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南三陸滝見隊

********** 岩手県沿岸南部から宮城県沿岸北部を中心に、滝を探し回るへっぽこ探検隊の自然派ブログ。 **********

ズルズル始動、すごすご敗退 アマノミ滝

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 大船渡市の滝


 陸前高田市に用事があったとかで、ニーハオ隊員が我が家に顔を出しました。
 あれこれ話しているうちに、 「そういえば・・・」 とある滝についての話題に。

 岩手県大船渡市赤崎町というところに、後の入川というさして大きくない川が流れています。
 上流ではそこそこの水量があるのに、河口付近では流れが消滅してしまうちょっと変な川。
 そのせいで、秋になって昇ってきた鮭が上流には遡れないという可哀そうなことが毎年繰り返されている川です。

 そのかなり上流にアマノミ滝という目立たない滝があって、我々滝見隊では2~3度そこに行ったことがありました。
 「それがどうやら違うらしいんだ。」
 「ちょ、ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん(古) 違うって、何が?」
 「滝だよ、滝。 アマノミ滝。 最近、アマノミ滝といわれる画像を見つけたんで、我々が探した滝と見比べてみたら、なんかちょっと違うんだな、これが。」
 彼の話によると、どうやら本来のアマノミ滝は ほとんど水量がなくて岩盤の目立つ斜瀑のような姿をしているとのこと。
 その画像なるものをスマホで見せられました。
 水量さえあれば、相当見ごたえのありそうな滝に見えました。
 確かに我々がそうだと思っていた滝とは形状が違うような気がしました。

 そしてもうひとつ明らかになったのが、「アマノミ」 という言葉。
 一見、当地に多いアイヌ語のような意味不明さのある言葉。
 なんだか、アマゾンのヤノマミ族だとか サンゴ礁に隠れ住むクマノミだとかを連想する言葉で、あるいは亜麻の実のことかと思ったりしたんですけど。
 これ、「天ノ御滝」 ということだったのです。 こんな言葉があったなんて 今まで知らなんだ知らなんだ。
 「実は他に滝までの略図も手に入れたんだけども、実際の地図と照らし合わせると大雑把過ぎて 何が何だか合わないから、全然参考にならない。」
 「そうすると俺らがアマノミ滝だと思っていた滝とは別の滝(本来のアマノミ滝)がどっかに存在するわけか・・・」
 「んだな。」

 といったやり取りがあり、そうなると本日まだまだ時間はあるし、天候もさほど悪くはないし、距離的にも遠くないし、ちょっくら行って探してみっぺか、ということになりました。
 試しに滝バカに連絡すると、たまたま大船渡にいることが分かり、残りの釣り師にも連絡がついて、どちらも参戦OK。
 いきなりそんなことになったので、準備らしい準備もなく、ズルズルと今年はじめて全隊員(4名しかおりませんが)揃っての滝見隊始動!になったわけでございます。
 この辺やっぱ南三陸滝見隊らしいいい加減っぷり。

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 途中で見つけたスイセン畑。 これだけ量が多いと花の香りが辺りに漂います。
 管理しているようには見えず。
 本来の耕作地が放棄されたのをいいことに,侵食して勢力拡大を図っているようです。

 おっと、我々は花見隊じゃなく、滝見隊です。

 早速結果から述べますと、余りにもテキトーに登って行ったせいか、真正アマノミ滝を見つけることができませんでした。
 当初、行けば見つかると安易に考えていましたが、やっぱし現実は甘くない。
 釣り師などは、バイクのライダーブーツのまま山登りしてるんだからお話になりません。
 後の入川は小さな川だけれど、上流に支流・枝沢がいくつもあって、ひとつひとつ潰していくのは骨の折れる作業。
 あるいは、全く水量がなくて ただの岩盤と見誤って越えて来てしまった恐れも無いとはいえず。
 しかし小隊長の感覚では、相当沢を登らなければ発見できないのではないかという気がします。
 「天ノ御滝」 のイメージからも、勾配のきつい上流部に見上げるような感じであるのではないかと。

 というわけで、哀れ滝見隊初動からすごすご撤退するハメになってしまったのでございます。
 そのまま無収穫で帰るのもムナクソ悪いので、かつて知ったる源内畑の滝を見に行くことに。
 前回訪れた時より明らかに林道は荒れていました。
 あと数年で崩壊しそうなほど道路の状態が悪い。
 バイクでも崩れた石にタイヤを取られて転倒しそうになるので 歩かざる得ないハメに。

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 岩盤しっかりしているし、滝つぼもちゃんとあってコンパクトに整った滝。
 画像で見た感じよりずっと映える滝です。
 写す人間に問題ありそう。

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 滝バカの画像を眺めると、高級機を使ってスローシャッターなんぞ駆使しているだけあってさすがに綺麗に撮れてます。
 だからって 「画像をくれ」 と頼んでも絶対にくれるような奴じゃないし。 品性下劣。

 ともかく、未発見の滝をこのままにしておくつもりはさらさらなく、年内前半には必ずちゃんとした装備を持ってリベンジする決意はしております。


    岩手県大船渡市   後の入川 支流   源内畑の滝



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  1. 2019/04/20(土) 20:15:18|
  2. 大船渡市の滝

カタクリ もひとつ追加

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 野の花々


 岩手県の沿岸南部、気仙地方にもとうとう春がやってまいりました。

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 ソメイヨシノが開花です。

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 早いところでは5分咲きほどになっているものもありますが、全体的にはやっとこれからといった印象。
 好天が続けば、次々に開花し始めると思います。
 見ごろは今週末のような気が。 雨降らなきゃいいけど・・・。


 前回3カ所ほどカタクリの群生地をご紹介しました。
 今回もう1カ所追加します。 赤星印のポイント。

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 岩手県大船渡市の下船渡という地区。
 旧国道45号線にひっついた公園ですが、丘になっているので見つけにくいかもしれません。
 国道の山側、下船渡公園という とても雰囲気の良い場所です。

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 地元紙に記事が載ったりします。
 これまで場所が分からず行くこともなかったのですが、前回のカタクリついでに、こちらも探してみようと本日出かけました。
 地元で犬を散歩させていた女性に尋ねたら、あっという間に場所が判明。
 この公園だったのです。
 北側の斜面一帯がカタクリの群生地。

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 大船渡湾の中央に浮かぶ珊瑚島が望めます。

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 見ようと思わなければ、ただの草地の斜面にしか見えないのですが、よく見るとあちらにもこちらにも大量に生えてます。

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 特別カタクリだけを増やそうと管理しているようには見えません。
 雑草もけっこう生えてます。

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 近くにある桜の木は3分咲きくらい。

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 公園には東屋とか展望台とか、トイレも完備。
 周辺には車を止められるし 落ち着いたとてもいい公園です。

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 椿が並木になった小道なんかもあります。

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 三陸自動車道 大船渡碁石海岸インターから近い場所で アクセスは容易。
 インターを降りたら、市街地に向かって北へ進みます。 右手には大船渡湾。
 3分ほどで到着。 国道沿いなのに ちょっと分かりにくい位置。
 近くを通ったら 休憩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
 カタクリは今が見ごろ。
 桜は咲き始めだし、椿は最盛期に入っています。


 岩手県大船渡市大船渡町下船渡  下船渡公園 カタクリの群落




  1. 2019/04/14(日) 21:00:02|
  2. 野の花々

カタクリ求めて3連チャン。

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 野の花々


 今こそ時期じゃないの、と早春だけ姿を見せるカタクリの花を求めて 岩手県南部3カ所を通しで走り回ってきました。
 一挙にUPします。
 撮影日は、2019年4月13日(土) です。

 まずは、ほぼ地元の碁石海岸から。
 
 現場に来てみたら昨年より明らかに場が荒れています。
 場所を知られて、観光客が一帯に踏み込んだのでは。
 地図を載せようと思っていましたが、こんな弱小零細ブログでもアリの一穴、ちょっとした記事からさらに被害が広がるおそれもあります。
 なので、碁石海岸の公園内というだけに留めておくことにしましょう。

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 碁石といえば椿を連想することが多いかも知れませんが、探せばひっそりカタクリの花も咲いているんです。

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 時期的にはちょうどいい頃かと。

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 ここの最大の特徴は、海が真近にあること。
 樹間から海が見えます。
 こんなシチュエーション、他になかなか無いのでは。
 花と海を一緒に取り込もうとカメラのアングルをああでもないこうでもないと動かすのですが、カタクリは背が低くてなかなか思い通りにはなりません。
 カタクリで肩凝る。なんて。

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 群生しているわけではなく、まばらに斜面に広がっている感じです。
 群生しようにも、現場は割と急な斜面で、落ち葉が厚く 笹薮が多いし、上を見れば木に囲まれている場所。
 決して条件として恵まれた場所ではなさそう。

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 来年どうなってるか少しばかり不安を残したまま後にしました。



 次は、一関市の室根なんだか藤沢なんだか はたまた千厩なんだかよく分からない場所。
 赤星の辺りです。

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 詳細図では、

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 黄金山の中腹。 「おうごんざん」 と読むらしい。 間違ってたらスンマヘン。
 なんせ、あまり来ることのない場所なんで、土地勘がなく地名もよく分かりません。
 走っている最中ですら、ここが宮城県なのか岩手県なのか???状態でありました。
 その道路の峠付近にキャンプ場があり、ヒュッテというのかレストハウスというのか、とにかく木造の大きな建物が建っており、そこから100mも離れていない場所です。
 道路際なので、迷うことはありません。

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 藪のない斜面。

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 残念。 あからさまに時期が早かった。

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 来るときも道路に雪が残っていたから、やっぱ高度的にも、ここは春が遅れているようです。

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 よく見ると、あちこちにカタクリの葉が出ています。
 花弁こそ開いてないけれど、蕾はたくさんあります。
 相当の密度であるので、咲いたら見ごたえある景観となるはず。
 天候に恵まれれば花が咲くまで、あと1週間程度、満開には10日程ではなかんべか。

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 ちょっとがっかりしながら周辺を歩いてみたら、白い可憐な花が咲いています。

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 アズマイチゲか、キクザキイチゲではないかと。 どちらだろ?どっちでもいいけど。

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 さらに、超ラッキー。
 何と、ミズバショウが咲いているではないですか。

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 カタクリの花の群落を見ることはかないませんでしたが、思いがけずミズバショウを見られたのには大満足。


 さて次。
 
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 一関の国道4号線沿いに蘭梅山という低い山があります。 標高100mあるかどうか。
 一関市の中心地といってもいいような場所。
 周辺かなりやかましいにもかかわらずクマが出没するという話。

 やや狭い舗装路を登って行って、頂上近く。
 白くて丸くて大きな浄水タンクが目標物。
 管理所の建物が見えたら、その周辺にカタクリの群落があります。

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 今がジャストタイミングでした。 見事。

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 薄紫の絨毯とまではいえませんが、それでも十分に広い面積で咲き誇っています。
 
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 ここを見るなら今すぐでしょ。
 見ごろとしては いい按配だと思います。

     岩手県南部のカタクリ

  1. 2019/04/13(土) 21:31:11|
  2. 野の花々

滝見隊再始動! のはずが椿見物に。

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 道草・寄り道・油売り

 日常の忙しさにかまけてブログUPしないでいたら、あっという間に1週間が過ぎてしまいました。
 記事は1週間前の出来事なので、そのおつもりでご覧ください。

 天候不順により2週続けて滝見隊の始動ができないまま終わってしまいました。
 遠くへは行けないものの近場なら何とか、と大船渡市は碁石海岸にある椿園に行ってみることに。
 春先になると毎年のように訪れる場所です。
 時折みぞれ交じりの雨が降って来て、間もなく4月だというのに手がかじかむほどの寒さ。
 自販機で買ったホットコーヒーが何より嬉しい。

 このような天候の下なので、椿の花見客は自分一人だけ。
 大っぴらに告知されていないせいか、 元々観光客にはめったに会わないひっそりした場所です。
 同じ碁石海岸にある「世界の椿館」なら入場料500円を払わなければならないところ、こちらは無料で見られます。
 ただし、ちゃんとした駐車場がなく、トイレの設備もありません。

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 「椿館」のように完全管理されているわけではないため、園内いっせいに開花することはなく、早咲きから遅咲きまでてんでんばらばら。
 そのため春シーズン長く楽しめるんですが、常緑樹で一年中葉があるので、全体的な華やかさに欠けるところがあります。

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 ここにある椿をごく大雑把に分類すれば、色は赤系がダントツに多く、次にピンク系。 白系は少ない。
 あとは花弁に白斑の入っているもの。
 八重咲で大型の花はやはり豪華に見えますね。

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 日本全国から集められた椿で、それぞれに名前の付いた立札があります。
 いちいち名前を覚える気がなく、また覚えられもしないので、目に留まった椿の花をただ撮るだけ。
 ここの土地が合わないのか、まったく蕾を持たない樹木もあります。
 ここで管理者を見たことはなく、ほぼ放置状態ですが、樹木が大き過ぎるせいか、盗掘された様子はありません。
 枝を折られた形跡もないようです。 モラルは守られているような気がします。

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 この園の良いところは、背景に海が見えるところ。 風向きによっては潮の香りがします。
 ちょっと降りるだけで海岸に出ます。

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 ここは三陸復興国立公園の一部。

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 ボタンのようなバラのような多弁花。
 残念なのは椿で芳香を持つものはごくわずかなこと。
 これで匂ったらいうことないんだけど。

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 すでに梅の花はどこでも咲いています。
 早くも大船渡市では県内トップを切って桜の開花宣言が出ました。
 平年と比較して、早いんだか遅いんだか。
 まあ あまりに突出して出されても、そのほかの桜と差があり過ぎてピンと来ないところがあります。

 近くに咲いていたマンサク。

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 何故わざわざネットで囲っているんだろ?

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   岩手県大船渡市  碁石海岸 椿園



  1. 2019/04/06(土) 23:07:22|
  2. 道草・寄り道・油売り

滝見隊始動! のはずが・・・。

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 釜石市の滝


 今年は春の訪れが早く、気温が思った以上に高くなって積雪もほとんどありません。
 なので 4月を待たず 「南三陸滝見隊始動!」 の号令を各隊員に発しました。
 冬眠している間に地図をにらみながら探検したい沢をあれこれ考えてあります。
 「いつもより1週間早いんでない?」 と隊員。
 「大丈夫、大丈夫。 もう雪の心配ないから。」
 
 ところがそう言った舌の根も乾かぬうちに、土曜日から気温が急降下。
 もう降ることなかんべと考えていた雪までがモソモソ降って来るではありませんか。
 それは日曜日になっても変わりません。
 チラチラと雪が混じった 震えるような寒風が吹き続けました。
 とてもバイクで走り回れるような状況ではありません。
 まさに三寒四温の典型。
 
 「中止だ、中止。」
 「だべなあ。 な~んか、今年も幸先良くないねえ。」 と気仙沼の滝バカ隊員。
 「悪かったな。 だったら今年こそ隊長職代ってくんねえか?」
 「いやいやいや、隊長のせいだなんて一言も言ってねえってばよ。」

 予定がなくなって、そのまま家人と家でにらめっこするのも勘弁してほしいので、とっとと出かけることにしました。
 行先は釜石。 どこでもよかったので単なる思い付きです。
 つい最近三陸自動車道と釜石自動車道が接続になったばかり。
 三陸道は現在気仙沼市街地でモタついていますが、ここが開通すれば盛岡へ行くより仙台のほうが時間的に近くなります。
 来月になれば大島も陸路で結ばれるし、どんどん交通状況が良くなって来ていることは確か。
 陸前高田へのJR乗り入れが無くなったことだけはつくづく残念ですが。

 何とびっくり、一度三陸道へ乗ってしまえば、陸前高田市から釜石市へはダイレクトに行くことができるようになりました。
 一般道へ降りることがありません。 しかもどこまで行っても無料だし。 えらい早くなったもんだ。

 釜石でちょこっと買い物をし、釜石ラーメンを食べ、帰りは一般道で帰還することに。
 途中寄りたい滝があったからです。

 下荒川の滝。
 荒川といっても、川ではありません。 地名です。 釜石市唐丹町にあります。
 同所には熊野川という五葉山を源にするきれいな川が流れています。
 ただし、この滝は熊野川にはなくて、直接海に流れ込む小さな沢にあります。

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 いつの間にか環境が大きく変わっていました。
 周辺の樹木が広く伐採されています。
 辺りがスカスカになって、趣が大きく損なわれてしまいました。
 経済活動とはいえ、何でこうなってしまうのか・・・・。 
 良いほうに変化することは滅多に無いのに、がっくりすることばかり多いのが滝環境。

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 滝そのものには変化がありません。
 しかし森が消え、土がむき出しになった分 水質は確実に劣化していると推定されます。

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 上から見た画。 滝壺は申し訳程度の大きさ。

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 このような滝でも、三脚を立て1秒くらいのスローシャッターで撮影すればもう少しかっこよく写せると思います。
 しかし、年々ズボラになって来て、重いデジイチやらスタンドを運ぶのがおっくうになって、ここ3年くらいは山へ持って行ってない気がする。
 本人は、当ブログは記録メーンだから芸術性にはこだわらないと内心言い訳。
 家人と同様、滝への愛情が年々薄らいでいる、ってことじゃないんですけど。
 あ、家人も大丈夫です。 心配ありません、って、何がだ?


   岩手県釜石市唐丹町    不明沢(無名沢?) → 唐丹湾     下荒川の滝




 
  1. 2019/03/24(日) 21:04:52|
  2. 釜石市の滝

叶倉沢の魚止ノ滝

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 住田町の滝

 最初っから本線を外れます。
 ごくたまに、1年に2~3回の割合くらいか、「ブログに揚げてある滝はどこにあんねん?」 といったメールが届くことがあります。
 これまで何度か記したのですが、我々とすれば、これが非常に答えにくい質問で、頭を抱えることになるのです。
 教えたいのは山々。
 しかし隊員の誰一人としてGPSなぞ持っていないし、山中の薄暗い谷底をもぞもぞ這い回る性質上、電波の圏外ばっかりで スマホでは位置を知ろうにもほとんど役に立たない場所が大多数。
 だから、正確な位置は分からない、といえばいいのか。 
 だいたい現在位置を敢えて知る気もない。
 余程大きなランドマークがあれば別ですけど、これといった特徴のない場所でピンポイントで在処を説明するなんて到底不可能。
 この沢のこの辺りにこんな滝があるとかいちいちデータベース化してるわけでもないし、地図上に滝の位置をマーキングすることもありません。
 そういうこちゃこちゃしたことは大っ嫌いな連中ばかりです。
 万事大雑把なのですが、それでも滝見隊内では十分用は足せます。
 早い話、行けば分かるし、時間的・技術的・労力的に行けないような滝へは最初っから行かないからです。

 だから最初に戻って、滝の在処を聞かれた場合は、最初に発見した滝なら 大抵の場合 沢の名をブログに書き込んでいるので、その沢を覗き込みながら下から登って行ってみてください、必ず在ります、としか言いようがありません。
 滝を発見した感激から、気分が舞い上がりいささか大袈裟だったり針小棒大気味に書き込んだりしていることもあろうかと思いますが、無い滝をさも有る様には絶対に書きません。また 他人様の撮った滝画像を勝手に拝借して使用することも絶対にありません。 (我々の撮った画像を使用するのは自由、全然OKですよ。) 
 アホバカ連中の我々でも滝屋としてのそれくらいのプライドはあります。
 沢の名があるなら、そこに滝見隊のUPした滝は絶対に存在します。
 正確な位置を記そうとすれば、かえってこんな参考にもならないような言い方をしなければならないとは・・・。



 さて、ここからが本題。
 岩手県住田町にある、合地沢支流叶倉沢を歩いて来ました。
 林道は、凸凹激しく、ぬかるみもひどいため、中流部からは普通車では通行不可能。
 ジムニータイプの4WDならどうにかなるかなといったレベル。
 バイクでも何度もコケそうになるので、諦めて歩くことにしました。

 沢の出口付近に2件の人家があります。 うち1軒は無人。
 沢に入るとすぐ、 山神様ノ滝 が流れています。

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 2連の滝か、3連の滝か。 段瀑でないことは確か。
 小さな滝でも雰囲気あります。

 上流へ歩いて行くと、いくつか滝が流れています。 そのうちの2滝。

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 そして最上流部に目指す滝が。

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 魚止ノ滝。
 手前には、いつぞや我が釣り師隊員がイワナを捕まえようとドツボに嵌った滝壺。
 魚を見ると見境が付かなくなるアホでんがな。
 その滝壺、今回、魚の姿は見えませんでした。

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 2段構造で、周囲には苔が張り付き、雪解け水が増えれば更に見ごたえが増すはず。

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 水は清浄。 岩場のぬるつきもありません。
 水道用水として利用しても何の問題もないのでは。

 ここまで来る途中、岩場に穴が開いていて、奥から地下水が勢いよく流れ出している場所があります。
 源水そのもので美味い水です。 こんな水が水道水だったらなあ。


    岩手県住田町    魚止ノ滝  山神様ノ滝     叶倉沢 → 合地沢 → 気仙川 → 広田湾



  1. 2019/03/16(土) 10:25:53|
  2. 住田町の滝

梅は咲いたか、桜はまだだべね。

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 道草・寄り道・油売り


 今年もこの季節がやってまいりました。

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 杉花粉。 いよいよ飛び始めましたね。
 画像見ただけで具合の悪くなる人もいるのでは。 誠に申し訳ございません。
 国民の5人に1人が罹患するといわれる花粉症。
 幸いなことに、我々滝見隊では誰一人花粉症になっている奴がおりません。
 アホは風邪ひかないばかりか、花粉にも鈍感らしい。

 1週間ほど前、大船渡市で桜が開花、なんてTV報道がありました。
 おいおい、いくらなんでもそりゃねーべ、とよく聞いたら、どうやら早咲きの桜らしい。
 気仙地方でソメイヨシノが開花するまではまだ1か月は早いでしょう。

 しかし、気付かぬうちに春は着実に迫って来ているようです。

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 これはネコヤナギか。
 蕾が開き、銀杜松色の花が顔を覗かせています。

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 南三陸の海岸部に特に多いヤブツバキ。
 花を探さなくても 今はあちこちで普通に咲いていますね。

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 白梅。
 野生ではないと思いますが、道路脇に生えていた木。
 剪定もされず伸び放題なため、形が悪い。
 でも花はしっかり咲いてます。

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 春、まず咲くマンサク。
 地味な花です。

 ホームセンターの園芸コーナーが花でいっぱいになるのももうすぐ。




  1. 2019/03/08(金) 19:32:38|
  2. 道草・寄り道・油売り

長岩間の福寿草

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 道草・寄り道・油売り


 3月になってからの福寿草じゃごく当たり前。 で、何とか2月中に間に合わせました。

 宮城県気仙沼市長岩間というところ。
 気仙沼市は海に沿って南北に長い町です。
 長岩間はその西部、山手にあって、ひと山越えれば岩手県一関市室根町になります。

 かなり以前からそこに福寿草の群落があることは知っていましたが、なかなか通る機会がないし、わざわざ行こうとも思わなかったのでこれまで写せなかった場所。
 上廿一地区という集落で、ツツジで有名な徳仙丈山へ向かう道路そばの土手に咲いています。
 時期的にはまだこれからというところ。
 大船渡市の長安寺の福寿草からみると、大分開花が遅い。

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 福寿草は遠くからパッと目立つような花ではないので、車で通っただけでは発見が難しいかも。
 冬場から早春に咲く花としては、マンサクなどと並び貴重な花です。

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 合成樹脂のように光沢のある花弁。
 これは花弁を使って日光を花の中心に集めて温度を上げ、昆虫を寄せる働きをしているのだとか。

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 春先だけの花で、俗にいうスプリングエフェメラルのひとつ。 カタクリが有名ですよね。

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 この群青色した玉のやつ、時々見るなじみの実なんだけど、名前が分からない。

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 見てる分にはなごみ系の花ですけど、実は死に至ることもある強い毒を持っているらしい。
 たまに山菜と間違えて食す人もいるんだとか。

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 家畜が間違えて食べることもあるので、畜産農家では周辺に植えることはないし、見れば引っこ抜いてしまうという話。

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 確かに、何もない春先にこんな花を見つけたら、子供だったらひょっとしてひょっとしそうな気もする。
 他にも、スイセンやチューリップも有毒だし、春先の花は気を付けなければ。


 宮城県気仙沼市長岩間     福寿草



  1. 2019/02/27(水) 19:15:14|
  2. 道草・寄り道・油売り

黒巣滝 冬景

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 大船渡市三陸町の滝


 今度も 「黒」 ですけど、 源義経の黒とは関連なさそうな黒巣滝です。
 岩手県大船渡市三陸町の山の中。
 上甫嶺(かみほれい)という、おそらくはアイヌ語語源と思われる集落の山手にあります。
 大船渡市単独の山、今出山が水源の滝。

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 シカ防護ネットをくぐり、山道をトボトボ登って行くと、神社が見えてきます。
 画像では開けた感じに見えますが、実際は杉の木が空を覆ううす暗い場所。
 滝はこの黒巣神社の裏手に見えます。

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 滝なのに乾燥してカサカサした感じ。

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 こちら2枚は下段の滝。
 上下2段構造です。 合わせて10mほどか。
 水量はごくわずか。
 例年ならいくら厳寒期とはいえ もっと流れているはず。

 メディアでは特に流れてませんが、今シーズンの気仙地方は異常渇水に近いんじゃないかと個人的な印象。
 大丈夫かと不安になるような心細い流れの川をあちこちで見ます。 
 積雪がないし、この春、農業用水、大丈夫だろうか。

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 ここから上段の滝。

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 氷瀑も悪くはないんだけれど、完全凍結にならないと岩肌が露出してサマにならないです。
 それももう春が目の前で 時期的に無理な気がする。


   岩手県大船渡市三陸町甫嶺   甫嶺川枝沢   黒巣滝



  1. 2019/02/24(日) 10:05:26|
  2. 大船渡市三陸町の滝

小黒滝 冬景

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 一関市大東町の滝


 我々が行ける範囲で 小黒の滝 は2つ存在します。
 ひとつは、宮古市川井地区に。
 もうひとつが、ここ一関市大東町に。

 大東町の小黒の滝に到着してみると、滝に至る先人の踏み跡がどこにも無く、急な斜面に積もった40センチほどの雪を踏み固めながらの壷足を強いられました。
 斜面の上にある道路から滝は明瞭に見えるので、あえて危険な真似をして下まで行く必要はないのですが。

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 宮古市川井にある小黒滝は、源義経の愛馬小黒号をそこで洗った故事にちなむもの。
 一方、ここの滝は、黒い蛇紋岩の岩肌を流れ落ちる様子から小黒滝としたらしい。

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 大きく眺めると、長さ50mほどの区間に流れる複合滝といった構成。
 その中に、上下2つの立派な滝があります。

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 こちらが上流側の雌滝。
 雄滝より大きく、景観的にも優れています。

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 横には2つのお堂。
 葉の茂る頃や、紅葉の時期には見栄えがします。

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 何度か書きましたが、いつぞや訪れたところ、この滝壺で若い女性の団体が滝行を行っていたのでびっくらこいたことがあります。
 ちなみに水質的には何故かあまり良くありません。
 決して汚れているとかそういうわけではないんですけど、いつ来てもどことなく透明度が落ちるような感じなのです。
 景観の良い滝だけに、そこが惜しまれるポイント。

ogogv7.jpg

ogogv8.jpg

 こちらは下流側の雄滝。
 下から滝の正面に回ろうとしたところ、積雪と岩場の状況が悪くて滑りそうになり諦めました。

ogogv9.jpg

 雌滝に比べると格下の感。

ogogv10.jpg

 若葉の頃のほうがいい感じかな。


     岩手県一関市大東町   鳥海川   小黒滝



  1. 2019/02/18(月) 18:28:31|
  2. 一関市大東町の滝
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遠くの有名滝より近くの無名滝。 隠れた素晴らしい滝を探すのが楽しみ

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