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南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

合地沢の隠れ滝

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 住田町の滝


 少し前、この滝を見に出かけたものの、沢の出口で渓流釣りを行っている2人組がいて、入るに入れず諦めた経緯があります。
 今回は再挑戦。

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 どこにあるのか非常に分かりにくい滝。
 岩手県住田町の合地沢に流れ込む枝沢にあります。
 しかし枝沢自体がパッと見て分かるようなところにないし、水量も少なくて、まさかこんなところにこんな滝が、と驚きます。

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2段構造の滝で、これは1段目。

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 雨が降って水量が多くなると直瀑になります。

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 とてもいい滝です。
 滝壺には、飲料用のホースが何本か入って下流の民家まで引かれています。
 ということは地元の人にとっては大切な水源になっているわけで、当然名前のある滝だろうと思っていたら、これがなんと無名。

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 飲料に使用しているくらいだから、上流に人工物はないし、美味しい水です。


  岩手県住田町  合地沢   隠れ滝


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  1. 2019/07/23(火) 19:06:45|
  2. 住田町の滝

坂本川源流の滝

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 住田町の滝        坂本川源流部

 人里離れた山の中、子熊だ! と一瞬ドキッ。

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 正体は、黒猫。 びっくりさせやがって。

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 いつぞやも書いたけれど、まったく人家のない山中でしばしばネコを目撃します。
 こうしたネコの身分・所属・立場がさっぱり分からない。
 飼い猫が放浪中なんだろうか? 捨て猫なんだろうか? 生まれついての野生児なんだろうか?
 滝見隊ではこういう猫をひとくくりにして 山猫 と呼んでます。

 「あなたが山猫さんですか?」
 「とんでもねえ。 アタシは山猫だよぅ。」

 すんません。 このフレーズ 遠野ブログ 『山猫を探す人 Ⅱ』 からパクって来ました。

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 ネコ科の動物が大好きなマタタビがあちこちに。
 葉の表が白粉なでつけたように白いので、一発で判断できます。
 ネコを飼っている家庭ならお土産に最適。

 さてと。
 岩手県住田町を流れる坂本川源流部に すばらしい滝を発見したのは何年前になるんだっけ?
 秘境のような場所に、Aランクの滝が流れているのを見つけて皆で歓喜雀躍したものでした。

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 沢を登って行くと、渇水期にはまったく水が流れない状態になります。
 川底干上がってカラッカラ。
 ここから先には水がないんだな、な~んて騙されて引き返してはいけません。
 山神様のいたずらです。
 素知らぬふりをしてさらにずんずん登って行くと、

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 また水が現れるのです。
 登って行くに従いどんどん水が多くなります。

 そして、断崖に挟まれた隘路までやって来ると。

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 手前左側の枝沢からの1本滝と、奥、本流の滝が姿を現します。

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 枝沢の滝も、水量が多いと見せてくれます。
 が、この日は、水量不足。

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 こちら本流の滝は水量まずまず。

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 全体が3段滝で、これは3段目の直瀑。

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 素晴らしす。

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 3段滝の全体像。
 素晴らしす。

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 1段目と2段目。

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 水質抜群。
 苔の張り付きも優良。
 環境も文句なし。
 渓谷のどん詰まりで、ちょっと暗いのが難点。

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 ほとんど期待してなかった沢を予備知識も無しに登って行ったら、いきなりステーキ、じゃない、いきなり素敵な滝が目の前に現れたら、そらびっくりしまっせ。 
 そんな滝のひとつがここでした。 滝屋冥利に尽きますね。
 こんな感激、日常にはそうそうないですから。
 滝探しやっててよかったなあ、と思う瞬間です。

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 しかし、この歓喜の裏には探せど探せど見つけられぬ幾多の敗走の山があるわけでして・・・。

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 さすが人口過疎の三陸。
 未だ公にならない滝が隠れていることに感謝です。


  岩手県住田町     坂本沢の3段滝     坂本沢 → 気仙川 → 広田湾




  1. 2019/07/19(金) 21:15:26|
  2. 住田町の滝

気仙川上流部の滝

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 住田町の滝


 岩手県住田町を流れる気仙川の上流部にある2つの滝と、支流の2つの滝をご紹介。
 どれも既出です。
 
 とにかく週末になると決まったように天気が悪化して、滝見隊は遠くに出かけることができません。
 なので隊として集合することもなく、最近は近場のあれこればっかり。
 また今週末も駄目らしい。

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 気仙大滝。
 気仙川本流に流れる大きな滝です。

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 ただ、落差が足らない。
 少なくともあと1m、欲を言えば2mは欲しい。 見栄えがまったく違ってくるはず。
 まあ、ないものねだりですけど。

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 大滝の上流50mには 小滝が流れています。

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 小滝といっても、横幅は大滝とほぼ同様。

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 落差が大滝よりさらに無いので、あまり滝らしくはないです。

 住田町中心部から滝観洞へ向かう途中にあります。
 看板、駐車場あり。 分かりやすい場所。


 次は、気仙川支流桧山川の2つの滝。

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 大いわき という複合滝。
 通常はこの程度の水量ですが、増えると凄い滝に変わります。

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 五葉山を水源とする川で、水質は抜群にきれい。


 大いわきの上流、300mくらいか。

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 小いわきです。 こちらも複合滝。
 大小あっても規模はそれほど変わりません。
 どちらも良い景観をしています。
 なぜ いわき と呼ばれるのか住民にも尋ねたことがないので不明のまま。


  岩手県住田町上有住   気仙川 大滝 小滝   桧山川  大いわき  小いわき



  1. 2019/06/26(水) 20:53:57|
  2. 住田町の滝

天の岩戸の滝

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 住田町の滝


 今回はスペシャルな滝をご紹介。

 何がスペシャルなのか?
 それは、金を払わなければ見ることができない滝だからです。
 拝観料(?)を必要とする滝は、全国でも相当名の知れた滝でないとないはず。
 岩手県で他にこんな滝があるのか、寡聞にして知りません。
 どうして金が必要なのかは、以下に記します。
 
 週末、雨にたたられ、滝見隊はどこへも出かけることができませんでした。
 で、単独で商売用の軽トラに乗り出発しました。 自分の車は訳あって使えず。
 これから行くところなら、雨にあたらず、ゆっくり滝見ができるはず。
 そう考えての滝見行でしたが、これが思わぬ誤算になろうとは・・・。 

 岩手県住田町。
 気仙川の源流部。 ひと山越えたら釜石市といった最奥部にあるのが滝観洞(ろうかんどう)。
 そうなんです。
 知っている人にはいま更でしょうけど、洞窟の中に滝があるんですよ。
  名付けて、天の岩戸の滝。

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 駐車場から見た滝観洞入り口。 奥に進むと滝観洞の施設があります。
 左側にはJR釜石線の鉄道。 上有住駅はすぐそば。
 釜石自動車道のインターもすぐ近くにあって、交通は非常に便利なところ。

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 駐車場のところにある2つの看板。
 ひとつには「洞内滝 日本一」 
 もうひとつには 「日本有数の洞内滝」
 どっちがホンマやねん? と思ってしまいますが、厳正に見れば 下の方が正解。
 ここの滝より落差のある洞内滝が別に存在します。
 ただし、水量わずか。 滝としてのイメージはないらしく、あくまで記録上のこと。
 見た目からいえば、やはりこちらのほうが日本一にふさわしい滝だ、という話。

 自販機で入洞料1050円支払い。
 初見の人ならいざ知らず、過去数回洞に入っている身としては、この金額、高いんでないかい。
 ここ数年入ったことがないのは、それが理由。 家族連れで来ると、かなり痛い金額。
 滝だけ見たいんだからせめて半額にして頂戴、と言いたい気分。

 受付で、ヘルメット、長靴を借り、「雨が降り続いているんで、中もびしゃびしゃですから気を付けてくださいね。」 と声をかけられながら、これまた借り物のレインコートを羽織る。
 レンタル品は全て入洞料に入っています。
 でもハンディライトは無し。 停電になったらどうするんだろ。 非常発電に切り替わるのかな。

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 気仙川源流に架かる赤い橋を渡り、いよいよ滝観洞入口へ。
 風恋橋はここ数年で付けられた名前でなかったか。
 方々の観光地で、この手のものが多くなってますね。
 実は、この入り口は最初に発見した穴ではなく 人工のものです。
 その昔、、鉄道を敷く際、洞窟の入り口と重なってしまい、移設しなければならず、現在の場所へ穴を掘って新たな入り口としたらしい。
 だったら大人が背を伸ばして歩ける高さまで掘削してくれたらよかったのに。
 今でも決して遅くないと思うんですけど。

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 この入り口、無茶苦茶狭いのです。
 小隊長は人よりガタイがでかいので四つ足で這いずるようにしないと先へ進めません。
 それでも天井に頭をガッツンゴッツンぶつけるありさま。
 もしヘルメットを被ってなければ、早速血だらけコブだらけでしょう。

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  入り口に限らず洞内どこでも狭く、背をかがんだり歩くだけで大変。

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 洞内滝は最も奥にあり、そこまで洞内を800m歩かなければ行けません。

 滝観洞は、ある意味 同じ岩手県の龍泉洞とは対極にあるような洞窟です。
 片や、ハイヒールでも観光でき、それなりに広い洞内に対して、こちらは暗くてせまっ苦しく 閉所恐怖症の人ならパニックを起こしそうです。 
 狭いところの駄目なニーハオ隊員は、遠くから来た親戚が滝観洞を見たいというと、自分だけ中に入らないそうです。
 すれ違いがやっとで譲り合いしなければならず、歩く場所も平らではありません。
 子供なら、冒険心がくすぐられて、かえって滝観洞のほうが喜びそうですが、足腰の弱い人には絶対無理だと思います。

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 ブツブツとした細かい突起に覆われた壁。 これも鍾乳石らしい。 洞内全体にあります。

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 滴る水によって穿たれた穴。
 川ならポットホールみたいなもんか。

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 太古の虫の化石らしい。

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 上から剥がれ落ちてきた巨岩。 下に人がいたら・・・。

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 洞窟内はほとんどが大理石。
 床はツルツル。 しかし普通の長靴でも滑りません。
 光がほとんどないため、藻の繁殖が抑えられているせいらしい。

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 天井を見上げた画。
 水が流れた跡。
 以前はコウモリが住んでいたんですけど、今はいないようですね。


 そして、ようやく 女滝 に到達。
 洞内に2つある滝のひとつ。
 瀬織津姫の滝 とか 小滝 ともいうらしい。

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 正面から覗いただけでは、高さ1m、見方によってはせいぜい2mくらいしか見えません。
 しかし、内部から響いて来る音を聞くと、相当な高さから落下しているようです。

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 全体のごく一部しか見れないのでは景観的に勿体ない滝ですね。

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 さらに進んで、もうそろそろと思える頃。

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 観音様が建てられています。 高さ2~3mくらいか。

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 周辺には小銭が散乱。 100円硬貨もたくさん。
 集めたら簡単に入洞料が賄えます。

 この日、この時、洞内には小隊長以外誰もいないのは受付で確認済み。
 賽銭泥棒しようと思えばいともたやすくできる状態ではありましたが、一応分別ある大人なので、とるのは写真だけです。

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 更に頭をガツンガツンぶつけながら進んで行きます。
 このあたりから、激しい水音が聞こえ始めます。

 お待たせしました。 
 片道800m歩いて、ようやく 天の岩戸の滝 の登場です。

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 落差29m。 洞内滝としては公称日本一。 すばらしい。

 しかし予期せぬ事態が。

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 本日の大雨により 滝の水量が多過ぎて、飛沫が激しく滝観台のある大ホールにとどまることができません。
 
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 レインコートを着ているのに、既に中の服はずぶ濡れ。
 落下した水しぶきがすさまじく、ホールに1分といることができず。
 コンデジで狙っている隙も無く、たちまちレンズが濡れて水滴だらけ。

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 なので、いったんホールから退却しました。
 あらかじめコンデジをスタンバイさせておいてから、ホールへ強行突入。
 1枚撮ったらすぐに撤退するヒットアンドアウエィ戦法を撮ることにしました。

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 突入しては退却、突入しては退却を何度も繰り返し。

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 全身濡れネズミになって撮った成果がこれです。
 ホールに突入したら、とにもかくにもどうでもいいからシャッターボタンを押し、何も狙いようがなかったというのが実情。

 レインコートを着ている意味も分からなくなるほど濡れまくり、ヨレヨレで洞を出てきたら、外も相変わらずの雨で、踏んだり蹴ったりの1日になりました。
 まさかこんなことになるとは思ってもいないから、換えの着替えなんか持ってくるはずも無し。

 良かったことといえば、荒れ狂うドームと水量十分というか多過ぎる、めったに見られない 天の岩戸の滝 を見れたことか。


  岩手県住田町上有住   滝観洞(ろうかんどう) 天の岩戸の滝   女滝



 
 
  1. 2019/06/20(木) 21:33:51|
  2. 住田町の滝

オズガヨウ

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 住田町の滝


 当初の目的はオズガヨウでなく、隠れ滝でした。
 どちらも岩手県住田町に流れる気仙川支流合地沢にあります。

 現地に着いてみると、隠れ滝のある枝沢の出口で2人の釣り人が釣りのまっ最中。
 後から来た我々が、その場所を荒らして上流に踏み込むのは明らかなモラル違反です。
 なので、しばらく待ってみようかとも考えたのですが、場所を移動してさらに上流へ入られたんではどうしようもありません。
 まあ、場所的にはそれほど遠くにあるわけではないし、またのチャンスを狙おうということで、今回は諦めることにしました。

 で、代りといってはなんですけど、同じ沢にあるオズガヨウをサッと撮ってきました。
 正式には 「雄鹿滝」 というらしいのですが、どこにもその表記がなく、地元住民が言う通り 「オズガヨウ」 としました。

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 小滝です。 しかし とても雰囲気の良い滝で、滝見隊御用達みたいな滝です。
 夏のガリガリ暑い日などは、霧が湧いて気温が下がり、ここだけ別天地になります。
 崖下にあって、周りを樹木に囲まれ、川で冷やされた空気が滞留するためでしょう。
 汗ダラダラで訪れるとひんやり冷たく、たちまち汗が引きます。

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 ご覧の通りの碧い水。
 このまま飲んでも腹を壊すことはないはず。

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 この滝の姿を見るたび、鬼太郎に出てくる一反木綿を連想します。

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 落ち口から落下していく水の流れ。
 見づらくてすみません。

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 落ち口から滝壺を挟んで対岸を見たところ。
 桂の巨木が見えます。

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 今度は逆に、道路側から桂の木を通してオズガヨウを見たところ。
 この巨木があるおかげで、尚更雰囲気が良くなっています。



   岩手県住田町  オズガヨウ (雄鹿滝)  合地沢 → 気仙川 → 広田湾





  1. 2019/06/14(金) 21:14:36|
  2. 住田町の滝

火の土川の滝

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 住田町の滝                     ニリンソウ


 前回入った住田町の横川は、火の土川に合流し、やがて気仙川に流れ込みます。
 その火の土川にある滝。

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 雰囲気の良い滝。
 滝壺すぐ下流側に大岩があり、さらに横が急斜面なので、もう片側、つまり滝の横からしか流れている状態が見えません。

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 どうしても正面から見たい場合は、川を渡って大岩の上までよじ登る手があります。
 ただ、増水した時や、大岩が濡れている時は危険を伴いますね。

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 いい滝なんだけど、流れる場所に難点有りです。

 それにしても火の土って、何でそんな地名になったのか。
 周辺どこにもないのに火山のイメージがあるし、ガスが出る燃える場所を連想します。
 ちなみにこの辺り、活動の終了した北上山地で火山はありません。


 日陰の湿った場所に生えていた、大勢で賑やかそうなヒトリシズカ。

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 次は新たに発見した滝。
 もう少し時期が遅かったら樹木が邪魔になって見つけられなかったかも。

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 枝沢から火の土川に流れ込む滝。
 発見したんで無視はできないけれど、だからといってこれを目当てに来るほどの滝でもないといったレベル。
 印象度  


 次は、火の土川下流部に注ぎ込む尻高滝。
 通りすがりによく見る滝で、毎回引っかかってしまいます。

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 画像より見栄えがします。 清涼感があります。
 やはり夏になると草木が邪魔になって見難い難点があります。


     岩手県住田町下有住   火の土川




  1. 2019/05/07(火) 20:42:38|
  2. 住田町の滝
  3. | コメント:0

横川不動尊の滝

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 住田町の滝


 季節感を取り入れたいので 春なら桜と滝、秋ならモミジと滝を同時のフレームに収めたいなあと思っています。
 しかし、世の中そうそううまくいかなくて、せっかく桜やモミジが滝の前にありながら、行くまでにやたらめったら遠方だったり、時期がずれていたりと、なかなかこちらの思い通りにはなりません。

 知りうるかぎり気仙地方で桜とコラボできる滝は、わずか一カ所だけ。
 それが岩手県住田町の横川にある横川不動尊の滝です。
 南三陸でも唯一海のない住田町、特に山間地となると春の訪れは遅く、5月の連休になってようやく桜が咲き始めるほどゆっくりやってきます。

 さて桜の状態はいかばかりであろうかと春の10連休の1日を使って出かけました。(小隊長は仕事の都合でその半分が休日)
 平地から高度が上がるに従い、時間を逆転するように桜が咲き始めました。
 狙っていたのがドンピシャでヒット。 現地は満開の状況。
 「どうだ、さすがだろ、小隊長の勘。」
 「遅すぎたかもしんないって 来るまで何回も保険かけてた奴誰だべな。」

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 横川不動尊。
 滝はこの後方に流れています。

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 崖上から覗いた滝。

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 できれば桜の位置がもう少し低ければいうことないのですが、まあこれでも十分に綺麗です。

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 この滝は横川の最下流部にあります。
 横川といえば、知る人ぞ知る(って、誰も知らないが)気仙地方では群を抜く滝銀座で、見ごたえある滝がいくつも並んでいます。
 道がなく、全面沢登りでゆるくない行程。登るにつれ、川の両側が深く切れ込み、熊が現れたら逃げ場がありません。
 暫く訪れていませんから、今年あたり改めて来てみようかと思案中。

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 天気は快晴で風もなく、滝も桜も青空に映えます。
 この光景を見れただけでも来た甲斐があります。

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 が、あまりの好天でカメラでの撮影となると、白が飛んだり黒で潰れたりで四苦八苦。

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   岩手県住田町  横川  横川不動尊の滝



  1. 2019/05/06(月) 13:47:37|
  2. 住田町の滝

叶倉沢の魚止ノ滝

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 住田町の滝

 最初っから本線を外れます。
 ごくたまに、1年に2~3回の割合くらいか、「ブログに揚げてある滝はどこにあんねん?」 といったメールが届くことがあります。
 これまで何度か記したのですが、我々とすれば、これが非常に答えにくい質問で、頭を抱えることになるのです。
 教えたいのは山々。
 しかし隊員の誰一人としてGPSなぞ持っていないし、山中の薄暗い谷底をもぞもぞ這い回る性質上、電波の圏外ばっかりで スマホでは位置を知ろうにもほとんど役に立たない場所が大多数。
 だから、正確な位置は分からない、といえばいいのか。 
 だいたい現在位置を敢えて知る気もない。
 余程大きなランドマークがあれば別ですけど、これといった特徴のない場所でピンポイントで在処を説明するなんて到底不可能。
 この沢のこの辺りにこんな滝があるとかいちいちデータベース化してるわけでもないし、地図上に滝の位置をマーキングすることもありません。
 そういうこちゃこちゃしたことは大っ嫌いな連中ばかりです。
 万事大雑把なのですが、それでも滝見隊内では十分用は足せます。
 早い話、行けば分かるし、時間的・技術的・労力的に行けないような滝へは最初っから行かないからです。

 だから最初に戻って、滝の在処を聞かれた場合は、最初に発見した滝なら 大抵の場合 沢の名をブログに書き込んでいるので、その沢を覗き込みながら下から登って行ってみてください、必ず在ります、としか言いようがありません。
 滝を発見した感激から、気分が舞い上がりいささか大袈裟だったり針小棒大気味に書き込んだりしていることもあろうかと思いますが、無い滝をさも有る様には絶対に書きません。また 他人様の撮った滝画像を勝手に拝借して使用することも絶対にありません。 (我々の撮った画像を使用するのは自由、全然OKですよ。) 
 アホバカ連中の我々でも滝屋としてのそれくらいのプライドはあります。
 沢の名があるなら、そこに滝見隊のUPした滝は絶対に存在します。
 正確な位置を記そうとすれば、かえってこんな参考にもならないような言い方をしなければならないとは・・・。



 さて、ここからが本題。
 岩手県住田町にある、合地沢支流叶倉沢を歩いて来ました。
 林道は、凸凹激しく、ぬかるみもひどいため、中流部からは普通車では通行不可能。
 ジムニータイプの4WDならどうにかなるかなといったレベル。
 バイクでも何度もコケそうになるので、諦めて歩くことにしました。

 沢の出口付近に2件の人家があります。 うち1軒は無人。
 沢に入るとすぐ、 山神様ノ滝 が流れています。

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 2連の滝か、3連の滝か。 段瀑でないことは確か。
 小さな滝でも雰囲気あります。

 上流へ歩いて行くと、いくつか滝が流れています。 そのうちの2滝。

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 そして最上流部に目指す滝が。

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 魚止ノ滝。
 手前には、いつぞや我が釣り師隊員がイワナを捕まえようとドツボに嵌った滝壺。
 魚を見ると見境が付かなくなるアホでんがな。
 その滝壺、今回、魚の姿は見えませんでした。

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 2段構造で、周囲には苔が張り付き、雪解け水が増えれば更に見ごたえが増すはず。

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 水は清浄。 岩場のぬるつきもありません。
 水道用水として利用しても何の問題もないのでは。

 ここまで来る途中、岩場に穴が開いていて、奥から地下水が勢いよく流れ出している場所があります。
 源水そのもので美味い水です。 こんな水が水道水だったらなあ。


    岩手県住田町    魚止ノ滝  山神様ノ滝     叶倉沢 → 合地沢 → 気仙川 → 広田湾



  1. 2019/03/16(土) 10:25:53|
  2. 住田町の滝

気仙大滝

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 住田町の滝           ハマナスなんだかハマナシなんだか


 住田町から陸前高田市を流れる気仙川にあるのが 気仙大滝です。
 気仙川のかなり上流部、上有住という所。

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 気仙川本流の川幅いっぱいに流れているため、気仙地方では最大の幅があります。
 水量も豊か。

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 ミニナイヤガラといった体。

 下流方向はこんな景観。

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 上流部には人家もありますが、水質に問題はなさそう。


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 あたりにはミストが充満していました。 
 こんな状態で水質が悪かったらいられたもんじゃないでしょう。


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 気仙大滝の上流50mくらいのところには、小滝という名の滝が流れています。

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 こちらも川幅いっぱいで、とても小滝というイメージではありません。
 下流に大滝があるもんだから、それに比較すれば小さいといった物理的理由から名付けたと思われ。


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 もうちょい落差があれば。 ま、ないものねだりですけど。

 所在地は、滝観洞へ向かう県道の途中。
 道路から滝は見えませんが、道路際に観光案内版があり、その横に無人販売所が立っています。
 小さな駐車場あり。


      岩手県住田町 上有住    気仙大滝     気仙川本流


  1. 2018/08/20(月) 18:26:31|
  2. 住田町の滝

住田四十八滝 と 神社

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 住田町の滝

 時々UPする住田四十八滝。
 今回はちょっとだけ視点を変えて、神社混じりに紹介します。

 四十八滝は、行政管轄的には住田町になっていますが、陸前高田市との境界間際にある滝です。
 メーンのルートは住田町側からで、高田側からも行けます。
 どちらも進入路が分かりにくいのが難点。
 一応滝の直近まで林道があります。
 とんでもない悪路で、すれ違いは不可能。 よって入口付近(気仙川周辺部)に車をデポしたほうがよろしいかと。
 そこから徒歩で2kmほどです。

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 四十八瀧神社。
 それまで滝の横にあった崩壊しそうな神社を 下流に場所を移し、新たに建て替えたもの。

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 不動明王と瀬織律姫を一緒に祀っているそうな。
 ともに滝など水に縁の深い神様で、全国的にその名を冠した滝や神社があります。

 実は、何年か前、 「瀬織津姫」 が個人によって登録商標されるというとんでもな事件があったそうです。
 神様を登録商標するほうもするほうですが、それを認めた国も国ではないかと思います。

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 この神社の不思議。
 祭神は、瀬織津姫と不動明王だけのはずなんですけど、なぜか狛犬は稲荷のキツネなんです。
 稲荷は関係ないのに・・・。  なんででしょ?

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 四十八滝とはいえ、見ごたえ的には4つ。
 これはそのうちの下2つで、 「願掛けの滝」 と呼ばれているもの。
 神社が移設される前は、滝の真横にあったので、そう呼ばれたのかも。
 名称に関しては、別な説もあり、「岩欠けの滝」 ともいわれています。
 岩欠け(がんかけ)とは、当地方の方言で 「断崖」とか岩を切り欠いたような急斜面という意味で、現在でもごく普通に使われています。
 どちらも言われてみればその通りなんで、自分的にはどっちゃでもええんちゃうかと。

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 岩欠けの滝の下滝、つまり上から4番目の滝の横姿。

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 岩欠けの滝の上滝、つまり3番目の滝。

 さらに登って、2番目の滝。 4つの滝の中では小型。

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 そして最奥の滝。

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 これが龍灯の滝。 大滝とも。

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 四十八滝最大落差の滝で、実に神秘的。 すばらしい滝です。

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 滝画像はこれで終わり。
 今回は追加があります。

 四十八滝のある沢の下流部、気仙川との出会い付近にひっそりと神社が建っています。

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 行政的には陸前高田市になります。
 何という名の神社かと覗きこめば、

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 ここにも四十八瀧神社が。

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 実際の四十八滝からはかなり離れた位置にあり、まっすぐ降りてくる道はありません。
 住田側からだと気仙川を渡り2kmくらい回り込まなければここまで来れません。
 最初に記した神社と何らかのつながりがあるはずですが、誰も関連付けて述べてはいませんです。
 ちなみにこちらにはキツネの狛犬などはありません。


                      岩手県住田町  住田四十八滝


 
  1. 2018/07/01(日) 21:51:58|
  2. 住田町の滝
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小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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