同愕然!


 「ご託並べるのはいいから、早よ画像出せ!」 なんて言われかねないので、今から出しますね。
 お待たせしました。 牛淵渓谷の滝 です。

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 これがいちばん下の滝。
 思っていたのよりずっと大きい。 立派な滝です。
 が、ご覧の通り、水の色が!

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 下から2番目の滝。
 これもしっかりした滝でがっしりした岩盤で構成されています。
 が、水の色が!!

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 下から3番目の滝。
 これも画像で見るよりずっと大きい。
 水量多いので迫力あります。
 しかし、水の色が!!!  なんじゃ、こりゃ?

 最後、つーか、もっともダムに近い位置にある滝は、前の雑草が邪魔でろくなな画像が撮れないのでやめることにしました。
 これだって通常であれば相当大きい滝なので、場所を変えてどうにか撮らないほうがおかしいくらい。
 しかし この時には、すでにカメラのシャッターを押そうという意欲をすっかり失っていました。
 隊員からもがっかりしたため息しか聞こえてきません。

 どれもデカい滝です。
 もしこの水色が恐ろしいまでに黄色く濁ってなければ、感嘆と共に5つ星を献上したでありましょう。
 しかるに、いったいこれは何なんでしょう?
 水質の悪さを如実に表しているのが苔。 何処を見渡してもありません。
 上流削沢では清冽な水と桃源郷のような苔の美しさを堪能したのに、同じ川でありながらこの恐ろしい程の落差。

 一迫川の川色が、浅布渓谷あたりですでに濁り気味だということは分かっています。
 でもここまでひどくはありません。
 考えられる原因はひとつ。 花山ダム湖での水の滞留です。
 
 流れる水が留まるようになると、当然水質は悪化します。
 いまだに終わらない一迫川上流での治水工事も大きな影響を与えています。
 土砂の流入が未だに続いているのです。

 今更こんなことを言ってもしようがありませんが、岩手宮城内陸地震が起こる前なら、そして花山ダムが出来る前なら、さぞかし美しく壮観な眺めだったでしょう。
 唯一の救いは、岩手県一関市にある刈生沢の滝のような 生活排水で汚されている滝ではないということか。

 初めて訪れた場所なので、本来は印象度を記すのですが、ここは無印です。
 岩の造形だけなら本当に素晴らしいですが 無念。


 宮城県栗原市 花山  花山ダム直下、 牛淵渓谷の滝々。


 


 
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  1. 2019/09/06(金) 18:10:43|
  2. 栗原市の滝

削沢出口の滝

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 栗原市の滝        岩手宮城内陸地震によって崩落した山塊 旧温湯温泉付近

 発見してから4度目にして やっとターゲットの滝の全体像を目にすることができました。

 場所は、宮城県栗原市花山、一迫上流部にある削沢です。
 国道398を離れ、仙台藩寒湯番所跡から入って行きます。

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 一迫本流越しにその滝を見たのは、もう何年も前。
 地図を見ると、削沢大滝のある削沢の出会い近くです。 何故か地図にマークはありません。
 樹木に覆われ、その滝の全貌はほとんど見えなかったものの、明らかに大滝であることは分かりました。
 傍まで近付いて眺めたくても、目の前にある一迫川の大きな流れが障害になっています。
 見たい、これは何が何でも見る価値のある滝に違いない。
 しかも、未だにWEBにUPされてない滝なので、余計見たい気持ちがつのります。
 しかし 川に入るには時期もずれてるし、渡る装備もなくて、その時は後髪をひかれる思いで撤退しました。
 2度目は、雨の降った後なのか、濁流となった川を茫然と見るだけでそそくさと撤退。 手が出ません。
 3度目は、一迫川を渡らず、上流から降りてこようと計画したものの、道は岩手宮城内陸地震で崩壊したまま。
 果てしないヤブコギになりそうで、川まで来たものの、決断できず これまた諦めざるを得ないことに。

 そして、今回の再挑戦。
 いつものように、一迫川の川岸にアホ隊員どもが整列。 といってもアブの猛攻撃でじっとしていられない。
 上流からのヤブコギは、真夏でアブや蚊などの虫が鬱陶しいし、草木の繁茂が激しいので、はじめから検討外。 渡河の一本勝負。
 川幅広いし、水量多いし、水深があるし、流れもあるしで、ここを渡れるのかと目の前の川に緊張気味。

 最初に身の軽く、泳ぎもカッパ並みの滝バカに渡ってもらい対岸までロープを張ることに。
 水深は中心部で腰から腹くらいあります。
 水中の岩に乗った時は太ももくらいなのが、先に進んで急にズボッと体が沈み込むので、見ている方がハラハラ。
 「そっちはゴロタ石だけど、こっち半分は泥地で足がもぐるぞ」
 ロープにカラビナを通して釣り師とニーハオが次々に渡河。
 ニーハオが川の中ほどで一瞬足が浮いて流されそうになりましたが、すぐに立ち上がりました。
 小隊長が最後の番。
 それまでロープの端を持って2人が渡るのを支えていましたが、自分の番になると支えてくれる者がいなくなるので、腰にロープを巻いて対岸から引っ張ってもらうことに。
 出だしは良かったものの、中心部を過ぎると泥地に足がはまり込み、抜けなくなって水面に倒れこむことも。
 「クマっていうより、カバだな」
 引っ張られながら隊員の声が聞こえます。

 全員が一迫川を渡り終え削沢に入ると、美しい空間が広がっていました。
 すぐに水密袋からコンデジを取り出して撮影開始。
 ちなみに、川を遡上する際、小隊長はバックパックの中にあらかじめ大判のゴミ袋を入れておいて、その中に濡れては困る品物を入れて縛っておきます。 万一水没しても、浮き代わりに使えるシロモノ。 カメラやスマホは更にジップロックの中へ。

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、削沢を20mくらい登ったところで、その滝はすぐに全貌を現しました。

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 「あったあ!」
 「こんなんだったんだ!」
 「りっぱ、りっぱ。 スゲー、スゲー」

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 非常に綺麗な佇まい。

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 倒れこんだ倒木にも苔が生え、年月を感じます。

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 周辺が緑に覆われ、如何にも大自然の真っただ中といった感じ。

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 来るのを諦めなかった執念が実りましたね。
 過去どれだけの人間がこの滝の前に立ったことでしょう。 そう多くはないと思うのですが。

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 滝だけでなく、周辺の美景には目を見張りました。
 どこを切り取っても絵になりそう。

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 清冽な水と、緑の苔をまとった岩、そして木漏れ日の光。 出来過ぎな光景。

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 水質に関しては、まったく文句なし。
 最上流部で道路が横切っているのみ。もちろん上流に人家もありません。

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 周辺環境を含めると、これまでに訪れた滝の中でも五指に入る美しさです。

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 印象度は、周囲の環境など総合的に判断して、   アメージング!! またいい滝めっけ。


   宮城県栗原市花山     削沢 出口付近の滝  → 一迫川 → 迫川 → 旧北上川





 
  1. 2019/09/03(火) 17:34:13|
  2. 栗原市の滝

荒砥沢渓谷の滝 2

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 栗原市の滝       名前忘れました。 表面に粉を吹いたような大型のキノコ。 食べられたはず。


 花山で首尾よくというか幸運にもというのか、とにかく白糸ノ滝を拝むことができた滝見隊。
 では、できなかったときにはどうするつもりだったのか、といえば、プランB を予め用意していました。
今回ばかりは白糸ノ滝を見れるかどうかまったく自信がなかったので。 
 プランBとは、花山から近い場所にある、荒砥沢の滝を見ること。
 白糸ノ滝を順調に見終えた我々は、若干時間に余裕が生まれたので、せっかく来たからにはとプランBも実行することにしました。

 岩手宮城内陸地震で、国内最大級といわれる地滑りが発生した栗原市荒砥沢地区。
 巨大地すべり地帯のすぐ下に荒砥沢ダムがあり、向かった先は、その下流です。

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 見覚えのある神社。
 荒砥沢不動尊。 以前1度訪れています。
 画像正面の看板のある辺りから降りて行きます。
 鉄製の階段だとか 手すりだとか、古い時代に一通り整備したようですが、維持管理がまったくされておらず、崩壊の真っ最中。
 うっかり錆びだらけの手すりにすがろうものなら、ぽっきり折れそうだし、穴だらけの階段を踏めば一気に川底まで転落しそうなしろもの。
 信頼度0なんで こんなものに頼るわけにはいかず、ロープを投下。

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 上の2本は枝沢から荒砥沢本流に流れ落ちる滝。 他にもあります。
 落差があるので、これだけでもけっこう見ごたえがあります。
 周辺きれいにしたらいい滝になりそうです。

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 荒砥沢渓谷主役の滝。 荒砥沢不動滝。
 大きな滝です。 すばらしい。

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 画像左端にねじ曲がって崩れた鉄製の手すりが、無残にも引っかかっていました。 前回からそのままです。
 かつては川に沿って遊歩道が整備されていたんでしょうが、現在はその面影もありません。
 やたら滑る岩盤の上に雑草がはびこり、足元不安でかき分けて歩くのだけでもおっかなびっくり。

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 前回はここまで来て、これで終わりだろうと引き返しました。
 「もっと上にもありそうだぞ」 と滝バカ。
 上流にもまだあったんですね。 驚きました。

 下流側でスクエアな構成であった流れが、上流では曲線を描いています。
 対比が面白い。

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 この渓谷ホントにすばらしいです。
 どうして放棄されてしまったのか、つくづく惜しい。
 恐らく、岩手宮城内陸地震の後遺症で、客足が途絶えたのが最大の原因だと思います。
 遊歩道を再整備し、桜とかモミジを植えたら、かつての栄光を再興できるような気がするんだけどなあ。
 直線的な滝と曲線的な滝の美しさを同時に鑑賞できる場所なんてそうそうないですよ。
 素晴らしい渓谷で、ただただもったいないの一言。

 不動尊のすぐ上には、山武温泉さくらの湯 という温泉施設があります。
 ここと、上流の巨大地すべり地帯とダム、そしてこの渓谷をリンクさせれば、ちょっとした観光地になりそうな気も。
 が、今回訪れてびっくりしたことがあります。
 さくらの湯が営業を停止していました。
 温泉は変わらず出ているのでしょうが、湯治客が少なくて、商売を止めたようです。
 なんと、看板換えが行われ東北福祉大学の研修施設になっていました。
 世の中、そうそううまくはいかないようですね。


      宮城県栗原市 荒砥沢 荒砥沢渓谷の滝




  1. 2018/11/17(土) 17:42:57|
  2. 栗原市の滝

花山 白糸ノ滝

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 栗原市の滝              11月なのに桜が満開  ジュウガツザクラです。 花山の道の駅にて。


 今回は久々にグレートな滝をご紹介します。 当ブログ初登場です。


 当初の計画では、岩手県奥州市の胆沢川上流へ攻め込む予定でした。
 ところが冬季のゲート閉鎖で滝見隊の計画はあえなくぶっ飛び。

 再考を余儀なくされ、スッカスカの頭をひねって思いついたのが、何度目かの花山侵攻作戦。

 宮城県栗原市の花山には、一迫川の上流部に花山三大滝が流れています。
 削沢の大滝 と 白糸ノ滝 と 大地滝。
 どれもとびきりの一級品。 すばらしい滝たちです。
 いや、滝たちだったというべきか。

 2008年(平成20年)6月14日。
 この地は巨大な地震に襲われました。
 岩手宮城内陸地震です。
 途方もない地滑りが発生し、あちこちの道路は寸断されました。
 花山でも一迫川流域で川がせき止められ、湯の倉温泉は壊滅し、周辺で多数の死者・行方不明者を出しました。
 この時から、滝に向かう道路は崩れ去り、滝がどうなったのか誰も分からないままに。
 滝を見る余裕なんかこの時はあるはずなかったですからね。

 それから何年も経って、ようやく花山に侵入し地震以来の削沢の滝をUPすることができた滝見隊。
 (この時の顛末は、ブログ内検索で、「削沢の滝」 をご覧ください。リンクしてません。)
 さらに残りの2滝を見ようと、それから2度ばかり突撃を繰り返したのですが、あまりの難攻不落ぶりに撤退せざる得ませんでした。 疲労困憊、敗残兵。 完全にお手上げです。 
 もう我々の力ではどうすることもできず、この件については棚上げにしました。

 地震から10年の時が過ぎました。
 花山にはたまに行くことがありますが、滝へつながる道路は崩壊したままで、直す気配はありません。
 この間、削沢の滝を含め、白糸ノ滝や大地滝をWEBにUPしてくれるような猛者は現れませんでした。
 自分たちには手に負えないことなので、誰か掲げてくれないかと密かに期待していたのですが。

 ところがところが。
 驚いたことに、つい最近、白糸の滝がUPされたではありまへんか!
 画像自体は小さなもので、趣味人のブログではありません。
 それは、仙台に本社を置く新聞社の記事でした。
 せっかくの観光資産がありながら、このまま放置したのではもったいないと、地元有志の方々が新たな道を開拓するために白糸ノ滝へ向かったというのです。
 
 1枚きりの小さな画像ですが、この人たちは間違いなく白糸ノ滝へたどり着いています。
 さすが地元人。 道を知っているに違いない。  が、どこをどうやって???
 記事には、往復7kmの道のりを歩いた、とありました。

 これが行き方の大ヒントになりました。
 画像には女性の姿も写っていたので、ひどいヤブコギをしてまで行くとは思えないし、決して重装備の格好でもありません。
 急峻な場所を登ったり降りたりということもなかったのでは。
 しかし、道路は崩壊してるのに・・・・、と思った瞬間、ま・て・よ! と閃いたのです。

 地震でズタズタになった川をそのままにしておいたのでは、再び洪水などが起こる危険性大。
 となると、当然今現在どこかで堰堤なり護岸工事なりを行っているはず。または、すでに終えているのか。
 我々が現地へ行くたび、雨が降った後でもないのに川が薄汚れていたのはそのせいではないかと。
 川を工事するには、工作機械を入れねばならず、主要道路からの取り付け道路とか作業道が必要になってきます。
 それは地震以後のことなので、そういった道路は地図にも記載されていないのではないか。
 地元の方たちは、そこを利用したのではないか、と我々は考えました。
 逆算すると、白糸の滝からおよそ3.5km離れた主要道路からの作業道を見つければいいのでは。

 
 花山へ遠征です。
 おそらく今年最後になるであろう、バイクでの長征。
 最初から最後まで吹きっさらしの中を走るので、十分な保温と充実した体力がなければ、この時期バイクにまたがって遠くへ行くのはしんど過ぎます。 翌日まともに仕事できるのか、とても不安。
 ニーハオ隊員は衣服を心もとなく思ったか、途中のドラッグストアでカイロを買う始末。
 1箱買ったのを、これ幸いとみんなで奪い合い。 走っていれば暑さは耐えられるけど、寒さだけは無理です。

 はたして滝見隊の推理は当たるのか?

 前置きが長くなりました。
 ビンゴ! でした。  まぐれ当りか滝見隊。
 作業道を見つけ出したのです。
 入り口にはチェーンが張られていたので、僅かな空き地にバイク4台を並べ、徒歩で突入。
 あとは延々歩くはめに。

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 原生林のようなところを通って行きます。
 樹木の葉はすでに落ちてしまっているので、見通し良好。
 クマが歩いていれば遠くからでも見つけられるはず。

 上ったり下りたりはありますが、ひどい急傾斜はありません。
 各隊員は、往復7キロ以上歩くとなるとギャーギャーほざくのが通常ですが、この先にドデカい滝があると知っているので、文句も言わず歩いています。
 ちんたらしながらでもひたすら歩いて行けばやがてたどり着きます。

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 地図的には、杉林と広葉樹の境目当りにあるはず。
 ススキが原に分け入りました。

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 林の間にデカい滝が見えてきました。 白糸ノ滝です。

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 あれ? もしかするとこのテーブルとイスは・・・・。

 ここに来て言うのも何ですが、実は遠い昔、小隊長はこの場所へ来たことがあるのです。
 滝探しではなく、消滅してしまった温泉の露天風呂へ入りに来たついでにこの滝を見に来たのです。
 そしてこのテーブルで休んだ記憶がよみがえってきました。
 もちろんちゃんと遊歩道があって、今回とは全然違ったルートでした。
 吊り橋を渡ってきた記憶があります。
 あの当時は、船と釣りに夢中になっていた頃で、まさか後になって滝探しを趣味にしようなんて考えてもいなかったなあ。
 さらにまた、後にとんでもない大地震がやってきて、ランプの宿で有名だった露天風呂までなくなってしまうなんて。
 そしてそして、その後にまたとんでもない大津波がやってきて、我が家まで流されてしまうとは!
 本当に人生ってどうなるのかまったく分かったもんじゃありませんね。
 だからたとえ帰りが遅くなってカアちゃんにド突き倒されても、今のうちに好きなことをやっとかんと・・・。

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 落差45mとか50mといわれています。 堂々たる大滝。 比較するものがないので分かりにくいですけど。
 ただ、水量的にはかなり少ないようで、地震前とは流れるコースが違っています。
 滝の下には流木や土砂が堆積しています。

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 白糸ノ滝のちゃんとした画像は、2008年以来、これが初めてだと思います。
 なにしろ岩手宮城内陸地震で、この周辺では吊り橋から転落して2人が死亡、他に2人が行方不明になっているんですから。

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 新緑や紅葉の時なら、もっと素晴らしく見えると思います。 残念。
 滝見隊の特技は何故か時期を外してしまってから見に行くことで、今回もこの体たらく。

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 黒光りする一枚岩盤を流れ落ちる滝は、存在感抜群。 見ごたえ十分。

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 ただ、震災前に比べると、周辺の樹木が倒れてしまったせいか、空間が広くなって厳かな雰囲気がなくなりました。
 あっけらかんとしてしまい、それが無念。
 まあそれも、あと数十年もすれば元通りになると思いますので気長に待つことにしましょう。
 って、そうなった頃には死んどるがな、ワシ。

 今回初登場で、印象度は、   といったところ。
 かつての姿なら問答無用で★5つでした。


      宮城県栗原市花山本沢岳山   一迫川支流    白糸ノ滝




 
  1. 2018/11/14(水) 19:31:00|
  2. 栗原市の滝

行者の滝

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 栗原市の滝


 宮城県栗原市の花山三名爆のひとつ、大地滝を見に行くつもりでした。
 花山から、一迫川沿いに登って、大地沢へ入るのは、岩手宮城内陸地震以来不可能になっています。
 道が崩壊しています。
 奥にあった湯ノ倉温泉は山津波に押し流されて消失しました。
 温泉がなくなってしまえば、道も再整備する必要はないと考えたのか、今もって造り直す気はないようです。

 では、どうやったら大地滝を見れるのか?
 別の方法を考えました。
 下から行ってダメなら、上から降りて行ったらどうだろう。
 地図で見ると、世界谷地から入り、栗駒山登山道を湯浜温泉へ行く途中から別れて下れば行けそうな感じでした。

 しかし、実際に出かけてみたところ、この策も不可能だということが判明しました。
 登山道から降りる道自体が崩壊していたのです。
 ロープが張られ、通行止めの看板が。
 あれから9年経って、歩けたはずの道には身の丈ほどの笹の葉やら雑草やらがびっしり生え、もし強引に行けば方向感覚が狂って迷ってしまう不安がありました。
 よって、大地滝への突撃は断念。

 まさか大地滝へ行くことができないなんて考えもしなかったので、途中立ち寄った行者ノ滝では、おざなりにしか写真を撮らず。
 それがこの2枚だけの画像。

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 この滝も、岩手宮城内陸地震によって岩盤が欠け、流れが変わった滝です。
 こちらは完全な観光滝なんで、周辺はいち早く修復されました。
 駐車場、トイレ、東屋、展望台、観光案内板完備です。


         宮城県栗原市  行者ノ滝

  1. 2017/09/23(土) 19:15:06|
  2. 栗原市の滝

浅布渓谷の滝

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 栗原市の滝


 アブに全身ボコボコにされ満身創痍、目当ての滝も見られず失意のまま国道398を下って来た滝見隊。
 このまま帰ったんでは何のために来たのか分かりません。
 で、せめて途中にある浅布渓谷の滝だけは見て行っぺしということになりました。

 浅布渓谷は、国道398号線、宮城県栗原市の花山の道の駅から登って行って、仙台藩寒湯番所跡へ向かう中間部にあります。
 どでかい滝ですが、渓谷自体が目立たない場所にあり、どちらかといえばマイナーな扱い。

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 標識のところから崖を下っていくと、下流の 四巻ノ滝。

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 水量は十分ありますが、ちょっと滝らしくないのが玉に傷。 名前はあれど、パッとしない滝です。

 崖を登り直すのもめんどいので、そのまま岸沿いに登っていくと、

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 上流に大きな滝が見えてきます。

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 落差はそれほどないものの、広い川幅いっぱいの滝。

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 ナイヤガラの滝を連想する形。

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 不動の滝。
 実は、2連の滝で、このすぐ下にも同規模の滝があります。
 画像だけ見ると、どちらがどちらなのか判断し難いほどよく似ています。

 こちらが下の滝。

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 上段と下段合わせるととんでもない規模があります。
 大きさ・水量ともトップクラス。 一迫川の水質があまり良くないのが残念。

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 本流へは、枝沢から何本もの滝が流れ落ちています。
 降雨量が少ない時期には流れないと思われ。

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 どれも高い場所から落下して来て、これで水量さえあれば見事な滝に変身するはず。


             宮城県栗原市花山  浅布渓谷 四巻ノ滝 不動の滝



 
  1. 2017/09/18(月) 21:38:17|
  2. 栗原市の滝

削沢 出会いの滝

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 栗原市の滝                ナツズイセン


 地獄のような労働からようやく脱出できる目途がつき、しばらくUPしていなかったブログにも着手できるようになりました。
 まさかこんなにめんどい仕事だったとは。 話が違うんじゃねーの、と思ったものの後の祭り。
 この間何処にも行かなかったという訳ではなく、ちょこっとは出かけております。
 ただ書き込みする時間と気力が不足していただけ。
 1ヶ月も書かないうちに季節がずれてしまいました。 ご容赦願います。

 タイトル画はナツズイセン(夏水仙)。
 晩夏の花で、この花を見るたびに、短い夏がまた終わってしまうなあと一抹の寂しさを感じるのであります。
 今回(といってもかなり前、8月中のことだけれど) 宮城県栗原市へ向かう道すがら、あちこちで見かけた花です。

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 さて、滝探し。
 向かった先は、何年か前に発見していながら、滝元に近付くことができず、その全貌を窺えないまま撤退してしまった、宮城県栗原市の一迫川上流、削沢合流部の滝です。 住所的には、花山の温湯(ぬるゆ)温泉になるかと。
 今回はリベンジマッチだぜい、と勇んで行こうとしたのですが、想定外のことばかり起こること起こること。

 まず、当日は雲が多いながら雨は日中降らないでしょう、という天気予報をあてにしていたら、朝から大ハズレの雨模様。
 当然バイクでは行く気にもならず、このまま中止かと考えていたところ、 
 「そんなに大降りにはならないようだから行っぺし」 と気仙沼の滝バカ。
 バイクから車2台に変更して出かけました。総員4名出動であります。

 花山の温湯温泉に到着しても雨はいっこうに止む気配がありません。
 国道398から一迫川沿いに入って行きます。

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 大きな堰堤を越えると、すぐに目的地。

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 この画像ではまったく分かりませんが、ほぼ中央部に削沢の合流部があり、そこに大きな滝が流れています。

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 同じ場所から見た上流部。
 かつては画像右側に川に沿って山道があり、湯ノ倉温泉に通じていました。
 現在では大規模な崩落のため道がありません。 湯ノ倉温泉は消滅しました。

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 堰堤から眺めた下流の光景。
 いつもより水は濁っています。 
 通常でも上流部では工事が行われているし、本日は朝から雨が降り続いているため余計濁りがひどい。

 車から降りようとしたら、いったいどこから湧いて来たのかと思うほど猛烈極まるアブの大量攻撃。
 コンコンガラス窓にぶち当たってきます。 こんなことまるっきり想定外。
 車の中にいれば安全とはいうものの恐怖感を覚えるほどの自爆攻撃。
 「おい、どうすんだよこれ。 開けたら最後、襲いかかられるぞ。 引き返すか。」
 「アホかあ。 せっかくここまで来て、すごすご帰るわけにゃあいかんべさ。」
 隣に車を横付けしながら、あまりのアブ攻撃に恐れをなしてドアを開けられず、この会話は何とガラス越しに顔を見ながらスマホでのやり取りでございます。
 いつまでたってもらちが明かないので、意を決して車外に出る覚悟をしました。
 中で着衣を着替え、全身に虫除けスプレー。
 狭い車内で2人が大量にスプレーをかけたもんだから、呼吸ができないほど息苦しくなって、車外に脱出。
 とたんに大量のアブ。 中も地獄、外も地獄であります。
 さすがに虫除けスプレーは効果的ではありましたが、ススメバチのようにデカいアブはしつこくて、衣服の上から何か所も刺される結果となりました。
 「あっつ!」 「うげっ!」 「いでっ!」 あちこちで悲鳴が上がります。
 釣り師がわが身にすがったアブをたたきつぶしたら、なんと真っ赤な血が飛び散りました。
 「この血が動物のもんだったらおっかねえなあ。 病原菌に感染したりして・・・。」
 気色悪くて、誰も何もいいません。

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 川原を歩き、一迫川を前に立ち止まりました。
 ほとんど分かりませんが、正面が削沢の合流部です。
 対岸へ渡らなければ、滝の全貌を見ることができません。
 目の前の川は、濁って水深や川底の様子がまったく分かりません。

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 奥を窺うと、かなりの大きさの滝が流れているのが分かります。
 画像がぼんやりしているのは川霧のせいです。
 
 さてどうするか? 渡らないことには話にならず。
 「どれ、んじゃ行くか。」 と、ハーネスを身に着け始めた滝バカ。
 だいたいこんな場面では毎度滝バカの出番。
 対岸に渡ってロープを張るつもり。
 ロープを滝バカのハーネスに固定しながら、彼の身の軽さが気にかかります。
 文字通り、隊ではもっとも体重が軽いので、水圧に負けて流されなきゃよいがと。
 
 不安が現実になってしまいました。
 川の中央部までは淡々と進んで行ったのですが、 「泥地に流木がからんでて歩きにくい・・」
 そう言った数秒後、滝バカの姿がスポンと水中に沈んでしまいました。
 「やべえ、流された。 早よ、引っ張れ。」
 岸に残った3人がわっせわっせとロープを手繰り寄せます。
 滝バカはすぐに浮かんで来ました。
 かまわず引っぱり上げます。
 「おめえらアホかあ。そんなに引っぱったら、足で立つ余裕がねえべよ。」 とブリブリ怒りながら滝バカがずぶ濡れで戻ってきました。

nuru09.jpg

 対岸からは、この程度見るのがやっと。
 どうにかして対岸に渡りたいと思ったものの、川は予想以上に流れが速く水深もあるので強行突破は非常に危険と判断せざる得ません。
 無理に渡ろうとすれば、誰かが流されないとも限らないし、流されれば下流に高い堰堤が待ち受けています。

nuru10.jpg

 というわけで、今回もまた、大滝を目前にしながらトホホの撤退とあいなった次第でございます。
 執拗なアブの攻撃で十数か所も体中を刺され、あげくは滝元へも行けず、泣くほど情けなかあ。


          宮城県栗原市 花山    削沢 → 一迫川 → 迫川 → 北上川


 
  1. 2017/09/16(土) 20:02:32|
  2. 栗原市の滝

小僧不動の滝

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 栗原市の滝


 鳴子温泉滝見ツアーからの帰途、栗原市の 小僧不動の滝 へ立ち寄りました。
 国道457号線から少しだけ入ったところで、一迫長崎地区という場所。

kzfdc2.jpg

 小僧不動水神社の裏側に滝は流れています。

kzfdc3.jpg

kzfdc4.jpg

kzfdc5.jpg

 落差7mの直瀑の滝。
 いつもよりは水量が足りないようです。

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 「毎年1月15日には、水をかぶってお祭りをするんだってよ。」
 「んじゃ、俺もやる」 と言い出したのが釣り師。
 彼の場合、宗教的関心からではなく、単に暑いから水浴びしようという魂胆。

kzfdc7.jpg

 この滝、直瀑ではありますが、水の落下点には岩があります。
 その上に乗りました。
 「イデデデデ、首が折れるう。」
 落下してくる水の衝撃を頭で受けるので、見た目ほど気持ち良くなさそう。

kzfdc8.jpg

 背後に人の気配を感じて振りむいたら、犬を散歩に連れてきたどっかのオバちゃんでした。
 「あらら、ご苦労様です。」
 我々を修行している人達と勘違い。
 いくら裸とはいえ黒いトランクスでは滝修行には見えないんですけど。


             宮城県栗原市一迫長崎  小僧不動の滝   枝沢 → 長崎川 → 一迫川

  1. 2017/07/16(日) 19:00:28|
  2. 栗原市の滝

削沢 謎の滝

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 栗原市の滝                               一迫川


 盗人滝 を見た後、帰還の途に就いた滝見隊。
 途中、宮城県栗原市、花山湖上流の仙台藩寒湯番所のあるY字路から、旧湯ノ倉温泉方向に入ってみました。
 前回訪れた時には、入ってすぐに道路が完全崩壊していて、奥には進めなかった道路。
 もしかしたら復旧しているのではないか、とかすかな期待をして入ったのですが、もはや修復する気はなさそうで、震災から堰堤が新設されただけで道路は跡形もありません。
 
 この奥には、削沢の大滝、白糸の滝、大地滝といった大滝がありました。
 震災後、削沢の大滝だけは滝下まで行って確認しましたが、他はどうなっているのか。
 
 さて、現状は確認したし、そろそろ帰ろうか。 
 バイクをUターンさせ、ふと対岸を見ると、何やら白いものが見えます。
 「滝だ!」
 一迫川の瀬音で滝音がかき消され、樹木も茂っているので、バイクを停めた位置からは見えなかったのです。
 土手を下り、川原に降りて一迫川の川岸まで近付きました。

szsa2.jpg

 まぎれもなく滝です。 しかも大きい。

szsa3.jpg

 樹木が邪魔して確認し難いのですが、どう見ても10m以上はありそう。
 地図を開いてみると、対岸は削沢になっています。
 合流部にこんな大滝があったなんて。
 帰宅後になりますが、どんなサイトを見てもこの滝の情報はありませんでした。
 1個くらいはどっかに載っててもおかしくない滝です。
 謎の滝です。

 近くで見たい。
 しかし、目の前には一迫川が流れています。
 川幅があり、水深が深く、流れも急。
 川には入れますが、渡ることなどできそうにありません。
 近くには渡れる橋もありません。

szsa4.jpg

 あくまで想像ですが、岩手宮城内陸地震によって削沢の一迫川合流部の谷が崩壊し、行き場を失った流れが新たな滝を造り出したのではないでしょうか。
 この滝を真近にするためには、高所にある国道からヤブコギしながら崖を降りていかなければなりません。
 かなりの距離があるし、川沿いは断崖になっているかもしれません。
 削沢の大滝を見に行った時でさえ心臓が縮み上がりましたから、現時点ではとてもとても行く気には・・・・・。
 とりあえず印象度は 保留にしときます。

   宮城県栗原市花山 温湯          削沢 → 一迫川 → 迫川 → 北上川



  1. 2015/08/22(土) 21:01:47|
  2. 栗原市の滝

川台渓谷の滝 ツクリ滝

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 栗原市の滝                                     三迫川上流部


 宮城県栗原市 荒砥沢を出た後、次に向かったのは 三迫川にある 栗駒ダム。
 
 大峰森の峠を越えるあたりで、道路上に動物発見。
 50mくらい手前でいきなりストップ。後続車ごめん。 
 逃げないでちょうだいと願いながらズームで撮影。 これ1枚きり。
 でもよくポーズをとってくれました。

kwdk4.jpg

 口先が長く、耳が大きく、尻尾がふさふさ。
 首輪がないので、どこかの家から逃げ出して、喰うものもなく痩せてしまった犬。
 って、違うでしょ。
 それにしても 滝見隊はよく野生動物と遭遇します。
 今回だって、バイク4台で、車より派手な音出して走ってたんですけど。
 なるべく交通量の少ない道ばかり選んで走っているせいかも。

 目的地に行く前に、寄り道することにしました。
 ここまで来たからには、見とかなきゃならない滝があります。

kwdk2.jpg

 行者の滝 です。
 宮城県栗原市 三迫川の栗駒ダム上流にある、有名な観光滝。
 駐車場・トイレ・東屋・案内看板・展望台完備。 いたれりつくせり。
 今回も見物客が10名ほどいました。

kwdk3.jpg

 地震で崩落したつめ跡が残っています。 以前と流れが変わりました。
 大きくて見ごたえのある滝。
 以前来た時より濁りが改善されています。 でもまだまだ。
 緑に包まれたきれいな流れが戻るまで、あとどれくらい待てばいいのでしょうか。
 この上流にあった 雌滝 は無残な姿になってしまったし、窓滝 は面影すら消えてしまいました。

 行者の滝 を見た後、栗駒ダムまで下りてきました。
 ダムの下流に、川台渓谷があります。

kwdk5.jpg

 ネットで見ると、秋の紅葉はなかなかのものらしいです。
 我々が見た渓谷は、薄暗くて、川岸に降りる道もないし、川も汚れ、展望もきかず、あまりほめられた景観じゃありませんでした。
 整備するのも諦め、放置された観光地といった感じ。
 刈り払いすればだいぶ違うと思うんだけど。


 川台渓谷は、全長2Kmほどあるらしく、その中間部に、三迫川に注ぎ込む滝が流れています。

kwdk6.jpg

 ツクリ滝 といいます。
 流量はさしてありません。 落差はけっこうあります。

kwdk7.jpg

 義経伝説にまつわる由緒ある滝なんだとか。
 義経がこの地にやってきた時、川台渓谷に不動明王の祠を建てたらしい。
 不動尊といえば、付きもののようにあるのが滝。
 しかし、辺りに滝はありません。
 そこで弁慶が、「んだらば、ワシが作ってやっか」 と、たちまち不動尊のかたわらに滝を造ったという話。
 うろ覚えですが、こんな話ではなかったかと。

 「つーことは、この滝、人工滝ってわけ?」 と釣り師。
 伝説ですよ、伝説。
 見たところは自然滝そのもの。

kwdk8.jpg

 でも、大きな問題を抱えている滝でもありました。
 全体を眺めると、

kwdk9.jpg

 滝を分断するかたちで、手前に遊歩道があり、滝の上部には用水路が渡され、さらにその上に廃道と化した道路の小橋が通っていたのです。
 「ツクリ滝 というのもあながち間違いじゃないな。」
 ちょっと人工的な物が作られ過ぎでしょ。

 この滝で人を呼ぼうなんて考えはさらさら無かったようです。
 滝好きとしては残念な光景を見せられてしまいました。
 周辺暗いし、水質も良くないし、見てくれも悪いし、一応観光地なのにまったく放置されたままで、せっかくの義経伝説も宝の持ち腐れになっています。
 印象度  

                     栗原市 栗駒ダム直下         枝沢 → 三迫川 → 迫川 → 旧北上川



 
  1. 2015/07/07(火) 19:46:19|
  2. 栗原市の滝
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Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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