南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

荒川高原の滝

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 遠野市の滝                      タラの芽 ちょっと過ぎたけど、食べられないこともない。


 岩手県遠野市を流れる荒川。
 中流には 荒川不動滝 があり、上流には 長瀞ノ滝 があるということは、滝好きの方なら先刻御承知ですよね。
 じゃあ、その中間部に滝はないのか? が今回のテーマでありました。
 滝探しには今がベスト。
 残雪が消え、歩くに邪魔な草木が芽吹く前だからです。
 見通しが効く半面、雪解け水が低温で、うっかり沈したら大事になります。

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 まずは出発点となった 荒川不動滝。
 行きやすく、車を停めやすく、滝下まで下りやすい、とてもメジャーな滝です。
 標識はありませんが、川から道路を挟んで不動尊があります。

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 景観の中では小さな滝にしか見えないのですが、実際目の前にするとそこそこ大きさがあります。
 でもあと1mほども高かったらなあ。 存在感違っていたはず。

 不動滝の上にも物理的な滝が流れています。

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 景観的にここらはあまり滝とは認識されてないです。

 バイクを連ねて高原に向かう道路を登って行きました。
 すれ違う車両には出会わず。
 この日の段階では、まだ頂上部に残雪があり、上の方で通行止めが続いていたからです。

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 おっとお! 

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 路上にいたニホンカモシカ。
 あとで名前を拝借することになりました。

 アスファルトの舗装路から林道に分け入り、しばらく荒れ地をグリグリ侵入して行きました。
 しかし、泥濘、倒木、崩壊がひどくなって、完全に廃道に変わってしまいました。
 4輪はおろか2輪でも進行困難になって、とうとうバイクも置き去り。
 デポしてガタガタの廃道を歩くことに。
 恐かったのは目覚めたクマ。
 それぞれがベルを装着し、万が一にも出会わないように用心しました。

 川を窺いながらしばらく登っていくと、

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 法面の崩壊した先に、なにやら大きな滝らしいものが見えました。

 「あったあ、新滝発見!」
 「ちょ、ちょっと待て。 あれ、長瀞じゃないのか?」
 「いやいや、地形的には長瀞よりだいぶ下だっちゃ。」

 とにかく行けば分かるというので、急斜面を降下。

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 近付くと長瀞ノ滝ではないことがはっきりしたし、かなりデカい滝で、これまで見たことのない滝だということも明らかになって来ました。

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 う~む、デカい。

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 滝の上部は川幅いっぱいに流れ、下部でそれがひとつにまとまって流れて行きます。

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 規模的には長瀞ノ滝とそんなに差がありません。

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 もっと傾斜があり、さらにまとまり感があれば最高でした。
 この滝も今まで紹介されたことのない大滝です。

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 「隊長、命名のほどよろしくお願いいたしやす。」
 そういわれても、気取った名前が何一つ浮かびません。
 「上がナガトロの滝だから、こちらは中トロの滝っつーのは?」
 「アホ丸出しでやんすねえ。」
 先程道路で出会ったカモシカを思い出し 「じゃあ、とりあえず 羚羊ノ滝 ってことで。」

 すでに名前があっておかしくない、というよりこれだけの滝格なら無い訳が無いと思うのですが、WEB初登場の滝ゆえに名前が分かりません。
 で、羚羊ノ滝 と仮名をつけておきます。
 当然ながら、この滝も本年滝見隊大賞 有力候補に挙げられます。
 印象度  

 廃道に戻った我々はさらに上を目指し、やっと見覚えのある滝に到着。

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 おなじみ、長瀞ノ滝 です。

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 滝の水を被っているこの倒木は、すでに数年の歳月を経過しています。

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 いつ来て見ても風格と存在感があります。
 これで川床の滑りがなければいうことないんだけど、滑るんだよねえ、これが。


          岩手県遠野市        荒川 → 猿ヶ石川 → 北上川


 
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  1. 2017/05/04(木) 20:20:39|
  2. 遠野市の滝

中沢川の新滝

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 遠野市の滝                 遠野のシンボルのひとつ 六角牛山


 遠野市にも探せばまだまだりっぱな滝があります。
 紹介されることがないから知らないだけ。
 これまで知られている滝と滝格に差のない未見の滝を、今回と次回紹介します。

 まずは、中沢川の滝から。
 中沢川といえば、六角牛山を水源として、不動滝とか大滝と呼ばれる滝があるのが知られていますね。
 探してみると同川にはそれ以外にもすばらしい滝がありました。

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 発見した瞬間、思わず 「おおっ!」 と声が。
 真っ先に見つけたのは、例のごとく気仙沼の滝バカ。
 こいつがいないと戦果が半減します。
 この滝、おそらくWEB初登場。

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 規模・岩盤・水量・スタイル、どれも文句なく、中でも青味がかったクリアな水がひときわすばらしい滝。

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 同じ川に不動滝があったもんで、陽の目を見れなかったというんでしょうか。
 しかしまったく遜色ないです。

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 滝の落ち口にも深い釜を持っているのが特徴のようです。
 なんか、カッパの頭って感じがします。

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 道はないけれどそんなに行き難いわけじゃなし。
 こんないい滝が地元ブログにも載っていないというのはどういうことなんでしょうか?
 おそらく、故事云われのたぐいがなく、神が祀られていないせいだと思うのですが。
 存在感のあるすばらしい滝で、このまま放っておくにはもったいない。

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 本年滝見隊大賞に堂々のエントリーです。
 名のないのは困るので、芸もなく、河童の皿滝 ととりあえず呼ばせてもらいます。
 隊員からは命名するのならもっと学のある名を付けろよ、と毎回いわれますが、学がないんだから仕方ねえじゃねえか。
 これだけの滝格があり、なんかちゃんとした名前が備わっている気はするんですけど・・・。

 印象度  

 それにしても、もしこんないい滝が人口の多い関東周辺にあったなら、とうの昔に見つけられてあっちこっちのサイトにUPされてたんでしょうね。
 人口の少ない ♯ 東北でよかった。
 当地には滝見隊が探す余地がまだたくさん残ってますもんねえ。


         岩手県遠野市      中沢川 → 早瀬川 → 猿ヶ石川 → 北上川



 
  1. 2017/05/01(月) 18:02:00|
  2. 遠野市の滝

平笹四十八滝

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 遠野市の滝                アズマイチゲ


 滝見隊始動! って、先週すでに始動してまんがな。
 いろいろあって報告が遅れております。
 隊員総出で遠野市内あっちこっちの沢に侵入し、当りがあればハズレもあり。
 今シーズン初めてにしてはけっこう収穫の多い出陣となりました。

 都合上、実際に回ったコース順とは異なり順不同で掲載します。
 まずは、平笹四十八滝から。

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 上流は小滝が連続する川で、これをもって四十八滝というらしい。
 四十八滝はいつものごとく「いっぱいありまっせ」という代名詞とお考えいただければ。
 残念ながら大きな滝はありません。

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 平笹四十八滝は、遠野住民のブログで知りました。
 過去何度かそばの林道を通過していますが、あまり関心もなく通り過ぎていた場所です。
 UPする滝はどれも新掲載。

 岩手県遠野市、小友町の奥に平笹川が流れています。
 川沿いに登っていくと、しばらくはびっしり護岸工事された川が続きます。
 流れは急で、かつては暴れ川だったのかもしれません。

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 岩手県内ではすでに襲われた人もいるので、注意するに越したことはありません。

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 野山では春を伝える花々が咲き始めました。 アズマイチゲだと思います。
 花が咲き終わると痕跡を残さず消えてしまうスプリング・エフェメラル。

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 四十八滝の中で、唯一名前を持っていると思われる 被せ滝。

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 大きな滝ではないですが、人の背丈以上深さのある滝壷付き。

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 景観悪くないです。
 これからさらに緑濃くなれば、もっと雰囲気良くなりそう。
 印象度  

 ところどころ残雪の残る林道を、バイクのタイヤをスリップさせながら登っていくと、

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 存在感のある、滝らしい滝。 ただし小滝。
 水は抜群にきれいだし、岩に貼りつく苔の緑も美しい。
 この滝も釜が深い。
 

 さらに上流部には、

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 幅広のまとまりある滝が流れていました。
 

 
 林道をずっと登り続けて住田町側へ出ようと考えていました。
 しかし次第に残雪が深くなり、まともにバイクを走らせることができなくなりました。
 新雪ならどうにか進めるような深さでも、シャーベット状になってしまったグズグズの雪ではタイヤがズブズブ沈み込んでにっちもさっちもどうにもなりません。
 「やめえ~! 無理だ。 Uターンして国道から帰っぺ。」
 「ほらね。」
 「何が、ほらね、だよ?」
 「いやいや、万事いきあたりばったりの隊長だから、こうなんじゃねえかと思っていたわけよ。」
 「悪かったな、無計画な人間で。 こうなることが分かっていたんなら、なんで来る前に云わねえんだよ。」
 「いやいや、ひとり調子こいてる隊長の面子を潰すのも一隊員の分際で悪いと思ってさあ。」
 後は罵詈雑言の雨嵐でありました。
 やっぱこういうことがないと滝見隊らしくありません。


        岩手県遠野市  平笹川 → 鷹鳥屋川 → 小友川 → 猿ヶ石川 → 北上川

  1. 2017/04/26(水) 21:14:59|
  2. 遠野市の滝

やったぜ新滝! でも、ここどこォ?

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 遠野市の滝


 ようやく待ちに待った滝見隊の出陣です。 長かったなあ。
 予定より1時間以上遅れて、バイク3台でツーリング。
 予定遅れは毎度のことなんで織り込み済みですが、気温5度の天候には参った。
 バイクで走ると、体感温度は完全に氷点下ですから。 鼻水垂らしながらの走行になってしまいます。
 バイクでは暖を取ることもできずつらいんですが、バイクならではの楽しさもあるわけで。
 
 大船渡のニーハオ隊員は 「行って行けない身体ではないけども、行けば回復が遅れてしまう。くやしいのう。」 と不参加。
 完全回復を待っていたんじゃ、今年の滝探しは不可能になってしまうから、非情にも置き去りであります。
 
 これだけ気温が下がって来ると、ロードライダー達と路上で出会うことがめったにありません。
 普段他のライダー達に異端の目で見られがちな我々は「軟弱な奴らめ、ムフフ。」 と清々する気分。

 向かったのは、遠野市の薬師岳から流れ出る板取沢。 猿ヶ石川の支流です。
 薬師岳の中腹には、遠野市でもっとも大きな 又一の滝 があります。
 この滝は、滝川に流れており、板取沢の隣の川。
 見たい欲望あれど、今回は時間が無くて行けませんでした。

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 南から見た薬師岳。 山頂部はすでに積雪。
 早池峰山はこの裏側。 薬師岳を経由して登ることもできます。

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 迷ったのが、地図と現場の表示が合わないこと。
 現場の表示には、ガンケノ沢・イタドリ沢・サデノシタ沢・ワデノシタ沢・ヘビタキ沢などがあり、地図の沢と位置が合致しないのです。
 地図通りなら、サデノシタ沢を登る予定だったのですが、入渓地点の橋には「ヘビタキ沢橋」とあり非常に混乱しました。
 蛇滝のある蛇滝沢はまったく別方向にあり、こことは明らかに違うのですが・・・。
 自宅に戻った現在でも、我々がどこの沢に登ったのかあやふやなまま。
 いい加減なことを書いて、後で訂正するやも知れず。
 なので、間違いの無いようすべての沢が合流する板取沢でまとめることにしました。

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 途中、林道の崖にあったつらら。
 このあたり、すでに0℃前後のはず。
 おそらく春まで融けることはないかと。

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 沢を登っている最中に見つけたスズメバチの巣。
 葉が生い茂っている時期にここまで近付いたら危なかった。
 ニーハオと小隊長は蜂アレルギー。
 次に刺されたら生死に関わると医師から宣告を受けている身なので、気が気じゃない。
 もっとも今の時期なら中は空のはず。

 沢に入ると、岩の上には氷が張り、かなり気を遣う状況。
 不用意に足を乗せれば、滑落や落水の恐れがあり、慎重に登って行きました。
 危険は危険だけれど、なんせ久しぶりの沢登りなもんで楽しいったらありゃしない。

 それでは下流側から順次滝を載せて行きます。
 むろんはじめての沢ですから、どの滝も初登場です。

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 橋のたもとから入渓して1発目の滝。

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 水質に関しては何もいうことなし。
 甘めな味がしました。
 ただし流れの下の岩は滑ります。

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 2回砂防堰堤を乗り越えました。

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 傾斜緩い滝のほうが気が緩むからかえって恐い。 なめたらあかんぜよ。

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 ほとんどの滝は、すぐ横を直登できます。
 出来ない時は高巻きしましたが、藪が少なくなっている時期なので楽に上がれます。

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 水量は通常よりかなり少なめではないか。
 登るには楽ですが、この滝など水量多かったら断然見映えが違ったはず。

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 以上並べた滝はどれも5m以上の落差があります。
 小さな沢なら、1個だけでも主役になれそうな滝ばかり。
 
 これらの滝を眺めて我々は十分に満足したんですけど、この沢の主役はさらに上流に流れていました。

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 「あったあ!!!」
 「でっけえ!!!」
 これまでの滝を圧倒するデカさ。
 落差30m、長さにしたら50mはありそうな規模。 スケール感が全然違う。

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 水量が少ないのが本当に残念。
 春の雪解けの頃ならどんだけの迫力になるのか。

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 WEB初登場の新滝発見です。 来て良かったなあ!

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 滝の中央部。

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 今年大船渡市の御滝様を発見してなければ間違いなく年度代表の滝になっていたでしょう。
 アクセスさえ良ければ遠野市を代表する滝のひとつになっていてもおかしくなかった。
 行く道が無いから沢登りするしか見る方法がありません。
 規模が大きく、雄大な滝。 これで水量あったら口あんぐりでしょう。
 名前があるとは思えないので、とりあえず芸もなく「薬師の滝」とすることに。
 印象度  

 この沢を登っている最中に、古い作業道のようなものが続いているのを確認していました。
 登って来た沢を戻るのは、岩に氷が張りついているため非常に危険。
 登って来るより何倍も神経を使う作業になります。
 なもんで、戻りはこの作業道から降りることにしたのですが・・・。

 これが誤算。
 はじめは良かったものの、次第に笹がはびこり出して、倒木の雨あられ。
 進むにつれて、はたしてこれが道なのかといった状況になり、気が付いた時には完全に森の中。
 もちろん電波の届く場所ではありません。
 地図とコンパスで位置を確かめながらヤブコギに次ぐヤブコギ。 かなり不安な気分にさせられました。
 できるだけ避けたかった尾根越えをし、小沢が流れていたのでそれに沿って下り、ようやく当初の道に降りることができました。
 尾根を越えると方向感覚が狂うので、我々は出来る限りしないことにしています。
 どうにか3名とも無事に帰還できたので、安堵のため息。

 ともあれ、ひさしぶりの大滝発見で高揚感と達成感を味わうことができ、満足満足な1日になりました。
 峠に雪が舞うようになると、バイクでの走行は非常に不安になります。
 よって、もしかするとこれで今年の滝探しは終了になるかもしれません。


              岩手県遠野市       不明沢 → 板取沢 → 猿ヶ石川



  1. 2016/11/28(月) 18:26:48|
  2. 遠野市の滝

藤沢の滝 初冬

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 遠野市の滝


 せっかく滝探しのゴールデンシーズンが到来したというのに、各自いろいろあって隊の編成ができないまま。
 この調子でいったら、今シーズンはどこの沢へも入れないんやないやろか、と心配になってまいりました。

 で、ただ一人向かった先は、遠野市の藤沢の滝。 通称藤沢四十八滝です。
 藤沢渓流入口は、盛岡・花巻・北上といった内陸の都市へ向かう際よく通るのですが、いつでも行ける気安さがアダになって、なかなか入る機会がありません。
 今回あわよくば紅葉と滝をセットで撮れないかと期待して。
 が、何てこったい、途中の荷沢峠には道路脇に積雪があり、藤沢渓流周辺の木々は葉を落として早冬支度の気配。
 うかうかしてたらバイクでは峠越えできなくなりそうです。

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 渓流全体の風景はこんな感じ。 取り残されたモミジが寒々しい。

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 上2枚、キッチが滝。

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 上2枚、銚子ノ口滝。
 逆光にミストが反射して、うまく撮れる人ならいい画になるはず。

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 明神ノ滝。

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 扇ノ滝、だと思います。 銘板が離れていてよく分からない。

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 上2枚、尾ヶ瀬滝。
 上流の應滝よりこちらの方が好みです。

 ここから上流の滝までちょっと離れています。
 途中遊歩道が崩壊して、仮設のパイプ階段が設けられています。 かなり急。

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 仮橋から撮った名無しの滝。

 そして藤沢渓流の主役、應滝。

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 右が男滝、左が女滝。
 よく見ると、どちらの滝の上にもさらに滝が見えます。

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 男滝。

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 女滝。

 休日にもかかわらず小隊長ひとりだけの来訪。
 遊歩道には、薄い積雪の上に一人分の足跡が残っていただけでした。

 藤沢の滝は、遠野市ではメジャーな滝です。
 車3台分程度の駐車場、トイレ、東屋、遊歩道完備。 行きやすい場所です。
 ただしトイレは冬季閉鎖中でした。
 本格的な冬にはまだ間があるので、クマには警戒の必要あり。


                  岩手県遠野市        藤沢の滝




  1. 2016/11/16(水) 19:45:42|
  2. 遠野市の滝

長瀞の滝

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 遠野市の滝


 引き続き遠野市荒川高原からお伝えします。

 荒川不動滝から離れ、上流の長瀞の滝へやってまいりました。
 以前は林道が廃道化して藪がはびこり、舗装道路から入ることができませんでした。
 その林道を刈り払いしたのか、今回はスルスルと滝の前までバイクを横付け。 ありがたいなあ。
 でもいつまで経っても滝下までの道ができないんだよねえ。 踏み跡がはっきりしません。

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 滝付近の林はほとんど落葉状態。

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 かたまり感といったらいいのか、存在感のある容姿。
 男っぽい滝です。

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 いつ来ても要塞をイメージさせます。

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 正面左側。
 滝に打たれる倒木は5年以上前からそこにあります。

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 こちらは右側。

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 ゴツくてかっこいい滝だと思います。

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 右岸サイドから。

 水量があり、水もきれい。
 だけど、水に濡れた岩はやたら滑ります。
 川を渡ろうとして、危うく転落しそうになりました。

 滝格からいえば、荒川不動滝よりこちらのほうが断然上。
 でも行きやすさ・見やすさに負け、知名度において敵わないんですな。
 せめて入口に標識くらい立てといて欲しいものです。


 帰りがけに見つけたスズメバチの巣。
 小隊長にとってはクマより恐い存在。
 まだ中にいるかな?

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 下流は紅葉がきれいでした。


                                 岩手県遠野市  荒川高原

  1. 2016/11/01(火) 19:51:49|
  2. 遠野市の滝

荒川不動の滝

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 遠野市の滝


 樹木が落葉期を迎え、雪がちらほら舞う頃までが、滝探しのゴールデン・シーズン。
 なぜなら、
 バイクで長距離を走っても、寒さを何とか堪えることができる。
 葉が落ちて見通しが利き、遠くから滝の在り処を発見できる。
 うざったい虫にからまれない。
 山登りで大汗をかかなくて済む。
 足元が見えヤブコギが楽。
 など、利点の多い季節。
 なので、この時期集中して滝探しをしたいと毎年考えているんです。
 しかし人間の事情が絡むと、なかなか思ったようには行けません。

 気仙沼隊員は足を潰してまだ自由に動くことができず。
 釣り師は休日出勤。
 大船渡隊員は風邪で体調不良。
 滝を「見に行く」のならともかく、「探す」のは何があるか分からないから一人では行きたくない。
 というわけで、今回の計画はあえなく潰れてしまいました。

 かといって、一日中家でグダグダしていたのでは家人から粗大ゴミ扱いされるのが関の山。
 とっとと出かけた方が精神衛生上好ましいようで。

 あちこち寄り道しながらバイクで一人遠野市の荒川高原に向かいました。
 紅葉情報も確認しないまま、ただ思いついただけの行動。
 行ってみると荒川高原の紅葉は今が最盛期といった風情。
 登ってないので、山上のほうはどうなってるかわかりませんが。

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 青空に映えてきれいでした。

 荒川不動に到着。
 不動尊の下にある湧き水。

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 カメラの腕がある人ならそれらしく撮れる素材なんじゃないすか。
 芸術的センスのない人間にはこの程度。

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 不動尊から道路を挟んだ崖下に不動の滝が。

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 大きな滝ではないですが、遠野ではメジャーな存在。
 行きやすく、見やすく、水がきれいで、水量もあり、景観もいい。
 車3~4台停められるスペース有り。 不動尊が目印。

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 思っていたほど紅葉狩りの人は多くなかったです。
 というか、意外なほど少なくて、紅葉も手持無沙汰な感じがしました。
 なんとまあもったいない。




  1. 2016/10/31(月) 20:15:52|
  2. 遠野市の滝

琴畑川の白滝

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 遠野市の滝                        アケビの実  最近少なくなりました。


 小升沢を出会いまで戻った我々は、次に琴畑川本流を遡ることに。
 こちらはこれまで何度も通った道。 峠越えしたことも何度か。
 大雨洪水被害は上流部では軽微だったのでひと安心。
 林道上はほとんど影響ありませんでした。

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 最初に現れる大滝。
 未だに名前が分からないので、我々はニセ白滝と呼んでます。

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 白滝に比べ傾斜が緩い。 規模的にはあまり変わらない。
 初めて訪れた人はだまされそう。

 ニセ白滝からわずか100mほど上流に、本物の白滝が流れています。

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 ランドマークとして、林道脇に不動尊の社が建っているので場所的には分かりやすい。
 バイクなら無問題でも、車をしっかり停められるスペースがないのが難点。

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 遠野を代表する滝のひとつで、景観も美しい。

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 「白滝」  
 我々は 「しろたき」 と呼んでるんですけど、ホントはどうなんでしょうね?
 正しくは 「しらたき」 かも知れないし 「はくたき」 というのかも知れない。
 ま、こだわっているわけじゃないんで、別にどれだっていいんですけど。
 場所さえ分かればいいわけで。

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 ニーハオ隊員に 「中国語で滝は何て言うの?」 と聞いたら、
 間髪入れずに 「プーブー」。
 「マジすか? それってブタじゃねーの?」
 「瀑布と書いてプーブーっつーの。」

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 いつ来て見てもほとんど水量変わらず、すばらしい滝です。


          岩手県遠野市    琴畑川 → 小烏瀬川 → 猿ヶ石川 → 北上川


  1. 2016/10/16(日) 19:55:07|
  2. 遠野市の滝

小升沢の滝

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 遠野市の滝


 時おり日が射すものの、どんよりした雲に覆われ、ふいに雨までバラバラ降ってくる。
 そんな中、南三陸滝見隊は遠野に向かって出撃しました。
 強い風まで吹いていたのは計算外。 バイク隊にとっては木枯らしと同じで寒いったらありゃしない。
 もう冬装備で走らないとフリーズしそうです。

 初めに早瀬川支流赤沢川に入りました。
 が、林道を登って行くと、電気柵のゲートが御出迎え。 クマ&シカ除けだと思います。
 「ホントに電気通ってっか、釣り師ちょこっとでいいから触ってみ。」 と滝バカ。
 「おめが言ったんだから、おめがやったらいいっちゃ。」
 実際に試すわけにもいかず、それ以上進むことができなくなったので、トホホのUターン。
 これから勾配が出て滝が出現するかって時だったのに残念。
 上流側から回り込む手もありましたが、今回は保留にしといて次の沢へ。

 しばらく走って入ったのが、小烏瀬川支流琴畑川。
 この川の中流部には名の知れた白滝があります。
 もちろん白滝も見て来ましたが、それは次回にします。

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 琴畑川を遡っていったら、草っ原にヤギが。
 滝見隊員の住む沿岸部には、もうこんな奴いないのでは。
 「俺、子供の頃、エサやろうと近付いたら、角で腹刺された。それ以来ヤギはダメ。」」と釣り師。
 「俺はクマにトラウマだってのに、あんたはヤギにトラウマか・・・。」
 「見かけによらず凶暴だかんね、ヤギって。」

 琴畑川に沿った道路は、台風の洪水被害が歴然と残り、あちこちえぐり取られていました。
 浸水した民家もありました。
 直撃した沿岸部より、山間部のほうが被害甚大。

 我々は、琴畑川を離れ、支流の小升沢に入っていきました。
 この沢にはまだ入ったことがありません。
 ここでも林道はズタズタで、早々バイクから降りることに。
 ぬかるんだ山道をたどっていくと、滝発見。

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 やっぱり洪水の跡が歴然。
 片付ければもう少し見られるようにはなるんだろうけど、太い倒木を見て誰もやろうとは言わず。
 

 さらに上流にあった滝。

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 こちらも小滝。
 特にどうこういうほどのものではないです。
 

 これよりしばらく上流へ歩きましたが、傾斜がなくなり、川床が泥地になってきたところで引き返しました。
 思っていたほどいい沢じゃなかった。

              岩手県遠野市   小升沢 → 琴畑川 → 小烏瀬川 → 猿ヶ石川 → 北上川


  1. 2016/10/10(月) 15:02:24|
  2. 遠野市の滝

東禅寺川の滝

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 遠野市の滝


 夏の山には危険生物がいっぱい。
 スズメバチ・アシナガバチ・アブ・メマトイ・カ等の飛び回る奴。
 ヤマダニ・ヒルなどの待ち伏せタイプ。
 マムシ・ヤマカガシの毒蛇。
 ウルシ・ハゼノキなど、触るとかぶれる奴。
 イバラ・アザミ・サンショウ・タラノキ・サイカチなどトゲのある奴。
 もちろんクマの存在を忘れてはいけません。
 近年、北上山地にまでイノシシが進出しているとか。

 着替えのTシャツの中に屁コキ虫(カメムシ)が潜んでいて、とんでもない悪臭攻撃にあった気仙沼隊員のようなこともありますが、これは番外。

 夏は暑いし、危害を及ぼす恐れのある動植物を少しでも避けようと、滝探しには進んで沢の中に入ることが多くなります。
 気兼ねなく水の中に入るのはとても気持ちエエです。 夏の特権。
 でも沢の中だからって安心はできません。
 水質の悪い沢だと川底に藻が生えていたりするので、平らだからと侮っていると滑って転倒することもあります。
 そのため渓流シューズは必携ですが、決して万全ではないし、斜面のヤブコギではグリップできずかえって役立たず。

 岩手県遠野市の東禅寺川の支流に入りました。
 地図に記された沢。 名前が分かりません。
 1000mを越える大麻部山を源とする沢です。

 大麻部林道というのがあります。 しかし沢から遠く離れているので使えません。
 県道脇の退避エリアにバイクを並べ、着替えをして合流点から即入渓。
 全行程沢登りです。
 盛夏でジリジリと蒸し暑く、水の中を歩くのはチョー気持ちがいい。

toze2.jpg

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 さっそく現れた滑滝。 
 川の歩道みたいで、登りがラクチン。

 沢の川床には岩盤が多く、水量まずまずで、これで傾斜があれば間違いなく先に滝はあるはず。

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 第一滝守発見。
 ヒキガエルがいると、川が清流だと保証されたようなものです。
 毒性分を出すので触りはしませんが、姿を見るとホッとします。

toze5.jpg

 ちょっととっ散らかった印象の滝。 悪くない。 
 日差しが強くて、なかなか思ったような画像になりません。

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 小滝ながら雰囲気いいです。  

toze7.jpg

 藪が深くて、暗めなのが玉に傷。 

toze8.jpg

 落差的にはこの沢一番の滝。
 苔の配置も文句なし。 でもやっぱりちょっと暗い。 

toze9.jpg

 第二滝守発見。
 気配を察して動き出そうとするのをあわてて撮影。

 そして見つけた最大の滝。

toze10.jpg

 滑滝です。

toze11.jpg

 その長さ50mくらいか。

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toze13.jpg

 もう少し明るくて、行きやすい場所にあったら、遠野の名勝地のひとつになってもおかしくないのに。
 規模が大きく、最後部がドンと落ち込んで滝壷があり、見ごたえあり。
 印象度  

toze14.jpg

 最上流部の滝。 

 行程中大きくて深い滝壷があったら皆で飛び込もうと提案していましたが、残念ながらそこまでのものはなし。
 でも滝を見ながらの沢で冷やしたソーメンはたとえコンビニ製でも堪えられない美味さ。

 沢を下りて来て、東禅寺川本流に流れる滝発見。

toze15.jpg

 この川の下流には雄滝・雌滝が流れていますが、はっきりいって名前負け。
 それよりずっと滝らしい。 


            岩手県遠野市         東禅寺川支流


  1. 2016/08/21(日) 16:11:57|
  2. 遠野市の滝
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遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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