FC2ブログ

南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

浪板不動滝

kjry1.jpg
 大槌町の滝


 岩手県大槌町に、滝は数々あれど、もっとも高名な滝といえば、ここをおいて他にありません。
 浪板不動滝。
 おそらく最大の理由は行きやすさ。 そして見ごたえ感。
 浪板海岸近くを走る国道45号線から、鯨山を目指して山手に入って行きます。
 途中、巨大な採石場を通り過ぎちょっと進むと、鯨山登山道との分岐があり、右手に入ると間もなく不動尊の境内に入ります。
 ここまで車でOK。 国道から5分くらいか。
 ただ、採石場を過ぎると道路の状態が極端に悪くなります。
 また砕石を運ぶダンプが行き交うので要注意。

kjry2.jpg

 杉の大木が立ち並び、厳かな雰囲気が出てきます。
 ちゃんとした駐車場はないので、車はこの辺の空き地に適当にどうぞ。
 確かトイレもあったはず。

kjry3.jpg

 正面が不動尊、と思ったら、鳥居には鯨山神社と。
 合祀されているんだろうか? それとも不動尊が鯨山神社なのだろうか? ま、どんなでも こだわりませんけど。
 この社殿の裏に滝は流れています。

kjry4.jpg

kjry5.jpg

 世界観のある 味わい深い素晴らしい滝です。
 滝を取り巻く岩盤がいい味出してます。

kjry6.jpg

 この滝の周辺は、東日本大震災で手痛い打撃を受け、さらにその後の豪雨によりさらに被害を被りました。
 その影響は大きく、未だに傷跡があちこちに残って修復を待っています。

kjry7.jpg

 覆いかぶさるようにそそり立つ岩塊。
 この下部の岩も剥離してしまいました。
 いっとき、金属ネットなどで修復を試みたようですが、そんなものではもたなかったようです。

kjry8.jpg

kjry9.jpg

 上流から流れ込んだり、周囲の岸壁から落下した岩石によって、滝壺が確実に小さくなりつつあります。
 このままでは消滅してしまうかもしれません。
 釜のある無しは、滝格に重大な影響を及ぼします。 
 基本観光滝なんだから、見てくれ第一。
 釜に堆積した砂利を除去するとか何とかならんのか。

kjry10.jpg

 落ち着きがあり、まとまりがあって、本当に滝らしい滝だなあと思います。

kjry11.jpg

 おそらく水質にもまったく問題ないはず。

kjry12.jpg

 滝は自然のものだから短い年月ではそうそう変わらないんじゃないの、と思う方もいると思います。
 しかし同じ滝を何度も見ていると、その短い期間でも徐々に変わりつつあるのが分かります。
 中には自然災害で急激に変化する滝もあれば、2度目に行ったらもう影も形も無かったという滝さえあります。
 いい滝はできるだけ変化して欲しくないですけど、こればっかりはどうにもならない訳で・・・。


      岩手県大槌町    浪板不動滝



スポンサーサイト



  1. 2018/12/03(月) 19:13:24|
  2. 大槌町の滝

長井不動明王の滝

nfgv1.jpg
 大槌町の滝            今年、キノコは豊作だそうです。

 

 岩手県大槌町の小槌川にある 長井不動明王の滝 です。

 場所が長井だからってシャレじゃないですけど、たどり着くまでが本当に長い。
 小槌川に沿った町道(?)をひたすら遡るんですが、「あれ? 神社を見落として行き過ぎたかも。」 と不安に襲われるほど延々と走ります。

nfgv2.jpg

nfgv3.jpg

 小槌川の流れは美しい。
 水質、無茶苦茶きれいで、水が青く見えるほど。
 雨の降った直後で、これでも濁りが入ってるはずなんですが。

 走り続けて、ようやく道路っぱたに神社が現れます。
 長井不動明王尊です。
 住所的には、上長井と下永井の中間部、ただの長井というところ。

nfgv4.jpg

 ここまで来ると、画像右側、急な崖下から水が落下する激しい音がします。

 滝の存在を示す表示物は一切なく、また川へ降りる道も一切ありません。
 そもそも滝を見ようとする者はほとんどいないのでは。

 大体社殿の真横辺りから下に降りれば滝の直近に降りられそうです。
 今回は、川を渡り、対岸からの画像を狙ったので、

nfgv5.jpg
 
 この標柱のところから下に降りました。
 急斜面のヤブコギです。
 ところがこの日、思った以上の水量があり、スパイク長靴では対岸に渡れないことがはっきりしました。
 唯一の参加者、釣り師ははなっから渡る気はなく、バイク用の半長靴です。
 で、横移動して滝下へ降りることにしました。

nfgv6.jpg

nfgv7.jpg

 滝は素晴らしい。
 しかし素晴らしくないものがひとつ。
 見てお分かりのように、左岸(画像右側)にパイプがあるのです。

nfgv9.jpg

 前回訪れた時にもありました。
 パイプは寸断されて川沿いに転がっています。
 景観上はなはだ目障り。
 使用していないんだから撤去してもらえないだろうか。

nfgv10.jpg

 滝のすぐ上流の流れ。

nfgv11.jpg

 滝の下流。

nfgv12.jpg

 無名に近い滝で、遠い・滝に降りる道がない・パイプが打ち捨てと欠点もいろいろありますが、規模が大きく、水量豊富、水質最高級で景観も文句なし。
 紅葉の時ならさらに良くなりそう。 いい滝です。


  岩手県大槌町小槌 長井     長井不動明王の滝




  1. 2018/10/09(火) 20:15:34|
  2. 大槌町の滝

聖地巡礼 神美滝

otzw1.jpg
 大槌町の滝


 世界中のイスラム教徒がメッカ巡礼に向かうように、南三陸滝見隊もまた年に一度は巡礼のように向かう滝があります。
 メッカ巡礼とはあまりにもスケールが違い過ぎですが、何十分の一かは同じ気持ち。

 岩手県大槌町の滝といえば、代表格が浪板不動滝。
 直瀑の一本滝で、アクセス容易。 有名な観光滝です。

 しかし同じ町内の奥深い山中に 不動滝と同規模の滝がひっそり流れていることはほとんどの人が知らないと思います。
 滝に向かう林道は濁流が道の上を流れたために もはやバイクでさえ乗り入れられないほど荒廃していました。
 年々荒廃度が進んでいます。
 完全に廃棄された道なので徒歩でしか行くことができなくなりました。

 滝へ向かう途中、「おっ、キウイ!」 と、釣り師。

otzw2.jpg

 そんなのこんなとこにあるわきゃない。
 でも大きさといい、形といい、色といい、そっくりな栃の実。
 右の小さいのが通常の大きさだからそうとうデカい。
 カゴに何気に置いていたら、本物と区別つかないんじゃないか。

 崩壊した廃道とも別れ、途中から沢に降り、沢登りが始まります。
 あとは滝まで道はありません。

otzw3.jpg

 ゴーロ歩きの後、カーブを曲がると、その滝は不意に出現します。
 この現れ方もいい。
 毎年のことなので今はもう馴れましたが、最初に見た時にはあまりにも信じられないので卒倒しそうになりました。

otzw5.jpg

otzw6.jpg

 何も足すものがなく、何も引くものがない。
 神々しさに溢れた滝です。

otzw8.jpg

 地図には載ってないし、近場に人家はありません。
 周辺人工物の存在しない深山で、滝音を響かせ流れ落ちています。

otzw9.jpg

 我々からすれば、落差・水量・水質・岩盤の様子・苔の張り付き・滝壷・周辺環境、どれをとっても文句なし。
 こんな完璧で美しい滝がこんな場所にあったとは、まさに奇跡ではなかんべか。
 そういうことからこの滝を神美滝(かみだき)と呼ぶことにしたのです。

otzw10.jpg

 黙って眺めているとため息が出てきます。
 決して人を威圧するほど高くもないし、水量が多くもない。
 世の中にはこの滝を凌駕するほどの滝はごまんとあるのでしょうが、しかしこれほど美しい滝を他に知りません。

otzw11.jpg

 ここの水で沸かしたコーヒーは至高の一杯。
 発見以来、滝見隊のビーナス、ご本尊として存在し続ける滝です。

  岩手県大槌町       神美滝



  1. 2018/09/20(木) 19:10:33|
  2. 大槌町の滝

飛猿の滝

ooyu1.jpg
 大槌町の滝


 「前略、小隊長、滝見隊の皆さま、ポンコツバイク君。毎度毎度お疲れ様です。
 私の こころにもない風景は、岩手県大槌町にある 飛猿の滝です。
 どうか見て来てください。」
 なんて手紙が届くわけもなく、ただふと思い出しただけで計画性もないまま、行ってみることにしました。
 参加したのは3台。
 宮城県の鬼首で、崖を登っている最中に岩で足の指を潰したという気仙沼隊員は不参加。
 「親指が痛くて歩けねえ。」
 「俺達に黙って行くからそんなことになるんだっちゃ。」 
 「天罰だな。」 いないことをいいことに、楽しい悪口のオンパレード。

 バイクなんでチャリのように登り坂をヒーヒーハーハーいうことはないですが、沢に入って登れば同じこと。
 あーだこーだいいながら、どうにか沢の入口までと~ちゃこ。
 岩手県大槌町を流れる大槌川の支流、大飛内沢です。
 何年か前、1度だけ入ったことがあります。
 沢に入るなり、ここは有る、と思わせる沢。 他とは雰囲気が違う。
 川底に岩盤が多く、小滝が連続します。

ooyu2.jpg

 枝沢から流れ落ちる滝。 落差があります。
 もう少し水量あれば相当見ごたえあったはず。
 悪くない滝です。 

ooyu3.jpg

 まあまあな滝。 これといったセールスポイントがない。 

 あちこちえぐられた林道を歩きながら覗きこむ沢は、前回来た時よりずいぶん荒れた感じです。
 やはりここも台風の影響が濃く、滝の形が変わってしまったところが多々見受けられました。

 途中から山道が消え、沢に降りて登って行くと、突然前方の藪がガサガサ。
 クマか! と一瞬身構えたら、竹かごを腰に吊るしたキノコ採りの老人でした。
 「上流の大滝は健在だべか?」 と尋ねると、
 「あっけど、滝壷に岩が落っこってるぞ。」
 ちょっとがっかりしながら、さらに沢を登って行きました。
 「あのじっちゃん、一人でベルもラジオも持ってなかったな。」 とニーハオ。
 クマに襲われたらしばらく発見されないだろうなあ。
 笛をピーピー吹き鳴らしながらなおも登って行くと、遂に目当ての滝に到達。

ooyu4.jpg

 滝見隊が勝手に名付けた 飛猿の滝 です。
 先程の老人も、滝に名前はないと言っていたので、これで通すことにします。
 老人が言った通り、滝壷には巨大な岩石が落下していました。

ooyu5.jpg

 岩盤を2段になって流れ落ちるバランスのいい滝。
 形状を見ると、滝壷にある巨岩は、どうやら右岸の岩盤が崩落したようです。

ooyu6.jpg

 水質はクリア。 滝壷が青く見える程。

ooyu7.jpg

 分かりにくい画ですいません。
 右側が上流、左が滝壷です。

ooyu8.jpg

 ちょっとしか見えてないですが、上に上段の滝があります。 上段・下段とも落差は似たようなもの。

ooyu9.jpg

 上段の滝を落ち口から見た画。 今度は左が上流になります。
 どこかの探検隊が残していったのか、滝壷へ降りるための捨てロープが結んでありました。
 我々だったら貧乏揃いなんで、よほどのデンジャラスゾーンでない限り、ロープは回収するんですけどね。

ooyu10.jpg

 落石はありましたが、滝の形状は前回と変わっていないように思えました。
 水量があればさらに見栄えのする滝になるでしょう。
 水量がなくても十分満足のいく滝です。 

 滝壷の空いたスペースをベースにして昼食。
 汲んできた水を沸かし、カップラーメンとレギュラーコーヒーの味見。 うまあ~!

                
               岩手県大槌町      大飛内沢 → 大槌川 → 大槌湾

  1. 2016/10/18(火) 20:48:40|
  2. 大槌町の滝

美しさに陶然 神美滝

ookmi1.jpg
 大槌町の滝


 小隊長がこれまで見て来た滝の中で、もっとも美しい滝。
 それが神美滝(かみだき)です。
 年に1度は必ず訪れる滝見隊の聖地みたいな滝。
 何回訪れてもその神秘的な佇まいに陶然となってしまいます。

ookmi2.jpg

ookmi3.jpg

 理想がそのまま現実になったような滝。
 滝の流れだけでなく、背後の岩盤、周辺環境合わせてパーフェクト。
 杉の人工林なぞどこにもありません。
 びっしり苔に覆われ、落葉する頃になってもその印象は変わらず。
 行くまでのアクセス、到達した時の出現の仕方なども心憎いばかり。

ookmi4.jpg
 
 発見した瞬間は、あまりの完璧さに言葉も出ませんでした。
 唖然とするほど高いわけではなく、びっくりするほどの水量もありませんが、すべてがまとまって、何の欠点もないのです。
 三陸沿岸部にこんな美しい滝があったのかと絶句。

ookmi5.jpg

 滝探しをしてヒーヒーハーハーあえいでいる我々にに、不動明王が手招きして教えてくれたんじゃないか、とさえ思います。
 神が創造した美しい滝、といったイメージから 神美滝 と名付けました。
 誰かに尋ねようにも人里離れた深山に流れており、滝に名があるとは思えません。
 我々のブログでしかUPされたことのない正真正銘幻の滝です。

ookmi6.jpg

ookmi7.jpg

 水質の良さは言うまでもありません。
 深くて広い滝壷があり、底にはイワナが潜んでいます。

ookmi8.jpg

ookmi9.jpg

 滝の規模は、同じ大槌の浪板不動滝と同程度。
 あちらは行きやすいし、観光滝として整備されていますが、こちらには踏み跡も含めて人工的なものは一切ありません。
 時折聞こえてくる鳥の鳴き声、尾根を渡る風の音、そして滝音とせせらぎの音だけがこだまする谷間に流れています。
 人間世界から切り離された別世界がここにあります。
 巨大さで人を威圧したり、存在を誇示したりする滝とは対極にあるような滝。
 人の心に沁み入って来るようなおだやかさ・美しさがあります。

ookmi10.jpg

 これまでの滝探しの中で、頂点に君臨する滝で、これから先滝探しを続けても、これ以上の滝に出会うことはまずあるまい、という確信を我々は持っています。
 それでもなお滝探しを続けているのは、逆にこの滝を発見できたおかげでもあります。
 頂点を見つけることができたという達成感があります。
 滝探しで惨敗続きになっても、我々には神美滝ありと心の支えになっているのです。
 

  1. 2016/06/17(金) 21:12:57|
  2. 大槌町の滝

若宮八幡の滝

wkmh1.jpg
 大槌町の滝                       タニウツギ


 大槌町の大槌川上流にある中山沢に入りました。
 すごい滝の数々が並ぶ折合沢の尾根を挟んだ反対側の沢。
 となれば、いやがおうにも期待するじゃないですか。
 ところが大惨敗。いやはや。
 これといった滝は皆無でした。
 うなだれて沢を降りてきましたが、これじゃあいけん、どっかで埋め合わせせにゃあと、入ったのが折合沢。


 岩手県大槌町の町中(復興中)から、県道26号を大槌川に沿って登って行くと、やがて折合地区の分かれに辿りつきます。
 そこには、折合沢が流れ、奥には幻の滝といわれる高滝があります。
 その折合沢を大槌川の合流部から200mほど入った地点に若宮八幡という小さな神社が道路沿いに建っていて、裏に滝が流れています。

wkmh2.jpg

 滝は神社の裏の崖の下。

wkmh3.jpg

 落差はあまりない2段の滝。

wkmh4.jpg

 岩盤の造形がいいです。
 夏になったらウォータースライダーみたいに遊べそう。

wkmh5.jpg

 滝の上流。

wkmh6.jpg

 下流。
 長い淵になって、ゆったり流れています。 好景観。

wkmh7.jpg

 水は非常にきれい。
 でも上流には何軒かの民家があります。
 この川のはるか上流に高滝がありますが、中山沢で期待感の砕け散った滝見隊には、見に行く時間も気力もありませんでした。
 印象度  


                  岩手県大槌町         折合沢 → 大槌川 → 大槌湾

  1. 2016/06/02(木) 20:49:46|
  2. 大槌町の滝

浪板不動滝

nmlk1.jpg
 大槌町の滝


 岩手県大槌町を代表する滝、それが浪板不動滝です。
 不動滝の3倍くらい落差のある 高滝 も少しずつ知られて来てはいますが、アクセスの悪さと、健脚向けなのが災いして、まだまだ観光客向けではないようです。

nmlk4.jpg

 場所は、国道45号線、大槌町の浪板海岸から川沿いに鯨山へ向かうだけ。
 途中、採石場までは舗装路。 そこからは若干狭くなったダート。
 滝への標識があるので右手に入ると突き当たりにあります。
 多少凸凹していますが、マイクロバス程度なら問題ないのでは。
 滝は不動尊の裏手に流れています。

nmlk01.jpg

 いつぞやの集中豪雨により、どこもかしこもガタガタにされた一帯も、どうやらとりあえずの修復はされた様子。
 一部崩落した右手の岩塊もネットで補修してありました。

nmlk2.jpg

 周囲を見上げるばかりの岩盤に取り囲まれ、実に雰囲気あります。

nmlk3.jpg

 世界観のあるすばらしい滝。
 ほとんど欠点らしい欠点がありません。
 欲をいえば、滝の上流に架かる橋を見えないようにしてくれればよかった。
 目立たないので、そう気になりませんが。

nmlk5.jpg

nmlk6.jpg

 このくらいの水量がもっとも美しく見えます。
 周辺環境といい佇まいの良さといい完璧に近い滝で、さすが大槌の名勝だけの品格があります。
 印象度   

 が、美しさでいったら、この浪板不動滝を上回る滝が 同じ大槌町内に流れているのをほとんどの人は知らないのでは。

               
                              岩手県大槌町          不明沢 → 浪板海岸



  1. 2015/11/26(木) 20:46:14|
  2. 大槌町の滝

大貫台の滝

dikd1.jpg
 大槌町の滝

 
 夜10時を回った頃、家の前に車が止まり、ドアをバシバシ開閉する音が聞こえました。
 くそやかましい!いったい誰やねん?とカーテンの隙間から覗いたら、黒人のように日焼けした同郷の釣り師がこちらに来るではないですか。
 「アナゴ釣って来た。まだ生きてる。喰ってけで。」 夜釣りに行って来たという。
 見ると、ポリ袋の中で60センチはあろうかというでかいアナゴが2匹 ガサゴソうごめいていました。
 家人はヘビとアナゴの見分けがつかない人間で、こんなの見ると毎度ギャーギャーわめきちらすばっかり。
 なのでアナゴの調理は小隊長担当と決めつけられています。
 
 ウナギとアナゴ、どっちか選べといわれたら、迷わずアナゴです。
 ウナギのブニュブニュした皮の食感が好きではなく、脂っこさも苦手。
 「安いウナギしか喰わねえからじゃないすか。」 といわれれば正にその通り。
 それにいくら安いからといっても、なんとなく中国産ウナギには手を出しにくい。
 ウナギ一品しかなかったら、もちろん喜んで食べますけどね。

 そこで滝見の話が出て、翌日も出かけることに。
 小隊長は連チャンでお出かけ。
 となると問題は我が家人。 2日続けての家事放棄を許すはずがない。
 休日だと大抵昼前は家にいるので、こちらはなかなか抜け出すチャンスがありません。
 へたすりゃ用事をいいつけられてその日一日パー。
 そこで 「昼近くになったら隙みて家出るから、俺からの電話待ってろ。」 と釣り師をお見送り。

 さて当日。
 思いのほか早く家人が外出したのを見計らい、テキパキと戸締り・火の用心をしてバイクにまたがり大脱走。

 向かった先は、岩手県大槌町、大槌川源流部。
 大槌から県道26号線を西に向かって走ると、宮古市川井地区に至る峠の手前に大貫台という集落があります。
 大槌ではもっとも奥まった場所かもしれません。
 この場所へは何度か足を運び、未知なる滝をいくつか発見しています。
 暑さきびしく、今回もヤブコギしてまで山の中に入るつもりはなく、容易に見れる滝だけがめあて。
 
 上流部で大槌川は金沢川と名を変えます。

dikd2.jpg

dikd3.jpg

 2本とも金沢川本流の滝。 どちらもきれいな滝。 水も澄んでいます。
 道路上から見えます。そうとう高い位置。
 目的の滝じゃないのと、メンドかったので上から眺めただけ。

 お目当ての滝がこれ。
 大貫台の滝。 って、大貫台周辺には滝があちこちあるけど。 ま、とりあえず。

dikd4.jpg

dikd5.jpg

 おそらく公式の名前はないと思います。
 黒々とした岩盤を落下するとても景観のよい滝。

dikd6.jpg

dikd7.jpg

dikd8.jpg

 2人で夢中になって写真を撮っていたら、突然ガサゴソと後の藪。
 ギョッとなって振り返ったら、やはりびっくりしたように立っていた渓流釣りの男。
 お互いクマと勘違い。
 「写真撮りですか・・・・。」 と上流に去って行きました。
 「あの人、隊長一人しかいなかったら、ぜったいクマと思ったべね」 と釣り師。  ほっとけ。

dikd9.jpg

 もう少し水量が多いと3条の流れになり、宮古市和井内の平片ノ滝に似てきます。
 周辺の雰囲気もよく、和める滝です。 水質も上等。

 これより少し上流、枝沢からの出会いの滝があります。

dikd11.jpg

 これもまとまり感のあるいい滝。
 よく見えないのは、小隊長の腕と、水量が少ないせいです。

 そして恒例の動物遭遇シリーズ。 って、だからそんなのありませんって。

dikd12.jpg

 トカゲなんだかカナヘビなんだか、とにかくそのたぐい。
 どっちか分からなくても、俺の人生困らない。

dikd13.jpg

 ミンミン鳴いてたからたぶんミンミンゼミ。 ほんとかね?

dikd14.jpg

 シカ科ではなく、ウシ科のニホンカモシカ。 これほんと。

 
 自宅に帰ったら、「なんでいつもコソコソ逃げ出すわけ?」 とお迎えのことば。
 意訳すれば、「よくぞ御無事でお帰りになられました。」 だと思うことにしています。
 さらに 「トイレの窓は開けっぱなし、エアコンは点けっぱなし、部屋の明かりも点けっぱなし。 さすが高給取りは違うっちゃねえ。」 などと毒舌波状攻撃のはじまりはじまり~。
 いたたまれなくなった小隊長、言葉を返す気力もなく、ビールもどきをがぶがぶ飲んでひたすらやり過ごすしか手はないのでした。

                                              金沢川 → 大槌川 → 大槌湾



 
  1. 2015/08/03(月) 20:16:52|
  2. 大槌町の滝

小鎚川 枝沢の滝

P9100010.jpg
                                                                大槌町の滝

 前回に続いて、岩手県大槌町の小鎚川です。
 荒磯ノ滝からさらに上流へ向かいます。
 100~200M(この辺大雑把) も林道を登ると、川の右岸に、本流へ流れ落ちる滝が見えて来ます。
 ここが今回の最終目標でありました。

oott01.jpg

 おそらく滝に名前はありません。 直瀑のきれいな滝です。

oott02.jpg

 ここに来る時はいつも通りすがりで、おざなりにしか写真を撮ったことがありません。
 おざなりではあまりにもったいない滝なので、今回はじっくり眺めることにしました。

oott03.jpg

 大雨の後、滝の見える林道を通ったことがあります。
 滝の形状が分からないくらいの水量で、大迫力でした。
 それはそれで見ごたえありましたが、この滝にはこれくらいの水量の方が似合っているし美しい。

oott04.jpg

 この上流にも滝はいくつかあります。
 中には、小鎚川で2番目に大きな滝も。
 我々は今回ここで打ち止めにして、大槌方向に引き返しました。
 
 林道は通り抜けられます。
 金糞平から白見牧場の風車群を通り、釜石・遠野方面へ下りることができます。


                                                           枝沢 → 小鎚川





 
  1. 2014/09/13(土) 19:17:26|
  2. 大槌町の滝

荒磯ノ滝

P8300039.jpg
                                                           大槌町の滝

 岩手県大槌町を流れる小鎚川。
 前回の 長井不動明王の滝 から上流へ向かいます。
 道は途中からダートに変わります。すれちがいさえ気をつければ、車でも大丈夫。
 やがて、左の道端に 岩手県北交通 と描かれたバスの廃車が置かれた場所に出ます。
 すぐ前に橋。その名も 滝見橋といいます。 ということは, ということですね。
 滝見橋の真下、下流側に滝が流れています。
 ここが今回の滝見行の目的地のひとつ、荒磯ノ滝(仮称) です。

arit01.jpg

arit02.jpg

 滝を下流側正面から眺めると、左手が直瀑、右手が荒々しい流れの複合滝です。
 一部がヒョングリのように跳ね上がっています。
 この荒々しさが、まるで海岸の岩場に打ちつける激しい波のように見えることから命名しました。
 ま、我々だけでしか通じない名ですけど、固有名詞がないと会話するにも面倒なもんで。
 これだけの滝だし、もしかするとちゃんとした名前がついているかもしれません。

arit03.jpg

arit04.jpg

arit05.jpg

 見事な滝です。
 けっして整った滝ではありませんが、佇まいがとてもいい。

arit06.jpg

 上流に人家なく、水質上等です。

arit07.jpg

 すぐ下流にも枝沢からの滝が合流しています。
 落差あるものの水量が足らず、ちょっと残念。
 これを含めての全体の雰囲気はとてもいいと思います。
 変化があって見飽きない滝です。
 唯一イタいのが、頭上の橋。 見えない位置にあったらなあ。
 もちろんハズして撮ってます。

                                                 小鎚川本流 → 大槌湾


  1. 2014/09/11(木) 19:27:03|
  2. 大槌町の滝
次のページ

自己紹介

小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

カレンダー

08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

最新記事

カテゴリ

はじめに (1)
道草・寄り道・油売り (198)
巨樹・古木 (95)
野の花々 (48)
八幡平市の滝 (1)
普代村の滝 (1)
田野畑村の滝 (2)
岩泉の滝 (1)
宮古市内の滝 (12)
宮古市田老地区の滝 (4)
宮古市新里地区の滝 (11)
宮古市川井地区の滝 (28)
花巻市の滝 (8)
花巻市大迫地区の滝 (12)
花巻市 東和町の滝 (5)
北上市の滝 (3)
金ヶ崎町の滝 (1)
奥州市衣川地区の滝 (17)
奥州市水沢地区の滝 (4)
奥州市江刺区の滝 (9)
奥州市胆沢区の滝 (9)
平泉町の滝 (5)
一関市の滝 (25)
一関市花泉地区の滝 (2)
一関市東山地区の滝 (7)
一関市川崎町の滝 (6)
一関市大東町の滝 (24)
一関市藤沢町の滝 (2)
一関市室根地区の滝 (4)
山田町の滝 (17)
遠野市の滝 (91)
遠野市宮守地区の滝 (7)
大槌町の滝 (43)
釜石市の滝 (97)
住田町の滝 (117)
大船渡市の滝 (100)
大船渡市三陸町の滝 (70)
陸前高田市の滝 (145)
気仙沼市の滝 (30)
南三陸町の滝 (15)
女川町の滝 (1)
石巻市の滝 (17)
登米市の滝 (9)
栗原市の滝 (21)
大崎市の滝 (7)
加美町の滝 (1)
色麻町の滝 (1)
東松島市の滝 (1)
秋田県 東成瀬村の滝 (3)
秋田県 湯沢市の滝 (3)

ご来場者数

リンク

このブログをリンクに追加する