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南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

滝見隊 首崎へ行く

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 道草・寄り道・油売り

 今回、首崎にとって、我々は招かれざる客か?
 アイヌの哀しき伝説の残る首崎へ行ってまいりました。

 首崎といえば絶景の地。
 アクセス道路の改修や環境整備すれば、三陸復興国立公園では有数の観光地になる素材。
 しかし、それには余りに金が掛かり過ぎるのか、当局ではやろうとしません。
 観光開発するより、こうしてほとんど手をかけないでおくのも逆に希少価値が出ていいのかも。

 滝見隊がガタボコ林道を延々と走り、首崎突端部の空き地にたどり着くまで、天候は非常に良かったです。
 良すぎて暑かったくらい。
 ところがこれから突端の灯台へ向かおうとバイクを降りると、急に冷たい風が吹き出して、一挙に温度が下がって来ました。
 ヤマセです。
 夏に多い北東から吹いて来る冷気で、濃い霧を伴います。

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 以前ここには鳥居が建っていて、神社の入り口を示していました。
 古くて不気味な外観でもあったのですが、いつの頃か倒壊して跡形もなくなっています。
 我々がこれから向かおうとする先には、いつの間にか厚い霧のベールが忍び寄ってきました。

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 今は 龍王尊 の銘板が残るのみ。
 賽銭箱もないので、岩の上に硬貨が置かれてあります。

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 「なんでいきなりこうなんの?」

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 魔界への入り口みたいな。

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 数十メートル上空はピーカンの青空のはず。

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 岬にはカシワの群落があちこちにあります。

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 地面が固い岩盤で根を張れず、このようなタコ足になったかと。

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 手前に以前建てられた龍王尊の壊れた屋根。
 奥には現在の社がぼんやり。

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 竜王尊の社殿。
 強風が吹き荒れる場所なんで、何度も何度も再建を繰り返しているようです。

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 灯台へ向かう岬の鞍部。 馬の背。
 最も危険な場所で、幅2mもなく、踏み跡がついているだけ。
 反対側はえぐれています。
 霧に巻かれたりして足を踏み外すと奈落の底。
 
 何本か見える電柱は、電線がなく、今は使用されていません。
 灯台ではソーラーバッテリーで発電しているようです。

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 首崎先端部。
 ヤマセの霧で頂上が見えず。

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 周りはすべて海だというのに・・・。

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 頂上の灯台へ至る階段。
 以前、逆から撮影したとき、妙なものが写ってしまいました。
 あれは何だったんだろう。

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 ようやく見えました。

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 この後ろに2人が隠れています。

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 半島先端部にぽつんと建つ、孤高の灯台。
 後ろに2人。 恐いから顔出すなって!

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 しっかし、まあ、せっかく絶景ポイントに来たというのに、な~~んも見えまへん。

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 まだ咲いてました。 ハマユリ。

 頂上部で霧の晴れるのを昼食を採りながら小一時間待ちましたが、晴れる様子がなく、いい加減飽きてきたので退却することにしました。

 戻りながら振り返ると、

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 な、なにを~~っ!
 霧が晴れてきているではないですか。
 しかし再び灯台まで登るのも億劫なんで、そのまま帰還。

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 少しづつ海面が覗けるようになってきました。

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 晴れ渡ったらどれだけの絶景・美景なんだか。
 頭で想像するほかありません。

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 海面に並んでいる白いものは、定置網のフロートです。
 今なら暖流系の珍しい魚も捕れているはず。
 いっぺん、定置の船に乗って、どんなものが揚っているか見てみたいものです。

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 途中で見つけたナンバンギセル。

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 こちらはギンリョウソウ。
 別名、幽霊草。 うーん、首崎にぴったり。

 結局滝見隊は見渡す限りの大海原も見れないまま、再びガタボコ道にケツを痛めながら帰途についたのでございます。
 何しに行ったんだか。


   岩手県大船渡市三陸町  首崎

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  1. 2019/09/10(火) 23:21:08|
  2. 道草・寄り道・油売り

三陸町 晩夏のスケッチ

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 道草・寄り道・油売り           キツネノカミソリ


 夏も後半、というか、ここ三陸沿岸ではどことなく秋の気配すら漂って来ました。
 これから先、もう気温は30度には届かなくなるかもしれませんね。
 仮に届いたにしろやっとやっとのほんの一瞬だけではないのか。
 
 三陸町をチンタラ走り回って 残り少ない夏の風景を気の赴くままにスナップショット。

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 キツネノカミソリ。 
 今が旬の花ではありますが、たまにポツリポツリと見る程度で、群生するような場所は少ないようです。
 曼殊沙華の季節ももうすぐと思われ。

 今が旬といえば、こちらの方がポピュラーかも。

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 ナツズイセン。

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 好きな花のひとつ。 当地では晩夏の花です。
 毎年毎年何があるわけでもないけれど、この花を見ると 夏も終わるんだなあと寂しくなります。

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 花壇など人の手が入ったところより、路傍にかたまって咲いているのを見ることが多い花。

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 岩手県大船渡市最北の海水浴場、吉浜海岸。
 市の公認海水浴場は3つあり、そのうちのひとつ。
 過ぎ去るのを惜しむように、波打ち際で遊ぶ子供たちが遠くに見えました。
 これだけ広い砂浜にその数数人。 名残の夏。

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 同じ吉浜海水浴場の反対側。
 海岸に川が流れ込んでいます。
 当然真水なので、海水浴をした後は、この川で水浴びすれば、シャワー代わりになってとても便利。
 できたばかりのトイレやシャワー室もありますが。
 ザボンと川に入り、髪をガシガシ洗って、海パンの中にガボガボ水を入れたら一丁あがり~!


 砂浜の片隅にある巨大な岩。 海から運ばれて来た津波石。

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 よく見ると表面に文字が彫られています。

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 所替わって越喜来地区。
 東日本大震災のすさまじい大津波にも耐えたポプラの木。
 陸前高田市にあるイミテーションの一本松と違い、こちらはどっこい生きてます。 
 というか 津波なんぞどこ吹く風のように活力旺盛。
 周囲の建物はすべて流され、目につくものはここだけ。

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 ポプラから奥の岡の上には、県NO.1の巨大な杉、三陸大王杉がそびえています。
 近付いてみると、荘厳で圧倒的な存在感。 もはや神の領域に入った霊木です。

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 数年前まで綺麗な咲きっぷりを見せていたのですが、何がどうなってこうなってしまったのか、

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 あるべきはずのところに何もなくなりました。 唖然茫然。
 海が近くて、塩害にでもあったか?
 株をいただいた東京都町田市にはお詫びしたのでしょうか?
 お詫びついでに、もう一度株を分けてもらえないもんか? 虫が良すぎるか。


 大船渡市のもう一つの海水浴場。 綾里白浜海岸。
 確か、日本の海水浴場水質ベスト100ってのに入ってたはず。
 北海道から沖縄の西表島までの100位以内でっせ。 すごいんでないかい。

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 こちらは吉浜より少しだけ客が多かった。 波は穏やか。

 ところで、東京湾の最も奥の小汚い入り江で、オリンピックのトライアスロンをやるって、マジすか?
 トイレットペーパーが泡のように浮いているんでっせ。 アンビリーバブル!!!

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 この近くに滝があります。

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 野々前漁港の滝。
 水量が僅かで、景観的にもいいところはないのですが、水が切れることはありません。
 この滝だけ分離独立させてブログにしようかとも考えました。
 あまりにボリュームがないのでこの中に入れることに。

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 かつてはダイレクトに海に注ぎ込んでいた滝だと思われます。
 現在は漁港のコンクリートに周りを固められて 昔の面影はありません。
 雨が降れば、はっきり滝と分かるくらいの水が流れるのですが。

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 すぐ前がこんなんです。

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 夏を引き留めるように咲き続けるスカシユリ(ハマユリ)。

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 まだじりじりと暑い時もありますが、気付いてみれば、

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 イガ栗もここまで成長しています。

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 あと少しで、誰もいない海になってしまうのか・・・。
 バイクで走り回るのが辛くなるし、寒いのは嫌だなあ。


 三陸点描    岩手県大船渡市三陸町辺々




  1. 2019/08/21(水) 19:34:14|
  2. 道草・寄り道・油売り

上郷のひまわり畑

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  遠野市 上郷


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 「おいおい、また来たぜあいつら。」
 「このクソ暑いのに滝探しかよ。 ご苦労さんなこったな。」
 「今の時間ここに居るってことは、滝を見つけられなかったんだな。」

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 「それにしても暑っついな。」
 「皿の水がないから日干しになりそうだ。」
 「めんこい姉っこでも通んねべか・・・。」
  「おめえはいつもそんなことしか考えてねえのかよ。」

 
 大した成果もなく、トボトボ遠野の山中から下山した滝見隊。
 こんなことは毎度のことで もうとっくに慣れっこでございます。
 手ぶらのまま帰るのも情けなく、それではと上郷へ行ってみることにしました。
 遠野市上郷の佐野地区にはひまわり畑があったはず、と思いついて。

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 国道283号線釜石街道と釜石自動車道に挟まれた広い空間にひまわり畑が広がっています。

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 この地帯はJR釜石線を走るSLとひまわりをコラボできるため 機関車の走る土日ともなれば撮鉄っちゃん達で大賑わい。
 この日も道路端に車を並べ、SLの通過を大勢がカメラを揃えて待っているところ。

 我々が到着した時には、鉄っちゃん同士で何やらもめ事が起こっていました。
 年々この場所の知名度が上がり、撮影する人たちが増加し、鉄っちゃん同士や、土地持ちとのいざこざが絶えないらしい。
 そのせいか、これまで何もなかったところにロープが張られていたり、注意書きが立てられたりし始めています。
 こんな状態が続くようなら、そのうちひまわりが植えられなくなるかも知れませんぜ。
 
 我々がひまわり地帯へバイクで入って行くと、鉄っちゃん連中から異物を見るような目つきで見られます。
 畑にフレームを向けると人が入るため いかに人を避けてひまわりだけを撮るかに腐心しなければなりません。

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 不思議です。
 ひまわりの花の向きが何故か揃いも揃って北向き。
 もちろんひまわりは俗説のように太陽の方向を向いて回ることはありません。
 昨年も訪れたのですが、花はほとんどが南向きだったように記憶しています。
 なんでこうなるんだか・・・。

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 太陽は南から。 花は北向きで、非常に撮り難い。

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 で、今回もまたペタペタ貼り付け作業。

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 蕾んでいる花がなく、全開状態なんで、後は枯れるだけ。
 いつまで見れるかなあ。


  岩手県遠野市上郷佐野地区  ひまわり畑




 
  1. 2019/08/04(日) 20:34:35|
  2. 道草・寄り道・油売り

マックス! 海の山百合 碁石海岸最新版

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 大船渡市 碁石海岸


 2019年8月2日(金曜日)
 仕事を終え、大慌てで岩手県大船渡市にある碁石海岸へ向かいました。
 ヤマユリの状況を確認するためです。
 
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 ヤマユリと言っておきながら、いきなりノカンゾウかい! と怒られそう。

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 クイーンオブヤマユリ。 この塊りはすごい。 碁石海岸NO.1のスクラム。

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 最盛期。
 ほぼピークといっていいんじゃないでしょうか。

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 どこもかしこも満開状態です。
 濃密な香りが漂って周辺むせ返るよう。
 ヤマユリは夕方から夜にかけて香りが強くなります。
 夜行性の虫を呼び寄せるためらしい。

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 もちろんスカシユリ(ハマユリ)も取り揃えてはいますが、今の売りはやはりヤマユリですね。

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 日没直前に訪れたため、画像が赤っぽくなってしまいました。

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 これだけ海に近くて、これだけ大量にヤマユリが咲いている場所なんて他にあるんだべか?

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 最近ずっと異常とも思える暑さが続いていますが、今年ユリの開花は2週間ほど遅れました。
 例年ならとっくに花弁が落ちてしまっています。
 なのに8月になってからの最盛期とは。 ちょっと記憶にない珍事。

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 ただやたらUPするだけの貼り付け職人と化しております。

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 今の時期、碁石海岸にはヤマユリ以外にも隠れた名産品があります。
 それがこのナンバンギセル。
 海岸のそこら中にあるのですが、背が低いために雑草の陰になり、ほとんど目立ちません。
 訪れる観光客は知らずに通るようです。 パンフレットなどにも記載はないし。
 そうそうどこでも生えている植物ではないので、来たら要チェックです。

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 イネ科の草の根に寄生するので、ススキなどの根元を探せばあちこちに生えています。

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 探す際は、ツタウルシに注意。
 碁石海岸には多し。
 草をかき分ける際、不注意で触ることもあるので、長靴、長そで、できればゴム手があればよろしいかと。
 終わった後は、露出している皮膚を水で十分に洗うこと。

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 この辺りはレストハウス近辺。

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 今から碁石海岸に来られても、決して後悔しないはず。
 開花のピークなのでお急ぎください。 おすすめします。


  岩手県大船渡市 三陸復興国立公園 碁石海岸





  1. 2019/08/03(土) 09:40:03|
  2. 道草・寄り道・油売り

森ノ下 辺々(あだりほどり)

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 道草・寄り道・油売り


 遠野シリーズ 続けます
 
 滝見がてら、遠野市中心部から東南部の方角、上郷の森ノ下周辺をウロウロしてきました。
 タイトルにある「辺々」は 当地では「あだりほどり」といいます。 「界隈」 といった意味になるかと。

 国道283号線、釜石街道沿いにある、伊勢両宮神社。

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 数年前までアジサイの美しい場所でした。
 遠方からわざわざ見に来る人もいました。
 ところが、

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 誰も管理しなくなったのか、かつての面影はすっかり消えています。
 あれだけきれいだったアジサイの群落も勢力の強い雑草に押され汲々としています。

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 なんとかいいところだけ拾い出そうと。

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 ガサゴソ動き回ったら、

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 眠っているアマガエルを起こしてしまった。 すまぬ。

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 神社から道路を挟んだ場所には、最近あちこちで見かけるクリーム色で大型のアジサイが。

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 後方は遠野のシンボル六角牛山です。

 
 伊勢両宮神社から見える位置に、かの風呂家があります。
 源義経が平泉から逃れ、北行を続けていた際、風呂に入ったという伝説の家です。

 「へえ~、当時も銭湯があったのか。」 と 同郷の釣り師隊員。
 こういう奴にはいちいち説明するより、現地へ引っ張って行ったほうが早い。

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 もちろん現在では建物も改築され、ぱっと見は、一般的な農家と何も変わりません。

 しかし、義経の北行が単なる伝説では終わらず、現実として風呂を借りたという家が存在し、風呂家と名付けられ、この辺一帯も風呂という名で通っている、ということはどう捉えたらいいのか?
 義経がチンギスハーンになったという話は荒唐無稽だけれど、伝説が伝説ではなく、実際にこうして残っているというのは、あるいはそれが史実そのものだからではないのか?
 目の前に現実としてある家を見ていると、本当に不思議な気分になります。
 ちなみに、義経が遠野の名物、ジンギスカンに舌鼓を打った、とは聞いたことがない。

 風呂家のすぐ近くには、慶雲寺という寺院が。

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 ぺったんこの平地にあり、周囲に森や林がないので、あっけらかんとした印象の寺。

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 しかし、参道に立つ杉並木は一見の価値あり。
 巨木ぞろいです。

 それら以上にデカいのが境内の杉巨木。

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 枯れたのか枝の一部が伐採されていますが、それも大して問題にならないくらい大きいです。
 樹齢300~500年ほどではないか思われるので、源義経が訪れたころはまだ影も形もなかったんですね。


   岩手県遠野市上郷  森ノ下    伊勢両宮神社    風呂家   慶雲寺





  1. 2019/07/15(月) 09:51:40|
  2. 道草・寄り道・油売り

今時の花 2題

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 道草・寄り道・油売り


 岩手県花巻市の田瀬湖周辺を行きつ戻りつしてきました。
 毎度毎度の雨の予報で、隊としての編成はできないし、バイクで走り回るわけにもいきません。
 まあどこかに滝のありそうな沢はないかと偵察がてらの軽トラドライブでした。
 それでも何となく滝の気配がする沢を1本見つけたのでラッキー。 入ってみなけりゃ分かりませんけど。
 機会があればみんなで攻めるかもしれません。

 で、今回も滝本体を見つけられない代わりに、花です。
 花を撮りに行ってるつもりでなくとも、ウロウロしていればどこかに、おっ!と目を見開くようなものがあるもんです。

 まずは、国道107号線から北上方面に向かい、猿ヶ石川を跨ぐ大きな赤い橋を渡る直前、田瀬湖沿いの狭い道路に入り、田瀬湖マリーナに向かう途中。
 池に浮かぶ睡蓮発見。

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 知らずに撮影していたら、そこは人ん家の庭でした。
 まさかこんなところに民家があるとは。
 如何にも胡散臭い男が池のほとりに佇んでいるので、不審に思ったか家の人が現れました。
 あわててご挨拶。

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 話しているうちに 今まで誤解していたことに気付かされました。
 実は、白花の睡蓮を皆ヒツジグサだとばかり思っていたのです。
 しかし本当のヒツジグサは、花の直径が2~3センチしかなくて、日本に古来からあったものなんだそうです。
 この池の花は、どうみても10~12センチあり、東南アジア系の外来種だとか。

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 さらに何故ヒツジグサと呼ぶかも判明。
 動物の羊とは何の関係もなかったんですね。
 ひつじの刻(午後2時)の頃に花弁が開き出すのでそう呼ばれるようになったんだそうです。
 実際は日中ずっと開いているそうな。 名前を付けた御仁はじっくり観察してなかったようだ。
 可憐な花なのに、羊とはどうにもそぐわず なぜそんな名なのか不思議だったのです。

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 モネの名画 『睡蓮』 が 『羊草』 っていうんじゃ、何か味わいが無くなる気がする。

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 以前は池全体に睡蓮が咲き乱れ、それはそれはきれいで、まさにモネの絵画のようで、プロの写真家も訪れたくらい。
 ところが大震災以降、地盤が盛り上がったのか、泥が堆積してきて水位が低くなり、現在では池の周辺部にしか花が咲かなくなってきた。
 このままでは、消滅するかもしれない、と家主はちょっと心配しておりました。
 ちょっと、というのは、他にも2箇所池があるからだそう。

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 では、次。

 岩手県花巻市東和町倉沢11区 という地名。
 釜石自動車道、赤部トンネル、北側出入口のほぼ西。 (釜石自動車道からは見えません)

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 思わずブレーキ踏みつけて止まってしまいました。 後続の車は見えないのでご安心。

 ぬわ~んと、田んぼ5面、正確には道路はさんだところにもさらに1面を潰して、ノハナショウブの花が広がっているではありませんか。
 
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 ノハナショウブって書いたんですけど、これ、ノハナショウブでいいんですよね?
 違ってたらお詫びします。
 (一旦カキツバタで書いたら、どうやらノハナショウブみたいなんで訂正させていただきます。)
 一応帰って来てからWEB図鑑見たんですが。
 アヤメ、ハナショウブ、カキツバタ、まったくどれがどれやら分かりません。 アホでんがな。
 花弁の根元中央に黄色い筋が入っていればノハナショウブだってことらしいです。 ホンマか?
 もしこれがノハナショウブじゃなかったら、頭の中で正解の植物の名に変換してお読みくださるようお願いいたします。

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 勝手に想像するに、田んぼの主が高齢化してしまい、耕作放棄せざる得ない状況となったものの、田んぼをそのまま荒らしておくのは忍びない。 せめて毎年花が咲くように何か植えよう、と考えたかもしれないですね。

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 しっかしまあ、こんだけの面積にこれだけのノハナショウブを植え付けるのも大変な労苦と思われ。

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 面積的には、毛越寺のアヤメ園よりはるかに上いってると思います。
 これでいろんな色があったら 金取れまっせ。







  1. 2019/06/29(土) 22:19:16|
  2. 道草・寄り道・油売り

ハギレ画像

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 道草・寄り道・油売り


 枚数が足りなかったり、目的の画像とは主題が違う画像を撮ったばかりに、使い道が無くてお蔵入りしてしまった半端な画像をまとめてUPします。
 生地のハギレみたいなもん。
 画像の継ぎはぎ、パッチワークしてみました。


 まずは、夏虫山の風景。 岩手県大船渡市三陸町にあります。 
 ツツジの咲く頃に行って来ました。
 時期的に早すぎて、ほとんどが蕾状態。 予測が外れてがっくり。
 ようやく見つけたのがこれ。
 枚数が足らなくてそのままになっていました。

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 夏虫山から大窪山にかけての一帯は、あまり知られていませんが、ツツジの隠れた名所。

 下の画像は、ちょっと変。 夏虫山山頂付近です。

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 あまりに小さくて黒い点にしか見えませんが、 何か丸っぽい物体が 山の上やや右側に飛んでいるのです。
 そしてその奥、中央から1時方向に、霞んでますが細長くてかなり大きな物体が浮かんでいました。(見えないかもしれません。)

 これって、何?      もしかして、あの、あの葉巻型の母船とか UFOというやつでは?


 な~~んて、ヨタ話作れませんかね。
 正体は、カメラのレンズに付着したただのゴミだと思うんですが・・・。

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 そして、次は、

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 三角島 と言いたいところですが、正式名称は何の変哲もない 松島 です。 愛想ない名前。
 宮城県気仙沼市、唐桑半島の高石浜です。
 地元の漁業者だけが利用し、一般人はほとんど立ち入らない場所のようです。

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 最初見た時は、 あまりにも三角で、その威容にびっくりしました。
 右側の防波堤と比較すれば、その大きさが分かるはず。

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 島の手前側は垂直な壁です。 クライマーでもなければ登攀は無理っぽい。
 現在は堤防がくっつき、周辺にも人工物が多くて、かなり興ざめな景観になっています。


 三角といえば、

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 岩手県住田町上有住(かみありす)のピラミッド。
 正体は、釜石製鉄所が鉄鉱石を得るために削った鉱山跡です。
 サイズ的には エジプトのピラミッドよりはるかにでかい。
 これ見たら、エジプトに行かなくてもいいくらい。 そうはいかないか。
 滝観洞から更に奥にあります。
 相当昔に鉱山は閉鎖されました。
 現在はゲートで閉鎖され、一般人はそれ以上中に入ることができません。
 中には滝のありそうな沢が2本流れているんだけど、指をくわえている他ないとは。

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 今度は、鏡岩。 こちらも上有住にあります。

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 コンデジで十数枚撮ったはずなんだけど、画像編集中に意図しないまま そのほとんどをうっかり削除してしまったようです。
 我ながら何やってんだか・・・。

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 ここに流れる滝の全てが人工です。
 中央の一本滝も そうは見えないけれども やっぱり人工です。
 でもあまり人工くさくなくて見た目が良く、東屋・トイレもあって、いい休憩場所になっています。





  1. 2019/06/24(月) 19:04:00|
  2. 道草・寄り道・油売り

テンゴクの花園 1週後

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 道草・寄り道・油売り


 前回の訪問から1週間後、なでしこの開花状況を確かめに再訪しました。
 岩手県住田町上有住の天獄地区にある花畑。

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 結果。  満開でした。 鮮やか。 すんばらしい。

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 前回来た時に満開だった部分は、徐々に枯れ始めていました。
 ということは、全体的には来週まで持たないかもしれません。
 
 勝った負けたは時の運。 悔いのないゲームを、なでしこジャパン。


 こちらは住田町の花、アツモリソウ(敦盛草)です。

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 昔はどこの山にもあって、全然珍しくなかったそうですが、自然環境の変化や、乱獲・盗掘のため、野生状態ではほとんど見ることができなくなったそうです。
 町の花にしている住田町でさえそんな状態。
 滝見隊では滝探しであちこちの山に入っていますが、これまでただの1度も野生のアツモリソウを見たことがありません。
 谷底ばかりをガサゴソ歩いているせいで、分布域の草原に行くことが少ないからか。
 個人的には、山で風に揺れるアツモリソウの可憐な姿を是非拝んでみたいという願望があります。
 が、ほとんど絶滅状態では、願望は願望のまま叶えられずに終わってしまう気がしています。

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 WEBの通販では、この1株だけで平均2万円ほど。
 あきれるくらいの高額。
 株数が多かったり、珍しい種類なら、数万円から10万円を超えるものもザラです。

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 仮にそんな高価な物を取得しても、非常にナイーブな性質で、育てるのは容易ではなく、枯らしてしまったり、翌年まったく芽がでないことも珍しくないそうな。
 美しいもの・儚いものを自分だけで囲っておきたくなるその心情も分からなくはないけれど、もし野生のものを発見したら、どうかそのまま放っておいてくれないだろうか。
 いくら願ったところで、盗掘者の耳に届かないのが虚しい。


  岩手県住田町上有住 天獄 ナデシコ畑  アツモリソウ




  1. 2019/06/09(日) 21:35:16|
  2. 道草・寄り道・油売り

テンゴクの花園

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 道草・寄り道・油売り


 季節ものは何を差し置いても素早くUPせねば旬を逃します。
 倉庫には隊で出かけた滝画像のストックもありますが、何はともあれ本日(6月2日)の分を先に出します。
 昨年もご紹介した天獄のナデシコ畑です。

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 ナデシコ畑のある地名は、天獄 です。 
 そして本来の読みは テンゴク ではなく 「あまたけ」 です。 読めねえって。 
 岩手県住田町上有住(かみありす)の天獄地区です。
 上有住の中心地?から外れ、中心地からの旧道を少し上のほう(滝観洞方向)に進んだ場所。
 道路から見えます。

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 個人の農家が畑を潰して花畑を作っていらっしゃいます。
 これだけの広さを手入れ・管理するのは相当な労力のはず。
 なのに入園無料。 個人的には 300円なら考えるけど、100円くらいなら喜んで払います。
 我が家人は 「無人販売所みたいに料金箱を置いてたらいいのにねえ。」 などとのたまわっていました。
 もし実際にあったらケチな人なんで なんだかんだあげつらって10円くらいしか入れないと思いますが。

 ここまでの画像では満開時期を迎えているように見えます。
 が、全体的には、

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 蕾多し。

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 まだこれから、といった光景。
 おそらく今週末(6月8日)頃から見頃になるのでは。

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 これだけの花が咲いていても、特に花の匂いはしません。
 ナデシコとはそういうもんなんですね。

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 菜の花やあやめ、ひまわり畑などは方々にありますが、ナデシコをこれだけ広く栽培している所はそうそうないのでは。
 岩手県でどこか他にあるんだろうか?

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 お寄りの際は、道路上に車は止められないので、すぐそばの天獄集会場の駐車場ならよろしいかと。
 斜め向かいの花畑まで徒歩30秒です。
 最盛期には一面ピンクのカーペット状態になって それは見事。


 岩手県住田町上有住(かみありす)天獄地区 ナデシコ畑



  1. 2019/06/02(日) 20:18:56|
  2. 道草・寄り道・油売り

滝見隊再始動! のはずが椿見物に。

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 道草・寄り道・油売り

 日常の忙しさにかまけてブログUPしないでいたら、あっという間に1週間が過ぎてしまいました。
 記事は1週間前の出来事なので、そのおつもりでご覧ください。

 天候不順により2週続けて滝見隊の始動ができないまま終わってしまいました。
 遠くへは行けないものの近場なら何とか、と大船渡市は碁石海岸にある椿園に行ってみることに。
 春先になると毎年のように訪れる場所です。
 時折みぞれ交じりの雨が降って来て、間もなく4月だというのに手がかじかむほどの寒さ。
 自販機で買ったホットコーヒーが何より嬉しい。

 このような天候の下なので、椿の花見客は自分一人だけ。
 大っぴらに告知されていないせいか、 元々観光客にはめったに会わないひっそりした場所です。
 同じ碁石海岸にある「世界の椿館」なら入場料500円を払わなければならないところ、こちらは無料で見られます。
 ただし、ちゃんとした駐車場がなく、トイレの設備もありません。

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 「椿館」のように完全管理されているわけではないため、園内いっせいに開花することはなく、早咲きから遅咲きまでてんでんばらばら。
 そのため春シーズン長く楽しめるんですが、常緑樹で一年中葉があるので、全体的な華やかさに欠けるところがあります。

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 ここにある椿をごく大雑把に分類すれば、色は赤系がダントツに多く、次にピンク系。 白系は少ない。
 あとは花弁に白斑の入っているもの。
 八重咲で大型の花はやはり豪華に見えますね。

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 日本全国から集められた椿で、それぞれに名前の付いた立札があります。
 いちいち名前を覚える気がなく、また覚えられもしないので、目に留まった椿の花をただ撮るだけ。
 ここの土地が合わないのか、まったく蕾を持たない樹木もあります。
 ここで管理者を見たことはなく、ほぼ放置状態ですが、樹木が大き過ぎるせいか、盗掘された様子はありません。
 枝を折られた形跡もないようです。 モラルは守られているような気がします。

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 この園の良いところは、背景に海が見えるところ。 風向きによっては潮の香りがします。
 ちょっと降りるだけで海岸に出ます。

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 ここは三陸復興国立公園の一部。

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 ボタンのようなバラのような多弁花。
 残念なのは椿で芳香を持つものはごくわずかなこと。
 これで匂ったらいうことないんだけど。

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 すでに梅の花はどこでも咲いています。
 早くも大船渡市では県内トップを切って桜の開花宣言が出ました。
 平年と比較して、早いんだか遅いんだか。
 まあ あまりに突出して出されても、そのほかの桜と差があり過ぎてピンと来ないところがあります。

 近くに咲いていたマンサク。

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 何故わざわざネットで囲っているんだろ?

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   岩手県大船渡市  碁石海岸 椿園



  1. 2019/04/06(土) 23:07:22|
  2. 道草・寄り道・油売り
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Author:小隊長

遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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