南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

オズガヨウ

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 住田町の滝


 これもおなじみさん、いつもの滝です。
 岩手県住田町、気仙川支流合地沢に流れるオズガヨウです。

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 遠くへ出かけて帰還する途中、たまに立ち寄ったりします。
 夏場だと、この周辺だけあきらかに温度が低い。

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 特別デカいとか押し出しが良いとか豪快とかいったイメージはありません。
 こじんまりとまとまった、しかし雰囲気のとてもよい滝です。

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 この沢は洪水にでもならない限り水が濁ることもありません。
 非常にすばらしい青い水が流れています。
 広い滝壷があり、いつでもほっこりできる滝です。

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 滝の前の道路から見るとこんな感じ。
 正面左側にはカツラの巨木。
 この木のおかげで、滝の雰囲気がさらにUP。

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 春の淡い緑もきれいだし、秋の黄葉も見事。 
 落葉期には甘い香りが周辺に漂います。

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 巨木の根元からは地下水が流れ出しています。
 この水が成長力の源らしい。


          岩手県住田町    オズガヨウ   合地沢 → 気仙川 

    
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  1. 2017/07/24(月) 19:04:23|
  2. 住田町の滝

別当大滝

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 住田町の滝                    住田の町花 アツモリソウ

 
 当初の予定では、別当大滝へ回ることはまったく考えていませんでした。
 それが何でこうなるのか・・・・。

 滝見隊は遠野市のまだ入ったことのない川目指して意気揚々と進軍。  したまではいいのですが。
 何となく空模様が怪しいなあと一抹の不安を抱えていたら、あれよあれよという間の大雨。
 林道や山道など道なき川なので、最初から沢伝いに登る計画が、この雨でぶち壊し。 
 鉄砲水でも流れてきたら逃げられなくなるかもしれません。
 さらに現地に到着してみると、どこでどうなっているのか、道路が通行止めで、入渓地点のはるか手前で侵入を阻止されてしまいました。
 いくら歯ぎしりしてもどうなるもんでもなく、あえなく撤退。
 何処へ行こうが雨降りに変わりはないだろうし、これといった代案もないまますごすご引き返さざる得ませんでした。

 なんてついてねえんだ、と思いつつ、手ぶらのまま帰るのも癪で、帰り際にちょっと覗いた滝が 別当大滝 というわけです。

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 どちら様がやっているのか、さらに整備が進んでいました。
 木道や木橋などが設置され、安全に対岸に渡ることができます。
 残りは、滝までの歩道の整備か。

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 滝の手前の枝沢にも滝があります。

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 川沿いに少し登っていくと、

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 これが別当大滝です。

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 雰囲気的には悪くはないのですが、人家があまりに近過ぎて、目の上のタンコブといったところ。

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 横のコンクリートの護岸も気になる。

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 落ち口から下流を眺めたところ。
 いい佇まいだと思います。

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 あまり撮ることがないので、サイドから。

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 上流人家もあるのですが、水質はいいです。
 濡れた岩場でも滑りません。

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 周辺環境に人工的な匂いがなかったら相当良かったと思います。


           岩手県住田町    別当大滝     坂本川 → 気仙川



  1. 2017/06/13(火) 20:10:30|
  2. 住田町の滝

猫ノ沢の滝

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 住田町の滝


 両隣の沢にはりっぱな滝があるし、同じ山塊の沢だから、水量さえあれば滝があるはず。
 その沢のそばを通過するたび、そう考えていました。
 住田町の荷沢峠途中にある 猫ノ沢 です。
 道路からはまったく見えず、地図で在り処を知りました。

 道なんか無さそうだし、緑が濃くなってしまうと入るのに難儀します。
 行くのだったら今しかない、というわけで大型連休を利用して突撃しました。

 国道107号線のパーキングゾーンにバイクを停め、道路を降りて小股川を渡り、初めての猫ノ沢とご対面。
 この時期顔を出す野の花々に迎えられました。

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 沢はおおよそこんな感じ。

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 悪くない沢でしたが、期待したような大きな滝は無し。
 そこそこなら。

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 あえてわざわざ見に来るほどの滝ではありません。
 水質の良いのが加点されるくらいで、佇まいとしてもいまいち。

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 もう少し水量あったらバランスも良くなったはず。
 印象度  

          岩手県住田町  荷沢峠 猫ノ沢     小股川 → 大股川 → 気仙川


  
  1. 2017/05/11(木) 20:11:52|
  2. 住田町の滝
  3. | コメント:0

両向の滝

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 住田町の滝


 岩手県住田町で、道路をショートカットして今まで入ったことのない道へ侵入したら、たまたま見つけた滝。
 場所的には両向という所かと。
 新滝発見で、ラッキーはラッキーなんだけど、これはというアピールポイントがまるでない滝でした。
 サラッとまいります。

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 ここには写ってない、というか、あえて撮らなかったんですが、滝のすぐ上空を水道用のホースが走っています。
 ということは、水質はまったく問題ないレベルだと思います。
 印象度  


 ところで今年度の滝見隊全員集合が遅れております。
 隊員それぞれに事情があって、なかなか総動員令を掛けられない状況。
 今月中にはなんとか全員で滝探しに行きたいもんですが、どうなることやら。


                  岩手県住田町   両向の滝

  1. 2017/04/12(水) 19:17:59|
  2. 住田町の滝

不老ノ滝 そして新滝発見 !

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 住田町の滝


 正月第1週まで時間を戻します。
 何をすることもなく、炬燵で横になりながらTV番組を眺めていたら、気仙沼隊員から電話。
 「峠に雪はないし、いい天気だし、どうせ隊長は何もしてないべから、ちょっくら行ってみねが?」
 「何処さ?」
 「荷沢の加労沢。 不老ノ滝より上にはまだ行ってないし。」
  ニーハオに連絡すると 「こっちはとっくに仕事しとんじゃ ボケ!」
 釣り師は 「あれ? 滝探しは冬休みじゃなかったっけ。 今仙台いるから無理無理。」

 てなわけで、滝バカが我が家に到着するのを待って車で出発することにしました。
 ただ行くだけならバイクでかまわなかったのですが、帰途ホームセンターでかさばる物を買わなきゃいけません。
 車のトランクに必要な装備をボンボン放り込んでいざ出陣。
 例年であれば、忘年会が終われば3月いっぱいあたりまで滝探しはお休みです。
 ところが今年、というより昨年暮れから穏やかな天候が続き、気温は高めだし、降雪も無し。
 バイクで走り回れるんで、ありがたいといえばありがたいんですが、なんとも変な気候です。
 乾燥路で無駄にスタッドレスタイヤを削りながら現地に到着。

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 不老ノ滝。
 滝見隊が初めて公表した滝であり、かつ、年度代表滝にも選定したすばらしき滝です。
 
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 画像左側の岩盤が大きく崩落しています。
 これは東日本大震災の影響。
 発見した当時は、周辺すべて苔で覆われ、独特の世界観に包まれた滝でした。
 再び元の姿に戻るまで、まだしばらくかかりそうです。

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 倒木が多くなってきたように思えます。
 水質には何の問題もありません。

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 まとまった雨が長期間なく、水量が全然足りません。
 通常の流れであれば、もっと威厳があるのですが。

 不老ノ滝を離れ、上流へ向かいました。

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 水質はご覧の通り。 蒼っぽく見えるほどクリア。


 滝探しになると、隊員それぞれの性格が如実に現れます。
 大滝を見つけると、さらに上流にもあるかもしれない、と欲をかくのが滝バカ。
 ひとつ見つかればそれに満足してしまって、もう上に行く気力を無くすのがニーハオ隊員。
 どうでもいいっていうか、あってもなくても感激の薄い釣り師。
 小隊長は、その時の気力・体力・時間次第で優柔不断に決めるタイプ。

 本来なら、入った沢まるまる1本を源流まで攻められればいいのですが、いろいろな事情でそうもいかず、途中から引き返すことも多いです。
 この加労沢もそうでした。
 かつて不老ノ滝 と名付けた滝を発見したことに満足して、そのまま山を下りて来てしまいました。
 これまでの経験上、三陸の小さな沢に何本もの大滝があるなんてことはめったにありません。
 滝バカのいいなりに沢を登って何度辛酸を舐めたことか。
 確率からいったら、8割は徒労に終わっています。
 だからこの沢も、この大滝で終わりだろうと踏んでいたのです。

 ところが、あったんですねえ。 吃驚!

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 廃道を登って行ったら崖下にトンデモな滝が流れていました。

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 まさかまさかの大滝発見。

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 新年早々、2017年度大賞候補の滝を見つけてしまいました。
 少し早過ぎる気がしないでもない。
 小隊長が元旦に不動明王へ参拝したおかげかもしれない。
 「ムシが良すぎる。 俺が行くべって云ったんだから俺のおかげだっちゃ。」 と滝バカ。

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 見た通りの2段構造の滝で、これが上段部分。

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 これが下段部。
 滝壷あるにはあるけれど、浅くて狭い。

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 人家は遠く離れているし、もちろん地図にも記載のない滝なので、名前があるとも思えない。
 なので、あれこれ考え、とりあえず 後楽ノ滝 と命名しました。
 毎度のことながら、真の名をご存じの方がおられましたら御一報を。

 もっと暖かくなって、水量が増え、周辺を緑に覆われたら、相当美しい滝になりそうです。
 あえて欠点あげるより、まだこんな滝が残っていたことに感謝。


                     岩手県住田町  加労沢     不老ノ滝   後楽ノ滝

  1. 2017/01/15(日) 15:15:08|
  2. 住田町の滝

大いわき・小いわき

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 住田町の滝             住田町側から眺めた五葉山。 大船渡から眺めた五葉とは形が全然違う。


 気仙川支流、桧山川下流部にある滝(?)3か所をご紹介。

 積雪がめったにない沿岸部。
 そうはいっても住田町あたりは内陸部に近い気候で、例年そこそこの雪が降ります。
 しかし年が明けても、未だに積雪がありません。
 路面凍結さえなければ、バイクでもどうにかなりそうです。
 種山峠とか荷沢峠とか、北上山地を越えてまで走ろうとは思いませんけど。

 まずは、桧山川のもっとも下流にある 大いわき から。

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 滝の複合体といった形状をしています。
 通常はもっと水量があって、迫力あるんですけど。
 最近、というより昨年10月あたりからまとまった雨がほとんど降ってない南三陸。
 どうなってんだろう?
 そのうちドカ雪が降ったりして。

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 以前は道路脇に 大いわき の標柱が立っていました。
 古くなって倒れたのか、見かけず。

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 水量が少なくなっても流れる水は非常にきれい。
 深くても底までバッチリ見えます。
 それというのも、流域に石灰岩が多いせいではないか。


 大いわき から少し上流にある 小いわき。

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 こちらも似たような形状で、規模的にも遜色なし。
 やっぱ水量が足らず迫力に欠けます。

 さらに上流へ進むと、こが淵 があります。

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 なめ滝のような落差の低い滝が流れ、広い滝壷があります。

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 こが淵のそばにあったクマ注意看板。
 これまで見てきた看板では最高のデキ。

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 左の道路は、五葉山登山道。
 右にチラッと こが淵 が見えます。


                 岩手県住田町  桧山川     大いわき  小いわき  こが淵




  1. 2017/01/03(火) 18:05:00|
  2. 住田町の滝

千能小滝と千能大滝

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 住田町の滝                実が付いたままの柿の木。 誰も採らず、鳥さえ食べない。 よほど渋いか。


 「帰ってきたら一緒に行かなきゃなんないんだから、家を出たらだめだかんね。」 とクギを刺して出て行った家人。
 クギを刺された小隊長、鬼の居ぬ間にこれ幸いと家を抜け出すことにしました。
 滝探しは冬休みに入りましたが、場所を知ってる滝なら見に行くことはできます。
 滝から戻って来て地獄を見るのは明白。 が、目先の楽しみに手を出してしまうのが小隊長の悪い癖。

 さっそく隊員に連絡。
 「正月のナメタ狙って沖にいまっせ。」 と釣り師。
 「いっぱい釣れたらこっちにも回してくれ。 1匹しか釣れなかったら半身でもいいから。」
 大船渡隊員は 「上半身は行きたがってるけど、下半身が言うこと聞かねえ。 調子悪いから遠慮する。」 
 ひとり気仙沼の滝バカだけが 「隊長も暇なんだねえ。 んではつきあってやっかあ。」 と同行することに。

 行き先は荷沢峠の千能沢。 何度か足を運んだことのある沢です。
 あらかじめWEBで峠の状況は確認済み。
 ここ2~3日の暖かさで積雪はほとんど消えてしまったようです。

 高田のコンビニで落ち合い、バイク2台で荷沢峠に向かいました。
 千能沢は、岩手県住田町と遠野市をつなぐ国道107号線上の荷沢峠途中にあります。
 沢に沿って廃道がありますが、入口に通行止めのゲートが設けられ、橋にはチェーンが掛っています。
 中は倒木だらけなので、どっちみち車での侵入は不可能。
 入口にバイクを停めると2人で奥に向かって歩き始めました。
 往復約5Kmの行程。 ゆるゆるの傾斜なんで、歩きは楽です。

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 廃道はほぼ沢に沿って延びています。
 周囲は自然林で、沢の展望が良く、藪らしいものがないので景観を楽しめる道。
 ただし倒木があちこちにあって、跨いだりくぐったりの繰り返し。

 滝バカと小隊長は滝見隊の創立メンバーです。
 最初に出会ったのが滝の前。
 何でも滝バカは東北地方の名だたる滝をバイクで踏破して来たというので、聞きもしないのに自慢話をタラタラ。
 その時こちらは、滝探しを単独で始めたばかりだったので、何とうざい奴だ、と思ったものでした。
 まあそれだけ知識と経験があり、タフで身が軽く、滝を探す能力にも長けているので真の隊長にはうってつけだったのです。
 しかし滝バカはひたすら固辞し、最盛期8名いた隊員のちょうど中間地点に家があるというだけで小隊長に隊長の役割を押しつけてしまいました。
 隆盛を誇った(?)滝見隊も東日本大震災で四分五裂。 全員が何らかの被害を被り、半数が郷土を去って行きました。
 
 最初出会った時、小隊長を 指名手配犯のような凶悪顔をしたデブ だと滝バカは思ったそうです。
 云っときますけど、小隊長は人相は誇れないけれど、けっしてデブではありません。
 人よりガタイがあるうえに背中が長いからそう見えるだけです。(足が短い、という言い方もありますが)

 あ、すんません。 話を戻します。

 千能沢には、地図にもマークされている2つの滝があります。
 見ようと思えば簡単に見ることのできる場所にあるのですが、今のところ当ブログでしか紹介されていません。
 どちらにも名前が記されていません。
 なので便宜上、下の滝を千能小滝、上流の滝を千能大滝としておきます。
 それ以外にも滝が連なり非常にいい沢です。 楽しめます。

 道の途中あちこちの木に熊の爪痕があり、生息密度の高さを思い知らされます。
 雪の上に熊の足跡を発見したこともあるので、冬だからといって安心できません。

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 廃道を進んでいくと巨岩が現れます。
 その下に流れているのが千能小滝。
 滝下へは急な崖で、足元注意です。
 滝バカはひょいひょい降りて行くけど、小隊長はビクビクしながら降下。

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 画像で見るよりずっと美しい滝です。
 美しさの要因は苔。 そして清冽な水。 そして周辺環境。
 滝の周りはすべて苔で覆われています。

 以前、洪水によってほとんどの苔がはぎ取られてしまい、それから徐々に回復を見せていますが、まだ往年の美しさには至っていない感じがします。

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 廃道から見下ろして写すと別な滝に見えます。

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 滝を取り囲む岩盤の苔が非常にきれい。
 一時期仲間内で 小町ノ滝 と呼んだほど。
 印象度  

 そこからさらに上流へ登って行くと、

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 崖下に 千能大滝 が見えてきます。
 こちらは降りて行くのは楽。

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 通常はもっと水量があり、まとまり感のあるいい滝です。

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 千能沢は種山を水源とし、水域には人工物がないので水質上等です。
 お勧めしませんが、思いっきり飲めます。 旨い。

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 こういう滝こそスローシャッターで撮ればよりいっそう美しさが増すはず。
 しかし我がコンデジにはその機能はないし、かといってデジイチでは重くてかさばるから 最近は持って行こうなんて気にならんもんなあ。
 美しく撮れればそれに越したことはないけど、それ以上に実物を眺めることができればいいや、といった気持があります。

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 直瀑でスタイルもいいし、周辺環境も自然林に囲まれ申し分ありません。
 水がきれいで、眺めていると和める滝です。
 
 印象度  

 しかしせっかく和んだ気分も、家人と顔が会ったとたん吹っ飛ぶんだよなあ、これが。
 どないしたらええっちゅうねん。


        岩手県住田町  千能小滝・千能大滝    千能沢 → 小股川 → 大股川 → 気仙川


  1. 2016/12/23(金) 20:36:42|
  2. 住田町の滝

小仁倉の滝

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 住田町の滝


 当初、住田町の千能沢に入る予定でした。
 めんどくさい場所にあるわけじゃないけれど、林道が廃道化して、沢入口からヤブコギ混じりの歩きを強いられます。
 クマの出没地域でもあるので、それなりの用意をして出かけようとした矢先。
 「今日、○○さんちに行くんじゃないの?」 と家人の声。
 あっ、そうだった!
 家人に言われなきゃそのまま出発してました。
 ぜひ行かなきゃならない用事があるし、行くとなると千能沢をテクテク歩いてる時間なんぞありません。
 そこで急遽予定変更。 
 どっか適当な滝はないかと思案した末、あまり歩かずに済む小仁倉沢の滝を見に行くことに。

 岩手県住田町。
 国道107号線と397号線の合流点からほど近い沢。
 沢の崖上に林道があります。
 しかし、国道からいきなりの急登だし、あちこちに落石があるし、まあ普通車だったら国道沿いの空いたスペースにでも停めて歩いた方が無難かと。
 今回小隊長はバイクで特に問題なし。

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 林道から見下ろした小仁倉沢の滝。
 画像で見るとなだらかな斜面に見えますけど、これがとんでもないシロモノ。
 仮にロープを垂らしたとしても、崖が土砂なので足場が固定できず上がってこれないかも。
 で、林道を100mほど下ったところから降り、沢を登っていくルートが安全策になります。

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 まったく知られていない滝で、踏み跡もなし。

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 まとまりのある形状。
 南三陸では少ない直瀑の滝。
 滝見隊が発見し、初UPした滝です。
 もちろんそれ以前に林道工事などで作業者が目にしてた滝に違いありません。
 でも滝に関心なければ無いも同然なんですな。

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 滝の背後の岩盤はえぐれ気味。 しかもいかにも脆そう。

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 水質は非常に良い。

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 もうちょっと水量がある時だったら映りが良かったか。

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 バランスがよく滝壷もあり、もっと人目につく場所にあったら名前が付いていてもおかしくない滝なんだけどな。

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 無名な滝だけに、踏み跡はないし、ヤブコギはあるし、倒木が邪魔するしで、ちょっとだけやっかいな滝。
 でも滝好きなら見に来てもけっして損しない滝だと思います。


           岩手県住田町    小仁倉沢 → 大股川 → 気仙川


  1. 2016/09/26(月) 20:25:05|
  2. 住田町の滝

桧山川の滝

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 住田町の滝                   左が愛染山 右が五葉山


 「吾輩は滝である。 名前はまだない。
 ある日、南三陸滝見隊とかいう どこの馬の骨とも分からない胡散臭い連中がやってきて、
 『スゲエ、スゲエ! こりゃあ名前付けなきゃだめだっちゃ。』などとほざいたあげく、さんざん騒いで帰って行った。
 それから何度か来たにもかかわらず、いっこうに名前を付ける気配などない。
 付けることを忘れたやつらがアホなのか、付けられると期待した吾輩がアホなのか。」
 滝に思考力があるなら、こんなふうに思っているんじゃなかんべか。

 いやいや、こちらとしても考えているんですよ。
 無名の滝に勝手に名前をつけてはいけないなんていう法律はないし。
 御上から公認してもらおうなんて気もないし。
 どうせ付けるのなら、素晴らしい滝にふさわしい命名をしたい。
 でも学才のない身ゆえ、ぴったりフィットする名前が思い浮かばないのが現状なんです。

 岩手県住田町。
 五葉山と愛染山の谷間から流れ下る桧山川の中流域にすばらしい滝があります。

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 夏の直射日光がまともに照りつける日だったため、撮った画像はどれもこれもハレーション起こしています。
 他にないので、お見苦しいと思いますが勘弁願います。

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 滝の形状、水量、岩盤、滝壷、周辺環境、どれをとってもほとんど欠点らしい欠点のない滝。
 細かいことをいわせれば、あるにはあるんですけど、滝を目の前にするとそんなものは些細な事柄にしか過ぎません。

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 岩盤の間をえぐるように落下する直瀑の滝。

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 驚くのは、滝壷の色。
 クリア過ぎて緑がかって見えます。 当たり前ですが、入浴剤入れてませんから。

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 広い。 そして底までどれだけあるのか深い深い釜。

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 通常大きな滝壷では下流側に砂利や石などが堆積して序々に浅くなるものですが、ここの釜は下流まで岩盤で固められているために、下流側でもドン深のまま。 まさに御釜です。
 桧山川のヌシでも住んでいそうな雰囲気があります。

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 うっすら虹が出ているのがお分かりになるでしょうか。

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 こんなすばらしい場所があるなんて、ほとんどの人は知らないわけですからねえ。
 あまりにももったいないことだと思います。

 ちなみに滝見隊は これより上流はあえて未踏にしております。
 南三陸でもう何処にも行くところが無くなった場合の、最後の保険みたいなもんです。
 滝見隊解散式はこの川でやろうと決めております。


 桧山川下流域にある 大いわき。
 画像からイメージするのよりずっとデカいです。 迫力あります。

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 他に、同じようなサイズで、小いわき というのもあり、桧山沢は見どころ豊富な川です。


                    岩手県住田町   桧山沢 → 気仙川


  
  1. 2016/09/21(水) 21:08:31|
  2. 住田町の滝

合地沢の滝

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 住田町の滝


 あ~、やだやだ。 滝探しが嫌になってもうた。

 お盆に入る前の事です。
 ニーハオ隊員とともに岩手県遠野市宮守地区へ向かいました。
 ところが入る沢入る沢、ことごとく敗退。 敗走また敗走。 総崩れ。
 ちょっとした小滝のひとつでも見つかれば励みになったはずが。
 何ひとつ写せるものがなく、1枚も撮らないまま帰還。
 全面敗北。 白旗降参でありました。 ただただゲンナリ。
 この近辺には、一の滝・二の滝・三の滝とかお滝さんがあります。
 今回は滝探しが目的だったから、はじめっから行くつもりはなし。
 あらかじめ位置の分かっている滝を見に行くんならこんな苦労はしないのになあ、とお互いにブツブツ。


 で、今回は画像倉庫から引っ張り出した、岩手県住田町を流れる合地沢系の滝を。
 どれも極々マイナーな滝。 過去登場しているものも。

 まずは、車で走っただけでは分からない隠れ沢の滝から。 

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 以前、この滝下にある巨岩は存在しませんでした。
 確か岩手宮城内陸地震の後突然出現したのです。
 周囲の岩盤とはあきらかに様相の異なる岩で、どこから転がって来たのかマカ不思議。

 その上の滝へ行こうとして岩を登ったら、

kacc3.jpg
 
 ギョギョギョッ!!! いや蛇蛇蛇か。 目の前にいたヤマカガシ。
 一応毒蛇ですがマムシと違って臆病。

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 合地沢幻の滝。
 合地沢系の滝としてはもっとも落差があります。
 岩手宮城内陸地震以前は、もっと美しい滝でしたが、周辺の岩盤が崩落してしまいました。
 全面に苔が生え揃うまでもう少し時間が必要と思われ。
 いつの間にか水道用の黒いホースが敷かれ見苦しい景観に。 がっかりするなあ。

 合地沢上流部の滝。

kacc5.jpg

kacc6.jpg

 広い滝壷を持つ、非常にシンプルな滝。 ちょっと暗め。

 合地沢上流部では林道が完全崩落を起こしていて、車はおろかバイクでも侵入不可能。
 徒歩なら行けますが、水量枯渇で行くだけ無駄。

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 合地沢の不動尊近くにある2連の滝。
 じゃあ不動滝かといえば、微妙な距離感があって、そうともいえず。
 雰囲気いいです。 滝の正面に岩盤があって撮り難い。

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 上2枚が上段の滝。

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 こちらが下段の滝。

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 合地沢にあるオズガヨウよりさらに上流部にあるから、水質はこれ以上ないようなクリアさ。
 少々難のある滝でも水質が良ければカバーできます。
 改めて水質こそ滝の命と認識させられました。
 ちっちゃな滝でもきれいな水が流れていれば和めます。

                                 岩手県住田町    合地沢 → 気仙川



  1. 2016/08/24(水) 17:30:10|
  2. 住田町の滝
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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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一関市藤沢町の滝 (2)
一関市室根地区の滝 (4)
山田町の滝 (15)
遠野市の滝 (72)
遠野市宮守地区の滝 (7)
大槌町の滝 (40)
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陸前高田市の滝 (124)
気仙沼市の滝 (26)
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石巻市の滝 (17)
登米市の滝 (9)
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加美町の滝 (1)
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秋田県 東成瀬村の滝 (3)
秋田県 湯沢市の滝 (3)

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