南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

ゆず

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 道草・寄り道・油売り


 「ゆず」 といっても、歌を歌う2人組ではないし、オリンピック2大会連続金メダルのフィギアスケーターでもありません。
 と、どうでもいいようなマエフリをまずはしといて、本題は、正真正銘の樹木のユズ(柚)です。

 岩手県陸前高田市にある小友町には、あちこちにユズの木があります。

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 小友町の秋葉神社。
 参道の階段横にもあるし、境内横にもかなり大きなユズの木が生えています。

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 ユズは柑橘類のなかでも寒さに強く、東北地方でも普通に生育できるらしい。
 日本産ではなく、古い時代に中国から持って来たものらしい。

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 決してこの地が北限というわけでもないんでしょうが、すぐ近くの市境を越えて北の大船渡側に入ると、ユズの木はぱったりと姿を消してしまいます。 ちょっと不思議。 なんでや?

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 この時期になっても、実を採る家は少なく、それゆえ近くを通ると簡単に発見できます。
 で、小友町界隈をバイクで徘徊しながら、ユズの木を撮って来ました。
 いちいち場所の特定はしません。 というか、無理。
 小友町内ということだけにします。

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 俗に実が成るまで桃栗3年柿8年といいますが、ユズはさらに遅くて、実生だと18年もかかるらしい。

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 そうやってやっと実が成っても、これといって利用しないのは本当にもったいなく思ってしまいます。
 あれやこれや利用価値の高い実なのにねえ。

 震災前には、採らなくなった実を収穫して加工し、名産品にしようと計画したらしいけど、あれからどうなったのか。

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 ある家の前で写真を撮っていたら、所有者が軽トラで帰って来ました。
 ためしに2~3個もらえないかと尋ねたら、「採れるぐらい採ってけ」 と太っ腹。
 市場価格なら1個100円程度はするはず。
 ところが、高過ぎて手を伸ばしても届くような場所にはありません。
 棘だらけで登ることはできず、さずがに脚立まで貸してくれ、とも言えず・・・。

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 放っておくと、けっこうな大木になるようです。

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 実がすぐに採れるような木は、だれが所有者なのか分からず手をつけられない。
 お湯に放り込むと、あの独特なさわやかな匂いがすっごく気持ちいいのだが、勝手にもぐわけにもいかず。

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 後継者がいなくなって、なかば野生化したようなユズの木もあります。


        岩手県陸前高田市小友町   ユズの木

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  1. 2018/02/21(水) 18:31:59|
  2. 道草・寄り道・油売り

関谷洞窟の氷筍と採石場の氷瀑

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 道草・寄り道・油売り             いつだったかの皆既月食


 真冬の風物詩。
 大したもんじゃないので、2題まとめてお届けします。

 まずは氷筍から。

 氷筍といえば、この辺りでは真っ先に遠野市の仙人峠にある観音窟が思い浮かびます。
 行きやすく見やすいからよくUPされていますが、しかしここ以外にも洞窟は各地にあり、雪に阻まれて見に行くことができないだけで、行けば氷筍はあるのではないかと思うのですが。

 大船渡市にある関谷洞窟にも、規模は劣るものの、条件さえ揃えば氷筍ができます。
 大船渡市の山手、日頃市町という地域。
 国道107号線から鷹生ダムや五葉温泉に向かう県道に少しばかり入ったところ。
 行きやすく、見やすい。 雪はほとんど無し。 駐車場有り。 トイレ・東屋は無し。

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 駐車場から奥の洞窟を見たところ。

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 古代人の住居だったらしく、調査したらいろいろな物が出土したという。

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 洞窟入り口にある2つの礎石。
 野球のベースのような形。 中央に丸い穴あり。
 後の時代になって、鳥居でも建てたのではないだろうか。
 最近になって発見されたそうな。

 他にもすぐそばに模様の入った石が転がっていました。
 約30cm四方の大きさ。

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 洞窟の入り口。

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 入口は、屈む必要がないくらい大きい。
 小さな白い玉のようなものは、古代人の霊魂。
 なんてことはなくて、おそらく舞っている雪が写り込んだもの。

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 天井の岩の割れ目から滴る水滴が寒さで凍ったつらら。
 これが床に落ちると氷筍になるのでは。

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 入口入ってすぐにある、お目当ての氷筍。

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 数は少ない。 しかもどれもずんぐりむっくり。

 なんでかなと奥に進んでみると、氷筍は消滅してしまいます。

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 ムッとするほど暖かい気温。
 奥へ行けば行くほど気温が高くなっています。
 この温度が、氷筍の成長を阻害しているんですね。
 入口付近しか凍らないのはこのせい。
 古代人が住居にするわけだ。


 関谷洞窟から300mほど下って、国道107号線まで出ると、 すぐに氷瀑の断崖が見えてきます。

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 全面凍結すると見事なんですけど、誰がどう見ても人工の崖と分かるシロモノ。

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 本来は沢のあった部分を切り開いたためか、行き場のなくなった水が流れ落ちていると思われ。

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 毎年冬になれば氷結する、といったわけでもなく、ある程度寒さが続かないとこのような規模にはならないようです。

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             岩手県大船渡市日頃市町    関谷洞窟  国道107号線の採石場

  1. 2018/02/18(日) 11:57:44|
  2. 道草・寄り道・油売り

トビはなぜ群れる?

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 道草・寄り道・油売り

 毎年寒い時期になると、穏やかな夕刻に、どこからともなくトビ (鳶)が集まって来て、集団で空を旋回するのを目にします。

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 ばらけてしまって、これで終わりかと見ていると、別の場所で再結集したりして。

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 多い時には100羽以上もの大集団になって ゆったり飛んでいます。
 トビ同志、日時・場所を示し合わせる合図でもあるんだべか?

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 何のためにこんな集団行動をとるのかずっと不思議でした。 今でも不思議です。

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 検索してみると、やれエサを漁っているだの、上昇気流に乗ろうとしているだのそれらしきことが載っています。
 でもどうみたってエサを探しているふうにはみえないし、上昇気流に乗ってどうしたいのか、腑に落ちません。

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 あくまで個人的な推察ですが、 真冬にこうしたことが行われる、というのがヒントになるのでは。

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 つまり、冬来たりなば春遠からじ。
 来るべき春に備え、トビたちの集団お見合い・合コン・パートナー探し、そのようなものが上空で開催されているんじゃないかなあ。

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  1. 2018/02/03(土) 20:09:59|
  2. 道草・寄り道・油売り

鏡岩

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 道草・寄り道・油売り


 岩手県住田町の名勝、鏡岩です。
 
 ちょっとしくじっちまったあ。
 実はこの画像、けっこう時間経っています。
 まさか大寒波が来るなんて思ってもみなかったんで、それ以前に撮影していたものなんです。
 襲来すると分かっていたら、もっと迫力ある画像が撮れたんではないかと思うのですが・・・。

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 やっぱし迫力不足。

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 これが鏡岩本体。 石灰岩の岩壁です。

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 つららの面積も厚みも足りない。

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 駐車スペース・トイレ・東屋あり。
 冬以外はいい休憩場になります。

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 「小さなお宮」というのはこれなんだろうか?

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 この複雑な構造物は 何のためのものかまったく不明であります。
 水を導く水路のようにも見えますが、あえてこんなもん造らんでも、という気がする。
 景観的にも、いいんだか悪いんだか・・・。

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 少し上流の瀞場。
 正面の岩場は 浸み出してきた地下水によって全面氷で覆われるはずなんですが。
 今行けば、おそらくそうなっているはず。

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 鏡岩上流の流れ。
 気仙川本流です。
 ずっと上には気仙大滝や滝観洞があります。

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 地元でもジャストタイミングに訪れるのはなかなかムズイ。
 雪がなければ簡単に行けるが、見ごたえ的にはいまいち。
 かといって、雪が積もってしまうと、行くのも大変だし。

         岩手県住田町上有住     鏡岩

  1. 2018/01/31(水) 19:05:44|
  2. 道草・寄り道・油売り

伊豆沼の白鳥

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 道草・寄り道・油売り


 UP遅くなりました。
 正月に宮城県北の伊豆沼へ行って来ました。
 積極的に行こうと考えたわけでなく、早い話が家人たちを運ぶ運転手という役割。
 そのせいか、どれもこれも どうでもいいような写し方しかしていません。
 あしからずご容赦ください。

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 宮城県の登米市役所と栗原市役所を直線で結んだ時、その中間点にあるのが伊豆沼。
 すぐそばには、東京オリンピックの競艇場候補地としてダシにされた長沼と内沼があり、ラムサール条約の登録地にもなっている場所です。
 周辺には、サンクチュアリセンターが3つもあって、今回その場所を巡ってきました。

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 まずは 伊豆沼・長沼サンクチュアリセンターの岸辺から。
 白鳥のような建物が目印。

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 白鳥の数は予想していたよりはるかに少なかったです。
 でも周辺には数千羽はいるらしく、ガンカモ類に至っては、日本に飛来する7~8割はここで越冬するんだとか。
 職員の方に伺ったら、この時間 近くの迫川の方に移動しているという話。

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 白鳥のエサとして米のドン菓子(ポン菓子)をどこでも売っているんですが、持って来た古い食パンのほうがはるかに食い付きが良かったです。
 ドン菓子は食べ飽きてしまったんじゃないかと思います。


 場所を変え、今度は内沼へ。

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 岸沿いに観光客がズラズラ並んでいるもんで、避けて撮るのもなかなか大変。

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 こちらの方が積極的に寄ってきます。
 人の手から食べる奴もいました。
 みなさんまんべんなくエサをやろうとするんですが、逆風でうまくいかず、せっかく投げたエサが陸地の方へ戻ってしまいます。

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 すると抜け目のないカモたちがさっさと横取り。
 こいつら鴨南蛮にしたら何杯分になるんだろ・・・。

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 うっかり家人の手を写してしまいました。
 これ以上出すと殺されます。

 さらに場所を変え、登米市伊豆沼内沼サンクチュアリセンター前へ。

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 日本最大の渡り鳥の越冬地なので、それだけ水がきれいなのか、と思いきや。
 何と何と 湖沼としては国内ワースト1の水質だそうです。

    宮城県登米市・栗原市  伊豆沼の白鳥

  1. 2018/01/26(金) 20:27:52|
  2. 道草・寄り道・油売り

早春賦 三花

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 道草・寄り道・油売り            当地の庭によくあるユズの実   ユズ湯入りてえ~~~


 まだまだ冬のさなか、っーか、関東辺りでは大雪が降ったと騒いでいる今日この頃。
 気仙地方では早くも咲き始めた花々があります。
 地元紙をめくったら、矢継ぎ早に花の記事が載っていました。
 そのうち行ってみっかと思っていたのに、先を越された感じ。
 で、後追い承知で、現地へ向かいました。


 まずは、地元陸前高田の広田半島へ。
 海に囲まれた半島部はどこよりも早く春が訪れます。
 ましてや、陽のあたる南向きの土手ならなおさら。

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 水仙の花が咲き始めています。
 というか、もう満開状態です。

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 これはニホンズイセンですね。
 花は小さいものの芳香があります。

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 この場所だけは春爛漫でした。


 次は、大船渡市の碁石海岸へ移動。
 無料で見られる椿園があります。

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 日本各地から椿を集めた場所ですが、世界の椿館の陰に隠れてほとんど訪れる人がいません。
 ちゃんとした車を停める場所がないのがネック。
 しかし穴場です。

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 開花しているのは全体のごく僅か。
 今のメーンはサザンカのようです。

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 確か大船渡と高田両市の市花は椿だったと記憶しています。


 次は海岸部から山手に移動して、大船渡市の長安寺へ。

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 ここには福寿草が咲いています。

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 まだ咲き始めたばかりで、開花しているのは全体でも10個くらい。

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 この福寿草が咲く一帯に、昨年は見られなかった穴がいくつも開いていました。

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 おそらくアナグマの仕業だと思います。
 アナグマは冬眠するので、掘っていったら中で寝ているかも。

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 そばを流れる小川には、ほとんど見かけなくなったバイカモの群落があります。

         岩手県陸前高田市広田町根崎 → 大船渡市 碁石海岸 椿園 → 長安寺

  1. 2018/01/22(月) 20:07:05|
  2. 道草・寄り道・油売り

八ヶ森唐船番所跡

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 道草・寄り道・油売り         綾里沖の水平線を航行する客船


 こういうものに興味を持っている人はそう多くないと思います。
 小隊長自身もあまり興味を引かれる対象ではなかったのですが、通りがかりに、そういえばまだ見たことがなかったっけと気が付いて立ち寄ってみることにしました。
 それは何かといえば、江戸時代の唐船番所跡です。
 残念なことに、跡地だけで、今では特別なものは何も残っていないようです。

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 場所は、岩手県大船渡市市街地から三陸町綾里地区に向かう海岸道路の途中にあります。
 八ヶ森トンネルを綾里側に抜け出たすぐのところです。 地図で赤い星印のポイント。

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 トンネル出てすぐに、広い駐車場というかエスケープゾーンというのか、ともかく未舗装の空き地があります。
 道路の奥、左がすぐにトンネルです。

 そこに並ぶ、3つの看板。

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 綾織姫は綾里の地名の元となった御姫様らしい。
 遠野市の綾織と共通するものがあるそうな。

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 伝説の多い場所のようです。
 
 ところが、ここには番所跡の説明看板はありません。
 トンネル横の岬方向に延びる だらだらした登り坂を200mばかり上がると、ようやく目的地にたどりつきます。

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 台状に盛り上がった場所へあがると、

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 8畳から10畳ほどの平地があります。
 どうやらここに監視所が建てられ、外国船を見張っていたようです。

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 番所跡周辺は手が付けられておらず、草木が伸び放題。
 見通しが悪いです。

 地図を見ると、この場所は綾里湾の入り口にあたり、それほど外洋に突き出した場所ではありません。
 もっと半島の先端部のほうが良さげに思いますが、当時の外国船は波風の強い外洋より おだやかな岸沿いに航行していたようで、見張るにはこのような場所でも十分だったのでは。

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 上2つは、近所にある人工物。

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 かつては岬沿いに道路があったように見受けられます。
 現在では、崖が崩落し草木がはびこって人が通れるような状況ではありません。


      岩手県大船渡市三陸町綾里    仙台藩八ヶ森唐船番所跡



  1. 2018/01/19(金) 19:50:26|
  2. 道草・寄り道・油売り

元日 黒崎仙峡

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 道草・寄り道・油売り


 2018年元日。
 黒崎仙峡へ出かけてまいりました。

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 岩手県陸前高田市の広田半島にあります。
 看板にある通り、三陸復興国立公園の一部。
 元は、陸中海岸国立公園といいました。
 厳密にいうなら、当地は陸中ではない。
 陸前高田市なのに、陸中とはこれいかに? の名前でした。
 それが三陸になって腹に治まった感じはしますが、まだまだ一般に馴染んでいない気がする。
 
 岬の先端まで行ってみたら、展望台が消えていたので驚いた。
 手前にロープが張られ、影も形もありません。
 一見まともなように見えたのだが、地震のせいか台風のせいか土台の柱がガタガタになっていたらしい。

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 2018年の初日。
 初日の出ではありません。 それどころか午後2時頃のお日様です。
 早起きが大の苦手で、震災時を除くと夜明け前に起きて外へ出た記憶がありません。
 前の晩アホなTV番組見ながら深酒し、目を覚ましたのがもうすぐお昼という時間だから、これは仕方が無い。

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 外海はやや荒れて、うねりもありました。
 日は照っていても顔に当る風は冷たい。

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 黒崎仙峡の名の元となった場所。
 手前の崖が深くえぐれ、波が当ると重低音とともに潮が噴き上がります。

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 断崖の上にある大石は、天狗の投げ石 とか 天狗のお手玉 とか云われるもの。
 何と、1172年に記された当地の書物にも載っているとか。
 ということは、846年前からこの場所にあるということに。
 この石がどこから降って湧いたのかまったく不明。
 近くにある黒崎温泉の 天狗の湯 はこの伝説から名付けたそうな。

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 峡谷を挟んでもう1個あるというが、探そうとまじまじ見たことがありません。
 きっとどこかにあるはず。

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 少し場所を移動して、大祝浜というところ。

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 サーファーが見たら大喜びしそうな波。
 でもここで波乗りしているのを見たことないなあ。

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 狭いし波乗りできる波長ではないのかもしれません。


        岩手県陸前高田市 広田半島 元旦

  1. 2018/01/05(金) 19:27:15|
  2. 道草・寄り道・油売り

気仙川のオオハクチョウ

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 道草・寄り道・油売り

 今年も忘れずに白鳥たちが気仙川へやって来ました。
 長旅ご苦労様です。
 その数、ざっと20羽ほど。
 震災前の最盛期には100羽を越えるほどだったから この数はまるっきり少ない。
 食糧庫の田んぼが津波に流されて 未だに震災前の姿には戻っていないのだから、それも仕方ないか。

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 以前は岸からエサをやる人達が引きも切らずやって来ていたのだけれど、住まいが遠くなったせいかほとんど見かけなくなりました。
 食料が不足して、そのうちどこかへ飛び立ってしまうんじゃないかと、少し心配になります。

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 パンをちぎって投げながら辺りを見渡せば、震災の傷が癒えず、まだまだ復興中。
 うかうかしているとあれから7年にもなってしまいます。
 それなのにまだこの程度なのかと、心中ヤキモキしたり。

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 白鳥に希望を求めるなら、こうした若い世代も混じっていること。
 この先、何となく光を感じます。
 徐々に増えてくれれば。

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 復興の象徴として急ピッチで造られているのが三陸自動車道。
 北隣りの大船渡市は全線開通したけれど、高田や気仙沼はまだまだ。
 右上に見える橋梁はその一部で、まだ開通していません。
 実家や親戚の多い気仙沼まではとにかく早くと思っているのですが、いつになるやら・・・。


         岩手県陸前高田市  気仙川のオオハクチョウ



 
  1. 2017/12/18(月) 19:49:02|
  2. 道草・寄り道・油売り

ほっちゃれ

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 道草・寄り道・油売り


 岩手県大船渡市に流れる某河川。

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 河口近くでも川幅5mもない、ほんとに小さな川です。

 この川に毎年鮭が昇ってきます。

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 ざっと観察しただけでは十数匹しか数えられませんが、1シーズン通すと何百匹という単位で遡って来るのではないか。

 人工孵化させている河川ならあまりにも少ない数でしょう。
 しかし、この川の鮭は人工繁殖ではありません。
 川には孵化場がなく 自然繁殖した鮭なのです。

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 川の最大の特徴は、河口から数百mも進むと、流れる水がなくなる、という点。
 つまり、昇って来た鮭は、それ以上先には物理的に進めないのです。

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 海岸からあまりにも近いし、そこは海水ではないのか? とお思いかもしれませんが、れっきとしたきれいな真水が流れています。
 
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 どういうことか、というと、 上流から流れてきた水は、下流に行くといったん川底に吸い込まれてしまうのです。
 上から見ると、干上がった川にしか見えません。
 ところが、さらに下流に下って河口近くになると、再び水が湧いて来て川に戻るという構造になっています。
 川の水は、もともときれいなのが地下で濾過されるためか、さらににきれいです。

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 しかし可愛そうなのが昇って来た鮭たち。
 昇るに昇れず たった数百mの川で産卵する他ないのですから。

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 前述したように、この川には人工の孵化場がなく、漁業権も設定されていません。
 だれも商売として鮭を獲ってはいないのです。
 法律的にどうなのかは分かりませんが、獲ろうと思えば誰にでも獲れます。
 にも関わらず、この川で鮭を獲っている人を見たことがありません。

 現在、周辺は大震災の復興途中で工事車両が動き回り、殺伐とした印象。
 しかしかつては周辺住民が昇って来た鮭を守り育てようという気持ちで見ていたのかもしれません。
 そしてこれが大事なところですが、川に昇って来た鮭は、画像でごらんのように傷だらけで、脂っけが抜けてしまい、食べようにも食べれるようなシロモノではなくなっています。
 繁殖するためのなけなしのエネルギーしか残されていない状態。
 食べてもくそ不味いから摂らないというのが本当のところかも。
 繁殖してしまうと余命は尽きてしまいます。
 こういった鮭を ネコマタギとかほっちゃれといいます。

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 人の手によらず鮭が命のサイクルを自然の中で回せる川は全国的にみても貴重だと思います。
 だから獲ってやろうなんてよこしまな事は考えず、ただ黙って見ているのがいちばんいいのかもしれませんね。




  1. 2017/11/10(金) 19:53:26|
  2. 道草・寄り道・油売り
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遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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