南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

行者の滝

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 栗原市の滝


 宮城県栗原市の花山三名爆のひとつ、大地滝を見に行くつもりでした。
 花山から、一迫川沿いに登って、大地沢へ入るのは、岩手宮城内陸地震以来不可能になっています。
 道が崩壊しています。
 奥にあった湯ノ倉温泉は山津波に押し流されて消失しました。
 温泉がなくなってしまえば、道も再整備する必要はないと考えたのか、今もって造り直す気はないようです。

 では、どうやったら大地滝を見れるのか?
 別の方法を考えました。
 下から行ってダメなら、上から降りて行ったらどうだろう。
 地図で見ると、世界谷地から入り、栗駒山登山道を湯浜温泉へ行く途中から別れて下れば行けそうな感じでした。

 しかし、実際に出かけてみたところ、この策も不可能だということが判明しました。
 登山道から降りる道自体が崩壊していたのです。
 ロープが張られ、通行止めの看板が。
 あれから9年経って、歩けたはずの道には身の丈ほどの笹の葉やら雑草やらがびっしり生え、もし強引に行けば方向感覚が狂って迷ってしまう不安がありました。
 よって、大地滝への突撃は断念。

 まさか大地滝へ行くことができないなんて考えもしなかったので、途中立ち寄った行者ノ滝では、おざなりにしか写真を撮らず。
 それがこの2枚だけの画像。

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 この滝も、岩手宮城内陸地震によって岩盤が欠け、流れが変わった滝です。
 こちらは完全な観光滝なんで、周辺はいち早く修復されました。
 駐車場、トイレ、東屋、展望台、観光案内板完備です。


         宮城県栗原市  行者ノ滝

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  1. 2017/09/23(土) 19:15:06|
  2. 栗原市の滝

浅布渓谷の滝

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 栗原市の滝


 アブに全身ボコボコにされ満身創痍、目当ての滝も見られず失意のまま国道398を下って来た滝見隊。
 このまま帰ったんでは何のために来たのか分かりません。
 で、せめて途中にある浅布渓谷の滝だけは見て行っぺしということになりました。

 浅布渓谷は、国道398号線、宮城県栗原市の花山の道の駅から登って行って、仙台藩寒湯番所跡へ向かう中間部にあります。
 どでかい滝ですが、渓谷自体が目立たない場所にあり、どちらかといえばマイナーな扱い。

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 標識のところから崖を下っていくと、下流の 四巻ノ滝。

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 水量は十分ありますが、ちょっと滝らしくないのが玉に傷。 名前はあれど、パッとしない滝です。

 崖を登り直すのもめんどいので、そのまま岸沿いに登っていくと、

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 上流に大きな滝が見えてきます。

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 落差はそれほどないものの、広い川幅いっぱいの滝。

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 ナイヤガラの滝を連想する形。

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 不動の滝。
 実は、2連の滝で、このすぐ下にも同規模の滝があります。
 画像だけ見ると、どちらがどちらなのか判断し難いほどよく似ています。

 こちらが下の滝。

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 上段と下段合わせるととんでもない規模があります。
 大きさ・水量ともトップクラス。 一迫川の水質があまり良くないのが残念。

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 本流へは、枝沢から何本もの滝が流れ落ちています。
 降雨量が少ない時期には流れないと思われ。

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 どれも高い場所から落下して来て、これで水量さえあれば見事な滝に変身するはず。


             宮城県栗原市花山  浅布渓谷 四巻ノ滝 不動の滝



 
  1. 2017/09/18(月) 21:38:17|
  2. 栗原市の滝

削沢 出会いの滝

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 栗原市の滝                ナツズイセン


 地獄のような労働からようやく脱出できる目途がつき、しばらくUPしていなかったブログにも着手できるようになりました。
 まさかこんなにめんどい仕事だったとは。 話が違うんじゃねーの、と思ったものの後の祭り。
 この間何処にも行かなかったという訳ではなく、ちょこっとは出かけております。
 ただ書き込みする時間と気力が不足していただけ。
 1ヶ月も書かないうちに季節がずれてしまいました。 ご容赦願います。

 タイトル画はナツズイセン(夏水仙)。
 晩夏の花で、この花を見るたびに、短い夏がまた終わってしまうなあと一抹の寂しさを感じるのであります。
 今回(といってもかなり前、8月中のことだけれど) 宮城県栗原市へ向かう道すがら、あちこちで見かけた花です。

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 さて、滝探し。
 向かった先は、何年か前に発見していながら、滝元に近付くことができず、その全貌を窺えないまま撤退してしまった、宮城県栗原市の一迫川上流、削沢合流部の滝です。 住所的には、花山の温湯(ぬるゆ)温泉になるかと。
 今回はリベンジマッチだぜい、と勇んで行こうとしたのですが、想定外のことばかり起こること起こること。

 まず、当日は雲が多いながら雨は日中降らないでしょう、という天気予報をあてにしていたら、朝から大ハズレの雨模様。
 当然バイクでは行く気にもならず、このまま中止かと考えていたところ、 
 「そんなに大降りにはならないようだから行っぺし」 と気仙沼の滝バカ。
 バイクから車2台に変更して出かけました。総員4名出動であります。

 花山の温湯温泉に到着しても雨はいっこうに止む気配がありません。
 国道398から一迫川沿いに入って行きます。

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 大きな堰堤を越えると、すぐに目的地。

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 この画像ではまったく分かりませんが、ほぼ中央部に削沢の合流部があり、そこに大きな滝が流れています。

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 同じ場所から見た上流部。
 かつては画像右側に川に沿って山道があり、湯ノ倉温泉に通じていました。
 現在では大規模な崩落のため道がありません。 湯ノ倉温泉は消滅しました。

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 堰堤から眺めた下流の光景。
 いつもより水は濁っています。 
 通常でも上流部では工事が行われているし、本日は朝から雨が降り続いているため余計濁りがひどい。

 車から降りようとしたら、いったいどこから湧いて来たのかと思うほど猛烈極まるアブの大量攻撃。
 コンコンガラス窓にぶち当たってきます。 こんなことまるっきり想定外。
 車の中にいれば安全とはいうものの恐怖感を覚えるほどの自爆攻撃。
 「おい、どうすんだよこれ。 開けたら最後、襲いかかられるぞ。 引き返すか。」
 「アホかあ。 せっかくここまで来て、すごすご帰るわけにゃあいかんべさ。」
 隣に車を横付けしながら、あまりのアブ攻撃に恐れをなしてドアを開けられず、この会話は何とガラス越しに顔を見ながらスマホでのやり取りでございます。
 いつまでたってもらちが明かないので、意を決して車外に出る覚悟をしました。
 中で着衣を着替え、全身に虫除けスプレー。
 狭い車内で2人が大量にスプレーをかけたもんだから、呼吸ができないほど息苦しくなって、車外に脱出。
 とたんに大量のアブ。 中も地獄、外も地獄であります。
 さすがに虫除けスプレーは効果的ではありましたが、ススメバチのようにデカいアブはしつこくて、衣服の上から何か所も刺される結果となりました。
 「あっつ!」 「うげっ!」 「いでっ!」 あちこちで悲鳴が上がります。
 釣り師がわが身にすがったアブをたたきつぶしたら、なんと真っ赤な血が飛び散りました。
 「この血が動物のもんだったらおっかねえなあ。 病原菌に感染したりして・・・。」
 気色悪くて、誰も何もいいません。

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 川原を歩き、一迫川を前に立ち止まりました。
 ほとんど分かりませんが、正面が削沢の合流部です。
 対岸へ渡らなければ、滝の全貌を見ることができません。
 目の前の川は、濁って水深や川底の様子がまったく分かりません。

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 奥を窺うと、かなりの大きさの滝が流れているのが分かります。
 画像がぼんやりしているのは川霧のせいです。
 
 さてどうするか? 渡らないことには話にならず。
 「どれ、んじゃ行くか。」 と、ハーネスを身に着け始めた滝バカ。
 だいたいこんな場面では毎度滝バカの出番。
 対岸に渡ってロープを張るつもり。
 ロープを滝バカのハーネスに固定しながら、彼の身の軽さが気にかかります。
 文字通り、隊ではもっとも体重が軽いので、水圧に負けて流されなきゃよいがと。
 
 不安が現実になってしまいました。
 川の中央部までは淡々と進んで行ったのですが、 「泥地に流木がからんでて歩きにくい・・」
 そう言った数秒後、滝バカの姿がスポンと水中に沈んでしまいました。
 「やべえ、流された。 早よ、引っ張れ。」
 岸に残った3人がわっせわっせとロープを手繰り寄せます。
 滝バカはすぐに浮かんで来ました。
 かまわず引っぱり上げます。
 「おめえらアホかあ。そんなに引っぱったら、足で立つ余裕がねえべよ。」 とブリブリ怒りながら滝バカがずぶ濡れで戻ってきました。

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 対岸からは、この程度見るのがやっと。
 どうにかして対岸に渡りたいと思ったものの、川は予想以上に流れが速く水深もあるので強行突破は非常に危険と判断せざる得ません。
 無理に渡ろうとすれば、誰かが流されないとも限らないし、流されれば下流に高い堰堤が待ち受けています。

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 というわけで、今回もまた、大滝を目前にしながらトホホの撤退とあいなった次第でございます。
 執拗なアブの攻撃で十数か所も体中を刺され、あげくは滝元へも行けず、泣くほど情けなかあ。


          宮城県栗原市 花山    削沢 → 一迫川 → 迫川 → 北上川


 
  1. 2017/09/16(土) 20:02:32|
  2. 栗原市の滝

小僧不動の滝

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 栗原市の滝


 鳴子温泉滝見ツアーからの帰途、栗原市の 小僧不動の滝 へ立ち寄りました。
 国道457号線から少しだけ入ったところで、一迫長崎地区という場所。

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 小僧不動水神社の裏側に滝は流れています。

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 落差7mの直瀑の滝。
 いつもよりは水量が足りないようです。

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 「毎年1月15日には、水をかぶってお祭りをするんだってよ。」
 「んじゃ、俺もやる」 と言い出したのが釣り師。
 彼の場合、宗教的関心からではなく、単に暑いから水浴びしようという魂胆。

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 この滝、直瀑ではありますが、水の落下点には岩があります。
 その上に乗りました。
 「イデデデデ、首が折れるう。」
 落下してくる水の衝撃を頭で受けるので、見た目ほど気持ち良くなさそう。

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 背後に人の気配を感じて振りむいたら、犬を散歩に連れてきたどっかのオバちゃんでした。
 「あらら、ご苦労様です。」
 我々を修行している人達と勘違い。
 いくら裸とはいえ黒いトランクスでは滝修行には見えないんですけど。


             宮城県栗原市一迫長崎  小僧不動の滝   枝沢 → 長崎川 → 一迫川

  1. 2017/07/16(日) 19:00:28|
  2. 栗原市の滝

削沢 謎の滝

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 栗原市の滝                               一迫川


 盗人滝 を見た後、帰還の途に就いた滝見隊。
 途中、宮城県栗原市、花山湖上流の仙台藩寒湯番所のあるY字路から、旧湯ノ倉温泉方向に入ってみました。
 前回訪れた時には、入ってすぐに道路が完全崩壊していて、奥には進めなかった道路。
 もしかしたら復旧しているのではないか、とかすかな期待をして入ったのですが、もはや修復する気はなさそうで、震災から堰堤が新設されただけで道路は跡形もありません。
 
 この奥には、削沢の大滝、白糸の滝、大地滝といった大滝がありました。
 震災後、削沢の大滝だけは滝下まで行って確認しましたが、他はどうなっているのか。
 
 さて、現状は確認したし、そろそろ帰ろうか。 
 バイクをUターンさせ、ふと対岸を見ると、何やら白いものが見えます。
 「滝だ!」
 一迫川の瀬音で滝音がかき消され、樹木も茂っているので、バイクを停めた位置からは見えなかったのです。
 土手を下り、川原に降りて一迫川の川岸まで近付きました。

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 まぎれもなく滝です。 しかも大きい。

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 樹木が邪魔して確認し難いのですが、どう見ても10m以上はありそう。
 地図を開いてみると、対岸は削沢になっています。
 合流部にこんな大滝があったなんて。
 帰宅後になりますが、どんなサイトを見てもこの滝の情報はありませんでした。
 1個くらいはどっかに載っててもおかしくない滝です。
 謎の滝です。

 近くで見たい。
 しかし、目の前には一迫川が流れています。
 川幅があり、水深が深く、流れも急。
 川には入れますが、渡ることなどできそうにありません。
 近くには渡れる橋もありません。

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 あくまで想像ですが、岩手宮城内陸地震によって削沢の一迫川合流部の谷が崩壊し、行き場を失った流れが新たな滝を造り出したのではないでしょうか。
 この滝を真近にするためには、高所にある国道からヤブコギしながら崖を降りていかなければなりません。
 かなりの距離があるし、川沿いは断崖になっているかもしれません。
 削沢の大滝を見に行った時でさえ心臓が縮み上がりましたから、現時点ではとてもとても行く気には・・・・・。
 とりあえず印象度は 保留にしときます。

   宮城県栗原市花山 温湯          削沢 → 一迫川 → 迫川 → 北上川



  1. 2015/08/22(土) 21:01:47|
  2. 栗原市の滝

川台渓谷の滝 ツクリ滝

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 栗原市の滝                                     三迫川上流部


 宮城県栗原市 荒砥沢を出た後、次に向かったのは 三迫川にある 栗駒ダム。
 
 大峰森の峠を越えるあたりで、道路上に動物発見。
 50mくらい手前でいきなりストップ。後続車ごめん。 
 逃げないでちょうだいと願いながらズームで撮影。 これ1枚きり。
 でもよくポーズをとってくれました。

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 口先が長く、耳が大きく、尻尾がふさふさ。
 首輪がないので、どこかの家から逃げ出して、喰うものもなく痩せてしまった犬。
 って、違うでしょ。
 それにしても 滝見隊はよく野生動物と遭遇します。
 今回だって、バイク4台で、車より派手な音出して走ってたんですけど。
 なるべく交通量の少ない道ばかり選んで走っているせいかも。

 目的地に行く前に、寄り道することにしました。
 ここまで来たからには、見とかなきゃならない滝があります。

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 行者の滝 です。
 宮城県栗原市 三迫川の栗駒ダム上流にある、有名な観光滝。
 駐車場・トイレ・東屋・案内看板・展望台完備。 いたれりつくせり。
 今回も見物客が10名ほどいました。

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 地震で崩落したつめ跡が残っています。 以前と流れが変わりました。
 大きくて見ごたえのある滝。
 以前来た時より濁りが改善されています。 でもまだまだ。
 緑に包まれたきれいな流れが戻るまで、あとどれくらい待てばいいのでしょうか。
 この上流にあった 雌滝 は無残な姿になってしまったし、窓滝 は面影すら消えてしまいました。

 行者の滝 を見た後、栗駒ダムまで下りてきました。
 ダムの下流に、川台渓谷があります。

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 ネットで見ると、秋の紅葉はなかなかのものらしいです。
 我々が見た渓谷は、薄暗くて、川岸に降りる道もないし、川も汚れ、展望もきかず、あまりほめられた景観じゃありませんでした。
 整備するのも諦め、放置された観光地といった感じ。
 刈り払いすればだいぶ違うと思うんだけど。


 川台渓谷は、全長2Kmほどあるらしく、その中間部に、三迫川に注ぎ込む滝が流れています。

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 ツクリ滝 といいます。
 流量はさしてありません。 落差はけっこうあります。

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 義経伝説にまつわる由緒ある滝なんだとか。
 義経がこの地にやってきた時、川台渓谷に不動明王の祠を建てたらしい。
 不動尊といえば、付きもののようにあるのが滝。
 しかし、辺りに滝はありません。
 そこで弁慶が、「んだらば、ワシが作ってやっか」 と、たちまち不動尊のかたわらに滝を造ったという話。
 うろ覚えですが、こんな話ではなかったかと。

 「つーことは、この滝、人工滝ってわけ?」 と釣り師。
 伝説ですよ、伝説。
 見たところは自然滝そのもの。

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 でも、大きな問題を抱えている滝でもありました。
 全体を眺めると、

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 滝を分断するかたちで、手前に遊歩道があり、滝の上部には用水路が渡され、さらにその上に廃道と化した道路の小橋が通っていたのです。
 「ツクリ滝 というのもあながち間違いじゃないな。」
 ちょっと人工的な物が作られ過ぎでしょ。

 この滝で人を呼ぼうなんて考えはさらさら無かったようです。
 滝好きとしては残念な光景を見せられてしまいました。
 周辺暗いし、水質も良くないし、見てくれも悪いし、一応観光地なのにまったく放置されたままで、せっかくの義経伝説も宝の持ち腐れになっています。
 印象度  

                     栗原市 栗駒ダム直下         枝沢 → 三迫川 → 迫川 → 旧北上川



 
  1. 2015/07/07(火) 19:46:19|
  2. 栗原市の滝

荒砥沢渓谷の滝

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  栗原市の滝                        山頂がほぼ平坦な山、櫃ヶ森。 文字三山のひとつ。


 いやいや、びっくりしたなあ!
 まさか、こんなところにこんなすごい滝があるなんて。
 いい意味で当初の想像が裏切られてしまいました。
 ちっちゃな滝でも、あればいいなあ、なんて行く前は思ってたんですよ。

 
 南三陸滝見隊は今回、総員出動で宮城県北部の栗原市に出撃。
 栗原市は北上川の西側にある町。 我々にとっては、川を越えればアウェーの地。
 休日、早起きしてまで出かけようなんて気はさらさらない滝見隊の連中。
 ぐだぐだ集まって、それでも昼近くから夕方までバイクで走り回るのはけっこうたいへんです。
 距離的にも、時間的にも、身体的にも、分からない場所で滝を探すは無理というもの。
 力み過ぎると、翌日の仕事が堪えます。
 そこで おおよその位置が分かる滝だけをピックアップして見に行くことにしました。

 まず向かったのが、栗原市の山手にある荒砥沢ダム。
 この上流部には、岩手宮城内陸地震で大崩壊した土地があり、当時はよくテレビで取り上げられていましたっけ。

荒砥沢

 二迫川に沿って登って行き、荒砥沢ダムのどん詰まり、直下といってもいい位置に、山武温泉・さくらの湯 の施設があります。
 こんな辺鄙な場所なのに、なんでこんな大きな施設が、と思うほど。
 隊員の誰かが、「滝見た後に、ひとっ風呂浴びてっか?」 と魅惑的な言葉。 
 でも温泉に入ると、身体がグダグダに疲れて、次に回る気力も、家に帰る気力も無くなるので、いつものように却下。
 温泉は好きだから、考えればずいぶんもったいない話。
 これまでいったいいくつの温泉を横目に見ながら通り過ぎたことか。

 さくらの湯 のすぐ下に、荒砥沢不動尊という小さな社が建っています。

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 画像左上が、さくらの湯。 右が不動尊。

 ここに来たのは、あるサイトがきっかけ。
 それによると、「小さなお不動さんがあり、その横の階段を降りると、あまり高さのない滝が流れている。」 とのこと。
 確かに不動尊があるある。 その横に渓谷へ降りる階段もありました。
 
 しかしこの階段というのが、めったに見られないとんでもないシロモノ。
 いったい何時の時代に作られたものやら、鉄製の階段は腐って方々に穴が開き、床板と支柱は離れてしまって、ボロボロ。
 まさに崩壊寸前といった体。というか崩壊中。
 当然のようにトラロープが張られて侵入禁止にはなっているのですが、行こうと思えば簡単にくぐって行けます。
 もしこの階段を使わないとすれば、崖を降下する以外ありません。
 周辺探したけれども降りる道はこの階段だけのようでした。
 
 「どうする?」
 「どうするって、考えるだけ無駄。行けるわきゃねーべさ。」 と小隊長。
 隊員の中では最も重い小隊長、グズグズの鉄板に足を乗せた途端、階段全体が崩れるような気がしました。
 およそ20mもあろうかという高さから 階段もろとも崖下に転落するのは恐怖以外なにものでもありません。
 そんな危ういものに頼るより、ザイルの方がはるかに信頼できます。

 藪をかき分け、ザイルを投入し、崖を降りて行きました。
 崖はえぐれ気味で、岩盤は湿って、ヌラヌラ滑り、足元固定できず、慎重さが要求されます。

 どうにか川岸に降下し、流れる滝を仰ぎ見ると、 どっひぇ~~~っ!

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 「あまり高さのない滝が流れている」 って、いったいどこ見てサイトに載せたんだよぉ?
 これだからネットは信用できねえんだ、と自分のことは棚に上げて思う小隊長であります。

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 高さのあるすばらしい滝です。
 これが 荒砥沢不動の滝 だと思います。

 これだけで驚いた滝見隊。
 ところがこれはほんの序章。 驚きはまだまだあったのです。

 この滝のすぐ横にも、こんな滝。

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 さらにその横にも、こんな滝。

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 もうこれだけでも我々は十分満足したんですけど、これらは前菜に過ぎなかったのです。
 なんとメーンディッシュが別にあったんですよ。

 荒砥沢渓谷、本流の滝です。

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 一瞬、3段構造の砂防堰堤かと思ったくらい整った滝です。

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 ひと言 「でけえ・・・・・。」 唖然呆然。

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 左の岸側にあるのは、壊れた鉄柵。
 昔は岸沿いに遊歩道が整備されていたようです。
 現在は、藪がはびこり、倒木があり、道の痕跡すらありません。
 どこに地面があるのかまったく分からないので、足元を探り探り上流へ向かいました。

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 ただただ、すんご~い滝です。圧倒されました。
 全部ひっくるめて、印象度は 
 こんな場所で南三陸の滝のことを話したら、へそが茶を沸かしそうです。
 ただし、返す返すも残念な点があります。
 画像でお分かりの通り、決してきれいな水ではないこと。
 上流、ほとんど人家のないところですから、大地震の後遺症とダムが影響していると思います。
 某サイトには「滝つぼでは夏に泳ぐこともできます」 とありましたが、この水流と濁りでは、泳げません。

 それにしても、どうしてこんなでかい滝が地図上で無印になっているのか、訳分かりません。
 昔は遊歩道が設けられ、観光地として客を呼んだのかもしれませんが、今では見る影もなく寂れ、忘れ去られています。
 あまりにももったいない。 埋もれてしまった財宝がここにあります。 
 ぜひ再整備すべきであると、不詳 南三陸滝見隊小隊長は、声を大にして皆さまに訴えたいのであります。

 帰宅してから、ネットを検索。 これらの滝はいくらほじくっても画像が出てきません。
 ということは、Web初登場なのか?


 最後にもうひとつ。

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 荒砥沢ダム直下、穴向橋という橋の上流側に流れる滝。
 一見、そうは見えませんが、人工滝です。
 ダムの水を迂回させて流すための用水路。
 人工滝とはいえ、大きいし、見ごたえあります。

                   宮城県栗原市      荒砥沢 → 二迫川 → 迫川 → 旧北上川



  1. 2015/07/06(月) 20:42:49|
  2. 栗原市の滝

竜頭の滝

                                           栗原市の滝


 引き続き三迫川系の滝を紹介します。

 行者の滝から幹線道路を少し登って行くと、左手に柳沢橋という橋があり、その下には柳沢が流れています。
 竜頭の滝は柳沢橋から100mほど上流にある・・・・・はずでした。
 少なくともWebに載っていた情報によればそうだったのです。
 
 が、何度か記したように、2008年に大地震がこの地を襲い、山が崩壊し大災害が至る所で発生しました。
 柳沢橋もこの災害から逃れることができず、あえなく崩落の憂き目に遭ってしまったのです。
 
 今回、滝見隊が訪れた時にはとっくに新しい橋が完成していました。
 が、待てよ。橋の位置が前と違うんじゃないの?
 前は確か100mくらい下流に架かっていたはず。そうであるのは対岸の様子を見れば分かります。
 それが、新しく完成した柳沢橋は100m上流に引っ越しているのです。

 ということは、もしかしてもしかして、竜頭の滝は橋の下!?
 橋の欄干から覗き込むと、まさしく眼下にいくつかの滝が見えました。
 竜頭の滝は、そのどれかには違いないのですが、どれなのか分かりません。
 Webで見たのとは形状が違っています。
 

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 これは橋のすぐ上流にある滝。
 落差からするといちばん竜頭の滝くさい。

 そして橋の真下から下流にかけてある滝。

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 大地震や崖の崩壊によって滝の形が大きく変わってしまった可能性大。
 迫力はないものの佇まいとしてはなかなか。水もきれいだし。
 見上げた上に橋がなければという注釈が付きますが・・・。

 印象度  

 試しに、この現在の橋の上流には滝がないのかと探してみたら、きれいな滝が見つかりました。

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 穏やかな和み系の滝です。
 水はきれいだし、環境的にも良かった。
 印象度  
 ただ、やたら虫がうるさくてイライラするほどでした。
 ネット帽、まだ早いだろうと持っていかなかったもんなあ。

                                    柳沢→三迫川→迫川→北上川







 
  1. 2013/05/19(日) 20:11:59|
  2. 栗原市の滝
  3. | コメント:0

女滝と行者滝

                                           栗原市の滝

 
 宮城県側から栗駒山へ行って来ました。
 岩手県・宮城県・秋田県にまたがる山で、岩手県では須川岳、宮城県と秋田県では栗駒山と呼んでいます。
 以前、この山の麓をぐるっと1周したことがあって、その時、栗駒山は宮城県側が正面になるんじゃないかと思いました。
 邪魔する山が手前にないので、いちばん雄大に見えたからです。
 岩手側からだと遠過ぎて迫力がないし、秋田側だと山の中で埋没してしまいます。

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 栗原市の平野部から眺めた栗駒山。
 肉眼ではもっとくっきりはっきり見えたのですが、カメラの腕がありません。申し訳ない。

 その栗駒山麓に行者滝があります。
 名の知られた滝で、観光地化しています。
 駐車場・トイレ・東屋・観光案内板すべて完備。
 岩手宮城内陸地震により、周辺の岩盤が崩壊し滝の形状が変わってしまいました。

 行者滝は別名男滝とも言うそうです。
 ということは、女滝もどこかにあるはず。

 はい、ちゃんとあります。
 行者滝から500mほど上流にあって、こちらは山道を歩かなければならず、隠れた存在の滝でした。
 女滝も岩手宮城内陸地震により手ひどい打撃を受け、Webで見られるかつての面影はどこにもありません。

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 赤茶けた岩石がむき出しになっています。周辺の山も崩壊したままです。
 水量が多く、迫力こそありますが、滝としての情緒的なものはありません。
 水は濁ったままです。土砂の濁りなのでそれほど気にはなりませんが。

 印象度  

 行者滝の落ち口付近から女滝のある裏沢に沿って地震後に造った林道が伸びています。
 ただし通行止めで車は入れません。奥の崖から巨大な岩が崩落しています。
 徒歩なら割と簡単に行くことができます。ヤブコギなし。
 地震前ならともかく、現在ではわざわざ見に行く価値があるのかちょっと疑問。

 
 ついでに、行者滝も載せておきます。
 こちらはびっくりでした。
 様子が大幅に改善されています。

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 イメージが良くなっています。
 緑が増えてアラを隠したせいだと思います。
 それにしても、落ち口の工作物がやっぱり邪魔。

                                裏沢(女滝)→三迫川→迫川→北上川






 
  1. 2013/05/18(土) 20:40:47|
  2. 栗原市の滝

浅布渓谷の滝

                                           栗原市の滝

 話が前後して誠に申し訳ございません。
 先に紹介した「削沢の滝」へ行く前に立ち寄った浅布渓谷の滝を今回紹介します。
 削沢の滝よりずっと下流で、一迫川本流にあるのが浅布渓谷です。

 ここに大きな滝があります。
 「不動の滝」 と 「四巻の滝」 です。
 削沢の滝のように危険を覚悟しなければ滝下まで行けないようなものではなく、遊歩道が整備され老若男女誰もが見れる観光滝です。川まで降りなくても全体像が見えます。
 にもかかわらず不人気な場所。
 連休中とあって、すぐそばの国道は通過する車がひっきりなしでしたが、渓谷の駐車場には我々のバイクが4台きり。なんでやねん。
 滝は我々がいつも見慣れている南三陸の滝のようなしょぼいもんじゃないですよ。問答無用のデカさ。

DSC05612.jpg

DSC05598.jpg

DSC05595.jpg

DSC05601.jpg

 これが上流側の 不動の滝です。

 落差はそんなにありませんが、滝幅と水量がハンパないです。
 こんなのをナイアガラの滝型といえばいいのか、とにかく豪快な流れ。
 水量の豊かさを感じます。

 すぐ下にもこれとほぼ同サイズの滝が流れています。

DSC05606.jpg

DSC05603.jpg

 上の滝だけを 「不動の滝」と呼んでいるのか、上下合わせて呼んでいるのか分かりません。
 個人的には2つ合わせて呼んだ方が絶対に良いと思います。
 単純にサイズが倍になるだけでなく、見た目や迫力が段違い。
 これだけ規模の大きな滝は、我らの住む南三陸には存在しません。うらやましい。

 印象度は 

 欠点は水質がそれほど良くないこと。
 でも人工的ではなく自然の濁りのようです。
 岩手宮城内陸地震の影響がいまだに続いているんでしょうか?

 不動の滝の横の崖からは一筋の滝が流れています。
 全体の高さは見上げるばかりのものですが、当日は水量が少なく、滝としての存在感が希薄だったのが残念。

DSC05607.jpg

 不動の滝から300mばかり下流には 四巻の滝 があります。

DSC05614.jpg

DSC05616.jpg
 
 不動の滝と水量が変わらないはずなのに、ずいぶん小ぶりに見える滝です。
 これだけ単独に見たら悪くない滝だと思うのですが、不動の滝の後ではかなり見劣りしてしまいます。

 印象度  

                                       一迫川→迫川→北上川



  1. 2013/05/10(金) 17:08:55|
  2. 栗原市の滝
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