南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

河童の滝壷、の滝

kapt1.jpg
 気仙沼市の滝

 宮城県気仙沼市には、これぞといった自慢できる滝が少ないです。
 ほとんど無いというほうが正確か。 片手の指でも余る程。
 知られているのは鹿折地区の源氏の滝くらいかな。
 今回の河童の滝壷はそれに次ぐ滝ではないかと。
 すくなくとも、ちゃんと名前があって、滝らしい滝ですから。
 でも深刻な問題を抱えた滝でもあります。

 気仙沼市に赤岩大滝という地区があります。
 勝手に想像すると、この滝があったからこの名前が付けられたのでは。
 県道65号線から入り、枝道を登って行くと、

kapt2.jpg

 ここが滝への降り口になります。 非常に分かりにくい。
 標識もありません。 入れるのは徒歩のみ。
 車は停められないので、100mほど登って行ったところのスペースに。
 バイクなら画像手前に空きスペースがあります。

 入口からトコトコ下りて行くと小川に出ます。

kapt3.jpg

 木橋があります。 滝は右手、下流に流れています。
 ここまでは歩道がちゃんとしてます。
 歩道の少し上に民家が1軒だけあり、人が住んでいるようです。
 車道がまったくないんですけど・・・。 
 郵便屋さんだって、バイクすら通れない道だから大変だと思います。
 歩道から滝下まではほんの僅かな距離ですがひどい藪です。
 踏み跡がなく、ほとんど人が来ないらしい。
 なぜ来ないのかは程なく分かります。

kapt4.jpg

 これが河童の滝壷。

kapt5.jpg

 河童の滝だけで良さそうなもんですが、主役は何故か滝壷です。

kapt6.jpg

 見た目だけでいうなら、とてもいい滝だと思います。
 滝の形状がいいし、アーチ形に囲む岩盤の様子や、苔の貼りつきもいい。

kapt7.jpg

 表示の下に、「昔、滝壷に河童が住んでいて、人を呼んでは滝壷に引きずり込んだ。」 みたいなことがさらっと書かれています。

kapt8.jpg

 河童の滝壷というくらいだから、さぞ広くて深い滝壷かと思いきや。
 意外や意外。 狭くて浅い。
 とても河童が住めそうな水深ではなく、寝そべるのが関の山。
 かつては相当深かったのかもしれませんが。
 これではどう見たって滝の方が主役でしょう。

kapt9.jpg

 ご覧のように景観的には世界観を持ったすばらしいものがあります。
 
 が、この滝、ひどい問題が。
 それは水質。
 汚染レベルでいえば、5段階の4くらい程度が悪いです。
 画像で見る限りはそんなに悪そうに見えないかもしれません。
 しかし現場に来てみると、辺りに何やら臭います。
 ただの臭いではなく、何かのケミカル臭が流れから漂って来ます。

 原因は上流にあるクリーンセンターであるのは明らか。
 意図するしないに関わらず、排水が流れ込んでいるようです。
 これでは人が来なくなるのも無理はありません。
 焼却場を建てる際、この滝の事は何の考慮もしなかったんでしょうね。

 気仙沼で数少ない名勝の滝が泣いております。

 
 河童の滝壷から100mほど上流にも滝があります。

kapt10.jpg

 五月雨型の、五月雨の滝 です。 名前そのまんま。

kapt11.jpg

kapt12.jpg

 河童の滝壷より上流にあっても、焼却場はさらに上流にあるから、汚染度は同じ。
 ひでえなあ。
 クリーンにする施設が、逆に川を汚染しているとは・・・・。

 2つの滝とも、人を案内して行けるような滝ではありません。
 水質さえ良ければ、何度でも足を運びたくなる滝なんですけど・・・・・・。
 できるなら、滝ごと別な川に持って行きたい。


      宮城県気仙沼市赤岩大滝       不明沢(大滝沢?) → 神山川 → 大川


スポンサーサイト
  1. 2016/09/20(火) 22:01:26|
  2. 気仙沼市の滝

黒沢姉妹滝

cors1.jpg
 気仙沼市の滝


 用事があって宮城県気仙沼市の実家に立ち寄った後、市内の黒沢姉妹滝を見に行くことにしました。

 気仙沼の隣、岩手県陸前高田市以北には数えきれないほど滝があるのに、何故か気仙沼以南には滝が数えるほどしかありません。
 滝らしい滝といえば、片手で数えられるほど。 
 その少ない滝のひとつが 黒沢姉妹滝 です。

cors2.jpg

 林道を登って、急な崖下に見えます。
 下から見上げるような出会い方だったらもっと感動できるはず。
 滝下まではっきりした道はなく、杉林の急斜面をおよそ20mくらい降下します。
 ズルズル滑るため、ロープがあれば安全。 
 なければないで何とかなりますが、沢に降りる直前が危ない。

cors3.jpg

cors4.jpg

 上2枚が上滝。
 しっかりした滝壷を持っています。

cors5.jpg

cors6.jpg

 下滝。 ほぼ直瀑。
 こちらにも滝壷あり。
 これ1コだけでも存在感あります。

cors7.jpg

cors8.jpg

 きれいな滝です。
 森三中の黒沢ほどボリューム感はありませんが、すっきりまとまった滝らしい滝。
 周辺杉林でそれだけがマイナス要因。
 水質に不満ありません。
 これだけを目的にしても、おそらく後悔しないでしょう。 
 もっと知られてもいい滝です。
 今回の印象度  

            
                     宮城県気仙沼市           黒沢 → 八瀬川 → 大川 → 気仙沼湾



  1. 2016/08/29(月) 18:17:00|
  2. 気仙沼市の滝

馬籠川の滝

momo1.jpg
 気仙沼市の滝


 いきなりですが、ナウル共和国へ行ってまいりました。
 画像は、マハセイオ湾に浮かぶマヌンセケ島です。

momo2.jpg

 すみません。 大ウソこいてました。
 南三陸から一歩も外へ出ておりません。 ナウル共和国のことはなにひとつ知りません。
 カタカナを逆から読めば、どこだかお分かりになるかと。
 滝探しへ向かう途中、気仙沼市の国道45号線に近い海岸に立ち寄りました。
 現場のお伊勢浜海水浴場は現在閉鎖されています。 再開はいつになるのやら。

 この小島は震災前まで陸続きで岬の突端部になっていたところです。
 地盤沈下や崖崩れ、波の浸食作用により島になってしまいました。
 絶えず波に洗われ、あと何年かしたら消滅してしまうかも。
 通るたびに南海の小島を想わせるスポットで、小隊長のお気に入り。

 
 さて滝見隊の滝探し。
 今回もグダグダに終始。
 向かった先は、気仙沼と一関と登米の境界が入り組んだ一帯。
 走っていてもどこが何処の行政区なのかさっぱり分かりません。

 沢に入る前からほぼ予想はついてましたが、入る沢入る沢、傾斜がない、水量がない、岩盤はないの繰り返しで、やる気もなくなります。
 はじめに何本かの沢に入ったところ、だいたいが角ばった石の多いザラ瀬の場所ばかり。
 こういった沢は、どんなに登っても滝がないことを、百戦錬磨(ホンマか?)の滝見隊はとうに学習しております。

 ようやく、馬籠川系の沢に入って見つけたのがこれ。

momo3.jpg

momo4.jpg

momo5.jpg

 気仙沼市本吉町を流れる馬籠川支流の午王野沢にあった滝。
 全然良くありません。
 橋のすぐ下にあって、両岸はコンクリの護岸。 水質もよくなかったです。
 手を加えていなければ多少は見られたかもしれません。
 

 その後、暑さに堪りかね本吉町のモーランドへ登り昼食。
 山の上は海よりずっと暑かった。 バイクで走り続けメットが焼かれました。

momo6.jpg

momo7.jpg

 小さい子供を連れた家族連れでいっぱいのレストランへドカドカ乱入。
 どう考えても我々は異物で、周りの視線が冷たく、肩身の狭い思いをしながらメシの時間。
 「オジちゃんはクマみたいなおっかない顔してんだけど、気持ちはとってもやさしいんだかんね。」 といったつもりで向かいの子供に愛想を振りまけば、こわがって母親にしがみつく始末。
 あー、やだやだ、こんなとこ早よ出よ。

 次は、馬籠川本流にあった滝。
 渓谷状になった場所にありました。
 
momo8.jpg

momo9.jpg

momo10.jpg

 落差あまりないので、落ち込みのような感じ。
 水質も良くはありません。 滝壷というか、淵は広い。
 ほかにもっといい滝があれば、わざわざ撮らなかったかもね。
 

                宮城県気仙沼市本吉町  馬籠川 → 津谷川 → 小泉湾


 
  1. 2016/08/01(月) 17:50:07|
  2. 気仙沼市の滝

滝の入に滝はあったのか?

tkni1.jpg
 宮城県気仙沼市の滝                   キツネの足跡


 滝見隊はシーズンオフに入りました、と言った舌の根も乾かないうちに もう今年1発目の滝探しです。


 岩手県陸前高田市に 滝の里 という地名があります。
 方々に滝が流れているかのような名前ですけど、いくら探しても滝はありません。
 
 一方、お隣の宮城県気仙沼市にも 滝の入 という地名があります。
 気仙沼は小隊長の出身地ではありますが、滝の入の前をを数限りなく通り過ぎてはいるものの、一度も入ったことがありません。
 なぜなら、住宅がびっしり立ち並んだ小沢で、コンクリに囲まれた用水路のようなシロモノだから。
 こんなところに滝があるとは思えない。
 しかし、本当に滝がないのか、上流にあったらどうする、面目丸潰れだっちゃと思い直し、改めて入ってみることにしました。

 高田の我が家から気仙沼の実家まで車で20分足らず。
 気温0℃。 車ならどうってことないですが、バイクとなると話が違います。
 今回もバイク。 路上に雪もないし。
 しかし吹きっさらしの中をバイクで走ると、体感温度では-10℃にもなります。
 寒いったらありゃしない。 手足の指先が、冷たいのを通り越して痛いくらい。
 さずがにこの時期、小隊長のようなアホなバイク乗りは見かけなくなりました。

 実家に顔出しした後、気仙沼隊員に電話すると 「おし!行くか」 というので待ち合わせて出かけました。
 本来は実家に行くだけで、滝探しの予定はなかったのですが。

 滝の入はJR気仙沼駅からほど近い山手にあります。
 斜面には窮屈そうに人家が立ち並んでいる場所。
 2人で狭い道路沿いに沢を見ながら登って行きました。
 といっても、沢にへばりつくように家が建っているものだから、所々しか見えません。
 川幅は2mもありません。 水量は底を舐める程度。ごく僅かです。
 見た限りでは、ほとんどコンクリートの護岸で覆われ、まさしく用水路。
 滝らしいものは見つかりません。
 人家が切れ、最先端部まで登って来ると、沢の水は涸れ、かつて葬祭場が建っていた場所で行き止まり。
 「なんだ。 やっぱりないのか。」
 こうなるだろうと予測はしていたので大して落胆もせずに坂を下りて行ったら、第一村人発見。
 尋ねてみると 「あるにはあるが、滝といえるかどうか・・・。」 とその場所を教えていただきました。
 
 さらに坂を下り目指す場所まで来て見ると、沢の片側が民家、片側が竹藪で、そこだけ護岸のない場所。

tkni2.jpg

 川床をコンクリで覆ったものの、先端部がえぐれてしまったようです。
 形状を観察すると、かつてはこの場所に滝が流れていたに違いありません。

tkni3.jpg

 かなりの水量があれば滝らしくなるのかもしれませんが、現状では興ざめ。
 古くから不動尊でも建っていたなら、現在まで大事にされていたでしょうに。
 今は住宅地に埋没して、人々の関心もなく忘れ去られています。
 印象度  

                                       滝の入沢 → 大川? → 気仙沼湾


 なんかこれだけではあっけなかったので、もういっちょ行くことにしました。
 向かったのは、同じ気仙沼市内、松川川支流の岩井堂沢です。
 まだ入ったことのない沢です。
 沢に入ると、意外に奥が深い。 でも傾斜がない沢。
 林道の所々に積雪がありました。
 滑るほど積もってはいないので、かまわずガンガン侵入。

tkni4.jpg

 からくも滝らしいのはこれくらい。
 最近まとまった雨(雪)がないのに、まずまずの水量。

tkni5.jpg

 とりたててあーだこーだ言える滝じゃありません。
 印象度  

 結局 しょぼい滝探しになってしまいました。
 まあ気仙沼以南だとこんなもの。 あるだけマシってもんです。

                                     岩井堂沢 → 松川川 → 大川




 
  1. 2016/01/13(水) 17:23:49|
  2. 気仙沼市の滝

鹿折川の滝 

vtyr1.jpg
 気仙沼市の滝


 宮城県気仙沼市に流れる鹿折川の滝、後編です。

 鹿折川最上流部、本流と戸屋沢の合流部にある滝。 今回初UPです。

vtyr2.jpg

vtyr4.jpg

vtyr5.jpg

 滝の流れる部分だけが峡谷になっています。
 上流には護岸があり、すぐ下流には崩壊しそうな橋、そばには廃屋と、雰囲気的にはいいところなしです。
 別の場所にあったら、ずいぶん違った印象を持ったはず。
 撮り得は水質くらい。 残念。
 印象度  

 次は少し下って、

vtyr5.jpg

vtyr6.jpg

vtyr7.jpg

 おそらく鹿折川にある滝では最も大型。
 本流だけに水量があります。
 こちらも雰囲気よくありません。
 すぐ横が道路。護岸があり、上流、見えるところに人家あり。
 なんか、おおざっぱな感じのする滝です。
 印象度  

 さらに下って、源氏の滝入口を過ぎ、中流部まで来ると。
 震災前までなら秘境駅にランクインしそうなJR大船渡線上鹿折駅。
 その頃までは待合室といったようなちっちゃな駅舎があったのですが、現在どうなっているのか。
 鉄路は廃線の見通しで、あれ以来列車は1本も走っていません。
 その鹿折駅の西方に沢が流れています。
 沢の名は分かりません。上西側地区というところ。
 そこに滝が流れています。

vtyr8.jpg

vtyr9.jpg

 気仙沼には、これといった滝が少なくてがっかりさせられているのですが、この滝は数少ない見れる滝のひとつ。

vtyr10.jpg

 黒々とした岩盤が見どころ。

vtyr11.jpg

 周辺環境は悪くありません。水質も文句なし。
 滝壷あっても、浅くて小さい。 

vtyr12.jpg

 しっかりした岩盤を持つ、ほぼ直瀑の滝です。
 整った滝らしい滝。
 欲をいえば、あと2回りは大きさが欲しいところ。
 もう少し水量があるだけで見ごたえが違ってくるはず。
 でも小沢なんで、毎回この程度しかないんですよね。
 気仙沼では五指に入る滝だと思います。
 印象度  

                                            鹿折川 → 気仙沼湾



  1. 2015/12/09(水) 20:45:33|
  2. 気仙沼市の滝

源氏ノ滝

gngn1.jpg
 気仙沼市の滝


 六甲山を主戦場とする探検隊のブログからインスパイアされ、宮城県気仙沼市の鹿折川(ししおりがわ)に入りました。
 
 気仙沼市は宮城県北だし、小隊長の住む岩手県陸前高田市は岩手県南。お隣同士。
 小隊長は元々宮城県人で、仕事や私生活でも岩手県と宮城県を行ったり来たり。
 古来よりひとくくりにされていた地域なので、県は違えど絆が強い。
 だから県を跨いで動いている意識はほとんどなく、気付いたらそこはどちらかだったといった感じ。
 さすがに岩手県気仙沼市とか宮城県陸前高田市とは書いたりしませんけど。
 
 今回の場所も、岩手県から2kmだけ宮城県に入ったところです。
 前編と後編に分けます。
 まずは前編。 源氏ノ滝 から。 以前紹介済みの滝です。


 今からおよそ830年前、現在の兵庫県神戸市の辺りで源平の合戦がありました。
 一の谷の戦いです。
 その時、鵯越(ひよどりごえ)の逆落としで平家に奇襲攻撃を仕掛けたのが源義経。

gngn2.jpg
             「源平合戦図屏風」 「一ノ谷」  (wikipedia より引用)

 「鹿が降りれるんだったら、馬でも降りられるべ。」 といって決行したそうだから、文字通り馬鹿丸出しというのか、死を顧みない勇者というのか。
 上の画で先頭を切って黒い馬に乗っているのが義経でしょう。


 滝探しはどこへやら、いったい何の話ししとぉ? とお思いでしょう。
 実は、今回の滝と関連が大ありなのです。

 義経がこの時乗っていた黒毛の馬は、その名も太夫黒といいました。
 わざわざ岩手から一緒に連れてきた愛馬です。
 太夫黒が生まれ育った場所が、宮城県気仙沼市にある上鹿折(かみししおり)という場所。
 (注:岩手県の千厩産など諸説あり)
 今回訪れた源氏ノ滝のある場所こそ上鹿折なのです。
 だから太夫黒から源氏ノ滝と呼ばれるようになったのでは。 
 
 どうです。 つながったでしょう。
 残念ながら太夫黒は合戦で負った傷が元で死んでしまい、岩手に戻ることはありませんでした。
 (こちらも四国で死亡とか諸説あり)

 源義経といえば日本人に人気のある武将のひとりかと思います。
 なかでも平泉に生活していたり北行伝説があったりと、岩手県では絶大な人気を誇る武将です。 
 岩手県史上のスーパーヒーローといってもいいくらい。
 小隊長も好きです。 北行伝説はロマンあるし、決して夢伝説ではないと考えています。
 ならば、源氏ノ滝もさぞや人気あるだろうと思いきや、気仙沼市民でさえ知らない人が多いのが現状。
 気仙沼にある実家の母親も、小隊長が言うまで知らなかったのだから 情けなかあ。

 入口の看板。
gngn3.jpg

 黄金水と金山の看板が気になるけれど、上の看板を拡大すると、

gngn4.jpg

 ちゃんと源氏ノ滝の隣に「太夫黒の蹄跡」と記されています。

 そばにある別の看板。

gngn5.jpg

 そうです。 ここは、源氏ノ滝 より、むしろ純度83%、重量22.5kgの金塊が発見された鉱山として名高い場所だったのです。
 資料館で実物を拝めるわけでもなし、そこはスルーしてさっさと源氏ノ滝へ。
 車は、入口から入って、資料館のちょっと上に空きスペースがあるので、そこに停めるか、またはそのまま林道を登って行って小さな不動尊のある空き地に停めるかです。
 林道は狭く急ですから、下に停めて、200mばかり歩いた方が気は楽。
 途中、沢に架かった一枚板を渡る必要あり。 グラグラします。 落下注意。

gngn6.jpg

 源氏ノ滝。
 画像左側は岩盤でその上が林道、右側は鵯越のような急斜面。
 斜瀑で、見ごたえ的にはそれほどでも。
 義経のような華やかさは感じられません。
 水質は抜群。 水が蒼く見えるほど。 おいしい水。
 小隊長のように飲めとは言いませんが、この水飲んでおかしくなったら、おかしくなった方がおかしい。

gngn7.jpg

 印象度  

 この滝のすぐ上、というか、連続して上にも滝が流れています。

gngn9.jpg

 不動尊のすぐ横に流れているから、不動滝と呼んでもいいような。

gngn10.jpg

 五月雨式の滝。
 景観的には、源氏ノ滝よりこちらの方がいい。

gngn11.jpg

 印象度 

 上の滝から源氏ノ滝までは一連の流れ。
 前回訪れた時にはそれほど好印象を持たなかった場所。
 ところが今回来てみると、思いのほかいい。
 派手さはないものの、じんわりと玄人受けする滝だと再認識しました。
 そこで改めて考えたのですが、この場所全体を源氏ノ滝渓谷としてもおかしくないのでは。
 上から下まで100mほど。
 源氏ノ滝だけで区切る必要がない気がします。

 「太夫黒の蹄跡」を探しましたが、どこやら分からず。
 こっちにも看板付けてほしい。


                                 不明沢 → 鹿折川 → 気仙沼湾




 
  1. 2015/12/05(土) 22:45:33|
  2. 気仙沼市の滝

青野沢の滝

aonz001.jpg
    気仙沼市の滝                                  広田湾  赤磯


 宮城県気仙沼市 (旧唐桑町) の広田湾に流れ込むのが青野沢。
 湾岸沿いでは気仙沼最北の沢(ということは、宮城県最北の沢)で、ほんのちょっとで岩手県との境界になります。
 
 県境といっても、この辺に住んでいる人達はほとんど意識しないで生活しています。
 親戚が両方に散らばっている人達も多いですし、仕事や買い物など行ったり来たり。
 例えば、気仙沼の滝バカ隊員は、住居が宮城で、仕事場が岩手。
 釣り師隊員は、その逆。
 この二人は毎日毎日国道ですれ違っているので、互いに 「うんざりしてる」 らしい。
 岩手のニーハオ隊員は、親の出身が宮城で、親戚多数が宮城。
 かくいう小隊長も、生まれが宮城で、現在岩手。仕事は県を出たり入ったりの生活。
 気候風土、文化風習はほとんど同じ。だから他地域と比べても結びつきが非常に強い地域だと思います。
 元々伊達藩でひとくくりにされていた地域だったのに、明治の廃藩置県で役人が勝手に (かどうか知りませんが) 線引きしたから県が違ってしまったわけで、将来人口が減ってにっちもさっちもいかないようになったら、いっそ気仙沼と気仙をまた合併してくれたらなあ、と個人的に思わないでもありません。

 え~と、何の話だっけ。
 あ、青野沢の滝でしたね。

aonz01.jpg

 すんません。水没したアホバカカメラで撮影したために、画像ブレてしまいました。
 って、本当は小隊長の腕のせいなのに、カメラのせいにしております。

aonz02.jpg

aonz03.jpg

 すでに2度ほど登場してるかと。
 落差はありません。 雰囲気の良い滝です。
 薄い板を何枚も積み重ねたような特徴ある岩盤。
 下流に水道施設が設けられているくらいですから、水質がいいです。
 この滝は、青野沢の枝沢にあります。

 このあと、本流を登って行ったところ、新たな滝を発見しました。やったあ!

aonz04.jpg

aonz05.jpg

 五月雨型のきれいな滝です。
 深くはないものの、広い滝壷を持っています。

aonz06.jpg

aonz07.jpg

 穏やかな流れで、気持ち落ち着きます。
 これでも青野沢系の滝ではいちばん落差がありそう。

 印象度  

 その下流の滝。
 こちらは再登場。
 帰りがけでメンドかったので、崖を降りずに撮影しました。

aonz08.jpg

aonz09.jpg

 小さいながらも深くて透明な滝壷を持っています。

                                  宮城県気仙沼市唐桑町    青野沢 → 広田湾






  1. 2015/01/05(月) 18:51:11|
  2. 気仙沼市の滝

黒沢姉妹滝 3

PA190003.jpg
                                                      気仙沼市の滝


 宮城県気仙沼市にはこれといった滝がありません。
 どうにか見られるような滝は数えるほど。
 小隊長生誕の地で、実家もあるし、何とか地元贔屓をしたいところではありますが、こればっかりはどうにもなりませぬ。

 そんな数少ない滝のひとつが、黒沢姉妹滝。
 八瀬川の支流にあります。

kwst01.jpg

 おそらく地元民とごく一部の人しか知らない滝です。
 見に行くのに困難なことはありません。
 車1台がやっとの道幅ながら、普通車でも十分通行可能な林道です。
 およそ、あくまでおよそですが、2~3Kmの行程。少々凸凹があり、泥濘地もあります。
 奥に進むのが不安なら、途中広い空き地があるので、車を停めてそこから歩けばよいかと。数分で到着します。
 路上からも見え、滝のそばにはUターンできるスペースもあります。
 滝の上流には、東北大学の地震観測施設があります。

 上下2段構造の滝で、周囲が暗いせいか神秘的な美しさがあります。
 どちらも小さいながら滝壷があります。

 上の滝。
kwst02.jpg

kwst03.jpg

 下の滝。
kwst04.jpg

 上下分割して見ると、そう大した滝ではないですが、2つを合わせて見るとなかなかのもん。

kwst05.jpg

 この滝は、滝下に降りて眺めるより、上の林道から全体を眺めた方が断然いいです。
 周囲は杉林に覆われて、環境的には恵まれていません。


                               黒沢 → 八瀬川 → 大川 → 気仙沼湾






 
  1. 2014/12/12(金) 19:24:46|
  2. 気仙沼市の滝

平山沢の滝

                                                                  気仙沼市の滝


 南三陸の狭いエリアでディープな滝探しをしているアホバカ探検隊。
 さて今回は、宮城県気仙沼市本吉町の平山沢です。前回入って名前が分からなかった沢。

 南三陸は梅雨に入ってその通りの天気が続いています。
 この日も終日霧雨模様で、時折バラバラと大粒の雨が降ってくるあいにくな天気。
 休日に雨が降ると何もすることがなく、というかする気がなく、ただ家でごろごろしていると家人から「邪魔だからどっか行って」と粗大ゴミ扱い。
 空の様子をうかがえば、滝探しに行って行けない状況でもない。
 ダメモトで各隊員に連絡したら、これが何と全員参加になりました。
 みんなやることがなかったらしい。
 途中大雨にでもなったらバイクでは逃げ場がなく、どこかで衣服を着替えなければなりません。
 そこで、大船渡のニーハオ隊員に車の出動を要請し、途中高田の2人と気仙沼隊員を拾いながら本吉町に向かうことに。
 我々は基本バイクなもんで、4人が1台の車に同乗して滝探しに向かうなんてことはまずありません。おそらく数年ぶり。

 国道45号線から県道18号線に乗り換え、沢の出口まで来てみると、前回とは状況が変わっていました。
 ロープが張られ、車では侵入できなくなっていたのです。
 そこで少し離れた県道のチェーン脱着場に車をデポして歩くことに。
 風体のいかにもいかがわしい4人連れが県道をノタノタ歩いていくと、さすがに目立つのか、すれ違う車のドライバーが胡散臭い目で見つめていきます。
 漁師と土建屋をミックスしたような、自分たちでさえ俺らの恰好はまともじゃねえと思っているほどですから、はたから見たらなおさらでしょう。
 道の駅などでも他のバイク乗りからあきらかに遠ざけられている我々。ロードライダーの皆さまと我々とでは趣味が違うんですよといちいちいうのも変だし。 やれやれまたか、といった感じ。


hryz07.jpg

 これが前回入った時の平山沢の滝です。
 水量はそれほどないし、落差もあまりない滝ですが、バランスが良く佇まいも決まっています。
 南三陸にしては意外にいい滝だったので驚いたものでした。非常に雰囲気のある滝です。
 ただし、最大の欠点が、産廃処理場の真横にあるということ。
 すでに役割を終えたのか、工事関係の施設や車両はどこにもありませんでしたが、ケミカル的な臭いだけは残っていました。
 その臭い、今回はしませんでした。
 終始降り続く雨によって抑えられていたのかも。

 前回この滝より上流は未踏のまま引き返しました。
 よって、ここから藪に突入し上流を目指すことに。

c486

 あえて地図を載せるほどの沢ではないですけど、おおよその位置を分かっていただければと。
 宮城県気仙沼市と岩手県一関市室根町の境界近くにあります。
 ほとんどの地図には平山沢の名は載っていないはず。
 我々も上流へ行ってはじめて標識でその名を知りました。
 水源は、ツツジの名所徳仙丈山。そのほぼ南に流れている沢です。

 この沢には始めから終いまで沢に沿った林道がありません。
 しかも途中2か所に砂防堰堤まで造られていました。
 堰堤はとにかく何が何でも越えなければ先に進めないので本当にやっかいです。
 区界を示す杭が打ってあり、人跡未踏というわけではないのですが、まったく踏み跡もなく、雨の中をただひたすらヤブコギするか川の中を進むかしか方法がありません。
 雨が降り続き、樹木からは水滴が垂れ続け、岩は濡れて滑りやすく、沢に入ればこれまた水。
 沢を登れば汗を掻き、雨具を着ているためにそれも蒸発しないので、内も外も水分でグシャグシャ。
 こんな所で俺達何をやっているんだろうと思わぬでもありませんでした。
 全身泥だらけの濡れ鼠と化した滝見隊が、探し当てた戦果がこれ。
 順に下流から貼っていきます。

hryz01.jpg
 前回発見した滝と形状が似ています。サイズ的にはもっと小さい。 

hryz02.jpg
 

hryz03.jpg
 

hryz04.jpg
 

hryz05.jpg
 
 いい雰囲気。壷も広い。

hryz06.jpg
 これが我々の見た最上流の滝。
 見ごたえ的にはいちばん良かったです。
 

 下流には養鶏場と田畑があります。
 それより上には人工的な物はありません。
 水質は上等でした。
 雨が降り続いているにもかかわらず、水が濁ることもなし。

 総評すると、気仙沼以南の南三陸では珍しい良沢です。
 沢全体が岩盤質で水量そこそこ、傾斜もまずまずで思った以上に滝のある沢。
 大きな滝はありませんが、前回発見した滝ひとつだけでも十分合格点を付けられる沢です。
 ただ、行く道がないのにあえてヤブコギしてまで見に行く価値有りか、といえば ??? となります。

 画像ひどく、申し訳ありません。
 ポンコツコンデジ + 雨 + 被写体暗い + シャッタースピード遅い + 三脚無し + へたっぴ = ボケボケ画像となりました。

 今回は雨中行軍のためか、隊員に損害が多く発生。
 気仙沼隊員  デジカメ落水。 もう何個目になるんだか・・・。隊全体ではすでに10個近く失っています。
 ニーハオ隊員  ウェーダーを裂き、浸水。 歩くたびにガッポガッポ水音がする。
 釣り師隊員  斜面を滑って、タラの木のトゲで腕に裂傷。 ガムテープで応急処置。
 面白がって腕をグルグル巻きにしたら  「俺は段ボールじゃないんですけど。」
 小隊長   岩から転落。足首捻挫。手首打撲。バイクだったら帰れませんでした。 まだ完治せず。
 雨の中、無理して行くとこんなことになります。
 
 何が面白いんだか滝探し。
 それでも止めないのは、やっぱ何か楽しいことがあるんでしょうねえ。

                                                      平山沢 → 津谷川 → 小泉湾



 
 
  1. 2014/06/11(水) 18:06:08|
  2. 気仙沼市の滝
  3. | コメント:0

名木沢川の滝

                                                                  気仙沼市の滝


 ほんとにごくまれなことですが、「あの滝はどこにあるのか?」といった質問が届くことがあります。
 どう答えてよいやら正直悩みます。
 
 南三陸滝見隊メンバーは誰一人としてGPSを持っていません。
 我々の活動範囲は、気仙地方を核として北上山地の南部です。
 宮古市に流れて行く閉伊川より南。
 北西は岩手県区界高原あたりまで。 西は北上川まで。
 南はおおよそ石巻までと決めています。
 それ以外の地域で見知らぬ滝を探すことはめったにありません。
 時間的にも疲労度においてもだいたいその範囲内を限度として滝探しを行っています。
 (在り処の分かっている滝を見に行くだけならこれとは話が別。もっと遠くに行く場合もあります。)
 このあたりなら、特別GPSを必要としません。
 この範囲での有名滝の位置はほとんど知っていますし、あるかないか分からない未知の滝を探すのにそもそもGPSは必要としないからです。
 新たな滝が見つかれば、それぞれの頭の中にメモっておくだけでことは済みます。

 ただ、滝の位置を正確に人に伝えなければならない時は非常に困ります。
 たいがいの滝は近くに目印になるようなものは何もないし、距離や高度を計っているわけではないですから。
 探し当てた当人自身が現在地を分からないこともしょっちゅうあります。
 なにせ滝探ししているメンバーがウスラバカばっかりなもんですから。

 で、滝の位置を聞かれた場合どうするかといえば、「沢を登ってください。」 としか言えなくなるのです。
 ブログには分かる限り沢の名を記しています。
 だから画像の滝を見たい場合は、その沢を登って探す以外に見る方法はありません。
 登れば必ずあります。
 GPSで位置を計り、それをブログに載せられれば親切丁寧であるのは重々承知。
 けれど「買ってくれ」などと家人に要求したら、おそらく鼻で笑われ家から放り出されるに違いありません。


 では、滝にまいります。
 
 名木沢川は宮城県気仙沼市と岩手県一関市の境界線上にある川です。
 滝見隊としてはどっちゃでもいいんですけど、カテゴリの都合上どっちかに入れなければならないので、便宜上気仙沼市の滝としておきます。
 ま、どっちのものだと所有権を争うような滝ではございません。
 それどころか、え、これが滝なの?といったサイズでございます。

名木沢

 画像はこれ1枚きり。
 それ以上撮る気になれませんでした。
 そして、これ以上の滝も他に無し・・・・・。 は~あ。

 川床、両岸は岩盤でそれなりに見られるというか、けっこう良さげな滝でした。
 しかし、水質があまりよくなかったです。濁ってはいませんが。
 川底や、水で濡れた岩がヌルヌル滑ります。
 なんでだろ?と上流へ登って行ったら、養鶏場の鶏舎が立ち並んでいました。

 印象度  
                                                     名木沢川 → 大川 → 気仙沼湾


  1. 2014/05/24(土) 21:32:18|
  2. 気仙沼市の滝
次のページ

自己紹介

小隊長

Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

最新記事

カテゴリ

はじめに (1)
道草・寄り道・油売り (151)
巨樹・古木 (75)
野の花々 (36)
八幡平市の滝 (1)
普代村の滝 (1)
田野畑村の滝 (1)
岩泉の滝 (1)
宮古市内の滝 (10)
宮古市田老地区の滝 (2)
宮古市新里地区の滝 (9)
宮古市川井地区の滝 (23)
花巻市の滝 (8)
花巻市大迫地区の滝 (10)
花巻市 東和町の滝 (5)
北上市の滝 (2)
金ヶ崎町の滝 (1)
奥州市衣川地区の滝 (16)
奥州市水沢地区の滝 (3)
奥州市江刺区の滝 (7)
奥州市胆沢区の滝 (7)
平泉町の滝 (5)
一関市の滝 (24)
一関市花泉地区の滝 (1)
一関市東山地区の滝 (6)
一関市川崎町の滝 (6)
一関市大東町の滝 (22)
一関市藤沢町の滝 (2)
一関市室根地区の滝 (4)
山田町の滝 (15)
遠野市の滝 (72)
遠野市宮守地区の滝 (7)
大槌町の滝 (40)
釜石市の滝 (82)
住田町の滝 (103)
大船渡市の滝 (91)
大船渡市三陸町の滝 (62)
陸前高田市の滝 (122)
気仙沼市の滝 (26)
南三陸町の滝 (15)
女川町の滝 (1)
石巻市の滝 (17)
登米市の滝 (9)
栗原市の滝 (14)
大崎市の滝 (7)
加美町の滝 (1)
色麻町の滝 (1)
東松島市の滝 (1)
秋田県 東成瀬村の滝 (3)
秋田県 湯沢市の滝 (3)

ご来場者数

リンク

このブログをリンクに追加する