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南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

上川内の滝

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 気仙沼市の滝

 気仙沼市では数少ない滝のひとつ。
 気仙沼市といっても旧本吉町にある滝です。
 以前平山沢として紹介したことがありますが、現地へ行ってみて、すぐ近くにある別沢だということが判明。
 沢には上から下まで人家が無いので、沢の名が分かりませんでした。
 名前があっても不思議ではない滝です。

 前回訪れてからはたして何年の月日が流れているやら。
 その時には、沢の横にガレキや残滓の処分場があったのですが、現在では草茫々の荒れ地に変わっていました。
 雑草の繁茂が酷過ぎて、沢がまったく見えません。
 以前とは周辺の景観が変わってしまったので、どこに滝があったのか分からなくなりました。
 滝バカの耳の良さに期待しながら藪だらけの林道(?)をゆっくり登って行きます。
 下の県道からそれほど歩いた記憶がないので、そろそろかと思ったら、「ここだ。音がする」 と滝バカ。

 藪をかき分け沢に降りると、ありました。

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 コンパクトながら、とてもまとまりのある滝。
 滝の上の中空に垂れている水道用ホースが気になる。
 どう見ても使っていないのだが。

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 背が立たないほど深い滝壺。
 水質も良好。

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 こじんまりとした佇まい。 雰囲気も良い。

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 ここに足りないのは水量くらい。
 もう少し多ければ、特に言うことがありません。

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 県道からの入り口が閉鎖され、林道は雑草だらけで崩壊が始まっています。
 このままでは植物に飲み込まれ 完全に忘れ去られた存在になるのかもしれません。

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 このまま埋もれていくとすれば あまりにも勿体ない滝です。
 適当な名前を付けて地元で守っていってくれればいいのですが、まあ無理でしょうね。


  宮城県気仙沼市本吉町 上川内の滝




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  1. 2019/09/15(日) 10:18:26|
  2. 気仙沼市の滝

色々あるよ 源氏ノ滝

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 気仙沼市の滝


 宮城県気仙沼市の上鹿折(かみししおり) にあるのが源氏の滝。
 この周辺には滝ばかりでなく色々興味深いものが散在しています。
 滝自体はそれほど目を引くようなものではないので、周辺情報を織り交ぜてご紹介。

 まずは場所から。

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 東日本大震災以来使用されなくなったJR大船渡線の沿線にあります。
 宮城県と岩手県の境界近く、山間地で人家も少ない地域。
 赤い星印の辺りです。

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 源氏ノ滝入り口付近。
 民家ほとんどありません。
 それでも気仙沼市街地から定期バスが通り、確か「鹿折金山」という終点のバス停があるはず。

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 入り口にある案内看板。

 入り口から少し入り、振り返ると、

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 旧JR大船渡線の、もう鉄道車両が通過することもなくなった鉄橋がそのまま残されています。
 現在でも見た目りっぱで再使用に何の問題もなさそう。
 それにしてもこの路線、人口の多い海岸線に造らず、どうしてこんな辺鄙な山中を通ることになったのか?
 JR大船渡線は造る前から政治家の口出しが多かった路線で、我田引水・利己的な介入に屈して、その結果蛇がのたうち回ったような非効率な経路になってしまったといわれています。
 別名ドラゴンレールとかナベヅル線といわれる由縁。
 これでは無駄に時間が掛かり過ぎて、現代の車社会に太刀打ちできなくなったのも、当然といえば当然か。

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 確か金山水とかいう水を売っている小屋。
 中に入ったことがないので、どういった性質・効能の水なのか不明。
 ここで飲めば無料。 持って行くなら500円を徴収すると書かれてあります。
 ちょっと高杉君じゃないのと思ったら、量に制限はないようで。
 ペットボトル1本でも、給水車1台分でも値段は同じということですか。

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 金山神社と金山資料館。

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 金山神社の御神体と思われる巨大な岩塩。
 なんでここに? と説明書きを読むと、

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 かつて日本で行われた万博、「愛・地球博」の時、モンゴル館に展示されていた岩塩を 開催終了後ここまで運んで来たらしい。
 由来は分かったが、なんで?は消えない。

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 重量 1580Kg.
 以前来た時は、割れてなかった。
 想像だけども、乾燥したモンゴルから湿潤な日本に持ってきたせいで、湿気が内部に浸透し膨張して岩が割れたのでは、と推測します。
 とすれば、これからさらに分割していくような気が。 
 最後はグズグズになって漬物塩にでもなるのではあるまいか。

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 金山資料館。
 それ以前は、向かいにプレハブで建っていました。
 鹿折金山の歴史や鉱山の道具などを展示。

 その横にある、金を掘ろうとして早々に掘削を止めたような穴。
 どうやって金鉱脈を探し出したのだろうか?

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金坑道へ向かう道。

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 左方向真っ直ぐ登って行けば間もなく源氏ノ滝。
 右の橋を渡れば、気仙沼アイスリンクへ。

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 鹿折金山の説明看板。
 当地の金鉱から世界最大のモンスターゴールドが産出されました。 重量2.5Kgだとか。
 とうの昔に採掘は止まっていますが、坑道はそのまま残っています。
 坑道内部へは入れません。 入り口だけなら見れます。
 もしかしたら、そばの沢をほじくったら砂金が出てくるかもしれませんね。
 事実、周辺の自治体では、砂金採りの講習会を行ったりもしています。

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 傍に建つお地蔵さん。 めんこい。
 割と最近建てられたようです。

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 橋を渡って気仙沼アイスリンクへ向かうと、営業を止めたリンクが。

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 床はコンクリート張りで、自然凍結を待つしかないようです。
 そもそもそんなに寒くならない気仙沼辺りで 何で屋外リンクをやろうとしたのか。 構想自体が無理っぽい。
 地元の人じゃなかったのかも。


 さて、いよいよ源氏ノ滝へ。

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 斜瀑です。
 降水量がほとんどなく、カラッカラの天気なのに、意外にも水量はそこそこありました。
 滝壺は狭いですが、立てないほど深い。
 もしかしたら金は重いから、底に沈んでいるかも。

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 何故に源氏なのか、といえば、源氏の武将、源義経の愛馬太夫黒号がこの地で生まれ育ったから、という伝説から。
 太夫黒は他の場所で生産されたという説もあるし、義経の愛馬は小黒号だという説もありますが、ここではどうでもいい話。
 それにしても、義経と黒とは何かと縁のある関係だと思います。
 源義経 = 九郎判官 = 黒 ということではないのか。

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 源氏ノ滝のすぐ上にも滝があります。

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 滝の横の崖を登ると、お宮があります。
 不動明王が祀られています。
 全面ブロック造りで、情緒欠乏気味。

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 お不動さんがあるということは、下の滝は不動滝といってもいいわけか。


              宮城県気仙沼市 上鹿折    源氏ノ滝



  1. 2019/02/08(金) 17:43:20|
  2. 気仙沼市の滝

徳仙丈渓流の小滝

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 気仙沼市の滝


 気仙沼市の徳仙丈山といえば、日本一の規模といわれるヤマツツジが有名。
 そのすぐそばに流れる沢については 気に留める人はほとんどいないんじゃないでしょうか。

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 一応看板などには 「徳仙丈渓流」 として気仙沼の奥入瀬を謳ってはいるんですが、それらしいことは何もやってないような気がするし、そのことを知ってる人も少ないと思われます。
 実際それだけの見ごたえがあるかと聞かれれば、どうにもこうにも到底及びもつかないことは確か。
 はっきり言っておこがましい・身の程知らずというやつ。
  奥入瀬渓流は知ってるし、気仙沼生まれ・気仙沼育ちの小隊長が自信を持って言い切ります。
 やめなさい、恥ずかしいから。

 沢は傾斜が緩やかで、徳仙丈山の登山道に並んでほぼ直線上にザラザラ流れています。
 現状では沢は道路からほとんど見えません。
 道路と沢の間に杉の林があるのと、藪だらけだからです。
 少しくらい整備したら多少は見られるようにはなると思います。

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 流れの中には幾つかの小さな滝もあります。
 存在感は非常に希薄。

 この沢の滝をひとつだけ挙げよ、といわれたら、上流部のこの滝になるか。
 ただし小滝です。

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 徳仙丈山に登る人は大概車で頂上付近まで行くので 沢を眺めようなんて人は少ないですが、中にはトレイルランなど自分の足で登ってくる人も見かけます。
 沢の周囲を整理し、途中にベンチなど置いて 沢が眺められれば 疲労感も軽くなるような気がしますが、どんなもんでしょうかね。

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 遠回りになるのでこっちを通って登る人はあまりいないですけど、途中の市民の森の池にあったヒツジグサ。

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 時間帯が合わず、花弁のほとんどは閉じていました。
 開花しても何日間か開いたり閉じたりするらしい。

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 この花にヒツジグサという名前は似合わないと思う。
 そのままスイレン(睡蓮)でよかったんじゃないだろうか。
 まあオオイヌノフグリなどと付けられるよりはマシだけど。


     宮城県気仙沼市  徳仙丈山 不明沢




  1. 2018/07/22(日) 19:18:41|
  2. 気仙沼市の滝

鍋沢の滝

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 気仙沼市の滝

 大したもんじゃないんで、サラッとまいります。

 宮城県気仙沼市。 八瀬川の上流部に鍋沢という小さな沢があります。
 源流部は君ヶ鼻山という標高670m程度の低山。 室根山の外輪山みたいな山。
 そこに、登山道とだいたい平行に鍋沢は流れています。

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 登山道を登っていくと、途中深い谷の底に渓流が見えます。
 長さでいえば、100m程度で、ここにいくつかの滝が流れています。

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 登山道から見た画。
 高い位置からと、流れが蛇行してるのと、流木・倒木と、草木が邪魔で非常に見難い。

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 鍋沢では唯一いちばんの見どころですが、傾斜のきつい崖を降りなければちゃんと見えないのがつらい。
 滝の1個1個は、 。 渓谷としてだったら  くらいかな。

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 かなり離れた下流には、五月雨型の小滝もあります。

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 沢のたもとには、廃屋となった水車小屋が。

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 アケビは最近見かけなくなりました。 探せばまだあるにはあります。
 果実は灰色のゼリー状。 種ばかりで、モヤッと甘い味。
 皮の方を珍重する地域もあるらしい。

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 休耕田に小さな赤い花。 モヤッと田んぼを埋め尽くしてます。

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 これは分かります。 ツリフネソウ。


       宮城県気仙沼市 上八瀬   鍋沢の滝

  1. 2017/10/13(金) 20:50:45|
  2. 気仙沼市の滝

河童の滝壷、の滝

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 気仙沼市の滝

 宮城県気仙沼市には、これぞといった自慢できる滝が少ないです。
 ほとんど無いというほうが正確か。 片手の指でも余る程。
 知られているのは鹿折地区の源氏の滝くらいかな。
 今回の河童の滝壷はそれに次ぐ滝ではないかと。
 すくなくとも、ちゃんと名前があって、滝らしい滝ですから。
 でも深刻な問題を抱えた滝でもあります。

 気仙沼市に赤岩大滝という地区があります。
 勝手に想像すると、この滝があったからこの名前が付けられたのでは。
 県道65号線から入り、枝道を登って行くと、

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 ここが滝への降り口になります。 非常に分かりにくい。
 標識もありません。 入れるのは徒歩のみ。
 車は停められないので、100mほど登って行ったところのスペースに。
 バイクなら画像手前に空きスペースがあります。

 入口からトコトコ下りて行くと小川に出ます。

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 木橋があります。 滝は右手、下流に流れています。
 ここまでは歩道がちゃんとしてます。
 歩道の少し上に民家が1軒だけあり、人が住んでいるようです。
 車道がまったくないんですけど・・・。 
 郵便屋さんだって、バイクすら通れない道だから大変だと思います。
 歩道から滝下まではほんの僅かな距離ですがひどい藪です。
 踏み跡がなく、ほとんど人が来ないらしい。
 なぜ来ないのかは程なく分かります。

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 これが河童の滝壷。

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 河童の滝だけで良さそうなもんですが、主役は何故か滝壷です。

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 見た目だけでいうなら、とてもいい滝だと思います。
 滝の形状がいいし、アーチ形に囲む岩盤の様子や、苔の貼りつきもいい。

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 表示の下に、「昔、滝壷に河童が住んでいて、人を呼んでは滝壷に引きずり込んだ。」 みたいなことがさらっと書かれています。

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 河童の滝壷というくらいだから、さぞ広くて深い滝壷かと思いきや。
 意外や意外。 狭くて浅い。
 とても河童が住めそうな水深ではなく、寝そべるのが関の山。
 かつては相当深かったのかもしれませんが。
 これではどう見たって滝の方が主役でしょう。

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 ご覧のように景観的には世界観を持ったすばらしいものがあります。
 
 が、この滝、ひどい問題が。
 それは水質。
 汚染レベルでいえば、5段階の4くらい程度が悪いです。
 画像で見る限りはそんなに悪そうに見えないかもしれません。
 しかし現場に来てみると、辺りに何やら臭います。
 ただの臭いではなく、何かのケミカル臭が流れから漂って来ます。

 原因は上流にあるクリーンセンターであるのは明らか。
 意図するしないに関わらず、排水が流れ込んでいるようです。
 これでは人が来なくなるのも無理はありません。
 焼却場を建てる際、この滝の事は何の考慮もしなかったんでしょうね。

 気仙沼で数少ない名勝の滝が泣いております。

 
 河童の滝壷から100mほど上流にも滝があります。

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 五月雨型の、五月雨の滝 です。 名前そのまんま。

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 河童の滝壷より上流にあっても、焼却場はさらに上流にあるから、汚染度は同じ。
 ひでえなあ。
 クリーンにする施設が、逆に川を汚染しているとは・・・・。

 2つの滝とも、人を案内して行けるような滝ではありません。
 水質さえ良ければ、何度でも足を運びたくなる滝なんですけど・・・・・・。
 できるなら、滝ごと別な川に持って行きたい。


      宮城県気仙沼市赤岩大滝       不明沢(大滝沢?) → 神山川 → 大川


  1. 2016/09/20(火) 22:01:26|
  2. 気仙沼市の滝

黒沢姉妹滝

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 気仙沼市の滝


 用事があって宮城県気仙沼市の実家に立ち寄った後、市内の黒沢姉妹滝を見に行くことにしました。

 気仙沼の隣、岩手県陸前高田市以北には数えきれないほど滝があるのに、何故か気仙沼以南には滝が数えるほどしかありません。
 滝らしい滝といえば、片手で数えられるほど。 
 その少ない滝のひとつが 黒沢姉妹滝 です。

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 林道を登って、急な崖下に見えます。
 下から見上げるような出会い方だったらもっと感動できるはず。
 滝下まではっきりした道はなく、杉林の急斜面をおよそ20mくらい降下します。
 ズルズル滑るため、ロープがあれば安全。 
 なければないで何とかなりますが、沢に降りる直前が危ない。

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 上2枚が上滝。
 しっかりした滝壷を持っています。

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 下滝。 ほぼ直瀑。
 こちらにも滝壷あり。
 これ1コだけでも存在感あります。

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 きれいな滝です。
 森三中の黒沢ほどボリューム感はありませんが、すっきりまとまった滝らしい滝。
 周辺杉林でそれだけがマイナス要因。
 水質に不満ありません。
 これだけを目的にしても、おそらく後悔しないでしょう。 
 もっと知られてもいい滝です。
 今回の印象度  

            
                     宮城県気仙沼市           黒沢 → 八瀬川 → 大川 → 気仙沼湾



  1. 2016/08/29(月) 18:17:00|
  2. 気仙沼市の滝

馬籠川の滝

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 気仙沼市の滝


 いきなりですが、ナウル共和国へ行ってまいりました。
 画像は、マハセイオ湾に浮かぶマヌンセケ島です。

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 すみません。 大ウソこいてました。
 南三陸から一歩も外へ出ておりません。 ナウル共和国のことはなにひとつ知りません。
 カタカナを逆から読めば、どこだかお分かりになるかと。
 滝探しへ向かう途中、気仙沼市の国道45号線に近い海岸に立ち寄りました。
 現場のお伊勢浜海水浴場は現在閉鎖されています。 再開はいつになるのやら。

 この小島は震災前まで陸続きで岬の突端部になっていたところです。
 地盤沈下や崖崩れ、波の浸食作用により島になってしまいました。
 絶えず波に洗われ、あと何年かしたら消滅してしまうかも。
 通るたびに南海の小島を想わせるスポットで、小隊長のお気に入り。

 
 さて滝見隊の滝探し。
 今回もグダグダに終始。
 向かった先は、気仙沼と一関と登米の境界が入り組んだ一帯。
 走っていてもどこが何処の行政区なのかさっぱり分かりません。

 沢に入る前からほぼ予想はついてましたが、入る沢入る沢、傾斜がない、水量がない、岩盤はないの繰り返しで、やる気もなくなります。
 はじめに何本かの沢に入ったところ、だいたいが角ばった石の多いザラ瀬の場所ばかり。
 こういった沢は、どんなに登っても滝がないことを、百戦錬磨(ホンマか?)の滝見隊はとうに学習しております。

 ようやく、馬籠川系の沢に入って見つけたのがこれ。

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 気仙沼市本吉町を流れる馬籠川支流の午王野沢にあった滝。
 全然良くありません。
 橋のすぐ下にあって、両岸はコンクリの護岸。 水質もよくなかったです。
 手を加えていなければ多少は見られたかもしれません。
 

 その後、暑さに堪りかね本吉町のモーランドへ登り昼食。
 山の上は海よりずっと暑かった。 バイクで走り続けメットが焼かれました。

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 小さい子供を連れた家族連れでいっぱいのレストランへドカドカ乱入。
 どう考えても我々は異物で、周りの視線が冷たく、肩身の狭い思いをしながらメシの時間。
 「オジちゃんはクマみたいなおっかない顔してんだけど、気持ちはとってもやさしいんだかんね。」 といったつもりで向かいの子供に愛想を振りまけば、こわがって母親にしがみつく始末。
 あー、やだやだ、こんなとこ早よ出よ。

 次は、馬籠川本流にあった滝。
 渓谷状になった場所にありました。
 
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 落差あまりないので、落ち込みのような感じ。
 水質も良くはありません。 滝壷というか、淵は広い。
 ほかにもっといい滝があれば、わざわざ撮らなかったかもね。
 

                宮城県気仙沼市本吉町  馬籠川 → 津谷川 → 小泉湾


 
  1. 2016/08/01(月) 17:50:07|
  2. 気仙沼市の滝

滝の入に滝はあったのか?

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 宮城県気仙沼市の滝                   キツネの足跡


 滝見隊はシーズンオフに入りました、と言った舌の根も乾かないうちに もう今年1発目の滝探しです。


 岩手県陸前高田市に 滝の里 という地名があります。
 方々に滝が流れているかのような名前ですけど、いくら探しても滝はありません。
 
 一方、お隣の宮城県気仙沼市にも 滝の入 という地名があります。
 気仙沼は小隊長の出身地ではありますが、滝の入の前をを数限りなく通り過ぎてはいるものの、一度も入ったことがありません。
 なぜなら、住宅がびっしり立ち並んだ小沢で、コンクリに囲まれた用水路のようなシロモノだから。
 こんなところに滝があるとは思えない。
 しかし、本当に滝がないのか、上流にあったらどうする、面目丸潰れだっちゃと思い直し、改めて入ってみることにしました。

 高田の我が家から気仙沼の実家まで車で20分足らず。
 気温0℃。 車ならどうってことないですが、バイクとなると話が違います。
 今回もバイク。 路上に雪もないし。
 しかし吹きっさらしの中をバイクで走ると、体感温度では-10℃にもなります。
 寒いったらありゃしない。 手足の指先が、冷たいのを通り越して痛いくらい。
 さずがにこの時期、小隊長のようなアホなバイク乗りは見かけなくなりました。

 実家に顔出しした後、気仙沼隊員に電話すると 「おし!行くか」 というので待ち合わせて出かけました。
 本来は実家に行くだけで、滝探しの予定はなかったのですが。

 滝の入はJR気仙沼駅からほど近い山手にあります。
 斜面には窮屈そうに人家が立ち並んでいる場所。
 2人で狭い道路沿いに沢を見ながら登って行きました。
 といっても、沢にへばりつくように家が建っているものだから、所々しか見えません。
 川幅は2mもありません。 水量は底を舐める程度。ごく僅かです。
 見た限りでは、ほとんどコンクリートの護岸で覆われ、まさしく用水路。
 滝らしいものは見つかりません。
 人家が切れ、最先端部まで登って来ると、沢の水は涸れ、かつて葬祭場が建っていた場所で行き止まり。
 「なんだ。 やっぱりないのか。」
 こうなるだろうと予測はしていたので大して落胆もせずに坂を下りて行ったら、第一村人発見。
 尋ねてみると 「あるにはあるが、滝といえるかどうか・・・。」 とその場所を教えていただきました。
 
 さらに坂を下り目指す場所まで来て見ると、沢の片側が民家、片側が竹藪で、そこだけ護岸のない場所。

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 川床をコンクリで覆ったものの、先端部がえぐれてしまったようです。
 形状を観察すると、かつてはこの場所に滝が流れていたに違いありません。

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 かなりの水量があれば滝らしくなるのかもしれませんが、現状では興ざめ。
 古くから不動尊でも建っていたなら、現在まで大事にされていたでしょうに。
 今は住宅地に埋没して、人々の関心もなく忘れ去られています。
 印象度  

                                       滝の入沢 → 大川? → 気仙沼湾


 なんかこれだけではあっけなかったので、もういっちょ行くことにしました。
 向かったのは、同じ気仙沼市内、松川川支流の岩井堂沢です。
 まだ入ったことのない沢です。
 沢に入ると、意外に奥が深い。 でも傾斜がない沢。
 林道の所々に積雪がありました。
 滑るほど積もってはいないので、かまわずガンガン侵入。

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 からくも滝らしいのはこれくらい。
 最近まとまった雨(雪)がないのに、まずまずの水量。

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 とりたててあーだこーだ言える滝じゃありません。
 印象度  

 結局 しょぼい滝探しになってしまいました。
 まあ気仙沼以南だとこんなもの。 あるだけマシってもんです。

                                     岩井堂沢 → 松川川 → 大川




 
  1. 2016/01/13(水) 17:23:49|
  2. 気仙沼市の滝

鹿折川の滝 

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 気仙沼市の滝


 宮城県気仙沼市に流れる鹿折川の滝、後編です。

 鹿折川最上流部、本流と戸屋沢の合流部にある滝。 今回初UPです。

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 滝の流れる部分だけが峡谷になっています。
 上流には護岸があり、すぐ下流には崩壊しそうな橋、そばには廃屋と、雰囲気的にはいいところなしです。
 別の場所にあったら、ずいぶん違った印象を持ったはず。
 撮り得は水質くらい。 残念。
 印象度  

 次は少し下って、

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 おそらく鹿折川にある滝では最も大型。
 本流だけに水量があります。
 こちらも雰囲気よくありません。
 すぐ横が道路。護岸があり、上流、見えるところに人家あり。
 なんか、おおざっぱな感じのする滝です。
 印象度  

 さらに下って、源氏の滝入口を過ぎ、中流部まで来ると。
 震災前までなら秘境駅にランクインしそうなJR大船渡線上鹿折駅。
 その頃までは待合室といったようなちっちゃな駅舎があったのですが、現在どうなっているのか。
 鉄路は廃線の見通しで、あれ以来列車は1本も走っていません。
 その鹿折駅の西方に沢が流れています。
 沢の名は分かりません。上西側地区というところ。
 そこに滝が流れています。

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 気仙沼には、これといった滝が少なくてがっかりさせられているのですが、この滝は数少ない見れる滝のひとつ。

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 黒々とした岩盤が見どころ。

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 周辺環境は悪くありません。水質も文句なし。
 滝壷あっても、浅くて小さい。 

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 しっかりした岩盤を持つ、ほぼ直瀑の滝です。
 整った滝らしい滝。
 欲をいえば、あと2回りは大きさが欲しいところ。
 もう少し水量があるだけで見ごたえが違ってくるはず。
 でも小沢なんで、毎回この程度しかないんですよね。
 気仙沼では五指に入る滝だと思います。
 印象度  

                                            鹿折川 → 気仙沼湾



  1. 2015/12/09(水) 20:45:33|
  2. 気仙沼市の滝

源氏ノ滝

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 気仙沼市の滝


 六甲山を主戦場とする探検隊のブログからインスパイアされ、宮城県気仙沼市の鹿折川(ししおりがわ)に入りました。
 
 気仙沼市は宮城県北だし、小隊長の住む岩手県陸前高田市は岩手県南。お隣同士。
 小隊長は元々宮城県人で、仕事や私生活でも岩手県と宮城県を行ったり来たり。
 古来よりひとくくりにされていた地域なので、県は違えど絆が強い。
 だから県を跨いで動いている意識はほとんどなく、気付いたらそこはどちらかだったといった感じ。
 さすがに岩手県気仙沼市とか宮城県陸前高田市とは書いたりしませんけど。
 
 今回の場所も、岩手県から2kmだけ宮城県に入ったところです。
 前編と後編に分けます。
 まずは前編。 源氏ノ滝 から。 以前紹介済みの滝です。


 今からおよそ830年前、現在の兵庫県神戸市の辺りで源平の合戦がありました。
 一の谷の戦いです。
 その時、鵯越(ひよどりごえ)の逆落としで平家に奇襲攻撃を仕掛けたのが源義経。

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             「源平合戦図屏風」 「一ノ谷」  (wikipedia より引用)

 「鹿が降りれるんだったら、馬でも降りられるべ。」 といって決行したそうだから、文字通り馬鹿丸出しというのか、死を顧みない勇者というのか。
 上の画で先頭を切って黒い馬に乗っているのが義経でしょう。


 滝探しはどこへやら、いったい何の話ししとぉ? とお思いでしょう。
 実は、今回の滝と関連が大ありなのです。

 義経がこの時乗っていた黒毛の馬は、その名も太夫黒といいました。
 わざわざ岩手から一緒に連れてきた愛馬です。
 太夫黒が生まれ育った場所が、宮城県気仙沼市にある上鹿折(かみししおり)という場所。
 (注:岩手県の千厩産など諸説あり)
 今回訪れた源氏ノ滝のある場所こそ上鹿折なのです。
 だから太夫黒から源氏ノ滝と呼ばれるようになったのでは。 
 
 どうです。 つながったでしょう。
 残念ながら太夫黒は合戦で負った傷が元で死んでしまい、岩手に戻ることはありませんでした。
 (こちらも四国で死亡とか諸説あり)

 源義経といえば日本人に人気のある武将のひとりかと思います。
 なかでも平泉に生活していたり北行伝説があったりと、岩手県では絶大な人気を誇る武将です。 
 岩手県史上のスーパーヒーローといってもいいくらい。
 小隊長も好きです。 北行伝説はロマンあるし、決して夢伝説ではないと考えています。
 ならば、源氏ノ滝もさぞや人気あるだろうと思いきや、気仙沼市民でさえ知らない人が多いのが現状。
 気仙沼にある実家の母親も、小隊長が言うまで知らなかったのだから 情けなかあ。

 入口の看板。
gngn3.jpg

 黄金水と金山の看板が気になるけれど、上の看板を拡大すると、

gngn4.jpg

 ちゃんと源氏ノ滝の隣に「太夫黒の蹄跡」と記されています。

 そばにある別の看板。

gngn5.jpg

 そうです。 ここは、源氏ノ滝 より、むしろ純度83%、重量22.5kgの金塊が発見された鉱山として名高い場所だったのです。
 資料館で実物を拝めるわけでもなし、そこはスルーしてさっさと源氏ノ滝へ。
 車は、入口から入って、資料館のちょっと上に空きスペースがあるので、そこに停めるか、またはそのまま林道を登って行って小さな不動尊のある空き地に停めるかです。
 林道は狭く急ですから、下に停めて、200mばかり歩いた方が気は楽。
 途中、沢に架かった一枚板を渡る必要あり。 グラグラします。 落下注意。

gngn6.jpg

 源氏ノ滝。
 画像左側は岩盤でその上が林道、右側は鵯越のような急斜面。
 斜瀑で、見ごたえ的にはそれほどでも。
 義経のような華やかさは感じられません。
 水質は抜群。 水が蒼く見えるほど。 おいしい水。
 小隊長のように飲めとは言いませんが、この水飲んでおかしくなったら、おかしくなった方がおかしい。

gngn7.jpg

 印象度  

 この滝のすぐ上、というか、連続して上にも滝が流れています。

gngn9.jpg

 不動尊のすぐ横に流れているから、不動滝と呼んでもいいような。

gngn10.jpg

 五月雨式の滝。
 景観的には、源氏ノ滝よりこちらの方がいい。

gngn11.jpg

 印象度 

 上の滝から源氏ノ滝までは一連の流れ。
 前回訪れた時にはそれほど好印象を持たなかった場所。
 ところが今回来てみると、思いのほかいい。
 派手さはないものの、じんわりと玄人受けする滝だと再認識しました。
 そこで改めて考えたのですが、この場所全体を源氏ノ滝渓谷としてもおかしくないのでは。
 上から下まで100mほど。
 源氏ノ滝だけで区切る必要がない気がします。

 「太夫黒の蹄跡」を探しましたが、どこやら分からず。
 こっちにも看板付けてほしい。


                                 不明沢 → 鹿折川 → 気仙沼湾




 
  1. 2015/12/05(土) 22:45:33|
  2. 気仙沼市の滝
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Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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