南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

花露辺不動尊の滝

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 釜石市の滝        花露辺から唐丹湾をはさんで死骨崎を望む


 「花露辺」 という地名は何と読めば良いのでしょうか?
 答えは、「けろべ」です。 アイヌ語で 「いつも削られている場所」 の意らしい。
 ちなみに、花露辺の先の 佐須 や 唐丹 もアイヌ語だとか。

 釜石市唐丹町、花露辺地区の上方、県道249号線の横に小さな祠があって、お不動さんが祀られています。

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 今年発見した場所で、それまで何度かこの横を通過していましたがまったく気付かずにいました。

 お不動さんがあるということは、たいていすぐ近くに滝がある ということを我々は経験上知っています。

 すぐ下にある滝。 規模的には高さ3mくらいの小滝です。

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 「どこに滝があるんだ。 ただの濡れた岩場じゃないか。 カネ返せ。」 とご不満の方もおられましょう。
 実際に滝を見に出かけた我々は、それ以上の落胆をしたのであります。
 しかし、ここしばらくまとまった雨のない当地域。
 小沢1本だけではどうにもなりませぬ。
 水のない滝は滝といえるのか、という問題はひとまず置いといて、ここはシャラシャラ流れているつもりでおおらかにご覧ください。

 ここより100mほど上流まで登れば、さらに滝らしい岩盤が現れます。
 現在水がないので、川底を登って行けば簡単に見れます。
 厳密にはごく僅かの水は流れていますが、それを知らなければただの岩盤。

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 倒木・枯枝・枯葉が堆積し、滝の体をなしていなかったのを、これでも掃除したんですけど。
 水が流れていないんで、ゴミが溜る一方です。

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 水さえ流れていれば雰囲気のある場所に変貌するはずです。
 雨の降った後、機会があればまた訪れてみましょう。

          岩手県釜石市唐丹町 花露辺不動尊の滝



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  1. 2017/12/16(土) 18:41:17|
  2. 釜石市の滝

紅葉の 紅葉乃滝

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 釜石市の滝

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 我々の住んでいる地方ではコロ柿とか小枝柿などと呼んでいる小ぶりな柿です。
 その辺歩いただけでどこにでも生えてる感じ。 秋になるとなじみの風景で、なーんも珍しくありません。
 ためしに一口かじってみると、口に入れた途端ペッペッと吐き出してしまうくらい渋い柿です。

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 昔ならそのままにしておくはずもなく、干し柿にしたり渋抜きをして食べていました。
 現に、釜石の道の駅では渋抜きをして熟した小枝柿をたくさん並べて販売中。
 でも、今では収穫されずに放置されていることが多く、ほとんど野生動物のエサになっているようです。

 
 さて、釜石の滝シリーズ その4は、いよいよ 紅葉乃滝 です。
 この滝へは何度か訪れています。
 紅葉の時期を狙って何度か行きましたが、いつも絶好の時期を逃してばっかり。
 今度こそ紅葉の紅葉乃滝をねらっているのですが、今回はどうなるでしょうか?

 通常、滝見隊は、国道45号線の唐丹から入り、楢ノ木平を越えて紅葉乃滝へ行きます。
 沿岸部に居住しているので、その方が近いからです。
 今回は仙人峠を下りて来たので、283号線の甲子町大畑団地から入りました。

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 やったあ~。 ジャスト・タイミング。

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 ただし、紅葉乃滝とはいえ、周辺それほどモミジが多いわけではなさそう。

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 2段構造の上段。

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 下段の滝を上から。

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 上段・下段とも大きな滝壷を持ち、三陸では規模の大きな滝です。
 すばらしい、というランク。

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 水質上等。
 上流に数軒の民家がありますが、気にする必要はなさそう。

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 滝の下流。
 甲子川へは合流せず、そのまま唐丹湾へ流れ込みます。

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 観光滝ではなく、それ用にはいっさい配慮されていません。
 滝の下段まで安全に降りようとするなら、30mくらいのロープ2本は必要です。
 なければないで降りられないこともありませんが、特に雨の降った後などは急斜面がやたら滑って危険。
 
 紅葉乃滝のすぐ横には、別沢の滝があります。
 白糸の滝 というらしい。

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 水量は僅かだけれど、100m以上はありそうな長い滝。
 これはこれで見ごたえあります。


         岩手県釜石市唐丹町 鍋倉   紅葉乃滝   片岸川 → 唐丹湾

  1. 2017/11/10(金) 16:47:31|
  2. 釜石市の滝

大畑団地上流の滝

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 釜石市の滝


 釜石の滝シリーズ その3.
 新たな滝ですけど、そんな大した滝ではないのでチョコッとだけ。

 釜石の 大畑不動の滝 は名の知られた滝です。
 発見した滝はその上流部にありました。
 沢のそばの道路は何度か通過していますが、時期的に草木が繁茂して沢の様子が分からず、いつも素通りしていました。
 沢の名は分かりません。 鍋倉集落へ向かう途中の崖下に流れています。

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 実際の滝は画像よりずっと見てくれの良い滝です。
 崖の上の道路から見下ろすと、滝の中間部にある巨岩が邪魔になって、上下2つの滝に見えます。

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 上段の滝。
 落差は低いものの直瀑です。

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 下段。 斜瀑。

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 この下流には大畑団地という住宅地があります。
 もう少し下流にこの滝があったら、住民憩いの場所になりそうな雰囲気がありました。
 印象度   




 
  1. 2017/11/08(水) 18:37:48|
  2. 釜石市の滝

加美野不動滝

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 釜石市の滝                   陸中大橋駅からの遠望


 釜石の滝シリーズ その2は、加美野不動滝です。

 仙人峠を下って来て、旧釜石鉱山の敷地へ入ったとたん目に飛び込むのがこの光景。

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 製鉄のことは分からないのだけれど、何かの施設跡には違いありません。
 いろんなところにこの場所の画像は使われていて、ある意味鉱山のシンボル的存在になっています。

 さて加美野不動滝です。
 同じく釜石鉱山施設内にあります。

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 この石橋が目印。
 車では渡るのが恐いような古ぼけた橋の下に 目指す滝は流れています。
 ちょこっと歩けばいいだけの話で、車でいちいち渡らなくても何も困らないんですけど。

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 滝の上にはお不動さん。
 誰も訪れる人はいないようです。
 せめて我々だけでもと、ちょこっとお掃除をば。

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 ちょうど紅葉時期と重なって美しい光景を見ることができました。

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 滝そのものは全然大したことないんです。
 でも滝壷がえらく深くて、青く澄んでいます。

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 仙人峠では紅葉が末期でしたが、ここではまだきれいでした。

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 滝の上流部。
 構内奥へ入る道路がゲートで閉じられ、通常ではこれ以上入ることはできません。

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         岩手県釜石市   陸中大橋    加美野不動滝   支流? → 甲子川


  1. 2017/11/07(火) 19:56:56|
  2. 釜石市の滝

仙人峠の滝

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 釜石市の滝


 散り行く紅葉の名残を惜しもうと出かけたら、これまで見たこともない滝を発見。
 ルートは、陸前高田市→住田町→遠野市→釜石市→大船渡市→陸前高田市。
 メーンは、釜石市の仙人峠と 紅葉の滝 でした。
 紅葉の滝は次回UPするとして。

 まずは遠野側から登って行って仙人峠トンネルを目指します。
 釜石自動車道が開通してから旧283号線は閑古鳥が鳴いています。
 が、時おり交通量の少ないのをいいことに工事用のダンプが傍若無人に吹っ飛んでくるので注意が必要。

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 水面上に立枯れた樹木が並ぶトンネル近くの堰堤の湖。
 しばしばいろんなWEBに登場する有名な場所です。
 有名な割には、ここの名前を知りませんけど・・・。

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 さらに登って、片岩。
 カラマツの黄色が鮮やか。
 紅葉はほぼ終了といった印象。
 あとは木枯らしに枯葉が舞い散るシーズンに向かいます。
 ああ、やだやだ。 寒いの苦手です。

 そこから峠の仙人トンネル突入。
 暗くて狭く長いトンネルを抜けると、釜石市です。

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 展望台付近からの俯瞰。
 下方に仙人大橋が見えます。
 せっかく峠を越えて来たのに、釜石側でも紅葉は峠を越え、一時の輝きが失われつつあります。
 なんて韻をふんだりして。

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 仙人峠釜石側出入り口にあるパーキング(展望台?)から写真を撮った後、釜石に向かって降りようとしました。
 そこで同行のニーハオ隊員が 「水音が聞こえる。」 とバイクを停止。
 ガードレールから崖下を覗いたら、なんと、道路の下から水が流れ落ちているではありませんか。
 車で来たのでは到底分かり得ない場所だし、その場から下を覗いても、ほとんど何も見えません。
 しかしすごい高さの崖です。反対側に回りこんだら見えるに違いないと、再び展望台までUターン。
 が、展望台からも岩場が邪魔になって見えず。
 で、結局急傾斜のガレ場を恐々降下する羽目になったのでした。

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 上に見えるガードレールが国道283号線仙人峠線です。
 左へ行くとすぐに展望台からトンネルへ。
 右は釜石市街地へ降りて行きます。

 ここに4段になって流れ落ちる滝を発見。
 ひと言で言って 「すげ!」

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 上2段。
 最上部が道路っつうのが玉に傷ではありますが、落差がハンパでない。

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 2段目のアップ。

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 3・4段目。
 どういうわけか、滝の直近に植物が生えていないので全体がバッチリ見えます。
 これで水量があったら、絶景になっていたのでは。 

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 遠目に眺めると、これよりさらに急なガレ場になって深い谷に落ち込んでいます。
 近付こうにも超危険なロケーション。 ガレ場を踏んだら大事故になりそう。

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 こんなすごい滝があるなんて見tことも聞いたこともないもんで、もしかしたらこの画像がWEB初登場になるかもしれません。
 バイクで来たからこそ見つけられた滝でんなあ。

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 仙人峠を釜石方向に下って来て振り返った画。
 中央やや上、ガレ場の上がトンネル出入り口の展望台です。
 滝は、そこから向かって右の陰にあります。
 滝を見るためには、ガレ場を下る他なく、道路上からはどこからも見えません。
 難儀な滝です。
 印象度   

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 仙人峠付近は紅葉がほとんど終盤、というより終末に近い感じ。
 下に降りるとまだなんとか鑑賞に耐えられる状況か。


    岩手県釜石市  仙人峠の滝

  1. 2017/11/04(土) 19:14:41|
  2. 釜石市の滝

仙磐滝

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 釜石市の滝


 先週のこと。 週末の天気予報は雨。
 なので、滝見隊の出撃予定は無し。
 のはずだったけれど、案に相違して雨の降り方が弱く、これならとニーハオ隊員を誘って釜石の仙磐滝を見に行くことにしました。

 降り続く雨の中をバイクで走るのはさずがにおっくうなんで、今回はニーハオ隊員のハスラーに相乗り。
 ジムニーほどではないにしろ、床が高く、車巾が狭くてダートの山道にはうってつけの車。
 燃費が良くて、車中泊も余裕こいてできるらしい。
 が、実際に運転してみると、軽ゆえに出足が悪いし、エンジン音がうるさいし、横揺れがひどい。
 小隊長の座高が高いせいではないと思うが、フロント・ウィンドウが直立して高さが足らず、信号が見難い。
 シートが合わず、乗り味良くないのに、自動ブレーキだとか最新装備はテンコ盛り。
 「いまさら車に過大な期待はしない。 経済的で実用的であればそれで十分だべ」 とか。
 職場が近くて、車を使うのは休日くらいじゃ、この車で不足ないんだろうね。
 滝探しにはベストに近いチョイスかもしれない。
 ごく簡単ではありますが、試乗インプレッションでした。

 さて、仙磐滝は、釜石市を流れる鵜住居川支流、大沢川上流部にあります。
 沢に沿った仙磐山林道をひたすら登って行けばOK。
 前回はひどい悪路でしたが、伐採作業をするために整備したようで、今回は走りやすくなっていました。
 ジムニーやハスラーならまったく無問題。 普通車でも底を打つことはないはず。

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 林道を走っていくと、仙磐山橋が現れ、橋の中央にチェーンが張られて行き止まりになっています。
 これより先は管理されていないので、廃道化しています。 登山道になってるはずだけど。
 沢に沿って10分ほど歩くと、目当ての滝が現れます。 探す必要なし。

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 ここまで来るのにいくつか小滝があります。
 この仙磐滝は沢では群を抜いて大きな滝。

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 迷うことなく見つけられます。

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 小沢なのに水量はそこそこあり、水質も優良。 ちょっと硬い感じの味。 蒼っぽく見えるクリアーな水です。
 滝壷もあって、岩盤がしっかりしているし、これで苔があればいうことなかった。

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 落ち口からの画。

 仙磐山の登山道のすぐ横にある滝なんで、古くから人目に触れてきた滝だと思うのですが、仙磐山自体があまりポピュラーな山ではないんで、滝の方も名が売れなかったようです。
 この滝だけを目当てに来ても落胆することはないと思います。 いい滝です。


             岩手県釜石市鵜住居砂子町  仙磐滝   大沢 → 鵜住居川




  1. 2017/08/02(水) 19:37:59|
  2. 釜石市の滝

大曾根漁港の滝

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 釜石市の滝


 釜石の山林火災現場へ行った折り、発見したのは 花露辺不動の滝 だけでなく、実はもうひとつ帰りがけに発見していました。
 釜石市唐丹町の本郷地区と花露辺地区にまたがるように大曾根漁港があります。
 おそらく東日本大震災以後に造られた新しい漁港です。
 その岩盤から僅かながら水が落ちていました。

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 画像で分かるように、手前が漁港用地として埋め立てられています。
 埋め立てる以前には、岩盤から直接海へ落ちていた海岸瀑だったはず。

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 注意しなければ分からないくらいの水量です。
 落差があるし、水量があればそれなりの滝になると思うのですが。
 誰にも注目されず、ひっそりと流れていました。
 印象度 

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 大曾根漁港の対岸。 
 休日でしたが、釣り人など人っ子ひとりいませんでした。
 震災以来、釣り人の数は大幅に減っています。
 小隊長も再開したい気持ちはあるのですが、0から道具をそろえなけりゃならないし・・・。

           岩手県釜石市 唐丹町 大曾根漁港の滝

  1. 2017/06/14(水) 19:19:34|
  2. 釜石市の滝

花露辺不動の滝

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 釜石市の滝


 こんなとこに滝があるなんて、盲点突かれたなあ。

 大船渡のニーハオ隊員とともに、先だってあった林野火災現場に向かっている時、ちっちゃな不動尊を発見したのでございますよ。
 釜石市街地の南方、唐丹湾を囲む半島部で、花露辺(けろべ)から佐須に向かう途中でした。

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 唐丹湾の半島の先っちょ。

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 不動尊の横には小さな沢が流れています。
 ということは、まず間違いなく滝があるはず。

 この場所はこれまで数回通過しています。
 それなのに何で今まで気が付かなかったのか。
 答えは簡単。
 その数回はいずれも北から南へ通過していたから。
 この不動尊は、北から来ると背後の山に隠れてまったく見えないからです。

 沢へ降り、上流へ向かってみました。

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 本当に僅かな水の流れ。
 上方に岩盤があります。 あれに間違いありません。

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 周囲が杉林で、滝の周辺には大量に木っ葉が落ちています。
 手が入っておらず、このままでは撮影不向きなんで、ちょっとばかりお掃除。
 水量があれば、枯葉などは流されるんでしょうが、この程度では溜る一方。

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 きれいに掃除すれば、十分見られる滝になると思います。
 ただ、やっぱし水量が欲しい。
 多量に雨が降った後ならだいぶ印象が変わりそう。

 印象度  

                 岩手県釜石市唐丹町 花露辺不動の滝

  1. 2017/06/10(土) 19:37:00|
  2. 釜石市の滝

熊野滝

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 釜石市の滝


 釜石市の最南部を流れる熊野川。
 水源は五葉山で、そのちょうど半分くらいの標高のあたりにこの川いちばんの滝が流れています。
 滝見隊隊員は、全員大船渡以南の在住者なので、この滝を見る場合は、海岸回りで登って来るより、大船渡側から赤坂峠を越えて下って行く方がずっと楽です。

 五葉山の赤坂峠といえば、一帯が真紅に燃えるほどツツジが咲き誇る時期になりました。
 それをねらって登ったわけですが、今年は完全に肩透かし。
 花芽がほとんどありません。
 赤い木がないわけではないのですが、群落としての赤さはどこを見渡してもありません。
 どうにか見れそうなのは、

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 う~~む、少な・・・・。
 ヤマツツジには裏作と表作の年があるそうで、今年は裏作の年。
 何年かに一度は大豊作になる年があるそうです。
 五葉登山に来ていた人はがっかりしておりました。
 ここがこんなんでは、夏虫山・氷上山・徳仙丈山・田束山など南三陸の名だたるツツジの山はどこもほぼダメだろうと思われます。

 さて、滝はといえば、
 熊野川でトップの滝。

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 水量が少なく、いつもの半分以下しかありません。
 ちょっと迫力不足。
 沿岸部の滝としては大きな方ですが、知られていない滝です。

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 しっかりした岩盤で、広い滝壷を持っています。

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 国定公園だけあって、上流に人家田畑はなく、自然林に包まれています。
 当然水質も文句なしです。

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 登山道からはまったく見えません。
 かなり急な崖下に流れています。
 見えないのをいいことに、崖には投棄されたゴミが散らばっています。
 電気器具や機械が多く、おいそれと片付けられないシロモノばかり。 腹立つノリ。

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 通常はもっと迫力があり見ごたえがあるので、道路脇に看板でも立てれば名所のひとつになりそうな滝です。

 熊野川にはもっと滝がありますが、他は小規模なものばかり。
 だから代表して 熊野滝ということでいいかな。


           岩手県釜石市唐丹町    熊野川



 
  1. 2017/06/02(金) 19:34:19|
  2. 釜石市の滝

沢檜沢の滝

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 釜石市の滝                   鵜住居の菜の花畑


 地形や水量から、入ったら絶対滝があるに違いないと思いつつ、入れないまま経過すること数年。
 念願叶ってようやく入ることのできた沢があります。
 釜石の鵜住居川支流、沢桧川のそのまた支流、沢檜沢です。

 問題がいくつかありました。
 まず、沢桧川を渡らなければ、目標の沢へは行けません。
 本流の沢桧川は水量次第では渡れない恐れもありました。
 次は、沢に沿った道がないこと。 藪のジャングルになる前に入らなければなりません。
 次に、この山には確実にクマが生息しています。
 数年前、小隊長はこの川の林道で実際デカいやつに遭遇しています。
 にらみ合いになり、生きたここちがしませんでした。
 クマが去った後は、ションベンちびり、路上に崩れ落ちました。
 そして最後の難関は、この山、ヤマダニの生息地だということ。
 うっかり皮膚を露出していたら、知らない間にがっちり喰われます。
 ただ喰われるだけならまだしも、病原菌を持っているから恐い。

 そうした諸々を勘案すると、入るのは今を逃すと、落葉期まで待たなければなりません。

 「そんだけの価値ある沢なんだべなや?」
 「知らんがな。 入ってみなけりゃわがんねべ。」
 「クマ出たらどうすんの?」
 「そりゃ逃げるべさ。」
 「そん時は、隊長が最後尾だかんね。 足短くて逃げ足遅いし、太ってっからクマには喰いであっぺから。」

 素晴らしい滝があることを祈りつつ4名で出発。
 勾配きつそうだし、崖登りや沢を歩かなきゃならない場合もありそうで、ほぼフル装備をバイクにテンコ盛り。

 沢檜沢へ入る前に、本流の沢桧川にある ヨドマワリの滝 へ立ち寄りました。
 標識はないけれど、林道から見ることができるし、瀧澤神社奥の院のすぐ上流にあるので、初めてでも迷わないと思います。

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 大きさほどほど。 バランス良し、水量良し、景観良し。
 これといった気に触るような欠点のない滝なんですが・・・。

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 何でなんだよお?!
 滝壷から下流の川底が緑色なんです。
 よく見ると、それはアオミドロじゃないですか。
 水質が悪く、富栄養化した、淀んだ沼地みたいなところに生息する、ヌラヌラした藻です。
 上流には人家はおろか田畑もない川になぜアオミドロが生えているのかまったく不思議。

 原因が分からぬまま、上流を目指しました。

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 こちらは本流の大平沢です。
 これを横断して対岸に渡りました。

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 水の流れが見えませんが、手前、右から左に流れ下るのが大平沢で、手前から奥に登って行くのが、目当ての沢檜沢になります。
 つまり、大平沢と沢檜沢が合流して沢桧川になるわけ。
 本来は、沢檜沢が本流だと思うのですが、水量が大平沢より格段に少なくて枝沢にしか見えません。

 いよいよ入り口に到着してほっと一息。
 沢沿いに登れそうですが、勾配がきつい。
 これで水量があれば滝がありそうに思えます。
 ところが登るに従って落胆の色が濃くなりました。

 確かに勾配があって小滝が次々に出現するのですが、岩盤が少ないのです。
 ないわけでなく、洪水の濁流で破壊され、欠けた大岩が累々と沢に堆積しているのです。
 登っても登っても岩越えばかりで、これといった滝がありません。
 ありそうなのに行っても行ってもないというのは、むなしく疲労度が増します。

 そんな中、からくもようやく見つけたのがこの滝。

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 落差数mの直瀑。

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 さすがにここまで上ってくると水の透明度が良くなって飲めそうな感じがしてきました。

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 この滝もよくよく見れば巨岩が積み重なったもので、岩盤とはいえません。
 多かれ少なかれどの滝もこんな風でした。
 印象度  

 沢はここから上流にも延々と続いていましたが、同じ景観ばかりで、この先登るのに飽きてしまい、遂に断念。
 かなり期待して入った割には、労多くして益少なしの結果に終わってしまいました。
 ま、こんなこともよくありますって。 あ~あ、疲れた。


            岩手県釜石市 橋野町     沢檜沢 → 沢桧川 → 鵜住居川



  1. 2017/05/19(金) 19:52:00|
  2. 釜石市の滝
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遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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